JP3823238B2 - バリ取機のガイド部材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バリ取機に取付けて使用するガイド部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、プラスチック板を溶着して容器等を製作する場合には、溶着部分の外側出隅部や内側入隅部にバリが生じるので、このバリを除去する必要がある。しかし、溶着部分の外側出隅部に生じたバリは簡単に除去できるが、内側入隅部に生じたバリは綺麗に除去することが容易でない。
【0003】
そこで、従来は図6に示すようなモーター内蔵のバリ取機100を使用し、その先端部に挿着した角面用のビット101を回転させて、双方のプラスチック板の溶着部分の内側入隅部に生じたバリを、ビット先端の刃部101aで綺麗に削り取っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のバリ取機100は、ビット101先端の刃部101aを双方のプラスチック板の溶着部分の内側入隅部に位置決めする手段がないため、ビットの刃部101aが内側入隅部から位置ずれしやすく、特に、ビット101が高速回転している状態では刃部101aの位置がずれやすいので、内側入隅部のバリを効率良く綺麗に除去するには相当の熟練を要するという問題があった。
【0005】
本発明は斯かる問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ビット先端の刃部を溶着部分の内側入隅部に位置決めして、素人でもバリを効率良く且つ綺麗に除去することができるバリ取機のガイド部材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の請求項1に係るバリ取機のガイド部材は、ビットを挿着したバリ取機の先端部へ外嵌着される基筒体に、ビットの刃部を露出させる開口を頂部に形成した截頭円錐形又は截頭角錐形のガイド用筒体を設けて成る内側入隅部用のものであることを特徴とするものである。
【0007】
そして、請求項2に係るガイド部材は 上記請求項1のガイド部材において、そのガイド用筒体が、90°の頂角を有する円錐又は角錐の頂部を截断した形状の筒体であることを特徴とし、請求項3に係るガイド部材は、上記請求項1又は2のガイド部材において、基筒体に切割り部を形成し、この切割り部に螺着した締めネジにより基筒体を縮径して締付自在としたことを特徴とするものである。
【0008】
請求項1のガイド部材は、その基筒体をバリ取機の先端部に外嵌着して取付けられ、この取付状態では、ビットの刃部がガイド用筒体の頂部の開口から露出している。そして、双方のプラスチック板の溶着部分の内側入隅部に生じたバリを除去するときは、ビットを回転させ、截頭円錐形又は截頭角錐形のガイド用筒体のテーパー面又は傾斜面を内側入隅部の双方のプラスチック板面に接触させる。このように接触させると、ガイド用筒体の頂部の開口より露出したビットの刃部は、溶着部分の内側入隅部に位置決めされ、ビットの回転によって簡単に位置ずれしなくなるため、素人でも内側入隅部のバリをビットの刃部で効率良く綺麗に除去することが可能となる。
【0009】
特に、請求項2のガイド部材のように、ガイド用筒体が90°の頂角を有する円錐又は角錐の頂部を截断した形状の筒体であると、直角な内側入隅部に生じたバリを除去するのに極めて好都合であり、また、請求項3のガイド部材のように締めネジにより基筒体を締付自在としたものは、基筒体をバリ取機の先端部に外嵌着してから締めネジで基筒体を縮径して締付けることにより、簡単且つ強固にガイド部材の取付固定を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を説明する。
【0011】
図1は本発明の一実施形態に係るガイド部材の片側断面正面図、図2は同ガイド部材の平面図、図3及び図4は同ガイド部材のバリ取機への取付状態を示す正面図及び平面図、図5は同ガイド部材の使用状態の説明図である。
【0012】
図1及び図2に示すように、このガイド部材1は基筒体2とガイド用筒体3とで構成されている。
【0013】
この基筒体2は、図3に示すようにバリ取機100の先端部へ外嵌着されるもので、図2に示すように縦方向の切割り部2aを形成した円筒形をしており、この切割り部2aの上半部は、略コ字状の横断面を有する薄肉連結部2bによって連結されている。
【0014】
上記切割り部2aの両側には突起部2c,2dが形成され、片側の突起部2cにはネジ挿通孔2eが、反対側の突起部2dにはネジ孔2fが形成されている。そして、ネジ挿通孔2eから挿入した締めネジ4を反対側のネジ孔2fにねじ込むことによって、切割り部2aに締めネジ4が螺着され、この締めネジ4のつまみ部4aを手でつまんで回すと、薄肉連結部2bが圧縮され、基筒体2が縮径して締付けられるようになっている。
【0015】
一方、前記のガイド用筒体3は、図1に示すように、頂角θが90°である円錐の頂部を截断した截頭円錐形の筒体に構成され、その頂部には円形の開口3aが形成されている。この開口3aは、図3及び図4に示すようにビットの刃部101aを露出させるための開口である。
【0016】
図1に示すように、このガイド用筒体3の下端には接合用の短筒部3bが形成されている。そして、この短筒部3bが基筒体2の上端に内嵌合され、止具5で固定されて、基筒体2とガイド用筒体3が接合一体化されている。
【0017】
上記の基筒体2やガイド用筒体3は金属で作製してもよいが、合成樹脂で成形すると軽量化でき、量産性も良くなるので望ましい。材料の合成樹脂としてはアクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアセタール、その他のエンジニアリングプラスチックが好適に使用されるが、特に、ガイド用筒体3はポリアセタール等の表面滑性に優れた合成樹脂で成形することが望ましい。表面滑性に優れた合成樹脂でガイド用筒体3を成形すると、後述するようにバリ取り作業時にガイド用筒体3がプラスチック板面を滑らかに移動し、作業性が更に向上する利点がある。
【0018】
なお、上記の実施形態では基筒体2とガイド用筒体3を個別に作製して接合一体化しているが、場合によっては基筒体2とガイド用筒体3を同じ合成樹脂で一体成形してもよい。
【0019】
以上のような構成のガイド部材1は、図3及び図4に示すように、その基筒体2をバリ取機100の先端部(角面用のビット101が挿着された先端部)に外嵌着して締めネジ4を回し、基筒体2を縮径させて締付けることにより、バリ取機100の先端部に取付固定される。このように取付けた状態では、角面用ビットの刃部101aがガイド用筒体3の頂部の開口3aから露出し、刃部101aとガイド用筒体3のテーパー面とが段差なく滑らかに連続している。
【0020】
従って、双方のプラスチック板P,Pを直角に溶着した溶着部分の内側入隅部において、ガイド用筒体3のテーパー面を双方のプラスチック板P,Pの板面に接触させると、ガイド用筒体3の頂部の開口3aより露出したビットの刃部101aが溶着部分の内側入隅部にきっちりと位置決めされ、ビット101を回転させても簡単に左右に位置ずれすることはなくなるので、素人でもビット101を回転させながら内側入隅部に沿って真直ぐに移動させ、内側入隅部のバリをビットの刃部101aで効率良く綺麗に除去することができる。
【0021】
その場合、ガイド用筒体3が既述したポリアセタールなどの表面滑性に優れた合成樹脂で成形されていると、ガイド用筒体3をプラスチック板P,Pに接触させたまま一層スムーズに移動させることができるので、バリ取り作業性が更に向上することになる。
【0022】
この実施形態のガイド部材1は、双方のプラスチック板P,Pを直角に溶着した部分の内側入隅部のバリ取りに適合するように、ガイド用筒体3を、頂角θが90°である円錐の頂部を截断した截頭円錐形の筒体に構成しているが、例えば双方のプラスチック板P,Pの溶着された角度が135°であれば、それに対応して頂角θが135°である円錐の頂部を截断した截頭円錐形の筒体に構成すればよく、このようにガイド用筒体3は、溶着された双方のプラスチック板P,Pの角度に応じた頂角θを有する円錐の頂部を截断した截頭円錐形の筒体に構成すればよいものである。
【0023】
また、本発明においては、ガイド用筒体3を必ずしも截頭円錐形の筒体とする必要はなく、截頭角錐形の筒体に構成してもよいものであり、このようにガイド用筒体を截頭角錐形の筒体とした場合でも、その傾斜面を溶着部分の内側入隅部のプラスチック板面に当接させることにより、上記の截頭円錐形のガイド用筒体3の場合と同様の作用効果を奏するので、本発明の目的を達成し得ることは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のバリ取機のガイド部材は、バリ取機の先端部に挿着されたビットの刃部を、プラスチック板等の溶着部分の内側入隅部に簡単に位置決めでき、ビットが回転しても位置ずれしにくいため、内側入隅部に発生したバリを素人でも効率良く綺麗に除去することができるといった顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るガイド部材の片側断面正面図である。
【図2】同ガイド部材の平面図である。
【図3】同ガイド部材のバリ取機への取付状態を示す正面図である。
【図4】同ガイド部材のバリ取機への取付状態を示す平面図である。
【図5】同ガイド部材の使用状態の説明図である。
【図6】従来のバリ取機の正面図である。
【符号の説明】
1 ガイド部材
2 基筒体
2a 切割り部
3 ガイド用筒体
3a 開口
θ 頂角
4 締めネジ
100 バリ取機
101 ビット
101a 刃部

Claims (3)

  1. ビットを挿着したバリ取機の先端部へ外嵌着される基筒体に、ビットの刃部を露出させる開口を頂部に形成した截頭円錐形又は截頭角錐形のガイド用筒体を設けて成る内側入隅部用のバリ取機のガイド部材。
  2. ガイド用筒体が、90°の頂角を有する円錐又は角錐の頂部を截断した形状の筒体である請求項1に記載のガイド部材。
  3. 基筒体に切割り部を形成し、この切割り部に螺着した締めネジにより基筒体を縮径して締付自在とした請求項1又は請求項2に記載のガイド部材。
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