JP3824963B2 - 光ファイバテープ心線の分割工具及び光ファイバテープ心線の分割方法 - Google Patents

光ファイバテープ心線の分割工具及び光ファイバテープ心線の分割方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバテープ心線を長手方向に分割する光ファイバテープ心線の分割工具(以下、特に限定する場合を除き、単に「分割工具」と称する)、及び光ファイバテープ心線の分割方法に関する。
【0002】
【従来技術】
【0003】
光ファイバテープ心線の分割は、光ファイバケーブルの後分岐接続を行なう場合に光ファイバテープ心線を取り出して個々の光ファイバ心線を接続する場合、または、光アンプ装置など光機器内の光配線を分岐する場合等に行なわれる。その際、光ファイバ心線を傷つけないように光ファイバテープ心線の分割を行なうには、分割工具内に設けられた分割刃と光ファイバテープ心線の正確な位置合せが重要である。
【0004】
従来の分割工具では、分割工具本体に設けられたガイド溝に光ファイバテープ心線を沿わせて光ファイバテープ心線をセットすることにより、分割の際の分割刃と光ファイバテープ心線の位置合せを行なっている。ガイド溝は一般的に分割工具と一体的に形成され、ガイド溝の寸法としては、光ファイバテープ心線の幅や高さに合せた寸法が採用されている。分割の際に、光ファイバテープ心線がガイド溝から飛び出さないようにするため、蓋または専用の押し駒で光テープ心線をガイド溝の底面に押し付けて位置合せがずれないようにしている。
【0005】
分割方法には大別して3つの方法がある。第1に分割刃または針状の加傷刃を分割位置に刺し込み、光ファイバテープ心線を分割方向に移動することにより分割する方法、第2に針等により光ファイバテープ心線の表面にキズをいれ、その後に分割駒により剪断力を与え、そのキズをきっかけにして剪断力により分割する方法、第3に、光ファイバテープ心線を挟んだ状態で、分割駒を分割方向にずらすことによる剪断作用により分割する方法である。いずれの方法であっても、光ファイバテープ心線を所定の位置に位置決めするためのガイド溝部が設けられている。
【0006】
しかし、分割工具による分割の対象となる光ファイバテープ心線の寸法には、規格により許容される製造誤差の範囲内において所定のばらつきがある。そのため、従来の分割工具では、分割の際に光ファイバテープ心線を収容するガイド溝部の溝幅は、規格で許容される最大幅の光ファイバテープ心線を収容できる大きさとなっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の分割工具においては、光ファイバテープ心線がこの規格最大値より小さい場合には、光ファイバテープ心線とガイド溝の側壁の間に隙間が生じて分割の際の正確な位置決めができなくなるため、光ファイバテープ心線の製造寸法のばらつきにより、良好な分割ができない場合があった。
【0008】
また、光ファイバテープ心線には、2心線、4心線、8心線等多くの種類がある。しかし、従来の分割工具は、ガイド溝が分割工具と一体的に設けられている。そのため、従来の分割工具では、一つの分割工具により一種類の光ファイバテープ心線しか分割できず、作業現場では、光ファイバテープ心線の種類毎の分割工具を用意しておく必要があった。
【0009】
さらに、分割駒を用いた剪断作用による分割では、分割の際に剪断応力により押される側の光ファイバテープ心線が延びて弛みが生じるという問題があった。図8を用いて説明する。図8は、従来技術による剪断分割の作用を説明するイメージ図である。まず、上下の固定駒(固定部材)62a,62b及び可動駒(可動部材)63a,63bとにより光ファイバテープ心線の幅方向の一部分をそれぞれ同じ高さで保持する。この状態から可動駒63a,63bのみを上又は下側のいずれかに移動させることにより、光ファイバテープ心線を剪断応力により分割する。図8では、可動駒63a,63bを上に移動している。このように可動駒63a、63bのみを上に移動させると、図8(b)に示すように、可動駒63a,63bで挟んでいる部分が一方向に延びて弛み66が生じる。そのため、2つに分割される光ファイバテープ心線に弛みの発生する側66と弛みの発生しない側65ができる。従来技術には、このように弛み66の発生により、光ファイバテープ心線に捻れが発生して良好な分割ができないという問題があった。
【0010】
本発明は、光ファイバテープ心線を正確に分割することができる光ファイバテープ心線分割工具を提供することを目的とする。
【0011】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みて為されたもので、光ファイバテープ心線の寸法に一定のばらつきがあっても、正確に光ファイバテープ心線をガイド溝部に位置決めすることができる光ファイバテープ心線の分割工具を提供することを目的の一つとする。
【0012】
また、本発明は、ガイド溝部を分離して交換可能な光ファイバテープ心線の分割工具を提供することをその目的の一つとする。
【0013】
さらに本発明は、剪断により分割する場合に、剪断部分に捻じれの生じない光ファイバテープ心線の分割工具、及び分割方法を提供することをその目的の一つとする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、ガイド溝の底面部の幅を光ファイバテープ心線の幅の規格最小値以下とし、底面部に向って狭くなるように側壁部を斜めに設けることにより、光ファイバテープ心線をガイド溝の中心部に、位置決め配置可能とする。また、ガイド溝部分を分離して交換可能なガイド部材と、分割工具本体に設けられた取付け部とを設けることにより、種々の光ファイバテープ心線の種類に応じてガイド溝部を交換することができるようにする。さらに、光ファイバテープ心線の分割部分の一方向に凸の所定の弛みを与えておき、その弛みと反対方向から剪断応力を付与して分割するよう構成ことにより、テープ心線の捻れを防止しつつ分割する。
【0015】
本発明の第一の態様にかかる光ファイバテープ心線の分割工具は、
(i)光ファイバテープ心線をガイド溝部に収容し、該収容した光ファイバテープ心線を長手方向に分割する分割工具であって、ガイド溝部が、分割対象となる光ファイバテープ心線の幅よりも僅かに狭い幅の底面部と、ガイド溝部の開口部から底面部に向かって溝幅が狭くなるよう傾斜している直線状の傾斜面からなる側壁部とを備えていること
ii )ガイド溝部の底面部の幅が、光ファイバテープ心線の規格最小幅より小さく、かつ側壁部の傾斜面は底面部からの立上り傾斜角dが30度<d<80度の範囲の角度の傾斜面であること、
iii )光ファイバテープ心線の規格最小幅をWa、厚さをtとし、側壁部の前記傾斜面の立上り傾斜角をdとしたときに、前記溝部の前記底面部の幅xが、以下において説明する式(1)により定まる値より僅かに狭い幅からなること、を特徴とする。
上記(i)ないし( iii )の構成とすることにより、光ファイバテープ心線の両側面を斜めの側壁部で支持するために、光ファイバテープ心線の幅についての製造誤差により生じるガイド溝部の空隙を除去または抑制可能となり、光ファイバ心線を正確に位置決めすることが可能となる。
また、ガイド溝の底面部の幅を規格の許容する光ファイバテープ心線の最小幅よりも小さくすることにより、その規格に適合する光ファイバテープ心線をより正確に位置決めする可能となる。このように、各種規格の許容最小幅に応じてガイド溝部の形状を定めておくことにより、汎用性の高い光ファイバテープ心線の分割工具を提供することができる。
更に、規格最小幅のテープ心線であっても、ガイド溝部の左右の側壁部により確実に支持される。
【0018】
本発明の他の態様にかかる光ファイバテープ心線の分割工具は、光ファイバテープ心線の規格最大幅をWb、規格最小幅をWa、厚さをtとし、側壁部の傾斜面の立上り傾斜角をdとしたときに、ガイド溝部の深さyが、以下において説明する式(2)で定まる値より大きいことを特徴とする。この態様により、光ファイバテープ心線の規格許容最大幅のときのガイド溝部の最低限の深さを確定可能となる。
【0019】
本発明の他の態様にかかる光ファイバテープ心線の分割工具は、光ファイバテープ心線を長手方向に分割する分割工具であって、光ファイバテープ心線を収容するガイド溝部と、取付係合部とを備え、分割工具から分離可能なガイド部材と、分割工具に設けられ、ガイド部材の取付係合部と係合して、ガイド部材を分割工具に交換可能に固定するガイド取付部とを備えることを特徴とする。この態様では、ガイド部材を交換することにより、分割工具のガイド溝部の形状を変えることが可能となり、一つの分割工具で各種光ファイバテープ心線の分割を行なうことが可能となる。加傷刃により分割する分割工具にも適用可能である。
【0020】
本発明の他の態様にかかる光ファイバテープ心線の分割工具は、ガイド部材がガイド溝部の一部を横切る切欠部を備えており、ガイド部材が分割工具に取付け固定されたときに、光ファイバテープ心線を分割する剪断分割部が切欠部内に収容されることを特徴とする。
【0021】
本発明の他の態様にかかる光ファイバテープ心線の分割工具は、光ファイバテープ心線を、上下から挟み込み剪断力により長手方向に沿って前記光ファイバテープ心線を分割する分割工具であって、分割する光ファイバテープ心線を収容するガイド溝部と、ガイド溝部間に設けられ、ガイド溝部の底面部より低い位置で前記光ファイバテープ心線の幅の一部を上下から挟み込みこの位置に保持する固定部材と、該固定部材と隣接し固定部材と同じ位置で光ファイバ心線の幅の残り部分を上下から挟み込み保持し、さらに所定の力以上で押圧されたときに光ファイバテープ心線の一部を保持した状態で上方向に移動する可動部材とを有する剪断分割部とを備えることを特徴とする。この態様では、分割される2つの部分に同じ程度の弛み(延び)を生じさせておき、剪断応力による延び(弛み)を生じさせないため、分割後の光ファイバテープ心線に捻じれが生じない。
【0022】
本発明の他の態様にかかる光ファイバテープ心線の分割工具は、少なくとも上側の固定部材と上側の可動部材が、断面が凸形状の下に突出する曲面を備えることを特徴とする。これにより、光ファイバテープ心線の分割部分を、剪断分割全に一方向に滑らかに延ばすことが可能となる。また、本態様の光ファイバテープ心線の分割工具において、ガイド溝部を分割対象となる光ファイバテープ心線の幅よりも僅かに狭い幅の底面部と、ガイド溝部の開口部から底面部に向かって溝幅が狭くなるよう傾斜している側壁部とを備えるように構成することも可能である。さらに、本態様にかかる光ファイバテープ心線の分割工具を、ガイド溝部と取付係合部とを備えた交換可能なガイド部材と、該ガイド部材の取付係合部と係合して、ガイド部材を前記分割工具に交換可能に固定するガイド取付部とを備える構成とすることも可能である。
【0023】
本発明の第1の態様にかかる光ファイバテープ心線の分割方法は、光ファイバテープ心線の一部を長手方向に分割する方法であって、(a)光ファイバテープ心線を挟み込むことにより、一方向から応力を付与して剪断作用により分割される部分の前記光ファイバテープ心線の幅全体に一方向に弛みを付与するする工程と、(b)光ファイバテープ心線の弛みを付与された部分に、弛みを付与した方向と逆方向の剪断応力を付与して、光ファイバテープ心線の一部を剪断作用により分割する工程とを備えることを特徴とする。この方法により、剪断分割時に生じる光ファイバテープ心線の分割部分の片方だけの弛み(延び)による捻れを防止することが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の光ファイバテープ心線分割工具の実施の形態について、図を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例に係る光ファイバテープ心線分割工具10の斜視図であり、(a)は通常状態の斜視図を示し、(b)は第1の部材11と第2の部材12を180度開いた状態を示す。第1の部材11と第2の部材12は一端が軸13により軸止されて、軸13を中心に回転することにより反対側の先端部14、15が互いに当接可能な構造となっている。
【0025】
第1の部材11の先端部14には、ガイド取付部16上にガイド部材20が取り付けられている。ガイド部材20には左右に延びるガイド溝部21が設けられ、ガイド溝部21の中央に光ファイバテープ心線(以下単に、「テープ心線」と称する)を分割するための剪断部を構成する固定部材30、可動部材31とが設けられている。(b)に示すように、第2の部材12の先端部15にも固定部材30b、可動部材31bが設けられており、上下の固定部材30a,b及び可動部材31a,bにより、テープ心線を分割する剪断部を構成する。
【0026】
分割の際には、ガイド溝部21にテープ心線をセットする。図2にテープ心線をセットした状態の斜視図を示す。図2(a)に示すように、まずテープ心線60をガイド溝部21にセットする。次に図2(b)に示すように、第1の部材11と第2の部材12とを当接させて、テープ心線を挟み込む。
【0027】
この状態で、テープ心線の幅方向の一部は、固定部材30a,bに挟まれた状態で保持される。固定部材30a,bは第1の部材11、及び第2の部材12に固定されているため、この状態でさらに強い力で押圧されてもこれ以上動かない。一方、第1の部材11と第2の部材12が当接した状態で、テープ心線の残りの一部は可動部材31a,bに挟まれた状態で固定部材と同じ位置(高さ)に保持されている。可動部材31a,bは、上方向に移動可能に構成されているため(詳細は後述する)、この状態から所定の力で押圧すると、可動部材31a,bがテープ心線の残りの部分を保持したまま、上方向に移動する。これによりテープ心線60に剪断応力が生じ、テープ心線60は分割される。その後、分割する長さに応じて、テープ心線60の長手方向にテープ心線60と分割工具10とを相対的に移動する。これにより、テープ心線60を所望の長さだけ分割することができる。
【0028】
(ガイド溝部の構造)
図3を用いて本発明のガイド溝部21の構造を詳細に説明する。図3(a)、(b)は、本発明のガイド溝21の形状を説明するための模式図である。(a)は、テープ心線の幅が規格最小値である場合を示し、(b)は、規格最大値である場合を示す。図3に示すように、本発明では、底面部22の幅を光ファイバテープ心線60の規格最小値より小さくするとともに、ガイド溝部21の側壁部23a,bを斜め(角度d)にすることにより、テープ心線60の製造誤差による位置決めの遊びを無くし、位置決め精度を向上させている。すなわち、側壁部23a,bを斜めに設けることにより、少なくともテープ心線60の左右の側面が、ガイド溝部21の側壁部23a,bと常に接触する。
【0029】
より詳しく説明すると、テープ心線の左右の側面と側壁部23a、bとの接触位置は、テープ心線60の側面の曲面の形状(曲率半径等)により変化するものの、左右のそれぞれの少なくとも1点で接触する。これにより、テープ心線は少なくとも左右の2点で、ガイド溝部21内に支持され、左右に遊びが無くなる。また、左右の側壁の立上り角度dを同じにすることにより、光ファイバテープ心線60は、ガイド溝部21の中央を基準に位置決めされるので、ガイド溝部21の中央を基準にした正確な位置決めが可能である。
【0030】
底面部22の幅の大きさをどのように確定するかについて説明する。前提として、規格により許容される最小幅Waとし、テープ心線の側面が厚みtを直径とする半円形状であるものと仮定する。また、側壁部23a,bの立上り角はd度(0<d<90°)であるとする。この場合、ガイド溝部21の底面部22の幅xは、次の式(1)により確定される値以下であることが望ましい。
【0031】
【式1】
Figure 0003824963
【0032】
式(1)で定められる値以上に底面部22の幅が広い場合、テープ心線の幅が規格最小値であるときに、テープ心線60の側面が左右の側壁部23a,bのいずれかと接触しない場合が発生し、テープ心線60の位置を確定することできない。そのため、式(1)で定める値以下の底面幅とすることが望ましい。式(1)からも分かるように、底面部の幅xは、立上り角度dによって変化する。もちろん立上り角度dが小さすぎると、側壁部23a、bにより横方向の位置を規定することができなくなり、立上り角度が90°に近づきすぎるとテープ心線の製造誤差を斜めの側壁部23a,bにより吸収できなくなる。そのため、角度dは、規格による許容製造誤差の最大値及び最小値の差の大きさ、テープ心線と側壁の摩擦等の要素により確定されるが、一般的には、30°<d<80°であることが望ましい。
【0033】
また、底面部22を短くして側壁部23a,bを斜めに設ける構造では、ガイド溝部21の深さが浅いと、幅広のテープ心線をセットしたときに、テープ心線を収容したときにテープ心線の上面がガイド溝部21から突出してしまう可能性がある。このような突出を防止するために、ガイド溝部21の深さをどのように定めるかについて説明する。
【0034】
図3(b)に示すように、テープ心線の規格許容最大幅をセットしたときに、テープ心線の上面がガイド溝部21の上面29と同じ高さとなる溝の深さyを示している。この深さyは、テープ心線の規格許容最大幅をWb、側壁部23a,bの立上り角度をd、厚さをtとしたときに、次式2により求られる。
【0035】
【式2】
Figure 0003824963
【0036】
このガイド溝部21の深さyも、底面部22の幅xと同様に、側壁部23a,bの立上り角度d及び製造誤差の範囲Wa―Wbの影響を受ける。Wa―Wb又は角度dが大きい程が大きくなるほど、深さyを深くする必要がある。
【0037】
ちなみに、JIS規格(JIS C6838)による4心の光ファイバテープ心線の幅は、1.1±0.12mmであり、規格最小値は、0.98mmであり、規格最大値は1.22mmである。今、立上り角度dを45°とすると、式(1)、式(2)から、
x=0.98−2(0.3−0.3/2tan45/2)=0.804mm
y=(1.22−0.98)/2×tan45+0.3=0.42mm
となる。すなわち、図3(c)に示すように、側面部の立上り角45°、底面部の幅0.804mm、深さ0.42mmのガイド溝部を形成すると、JIS規格に基づく4心光ファイバテープ心線を、左右にずれないようにガイド溝部内に正確に収容可能である。
【0038】
上述の通り、ガイド溝部21の側壁部23a,bは、深さが0.4mmの微細な部分を斜めに加工するものである。具体的には、側壁部に面取り加工を施すことにより、側壁部を所定の角度で斜めにすることが可能である。
【0039】
(ガイド部材)
次に図4を用いてガイド部材20について説明する。
本発明のガイド溝部21は、分割工具から取り外し可能なガイド部材20上に設けられる。そのため、分割しようとするテープ心線の種類に応じたガイド溝部21を有するガイド部材20と交換することにより、多種類のテープ心線の分割が可能となる。図4(a)は、ガイド部材20を、取り外した状態を示す斜視図である。ガイド溝部23a,bを有するガイド部材20は、第2の部材12の先端部15に設けられたガイド取付部16に着脱可能に取り付けられる。
【0040】
ガイド取付部16は、取付台部17、係合穴18及びガイド固定部37を備えている。ガイド部材20は、係合穴18に嵌合する係合ピン24を備えている。また、左右に延びるガイド溝部21はその中央部が取り除かれて、剪断部の固定部材30a、可動部材31aを収容可能な切欠部25が設けられている。ガイド部材20を分離工具へ取り付けるときには、取付台部17上を載置して係合ピン24が係合穴18に挿入する。ガイド部材20が所定の取付位置に配置されると、分離工具に設けられたガイド固定部37によりガイド部材の押圧係合部38が押圧されて、ガイド取付部16に固定される。ガイド固定部37は、板ばね等の弾性部材により構成される。さらに、ねじ等を用いてガイド部材20をガイド取付部16に固定するよう構成することも可能である。
【0041】
光ファイバテープ心線には、2心線、4心線、8心線、12心線等種々の種類があるので、テープ心線の種類に応じた溝幅及び深さのガイド溝部21を有する各種のガイド部材を用意しておき、分割対象のテープ心線の種類に応じてガイド部材20を取り換えることにより、一つの分割工具で各種テープ心線の分割作業に対応することが可能となる。図4(b)に本発明の他の実施形態に係るガイド部材26及び取付部33を示す。この実施形態のガイド部材26は、従来技術と同様のガイド溝部27を有している。すなわちガイド溝部27の側壁面28が、従来技術と同様に垂直に立ち上がる形状となっている。また、剪断駒も、従来技術の固定駒34、可動駒35を使用した例を示している。
【0042】
また、上述の固定部材30a、b、可動部材31a,bに代えて、この位置に加傷刃を設ける構成とすることも可能である。この場合、加傷刃は、第1の部材11と第2の部材12のうちいずれか一方に設けても、両方に設けてもよい。例えば、ガイド部材20に切込部25を設けず、切込部25の位置に溝部21を設けるとともに、第2の部材12の固定部材30b及び可動部材31bの位置に、下に突出する加傷刃(図示せず)を設ける構成とすることも可能である。また、両部材に対向させて加傷刃を設ける構成とすることも可能である。分割の際には、第1の部材11及び第2の部材12を閉じてガイド溝部21に配置されたテープ心線を挟み込むことにより加傷刃によりテープ心線を加傷し又は切込みを入れる。そのままの状態でテープ心線または分割工具を相対的に移動させることにより、希望の長さだけテープ心線を分割する。このような構造により、加傷刃を用いた分割工具の場合であっても、本発明の交換可能なガイド部材を適用可能である。
【0043】
(剪断作用による分割時の捻れ防止法)
剪断分割に伴なう捻れの防止方法について説明する。剪断作用による分割の場合に生じる捻れは、分割されるテープ心線の片側部分のみに剪断応力の付与による弛み(延び)が生じることがその原因である。すなわち、2つに分割されるテープ心線の幅方向の片側のみが延びるため、捻れが生じるものである。
【0044】
そこで、本発明では、まず剪断分割部分の幅全体に亘って一方向に突出するように所定量伸ばす。その後に突出方向と反対方向から剪断応力を与えて、テープ心線を分割する。このように、まず、テープ心線の全幅に亘って一方向に凸に伸ばしておき、既に延びているテープ心線を元に戻す方向に剪断するので、剪断応力によりテープ心線がさらに延びる(弛みが発生する)ことは無い。従って、テープ心線の分割部分の双方の長さは変化しないため、捻れは生じない。
【0045】
図5を用いて説明する。図5は、剪断分割に伴なう捻れを防止するための本発明の方法及び構造を説明をするための概念図である。図5(a)の(1)は、テープ心線61を挟み込んだ状態における固定部材30a,b及び可動部材31a,bのテープ心線の幅方向の断面を示すイメージ図であり((2)のA−A'線断面のイメージ図)であり、(2)は、同様にテープ心線61を挟んだ状態におけるテープ心線の長手方向の断面を示すイメージ図である。(3)は、テープ心線を挟んだ状態の固定部及び可動部のイメージ斜視図と、そのときのテープ心線61の変形状態を示すイメージ斜視図である。図5(b)は、可動部材を31a、bを上方向に移動して、テープ心線61を剪断により分割した状態における、図5(a)の(1)、(2)、(3)と同じ方向から見たイメージ図である。
【0046】
図5(a),(b)からわかるように、固定部材30a,b及び可動部材31a,bを緩やかな凸形状に形成されており、さらに、第1の部材11の固定部材30a、可動部材31a、と、第2の部材12の固定部材30b、可動部材31bとが、ガイド溝部21の低面部22より“s”だけ低い位置でテープ心線を挟み込むように構成されている。
【0047】
このように構成した分割工具によりテープ心線61を挟み込むと、図5(a)(1)(2)に示すように、テープ心線61は、ガイド溝部21の底面部22より低い位置で上下の固定部材30a,b及び可動部材31a,bにより挟みこまれる。そのため、テープ心線60は、固定部材及び可動部材の緩やかな凸形状により、幅全体に亘り下に凸になるように延びる。このように下に凸になった状態のテープ心線61の斜視図を(3)に示している。
【0048】
テープ心線61は、図5(a)の状態から、テープ心線61の幅方向の一部を挟んでいる可動部材31a,bを上方向に移動することによる剪断作用により、分割される。図5(b)は可動部材を上方向に移動した後の状態を示している。このように可動部材31a,bだけが上方向に移動すると、図5(b)(1)、(2)に示すように、固定部材30a,bと可動部材31a,bに保持されているテープ心線61の境目部分が、剪断作用により分割される。剪断の際に、可動部材に挟まれているテープ心線に働く剪断応力は、テープ心線の延びが弛む方向に働くので、剪断応力により、延びによる弛みは発生しない。従って、テープ心線の幅方向の捻れは発生せず、正確な分割が可能となる。
【0049】
実施例を用いて具体的に説明する。
図6は、本発明の1実施例に係る図1の分割工具10の各種断面図を示す。図を分かり易くために、固定ねじ、スプリング、固定部材、可動部材、ガイド部材は、必要に応じてハッチングを省略し、または、断面部分をずらして示している。(a)は、図1の分割工具10の第1の部材11及び第2の部材12を閉じた状態の縦中央断面図である。(b)は、(a)の先端部分の部分拡大断面図である。
【0050】
図6(a)からわかるように、ガイド部材20は、ガイド固定部材37により、分離工具に押圧固定されている。また、第1の部材は、固定部材30a、可動部材31aを支持する本体部40と、可動部材31aを上方向に押圧するための押圧部材41とからなり、押圧部材41はスプリング43に逆らって上方向に移動可能に構成されている。また、上下の可動部材31a、bは、上下動可能に設けられており、スプリング45、46により下方向に押圧固定されている。可動部材31aは、押圧部材41と押圧部47で接触している。押圧部材41を上方向に押圧すると、可動部材31aは、スプリング45に逆らって上方向に移動する。
【0051】
図6(b)を用いて、より詳しく説明する。押圧部材41を押圧されることにより上方向に移動すると、可動部材31aがスプリング46に逆らって上方向に移動する。固定部材30aは第1の部材の本体部40に固定されており、固定部材30bは第2の部材に固定されているため、動かない。
【0052】
上下の固定部材30a,30bと可動部材31a,31bとの隙間48にテープ心線が挟み込まれている場合、押圧部41の押圧により可動部材31aが上方向に移動すると、テープ心線を介して上の可動部材31bも上方向に押される。これにより可動部材31bもスプリング45に逆らってテープ心線を挟んだまま上方向に移動する。一方、固定部材30a、30bは固定されているため、動かない。このように、テープ心線の一部は固定部材に保持され、他の一部は可動部材31a、31bに挟まれた状態で上方向に移動するため、固定部材と可動部材の境目部分が剪断作用により分割される。
【0053】
尚、第1の部材11と第2の部材12を閉じたときにテープ心線を挟み込むために上下の固定部材及び可動部材により形成される隙間48の位置は、ガイド溝部12より低い位置となるように構成されている。従って、前述した通り、剪断応力による捻れは抑制され、正確な分割が可能となる。
【0054】
次に、図7を用いて、ガイド溝部の他の実施形態を説明する。図7(a)(b)は、ガイド溝部21を固定部材及び可動部材の方から見た側面図を示す。固定部材30及び可動部材31による剪断位置を示すために、固定部材30a、30b及び可動部材31a,31bを破線で示す(実際は、図7の手前側に配置されているので、図面には現れない)。図7(a)に示す実施形態では、ガイド溝部21を備えるガイド台部50が、位置調整可動部材51上に設けられている。位置調整可動部材51は、調整用溝部52内を横方向にスライドすることができるように設けられている。調整用溝部52の一側面には、スプリング材又は弾性ゴム等の弾性部材からなる押圧部材53が設けられており、反対側にあるマイクロねじ54の先端部55側に押圧されている。従って、マイクロねじ54の回転方向によって、位置調整可動部材51を左右いずれの方向にでも微調整可能となる。スプリング材としては、プラスチック若しくは金属を用いた板ばね、又はコイルばね等を用いることができる。この実施形態により、ガイド溝部と固定部材、可動部材の相対位置を微調整することが可能となり、テープ心線を正確に分割することが可能となる。また、ガイド溝部全体の位置を移動させることにより、ガイド溝部の幅を変えずに剪断位置をずらすことが可能となり、テープ心線の分割位置を変更することが可能となる。
【0055】
図7(b)に他の実施形態を示す。本実施形態では、ガイド溝部21の幅を変更することができるように構成している。本実施形態では、ガイド溝部21が、左右の側壁を構成する側壁部材57、59及び底面部を構成する底面部材39により形成される。側壁部材57、59は、底面部材39上を摺動可能に構成されており、それぞれマイクロねじ56、58に接続されている。したがって、マイクロねじ56、58を左右に回転させることにより、側面部材57、59を左右のいずれの方向にも自由に移動させることができ、ガイド溝部21の幅及び位置を自由に調整することが可能となる。これにより、テープ心線の分割位置を自由に変更することが可能となる。また、テープ心線には、2心線、4心線、8心線等の種々のテープ心線がある。本実施形態では、これらの各種テープ心線の幅に応じてガイド溝部の幅を自由に調整できるので、一つの分割工具により各種のテープ心線を自由な位置で分割することが可能となる。
【0056】
尚、図7(a)、(b)では、調整用溝部52を第1の部材11の先端部14に設けている例を示しているが、ガイド溝部21を取り外し可能なガイド部材20上に設ける場合には、ガイド部材20に図7の各部を設けることが可能
である。
【0057】
以上説明したように、本明細書においては、光ファイバテープ心線に所定の製造誤差があっても正確に位置決めすることが可能なガイド溝部を備える分割工具、各種ガイド溝部を備えたガイド部材を交換可能に取付け可能な分割工具、予め一方向に弛みを与えた後に弛みと反対方向から剪断分割することにより捻れを防止しつつ剪断可能とした分割部を備える分割工具、及び捻れを防止しつつ剪断分割可能な分割方法等の各種の発明を、個々に開示している。しかし、以上の説明した本発明の特徴を有する個々のガイド溝部、ガイド部材、剪断分割部等をそれぞれ単独で有する分割工具だけでなく、これらの各部を複合的に備える光ファイバテープ心線の分割工具とすることも可能である。これにより、各部の優れた効果を複合的に備えた分割工具を提供可能となる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る分割工具では、ガイド溝の底面部の幅を光ファイバテープ心線の幅の規格最小値以下とし、底面部に向って狭くなるように側壁部を斜めに設ける。これにより、光ファイバテープ心線をガイド溝の中心部に、位置決め配置することが可能となる。また、他の実施形態に係る分割工具では、ガイド溝部を備えるガイド部材を、交換可能な構造とする構造とすることにより、光ファイバテープ心線の種類に応じたガイド溝部を有する各種ガイド部材と、一つの本体部のみで、各種テープ心線の分割作業が可能となる。さらに、他の実施形態に係る分割工具では、テープ心線に一方向に凸の所定の弛みを与えておき、その弛みと反対方向から剪断応力を付与して分割することにより、剪断応力によるテープ心線の捻れを防止する。これにより、良好な分割が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る光ファイバテープ心線分割工具10の斜視図であり、(a)は通常状態の斜視図を示し、(b)は第1の部材11と第2の部材12を180度開いた状態を示す。
【図2】テープ心線をセットした状態の斜視図であり、(a)はテープ心線をガイド溝部にセットした状態を示し、(b)は、第1の部材と第2の部材を閉じて、テープ心線を挟み込んだ状態を示している。
【図3】本発明のガイド溝部の構造を説明するための、イメージ図である。
【図4】ガイド部材とガイド取付部の構造を示す斜視図であり、(a)は、ガイド部材を分割工具から取り外した状態を示す斜視図、(b)は本発明の他の実施形態にかかるガイド部材及びガイド取付部を示す斜視図である。
【図5】剪断分割に伴なう捻れを防止するための本発明の方法及び構造を説明をするための概念図である。
【図6】本発明の1実施例に係る光ファイバテープ心線分割工具の断面図であり、(a)は縦中央断面図、(b)はその先端部分の部分拡大断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示す図であり、ガイド溝部21を固定部材及び可動部材の方から見た側面図である。
【図8】従来技術による剪断分割を説明するためのイメージ図である。
【符号の説明】
10 本発明の一実施例に係る光ファイバテープ心線分割工具
11 第1の部材
12 第2の部材
13 回転軸
14 第1の部材の先端部
15 第2の部材の先端部
16 ガイド取付部
17 取付台部
18 係合穴
20 ガイド部材
21 ガイド溝部
22 ガイド溝部の底面部
23a,23b ガイド溝部の側壁部
24 係合ピン
25 ガイド部材の切欠部
26 他の実施形態に係るガイド部材
30a、30b 第1の部材側の固定部材、第2の部材側の固定部材
31a、31b 第1の部材側の可動部材、第2の部材側の可動部材
33 取付部
37 ガイド固定部
39 底面部材
54、56、58 マイクロねじ
57、59 側面部材
60、61、64 光ファイバテープ心線
66 剪断応力による弛み

Claims (2)

  1. 光ファイバテープ心線を、上下から挟み込み剪断力により長手方向に沿って前記光ファイバテープ心線を分割する分割工具であって、
    前記光ファイバテープ心線が収容され、この光ファイバテープ心線の幅よりも僅かに狭い幅の底面部と、溝開口部から前記底面部に向かって溝幅が狭くなるよう傾斜している直線状の傾斜面からなる側壁部とを備えたガイド溝部と、
    前記ガイド溝部間に設けられ、前記ガイド溝部の底面部より低い位置で前記光ファイバテープ心線の幅の一部を上下から挟み込みこの位置に保持する固定部材と、該固定部材と隣接し前記固定部材と同じ位置で前記光ファイバ心線の幅の残り部分を上下から挟み込み保持し、さらに所定の力以上で押圧されたときに前記光ファイバテープ心線の一部を保持した状態で上方向に移動する可動部材とを有する剪断分割部とを備え、
    前記側壁部の前記傾斜面は底面部からの立上り傾斜角dが30度<d<80度の範囲の角度の傾斜面であり、
    かつ、前記光ファイバテープ心線の規格最小幅をWa、厚さをtとし、前記側壁部の前記傾斜面の立上り傾斜角をdとしたときに、前記ガイド溝部の前記底面部の幅xが、下記式(1)により定まる値よりも僅かに狭い幅からなることを特徴とする、光ファイバテープ心線の分割工具。
    【式1】
    Figure 0003824963
  2. 前記光ファイバテープ心線の規格最大幅をWb、規格最小幅をWa、厚さをtとし、前記側壁部の前記傾斜面の立上り傾斜角をdとしたときに、前記ガイド溝部の深さyが、下記式(2)で定まることを特徴とする請求項に記載の光ファイバテープ心線の分割工具。
    【式2】
    Figure 0003824963
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