JPS6030145Y2 - カウルパネル取付装置 - Google Patents

カウルパネル取付装置

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JPS6030145Y2
JPS6030145Y2 JP1978107990U JP10799078U JPS6030145Y2 JP S6030145 Y2 JPS6030145 Y2 JP S6030145Y2 JP 1978107990 U JP1978107990 U JP 1978107990U JP 10799078 U JP10799078 U JP 10799078U JP S6030145 Y2 JPS6030145 Y2 JP S6030145Y2
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JP
Japan
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cowl panel
shaft frame
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head
male member
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JP1978107990U
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JPS5524581U (ja
Inventor
明 水沢
Original Assignee
株式会社ニフコ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は自動車のカウルパネルの取付装置に関する。
第1図に示すように、通常の自動車両にあっては、フロ
ントグラスとボンネットとの間のボディ部分1に、通気
孔を持つパネルとしてのいわゆるカウルパネル2を装着
する必要がある。
しかし従来は、このカウルパネルの対応ボディ部分への
取付けを通常のネジ止めによって行なっていたため、極
めて作業性の悪いものとなっていた。
また取付けるだけでなく、修理点検時等、取外しを行な
う時にも両倒で、特に裏側に手を入れてビス乃至ナツト
を抑えてから他側でナツト乃至ビスを捻回せねばならず
、面倒なだけではなくて手を傷付けるおそれもあったし
、取付部分での発錆の問題も残されてた。
本案は以上の点にかんがみて威されたもので、片側操作
のみで、そして望ましくは片手操作のみでも、カウルパ
ネルのボディへの着脱を可能にし、作業性を高めると共
に、発錆の問題も解消することを主目的としたものであ
る。
以下、図示する実施例につき説明すると、第2図に要部
を拡大して示すように、ボディ1とカウルパネル2とに
は、それぞれの取付部位に整合する透孔3,3aを穿っ
て、その一連の透孔内に後述の固定手段4を挿入し、固
定するように図っている。
本案ではカウルパネル2をその端縁5で留め付けるよう
にしている。
この端縁は、折曲げ成形により、一対の壁7,7aを底
面で連結した溝型とされ、上記の透孔3aはこの底面に
穿たれている。
そして、先端側の壁7aの上端自由端には、この場合、
合成樹脂乃至ゴム製のシール部材8がその溝部8aで食
い付いて固定されていて、カウルパネルに対し、あらか
じめユニット化されている。
当該シール部材は、食い付いている壁面に沿って下がり
、端縁5の裏面に沿って折れ、ボディ1との間に挟持さ
れる部分8bに至っている。
このシール部材にも、当該部分8bにおいてカウルパネ
ル端縁とボディに穿たれた透孔に整合する開口が開けら
れている。
シール部材8のカウルパネル表面6の側の自由端は、該
表面と平行、あるいは離れるにしたがってやや上向きと
なっていく自由縁8Cとなっているが、これは、この部
分に閉じたボンネット(図示せず)が当たったときにこ
れ等の間隔をシールするためである。
ただし、機種によっては、特にはシール部材8を要しな
い場合もあることをあらかじめ注記して置く。
カウルパネルをボディに取付けるための固定手段4には
第3図に示されるような構成のものが考えられる。
この固定手段4は、雄部材9と雌部材10とから戒って
いて、すくなくとも雌部材10はプラスチック製である
雄部材9は通常のボルト形状をなし、頭部11と、該頭
部から垂下した軸枠12とから成り、軸枠12のこの場
合、はぼ全長に亘ってネジ山13が立てられている。
尚、成形の便宜のため、そしてまた後述の係合関係にお
いて雌部材に不測の損傷を来たさないようにとのことか
らは、この雄部材9もプラスチック製であることが望ま
しい。
雌部材10は、カウルパネル及びボディの一連の透孔(
この実施例ではさらにシール部材の透孔も含まれる)の
中に嵌入し、先端を貫通させて突出させる胴部14と、
カウルパネルの端縁5の上に乗る頭部15とを有し、図
示の場合、該頭部から垂下した胴部14は、形態的には
、90°関係で先端から切割りを入れられ、頭部で根元
が固定された独立な四つの要素16・・・から或ってい
る。
そして、この胴部要素の外周を周方向に連続してたどる
と、はぼ円形となっており、一方、カウルパネル及びボ
ディの透孔(シール部材8の透孔を含む)も円形となっ
ている。
ただし、胴部要素は、根元が頭部15に固定されてそれ
ぞれ先端に自由端を有していれば、あるいは、ある程度
の長さがあって拡開可能であれば、個数は限らず、すく
なくとも対向して一対、あれば良い。
頭部15の上面から胴部要素16・・・の長さの途中ま
では、雄部材軸枠12を無なく収める径の受容孔17が
穿たれているが、胴部先端近傍では、受容孔と一連とは
なっていても、軸枠径よりは遥かに小径の空間18が残
されているに過ぎない。
逆に言えば内方への膨出部18′(第4図)により、小
径空間部分18が形成されている。
そして、この小径空間部分18に臨む各胴部要素16の
膨出部18′の内面には、軸枠12に設けたネジ山と相
係合し得るネジ山19が切られている。
さらに、本案においては、頭部の一対内縁両側から、斜
め下方に伸びた弾性翼20.20が設けられていて、そ
の幅は、カウルパネル端縁における溝の両側の壁7,7
aの間に収まるようになっている。
こうした固定手段4を用いてのカウルパネル取付けは次
のようにして行なう。
まず第4図示のように、この場合、シール部材8を挟ん
でボディ1に対し透孔3,3aを整合させながらカウル
パネルの端縁5を位置付けた後、雄部材9の軸枠12を
受容孔17内に収めることにより当該雄部材9をあらか
じめ仮留めしである雌部材10を胴部14の先端から上
記一連の透孔内に通し、雌部材頭部15より若干下がっ
た位置にある両翼先端を端縁5に当接させる。
この当初の透孔3,3aへの取付作業の察に、多少、こ
れ等透孔の置がずれていても、雌部材の挿入端となる胴
部要素先端の外面は、図示のように先細りのテーパ面2
2(第4図)となっているから、このテーパ面が案内面
となって、孔縁にひっかかることもなく、スムースな挿
入作業を行なうことができる。
この状態から雄部材9をその頭11に力を加える等して
雌部材内に向けてさらに押し込んでやると、軸枠12の
先端は、各胴部要素16の先端近傍膨出部内面の間の小
径空間部分18内に強引に押し入って行くことになり、
もって各胴部要素16はボディ裏面に突した部分が外方
に膨らむようになる。
一方、雌部材頭部15は、雄部材頭部11により強引に
押圧され、カウルパネルの表面(端縁5の表面)にぴっ
たりと押し付けられ、両側に配した弾性翼20.20も
カウルパネル表面に沿うように展開させられる。
同時に、軸枠12のネジ山13は、押し拡げた胴部要素
先端内面のネジ山19に係合し、もって十分な摩擦が生
起して、雄部材の戻りは抑止される。
したがって、一連の透孔3,3aにおいて、ボディ裏面
側では拡径した各胴部要素16の外周縁部16′にて、
またカウルパネル側では雌部材10の頭部15にて、そ
れぞれ強引な接触を見、またその関係は両ネジ13.1
9の関係で解除されることがないため、カウルパネルは
シール部材ともども、ボディに堅固に固定されることに
なる。
両弾性翼20.20は、本来、後述の回り止め機能を営
んだり、一連の透孔3,3aを確実に塞いで水密性を取
ったりするためのものであるが、上記固定時にも、素材
の弾性による復元力を呈することにより、雌部材を引き
上げようとする力を生んで、さらに胴部先端をして軸枠
に押し付ける力をも生むため、ネジ係合関係をより緊密
にする機能も有している。
以上のようにして、カウルパネルの取付けは実質上、雄
部材の単なる押し込みという片側操作で簡便になされた
が、その状態を維持する摩擦力にネジ係合関係を用いて
いることから、逆に取外しも可能なものとなっている。
すなわち、第5図示の取付は状態から、雄部材の頭部1
1をそうしたネジ係合関係が外れていく方向に回転させ
れば、雄部材は徐々に浮いてき、軸枠12の先端がやが
て胴部先端の小径空間部分18から外れるようになる。
そうなれば、雌部材の胴部要素は自己の弾性で復元して
、再び第4図にされる状態となるから、雌部材を雄部材
ごと摘み上げれば、カウルパネルの取付構造は簡単に分
解することができる。
上記において雄部材の回転作業を楽にするため、雄部材
の頭部11にドライバ先端を受は入れることができる溝
21 (第2図及び第3図)を穿っておくと良い。
また、このように雄部材を回転させるときに、雌部材ま
でもが一緒に回転してしまっては具合が悪いが、本案に
おいては雌部材頭部15から伸び出る弾性翼20.20
が設けであるので、雌部材が雄部材とともに一緒に回転
しようとしても、第6図に良く示されているように、少
し回転すると当該弾性翼の角がカウルパネル端縁の壁7
,7aにぶつかり、以後の回転は阻止されるのである。
尚、雄部材軸枠12に設けるネジ山13は、図示実施例
のように、当該軸枠の長さの全長に亘っていなくとも、
雌部材内に挿されたときに雌部材胴部先端のネジ山19
に係合し得る部分にあれば足りる。
シール部材を配することについても、先に述べたように
限定的ではないものの、これがあると、その本来の水密
性に加え、その弾力により、雄部材挿入直後は該シール
部材を若干、押し縮めた状態で雌部材との係合を終え、
その後、押圧力を解除したときに、該シール部材の復元
力が既述の弾性翼20.20の作用と同様に固定力の強
化を生むことができるので、都合が良い。
しかるに、上記のように、雄部材9を回転できるという
ことは、取付けに際しても単なる押し込みに代えて、雄
部材9のネジ込み作業も適用できることを意味する。
しかし、上述してきたように、作業上、単なる押し込み
に勝る簡単なものはない。
単なる押し込みによる場合、雄部材9のネジ山13は、
雌部材10の小径空間部分内壁面に設けであるネジ山1
9を強引に越え進んで行くことになるが、これは素材の
弾性をして十分可能な事実であり、ネジ山13.19が
破損するおそれはない。
逆に、取外しに関しては、上記のような雄部材の捻回に
代えて強引な引き抜きも考えられないではないが、その
ためには実際上、雄部材に工具等を引っ掛ける摘みを要
したりすることもあって複雑化したり大型化し、かえっ
て望ましくない。
また取外す必要はそれ!よと頻繁にあるものではなく、
取外すときには周囲の部分を傷付けないように気を配る
のが望ましいから、そうした意味においても、雄部材を
慎重に取外すことのできる捻回作業の方が無難である。
以上詳記してきたように、本案はカウルパネルの車両ボ
ディへの取付けを至便にすると共に、確実で、取外しも
可能な有効な取付装置を提供するものである。
特に弾性翼は、取付後の置方を増す機能と取外し時の回
り止め機能とを共に合理的に果たすことができる。
また全体として発錆のおそれも低いし、径の許容性にも
優れている。
尚、図示実施例においては固定手段4を一つしか示して
いないが、実際の取付は時には、カウルパネル及びボデ
ィの対応取付部位に間隙を置いて複数個、用いるのが普
通である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案取付装置を援用する武侠の概略的な斜視図
、第2図は本案実施例の分解斜視図、第3図は図示実施
例に用いる固定手段の一部断面による側面図、第4図は
この実施例の取付工程中の側断面図、第5図は同じく取
付完了後の側断面図、第6図は同じく取付完了後の平面
図、である。 図中、1は車両のボディ、2はカウルパネル、3.3a
はボディ及びカウルパネルに穿った一連の透孔、4は固
定手段、9は固定手段の雄部材、10は固定手段の雌部
材、12は雄部材軸枠、13は軸枠に設けるネジ山、1
4は雄部材胴部、16は全体として胴部を構成する個々
の胴部要素、17は雄部材軸枠受容孔、18は小径空間
部分、18′は膨出部、19は雌部材のネジ山、20は
弾性翼、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カウルパネルとボディとの対応取付部位に整合して開け
    た一連の透孔と; 該一連の透孔に上記カウルパネルの側から挿入する雌部
    材と、該雌部材内に挿入する雄部材とから成る固定手段
    と;を有し、 上記カウルパネルの透孔は、該カウルパネルの端縁を折
    り曲げて形成された、対向する一対の壁を備える溝の底
    面に形成されると共に、 上記固定手段の雌部材は、上記カウルパネルの上記底面
    に当接する頭部と;該頭部から垂下し、上記一連の透孔
    内に挿入される胴部と;該頭部の一対同縁両側から斜め
    下方に伸び、上記カウルパネルの溝の対向する一対の壁
    の間に収まる幅の弾性翼と;を一体に合成樹脂により成
    形して戊り、該胴部は、拡開可能なすくなくとも一対の
    胴部要素を有し、上記雌部材頭部から該胴部要素の長さ
    の途中にかけては内部に上記雄部材の軸枠を収める受容
    孔が穿たれ、該胴部要素の該長さの途中から先端にかけ
    ては上記受容孔と一連に上記軸枠径よりは小径な小径空
    間部分が設けられ、該小径空間部分を形成する内壁面に
    は、上記軸枠が該胴部要素先端を拡径させたときに該軸
    枠に設けられているネジ山に係合できるネジ山が設けら
    れていることを特徴とするカウルパネル取付装置。
JP1978107990U 1978-08-08 1978-08-08 カウルパネル取付装置 Expired JPS6030145Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978107990U JPS6030145Y2 (ja) 1978-08-08 1978-08-08 カウルパネル取付装置

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JP1978107990U JPS6030145Y2 (ja) 1978-08-08 1978-08-08 カウルパネル取付装置

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Publication Number Publication Date
JPS5524581U JPS5524581U (ja) 1980-02-16
JPS6030145Y2 true JPS6030145Y2 (ja) 1985-09-10

Family

ID=29052619

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978107990U Expired JPS6030145Y2 (ja) 1978-08-08 1978-08-08 カウルパネル取付装置

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Families Citing this family (4)

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US4263833A (en) * 1979-05-15 1981-04-28 Illinois Tool Works Inc. Removable one-piece drive rivet
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JPS5066650A (ja) * 1973-10-19 1975-06-05

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JPS5524581U (ja) 1980-02-16

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