JP3793267B2 - ラネー触媒、その製造方法及びそれを使用した糖アルコールの製造方法 - Google Patents

ラネー触媒、その製造方法及びそれを使用した糖アルコールの製造方法 Download PDF

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    • C07C31/18Polyhydroxylic acyclic alcohols
    • C07C31/26Hexahydroxylic alcohols

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
本発明は、水素添加用のラネー触媒、その製造方法及びそれを使用した糖アルコールの製造方法に関する。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在工業的に生産されている糖アルコールには、ソルビトール、マンニトール、マルチトール、キシリトール等があり、食品添加物、工業用原料及び医薬品原料として大量に使用されている。
【0005】
一般にこれら糖アルコールは、糖類を水素加圧下で水素添加用触媒の存在下、加熱反応することにより製造されている。
【0006】
糖アルコール製造に使用される水素添加用触媒としては担持ルテニウム触媒、ラネー触媒等が知られている。
【0007】
担持ルテニウム触媒は、触媒活性は非常に高いが、水素添加時に糖の異性化、分解及び重合が起こるという欠点がある。
【0008】
この欠点を解決する方法として英国特許第867,689号によるとルテニウムにパラジウムを添加したRu-Pd活性炭担持触媒が記載されているが、該特許により製造されたソルビトールの純度は93.5〜97.5%にとどまった。
【0009】
また、特開昭51−4370号公報ではアルミノ珪酸塩ゼオライト担持Ru触媒が、特開昭51−82208号公報では結晶性アルミノ珪酸塩粘土担持Ru触媒によるグルコースの水素添加の例が記載されているが、いずれもソルビトールの純度が99%を上回るだけの満足のいくものではなかった。
【0010】
ラネー触媒は、ニッケル、銅、鉄等の触媒金属とアルミニウム、亜鉛、珪素等の金属との合金からアルカリにより一部のアルミニウム、亜鉛、珪素等の金属を浸出させて活性化した触媒である。
【0011】
該触媒は一般に触媒活性が低く触媒の劣化が大きい触媒であり、製品に占める触媒コストが高くつくという欠点がある。
【0012】
また、該触媒は主として粉末状であり、バッチ方法で使用され、水素添加反応後に反応液から触媒を分離する工程が必要であることも、製造コストを高くする原因である。
【0013】
この欠点を解決する手段として、固定床用ラネー触媒が種々開発されたが何れも満足出来るものではなかった。
【0014】
例えば、特開昭50−099987号公報には、ニッケル、コバルト又は銅沈澱型触媒をベースとする固定床用ラネー触媒の製造方法が記載されている。
【0015】
該方法では、従来のニッケル、コバルト又は銅沈澱型触媒を粉末状の金属/アルミニウム合金と混合・成形し、水蒸気を用いて高温で処理する。この際バインダーとして作用するγ−Al23が生じるが、アルカリにより活性化する工程でγ−Al23が溶解し成形体が壊れるので、固定床用ラネー触媒の製造には適さない。
【0016】
また、特開昭47―27888号公報には、溶融合金を冷却された媒体中またはその上に落下させることにより成形し、活性化することによる固定床用ラネー触媒の製造方法が記載されている。
【0017】
糖アルコールを製造する際に、効率良く水素添加する為には、充填される触媒の密度が高いこと及び固定床中の液体の流れを整えることが重要である。その為には触媒の粒径は4mm以下にすることが好ましいが、粒径を小さくしすぎると抵抗が高まり、液体が流れにくくなり、また砕けた触媒の詰まりの原因となるので2〜4mm位の粒径が好ましい。
【0018】
しかしながら、粒度のそろった触媒を製造する場合、溶融金属を孔から滴下し合金粒を製造する上記特開昭47―27888号公報に記載の製造方法で、この範囲の粒径のものを得ると収量が低い。また、この粒径の範囲外の合金粒は再溶融しなければならずコスト的に高いものとなる。
【0019】
従って、本発明の目的は、前記の種々の問題を解決した固定床用のラネー触媒を得、該ラネー触媒を使用して高純度の糖アルコールを低コストで製造することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
【0021】
本発明の課題を解決するための手段は、下記のとおりである。
【0022】
第1に、イ)ニッケルとアルミニウムを溶融する第一工程、ロ)該溶融物の小滴を急冷することで急冷ランプ合金を得る第二工程、ハ)該急冷ランプ合金をそのまま又は一度破砕した後に分級し、活性化する第三工程により製造されるランプ状ラネー触媒を水素加圧下で水素添加反応に使用した後、該ランプ状ラネー触媒を回収し、破砕粉末化、再活性化した粉末状のラネー触媒。
【0023】
第2に、イ)ニッケルとアルミニウムを溶融する第一工程、ロ)該溶融物の小滴を急冷することで急冷ランプ合金を得る第二工程、ハ)該急冷ランプ合金をそのまま又は一度破砕した後に分級し、活性化する第三工程により製造されるランプ状ラネー触媒を水素加圧下で水素添加反応に使用した後、該ランプ状ラネー触媒を回収し、破砕粉末化、再活性化する粉末状のラネー触媒の製造方法。
【0024】
第3に、イ)ニッケルとアルミニウムを溶融する第一工程、ロ)該溶融物の小滴を急冷することで急冷ランプ合金を得る第二工程、ハ)該急冷ランプ合金をそのまま又は一度破砕した後に分級し、活性化する第三工程により製造されるランプ状ラネー触媒を使用し、糖類を水素加圧下で水素添加反応させることを特徴とする糖アルコールの製造方法。
【0025】
第4に、イ)ニッケルとアルミニウムを溶融する第一工程、ロ)該溶融物の小滴を急冷することで急冷ランプ合金を得る第二工程、ハ)該急冷ランプ合金をそのまま又は一度破砕した後に分級し、活性化する第三工程により製造されるランプ状ラネー触媒を水素加圧下で水素添加反応に使用した後、該ランプ状ラネー触媒を回収し、破砕粉末化、再活性化した粉末状ラネー触媒を使用し、糖類を水素加圧下で水素添加反応させることを特徴とする糖アルコールの製造方法。
【0026】
以下に、本発明を詳細に説明する。
【0027】
本発明において、急冷ランプ合金のニッケルとアルミニウムの比率は1:2〜2:1の範囲で使用できるが、合金のコスト及び展開後の触媒活性を考慮すると1:1近辺の比率が良い。
【0028】
溶融合金の小滴は、水浴に滴下すること等により強制的に冷却する。自然放冷で製造されたランプ合金を活性化することにより製造されたラネー触媒は初期活性は得られるが、使用時間が増すに従い触媒が破砕し固定床触媒として使用出来なくなる。
【0029】
溶融合金の小滴は、急冷後その粒径が1〜15mmとなる様にすることが好ましい。
【0030】
該急冷ランプ合金はそのまま分級し活性化した後に固定床触媒として使用する事が出来るが、触媒の表面積を大きくする為には該急冷ランプ合金を破砕した後に分級し、更に活性化し、固定床触媒として使用することが好ましい。
【0031】
急冷ランプ合金をそのまま又は一度破砕した後に分級するいずれの場合も、粒径が小さすぎると、固定触媒層を構成するのが困難であり、たとえ触媒層を構成しても、反応混合物の流速が遅くなり、高い生産性で糖アルコールを得ることはできない。また、粒径が大きすぎると単位触媒重量当たりの表面積が減少するため、反応速度が低下し、糖アルコールの生産性が低下する。
【0032】
本発明にかかるランプ状ラネー触媒は、その触媒特性の作用を付与する目的でモリブデン、スズ等を触媒合金の15%以下まで添加することができるし、触媒を活性化した後に添加する事も出来る。
【0033】
触媒の展開に使用するアルカリとしてはNaOH、KOH等のアルカリ金属水酸化物の水溶液が使用でき、その濃度は1〜20%、好ましくは5〜15%である。また、展開時の温度は40〜100℃、好ましくは60〜85℃である。
【0034】
得られた触媒の展開率は、アルカリへのアルミニウム溶出量をキレート滴定等により測定し、下記の式に従って求められる。
【0035】
展開率(%)=(アルミニウム溶出量/合金中のアルミニウム量)×100
【0036】
本発明にかかるランプ状ラネー触媒は、展開率10〜70%の範囲内、好ましくは15〜60%の範囲内で展開される。
【0037】
展開率は、触媒のライフに密接に関係し、糖アルコールを製造する場合の触媒費は触媒のライフの長さで決まる。触媒のライフは、合金の組成、生産する糖アルコールの種類などによって異なるが、連続運転に耐えるものでなければならない。
【0038】
この為に10〜70%の範囲内で展開される。10%より低い展開率では期待する初期活性が得られず、70%より高い展開率では初期活性は高くなるが触媒ライフは短くなる。これは触媒が脆くなり、ニッケルが微細粉末となってはがれる為である。
【0039】
本発明にかかるラネー触媒を使用した糖アルコールの製造方法を実施する際に使用する水素は特に制限されないが、純度が高いほど好ましい。
【0040】
本発明で水素添加できる糖としては、グルコース、キシロース、マルトース、乳糖、果糖、澱粉糖化物、砂糖等があげられる。これらは1種単独でも2種以上を組み合わせても用いられる。
【0041】
通常これらの糖は水溶液として固定床へ供給されるが、その濃度は30〜60%の範囲である。濃度が低い場合は生産性が低く、また、濃度が濃い場合は、反応熱を除去するのが困難となり糖アルコールの純度低下を引き起こす。
【0042】
固定床への原料糖の供給量は、通常、SV=0.3〜1.5の範囲である。
【0043】
ここで、SVとは下記の式に従って求められる。
【0044】
SV=(反応塔へ供給される原料の容量)/(反応塔に占める触媒が充填された部分の容量)
【0045】
固定床に供給される水素の流速は、通常、LV=10〜60m/hrであり、好ましくはLV=15〜30m/hrである。
【0046】
ここで、LVとは下記の式に従って求められる。
【0047】
LV=(単位時間当たりに反応塔へ供給される物質の容量)/(反応塔の断面積)
【0048】
本発明にかかるラネー触媒を使用した糖アルコールの製造方法を実施する際の反応温度は、製造する糖アルコールによって異なるが、110〜150℃であり、好ましくは120〜145℃である。水素圧力は、通常、40〜200Kg/cm2程度であり、好ましくは50〜150Kg/cm2である。
【0049】
本発明のランプ状ラネー触媒を用いた場合の反応形式は、固定床における連続反応であり、糖液を塔下部から供給するアップフロー方式と塔上部から流すダウンフロー方式とがあり、どちらの方式も使用することができる。
【0050】
また、用いられる反応器の形式は、槽型、管型、塔型のいずれでもよい。
【0051】
アップフロー方式の場合は、中を流れる液のLVが毎時1m以上、好ましくは毎時4〜8m必要である。また、水素のLVは10〜60m/hrであり、好ましくは15〜30m/hrである。
【0052】
ダウンフロー方式の場合は、塔中の空間に占める水素の比率が多くなる為、水素の流量は少なくてもよく、水素のLVは1〜10m/hrの範囲で実施される。
【0053】
本発明にかかるランプ状ラネー触媒は、水素加圧下で糖の水添反応に使用した後、回収し、破砕粉末化、再活性化することにより粉末状のラネー触媒として再使用することができる。従って、本発明を実施することにより総合的に触媒費が従来の粉末ラネーニッケル触媒を使用した場合より安価となる。
【0054】
回収したランプ状ラネー触媒の破砕粉末化の方法は、特に制限はなく、最終的に使用するに適した粒度の粉末状のラネー触媒が得られれば良く、通常40メッシュ全通〜300メッシュ全通の範囲で粉末化される。
【0055】
再活性化での粉末状のラネー触媒の展開は通常行われている条件で展開率90〜97%の範囲で行われる。
【0056】
粉末状のラネー触媒の存在下で水素添加により糖アルコールを得る反応条件は、糖アルコールの純度が低下しない条件であればどんな条件でもよいが、通常は糖液の濃度を30〜60%とし、40Kg/cm2以上、好ましくは50〜150Kg/cm2の水素圧下で、110〜150℃の温度下で行われる。
【0057】
【実施例】
【0058】
以下に実施例、参考例を掲げて更に具体的に本発明を説明するが、本発明の技術的範囲は以下の例に制限されるものではない。
【0059】
【実施例1】
【0060】
[急冷ランプ合金の製造]
ニッケル金属6Kgとアルミニウム金属6Kgを加熱溶融し、ノズルを通して20cm下の冷却水面に滴下した。
得られた急冷ランプ合金の粒径は1mm〜15mmの混合物であった。
これを破砕機にて破砕し、篩にかけて粒径2〜4mmの急冷ランプ合金4.98Kgを得た。
【0061】
[急冷ランプ合金の展開]
50リットルの加熱ジャケット付きステンレス容器に10%NaOH水溶液34Kgを入れ、50℃に加熱し、ステンレス製篭に入れた前記急冷ランプ合金4.6Kgをその中に入れた。
温度60℃で30分間保持した後、篭を引き上げ水洗した。
このとき得られたランプ状ラネー触媒の展開率は21.6%であった。
【0062】
[水素添加装置]
ここで、本発明にかかるラネー触媒を使用した糖アルコールの製造方法を実施する際に用いられる水素添加装置について、図1を参照しながら説明する。
該水素添加装置は、図中A、B、C、Dで示される0.5リットルのジャケット付きステンレス製耐圧容器(内径2.1cm、高さ160cm)を4本直列に接続し、塔Aの下部に原料仕込みポンプEを予熱器Fを介して接続し、塔Dの上部に冷却器Hを介してサンプリングポットIを接続すると共に、液貯めポットJを接続したものである。
水素ガスは塔A下部より入り、塔D上部より出、液貯めポットJで液部と分離され、流量計Kと調節弁Lを通って大気に放出される。
また、予熱器F及び塔A、B、C及びDのジャケットには加熱したオイルを流して一定の温度に保持する。
通常はバルブMは開放し、バルブN、O及びPは閉鎖され、塔Dより出た反応液がポットJに貯まり、時々バルブPより抜かれる。
サンプリング時にはバルブMを閉鎖し、バルブNを開放してポットIよりバルブOを通してサンプルが抜かれる。
【0063】
[水素添加反応]
前記反応容器に、展開したランプ状ラネー触媒を充填した。
次いで、各塔を130℃に加熱し、50%結晶グルコース水溶液(純度99.7%、日本食品化工(株)製)をポンプEより毎時2リットルの速さ(SV=1)で流した。
また、水素は150Kg/cm2にてLV=20に調整した。
水素添加反応は30日間連続で運転し、この時の反応液中の未還元物と液体クロマトグラフィーによる純度測定結果を表1に示す。
【0064】
【表1】
Figure 0003793267
【0065】
[触媒の再使用]
30日間の水素添加反応終了後、触媒を水洗して各塔から取り出し、回収した触媒の内50gを水中で粉砕機により100メッシュ全通に粉砕した。
次いで、20%NaOH水溶液400gを加え、95℃で1時間撹拌した後、水洗し、粉末状ラネー触媒を得た。
得られた粉末状ラネー触媒5g(固形物換算)と50%結晶グルコース水溶液275gを550mlの電磁撹拌式オートクレーブに入れ、水素圧力150Kg/cm2、130℃で90分撹拌した。
この時の反応液の未還元物は0.08%であった。
【0066】
また、参考として市販の粉末ラネーニッケル触媒5gを使用し、同条件で結晶グルコースを水素添加したときの反応液の未還元物は0.07%であり、一度使用したランプ状ラネー触媒を粉末状ラネー触媒として再使用した上記の場合との間に触媒活性の差は見られなかった。
【0067】
【実施例2】
【0068】
実施例1において、原料として50%結晶グルコース水溶液を毎時1リットル(SV=0.5)の速さで流し、3日間の連続水素添加を行った以外は実施例1と同様にして反応させた。
得られた反応液の分析結果を表2に示す。
【0069】
【表2】
Figure 0003793267
【0070】
【実施例3】
【0071】
実施例1において、原料として50%キシロース水溶液(純度99.0%)を毎時1.4リットル(SV=0.7)の速さで流し、反応温度が120℃で5日間の連続水素添加を行った以外は実施例1と同様にして反応させた。
得られた反応液の分析結果を表3に示す。
結果から明らかなように、実施例1の方法で調製された触媒は、キシロースの水素添加に十分使用できるものであった。
【0072】
【表3】
Figure 0003793267
【0073】
【実施例4】
【0074】
実施例1において、原料として50%マルトース水溶液(純度95.2%、日本食品化工(株)社製)を毎時1.2リットル(SV=0.6)の速さで流し、反応温度が135℃で5日間の連続水素添加を行った以外は実施例1と同様にして反応させた。
得られた反応液の分析結果を表4に示す。
結果から明らかなように、5日間の連続水添の間、未還元物の上昇もほとんど見られず安定した純度のマルチトールを製造することができた。
【0075】
【表4】
Figure 0003793267
【0076】
【実施例5】
【0077】
実施例1において、原料として50%澱粉加水分解物水溶液(TN−55、日本コーンスターチ(株)社製)を毎時1.4リットル(SV=0.7)の速さで流し、反応温度が145℃で5日間の連続水素添加を行った以外は実施例1と同様にして反応させた。
使用した澱粉加水分解物の組成は、グルコース2.2%、マルトース53.6%、マルトトリオース19.1%、4糖以上25.1%であった。
得られた反応液の分析結果を表5に示す。
実施例1の方法に従って調製した触媒を用い、3糖以上の比較的分子量の大きな成分を多く含む原料も連続的に水素還元することができた。
【0078】
【表5】
Figure 0003793267
【0079】
【実施例6】
【0080】
実施例1において、原料として40%乳糖水溶液を毎時1.6リットル(SV=0.8)の速さで流し、反応温度が140℃で3日間の連続水素添加を行った以外は実施例1と同様にして反応させた。
得られた反応液の分析結果を表6に示す。
【0081】
【表6】
Figure 0003793267
【0082】
【実施例7】
【0083】
実施例1において、原料として40%結晶果糖水溶液を毎時1.6リットル(SV=0.8)の速さで流し、反応温度が125℃で3日間の連続水素添加を行った以外は実施例1と同様にして反応させた。
得られた反応液の分析結果を表7に示す。
【0084】
【表7】
Figure 0003793267
【0085】
【実施例8】
【0086】
実施例1において、原料として50%砂糖水溶液を毎時2.4リットル(SV=1.2)の速さで流し、反応温度が160℃で3日間の連続水素添加を行った以外は実施例1と同様にして反応させた。
得られた反応液の分析結果を表8に示す。
【0087】
【表8】
Figure 0003793267
【0088】
【実施例9】
【0089】
[水素添加装置]
本実施例で用いる水素添加装置は、図示は省略するが、図1の水素添加装置と同様の装置について、塔Aの上部に原料仕込みポンプEを予熱器Fを介して接続し、塔Dの下部に冷却器Hを介してサンプリングポットIを接続すると共に、液貯めポットJを接続したものである。
また、該装置では、塔Aの下部は塔Bの上部、塔Bの下部は塔Cの上部、塔Cの下部は塔Dの上部にそれぞれ接続した。
従って、本実施例で用いる水素添加装置は、水素ガスが塔Aの上部より入り、塔D下部から出る以外は、図1に示す実施例1の水素添加装置と同様である。
【0090】
[水素添加反応]
実施例1において、原料として50%結晶グルコース水溶液を毎時1リットル(SV=0.5)の速さで流し、水素流量を毎時2リットルとして連続水素添加を行った以外は実施例1と同様にして反応させた。
得られた反応液の分析結果を表9に示す。
【0091】
【表9】
Figure 0003793267
【0092】
【実施例10】
【0093】
50リットルの加熱ジャケット付きステンレス容器に10%NaOH水溶液34Kgを入れ、60℃に加熱した。
実施例1と同様の方法で製造した粒径2〜4mmの急冷ランプ合金4.6Kgをステンレス製篭に入れ、前記NaOH水溶液の中に入れた。
温度80℃で2時間保持した後、篭を引き上げ水洗した。
この時の触媒の展開率は40.8%であった。
この触媒を実施例1と同様の装置に充填し、同様の水素添加条件で結晶グルコースを水素添加した。
その分析結果を表10に示す。
実施例1と比較し、触媒の展開率を40.8%と高くしても、グルコースを長時間に渡り連続水素添加することができた。
また、触媒の崩壊も見られなかった。
【0094】
【表10】
Figure 0003793267
【0095】
【実施例11】
【0096】
50リットルの加熱ジャケット付きステンレス容器に15%NaOH水溶液55Kgを入れ、60℃に加熱した。
実施例1と同様の方法で製造した粒径2〜4mmの急冷ランプ合金4.6Kgをステンレス製篭に入れ、前記NaOH水溶液の中に入れた。
温度80℃で2.5時間保持した後、篭を引き上げ水洗した。
この時の触媒の展開率は58.9%であった。
この触媒を実施例1と同様の装置に充填し、同様の水素添加条件で結晶グルコースを水素添加した。
その分析結果を表11に示す。
実施例1と比較し、触媒の展開率を58.9%まで高くすると連続運転使用時に触媒活性の低下はやや早まるが、触媒の崩壊もおこらず、工業的使用に満足のいく範囲のものであった。
【0097】
【表11】
Figure 0003793267
【0098】
【実施例12】
【0099】
ニッケル金属25Kgとアルミニウム金属25Kgを加熱溶融し、ノズルを通して20cm下の冷却水面に滴下した。
この時得られた急冷ランプ合金の粒径は1〜15mmの範囲であり、これを篩で選別し、粒径2〜4mmの急冷ランプ合金6.2Kgを得た。
50リットルの加熱ジャケット付きステンレス容器に10%NaOH水溶液34Kgを入れ、60℃に加熱し、ステンレス製篭に入れた前記急冷ランプ合金4.6Kgをその水溶液の中に入れた。
温度80℃で25分保持した後、篭を引き上げ水洗した。
この時の触媒の展開率は22.4%であった。
得られたランプ状ラネー触媒を実施例1と同様の装置に充填し、50%グルコースを毎時1.2リットル(SV=0.6)の速さで流した以外は実施例1と同様の水素添加条件で反応させた。
その分析結果を表12に示す。
結果から明らかなように、本発明の急冷ランプ状触媒は、破砕することなくそのままの形状で活性化した場合でも糖類を水素還元することができる。
次に30日間の連続運転を終わった後、触媒を回収し実施例1と同様の方法で粉末化及び展開を行い、再び結晶グルコースを水素添加した。
この時の未還元物は0.08%であり、触媒活性は満足のいくものであった。
【0100】
【表12】
Figure 0003793267
【0101】
【実施例13】
【0102】
実施例12で製造した急冷ランプ合金を篩で選別し、粒径4〜8mmの急冷ランプ合金8.6Kgを得た。
50リットルの加熱ジャケット付きステンレス容器に10%NaOH水溶液34Kgを入れ、60℃に加熱し、ステンレス製篭に入れた前記急冷ランプ合金4.6Kgを、その水溶液の中に入れた。
温度80℃で120分保持した後、篭を引き上げ水洗した。
この時の触媒の展開率は38.6%であった。
この触媒を実施例1と同様の装置に充填し、50%グルコースを毎時0.8リットル(SV=0.4)の速さで流した以外は同様の条件で水素添加した。
その分析結果を表13に示す。
触媒の粒径を4〜8mmの範囲に調製しても満足のいく触媒活性であった。
【0103】
【表13】
Figure 0003793267
【0104】
【参考例1】
【0105】
ニッケル金属6Kgとアルミニウム金属6Kgを加熱溶融し、これを金属板上に流し、放置した。
得られた合金を破砕機にかけて破砕した後、篩にかけ粒径2〜4mmの合金5.3Kgを得た。
50リットルの加熱ジャケット付きステンレス容器に10%NaOH水溶液34Kgを入れ、60℃に加熱した。
該合金4.6Kgをステンレス製の篭に入れ、前記NaOH水溶液の中に入れ、温度60℃で30分間保持した後、篭を引き上げ水洗した。
この時の触媒の展開率は23.8%であった。
この触媒を使用した以外は実施例1と同様の条件で結晶グルコースを水素添加したところ、5日目で未還元物が急に増加したので反応を中止した。
また、反応液中には砕けた粉状触媒が観察された。
尚、この時の分析結果を表14に示す。
【0106】
【表14】
Figure 0003793267
【0107】
【参考例2】
【0108】
50リットルの加熱ジャケット付きステンレス容器に15%NaOH水溶液55Kgを入れ、60℃に加熱した。
実施例1と同様の方法で作った急冷ランプ合金4.6Kgをステンレス篭に入れ、前記NaOH水溶液の中に入れた。
温度80℃で4時間保持した後、篭を引き上げ水洗した。
得られた触媒の展開率は73.8%であった。
この触媒を使用した以外は実施例1と同様の方法にて結晶グルコースを水素添加したところ、10日間通液した時点で破砕した触媒が装置内に詰まった為、反応を中止した。
この時の分析結果を表15に示す。
【0109】
【表15】
Figure 0003793267
【0110】
【発明の効果】
【0111】
本発明にかかるラネー触媒は、溶融した合金を急冷することで、初期活性の高い連続使用に耐えうる固定床用触媒である。
また、本発明にかかるラネー触媒の製造方法によると、バインダーを使用し成形することなしに、短い製造工程で固定床触媒であるラネー触媒が得られ、しかも該触媒の製造に特殊な装置を必要としない。
さらに、使用済みのランプ状ラネー触媒は、回収し破砕粉末化した後活性化し再使用することができる。
従って、本発明にかかるラネー触媒を使用した糖アルコールの製造方法によると、高純度の糖アルコールを低コストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるラネー触媒を使用した糖アルコールの製造方法を実施する際に使用する水素添加装置の概略図。
【符号の説明】
A 塔
F 予熱器
H 冷却器
J 液貯めポット

Claims (4)

  1. イ)ニッケルとアルミニウムを溶融する第一工程、ロ)該溶融物の小滴を急冷することで急冷塊状合金を得る第二工程、ハ)該急冷塊状合金をそのまま又は一度破砕した後に分級し、活性化する第三工程により製造される塊状ラネー触媒を水素加圧下で水素添加反応に使用した後、該塊状ラネー触媒を回収し、破砕粉末化、再活性化した粉末状のラネー触媒であって、糖類を水素加圧下で水素添加反応させるために用いるラネー触媒。
  2. イ)ニッケルとアルミニウムを溶融する第一工程、ロ)該溶融物の小滴を急冷することで急冷塊状合金を得る第二工程、ハ)該急冷塊状合金をそのまま又は一度破砕した後に分級し、活性化する第三工程により製造される塊状ラネー触媒を水素加圧下で水素添加反応に使用した後、該塊状ラネー触媒を回収し、破砕粉末化、再活性化する粉末状のラネー触媒の製造方法であって、糖類を水素加圧下で水素添加反応させるために用いるラネー触媒の製造方法。
  3. イ)ニッケルとアルミニウムを溶融する第一工程、ロ)該溶融物の小滴を急冷することで急冷塊状合金を得る第二工程、ハ)該急冷塊状合金をそのまま又は一度破砕した後に分級し、活性化する第三工程により製造される塊状ラネー触媒を使用し、糖類を水素加圧下で水素添加反応させることを特徴とする糖アルコールの製造方法。
  4. イ)ニッケルとアルミニウムを溶融する第一工程、ロ)該溶融物の小滴を急冷することで急冷塊状合金を得る第二工程、ハ)該急冷塊状合金をそのまま又は一度破砕した後に分級し、活性化する第三工程により製造される塊状ラネー触媒を水素加圧下で水素添加反応に使用した後、該塊状ラネー触媒を回収し、破砕粉末化、再活性化した粉末状ラネー触媒を使用し、糖類を水素加圧下で水素添加反応させることを特徴とする糖アルコールの製造方法。
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