JP2918479B2 - スプリンクラー用自動警報弁 - Google Patents
スプリンクラー用自動警報弁Info
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- JP2918479B2 JP2918479B2 JP7265264A JP26526495A JP2918479B2 JP 2918479 B2 JP2918479 B2 JP 2918479B2 JP 7265264 A JP7265264 A JP 7265264A JP 26526495 A JP26526495 A JP 26526495A JP 2918479 B2 JP2918479 B2 JP 2918479B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- valve body
- packing
- automatic alarm
- sprinkler
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
- Check Valves (AREA)
- Safety Valves (AREA)
- Details Of Valves (AREA)
- Fire-Detection Mechanisms (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、スプリンクラー配管の
途中に設置され、火災が発生してスプリンクラーが消火
動作を開始した時、これを検知し警報信号を発生させる
自動警報弁に関する。
途中に設置され、火災が発生してスプリンクラーが消火
動作を開始した時、これを検知し警報信号を発生させる
自動警報弁に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のスプリンクラー用自動警報弁に就
いて述べると、図１１乃至図１３に示す通り、自動警報
弁１は、警報弁本体２の一次側即ち流入口部３に弁座環
４ａを緊密に嵌合することにより、該弁座環４ａと流入
口部３の各切り欠き凹部によって環状孔６を形成すると
共に、該弁座環４ａの上端面には環状溝８′により分断
した二つの弁座９′、９′を形成している。
いて述べると、図１１乃至図１３に示す通り、自動警報
弁１は、警報弁本体２の一次側即ち流入口部３に弁座環
４ａを緊密に嵌合することにより、該弁座環４ａと流入
口部３の各切り欠き凹部によって環状孔６を形成すると
共に、該弁座環４ａの上端面には環状溝８′により分断
した二つの弁座９′、９′を形成している。
【０００３】そして、警報弁本体２内には、弁座９′、
９′と密着するパッキング１１を抑止板１４にて螺着保
持した弁体１３を支持アーム１２の端部１２′、１２′
で軸１５によって搖動自由に枢着し、該軸１５の一端を
軸受け部２′に螺着嵌合したテーパ螺子蓋１８によっ
て、水密を保ち且つ脱落のないように抑止し安定を図っ
ている。例えば警報弁として、実公昭５５−９９６８号
公報、実開昭５５−１４８６４５号公報或いは実開昭６
２−８６３号公報等参照。
９′と密着するパッキング１１を抑止板１４にて螺着保
持した弁体１３を支持アーム１２の端部１２′、１２′
で軸１５によって搖動自由に枢着し、該軸１５の一端を
軸受け部２′に螺着嵌合したテーパ螺子蓋１８によっ
て、水密を保ち且つ脱落のないように抑止し安定を図っ
ている。例えば警報弁として、実公昭５５−９９６８号
公報、実開昭５５−１４８６４５号公報或いは実開昭６
２−８６３号公報等参照。
【０００４】更に、前記環状孔６は通路７を経て排水口
２０に通じる通路の途中に接続した警報用圧力スイッチ
１９へ連通させている。尚、図中符号２１は点検その他
補修時に使用する排水（ドレン）用の通孔である。
２０に通じる通路の途中に接続した警報用圧力スイッチ
１９へ連通させている。尚、図中符号２１は点検その他
補修時に使用する排水（ドレン）用の通孔である。
【０００５】通常、逆止弁型の自動警報弁は、実際の消
火動作に伴う水流がなくとも、同じ消火配水管系中の他
の自動警報弁が動作するか、或いは消火用水ポンプが動
作することで、これが要因となって弁体１３の反復開閉
現象（チャタリング）を引き起こす。
火動作に伴う水流がなくとも、同じ消火配水管系中の他
の自動警報弁が動作するか、或いは消火用水ポンプが動
作することで、これが要因となって弁体１３の反復開閉
現象（チャタリング）を引き起こす。
【０００６】このチャタリングの周期は、弁体１３の面
積即ち弁座９′の外径に囲まれる面積（二次側）と、弁
座９′の内径に囲まれる面積（一次側）との比によって
定まるので、警報用圧力スイッチ１９に内蔵したタイマ
ーの正常動作に影響のない程度にチャタリングを抑制す
る必要があり、前記面積比を小さい値に極力抑えるよう
に様々な改良がなされている。
積即ち弁座９′の外径に囲まれる面積（二次側）と、弁
座９′の内径に囲まれる面積（一次側）との比によって
定まるので、警報用圧力スイッチ１９に内蔵したタイマ
ーの正常動作に影響のない程度にチャタリングを抑制す
る必要があり、前記面積比を小さい値に極力抑えるよう
に様々な改良がなされている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記逆止弁型
の自動警報弁は、弁体１３を閉じた時、弁体１３に作用
する圧力によって、パッキング１１は弁座９′に押圧さ
れ、環状溝８′にて、二つに分断された弁座９′、９′
に圧接し、その結果、パッキング１１には弁座９′、
９′と環状溝８′に倣った凹凸形状の永久変形ができ、
しかも、その状態は停まるところなく経年進行して凹凸
が次第に大きくなる欠点があった。
の自動警報弁は、弁体１３を閉じた時、弁体１３に作用
する圧力によって、パッキング１１は弁座９′に押圧さ
れ、環状溝８′にて、二つに分断された弁座９′、９′
に圧接し、その結果、パッキング１１には弁座９′、
９′と環状溝８′に倣った凹凸形状の永久変形ができ、
しかも、その状態は停まるところなく経年進行して凹凸
が次第に大きくなる欠点があった。
【０００８】そして、上記のようにパッキング１１にで
きた凹凸は、弁体１３を開き、次に閉じる動作を反復す
る、つまり前記チャタリングを生じた場合、該パッキン
グ１１の凹凸が弁座９′の凹凸面と正確に一致した状態
で閉鎖するなら良いが、実際には弁体１３を支持するア
ーム１２の端部１２′、１２′と軸１５との嵌合部、或
いは軸１５と警報弁本体２の軸受け部２′との嵌合部等
の何れか、或いはその双方に必要以上の遊びがある場
合、アーム１２が傾いたり、或いは軸１５の軸心方向へ
の移動により、パッキング１１の凹凸面と弁座９′との
対応位置がずれて、パッキングと弁座との間に隙間がで
きていた。
きた凹凸は、弁体１３を開き、次に閉じる動作を反復す
る、つまり前記チャタリングを生じた場合、該パッキン
グ１１の凹凸が弁座９′の凹凸面と正確に一致した状態
で閉鎖するなら良いが、実際には弁体１３を支持するア
ーム１２の端部１２′、１２′と軸１５との嵌合部、或
いは軸１５と警報弁本体２の軸受け部２′との嵌合部等
の何れか、或いはその双方に必要以上の遊びがある場
合、アーム１２が傾いたり、或いは軸１５の軸心方向へ
の移動により、パッキング１１の凹凸面と弁座９′との
対応位置がずれて、パッキングと弁座との間に隙間がで
きていた。
【０００９】更に、前記チャタリングが少なくなるよう
に弁体１３の一次側と二次側の面積比を小さくすと、弁
座９′とパッキング１１との接触面積が小さくなる反
面、接触面に大きな圧力が作用し、凹凸変形が更に顕著
となり、これと相俟って弁体１３が前記の如く傾いた
り、或いは軸心方向へ移動したり場合、パッキング１１
と弁座９′との隙間が大きくなる。従って警報弁が閉鎖
状態であって、実際に消火活動してないにも係わらず隙
間からリークを生じ、警報用圧力スイッチに誤動作を与
えるといった欠点があった。
に弁体１３の一次側と二次側の面積比を小さくすと、弁
座９′とパッキング１１との接触面積が小さくなる反
面、接触面に大きな圧力が作用し、凹凸変形が更に顕著
となり、これと相俟って弁体１３が前記の如く傾いた
り、或いは軸心方向へ移動したり場合、パッキング１１
と弁座９′との隙間が大きくなる。従って警報弁が閉鎖
状態であって、実際に消火活動してないにも係わらず隙
間からリークを生じ、警報用圧力スイッチに誤動作を与
えるといった欠点があった。
【００１０】本発明は上記逆止弁型の警報弁における弁
体の不本意な横方向への移動や傾斜を防止することによ
って、パッキングの変形陥没を防止し、確実な警報動作
が得られる自動警報弁を提供するものである。
体の不本意な横方向への移動や傾斜を防止することによ
って、パッキングの変形陥没を防止し、確実な警報動作
が得られる自動警報弁を提供するものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】警報弁本体の消火用水流
入口部に、通水圧力によって流水方向に開くように弁体
の一端を揺動自由に枢設した逆止弁型自動警報弁におい
て、軸によって枢支される弁体の支持部を、両方の軸受
け部に螺合した鞘管の先端で抑止し、該軸上における弁
体の遊隙をなくすようにしてなる。
入口部に、通水圧力によって流水方向に開くように弁体
の一端を揺動自由に枢設した逆止弁型自動警報弁におい
て、軸によって枢支される弁体の支持部を、両方の軸受
け部に螺合した鞘管の先端で抑止し、該軸上における弁
体の遊隙をなくすようにしてなる。
【００１２】
【作用】弁体の支持部を軸受け部に螺合した鞘管の先端
で抑止し、遊びをなくすことにより、該弁体が軸上で移
動するのを防止し、パッキングと弁座との対応位置を常
に一定に保ち、接触面の不均等からくるパッキングの傾
きその他による隙間を防止する。
で抑止し、遊びをなくすことにより、該弁体が軸上で移
動するのを防止し、パッキングと弁座との対応位置を常
に一定に保ち、接触面の不均等からくるパッキングの傾
きその他による隙間を防止する。
【００１３】
【実施例】以下本発明について図面に示す実施例により
詳細に説明する。図１は本発明に係るスプリンクラー用
自動警報弁の縦断側面図を示し、自動警報弁１を構成す
る警報弁本体２の下部に形成した流入口部３（一次側）
に弁座金具４を緊密に嵌合し、これにより該弁座金具４
の外周に凹設した凹溝５と、流入口部３の内周に形成し
た広径段部とによって環状孔６を形成すると共に、該弁
座金具４の上端面弁座９には環状溝８を設け、該環状溝
８と前記環状孔６とを図５に示すように連通孔１０、１
０・・・によって連通させ、該環状孔６から通路７を経
て警報用圧力スイッチに連設させている。
詳細に説明する。図１は本発明に係るスプリンクラー用
自動警報弁の縦断側面図を示し、自動警報弁１を構成す
る警報弁本体２の下部に形成した流入口部３（一次側）
に弁座金具４を緊密に嵌合し、これにより該弁座金具４
の外周に凹設した凹溝５と、流入口部３の内周に形成し
た広径段部とによって環状孔６を形成すると共に、該弁
座金具４の上端面弁座９には環状溝８を設け、該環状溝
８と前記環状孔６とを図５に示すように連通孔１０、１
０・・・によって連通させ、該環状孔６から通路７を経
て警報用圧力スイッチに連設させている。
【００１４】そして、警報弁本体２内には、抑止板１４
によって弁体１３に挟着保持したパッキング１１が弁座
９と相対する位置にあるように、該弁体１３の一端に突
設した支持片１３″、１３″を、本体２内の軸受け部
２′、２′に挿通した軸１５上に搖動自由に枢支し、該
軸１５は軸受け部２′、２′に夫々螺合した鞘管１６、
１６を介して支承すると共に、該鞘管１６、１６の先端
を前記支持片１３″、１３″の外側面に当接させて、弁
体１３を横方向へ移動させないようにその位置の安定を
図っている。
によって弁体１３に挟着保持したパッキング１１が弁座
９と相対する位置にあるように、該弁体１３の一端に突
設した支持片１３″、１３″を、本体２内の軸受け部
２′、２′に挿通した軸１５上に搖動自由に枢支し、該
軸１５は軸受け部２′、２′に夫々螺合した鞘管１６、
１６を介して支承すると共に、該鞘管１６、１６の先端
を前記支持片１３″、１３″の外側面に当接させて、弁
体１３を横方向へ移動させないようにその位置の安定を
図っている。
【００１５】上記鞘管１６、１６は図６、図７のよう
に、外側には軸受け部２′、２′に螺合する螺子を有
し、一端にはマイナスドライバーなどの工具用溝１７を
形成しており、内径は軸１５を遊隙なく挿脱できるよう
に仕上げられている。
に、外側には軸受け部２′、２′に螺合する螺子を有
し、一端にはマイナスドライバーなどの工具用溝１７を
形成しており、内径は軸１５を遊隙なく挿脱できるよう
に仕上げられている。
【００１６】又、該軸受け部２′、２′には、鞘管１
６、１６の外端を抑止し、且つ、軸１５の不本意な脱落
を防止すると共に、封水を保つためのテーパ螺子蓋１
８、１８或いは図３に示す通常の螺子蓋１８ａを螺着嵌
合するようにしている。
６、１６の外端を抑止し、且つ、軸１５の不本意な脱落
を防止すると共に、封水を保つためのテーパ螺子蓋１
８、１８或いは図３に示す通常の螺子蓋１８ａを螺着嵌
合するようにしている。
【００１７】上述の如く警報弁本体２に枢着された弁体
１３は、図８に示すように、弁体１３の周囲に下向突縁
１３′を突設形成し、その下端面と弁座金具４の上面周
縁４′とを一定の間隙Ｓを保って対向させ、パッキング
１１の変形陥没に対して一定限度以上に変形が進行しな
いように構成している。
１３は、図８に示すように、弁体１３の周囲に下向突縁
１３′を突設形成し、その下端面と弁座金具４の上面周
縁４′とを一定の間隙Ｓを保って対向させ、パッキング
１１の変形陥没に対して一定限度以上に変形が進行しな
いように構成している。
【００１８】更に前記実施例の他に図９のように、突縁
１３′と間隙Ｓを隔て相対する流入口部３上の位置に適
当な段部或いは掛止突縁３′を形成し、これに前記突縁
１３′が当接するようにしても良く、或いは図１０のよ
うに弁座金具４の内周上部に掛止段部４″を形成し、こ
れにパッキング１１の抑止板１４の下面周縁を当接する
ように構成しても良い。即ち、パッキング１１を保持す
る弁体１３か或いは抑止板１４の一部と、弁座金具４或
いは流入口部３の一部とを当接するように構成する。
尚、図中符号２１は排水口（ドレン）、２２1 、２２2
は消火配水管を夫々示す。
１３′と間隙Ｓを隔て相対する流入口部３上の位置に適
当な段部或いは掛止突縁３′を形成し、これに前記突縁
１３′が当接するようにしても良く、或いは図１０のよ
うに弁座金具４の内周上部に掛止段部４″を形成し、こ
れにパッキング１１の抑止板１４の下面周縁を当接する
ように構成しても良い。即ち、パッキング１１を保持す
る弁体１３か或いは抑止板１４の一部と、弁座金具４或
いは流入口部３の一部とを当接するように構成する。
尚、図中符号２１は排水口（ドレン）、２２1 、２２2
は消火配水管を夫々示す。
【００１９】次に、本発明の一連動作に就いて述べる
と、図１において、消火配水管２２ 1 の基端には消火
ポンプ（図示せず）を接続すると共に、消火配水管２２
2 の経路中にはスプリンクラー（図示せず）を接続
し、常に一定水圧の消火用水が満たされており、その状
態で該スプリンクラーが消火動作を開始したとすると、
自動警報弁１の弁体１３の一次側と二次側の圧力バラン
スの不均衡により弁体１３は一瞬に開放（鎖線状態）さ
れ、消火用水が高圧で通水される。
と、図１において、消火配水管２２ 1 の基端には消火
ポンプ（図示せず）を接続すると共に、消火配水管２２
2 の経路中にはスプリンクラー（図示せず）を接続
し、常に一定水圧の消火用水が満たされており、その状
態で該スプリンクラーが消火動作を開始したとすると、
自動警報弁１の弁体１３の一次側と二次側の圧力バラン
スの不均衡により弁体１３は一瞬に開放（鎖線状態）さ
れ、消火用水が高圧で通水される。
【００２０】しかし、スプリンクラーが消火動作してな
い状態では、消火配水管内には常に一定水圧の消火用水
で満たされているので、弁体１３は弁座９の内径Ｄ1
の面積と外径Ｄ2 の面積との差に基づく差圧（Ｄ2 ＞
Ｄ1 では圧力Ｐ2 ＞Ｐ1となる）を受けて閉鎖の状態
を維持している（図８）。従って、パッキング１１が弁
座９に押圧されたまま長期間経過すると、その間にパッ
キング１１が弁座９との接触面に沿って次第に陥没を深
め、復元不可能な永久変形となってしまう。
い状態では、消火配水管内には常に一定水圧の消火用水
で満たされているので、弁体１３は弁座９の内径Ｄ1
の面積と外径Ｄ2 の面積との差に基づく差圧（Ｄ2 ＞
Ｄ1 では圧力Ｐ2 ＞Ｐ1となる）を受けて閉鎖の状態
を維持している（図８）。従って、パッキング１１が弁
座９に押圧されたまま長期間経過すると、その間にパッ
キング１１が弁座９との接触面に沿って次第に陥没を深
め、復元不可能な永久変形となってしまう。
【００２１】そこで、パッキング１１の陥没変形が復元
不可能な永久変形とならない程度、つまり間隙Ｓと等し
い陥没を報じた時点で、弁座１３の突縁１３’下端面が
弁座金具４の上面周縁４’に当接するので、その後いく
ら弁体１３に圧力が作用してもパッキング１１にはそれ
以上の圧力は作用せず、復元可能な程度の変形を限度と
して陥没を抑止する。
不可能な永久変形とならない程度、つまり間隙Ｓと等し
い陥没を報じた時点で、弁座１３の突縁１３’下端面が
弁座金具４の上面周縁４’に当接するので、その後いく
ら弁体１３に圧力が作用してもパッキング１１にはそれ
以上の圧力は作用せず、復元可能な程度の変形を限度と
して陥没を抑止する。
【００２２】又、上記の他にパッキングの変形阻止手段
としては、図９に示すように、突縁１３′を掛止突縁
３′に当接させたり、或いは図１０のように、パッキン
グ抑止板１４の下面周縁を弁座金具４の掛止段部４″に
当接させても前記図８と全く同様の作用で所期の効果が
得られる。
としては、図９に示すように、突縁１３′を掛止突縁
３′に当接させたり、或いは図１０のように、パッキン
グ抑止板１４の下面周縁を弁座金具４の掛止段部４″に
当接させても前記図８と全く同様の作用で所期の効果が
得られる。
【００２３】パッキングの永久変形は弁体１３が閉鎖状
態を安定的に保っている場合は良いが、従来例でも述べ
たように、消火配水管の経路中何れかでスプリンクラー
が動作したり、或いは消火ポンプが起動し、又は加圧水
によって圧縮された残留空気が管内に有る場合など僅か
な要因で、弁体が反復開閉現象（チャタリング）を誘発
する。
態を安定的に保っている場合は良いが、従来例でも述べ
たように、消火配水管の経路中何れかでスプリンクラー
が動作したり、或いは消火ポンプが起動し、又は加圧水
によって圧縮された残留空気が管内に有る場合など僅か
な要因で、弁体が反復開閉現象（チャタリング）を誘発
する。
【００２４】若し、このような反復開閉動作が生じた場
合でも、両鞘管１６、１６の先端で弁体１３の支持片１
３″、１３″の両外側を抑止しているので、弁体１３が
軸１５上で移動せず、これによって弁体１３が例え陥没
変形したパッキングで、しかもチャタリングを起こした
としても、陥没溝と弁座９の面とが横づれすることな
く、正常な対応がえられ、確実に水密を保つ事ができ
る。
合でも、両鞘管１６、１６の先端で弁体１３の支持片１
３″、１３″の両外側を抑止しているので、弁体１３が
軸１５上で移動せず、これによって弁体１３が例え陥没
変形したパッキングで、しかもチャタリングを起こした
としても、陥没溝と弁座９の面とが横づれすることな
く、正常な対応がえられ、確実に水密を保つ事ができ
る。
【００２５】
【発明の効果】本発明は、上述のように軸１５によって
軸支される弁体１３の支持片１３”を、両方の軸受け部
２’、２’に螺合した鞘管１６、１６の先端で抑止して
遊びをなくした為、弁体１３が軸１５上で移動せず、反
復開閉動作をしてもパッキングと弁座９との対応が不変
となり、ずれや傾きによって弁座とパッキングとの間に
隙間が発生するのを防止できる。
軸支される弁体１３の支持片１３”を、両方の軸受け部
２’、２’に螺合した鞘管１６、１６の先端で抑止して
遊びをなくした為、弁体１３が軸１５上で移動せず、反
復開閉動作をしてもパッキングと弁座９との対応が不変
となり、ずれや傾きによって弁座とパッキングとの間に
隙間が発生するのを防止できる。
【図１】 本発明の弁体を有する警報弁本体の縦断側
面図
面図
【図２】 同上横断平面図
【図３】 同上の他の要部平面図
【図４】 本発明使用の弁座金具の中央縦断側面図
【図５】 同上平面図
【図６】 本発明使用の鞘管の部分切欠拡大図
【図７】 同上平面図
【図８】 弁体及び弁座金具の要部拡大側面図
【図９】 同上の他の実施例を示す要部拡大側面図
【図１０】 上記何れとも異なる実施例の要部拡大側面
図
図
【図１１】 従来の自動警報弁を示す縦断側面図
【図１２】 同上弁体部分の横断平面図
【図１３】 同上部分拡大側面図
【図１４】 警報弁に接続する警報用圧力スイッチの概
略図
略図
１ 自動警報弁 ２ 警報弁本体
２′軸受け部 ３ 流入口部 ４ 弁座金具
４′ 上面周縁 ４″ 掛止段部４ ９ 弁座 １
１ パッキング １３ 弁体 １３′ 突縁 １３″
支持片 １４ 抑止板 １５ 軸 １６ 鞘
管
２′軸受け部 ３ 流入口部 ４ 弁座金具
４′ 上面周縁 ４″ 掛止段部４ ９ 弁座 １
１ パッキング １３ 弁体 １３′ 突縁 １３″
支持片 １４ 抑止板 １５ 軸 １６ 鞘
管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F16K 15/03 F16K 47/02 F16K 1/20 F16K 1/36 F16C 11/04 A62C 35/68 G08B 17/04
Claims (1)
- 【請求項１】警報弁本体の消火用水流入口部に、通水圧
力によって流水方向に開くように弁体の一端を揺動自由
に枢設した逆止弁型自動警報弁において、軸によって枢
支される弁体の支持部を両方の軸受け部に螺合した鞘管
の先端で抑止し、該軸上における弁体の遊隙をなくした
ことを特徴とするスプリンクラー用自動警報弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7265264A JP2918479B2 (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | スプリンクラー用自動警報弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7265264A JP2918479B2 (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | スプリンクラー用自動警報弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09103515A JPH09103515A (ja) | 1997-04-22 |
| JP2918479B2 true JP2918479B2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=17414821
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7265264A Expired - Lifetime JP2918479B2 (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | スプリンクラー用自動警報弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2918479B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001349454A (ja) * | 2000-06-08 | 2001-12-21 | Miura Co Ltd | 逆止弁および逆止弁の使用方法 |
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