JP2002130225A - 部材間の接続構造 - Google Patents

部材間の接続構造

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JP2002130225A JP2000360348A JP2000360348A JP2002130225A JP 2002130225 A JP2002130225 A JP 2002130225A JP 2000360348 A JP2000360348 A JP 2000360348A JP 2000360348 A JP2000360348 A JP 2000360348A JP 2002130225 A JP2002130225 A JP 2002130225A
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wall surface
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第一部材に穴を設け、第二部材に該穴に挿入
する挿入部を設け、前記挿入部を前記穴に挿入して接続
されるべき部材間の接続構造において、接続される第二
部材に傷つける事なく接続強度を十分にする事ができ、
更に製作の容易な部材間の接続構造及び構造物を提供す
ること。 【解決手段】 第一部材10に対して、円柱状の丸い内
周曲面を具備する穴11と、前記穴11の入り口側の壁
面50とは異なる壁面60から穴11に向かった雌ネジ
70と、穴11方向に加圧され穴11方向に押し出され
る事を自在にされる加圧部材15とを一体化されるよう
に設けて構成させ、前記雌ネジ70に対して雄ネジ71
をはめ合わせて相対的に雄ネジ71を穴11方向に締め
込む事によって前記加圧部材及び前記内周曲面を穴11
方向に加圧し穴11方向に押し出し自在にできるように
構成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部材と部材間を加
圧して高精度で接続するのに好適な部材間の接続構造及
び構造物に関するものである。また本発明は部材と部材
間を安全に強弱自在に加圧するのに好適な部材間の接続
構造に関するものである。また本発明は部材と部材間を
離脱防止する部材間の接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、挿入穴を具備する第一部材と、前
記挿入穴に挿入される第二部材間の接続構造として例え
ば、第一部材には挿入穴と第一部材の外壁間を貫通され
る雌ネジを設けられて、挿入穴に第2部材を挿入すると
共に雌ネジに雄ネジをはめ合わせて締め付ける事によっ
て雄ネジが第二部材に食い込みながら加圧されると共に
第一部材と第二部材間が加圧されて第一部材と第二部材
間での接続や締結を可能にしたものが容易な接続構造と
して活用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては第二部材を雄ネジで傷つけてしまう事が
生じられるために、第一部材から第二部材を抜き出す事
が困難なものもある。この困難を解決するために第二部
材に追加工を加えて抜き出す事を容易にする方法が用い
られているが、本発明は第二部材に追加工をしなくても
又は第二部材を雄ネジで傷つけなくても第一部材から第
二部材を抜き出す事を容易にしながら第一部材と第二部
材間を強固に精度良く締結できる事を含めて部材間の接
続を容易にできる事を目的としている。
【0004】
【課題を解決する為の手段】上記課題を解決する為に本
発明は次の手段を用いて構成させる事が出来る。
【0005】第1手段として…第一部材に穴を設け、第
二部材に該穴に挿入する挿入部を設け、前記挿入部を前
記穴に挿入して接続されるべき部材間の接続構造におい
て、第一部材に対して、穴と、該穴の入り口側の壁面と
は異なる壁面から該穴に向かった雌ネジと、前記穴方向
に加圧され穴方向に押し出される事を自在にされる加圧
部材とを一体化(一体成形又は連結構造とする主旨も含
めている)されるように設けて構成させ、前記雌ネジに
対して雄ネジをはめ合わされて相対的に雄ネジを前記穴
方向に締め込む事によって前記加圧部材を前記穴方向に
加圧し穴方向に押し出し自在にできるように構成する事
ができる。
【0006】第2手段として…前記第一部材には前記穴
の入り口側の壁面と穴とを貫通すると共に穴の入り口側
の壁面から穴の奥方向に向かうと共に穴の入り口を切り
欠く溝(1カ所又は2箇所又は更に複数の溝を設ける事
もできる)を設ける事で一部が第一部材と一体化される
加圧部材から成る締め付け片を形成させて構成させる事
もできる。又、穴を貫通しない溝を設けることもでき
る。又、穴の入り口側の壁面には曲線状又は直線状又は
円状の少なくても何れかの形状となる溝で構成させる事
もできる。
【0007】第3手段として…第一部材に穴を設け、第
二部材に該穴に挿入する円柱状の丸い外周曲面を具備さ
れる挿入部を設け、前記挿入部を前記穴に挿入して接続
されるべき部材間の接続構造において、第一部材には前
記穴の入り口側の壁面とは異なる壁面から穴に向かった
雌ネジを少なくても具備して構成させ、前記雌ネジに対
して雄ネジをはめ合わせて相対的に雄ネジを穴方向に締
め込む事によって前記穴方向に加圧され穴方向に押し出
される事を自在にされると共に前記挿入部の外周曲面に
対して相対的に略同様の内周曲面で挿入部を加圧できる
加圧部材とを具備されるべき構成とする事もできる。
【0008】第4手段として…前記溝を成形するに当た
って、切削部材を具備した回転(回転とは一定方向に連
続回転又は正逆回転を含めている。)自在や正逆運動自
在な切削工具(例えばノコギリ盤)で切削成形する事も
出来る。又、円筒状の部材の先端に切削部材を円弧状に
具備してなる切削工具(例えばホールソー)を回転させ
て溝の成形を行うことも出来る。又、切削工具を用いず
に溝を作り出すことの出来る成形具(例えば型枠等)を
用いて成形する事も出来る。
【0009】第5手段として…前記雌ネジとはめ込み合
って締め込み自在な締結手段となるべき雄ネジ構造にお
いて、雄ネジ71の一方の端部である頭部72には雄ネ
ジ71を回す事のできる工具とはめ合い自在な穴73
と、穴73の外周及び略頭部72から雄ネジ71の他方
の端部である下部75の手前nまでに至って略螺旋状の
ネジと、下部75の手前nと下部75間を前記ネジの外
径より小径の外径で前記螺旋状のネジを設けていない略
円柱形状の一体部材と、下部75には相対的な凹凸形状
の面とを設けられて構成される雄ネジを用いて構成させ
る事もできる。
【0010】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。
【0011】図1は、本発明の第1実施形態に係わる部
材間の接続構造を示す図であり、同図(a)は平面図、
同図(b)は正面図、同図(c)は右側面図であり、同
図(d)は前記正面図(b)の断面図である。同図に示
す実施形態においては、円柱形状(円柱形状以外の多角
形や他の形状であってもよい)の外径を有する第一部材
10と、第1部材10の端部の壁面50に設けた円柱状
(円柱状以外の形状であってもよい)の丸い内周曲面を
具備した穴11内に挿入されるべき円柱状(円柱状以外
の形状であってもよく前記穴11にピッタリはめ合い可
能な形状のものが適している)の丸い外周曲面を具備し
た挿入部31と一体成形される第2部材30とによって
構成されている。又、第一部材10と第二部材30は回
転中心軸90を中心に回転自在な駆動手段として構成さ
せている。 以下具体的な構成を説明する。
【0012】第一部材10はその端部の壁面50に円柱
状の長い穴11を設け、穴11の入り口側の壁面50と
穴11とを貫通する溝であって穴11の入り口の少なく
ても2箇所(図中のx部とy部間)を切り欠く事ができ
ると共に穴11の奥方向に向かって円筒状(円弧状)に
切り欠いて成形した溝13を設ける事で一部が第一部材
10と一体成形(連結)された加圧部材15から成る締
め付け片を形成し、更に第一部材10には穴11の入り
口側の壁面50とは異なる外壁面60(外周面でもよ
い)から穴11と加圧部材15に向かった雌ネジ70を
加圧部材15と穴11を貫通させない範囲で設けて第一
部材10を構成させ、該雌ネジ70に対して雄ネジ71
をはめ合わせて締め付ける事によって雄ネジ71は加圧
部材15を穴11の方向に加圧すると共に穴11の方向
に押し出し自在にできるように構成させ、雌ネジ70と
雄ネジ71と加圧部材15と第二部材30の挿入部31
と第1部材10の穴11の内壁間で相対的に加圧自在に
構成させている。又、加圧部材15は、挿入部31の丸
い外周曲面に対して略同様曲面(同一半径の円弧の曲面
或いはやや大きな半径の円弧の曲面であってもよい。)
で略ピッタリ係合される加圧面を設けて構成させてい
る。
【0013】この実施形態によれば雄ネジ71は加圧部
材15に対して加圧し加圧部材15を傷つける事は生じ
ても、第二部材30の挿入部31は加圧部材15の弾性
変形によって加圧される事と加圧部材15の前記曲面で
加圧される為に少なくても挿入部31は傷つけられるこ
とを防止されながら強固に加圧されて締結されることも
出来る。又、溝13を回転中心軸90の軸方向と略平行
に切り欠いて構成させているために外壁面60には溝1
3や鋭角が無いために第一部材10が回転されても溝1
3や鋭角によって生じられるケガを防ぐ事や回転中の重
量バランスの配分を比較的精度良く保つことができ、効
果的であり安全となる。
【0014】又、前記図1記載説明の第一部材10に設
けられる溝13を図2又は図3又は図4で示すように構
成させる事も出来る。尚、図2,図3,図4は前記図1
記載の第一部材10の右側面図(c)の他の構成例を示
したものであり第二部材30の記載は省略している。
【0015】図2は、中心軸90(回転中心軸でなく穴
11の中心でも良い)を通る直線A上に穴11の入り口
を切り欠く溝13のx部とy部の両方が位置しないよう
に構成させた図であると共に穴11の内径と略同一円弧
形(円弧形と円弧状と曲線形は相対的に同一主旨の形状
として意味させている)の溝13を設けたものである。
図3は、中心軸90を通る直線A上に穴11の入り口を
切り欠く溝13のx部とy部の両方が位置できるように
構成させた図であると共に穴11の内径より大きな円弧
形の溝13を設けたものである。図4は、中心軸90を
通る直線A上に穴11の入り口を切り欠く溝13のx部
とy部の両方が位置しないように構成させた図であると
共に穴11の内径より小さな円弧形の溝13を設けたも
のである。
【0016】図2と図3と図4に従えば穴11の内径に
対して溝13の円弧形の大きさを自在に構成できる事と
穴11に対して溝13の位置を自在に構成させる事がで
きる。又、前記図3で示す加圧部材15の幅W1は例え
ば1mm以上設けておけば十分であり大小自在な幅に設
ける事ができる。
【0017】図5は、本発明の部材間の接続構造の第2
実施形態である。同図(a)は平面図、同図(b)は正
面図、同図(c)は右側面図であり、同図(d)は前記
正面図(b)の断面図である。同図に示す第2実施形態
においては、円筒形状の第一部材10と、第一部材10
の端部の壁面50に設けた円柱状の丸い内周曲面を具備
した穴11内に挿入されるべき円柱状の丸い外周曲面を
具備した挿入部31を設けられた第2部材30とによっ
て構成されている。 但し、第2部材30の図示は省略
している。又、第一部材10と第二部材30は回転中心
軸90を中心に回転自在な駆動手段として構成させてい
る。
【0018】具体的には、第一部材10には一方の端部
の壁面50から他方の端部の壁面51間を貫通する円柱
状の内形の穴11を設け、第一部材10には穴11の入
り口側の壁面50と穴11とを貫通しながら穴11の入
り口のx部とy部の2箇所を切り欠き外壁面60に至る
溝であって更に穴の奥方向に向かって直線状に切り欠い
て成形した溝13と、穴11の入り口側の壁面50から
穴を貫通せずに穴11の奥方向に向かうと共に外壁面6
0に至る直線状に切り欠いて成形した溝13−2とを設
ける事で一部が第一部材10と一体成形された加圧部材
15から成る締め付け片を形成し、更に第一部材10に
は穴11の入り口側の壁面50とは異なる外壁面60か
ら穴11と加圧部材15に向かった雌ネジ70を加圧部
材15と穴11を貫通させない範囲で設けて第一部材1
0を構成させ、雌ネジ70に対して雄ネジ71をはめ合
わせて締め付ける事によって雄ネジ71は加圧部材15
を穴11の方向に加圧すると共に穴11の方向に押し出
し自在にできるように構成させ、雌ネジ70と雄ネジ7
1と加圧部材15と第二部材30の挿入部31と第1部
材10の穴11の内壁間で相対的に加圧自在に構成させ
ている。又、加圧部材15は、挿入部31の丸い外周曲
面に対して相対的に略同様曲面(同一半径の円弧の曲面
或いはやや大きな半径の円弧の曲面であってもよい。)
で略ピッタリ係合される加圧面を設けて構成させてい
る。
【0019】この第2実施形態も雄ネジ71は加圧部材
15に対して加圧し加圧部材15を傷つける事は生じて
も、第二部材30の挿入部31は加圧部材15の弾性変
形によって加圧される事と加圧部材15の前記曲面で加
圧される為に少なくても挿入部31は傷つけられること
を防止されながら強固に加圧されて締結されることも出
来る。
【0020】又、前記各図又は第1または第2実施形態
に示した溝13は穴11を貫通する溝として設けたが穴
11を貫通しないように構成させる事もできる。従って
前記図5の実施形態で例えれば溝13を設けずに溝13
−2のみを設けて構成させる事もできる。この場合は雄
ネジ71の加圧力を受ける事のできる加圧部材15は雄
ネジ71の先端で直接的に加圧力が受けられるように加
圧部材15を雌ネジ70の底の底辺のみとして構成させ
る事もできる。
【0021】又、溝13又は13−2は外壁面60を切
り欠かずに構成したり壁面50に丸穴を設けて構成させ
る事もできる。要するに溝13は壁面50に対して凹ん
だ形状であっも良い。
【0022】又、回転中心軸90を設けたが第一部材に
は歯車や回転伝達自在な自在継ぎ手や他の回転体等の自
在な駆動手段を一体成形又は固定又は装着させ、第二部
材を回転体として構成させることによって第一部材と第
二部材間では容易に着脱自在にする事もできる。また回
転しない場合は回転中心軸90を設ける必要は無い。
又、穴11は第一部材10を貫通されるように又は貫通
されないように構成させる事は自在である。
【0023】又、第一部材10の壁面50と51の両側
に溝13と加圧部材15とを設けて第一部材10の穴1
1に対して複数の第二部材を第一部材10の両側から挿
入自在且つ加圧接続自在に構成させる事もできる。
【0024】図6は本発明の部材間の接続構造の第3の
実施形態を示す図である。同図(b)は前記図1の図
(b)右側面図を利用して変形させた図であり、同図
(e)は前記図6の図(b)に示される雄ネジ71の断
面図である。図6に示す実施形態において前記図1,
2,3,4,5と前記第1,第2実施形態と異なるとこ
ろは雌ネジ70及び雄ネジ71の周辺構造と雌ネジ70
と雄ネジ71の部分である。
【0025】具体的には、第一部材10に溝13を設け
る場合は例えば円筒状の切削工具(例えばホールソー)
を回転(回転と正逆回転運動を含む)させて第一部材1
0の壁面50と穴11に向かって壁面50を回転中心軸
90(中心軸)と略平行(平行でなくてもよいが)な方
向に壁面50を切り欠きながら穴11の入り口のx部か
らy部間の2箇所間を横切るように壁面50を通して貫
通するように前記切削工具を用いて円弧状(円筒状)の
溝13を成形する方法を用いると同時に加圧部材15も
構成させる事ができる。この方法によって成形された溝
13の溝幅W2を例えば1mmから2mm程度(もちろ
ん1mm以下でも2mm以上を含めて設定は自在であ
る)構成させたとする。
【0026】更に第一部材10に対して雌ネジ70を設
けるには下穴jを第一部材10の外壁面60に設ける必
要がある。その下穴jは、外壁面60から溝13に至る
迄,又は外壁面60から加圧部材15を貫通されない範
囲で加圧部材15に至る迄,又は外壁面60から加圧部
材15を貫通し穴11に至る迄などを含めて複数種の方
法を用いる事ができる。更に下穴jをあけた後に雄ネジ
を具備した切削工具(例えばネジ切りタップ工具)や成
形工具(例えば圧入工具)で下穴jに対して外壁面60
から溝13までの範囲で雌ネジ70を成形する事もでき
るが、実際は難しいのが現状である。そこで雌ネジ70
を第一部材の外周面60から溝13までに至って完全に
設けなくても本発明の機能を成立させる事ができる構成
も望まれる事になる。
【0027】同図においては、雌ネジ70を第一部材の
外壁面60から溝13まで間を完全に設けずに溝13の
手前m地点まで設けた場合を示している。又、雄ネジ7
1の形状は、雄ネジ71を回す事のできる工具とはめ合
い自在になるべき六角形の穴73を雄ネジ71の頭部7
2に設け、雄ネジ71の頭部72付近から下部75の手
前n地点までの間の雄ネジ71の外周に略同一外径の螺
旋状のネジで構成させ下部75の手前n地点から下部7
5の間を前記下穴jの内径より小径の内径となるべき外
径で円柱状に構成させ更に下部75の底辺の中程の面に
凹んだ面p(凹んだ面とせずに平面又は凸面で構成させ
る事もできる)を設け凹んだ面pの回りを相対的に凸形
状に突き出させて構成させている。前記凹んだ面p部と
凸形状は加圧部材15に食い込ませながら加圧部材15
を加圧する事ができる点で効果的である。
【0028】このように成形された雄ネジ71を用いる
事によって例え雌ネジや下穴jが前記のとおり設けられ
たとしても雌ネジ70と雄ネジ71間の締め付けは自在
であり雄ネジ71の下部75の手前n地点から下部75
の間に雌ネジ70が無くても下部75によって加圧部材
15を加圧する事が可能となる。又、図示構成とは異な
るが、加圧部材15に下穴jの一部を設けて雄ネジ71
の下部75の手前n地点から下部75の間を加圧部材1
5に設けた下穴jの一部にはめ込ませながら雄ネジ71
の部材によって加圧部材15を穴11方向に加圧する事
もできる。
【0029】図7と図8は、前記記載の切削工具で溝1
3と溝13−2を切削成形する場合の加工方法を示した
図である。図7は、円筒状の形状を具備する部材の先端
に複数の刃先hを具備する切削工具80を回転させて第
一部材10の穴11と穴11側の壁面50間を貫通させ
るように加工して溝13を成形する方法を示している透
視図である。図8は、円盤状の形状を具備する部材の外
周に複数の比較的鋭利な刃先hを具備する切削工具81
と82を回転させて第一部材10の穴11と壁面50と
を貫通させるように加工する方法を示している透視図あ
る。
【0030】前記図7と図8によればどちらも簡単な加
工ながら溝13と加圧部材を15を同時に成形する事が
できるのは同様であるが特に図7記載の切削工具80を
用いる事によってより簡単に成形する事ができる。
【0031】又、前記図示説明では省略したが、第一部
材10に具備されるべき締め付け部15は穴11方向に
弾性的に加圧されるべき部材であって次のように第一部
材10に具備させる事もできる。又、溝13も次のよう
に構成させる事もできる。例えば、第一部材と同一素材
や異種素材で第一部材と一体的に構成させたり、締め付
け部15は第一部材10とは別々に成形されながら第一
部材10と締め付け部15間を融合させたり接着剤等で
接着させて第一部材と一体的に構成させる事もできる。
又、締め付け部15は雄ネジ71によって加圧される事
によって少なくても一部が第一部材と相対的に摺動され
ない範囲で弾性変形自在に第一部材と一体構成されなが
ら加圧される事によって僅かな溝13が生じるべき構造
とさせる事もできる。従って溝13は締め付け部15が
雄ネジ71によって加圧を受ける前に形成されていても
加圧された後に形成されるように設ける事は自在であ
る。又、前記溝13や13−2を成形した場合には更に
溝13や13−2を埋めて略平坦になるような充填部材
や弾性部材を挿入させても溝を設けた構成には変わりは
ない。
【0032】図9は本発明の部材間の接続構造を示す図
であり、同図(b)は第一部材10の本体と加圧部材1
5を相対的に一体的に接続させた正面図、同図(c)は
右側面図であり、同図(f)は第一部材10の本体の透
視図であり、同図(g)は第一部材10の穴11−2の
中に圧入される加圧部材15の単体の透視図である。
【0033】図9(f)で示す第一部材10の本体は、
少なくても一部を円筒状に構成させたと共に第一部材1
0を貫通する円柱状の丸い穴11−2と外壁面60から
穴11間を貫通する雌ネジ70と、雄ネジ71を雌ネジ
70にはめ合わせて締め付け自在に構成させている。従
って第二部材30の挿入部31を穴11−2に挿入して
接続することも自在である。
【0034】一方、図9(g)で示す加圧部材15も、
少なくても一部を円筒状に構成させ加圧部材15に具備
される円柱状の丸い穴11には穴11の奥方向に向かっ
て穴11側の壁面と穴11とを貫通する溝13を設けて
構成(溝13を設けずに構成させたり、溝13を1箇所
又は2箇所又は更に複数箇所設けて構成する事もでき
る)させている。尚、加圧部材15は図9(f)記載の
第一部材10の穴11−2の中に圧入されて構成される
主旨を示したものである。
【0035】図9(b)は、図9(f)記載の第一部材
10の本体の穴11−2の中に図9(g)記載の加圧部
材15を圧入して固着させて一体化した構成を示してい
る。此の場合には、加圧部材15を圧入する時に溝13
の間隔W3が縮小されながら穴11−2の中に容易に圧
入し固着させる事ができる。圧入する場合は、加圧部材
15に設けられた溝13が雌ネジ70の真下に成らない
範囲の自在な位置にする事が締結精度を保つうえでは効
果的である。又、圧入後の加圧部材15の穴11の内径
が挿入されるべき挿入部31の外径に対して略ピッタリ
はめ合い自在(必要な範囲で自在なクリアランスや公差
を用いる事が望まれる)になるように構成させる事が望
まれる。
【0036】図9の(b)と(c)によれば、加圧部材
15の円柱状の丸い内周曲面を具備した穴11に第二部
材30の円柱状に丸い外周曲面を具備した挿入部31を
略ピッタリ挿入して雌ネジ70に対して相対的に雄ネジ
71を締め込む事によって雄ネジ71の下部75で加圧
部材15を加圧する事ができる。この加圧によって加圧
部材15は前記挿入部31を加圧する事ができる。
【0037】此の構成においては加圧部材15は、雄ネ
ジ71から加圧の伝達を受ける事によって溝13の間隔
W3が縮小され反対に雄ネジ71からの加圧の伝達を解
除される事によって間隔W3が増大される事も可能とな
る。また単に加圧部材15が穴11の方向に弾性変形さ
れて押し出されるようにされる事もできる。此の構成を
用いれば加圧部材15は雄ネジ71によって傷つくこと
はあっても前記挿入部31は傷つかずに第一部材10と
加圧部材15と挿入部31は強固に締結される事も着脱
も自在となる。又、加圧部材15の外径と内径を自在に
変える事によって多様な外径の挿入部31を穴11に挿
入し接続させる事ができ効率的となる。
【0038】以上は本発明の実施形態からなる部材間の
接続構造の一例であり少なくても実施形態に示す構成を
用いる事ができる。本発明は、記載される主要な主旨や
特徴から逸脱する事なく他の様々な形や構成や手段を用
いて構造物として構成させる事が出来る。従って、本発
明の接続構造を具備した構造物は本発明の範囲であり記
載される事柄は単なる例に過ぎず限定的に解釈するもの
ではない。
【0039】
【発明の効果】本発明は以下に記載される効果を得る事
が出来る。 .第一部材に設けた穴と加圧部材に向かった雌ネジを
設けて、雌ネジと雄ネジ間で締め付ける事によって加圧
部材が第二部材に対して加圧する構造なので簡素な構造
とされながら第一部材と第二部材間の締結力を十分に確
保する事ができる。 .第二部材の挿入部の円柱状の丸い外周曲面とピッタ
リ接合される内周曲面を具備した加圧部材を用いた場合
は挿入部に傷をつけずに安全で効率の良い製品を提供す
る事ができる。 .雄ネジの先端が第二部材に直接接触しないので第二
部材を傷つける恐れがない。 .第一部材に設けた穴の入り口側の壁面と穴間を貫通
させる簡単な成形で加圧部材を容易に成形できるために
加工工数が簡素化される。 .第一部材の溝の位置を穴側に接近させる事ができる
事と第一部材の外壁面に溝を設けずに構成させる事も自
在となる為に、第一部材を回転させた場合の重量バラン
スを比較的精度良く保つ事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を示す図である。
【図2,3,4】第一部材の右側面を示す図である。
【図5】第2実施形態を示す図である。
【図6】第3実施形態を示す図である。
【図7,8】溝と締め付け部を成形する加工方法を示す
図である。
【図9】第4実施形態を示す図である。
【符号の説明】
10.第一部材 72.雄ネジの
頭部 11.穴 73.雄ネジの
穴 11−2.穴 75.雄ネジの
下部 13.溝 80,81,8
2.切削工具 13−2.溝 90.回転中心
軸,中心軸 15.加圧部材(締め付け片) A.中心軸9
0を通る直線 30.第二部材 W1.締め付け
部15の幅 31.挿入部 W2.溝幅 50.壁面 W3.溝の間隔 51.他の壁面 p.凹んだ面 60.外壁面 h.刃先 70.雌ネジ j.下穴 71.雄ネジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一部材に穴を設け、第二部材に該穴に
    挿入する挿入部を設け、前記挿入部を前記穴に挿入して
    接続されるべき部材間の接続構造において、 第一部材に対して、穴と、該穴の入り口側の壁面とは異
    なる壁面から該穴に向かった雌ネジと、前記穴方向に加
    圧され穴方向に押し出される事を自在にされる加圧部材
    とを一体化されるように設けて構成させ、前記雌ネジに
    対して雄ネジをはめ合わされて相対的に雄ネジを前記穴
    方向に締め込む事によって前記加圧部材を前記穴方向に
    加圧し穴方向に押し出し自在にできるように構成した事
    を特徴とする部材間の接続構造。
  2. 【請求項2】 前記第一部材には前記穴の入り口側の壁
    面と穴とを貫通すると共に穴の入り口側の壁面から穴の
    奥方向に向かうと共に穴の入り口を切り欠く溝を設ける
    事で一部が第一部材と一体化される加圧部材から成る締
    め付け片を形成した事を特徴とする請求項1記載の部材
    間の接続構造。
  3. 【請求項3】 第一部材に穴を設け、第二部材に該穴に
    挿入する円柱状の丸い外周曲面を具備される挿入部を設
    け、前記挿入部を前記穴に挿入して接続されるべき部材
    間の接続構造において、 第一部材には前記穴の入り口側の壁面とは異なる壁面か
    ら穴に向かった雌ネジを少なくても具備して構成させ、 前記雌ネジに対して雄ネジをはめ合わせて相対的に雄ネ
    ジを穴方向に締め込む事によって前記穴方向に加圧され
    穴方向に押し出される事を自在にされると共に前記挿入
    部の外周曲面に対して相対的に略同様の内周曲面で挿入
    部を加圧できる加圧部材とを具備されるべき構成とした
    事を特徴とする部材間の接続構造。
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