JP3829717B2 - 光学装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオカメラや電子スチルカメラの撮像装置に用いられる光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的なビデオカメラに用いられる光学装置は、被写体側より、結合光学系、光学ローパスフィルタ、色分解フィルタ、CCD(Charge Coupled Device) やMOS(Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子が光軸上に順に配置されている。こうした光学装置の構成のうち光学ローパスフィルタは、撮像デバイスによって検出された光学的疑似信号を濾波するものであり、これにより、ビデオカメラの画質が低下するのを防止する。つまり、CCD等の撮像デバイスの画素ピッチに近い色情報(格子縞など)を有する被写体を撮影したときに、撮像デバイスに本来の映像情報と異なる疑似信号が発生し、出力された映像において色が滲むモアレ現象が発生することがあった。光学ローパスフィルタはこの疑似信号に関連する空間周波数成分を遮断、減衰させるために用いられる。近年、ビデオカメラなどの小型化に伴って、光学装置の収容スペースも縮小され、限られた収容スペースに有効に光学装置を収容することが求められている。例えば、特開昭59−11085号公報では、CCDの収容パッケージの開口部にカバー部材を設けず、光学ローパスフィルタを直接貼り付けた構成が開示されている。また、パーソナルコンピュータの映像取り込みやテレビ電話などに用いられる電子スチルカメラ用のCCDには、水平及び垂直の画素ピッチが互いに等しい正方格子状の画素が使用されている。
【0003】
このような電子スチルカメラ用のCCDに使用される光学ローパスフィルタの形状はCCDの形状に合わせて正方形状に構成する必要があり、また光学ローパスフィルタを搭載する際にはその縦横の向きを間違えないように取り付ける必要がある。もし、この縦横の向きを間違えた場合には、所望のフィルタ特性が得られず、疑似信号を除去できない不良品となる。こうしたことから、従来では、縦横の向きを間違えないように、光学ローパスフィルタに光軸の向きに切り欠きなどのマーキングを施す工程を設けて対処してきたが、工数の増加によるコストアップは免れないものとなっていた。
【0004】
一方、上記した光学装置の構成のうち必要な部品、すなわち、結合光学系と固体撮像素子のみを組み込んだ携帯端末における簡易カメラ用としての用途が検討されている。こうした用途における光学装置では、カバー部材を設けた構造が一般的であり、パッケージの開口部にカバー部材と嵌め合う形状の段部を形成し、この段部とカバー部材とを嵌め合う構造となっている。
【0005】
また、特に、固体撮像素子は赤外線域の光の透過により色合いが不自然になるといった悪影響を受けやすいため、固体撮像素子を収容するパッケージは、光を透過させない材質のパッケージにより構成されており、さらに、カバー部材には赤外線カットコートが施されている。なお、この段部とカバー部材とを紫外線硬化樹脂接着材により接着させることにより、仮硬化時間を短縮させ、熱による悪影響を回避するようにしている。
【0006】
しかし、このように、上記光学装置では赤外線を遮断する構造とされているものの、カバー部材に施された赤外線カットコートは紫外線をも遮断する問題があり、このため、段部とカバー部材との接着に用いられる紫外線硬化樹脂接着材を十分に硬化できず、カバー部材の封止不良を招いていた。
【0007】
この対処として、従来では各カバー部材にマスク治具を用いて赤外線カットコートを蒸着し、紫外線硬化樹脂接着材の塗布部分のみに赤外線カットコートを施さない構成としたり、あるいは、紫外線硬化樹脂接着材の代わりに熱硬化樹脂接着材を用いる構成が考慮されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前者の構成では、こうした加工がカバー部材の個々に必要であるため、工数がかかり、また、マスクは様々な寸法のカバー部材に対応させてそれぞれ作成する必要がある。このため、製造効率が悪く、コスト高は免れない。また、後者の構成では、仮硬化時間は数分間必要であり、紫外線硬化樹脂接着材のわずか数秒という仮硬化時間に比べ、長い時間、熱に晒され、固体撮像素子は熱による悪影響を避けることができなかった。
【0009】
本発明は上記の様々な光学装置における問題点を解決するものである。
【0010】
まず、光学装置の軽量化、小型化を図ることができるとともに、光学ローパスフィルタの設置の際、その縦横の方向に左右されない容易な製造ができ、しかも光学ローパスフィルタのフィルタ機能を低下させることがない光学装置を提供することを第1の目的とする。
【0011】
また、固体撮像素子に赤外線域の光による悪影響を回避することができ、精度よく封止できる構造の光学装置を提供することを第2の目的とする。
【0012】
【発明を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の光学装置は、撮像素子と、平面視四角形状の開口部を有し、上記撮像素子を収容するパッケージを備えており、この開口部にはその周縁にわたって段部が形成され、この段部上に紫外線硬化接着剤を介して主面が正方形状の光学ローパスフィルタが固着されているとともに、この光学ローパスフィルタの上面には、色補 正フィルタ及び/または反射防止フィルタが形成され、かつ、上記紫外線硬化接着剤の上方に位置する当該色補正フィルタ及び/または反射防止フィルタ部分とこれら色補正フィルタ及び/または反射防止フィルタ部分に隣接する当該光学ローパスフィルタの一部が除去されてなる紫外線透過部が形成され、この紫外線透過部が、上記光学ローパスフィルタの上面端部に形成された切り欠きあるいは上面端部近傍に形成された角形溝であり、上記光学ローパスフィルタは、ウエハの上面に色補正フィルタ及び/または反射防止フィルタが形成された後に、上記紫外線透過部が形成されるとともに上記ウエハから多数個に切断形成されたうちの1つであることを特徴とする。
【0013】
この構成により、平面視正方形状の開口部に設けられる光学ローパスフィルタも主面が正方形状であるので、縦横の位置決めの必要がない。
【0014】
上記構成において、上記紫外線透過部は、上記光学ローパスフィルタの上面の四方の端部側に形成されているとともに、当該紫外線透過部の一端部側のみ形状が、他の端部側の紫外線透過部の形状と異なる形状とされてもよい。
【0015】
上記構成において、上記紫外線透過部は、上記光学ローパスフィルタの上面の四方の端部側に形成されているとともに、当該紫外線透過部の対向する端部側のみの形状が同一とされてもよい。
【0016】
上記構成において、上記色補正フィルタが、赤外線カットフィルタまたは紫外線カットフィルタの少なくとも一方からなってもよい。
【0017】
上記構成において、上記色補正フィルタが、コート材、ガラス材及び樹脂材のうち、少なくとも1つ以上からなってもよい。
【0018】
上記構成において、上記反射防止フィルタが、コート材からなってもよい。
【0019】
上記構成において、上記光学ローパスフィルタは、入射した光を45°方向に光分離して、2点の分離パターンを形成するよう切断加工された45°分離複屈折板からなってもよい。
【0020】
この構成の光学ローパスフィルタを±90°回転させた状態で設置しても、あるいは裏返して設置しても、パターンの位置成分は同等であるから、得られる光学ローパスフィルタの特性はすべて同等である。従って、光学ローパスフィルタの縦横の向き、表裏の向きを間違えないように、例えば光軸の向きに切り欠きを設けてマーキングを施したりするなどの工程の必要はなく、工数が削減されて作業性が向上し、コストダウンを図ることができる。
【0021】
このような光学ローパスフィルタの構成として、上記構成において、入射した光を水平方向に光分離するよう切断加工された水平分離複屈折板と、入射した光を垂直方向に光分離するよう切断加工された垂直分離複屈折板とが、入射した光を45°方向に光分離するよう切断加工された45°分離複屈折板を挟んだ状態で重ね合わされてなり、上記水平分離複屈折板と垂直分離複屈折板とは互いに等しい厚さであってもよい。
【0022】
上記構成において、上記光学ローパスフィルタは、互いに直交する分離方向をもつ2枚の複屈折板の間に、偏光解消板を介在させた状態で相互に重ね合わされてなってもよい。
【0023】
この構成において、上記2枚の複屈折板を、入射した光を水平方向に光分離するよう切断加工された水平分離複屈折板と、入射した光を垂直方向に光分離するよう切断加工され た垂直分離複屈折板であり、かつ、これらの複屈折板は互いに等しい厚さであってもよい。
【0024】
上記構成において、上記光学ローパスフィルタは、互いに直交する分離方向をもつ2枚の複屈折板に、これらの複屈折板の少なくとも一方と±45°あるいは±135°回転させた分離方向の複屈折板を隣接させた状態で相互に重ね合わされてなるとともに、上記互いに直交する分離方向をもつ2枚の複屈折板は互いに等しい厚さであってもよい。
【0025】
上記構成において、上記光学ローパスフィルタは、入射した光を垂直方向に光分離するよう切断加工された垂直分離複屈折板と入射した光を水平方向に光分離するよう切断加工された水平分離複屈折板との間に、入射した光を45°方向に光分離するよう切断加工された45°分離複屈折板を介在させ、かつ、上記垂直分離複屈折板あるいは水平分離複屈折板に上記45°分離複屈折板の分離方向と直交する分離方向を有するもう1つの45°分離複屈折板を隣接させた状態で相互に重ね合わされてなるとともに、上記垂直分離複屈折板と水平分離複屈折板は互いに等しい厚さであり、かつ上記45°分離複屈折板ともう1つの45°分離複屈折板は互いに等しい厚さであってもよい。
【0026】
上記構成において、上記光学ローパスフィルタは、入射した光を45°方向に光分離するよう切断加工された3枚の45°分離複屈折板と、これらそれぞれの45°分離複屈折板間に偏光解消板をそれぞれ介在させた状態で相互に重ね合わされてなってもよい。
【0027】
以上の発明において、紫外線硬化接着剤によって光学ローパスフィルタあるいはカバー部材が封止されている構成では、紫外線透過部の構成により、紫外線が妨げられることなく、紫外線硬化接着剤に到達するので、十分な硬化がなされる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
<第1の実施の形態>
図1は本発明の第1の実施の形態を示す分解斜視図、図2は第1の実施の形態の模式的断面図、図3(a)は第1の実施の形態に用いる光学ローパスフィルタの光束分離方向を示す図、同図(b)はその分離パターンを示す図、図4(a)は図3の光学ローパスフィルタを±90°回転した状態もしくは裏返した状態の光束分離方向を示す図、同図(b)はその分離パターンを示す図である。
【0029】
本実施の形態の光学装置は、CCD素子2と、平面視正方形状の開口部12を備えたパッケージ15と、開口部12を封止するように取り付けられる主面が正方形状の光学ローパスフィルタ10からなる。CCD素子2は、正方格子状に画素が配置されており、水平方向と垂直方向の画素ピッチが互いに等しく形成されている。パッケージ15は、例えば樹脂成型によって形成された光不透過性の材料からなる。パッケージ15の内部の収容スペース14と開口部12は、CCD素子2の主面形状に対応して、平面視正方形状に形成されている。CCD素子2は、この収容スペース14内の底部に接着剤により固定されており、また電気的な接続がなされている。また、開口部12には段部13が形成されており、この段部13に光学ローパスフィルタ10が嵌まり込んだ状態で、接着剤により固定されるとともに、パッケージ15は気密封止された構造となる。なお、CCD素子2と光学ローパスフィルタ10の相対的な距離は、パッケージ15の寸法に基づいて最適に設計されている。
【0030】
本実施の形態に用いられる光学ローパスフィルタ10は、主面の形状が正方形状の水晶からなり、入射した光を45°方向に光分離するよう切断加工された1枚の45°分離複屈折板からなる。図3に示すように、光学ローパスフィルタ10は入射した単位光束を45°方向に2点の光束に分離する。また、図4に示すように、図3に示す光学ローパスフィルタ10を±90°回転させた状態で取り付けたとしても、あるいは、裏返した状態で取り付けたとしても、水平方向の中心線である垂直線VLに対して、図3に示すパターンと対称の位置関係で入れ替わるだけで、45°方向に2点の光束に分離される。つまり、こうしたパターンでは±90°回転させても、あるいは裏返しても、パターンの位置成分は同等であり、従って、得られる光学ローパスフィルタ特性は図3に示す光学ローパスフィルタ10と同様となる。
<第2の実施の形態>
図5は本発明の第2の実施の形態の模式的断面図である。図6(a)は第2の実施の形態に用いる光学ローパスフィルタの各複屈折板の光束分離方向を示す図、同図(b)はこれによる分離パターンを示す図、図7(a)は図6の光学ローパスフィルタを±90°回転した状態の光学ローパスフィルタの各複屈折板の光束分離方向を示す図、同図(b)は図6の光学ローパスフィルタを±90°回転した場合の分離パターンを示す図である。なお、本実施の形態において、第1の実施の形態と同様の構成には同符号を付し、その説明は省略する。
【0031】
第2の実施の形態は、第1の実施の形態とは光学ローパスフィルタ20の構成が異なる。この光学ローパスフィルタ20は、入射した光をそれぞれ水平方向に光分離するよう切断加工された水平分離複屈折板201、45°方向に光分離するよう切断加工された45°分離複屈折板202、垂直方向に光分離するよう切断加工された垂直分離複屈折板203の3枚が、入射面側からこの順に接着剤により重ね合わされている。また、これらの複屈折板201、202、203は、それぞれ主面の形状が正方形状の水晶からなり、主面の外形寸法が等しく形成されている。
【0032】
さらに、水平分離複屈折板201と垂直分離複屈折板203は厚さが互いに等しく、かつ、45°分離複屈折板202の厚さが、水平分離複屈折板201あるいは垂直分離複屈折板203の厚さの√2倍に等しい場合、図6に示すような点P1〜P7によって構成される7点の分離パターンとなる。 なお、これらの図面における破線は分離パターンを説明するための便宜上の補助線であり、分離パターンに現われるものではない。
【0033】
図6(b)に示す分離パターンは、点P4を1つの頂点として共有する2つの正方形S1,S2のそれぞれの頂点位置,P1,P2,P3,P4及びP4,P5,P6,P7に現われる。この分離パターンでは、正方形S1と正方形S2は点P4に対し点対象の位置にある。このような分離パターンを示す光学ローパスフィルタ20を±90°回転させた状態で取り付けたとしても、あるいは、裏返した状態で取り付けたとしても、図7(b)に示すように、水平方向の中心線である垂直線VLに対して、図6(b)に示すパターンと対象の位置関係で入れ替わるだけで、こうしたパターンでは±90°回転させても、あるいは裏返しても、パターンの位置成分は同等であり、従って、得られる光学ローパスフィルタ特性は図6に示す光学ローパスフィルタ20と同様となる。
【0034】
また、水平分離複屈折板201と垂直分離複屈折板203は厚さが互いに等しく、かつ、45°分離複屈折板202の厚さが、水平分離複屈折板201あるいは垂直分離複屈折板203の厚さの√2倍より大きい場合、図8(a)あるいは同図(b)に示すような点P1〜P8の8点で構成される分離パターンとなる。図8(b)は、図8(a)に示す分離パターンを形成する光学ローパスフィルタを±90°回転した場合に現われる分離パターンを示す。これらの分離パターンは、2つの正方形S1,S2のそれぞれの頂点位置,P1,P2,P3,P4及びP5,P6,P7,P8に現われる。この分離パターンでは、この分離パターンでは、点Cに対し点対象の位置にある。このような分離パターンを示す光学ローパスフィルタ20を±90°回転させた状態で取り付けたとしても、図8(b)に示すように、水平方向の中心線である垂直線VLに対して、図8(a)に示すパターンと対象の位置関係で入れ替わるだけで、パターンの位置成分は同等であり、従って、得られる光学ローパスフィルタ特性は図6に示す光学ローパスフィルタ20と同様となる。
【0035】
さらにまた、水平分離複屈折板201と垂直分離複屈折板203は厚さが互いに等しく、かつ、45°分離複屈折板202の厚さが、水平分離複屈折板201あるいは垂直分離複屈折板203の厚さの√2倍より小さい場合、正方形S1と正方形S2内に互いの頂点P4,P6が入り込んだ形態となっている点が図8に示す分離パターンと異なる。この分離パターンも、P4及びP6を結ぶ線分の中点Cに対し点対象の位置にある。この分離パターンを示す光学ローパスフィルタ20を±90°回転した場合の分離パターンも、図9(b)に示すように、図9(a)と同等である。
【0036】
以上説明したように、第2の実施の形態では、45°分離複屈折板202の厚み比率を制御することで、正方形の頂点位置に現われる分離パターンの形態を変化させることができる。また、この厚み比率は、所望の光学装置の特性、設計などに応じて適宜設定することが可能である。
【0037】
なお、第2の実施の形態において、図6(b),図8(a),図9(a)のパターンを±90°回転させた図としてそれぞれ図7(b),図8(b),図9(b)を示して説明したが、これらの図は図6(b),図8(a),図9(a)のパターンをそれぞれ裏返した場合にも適用できる。つまり、図6(b),図8(a),図9(a)のパターンが現われる構成の光学ローパスフィルタを裏返した場合にも、上記したように得られる分離パターンの構成から、同一のフィルタ特性が得られる。
<第3の実施の形態>
図10は本発明の第3の実施の形態の模式的断面図である。図11(a)は第3の実施の形態に用いる光学ローパスフィルタの各複屈折板の光束分離方向を示す図、同図(b)はこれによる分離パターンを示す図である。なお、本実施の形態において、上記の実施の形態と同様の構成には同符号を付し、その説明は省略する。
【0038】
第3の実施の形態は、上記の実施の形態とは光学ローパスフィルタ30の構成が異なる。この光学ローパスフィルタ30は、入射した光をそれぞれ水平方向に光分離するよう切断加工された水平分離複屈折板301、偏光解消板として用いる1/4波長板302、垂直方向に光分離するよう切断加工された垂直分離複屈折板303の3枚が、入射面側からこの順に接着剤により重ね合わされている。また、これらの複屈折板301、302、303は、それぞれ主面の形状が正方形状の水晶からなり、主面の外形寸法が等しく形成されている。また、水平分離複屈折板301及び垂直分離複屈折板303は厚さが互いに等しく形成されている。この光学ローパスフィルタ30は、図11(b)に示すように、入射した単位光束を正方形S3の頂点位置P11,P12,P13,P14の4点の光束に分離する。従って、図示しないが、この光学ローパスフィルタ30を±90°回転して取り付けたとしても、あるいは裏返して取り付けたとしても、得られる分離パターンは同一であり、この場合も同一のフィルタ特性が得られる。
<第4の実施の形態>
図12は本発明の第4の実施の形態の模式的断面図である。図13(a)は第4の実施の形態に用いる光学ローパスフィルタの各複屈折板の光束分離方向を示す図、同図(b)はこれによる分離パターンを示す図である。 なお、本実施の形態において、上記の実施の形態と同様の構成には同符号を付し、その説明は省略する。
【0039】
第4の実施の形態は、上記の実施の形態とは光学ローパスフィルタ40の構成が異なる。この光学ローパスフィルタ40は、入射した光を45°方向に光分離するよう切断加工された45°分離複屈折板401、偏光解消板として用いる1/4波長板402、45°分離複屈折板403の3枚が、入射面側からこの順に接着剤により重ね合わされている。また、これらの複屈折板401、402、403は、それぞれ主面の形状が正方形状の水晶からなり、主面の外形寸法が等しく形成されている。また、45°分離複屈折板401、403は厚さが互いに等しく形成されている。この光学ローパスフィルタ40は、図13(b)に示すように、入射した単位光束を正方形S4の頂点位置P11,P12,P13,P14の4点の光束に分離する。この分離パターンは図11(b)に示す分離パターンとは、正方形をなす点では共通であるが、正方形S4の頂点の位置は、正方形S3を±90°回転させた位置にある。この実施の形態においても、図示しないが、この光学ローパスフィルタ40を±90°回転して取り付けたとしても、あるいは裏返して取り付けたとしても、得られる分離パターンは同一であり、この場合も同一のフィルタ特性が得られる。
<第5の実施の形態>
図14(a)は本発明の第5の実施の形態に用いる光学ローパスフィルタの各複屈折板の光束分離方向を示す図、同図(b)はこれによる分離パターンを示す図である。
【0040】
なお、本実施の形態において、上記の実施の形態と同様の構成には同符号を付し、その説明は省略する。
【0041】
第5の実施の形態は、上記の実施の形態とは光学ローパスフィルタ50の構成が異なる。この光学ローパスフィルタ50は、入射した光を水平方向に光分離するよう切断加工された水平分離複屈折板501及び光分離方向が互いに直交する2枚の45°分離複屈折板502、503がこの順に接着剤により重ね合わされている。また、これらの複屈折板501、502、503は、それぞれ主面の形状が正方形状の水晶からなり、主面の外形寸法が等しく形成されている。また、45°分離複屈折板502、503は厚さが互いに等しく形成され,かつ、水平分離複屈折板501は45°分離複屈折板502(503)の√2倍の厚さで形成されている。この光学ローパスフィルタ50は、図14(b)に示すように、入射した単位光束を正方形S3の頂点位置P11,P12,P13,P14の4点の光束に分離する。従って、図示しないが、この光学ローパスフィルタ50を±90°回転して取り付けたとしても、あるいは裏返して取り付けたとしても、得られる分離パターンは同一であり、この場合も同一のフィルタ特性が得られる。
【0042】
次に、本発明の第5の実施の形態の別の例を説明する。
【0043】
図15(a)はその実施の形態に用いる光学ローパスフィルタの各複屈折板の光束分離方向を示す図、同図(b)はこれによる分離パターンを示す図である。
【0044】
この実施の形態は、上記の実施の形態とは光学ローパスフィルタ60の構成が異なる。この光学ローパスフィルタ60は、入射した光を45°方向に光分離するよう切断加工された45°分離複屈折板601、水平分離複屈折板602、垂直分離複屈折板603がこの順に接着剤により重ね合わされている。また、これらの複屈折板601、602、603は、それぞれ主面の形状が正方形状の水晶からなり、主面の外形寸法が等しく形成されている。また、水平分離複屈折板602と垂直分離複屈折板603とは厚さが互いに等しく形成されている。この光学ローパスフィルタ60は、図15(b)に示すように、入射した単位光束を正方形S4の頂点位置P11,P12,P13,P14の4点の光束に分離する。この分離パターンは図14(b)に示す分離パターンとは、正方形をなす点では共通であるが、正方形S4の頂点の位置は、正方形S3を±90°回転させた位置にある。この実施の形態においても、図示しないが、この光学ローパスフィルタ60を±90°回転して取り付けたとしても、あるいは裏返して取り付けたとしても、得られる分離パターンは同一であり、この場合も同一のフィルタ特性が得られる。
<第6の実施の形態>
図16は本発明の第6の実施の形態の模式的断面図である。図17(a)は第6の実施の形態に用いる光学ローパスフィルタの各複屈折板の光束分離方向を示す図、同図(b)はこれによる分離パターンを示す図である。なお、本実施の形態において、上記の実施の形態と同様の構成には同符号を付し、その説明は省略する。
【0045】
第6の実施の形態は、上記の実施の形態とは光学ローパスフィルタ70の構成が異なる。この光学ローパスフィルタ70は、入射した光を水平方向に光分離するよう切断加工された水平分離複屈折板702と入射した光を垂直方向に光分離するよう切断加工された垂直分離複屈折板704との間に、入射した光を45°方向に光分離するよう切断加工された45°分離複屈折板703を介在させており、水平分離複屈折板702に45°分離複屈折板703の分離方向と直交する分離方向を有する45°分離複屈折板701を隣接させた状態で相互に重ね合わされてなる。また、水平分離複屈折板702と垂直分離複屈折板704は互いに等しい厚さとされており、また45°分離複屈折板701、703も互いに等しい厚さとされている。また、これらの複屈折板701、702、703、704は、それぞれ主面の形状が正方形状の水晶からなり、主面の外形寸法が等しく形成されている。さらに、45°分離複屈折板701と45°分離複屈折板703の厚さが、水平分離複屈折板702あるいは垂直分離複屈折板704の厚さの√2倍に等しい場合には、この光学ローパスフィルタ70は、図17(b)に示すように、入射した単位光束を、4つの点P22、P23,P25,P28を共有する4つの正方形S20,S21,S22,S23の頂点に位置する点P21,P22,P23,P24,P25,P26,P27,P28,P29,P30,P31,P32の12点の光束に分離する。この実施の形態においても、図示しないが、この光学ローパスフィルタ70を±90°回転して取り付けたとしても、あるいは裏返して取り付けたとしても、得られる分離パターンは同一であり、この場合も同一のフィルタ特性が得られる。
【0046】
また、45°分離複屈折板701と45°分離複屈折板703の厚さが、水平分離複屈折板702あるいは垂直分離複屈折板704の厚さの√2倍より大きい場合には、図18に示すように、入射した単位光束を、4つの正方形S30,S31,S32,S33の頂点に位置する16点の光束に分離する。この場合においても、図示しないが、この分離パターンが得られる光学ローパスフィルタ70を±90°回転して取り付けたとしても、あるいは裏返して取り付けたとしても、得られる分離パターンは同一であり、この場合も同一のフィルタ特性が得られる。
【0047】
さらにまた、45°分離複屈折板701と45°分離複屈折板703の厚さが、水平分離複屈折板702あるいは垂直分離複屈折板704の厚さの√2倍より小さい場合には、図19に示すように、入射した単位光束を、4つの正方形S40,S41,S42,S43の頂点に位置する12点の光束に分離する。この場合においても、図示しないが、この分離パターンが得られる光学ローパスフィルタ70を±90°回転して取り付けたとしても、あるいは裏返して取り付けたとしても、得られる分離パターンは同一であり、この場合も同一のフィルタ特性が得られる。
<第7の実施の形態>
図20(a)は第7の実施の形態に用いる光学ローパスフィルタの各複屈折板の光束分離方向を示す図、同図(b)はこれによる分離パターンを示す図である。
【0048】
この第7の実施の形態は、上記の実施の形態とは光学ローパスフィルタ80の構成が異なる。光学ローパスフィルタ80は、入射した光を45°方向に光分離するよう切断加工された3枚の45°分離複屈折板801、803、805と、これら45°分離複屈折板801、803、805間に偏光解消板として1/4波長板802、804をそれぞれ介在させた状態で相互に重ね合わされてなる。また、これらの複屈折板801、802、803、804、805は、それぞれ主面の形状が正方形状の水晶からなり、主面の外形寸法が等しく形成されている。この光学ローパスフィルタ80は、図20(b)に示すように、入射した単位光束を、頂点P30,P33を共有する2つの正方形S5、S6の頂点に位置する点P30,P31,P32,P33,P34,P35の6点の光束に分離する。この実施の形態においても、図示しないが、この分離パターンが得られる光学ローパスフィルタ80を±90°回転して取り付けたとしても、あるいは裏返して取り付けたとしても、得られる分離パターンは同一であり、この場合も同一のフィルタ特性が得られる。
【0049】
なお、第3、第4及び第7の実施の形態では偏光解消板の構成として1/4波長板を用いたが、これに限ることなく、例えば1/2波長板や旋光板を用いてもよい。
[光学ローパスフィルタの構成]
上記実施の形態における光学ローパスフィルタ10、20、30、40、50、60、70、80に、色補正フィルタ及び/または反射防止フィルタを設けた構成としてもよい。色補正フィルタは、特定の波長の光を選択的に除去、あるいは弱めることにより、光学装置の解像度を高める。この色補正フィルタとしては、赤外線カットフィルタまたは紫外線カットフィルタなどがある。こうした色補正フィルタは、コート材としては、光学ローパスフィルタの入射面に染料や塗料などを塗布する構成や、TiO2,SiO2 などの蒸着膜を積層した構成がある。TiO2 膜に替えてZrO2 やNb2 O5 膜としてもよいし、またSiO2 膜に替えてMgF2 としてもよく、適宜蒸着材料を用いることができる。また、色補正フィルタは、ガラス材、染料や塗料などをエポキシ樹脂などに分散させた樹脂材などからなる部材を密着させて設置することによって構成することもできる。また、反射防止フィルタとしては、MgF2 、Al2 O3 、ZrO2 、TiO2 、SiO2 などのうち1つ、またはこれらの組み合わせからなるコート材がある。
【0050】
図21に、こうした色補正フィルタや反射防止フィルタを光学ローパスフィルタに設けた形態の例を示す。
【0051】
図21(a)に示す形態は、光学ローパスフィルタ10の入射面に赤外線カットフィルタ21が形成された構成である。また、同図(b)は光学ローパスフィルタ10の入射面に紫外線カットフィルタ23が形成された構成である。このような色補正フィルタだけを設けたものの他、さらに反射防止フィルタなどを付加し、必要に応じて光の透過性の機能をもたせることもできる。例えば、同図(c)に示すように、光学ローパスフィルタ10の入射面に反射防止フィルタ22を設けるとともに、もう一方の主面に赤外線カットフィルタ21が設けられた構成がある。あるいは、同図(d)に示すように、光学ローパスフィルタ10の入射面に赤外線カットフィルタ21及び反射防止フィルタ22を積層した構成がある。
【0052】
なお、色補正フィルタや反射防止フィルタを光学ローパスフィルタに設ける形態は、これらの例に限ることなく、色補正フィルタが、コート材、ガラス材及び樹脂材のうち、少なくとも1つ以上からなり、適宜組み合わせて構成される。
[光学ローパスフィルタの固着方法及びこれに対応させた光学ローパスフィルタの形態]
図22は、本発明の光学装置に適用される光学ローパスフィルタの設置方法を説明するための図であり、図23乃至図28は、この設置方法を適用した光学ローパスフィルタの構成を示す図である。
【0053】
光学ローパスフィルタ10はパッケージ15の開口部12に紫外線硬化接着剤を介して固着される。この場合、第22図に示すように、パッケージ15の開口部12の周縁にわたり位置決め用の段部13を形成し、この段部13上に紫外線硬化接着剤24を塗布し、光学ローパスフィルタ10を固着する。
【0054】
一方、図23に示す構成は、光学ローパスフィルタ10の一方の主面の周縁わたり位置決め用の段部101を形成し、この段部101を開口部12に嵌め込む形態をとる。この段部101と開口部12とは紫外線硬化接着剤24を介して接着される。この形態では、光学ローパスフィルタ10の側面方向から入射する光によって、紫外線硬化接着剤24の硬化は十分になされる。
【0055】
上記した図22の構成において、紫外線硬化接着剤24をより効果的に硬化させる観点から、より好ましい光学ローパスフィルタの構成を図24乃至図28に示す。
【0056】
これらの構成に用いられている光学ローパスフィルタ10には、その入射面に赤外線カットフィルタ21が形成されている。この赤外線カットフィルタ21は、上記したように、紫外線の透過を妨げる問題があり、以下に示す光学ローパスフィルタを採用することにより、これを回避するものである。
【0057】
まず、図24に示す光学ローパスフィルタ10では、紫外線硬化接着剤24の上方に位置する赤外線カットフィルタ21及びこの赤外線カットフィルタ21部分に隣接する光学ローパスフィルタ10の一部を切り欠いた切り欠き31が形成されている。この構造により、紫外線が切り欠き31から入射し、より効果的に紫外線硬化接着剤24に到達するので、紫外線硬化接着剤24は十分硬化される。
【0058】
このように紫外線を効果的に紫外線硬化接着剤24に到達させる構造としては、図25に示すように、光学ローパスフィルタ10の上面端部の赤外線カットフィルタ21及びこの赤外線カットフィルタ21に隣接する光学ローパスフィルタ10部分を面取りした面取り部32によって、紫外線透過部を構成してもよい。この面取り部32の構成では、光学ローパスフィルタ10の角部分で欠けや割れが発生するのを防ぐ効果もある。
【0059】
また、図26に示す光学ローパスフィルタ10では、紫外線硬化接着剤24の上方に位置する赤外線カットフィルタ21及びこの赤外線カットフィルタ21部分に隣接する光学ローパスフィルタ10の一部を除去することにより、角形溝33を形成し、この角形溝33を紫外線透過部とする。
【0060】
さらに、紫外線透過部の構造として、図27に示すように、光学ローパスフィルタ10の上面の一端部側に切り欠き31を形成し、他の3つの端部側に面取り部32を形成した構造がある。
【0061】
また、図28に示すように、光学ローパスフィルタの対向する端部に角形溝33をそれぞれ形成し、もう一方の端部に面取り部32をそれぞれ形成した構造がある。この構造の光学ローパスフィルタでは、角形溝33を特定部分として認識しやすく、表裏の判別あるいは複屈折板の分離方向を示す目印としての機能をもたせることができる。
【0062】
以上の構造とした光学ローパスフィルタ10では、上記したように、紫外線が紫外線透過部を介して効果的に紫外線硬化接着剤24に到達するので、光学ローパスフィルタ10は開口部12に精度よく固着し、封止される。
【0063】
以上説明した実施の形態は、パッケージの開口部を光学ローパスフィルタで封止する構成であるが、光学ローパスフィルタに替えて、光透過性のカバー部材とする構成の光学装置がある。以下、こうした構成における本発明の実施の形態を説明する。
<第8の実施の形態>
図29は本発明の第8の実施の形態の模式的断面図である。
【0064】
本実施の形態の光学装置は、撮像素子、パッケージ構造は、上記した実施の形態と同様であるので、説明は省略する。
【0065】
本実施の形態の光学装置は、カバー部材90がパッケージ15の開口部12に嵌め込まれており、パッケージ15の段部13上で紫外線硬化接着剤24によって固着されており、このカバー部材90でパッケージ15の開口部12が封止された構成となっている。このカバー部材90は、主面が方形状のガラスからなり、上面には、TiO2 膜とSiO2 膜が20層から50層、交互に積層された赤外線カットコート211が形成されている。また、カバー部材90の端部周縁には、切り欠き41が形成されており、この切り欠き41は、紫外線硬化接着剤24の上方に位置する赤外線カットコート211及びこの赤外線カットコート211に隣接するカバー部材90の一部を除去した構造となっている。
【0066】
次に、このカバー部材の製造方法を説明する。図30は、その製造方法を説明するための図である。
【0067】
まず、図30(a)に示すように、平板からなるウェハ900の上面全体に赤外線カットコート211を塗布する。次に、このウェハ900のインゴット体910を、同図(c)に示すように、矢符の方向に所望の寸法で小割り切断する。この切断の際には、同図(b)に示すような断面形状が二段階状のブレード99が用いられる。このブレード99を用いることにより、紫外線透過部を同時に形成しながら、ウェハ900からインゴット体910を合理的かつ効率よく切断することができる。このようにして、同図(d)に示すカバー部材90を得る。
【0068】
なお、第8の実施の形態の変形例を図31にその模式的断面図を示して説明する。
【0069】
この変形例は、図30に示したカバー部材90を、その切り欠き41をパッケージ15の段部13に対向させて配置し、紫外線硬化接着剤24によって切り欠き41を段部13に固着させることにより、カバー部材90でパッケージ15の開口部12を封止した構成となっている。この構成によっても、紫外線の透過は妨げられず、紫外線を紫外線硬化接着剤24に到達させることができる。
【0070】
なお、本実施の形態で用いたカバー部材90の材料は、ガラスに限ることなく、水晶板、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム等を用いることもできる。
<第9の実施の形態>
図32は本発明の第9の実施の形態の模式的断面図である。
【0071】
本実施の形態において、第8の実施の形態と同様の構成には同符号を付し、その説明は省略する。
【0072】
本実施の形態の光学装置は、CCD素子2、このCCD素子2を収容するパッケージ150、このCCD素子2の収容スペース141を封止するカバー部材91、及びパッケージ150の開口部120を封止する光学ローパスフィルタ10からなる。パッケージ150は上記したパッケージ15と同様、樹脂成型により形成された光不透過性の構造体からなる。このパッケージ150の内部構造は、内部壁面周囲が段部130、131を備えた二階段状になっており、CCD素子2の平面形状に対応した収容スペース141、カバー部材91の平面形状に対応した収容スペース142、光学ローパスフィルタ10の平面形状に対応した収容スペース143がそれぞれ形成されている。
【0073】
本実施の形態に搭載されるカバー部材91は、第8の実施の形態と同様の材質であり、また同様の赤外線カットコートが形成されているが、紫外線透過部が、面取り部420で構成されている点が異なる。この面取り部420によって、カバー部材91の角部分で欠けや割れが発生するのを防ぐ効果ももたせることができる。また、光学ローパスフィルタ10は上記の実施の形態で説明した構成を適宜採用することができる。
【0074】
パッケージの段部130とカバー部材91は、紫外線硬化接着剤24によって固着される。この紫外線硬化接着剤24の硬化の際、面取り部420の構成によって、紫外線が紫外線硬化接着剤24に十分透過するので、カバー部材91によって、収容スペース141の封止が十分になされる。なお、光学ローパスフィルタは接着剤によって段部131に固着されるが、上記した光学ローパスフィルタの構成を採用して、紫外線硬化接着剤による固着によって封止することも可能である。
<第10の実施の形態>
図33は本発明の第10の実施の形態の模式的断面図である。
【0075】
本実施の形態において、第9の実施の形態と同様の構成には同符号を付し、その説明は省略する。
【0076】
本実施の形態の光学装置は、CCD素子2、このCCD素子2を収容するパッケージ150、このCCD素子2の収容スペース141を封止するカバー部材92、及びパッケージ150の開口部120を封止する凸状のガラスからなるレンズ25を備えている。カバー部材92は、第8の実施の形態と同様の材質であり、また同様の赤外線カットコートが形成されているが、紫外線透過部が、角形溝430で構成されている点が異なる。この角形溝430はカバー部材92の端部より若干中ほどに形成されており、第8の実施の形態及び第9に実施の形態に比べ、角形溝430を特定部分として認識しやすく、表裏の判別が容易であるため、目印としての機能ももたせることができる。
【0077】
カバー部材92は角形溝430を上方に向けた状態で紫外線硬化接着剤24を介して段部130に固着される。この際、角形溝430の構成により、紫外線硬化接着剤24には紫外線が十分透過し、十分な硬化がなされる。また、レンズ25は接着剤を介して段部131に固着される。
<第11の実施の形態>
図34は本発明の第11の実施の形態に適用されるカバー部材の平面図である。
【0078】
本実施の形態においては、上記第8乃至第10の実施の形態において、カバー部材の構成が異なるのみである。本実施の形態のカバー部材93は、紫外線透過部の構造として、カバー部材93の上面の一端部側に角形溝430が形成され、他の3つの端部側に面取り部420が形成された構造となっている。
【0079】
この紫外線透過部の構造によっても、上記実施の形態同様、紫外線硬化接着剤には紫外線が十分透過するので、十分な硬化がなされる。従って、カバー部材93は段部に精度よく固着し、開口部は気密封止される。
【0080】
さらに、この構造のカバー部材93では、角形溝430を特定部分として認識しやすく、表裏の判別が容易であるため、目印としての機能をもたせることができる。
<第12の実施の形態>
図35は本発明の第12の実施の形態に適用されるカバー部材の平面図である。
【0081】
本実施の形態においては、第32図もしくは図33に示す構成の実施の形態において、カバー部材の構成が異なるのみである。本実施の形態のカバー部材94は、紫外線透過部の構造として、カバー部材94の上面の対向する端部に角形溝430をそれぞれ形成し、もう一方の端部に面取り部420をそれぞれ形成した構造である。
【0082】
この紫外線透過部の構造によっても、上記実施の形態同様、紫外線硬化接着剤には紫外線が十分透過するので、十分な硬化がなされる。従って、カバー部材94は段部に精度よく固着し、開口部は気密封止される。
【0083】
さらに、この構造のカバー部材94においても、角形溝430を特定部分として認識しやすく、表裏の判別が容易であるため、目印としての機能をもたせることができる。
【0084】
以上説明した各実施の形態では、パッケージ内に搭載される撮像素子として、CCD素子を挙げたが、これに限るものではなく他の撮像素子、例えばMOSなどの素子であってもよい。
【0085】
【発明の効果】
以上のように、本発明の光学装置は、実用的なフィルタ特性を得ることができ、小型化、軽量化が実現できる。また、製造工程における製造効率が高く、コストを抑えることができる。また、適用形態に応じて、パッケージの封止を光学ローパスフィルタあるいはカバー部材によって行うことで、種々の構成に対処でき、用途を汎用的にすることができる。さらに、本発明に示すように、紫外線硬化接着剤によって光学ローパスフィルタあるいはカバー部材が封止されている構成では、紫外線透過部の構成により、紫外線が妨げられることなく、紫外線硬化接着剤に到達するので、十分な硬化がなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す分解斜視図
【図2】 第1の実施の形態の模式的断面図
【図3】 (a)は第1の実施の形態に用いる光学ローパスフィルタの光束分離方向を示す図、(b)はその分離パターンを示す図
【図4】 (a)は図3の光学ローパスフィルタを±90°回転した状態もしくは裏返した状態の光束分離方向を示す図、(b)はその分離パターンを示す図
【図5】 本発明の第2の実施の形態の模式的断面図
【図6】 (a)は第2の実施の形態に用いる光学ローパスフィルタの各複屈折板の光束分離方向を示す図、(b)はこれによる分離パターンを示す図
【図7】 (a)は図6の光学ローパスフィルタを±90°回転した状態の光学ローパスフィルタの各複屈折板の光束分離方向を示す図、(b)は図6の光学ローパスフィルタを±90°回転した場合の分離パターンを示す図
【図8】 (a)は第2の実施の形態の変形例に用いる光学ローパスフィルタの分離パターンを示す図、(b)は図8(a)の分離パターンを±90°回転した場合の分離パターンを示す図
【図9】 (a)は第2の実施の形態の他の変形例に用いる光学ローパスフィルタの分離パターンを示す図、(b)は図9(a)の分離パターンを±90°回転した場合の分離パターンを示す図
【図10】 本発明の第3の実施の形態の模式的断面図
【図11】 (a)は第3の実施の形態に用いる光学ローパスフィルタの各複屈折板の光束分離方向を示す図、(b)はこれによる分離パターンを示す図
【図12】 本発明の第4の実施の形態の模式的断面図
【図13】 (a)は第4の実施の形態に用いる光学ローパスフィルタの各複屈折板の光束分離方向を示す図、(b)はこれによる分離パターンを示す図
【図14】 (a)は本発明の第5の実施の形態に用いる光学ローパスフィルタの各複屈折板の光束分離方向を示す図、(b)はこれによる分離パターンを示す図
【図15】 (a)は本発明の第5の実施の形態の別の例に用いる光学ローパスフィルタの各複屈折板の光束分離方向を示す図、(b)はこれによる分離パターンを示す図
【図16】 本発明の第6の実施の形態の模式的断面図
【図17】 (a)は第6の実施の形態に用いる光学ローパスフィルタの各複屈折板の光束分離方向を示す図、(b)はこれによる分離パターンを示す図
【図18】 第6の実施の形態の変形例に用いる光学ローパスフィルタの分離パターンを示す図
【図19】 第6の実施の形態の他の変形例に用いる光学ローパスフィルタの分離パターンを示す図
【図20】 (a)は第7の実施の形態に用いる光学ローパスフィルタの各複屈折板の光束分離方向を示す図、(b)はこれによる分離パターンを示す図
【図21】 (a)乃至(d)は、それぞれ光学ローパスフィルタに色補正フィルタや反射防止フィルタを設けた形態を示す図
【図22】 本発明の光学装置に適用される光学ローパスフィルタの設置方法を説明するための図
【図23】 この設置方法を適用した光学ローパスフィルタの構成を示す図
【図24】 この設置方法を適用した光学ローパスフィルタの構成を示す図
【図25】 この設置方法を適用した光学ローパスフィルタの構成を示す図
【図26】 この設置方法を適用した光学ローパスフィルタの構成を示す図
【図27】 この設置方法を適用した光学ローパスフィルタの構成を示す図
【図28】 この設置方法を適用した光学ローパスフィルタの構成を示す図
【図29】 本発明の第8の実施の形態の模式的断面図
【図30】 (a)〜(d)は図29に示すカバー部材の製造方法を説明するための図
【図31】 本発明の第8の実施の形態の変形例を示す模式的断面図
【図32】 本発明の第9の実施の形態の模式的断面図
【図33】 本発明の第10の実施の形態の模式的断面図
【図34】 本発明の第11の実施の形態に適用されるカバー部材の平面図
【図35】 本発明の第12の実施の形態に適用されるカバー部材の平面図
【符号の説明】
2 ‥‥CCD素子
10‥‥光学ローパスフィルタ
12‥‥開口部
13‥‥段部
14‥‥収容スペース
15‥‥パッケージ
Claims (13)
- 撮像素子と、平面視四角形状の開口部を有し、上記撮像素子を収容するパッケージを備えており、この開口部にはその周縁にわたって段部が形成され、この段部上に紫外線硬化接着剤を介して主面が正方形状の光学ローパスフィルタが固着されているとともに、この光学ローパスフィルタの上面には、色補正フィルタ及び/または反射防止フィルタが形成され、かつ、上記紫外線硬化接着剤の上方に位置する当該色補正フィルタ及び/または反射防止フィルタ部分とこれら色補正フィルタ及び/または反射防止フィルタ部分に隣接する当該光学ローパスフィルタの一部が除去されてなる紫外線透過部が形成され、この紫外線透過部が、上記光学ローパスフィルタの上面端部に形成された切り欠きあるいは上面端部近傍に形成された角形溝であり、
上記光学ローパスフィルタは、ウエハの上面に色補正フィルタ及び/または反射防止フィルタが形成された後に、上記紫外線透過部が形成されるとともに上記ウエハから多数個に切断形成されたうちの1つであることを特徴とする光学装置。 - 上記紫外線透過部は、上記光学ローパスフィルタの上面の四方の端部側に形成されているとともに、当該紫外線透過部の一端部側のみ形状が、他の端部側の紫外線透過部の形状と異なる形状とされていることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
- 上記紫外線透過部は、上記光学ローパスフィルタの上面の四方の端部側に形成されているとともに、当該紫外線透過部の対向する端部側のみの形状が同一とされていることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
- 上記色補正フィルタが、赤外線カットフィルタまたは紫外線カットフィルタの少なくとも一方からなることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれかの請求項に記載の光学装置。
- 上記色補正フィルタが、コート材、ガラス材及び樹脂材のうち、少なくとも1つ以上からなることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれかの請求項に記載の光学装置。
- 上記反射防止フィルタが、コート材からなることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれかの請求項に記載の光学装置。
- 上記光学ローパスフィルタは、入射した光を45°方向に光分離して、2点の分離パターンを形成するよう切断加工された45°分離複屈折板からなることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれかの請求項に記載の光学装置。
- 上記光学ローパスフィルタは、入射した光を水平方向に光分離するよう切断加工された水平分離複屈折板と、入射した光を垂直方向に光分離するよう切断加工された垂直分離複屈折板とが、入射した光を45°方向に光分離するよう切断加工された45°分離複屈折板を挟んだ状態で重ね合わされてなり、上記水平分離複屈折板と垂直分離複屈折板とは互いに等しい厚さであることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれかの請求項に記載の光学装置。
- 上記光学ローパスフィルタは、互いに直交する分離方向をもつ2枚の複屈折板の間に、偏光解消板を介在させた状態で相互に重ね合わされてなることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれかの請求項に記載の光学装置。
- 上記2枚の複屈折板が入射した光を水平方向に光分離するよう切断加工された水平分離複屈折板と、入射した光を垂直方向に光分離するよう切断加工された垂直分離複屈折板であり、かつ、これらの複屈折板は互いに等しい厚さであることを特徴とする請求項9に記載の光学装置。
- 上記光学ローパスフィルタは、互いに直交する分離方向をもつ2枚の複屈折板に、これらの複屈折板の少なくとも一方と±45°あるいは±135°回転させた分離方向の複屈折板を隣接させた状態で相互に重ね合わされてなるとともに、上記互いに直交する分離方向をもつ2枚の複屈折板は互いに等しい厚さであることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれかの請求項に記載の光学装置。
- 上記光学ローパスフィルタは、入射した光を垂直方向に光分離するよう切断加工された垂直分離複屈折板と入射した光を水平方向に光分離するよう切断加工された水平分離複屈折板との間に、入射した光を45°方向に光分離するよう切断加工された45°分離複屈折板を介在させ、かつ、上記垂直分離複屈折板あるいは水平分離複屈折板に上記45°分離複屈折板の分離方向と直交する分離方向を有するもう1つの45°分離複屈折板を隣接させた状態で相互に重ね合わされてなるとともに、上記垂直分離複屈折板と水平分離複屈折板は互いに等しい厚さであり、かつ上記45°分離複屈折板ともう1つの45°分離複屈折板は互いに等しい厚さであることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれかの請求項に記載の光学装置。
- 上記光学ローパスフィルタは、入射した光を45°方向に光分離するよう切断加工された3枚の45°分離複屈折板と、これらそれぞれの45°分離複屈折板間に偏光解消板をそれぞれ介在させた状態で相互に重ね合わされてなることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれかの請求項に記載の光学装置。
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