JPH0640778Y2 - 埋込型配線カバー - Google Patents

埋込型配線カバー

Info

Publication number
JPH0640778Y2
JPH0640778Y2 JP1989125271U JP12527189U JPH0640778Y2 JP H0640778 Y2 JPH0640778 Y2 JP H0640778Y2 JP 1989125271 U JP1989125271 U JP 1989125271U JP 12527189 U JP12527189 U JP 12527189U JP H0640778 Y2 JPH0640778 Y2 JP H0640778Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
space
fastener
wiring cover
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989125271U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0363656U (ja
Inventor
雄介 金堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP1989125271U priority Critical patent/JPH0640778Y2/ja
Publication of JPH0363656U publication Critical patent/JPH0363656U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0640778Y2 publication Critical patent/JPH0640778Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、埋込型配線カバーに関する。
〔従来の技術〕
第7図は、コンクリートからなる天井下地内に埋め込ま
れる埋込型配線カバー(以下「カバー」と略称すること
が多い)1を示している。同カバー1はケース体であっ
て、軸心を斜めに通るような半切り状で略半円筒状をし
た周壁2と、同周壁2の立ち上がり側の端部に一体に設
けられた取付壁3とを備えている。同カバー1は、第8
図にもみるように、内部が空間4になっているとともに
底面は開口5になっている。取付壁3には通孔が明けら
れ、その中心は、底面開口5の形成する面に斜めに向け
られている。カバー1の外周底部は、突出したフランジ
6になっており、同フランジ6上には、縦方向の貫通孔
7aがそれぞれ開いた突出部7,7がカバー1の両側に位置
するように一体に設けられている。同カバー1は、型枠
材8の一側面に仮付けされて同カバー1が上側にくるよ
うにして型枠材8とともに天井部分に設置される。前記
仮付けは、型枠材8の上方空間側にくるようになる面に
底面開口5の周縁が当たるようにして設置されるととも
に、釘(止付具)9,9を貫通孔7a,7aに通して型枠材8に
打ち込むようにすることでなされる。仮付け後の取付壁
3には、内部空間4側のロックナットによりコネクタ11
が装着されて、同壁3の外側たる上方へ斜めに突出する
ようにされるとともに、同コネクタ11には、フレキシブ
ルタイプの電線管が接続されるようになっている。その
のち、所定の高さに設置された型枠材8の上方空間に
は、天井下地の材料であるコンクリートが流し込まれ
る。同コンクリート打設後、型枠材8が下方へ取り外さ
れて、底面開口5は下方に露出した状態にされる。前記
型枠材8の取り外し後に、前記釘9,9は、工具により引
き抜かれたりするようになっている。前記内部空間4
は、電線管の内部を通して導かれる配線を通すためのス
ペースとして利用される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前記貫通孔7aは、釘9が多少大きな径のもの
であったとしても通し得るようにやや大きめ孔とされて
いるが、上下にストレートな孔部だけでなっていたた
め、同孔7aに小さい径の釘9を通すと、第8図に2点鎖
線で示すように、釘9が傾くようになっていた。同釘9
の傾きをなくすには、釘9を手で保持しながら打ち込み
を行なう必要があった。この作業は煩わしいものである
とともに、カバー1を壁に仮付けするような場合には、
釘9が落ちてしまうこともあった。
この考案は、前記事情に鑑みてなされたものでって、そ
の課題とするところは、止付具による仮付け作業が簡単
かつ確実になされるようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するため、この考案にかかる埋込型配線
カバーは、内部が空間で底面が開口し同開口の外周部に
仮付け用の突出部を備えているとともに同突出部に止付
具の通される貫通孔が同止付具の軸径よりも大きな内径
として底面側に向けて設けられているケース体であっ
て、コンクリート打設前の型枠材に前記底面開口が当て
られ、前記突出部の貫通孔を通して前記型枠材に止付具
が取付けられることで同型枠材に仮付けされ、同型枠材
の前記突出部側の空間内へコンクリート打設された後に
同型枠材が取り外されることで前記ケース体の底面開口
が露出し前記内部空間が配線用の空間として使用され得
るようになっている埋込型配線カバーにおいて、前記貫
通孔の軸中心上には、前記止付具を同貫通孔を通して前
記型枠材に取付ける際に同止付具の軸部を掴み同止付具
を起立状態に仮保持し得る弾性変形可能な保持部が設け
られており、同保持部が、貫通孔の外周側から中心側に
かけて肉厚が薄くなり中心に小孔が貫通形成されたリン
グ状をなしている。
〔作用〕
貫通孔の軸中心上に、止付具の軸部を掴み起立状態にし
得る保持部が弾性変形可能に設けられていると、止付具
を手で保持しなくてもそのままで打ち込み得る。
特に、保持部が、貫通孔の外周側から中心側にかけて肉
厚が薄くなり中心に小孔が貫通形成されたリング状をな
しているので、止付具を、軸部先端から小孔に挿入すれ
ば、軸部の径に応じて、保持部が肉厚の薄い中心側から
外周側へと順次弾性変形して、軸部をスムーズに通過さ
せることができるとともに、保持部の弾性変形に伴う弾
発力で、軸部を適切な起立状態に保持することができ
る。
止付具の軸部を、保持部の中心からずれた位置に挿入す
ると、軸部によって弾性変形させられる保持部の肉厚
が、周方向により違ってくるため、肉厚の厚い方向では
肉厚の薄い方向よりも強い弾発力が発生することにな
り、この弾発力の差で、軸部が自動的に中心方向へと位
置修正されることになる。すなわち、止付具の軸部を貫
通孔に挿入する際には、それほど正確に中心に挿入しな
くても、前記保持部の弾発力によって、確実に中心に保
持されることになるのであり、止付具の挿入が、作業性
良く能率的に行えることになる。
〔実施例〕
以下に、この考案を、その実施例をあらわす図面を参照
しつつ詳しく説明する。
第1図ないし第4図は、この考案にかかる配線カバーの
第1実施例をあらわしている。同カバー20は、第7図に
みるものと略同様に内部空間21aを有する周壁21および
取付壁を有しているとともに、底面は開口22になってい
る。周壁21の外周には図示しないフランジが突出すると
ともに、第7図と同様の位置に突出部23,23が設けられ
ている。各突出部23の厚みhは、釘25の尖り部25aの軸
方向の長さよりも長くされている。各突出部23に明けら
れた貫通孔24の上端部には保持部24aが設けられてい
る。この保持部24aは、弾性変形可能なよう、断面が三
角形で全周にわたるようなリング状になっており、その
中央には、貫通孔の一部になる小孔24bが丸孔状に明け
られている。同小孔24bは、現場で使われる最も細い釘2
5(第2図)の軸径程度にしてある。
第2図にみるように、細い軸径の釘25をカバー20の仮付
けのために小孔24bを通して挿入すると、同釘25の軸部
は小孔24bに略合致するので、保持部24aにより軸部の下
部近くが掴まれ起立状態に仮保持される。第3図にみる
ように、太めの釘28により仮付けする場合、同釘28を小
孔24bに挿入しようとすると、保持部24aは、下向きに弾
性変形して小孔24bの径が大きくなることで同釘28の挿
入を許すとともに同釘28が保持部24aの弾発力により起
立状態に保持されるようになる。第4図にみるように、
止付具がねじ30である場合、小孔24bに同ねじ30をねじ
込むようにすることで、ねじ30の谷部30aに保持部24aが
食い込むようになってねじ30が起立状態に仮保持される
ようになる。
第5図は第2の実施例をあらわしている。同実施例の保
持部35は、貫通孔36の上下間に位置している。この位置
に保持部35があっても止付具の保持する機能を発揮す
る。
なお、前記カバーとしては、第6図にみるように、半円
筒状でないもの、すなわち、底面が開口した角形のもの
の底部両側に突出部40,40が設けられ、同突出部40,40に
小孔41および保持部42を設けたものであってもよい。
〔考案の効果〕 この考案にかかる埋込型配線カバーは、以上のように構
成されているため、止付具による仮付け作業が簡単かつ
確実になされるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる埋込型配線カバーの第1実施
例をあらわす要部斜視断面図、第2図は同カバーの貫通
孔に細径の釘が挿入保持された状態をあらわす斜視断面
図、第3図は同カバーの貫通孔に太径の釘が挿入保持さ
れた状態をあらわす斜視断面図、第4図は止付具がねじ
である場合の挿入保持状態をあらわす斜視断面図、第5
図は第2実施例をあらわす要部斜視断面図、第6図はカ
バーの他の例をあらわす外観斜視図、第7図は従来の埋
込型配線カバーを仮付け状態においてあらわす斜視図、
第8図はその要部拡大斜視断面図である。 20…配線カバー、21a…内部空間、22…開口、23,40…突
出部、24,36…貫通孔、 24a,35,42…保持部、25,28,30…止付具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部が空間で底面が開口し同開口の外周部
    に仮付け用の突出部を備えているとともに同突出部に止
    付具の通される貫通孔が同止付具の軸径よりも大きな内
    径として底面側に向けて設けられているケース体であっ
    て、コンクリート打設前の型枠材に前記底面開口が当て
    られ、前記突出部の貫通孔を通して前記型枠材に止付具
    が取付けられることで同型枠材に仮付けされ、同型枠材
    の前記突出部側の空間から前記ケース体内への通線のの
    ち同空間内へのコンクリートの打設により同コンクリー
    ト内に配線が通されるとともに、前記型枠材が取り外さ
    れることで前記底面開口が露出し前記内部空間が配線用
    の空間として使用され得るようになっている押込型配線
    カバーにおいて、前記貫通孔の軸中心上には、前記止付
    具を同貫通孔を通して前記型枠材に取付ける際に同止付
    具の軸部を掴み同止付具を起立状態に仮保持し得る弾性
    変形可能な保持部が設けられており、同保持部が、貫通
    孔の外周側から中心側にかけて肉厚が薄くなり中心に小
    孔が貫通形成されたリング状をなしていることを特徴と
    する埋込型配線カバー。
JP1989125271U 1989-10-26 1989-10-26 埋込型配線カバー Expired - Lifetime JPH0640778Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989125271U JPH0640778Y2 (ja) 1989-10-26 1989-10-26 埋込型配線カバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989125271U JPH0640778Y2 (ja) 1989-10-26 1989-10-26 埋込型配線カバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0363656U JPH0363656U (ja) 1991-06-21
JPH0640778Y2 true JPH0640778Y2 (ja) 1994-10-26

Family

ID=31673148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989125271U Expired - Lifetime JPH0640778Y2 (ja) 1989-10-26 1989-10-26 埋込型配線カバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0640778Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS458520Y1 (ja) * 1965-11-25 1970-04-22
JPS5256909U (ja) * 1975-10-22 1977-04-25
JPS58186006U (ja) * 1982-06-08 1983-12-10 岡部株式会社 コンクリ−ト構築物用インサ−ト

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0363656U (ja) 1991-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0742967B2 (ja) 釘を一体に有するプラスチツククリツプ
JPS60234116A (ja) 取り付け固定用部材
EP0599662A1 (en) Pipe fastener
JPH0640778Y2 (ja) 埋込型配線カバー
JPH066728U (ja) ナット保持孔
JPH0245042B2 (ja)
JPS6030145Y2 (ja) カウルパネル取付装置
JP2604678Y2 (ja) グロメット
JP4815167B2 (ja) 手摺用ブラケット
JP2002340234A (ja) ケーブル支持具
JPH0523685Y2 (ja)
JPH0557568U (ja) 配線固定具
JPH0516834Y2 (ja)
JPH0119546Y2 (ja)
JPH0633111Y2 (ja) コンクリート壁・床用パイプエンドコネクタ
JPH067164Y2 (ja) ボックス固定構造
JP4137626B2 (ja) コンクリート埋設物の固定具
JP4663854B2 (ja) インサート保持具
JPH0516474Y2 (ja)
JP3009851U (ja) ハンマー
JP4403572B2 (ja) コンクリート埋設部材の釘打ち込み部の構造及びコンクリート埋設部材
JPH026165Y2 (ja)
JPH0640779Y2 (ja) 埋込型配線カバー
JPH067163Y2 (ja) 固定具カバー
JPH0237906Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term