JPH02100018A - 光学的ローパスフィルター - Google Patents

光学的ローパスフィルター

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JPH02100018A
JPH02100018A JP25345488A JP25345488A JPH02100018A JP H02100018 A JPH02100018 A JP H02100018A JP 25345488 A JP25345488 A JP 25345488A JP 25345488 A JP25345488 A JP 25345488A JP H02100018 A JPH02100018 A JP H02100018A
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JP
Japan
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pass filter
optical low
rays
double refractive
sepn
Prior art date
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JP25345488A
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English (en)
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Akihiko Shiraishi
白石 昭彦
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は光学的ローパスフィルターに関し、特に固体撮
像素子等により画像情報を離散的に採取するようにした
撮像システムの一部に用いられるものであり、例えば各
走査線ごとにサンプリング点が半ピツチずつずれた所謂
オフセットサンプリング構造を有する固体撮像素子に好
適な光学的ローパスフィルターに関するものである。
(従来の技術) 従来より画像情報を離散的に採取するCOD、MOS等
の固体撮像素子においては各画素を水平、垂直の両方向
に整列させた所謂格子状サンプリング構造を有する固体
撮像素子が広く用いられている。
第4図は従来の格子状サンプリング構造を有する固体撮
像素子を示した一例の説明図である。
第5図は第4図に示した格子状サンプリングされた画像
情報を空間周波数面上に表わしたときの説明図であり、
格子状サンプリング構造によるキャリア周波数、変調波
、折り返り歪等を模式的に説明している。
第5図において5は撮影画像情報の空間周波数成分、5
a、5b、5c、5dは各々変調波成分、6a、6b、
6c、adは各々キャリア周波数である。
例えば今、サンプリングされた画像情報の周波数帯域が
撮影画像情報の空間周波数成分5に示す円内にのみある
とする。この時撮影画像情報の空間周波数成分5円内の
空間周波数成分と全く同じ図形をした変調波成分5a、
5b、5c、5dが各々キャリア周波数6a、6b、6
c、6dを中心とする位置に各々発生する。
これら変調波成分5a、5b、5c、5dが第5図の斜
線で示す様に撮影画像情報の空間周波数成分5円内に重
なる場合、該斜線部分の空間周波数成分が所謂キャリア
周波数6a、6b6c、6dからの画像の折り返り歪と
なり表われ原画像情報に悪影響を及ぼす原因となってい
る。
又該折り返り歪はサンプリングの原理上からは当然発生
するものであり、例えば細かい縞模様の被写体を撮像し
た時に縞模様を構成する線がビート状の太い線になった
り、又本来なかった縞模様がモワレ縞のように発生した
りする現象として知られている。
このような画像情報を#数的にサンプリングしたときに
発生する折り返り歪を抑制する為には各々のキャリア周
波数6a、6b、6c、8dからの折り返り成分を少な
くして画像品質を向上させてやる必要がある。
この折り返り歪を抑制するのに用いられるのが光学的ロ
ーパスフィルターである。
第6図は格子状サンプリング構造を有する固体撮像素子
の説明図であり従来より用いられている光学的ローパス
フィルターの構成を示している。
同図において7,9は各々複屈折板、8は位相板であり
直線偏光を円偏光に変換する為のものである。
尚これらの光学部材で光学的ローパスフィルター60を
構成ている。又いずれの光学部材も水晶等の一軸性結晶
より成っている。
このときの該光学的ローパスフィルターの伝達関数、所
謂MTF特性は次式で表わされる。
He(fx、fy) =1cos(πP Hf  x / 2 )  ・ C
05(πPVfy/2)  l     ・・・ (1
)ここでPH、PVは撮像素子の水平、垂直方向のサン
プリングピッチである。
第7図は第6図の光学的ローパスフィルター60の空間
周波数面上の特性を示す説明図である。該光学的ローパ
スフィルター60は空間周波数面では同図に示す様にキ
ャリア周波数の位置にトラップ線をし持っている。これ
が前記第5図に示したキャリア周波数と一致している為
各キャリア周波数の位置での周波数成分が低減される。
その結果キャリア周波数からの折り返り歪を抑制するこ
とができ、これにより画像品質の向上を図っている。
しかしながら光学的ローパスフィルター60の画像情報
のサンプリングを、第8図に示す様に偶数番目の走査線
と奇数番目の走査線でサンプリングが半ピツチずれた所
謂オフセットサンプリング構造を有した固体撮像素子に
そのまま用いることは周波数特性上困難であった。
一般に第8図に示すオフセットサンプリング構造は、例
えばモザイク状のカラーフィルターをもつ単板式撮像素
子に多く見られるものであったが、近年の半導体製造技
術の発展に伴い画素そのものを走査線ごとに半ピツチず
らした構造の固体撮像素子も種々開発されている。
このようなオフセットサンプリング構造をもつ固体撮像
素子では第9図に示す様にキャリア周波数の位置が点1
0a、fob、lOc、10d。
10e 、10fの位置となり1例えばキャリア周波数
10a、10fは第5図で示したキャリア周波数6aと
比べて本来の撮像画像情報の空間周波数成分5からより
離れた位置に依存している。
この為画素ピッチが水平、垂直方向とも同じピッチの固
体撮像素子であっても各キャリア周波数の位置からの折
り返り歪はオフセットサンプリング構造を有する固体撮
像素子の方が格子状サンプリング構造を有する固体撮像
素子よりも折り返り歪の絶対量は少ないという利点があ
る。
しかしながらその反面、格子状サンプリング構造を有す
る固体撮像素子では第5図に示した様に変調波成分5a
、5b、5c、5d(7)4方向からの折り返り歪を抑
制すれば良いのに対しオフセットサンプリング構造を有
する固体撮像素子では第9図に示す様に変調波成分5a
、5b、5c。
5c、5d、5a’の6方向からの折り返り歪の抑制を
考えなければならない。
従ってオフセットサンプリング構造を有する固体撮像素
子ではキャリア周波数からの折り返り歪の絶対量は減る
ものの様々な方向をもつ周波数成分に対し、より均等な
周波数特性を有する光学的ローパスフィルターが要求さ
れる。
このような周波数特性を得る為には第6図に示した光学
的ローパスフィルター60の様に走査線に対して水平、
垂直方向だけの周波数特性では不充分であり、それ以外
の方向、即ち斜め方向の周波数特性も光学的ローパスフ
ィルターに加えたものでなければならない。
このような斜め方向にも特性を持つ光学的ローパスフィ
ルターは例えば特開昭61−261988号公報で提案
されている。同公報の光学的ローパスフィルターは3枚
の複屈折板を光線の分離方向が走査線に対し、順に一4
5°、0°、45゜そして分離幅の比が1: 、fY:
 tとなるように光学的ローパスフィルターを構成して
いる。
しかしながら同公報で提案された光学的ローパスフィル
ターの゛構成では回転対称に近い形の点像を得ることが
できず、従ってキャリア周波数からの様々な方向に対し
均等な周波数特性を得ることができないという問題点が
あった。
又、回転対称に近い形の点像を得る光学的ローパスフィ
ルターは例えば特開昭62−3202号公報で提案され
ている。
第10図は同公報で提案されている複屈折板を4枚用い
て構成した光学的ローパスフィルターの構成図である。
同図において11,12,13.14は各々複屈折板で
ありこれらの光学部材で光学的ローパスフィルター10
0を構成している。
同図においては4枚の複屈折板11,12゜13.14
を走査線に対し光線の分離方向が順に09.45°、−
90’″、−45’ となるようにし、分離幅の比がl
 :fT : l:fTとなるようにして光学的ローパ
スフィルター100を構成している。
第11図はこのときの光学的ローパスフィルター100
の空間周波数面上の特性を示した説明図である。
同図に示す様にゼロ周波数近傍のトラップ線が45°傾
いた正方形の中に正方形が内接した形となるようにして
いる。
第12図はこのときの周波数空間上の方位角が0”、4
5°、90°となる動径上の各方位角方向のMTF値を
示した説明図ある。
同図に示した様に各方位角でのMTF特性には、バラツ
キがあり、特に方位角0°又は90゜と45°における
第1トラップ点の相異が比較的大きくキャリア周波数か
らの折り返り歪の抑制には適していない。
従って該光学的ローパスフィルターはオフセットサンプ
リング構造によるキャリア周波数からの折り返り歪の抑
制に対し充分なものとはいえない。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は光学的ローパスフィルターを構成する複数の複
屈折板の偏光作用を利用し前述の従来例の欠点を取り除
く為に様々な方向に対しより均等な周波数特性を有する
ように複数の複屈折板の光線の分離幅を適切に設定する
ことにより、画像情報を離散的にサンプリングしたとき
発生するキャリア周波数からの折り返り歪の影響を抑制
し、画像品質の向上を図った特にオフセットサンプリン
グ構造を有する固体撮像素子に好適な光学的ローパスフ
ィルターの提供を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 一般に多方向に対し均等な周波数特性を有する光学的ロ
ーパスフィルターは理想的には空間周波数面上のすべて
の動径方向における第1トラップ点を結んだ軌跡(以″
F「第1トラップ曲線」という、)が円になることが望
ましい。
しかしながら第1トラップ曲線を円にすることは難しく
現実に有限枚数の複屈折板で光学的ローパスフィルター
を構成するためには、第1トラップ曲線を偶数個の辺を
もつ正多角形で近似することが必要となる。
このとき第1トラップ曲線ガ正方形となるようにしたの
では第7図に示した様な周波数特性となり所望の周波数
特性を得るのが難しい。
又、第1トラップ曲線が正六角形となる構成にするには
複屈折板の光学特性上非常に困難である。
これに対し第1トラップ曲線が正八角形となる構成をと
ることは後述する様に4枚の複屈折板で構成することが
できる。
従ってこれが所望の周波数特性を得るための最も少ない
枚数の光学的ローパスフィルターの構成ということにな
る。
以上の様な理由から本発明は、撮像素子への入射光路中
に配置される光学的ローパスフィルターであって該光学
的ローパスフィルターは少なくとも4枚の複屈折板より
構成され、該光学的ローパスフィルターの入射面側から
数えてn枚目の複屈折板はその光学軸の該フィルターの
射出面への投影像が該射出面内のある方向に対し時計方
向又は反時計方向に 45°×n となるように構成されており、前記光学的ローパスフィ
ルターの入射面側から数えて1枚目の複屈折板の光線の
分離幅をa、2枚目の複屈折板の光線の分離幅をb、3
枚目の複屈折板の光線の分離幅をc、4枚目の複屈折板
の光線の分離幅をdとし gJ= (1/a+ 1/c)−、fT/b−(2)g
B=  cx/b+x/a)−FΣ/ a−(3)gC
= (1/c+ 1/a)−FT/d−= (4)g 
D = (1/ d + 1 / b )−圧/い・・
(5)としたとき、該係数gA 、gB 、gC、gD
は各々 gA>0、gB>0、gC>0、gD>0・・・ (6
) の如く構成している。
(実施例) 第1図は本発明の光学的ローパスフィルターの構成の概
略図である。
同図において20は光学的ローパスフィルター、1,2
,3.4は各々複屈折板であり入射面側から数えてn枚
目の複屈折板はその光学軸のフィルター射出面上の投影
像が基準方向である、例えば不図示の撮像素子の走査方
向と垂直な方向に対して時計方向に45°×nとなるよ
うに構成されている。
本実施例においては光学的ローパスフィルター20を構
成する複屈折板1.2,3.4は光線の分離方向が走査
線方向に対し順に互いに45゜0° 、−45@、−9
0”となる、これは走査線と垂直な方向を基準とし、時
計方向に本発明の条件を適用したものである。
又複屈折板1の光線の分離幅がa、複屈折板2の光線の
分離幅がす、複屈折板3の光線の分離幅がC1複屈折板
4の光線の分離幅がdとなるようにして構成している。
第2図は第1図に示す光学的ローパスフィルター20の
各複屈折板より光線が分離されていく過程を示す説明図
である。
本実施例において入射光線Iは複屈折板lにより■に示
す様に2木の等しい強度の光線に分離され該2本の光線
は複屈折板2により■に示す様に4本の等しい強度の光
線に分離され該4本の光線は複屈折板3により■に示す
様に8本の等しい強度の光線に分離され該8木の光線は
複屈折板4により■に示す様に16木の等しい強度の光
線に分離され結局全体で16本の光線となって光学的ロ
ーパスフィルターから射出している。
このときの該光学的ローパスフィルターの伝達関数、所
謂MTF特性は次式で表わされる。
He  (fx、fy)  =  ICO3(π a 
 (fx+fy)/E丁)−cos <πb fx)C
os (wc (fx−f y)/F丁)COS  (
π bfy)1 ・・・ (7) 第3図はこのときの光学的ローパスフィルターの空間周
波数面上の特性を示した説明図ある。このときのトラッ
プ線は同図に示す様な形となり原点付近で2つの長方形
が互いに45°傾いて重なり合った形となっている。該
2つの長方形の各頂点のうちfx軸に最も近い点をAと
し反時計回りに順に点B、C,D、E、F、G、Hとし
第1番目の複屈折板によるトラップ線を同図に示すよう
にli、l−iと表わしている。このときトラップ線1
i(i=±1.±2.±3.±4)より成る第1トラッ
プ曲線が前述した様に(凸の)入角形と成る様に構成す
るには、互いに直交する2つの直線の交点がそれらと直
角でない角度で交わる2組の互いに平行な2直線に囲ま
れる四角形の外側に位置するようにすればよい。
例えば同図に示した点Aがトラップ線12t−2、14
、+−4に囲まれる四角形の外側に位置する為には、 点A(7)座標が 〔(1/2F丁)(L/a+1 /
 c )  、  (1/ 2 f”F )  (1/
 a −1/ c ) )で表わされるから同図より (1/2f丁)(1/a+ 1/c)>1/2 b・・
・(8) を満足する様に設定すれば良い、又 g A = (1/ a + 1 / c ) −F丁
/ b −(2)とおくと gA>O・・・ (9) を満足させることが良い。
同様に点B、C,Dについても同様に同図よりgB= 
(f/b+ l/d)−fi/a−(3)gC= (1
/c+ 1/a)−F「/cL・・(4)gp=(1/
d=1/b)−f丁ンC・・・(5)とおいたとき gB>O・・・ (10) gC>0      ・・・ (1l)gD>O・・・
 (12) を満足させることが良い。
この他点E、F、G、Hについては図形が原点について
点A、B、C,Dと点対称である為、各々A、B、C,
Dに対する各条件式(9)(10)、(11)、(12
)を満足させるように設定すれば良い。
このとき点A′からトラップ線12  に下した垂線の
長さをhAとし 同様に 点Bからトラップ線11  に下した 垂線の長さをhB 点Cからトラップ線l−4に下した 垂線の長さをhC 点りからトラップ線l−3に下した 垂線の長さをhD 点Eからトラップ線l−2に下した 垂線の長さをhE 点Fからトラップ!1tL1  に下した垂線の長さを
hF 点Gからトラップ線14  に下した 垂線の長さをhG 点Hからトラップ線13  に下した 垂線の長さをhH としたとき、これら各々の垂線の長さは、hA=hE=
(1/2F下)((1/a+1/C)−fΣ/b)=(
1/2FT)gA・・・(13) hB=hF;(l/2T下)((1/b+1/d)−i
/a)= (1/2 J)gB・・・(14) hC=hG= (1/25)((1/c+l/cn−f
”i/a)= (1/25)gC・・・(15) hD= hH= (1/25)((1/d+1/b) 
−FY/c) = (172FT)gD・・・(16) で表わされ式(13)〜(16)は前記gA。
gB、gC,gDの各々の値に比例した値になる。前記
式(13)、(14・)、(15)(16)の垂線の長
さの値が互いに等しい時、第1トラップ曲線は正八角形
となり第3図に示した空間周波数面上の特性は各方位角
方向に対し最も変化が少ない均等な周波数特性となる。
従って所望の空間周波数特性を得るためには前記式(1
3)〜(16)の垂線の長さの値が互いに等しいか、あ
るいはなるべく近い値であることが望ましい。
その為には前記gA 、gB 、gC、gDの値のうち
で最大の値をgMAX、最小の値をgMINとしたとき
次の条件を満足させることが良い。
gMI N/gMAX≧0.3  −(17)次に前記
第4図に示した格子状サンプリング構造の固体撮像素子
の水平、垂直方向のサンプリングピッチPH、PVの比
率を PH:PV=2:ff     ・・・(18)とし、
即ちPVが pv=(、/−丁/2)PH・ (19)から成る固体
撮像素子に本発明の光学的ローパスフィルターを適用し
たときの第1実施例について示す。
第13図は本実施例による光学的ローパスフィルターの
空間周波数面上の特性を示す説明図である。
同図に示す様にこのときのキャリア周波数の位置は点1
0a、10b、10c、1od10e 、10fとなり
、いずれのキャリア周波数の位置も原点からの距離が等
しくその大きさが2/(F丁PH)となる、この為光学
的ローパスフィルターの第1トラップ曲線はなるべく回
転対称に近い形をとる必要があるので前述した様に正八
角形とするのが最も良い。
その為には第1図に示す本発明の光学的ローパスフィル
ターを構成する各々の複屈折板1,2゜3.4の光線の
分離幅a、b、c、dをa:b:c:d=1:1:1:
1  ・・・(20)とし、さらに本実施例では a:b:c:d=(1/2)αPH−・・(21)α=
0.94     ・・・(22)としている、ここで
パラメータαは各キャリア周波数の位置10a、job
、10c、10d10e 、10fがトラップ線11 
 、 l−1、131−3で囲まれる正方形とトラップ
&112  、 l−214、t−4で囲まれる正方形
のいずれか一方の内部に位置するように選択している。
第14図はこのときの周波数空間上の方位角0°、90
°及びキャリア周波数10aの周波数空間上の方位角3
0°にある動径上の各方位角方向のMTF値を示した説
明図である。。
同図に示す様に各方位角によるMTF特性の変化が小さ
いことが分る。従ってキャリア周波数からの折り返り歪
の影響を抑制することができる。
又、このときgA、gB、gC,gDの各々の値は gA= gB= gC= gD= 1.25/PH・・
・(23) となりgMAX 、gMI N(7)関係はgMI N
/gMAX= 1 となり条件(17)を満足させている。
次に前述第1実施例に比べ水平方向のサンプリングピッ
チをさらに細かくし固体撮像素子の水平、垂直方向のサ
ンプリングピッチPH,PV(7)比率を PH: PV=2 : 3       ・ (25)
とし、即ちPVが PV=3/2PH・ (26) から成る固体撮像素子に本発明の光学的ローパスフィル
ターを適用したときの第2実施例について示す。
第15図は本実施例による光学的ローパスフィルターの
空間周波数面上の特性を示す説明図である。
本実施例においては前記第1実施例と同じ考え方でキャ
リア周波数の位置は同図に示す様に点10a    1
0b    10c    10d    10e10
fとなり該キャリア周波数の位置がトラップ線11. 
Ll  、 13. L3で囲まれる長方形とトラップ
m12. L;2  、14. L4 で囲まれる長方
形のいずれか一方の内部に位置するように第1図に示す
各々の複屈折板1,2,3.4の光線の分離幅a、b、
c、dを選択している。その結果a=c=(1/2)β
P b=d/r丁= (1/2)γP ・−(27)β=1
.07   γ=0.94  ・・・(28)となる。
第16図はこのときの周波数空間上の方位角0°、90
°及びキャリア周波数10aの周波数空間上の方位角j
 a n  (1/ 3 )にある動径上の各方位角方
向のMTF値を示した説明図である。
同図に示す様に各MTF曲線ともキャリア周波数の位置
が第1トラップ点に近く良好なる周波数特性を得ること
ができる。
又、このときgA、gB、 gC,gDの各々の値は となりgMAXとgMINの関係は gMAX/gMI  N=  gA/gC=  0 .
3 6・・・ (30) となり条件式(17)を満足させている。
尚、第1.w112実施例では複屈折板1,23.4の
光線の分離方向が走査線方向に対し順に45° 、0°
 、−45°、−90@となるように構成したが第13
図で示した様にキャリア周波数の位置が原点に対し等し
い距離にあり、又光学的ローパスフィルターの空間周波
数特性も回転対称に近い形であるときは、該光学的ロー
パスフィルターを撮影光学系の光軸に対し任意の角度で
回転させた構成にしても本発明によれば良好なる周波数
特性の光学的ローパスフィルターを得ることができる。
(発明の効果) 本発明によれば4枚の複屈折板を前述の如く配置し、4
枚の複屈折板による光線の分離幅を適切に設定すること
により光学的ローパスフィルターを構成し、これにより
様々な方向に対し均等な周波数特性を有することができ
、画像情報を離散的にサンプリングしたときに発生する
多方向のキャリア周波数からの折り返り歪の影響を抑制
することができ、画像品質の向上を図った、例えばオフ
セットサンプリング構造を有する固体撮像素子に好適な
光学的ローパスフィルターを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の光学的ローパスフィルターの一実施例
の構成図、第2図は第1図に示す複屈折板より光線が分
離されていく過程を示す説明図、第3図は第1図で示す
本発明の光学的ローパスフィルターの空間周波数面上の
特性を示す説明図、第4図は格子状サンプリング構造を
示す説明図、第5図は第4図に示す格子状サンプリング
構造によるキャリア周波数、変調波、折り返り歪を模式
的に説明した説明図、第6図は格子状サンプリング構造
の撮像素子のために従来用いられている光学的ローパス
フィルターの構成図、第7図は第6図に示す従来の光学
的ローパスフィルターの空間周波数面上の特性を示す説
明図、第8図はオフセットサンプリング構造を示す説明
図、第9図は第8図に示すオフセットサンプリング構造
によるキャリア周波数、変調波、折り返り歪を模式的に
説明した説明図、g5to図は従来の複屈折板4枚から
成る光学的ローパスフィルターの構成図、第11図は第
1O図に示す光学的ローパスフィルターの空間周波数面
上の特性を示す説明図、第12図は第10図に示す従来
の光学的ローパスフィルターの各方位角方向のMTF値
を示す説明図、第13図は本発明による第1実施例の光
学的ローパスフィルターの空間周波数面上の特性を示す
説明図、第14図は第13図に示す光学的ローパスフィ
ルターの各方位角方向のMTF値を示す説明図、第15
図は本発明による第2実施例の光学的ローパスフィルタ
ーの空間周波数面上の特性を示す説明図、第16図は第
15図に示す光学的ローパスフィルターの各方位角方向
のMTF値を示す説明図である。 図中、1,2,3,4,7,9,11,12゜13.1
4は各々複屈折板、8は位相板、5は撮影画像情報の空
間周波数成分、5a、5a5b、5c、5c  、5d
は変調波成分、6a。 6b、6c、6d、10a、lOb、10c10d、l
Oe、10fはキャリア周波数、20.60.100は
光学的ローパスフィルターである。 特許出願人   キャノン株式会社 代 理 人   高 梨 幸 雄ワ−二〇:第    
1    図 第 図 口 口 口 口 口 口 口 口 口 口 口 口 口 口 口 口 口 口 第 図 y 十 一占 ρv1 [−口   口 第 図 口 口 口 口 口 口 口 口 口 口 口 口 口 口 口 口 口 口 口 口 口 口 口 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)撮像素子への入射光路中に配置される光学的ロー
    パスフィルターであって該光学的ローパスフィルターは
    少なくとも4枚の複屈折板より構成され、該光学的ロー
    パスフィルターの入射面側から数えてn枚目の複屈折板
    はその光学軸の該フィルターの射出面への投影像が該射
    出面内のある方向に対し時計方向又は反時計方向に 45°×n となるように構成されており、前記光学的ローパスフィ
    ルターの入射面側から数えて1枚目の複屈折板の光線の
    分離幅をa、2枚目の複屈折板の光線の分離幅をb、3
    枚目の複屈折板の光線の分離幅をc、4枚目の複屈折板
    の光線の分離幅をdとgA=(1/a+1/c)−√2
    /b gB=(1/b+1/d)−√2/a gC=(1/c+1/a)−√2/d gD=(1/d+1/b)−√2/c としたとき、該係数gA、gB、gC、gDは各々 gA>0、gB>0、gC>0、gD>0 なる条件を満足することを特徴とする光学的ローパスフ
    ィルター。
  2. (2)前記係数gA、gB、gC、gDの値のうちで最
    大の値をgMAX、最小の値をgMINとしたとき gMIN/gMAX≧0.3 なる条件を満足することを特徴とする請求項1記載の光
    学的ローパスフィルター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001065306A1 (fr) * 2000-02-29 2001-09-07 Daishinku Corporation Dispositif optique
US10534193B2 (en) 2016-06-30 2020-01-14 Canon Kabushiki Kaisha Optical low pass filter and, image capturing apparatus and image capturing unit having the same

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