JP3798083B2 - 燃焼装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は給湯燃焼系と追い焚き燃焼系を備えた複合給湯器や風呂釜などの燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、燃焼装置の一つとして、給湯機能の他に風呂の追い焚きなどの他機能を備えた複合給湯器が広く使用されている。図5はこの種の複合給湯器の一例を示した図である。複合給湯器は、器具内に給湯バーナ2によって加熱される給湯熱交換器3を備えた給湯燃焼系33と給湯以外の他機能バーナとして機能する追い焚きバーナ20によって加熱される追い焚き燃焼系34を有しており、給湯燃焼系33と追い焚き燃焼系34とは注湯弁25を介して注湯通路35により接続されている。
【0003】
給湯燃焼系33の給湯バーナ2には、ガス供給通路19から燃料ガスが供給されるようになっており、ガス供給通路19には電磁弁8と比例弁10が設けられており、これらの電磁弁8や比例弁10により、給湯バーナ2に供給される供給ガス量を調整できるようになっている。給湯バーナ2の上面側には給湯バーナ2の点火を行うイグナイタ電極12と炎を検知するフレームロッド電極13が設けられており、給湯バーナ2の下側には給排気用の燃焼ファン7が設けられており、燃焼ファン7にはファン回転数を検出するファン回転センサ9が設けられている。
【0004】
給湯熱交換器3の入口側には、給湯熱交換器3に水を供給する給水通路として機能する給水管1が接続されており、この給水管1には、給湯熱交換器3に供給する水の温度を検出する入水温度センサ16と、熱交換器3に供給される水の流量を検出する流量センサとして機能する第一の水量センサ6が設けられている。
【0005】
給湯熱交換器3の出口側には、給湯熱交換器3によって加熱された湯を台所などの所望の場所に導いて出湯する出湯通路として機能する給湯管4が接続されており、この給湯管4には、給湯熱交換器3側から出湯される湯の温度を検出する出湯温度センサ15と、給湯熱交換器3から出湯される湯の流量を検出する流量センサとして機能する第二の水量センサ11が設けられている。
【0006】
なお、水量センサ6及び11は、例えば、図6(a)に示すように、羽根ユニット47と検出素子であるホールIC48がセンサボディ46に一体的に組み込まれて形成されたものであり、羽根ユニット47は図6の(b)に示すような磁石50が配置された羽根49を有しており、第一の水量センサ6においては、この羽根49が給水管1から給湯熱交換器3側に送り込まれる水流を受けて回転するようになっている。そして、羽根ユニット47内の羽根49が水流を受けて回転すると、羽根49に設けられた各磁石50が次々にホールIC48に近づき、ホールIC48は磁石50が近づいたことを感知して、その信号を制御装置5に送る。制御装置5はその信号を受けて、単位時間当たりに磁石50がホールIC48に何回近づいたかにより、給水管1から給湯熱交換器3側に送り込まれる水の量を検出する。また、第二の水量センサ11においては、羽根49が給湯熱交換器3側から出湯される湯の流れを受けて回転し、同様の動作を行うようになっている。
【0007】
図5に示すように、追い焚き燃焼系34の追い焚きバーナ20にも前記給湯バーナ2と同様に、電磁弁8が設けられたガス供給通路19により燃料ガスが供給されるようになっており、追い焚きバーナ20の上面側にもイグナイタ電極12とフレームロッド13とが設けられている。また、この追い焚きバーナ20には、前記給湯側の共通の燃焼ファン7により空気が供給されるようになっている。
【0008】
追い焚き熱交換器23には、追い焚き循環管路18が接続されており、追い焚き循環管路18には浴槽21が接続されている。また、追い焚き循環管路18には、循環ポンプ22と風呂温度センサー24と流水センサー27が設けられており、循環ポンプ22の働きにより、浴槽21内の湯が追い焚き循環管路18を循環するようになっている。
【0009】
また、複合給湯器には制御装置5が設けられており、制御装置5にはリモコン14が接続されている。リモコン14の指示などに従い、制御装置5により給湯燃焼系33及び追い焚き燃焼系34の燃焼制御が行われるようになっている。例えば、台所などで給湯栓28が開けられると、給水管1側から給湯熱交換器3に水が供給され、この給湯熱交換器3に供給される水の流量が第一の水量センサ6により検出される。制御装置5は第一の水量センサ6から入水信号を受けたときに燃焼ファン7を回転させ、ガス供給通路19の電磁弁8と比例弁10を開けて、イグナイタ電極12を駆動して、点火を行い、フレームロッド電極13で炎を検知した後に、出湯温度センサ15で検出される出湯温度がリモコン14で設定される設定温度となるように、比例弁10の開弁量を制御し、併せて、燃焼量に応じて燃焼ファン7の回転制御を行い、給湯運転を制御する。そして、このような制御により給湯管4からはリモコン14で設定した設定温度の湯が台所などの所望の場所に供給されるようになる。
【0010】
また、リモコン14などで追い焚き運転が指令されたときには、制御装置5は、追い焚き循環管路18の循環ポンプ22を駆動させて、浴槽21内の湯水を追い焚き循環管路18を介して循環させる。そして、流水センサ27が湯水の流れを検知したときに、制御装置5は燃焼ファン7を回転し、電磁弁8を開き、点火によりバーナ20を燃焼させて追い焚き熱交換器23を通る循環湯水を加熱して浴槽21内の湯水の追い焚きを行う。そして、風呂温度センサ24で検出される風呂温度がリモコン14によって設定される風呂設定温度に達したときに追い焚き運転を停止する。
【0011】
さらに、この複合給湯器は、電磁弁などの注湯弁25を開けることにより、給湯熱交換器3で作り出した湯を追い焚き循環管路18を介して浴槽21内に落とし込んで湯張りを行う自動湯張り機能を備えている。圧力センサなどを用いた水位センサ26により湯張りの水位がリモコン14などで設定される設定水位に達したときに注湯弁25が閉じられて湯張りの停止が行われ、次に循環ポンプ22を駆動して追い焚き運転が行われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような複合給湯器において、例えば、自動湯張りを行いながら台所などの給湯栓28を開けて湯を使用したときに、自動湯張りと給湯管4からの出湯とが同時に行われるように構成されていると、使用者は給湯を使用したいにもかかわらず、給湯熱交換器3からの加熱された湯の一部は注湯通路35を介して追い焚き循環管路18から浴槽21内に落とし込まれるために、給湯管4を通り給湯栓28から出湯される湯の量が不十分となってしまう。
【0013】
そこで、そのような問題を防ぐために、最近においては、上記図5に示した複合給湯器の如く、給湯管4に第二の水量センサ11を設け、第二の水量センサ11の検出信号を利用して給湯の使用の有無を確認し、給湯栓28が開けられて、給湯側で湯が使用されているときには、注湯弁25を閉状態として自動湯張りを停止し、あくまでも給湯側を優先させるといった給湯優先の機能を設けた複合給湯器が多く用いられている。則ち、上記のような複合給湯器において、制御装置5は第二の水量センサ11から所定時間(例えば3秒)の間、出力が検出され、給湯管4から湯が出湯されたことが確認されたときには、制御装置5の制御により注湯弁25を閉じて給湯側での使用のみを行うようにしている。
【0014】
しかしながら、給湯燃焼系33に使用される二つの水量センサ則ち第一の水量センサ6と第二の水量センサ11とは全く同一の部品であるので、複合給湯器の組立やメンテナンスにおける交換の際、誤って逆に配線する恐れがある。このようなときに、浴槽21への湯張りを行う場合、水は給水管1から給湯熱交換器3へ入り、注湯通路35を経て浴槽21に落とし込まれるが、本来は給水管1において給湯熱交換器3への入水量が検出されると、第一の水量センサ6から出力信号が出力されるが、誤って逆に配線されてしまうと、制御装置5は、該信号を給湯が開始された場合に出力される第二の水量センサ6からの出力信号と認識し、注湯弁25が閉じられ、浴槽21の湯張りが不可能になる。
【0015】
また、給湯栓28が閉じられたままである場合は、給湯管4に湯が流れないため、第二の水量センサ11から出力信号は出されないが、制御装置5は第一の水量センサ6からの出力信号が出されていないものと認識する。通常、注湯指令が出されたにもかかわらず、第一の水量センサ6が入水量を検知しないときは、注湯弁25が開いていないためと判断される。よって、制御装置5は、注湯弁25が開かない故障であると判断し、注湯弁25の故障とのエラー信号を発する場合がある。
【0016】
このように、第一の水量センサ6と第二の水量センサ11の配線を誤ると、注湯指令が出されたにもかかわらず、注湯弁25が閉じられ浴槽への湯張りが不能になり、また、故障していないにもかかわらず、注湯弁25の故障と判断される恐れがある。
【0017】
そこで、本発明は上記のような燃焼装置の異常な動作を生じさせる上述のような誤配線を検知する燃焼装置、さらに、その誤配線を検知することによって誤配線であっても正常に作動する燃焼装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、本発明の第一の発明によれば、給湯熱交換器と、該給湯熱交換器に水を供給する給水通路と、前記給湯熱交換器によって加熱された湯を出湯する第一の出湯通路と、弁を介して前記第一の出湯通路から分岐された第二の出湯通路と、前記給水通路の水流を検出する第一の流水検知手段と、前記第一の出湯通路の水流を検出する第二の流水検知手段とを備えた燃焼装置において、前記第二の出湯通路に水が流される場合に、該燃焼装置を制御する制御手段が、前記第一の流水検知手段に水が流れていないと認識し、且つ前記第二の流水検知手段に水が流れていると認識するとき、異常と判断することを特徴とする燃焼装置を提供することにより達成される。
【0019】
前記燃焼装置の異常と判断されたとき、前記制御手段はエラー信号を出すようにされてもよい。
【0020】
また、前記燃焼装置の異常と判断されたとき、前記制御手段は、前記第一の流水検知手段の水を流れを前記第二の流水検知手段の水の流れとみなし、且つ前記第二の流水検知手段の水を流れを前記第一の流水検知手段の水の流れとみなすことにより、燃焼装置を正常に作動させることができる。
【0021】
さらに、上記本発明の目的は、本発明の第二の発明によれば、給湯熱交換器と、該給湯熱交換器に水を供給する給水通路と、該給湯熱交換器によって加熱された湯を出湯する第一の出湯通路と、弁を介して該第一の出湯通路から分岐された第二の出湯通路と、該給水通路の水流を検出する第一の流水検知手段と、該第一の出湯通路の水流を検出する第二の流水検知手段とを備えた燃焼装置において、該燃焼装置を制御する制御手段が、前記第一の流水検知手段又は前記第二の流水検知手段のいずれかに水が流れていると認識するとき、前記第二の出湯通路に水が流れていると認識することを特徴とする燃焼装置を提供することにより達成される。
【0022】
さらに、上記本発明の目的は、本発明の第三の発明によれば、上記第二の発明において、前記弁が開かれて、前記第二の出湯通路に水が流れているときに、前記制御手段が前記第一の流水検知手段及び前記第二の流水検知手段の両方に水が流れていると認識するとき、前記弁を閉じ、前記第一の通路に水を通過させることを特徴とする燃焼装置を提供することにより達成される。
【0023】
さらに、上記本発明の目的は、本発明の第四の発明によれば、上記第三の発明において、前記弁を閉じた後に、前記制御手段が前記第一の流水検知手段又は前記第二の流水検知手段のいずれにも水が流れていないと認識するとき、前記弁を開け、前記第二の通路に水を通過させることを特徴とする燃焼装置を提供することにより達成される。
【0024】
さらに、上記本発明の目的は、本発明の第五の発明によれば、給湯熱交換器と、該給湯熱交換器に水を供給する給水通路と、該給湯熱交換器によって加熱された湯を出湯する第一の出湯通路と、弁を介して該第一の出湯通路から分岐された第二の出湯通路と、該給水通路の水流を検出する第一の流水検知手段と、該第一の出湯通路の水流を検出する第二の流水検知手段とを備えた燃焼装置において、該燃焼装置を制御する制御手段が、前記第一の流水検知手段及び前記第二の流水検知手段の両方に水が流れていると認識するとき、前記第一の出湯通路に水が流れていると認識することを特徴とする燃焼装置を提供することにより達成される。
【0025】
さらに、上記本発明の目的は、本発明の第六の発明によれば、給湯熱交換器と、該給湯熱交換器に水を供給する給水通路と、該給湯熱交換器によって加熱された湯を出湯する第一の出湯通路と、弁を介して該第一の出湯通路から分岐された第二の出湯通路と、該給水通路の水流を検出する第一の流水検知手段と、該第一の出湯通路の水流を検出する第二の流水検知手段とを備えた燃焼装置において、該燃焼装置を制御する制御手段が、前記弁を開く駆動を行ったときに、前記第一の流水検知手段及び前記第二の流水検知手段の両方に水が流れていないと認識するとき、前記弁の故障と判断することを特徴とする燃焼装置を提供することにより達成される。
【0026】
また、前記第一及び第二の流水検知手段は共に水量センサであってもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に従って説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲がこの実施の形態に限定されるものではない。
【0028】
本発明によれば、上述の図5で説明された入水量検出用水量センサである第一の水量センサ6及び給湯確認用水量センサである第二の水量センサ11が誤って反対に配線されてしまった場合に、それを検出する方法が提供される。図1は、(a)正常に配線された場合、(b)誤って配線された場合(c)注湯弁が開かない場合において、それぞれ制御装置5が認識する第一の水量センサ6及び第二の水量センサ11からの信号のタイムチャートである。
【0029】
図1(a)における第一の水量センサ6と第二の水量センサ11が正しく配線されている場合は、注湯指令が出されると、注湯弁25が開かれ、給湯熱交換器3で加熱された湯が注湯通路35を介して浴槽21内に落とし込まれる。この状態において、給湯栓28が開かれていないとき、第一の水量センサ6は、水の流量を検出しON状態であるが、第二の水量センサ11は、そこには湯が流れないのでOFF状態である。
【0030】
ここで、給湯栓28が開かれると、第二の水量センサ11は、湯の流量を検出しON状態になり、よって、上述のように注湯弁25が閉じられ、給湯熱交換器3で加熱された湯は給湯管4へのみ流れる。第一の水量センサ6はON状態が継続している。
【0031】
図1(b)においては、第一の水量センサ6と第二の水量センサ11が反対に配線されている場合のタイムチャートである。この場合において、注湯指令により注湯弁25が開けられ給湯熱交換器3に水が流れると、第一の水量センサ6が水の流量を検出し出力信号を制御装置5に送るが、制御装置5は、誤配線のため第二の水量センサ11からの出力信号と認識し、第二の水量センサ11がON状態と判断する。これにより、制御装置5は、給湯が使用されたものと判断し所定時間経過後に注湯弁25を閉じてしまい、浴槽21への湯張りが不能になる。注湯弁25が閉じられると、給湯栓28が開けられなければ、第一の水量センサ6には水が流れなくなるので、第一の水量センサ6はOFF状態になるが、制御装置5は、誤配線のため第二の水量センサ11がOFF状態になったものと認識する。
【0032】
この時、例えば、注湯指令が出されたにもかかわらず注湯弁25が故障により開かない場合が考えられる。この場合は、図1(c)に示すように、注湯弁25は当初から開かず、第一の水量センサ6においても水の流量を検知しないので、正常な配線においては第一の水量センサ6、誤配線においては第二の水量センサ11は初めからOFF状態である。
【0033】
従って、誤配線を検知するためには、図1(b)に示したような注湯指令が出された場合に誤配線のときにのみ生じる次のような状態、則ち、第二の水量センサ11からの出力がON状態になったときに、第一の水量センサ6からの出力がOFF状態であることを検出すればよい。
【0034】
よって、注湯指令により注湯弁25が開けられたときに、制御装置5が第二の水量センサ11がON状態であることを認識し、その後所定時間の間、第一の水量センサ6がOFF状態であることを認識する場合、誤配線と判断することができる。さらに、第一の水量センサ6及び第二の水量センサ11どちらもOFF状態のままであることを制御装置5が認識するときは、注湯弁25の故障であると判断することができる。
【0035】
誤配線及び注湯弁25の故障と判断されたときは、制御装置5からエラー信号を出してもよい。
【0036】
さらに、上述のように誤配線と判断された場合、燃焼装置の修理を行わずに、以下のような方法により燃焼装置5を正常に作動させることができる。則ち、図2に示すような制御装置5に設けられたマイクロコンピュータ50のブロック図において、第一の水量センサ6及び第二の水量センサ11からの出力信号はインターフェースI/F51のポートP1及びポートP2にそれぞれ入力される。インターフェースI/F51はバス55を介してCPU52、RAM52、ROM53等とつながっている。通常は、ポートP1からの入力信号はRAM53のアドレスA1に書き込まれ、ポートP1からの入力信号はRAM53のアドレスA2に書き込まれる。
【0037】
このとき、マイクロコンピュータ50は、RAMのアドレスA1に書き込まれたデータを第一の水量センサ6の状態データとして認識し、アドレスA2に書き込まれたデータを第二の水量センサ11の状態データとして認識する。
【0038】
そこで、図2の点線で示すように、誤配線により第一の水量センサ6の出力信号がポートP2、第二の水量センサ11の出力信号がポートP1にそれぞれ入力され、上述のように、第二の水量センサ11からの出力がON状態になったとき、即ち、アドレスA1がOFF状態、アドレスA2がON状態が検知されたときは、RAM53のアドレスA1とアドレスA2とを入れ替える操作を行う。即ち、マイクロコンピュータ50において、ポートP1からの入力信号がアドレスA2に書き込まれ、ポートP1からの入力信号がアドレスP1に書き込まれるような制御が行われる。又は、アドレスA1のデータが第二の水量センサ11の状態データとして認識され、アドレスA2のデータが第一の水量センサ6の状態データとして認識されるように制御されてもよい。
【0039】
この制御を行うためのプログラムを上記マイクロコンピュータ50のROM54に記憶させ、上記誤配線と判断されたときに上記の書き込みアドレスの変更又はデータ認識の変更を実行させる。この操作により、第一の水量センサ6からの出力を第二の水量センサ11の出力として使用し、第二の水量センサ11からの出力が第一の水量センサ6の出力として使用することができ、燃焼装置自体の修理を必要とすることなく、注湯弁25を正常に作動させることができる。
【0040】
図3に上述の制御のフローチャートを示す。リモコン等から注湯指令が出されると(ステップS1)、第一の水量センサ6及び第二の水量センサ11両方がON状態である給湯状態の場合は給湯が優先されるので、その場合を除き、注湯弁25が開放される指令が出される(ステップS3)。
【0041】
ここで、ステップS4において、第一の水量センサ6がON状態になれば、注湯弁25が開かれ、正常な注湯状態になるが、第一の水量センサ6がOFF状態であるときは、さらに、ステップS5において、第二の水量センサ11はON状態であるならば、上述のように誤配線と認識され(ステップS7)、エラー信号が出されたり(ステップS8)、上述のようなRAMのアドレスの切り替え(ステップS9)が行われる。一方、ステップS5において、第二の水量センサ11がOFF状態であるならば、注湯弁25が開かないことを意味するので、水が給水管1内を流れないと認識され、注湯弁25の故障と判断され(ステップS6)、エラー信号が出される(ステップS10)。
【0042】
正常に注湯が行われているとき、第二のステップS11がON状態になったことが検出されたときは(ステップS11)、給湯栓28が開かれ給湯状態が認識される。上述のように給湯優先により、注湯弁25が閉められ(ステップS12)、注湯が停止される。そして、給湯状態が終わり、第二の水量センサ11がOFF状態になると(ステップS13)、注湯指令が引き続き出されている場合は、再び注湯弁25が開放される(ステップS1及びステップS3)。
【0043】
次に、本発明の第二の実施の形態について説明する。本実施の形態においては、浴槽21への注湯、給湯栓への給湯、及び注湯弁25の故障を制御装置5で正しく認識する方法である。
【0044】
本実施の形態では、図2における制御装置5のマイクロコンピュータ50のブロック図において、RAM53の第一の水量センサ6の第二の水量センサ11のアドレスA1とA2の区別をなくす。則ち、どちらのアドレスが入水量検出用水量センサである第一の水量センサ6のためのアドレスか、給水使用確認用水量センサである第二の水量センサ11のためのアドレスかを区別しない。
【0045】
このような場合において、以下のように注湯状態や給湯状態を確認することができる。則ち、上述した図1の場合と同様に、注湯指令が出され、注湯弁25が開くと、第一の水量センサ6がON状態になる。これを、前記RAM53の2つのアドレスA1、A2のうちの一方のアドレスに割り当てる。続いて、給湯栓28が開かれると、第二の水量センサ11もON状態になり、これを前記RAM53のもう一方のアドレスに割り当てる。
【0046】
第一の水量センサ6と第二の水量センサ11のRAM53におけるアドレスを区別しないことにより、制御装置5のマイクロコンピュータ50は、どちらの水量センサがON状態なのか、OFF状態なのかを認識しない。しかし、上述のように、注湯運転中は、第一の水量センサ6のみがON状態であり、このとき、第二の水量センサ11はOFF状態のままであるので、一方のアドレスの水量センサの状態データのみがON状態である。また、給湯運転になると、第一の水量センサ6及び第二の水量センサ11共にON状態になるので、両方のアドレスの水量センサの状態データがON状態になる。
【0047】
また、注湯弁25が故障により開かなければ、水が流れないため、両水量センサ6及び11ともにOFF状態になる。
【0048】
則ち、RAM53のアドレスに書き込まれた水量センサの状態データにおいて、一方のアドレスの状態データのみON状態であるときは注湯運転状態と認識され、両方のアドレスの状態データがON状態であるときは給湯運転状態であると認識される。さらに、どちらのアドレスの状態データもOFF状態であるならば、注湯弁25の故障であると判断することができる。
【0049】
図4は上述のような制御を行うフローチャートである。
【0050】
ステップS1において注湯指令が出されると、図3同様に、給湯状態でなければ(ステップS2)、注湯弁25を開く指示が出される(ステップS3)。ここで、ステップS4において水量センサ6,11の一方がON状態であるならば、正常に注湯状態となるが、そうでない場合は、どちらの水量センサもOFF状態であるので、上述したように注湯弁25の故障と判断される(ステップS5)。
【0051】
一方の水量センサがON状態の注湯状態であるときに、さらにもう一方の水量センサがON状態であることが検知されたとき(ステップS6)、給湯栓28が開かれ、給湯状態になったものと判断され、注湯弁25が閉じられる(ステップS7)。給湯が終わると、給湯栓28が閉められ、両方の水量センサ6、11がOFF状態になると(ステップS8)、引き続き注湯指令が出されている場合は、再び注湯弁25が開かれる(ステップS1及び3)。
【0052】
なお、水量センサはホールICを用いるもの以外にも、電磁流量計、カルマン渦流量計など方式は問わない。
【0053】
また、第一の流水検知手段と第二の流水検知手段とを入れ替えるときには、入れ替える前後に下記配管逆接続検知を入れることが望ましい。これは、そもそも配線が正常であるにもかかわらず給水と給湯の配管が逆に接続されるために、図1(b)のような現象が起きるものである。注湯指令により配管接続が正常である場合には(配線が正常であろうと、誤配線であろうと)出湯温度センサー15と風呂温度センサー24は同じ湯(水)が通るため同一の温度となるのに対し、配管接続が逆である場合には(配線が正常であろうと、誤配線であろうと)出湯温度センサー15には通水がなく、風呂温度センサー24と同じ温度とはならない。したがって出湯温度センサー15と風呂温度センサー24の温度を比較することで配管逆接続の検知ができる。そして、配管逆接続時には、第一の流水検知手段と第二の流水検知手段とを入れ替えることは行わず、エラー信号を出力する。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、燃焼装置に取り付けられる入水量検出用水量センサ及び給湯確認用水量センサが誤って配線された場合に、燃焼装置自らがそれを検出し、さらに修正することができる燃焼装置が提供されるので、該燃焼装置の正常な作動を維持することができる。さらには、修理のための人的な作業を不要とするので、メンテナンスの簡略化を図ることができる。
【0055】
また、前記入水量検出用水量センサ及び前記給湯確認用水量センサの区別を燃焼装置の制御手段であるマイクロコンピュータ上においてなくし、それぞれのON/OFF状態を検知することで、給湯状態または注湯状態、さらには注湯弁の故障を判断することができきる。また、上記2つの水量センサの区別をなくすことで、水量センサの誤配線の可能性がなくなるという利益もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の水量センサ及び第二の水量センサからの出力信号のタイムチャートである。
【図2】マイクロコンピュータのブロック図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態におけるマイクロコンピュータの制御フローチャートである。
【図4】本発明の第二の実施の形態におけるマイクロコンピュータの制御フローチャートである。
【図5】燃焼装置の一つである複合給湯器の構成を示す図である。
【図6】複合給湯器に設けられた水量センサの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 給水管
3 給湯熱交換器
4 給湯管
5 制御装置
6 第一の水量センサ
11 第二の水量センサ
25 注湯弁
35 注湯通路

Claims (8)

  1. 給湯熱交換器と、該給湯熱交換器に水を供給する給水通路と、前記給湯熱交換器によって加熱された湯を出湯する第一の出湯通路と、弁を介して前記第一の出湯通路から分岐された第二の出湯通路と、前記給水通路の水流を検出する第一の流水検知手段と、前記第二の出湯通路の分岐位置より下流側の前記第一の出湯通路の水流を検出する第二の流水検知手段とを備えた燃焼装置において、
    前記第二の出湯通路に水が流される場合に、該燃焼装置を制御する制御手段が、前記第一の流水検知手段に水が流れていないと認識し、且つ前記第二の流水検知手段に水が流れていると認識するとき、前記第一の流水検知手段と前記第二の流水検知手段の配線が逆になっている誤配線と判断することを特徴とする燃焼装置。
  2. 前記制御手段は、前記誤配線と判断すると、エラー信号を出すことを特徴とする請求項1に記載の燃焼装置。
  3. 前記制御手段は、前記誤配線と判断すると、前記第一の流水検知手段の水を流れを前記第二の流水検知手段の水の流れとみなし、且つ前記第二の流水検知手段の水を流れを前記第一の流水検知手段の水の流れとみなすことを特徴とする請求項1に記載の燃焼装置。
  4. 給湯熱交換器と、該給湯熱交換器に水を供給する給水通路と、該給湯熱交換器によって加熱された湯を出湯する第一の出湯通路と、弁を介して該第一の出湯通路から分岐された第二の出湯通路と、該給水通路の水流を検出する第一の流水検知手段と、前記第二の出湯通路の分岐位置より下流側の前記第一の出湯通路の水流を検出する第二の流水検知手段とを備えた燃焼装置において、
    該燃焼装置を制御する制御手段が、前記第一の流水検知手段又は前記第二の流水検知手段のいずれかを区別することなく、いずれか一方に水が流れていると認識するとき、前記第二の出湯通路に水が流れていると認識することを特徴とする燃焼装置。
  5. 前記弁が開かれて、前記第二の出湯通路に水が流れているときに、前記制御手段が前記第一の流水検知手段及び前記第二の流水検知手段の両方に水が流れていると認識するとき、前記弁を閉じ、前記第一の通路に水を通過させることを特徴とする請求項4に記載の燃焼装置。
  6. 前記弁を閉じた後に、前記制御手段が前記第一の流水検知手段又は前記第二の流水検知手段のいずれにも水が流れていないと認識するとき、前記弁を開け、前記第二の通路に水を通過させることを特徴とする請求項5に記載の燃焼装置。
  7. 前記制御手段が、前記第一の流水検知手段及び前記第二の流水検知手段の両方に水が流れていると認識するとき、前記第一の出湯通路に水が流れていると認識することを特徴とする請求項4に記載の燃焼装置。
  8. 前記第一及び第二の流水検知手段は共に水量センサであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の燃焼装置。
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