JP3783198B2 - ヒューズボックス、ヒューズ及びヒューズブロック - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体としての車両に搭載されるヒューズボックス、ヒューズ及びヒューズブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】
移動体としての車両には、ジャンクションブロックやリレーボックス、ヒューズブロックといった電気接続箱中のバスバーや、電気接続用コネクタの端子等、電力そのものや信号を伝送するための電力伝送ラインが数多く配設される。
【0003】
前述した電力伝送ラインにおいて伝送される電力の電圧は、一般の乗用車の場合は12V、バスやトラックといった大型車両の場合は12V×2=24Vが今までの主流であったが、特に乗用車においては、負荷の駆動効率の向上や各負荷毎の最適効率での駆動の要請から例えば36Vなどの従来より高い電圧値の電力を供給する電源系の採用が考えられ始めている。
【0004】
また、前述した電力電送ラインには、各種の電装品の電気回路を保護するために、多数のヒューズを抜き差し可能に配設したヒューズブロックが用いられている(ヒューズブロックは、リレー又はバスバーなどを有することもあることから、リレーボックス若しくはジャンクションブロック、又は総称して電気接続箱とも呼ばれる。本明細書では、前述したヒューズブロック、リレーボックス、ジャンクションブロック及び電気接続箱を、総称して以下ヒューズブロックと呼ぶ)。
【0005】
前述した従来より高い電圧値の電力を供給する電源系の採用が考えられる車両には、第1のヒューズ(以下高電圧ヒューズと呼ぶ)と、前記高電圧ヒューズが装脱可能な第1の装着部を有したヒューズボックスと、を備えたヒューズブロックが用いられることが考えられる。前記ヒューズブロックは、例えば前述した36Vなどの従来から用いられている32Vを超える第1の電圧を有する電力が供給される。前記高電圧ヒューズは、前記第1の電圧に応じた電流値を超えた電力が供給されると溶断して、各種の負荷への電力の供給を停止する。
【0006】
一方、従来どおりの12V及び24Vの電力を供給する電源系が搭載された車両には、第2のヒューズ(以下定格ヒューズと呼ぶ)と、前記定格ヒューズが装脱可能な第2の装着部を有したヒューズボックスと、を備えたヒューズブロックが用いられる。前記定格ヒューズには、例えば12V及び24Vなどの、前記第1の電圧より低い第2の電圧を有する電力が供給される。前記定格ヒューズは、前記第2の電圧に応じた電流値を超えた電力が供給されると溶断して、各種の負荷への電力の供給を停止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来から用いられてきたヒューズブロック、ヒューズボックス及びヒューズの構造では、前記第1の装着部に定格ヒューズが装着できるようになっている。
【0008】
このため、前述した高い電圧値の電力を供給する電源系の採用が考えられる車両に搭載されるべきヒューズブロックを組み立てる際に、第1の装着部に定格ヒューズを装着する恐れがあった。
【0009】
第1の装着部に定格ヒューズを装着すると、第1の装着部に接続された負荷に供給される電力の電圧が正常であっても、前記定格ヒューズが溶断して前記負荷に電力が供給されなくなる不具合が生じることとなる。場合によっては、定格ヒューズの可溶体が溶断する際の電流値が高くて勢い良く飛散してしまい定格ヒューズの端子を相互に短絡することも考えられる。
【0010】
定格ヒューズの端子が相互に短絡すると、前記定格ヒューズ及びヒューズブロックが溶けて破損する恐れが生じるとともに、最悪の場合には第1の装着部に接続した負荷が故障するこも考えられる。
【0011】
このように、従来のヒューズブロック、ヒューズボックス及びヒューズの構造では、32Vを超える第1の電圧の電力が供給される装着部に、従来から用いられてきた前記定格ヒューズを装着した場合には、負荷に供給される電力の電圧が正常であるにも関わらず前記負荷に電力が供給されなくなったり、ヒューズブロックやヒューズ自体が溶けて破損する恐れがあった。
【0012】
したがって、本発明の目的は、従来より高い電圧の電力が供給される装着部に、従来から用いられてきた電圧に応じた電流値で溶断するヒューズを装着することを防止できるヒューズボックス、ヒューズ及びヒューズブロックを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のヒューズボックスは、箱状に形成されたボックス本体と、互いに並設しかつ一方が32Vを超える第1の電圧を有する電力が供給される一対の第1の受端子を収容する第1の装着部と、互いに並設しかつ一方が前記第1の電圧より低い前記第2の電圧を有する電力が供給される一対の第2の受端子を収容する第2の装着部と、を備えたヒューズボックスにおいて、前記第1の装着部は、前記第2の電圧に応じた電流値で溶断する定格ヒューズが装着することを阻止する阻止手段を備え、前記阻止手段は、前記第1の装着部に、互いに並設しかつ前記第1の受端子それぞれと接続可能な一対の第1の接続端子と前記第1の電圧に応じた電流値を超えた電力が供給されると溶断する第1の可溶体とを有する高電圧ヒューズが装着されることを許容するとともに、前記定格ヒューズに干渉して該定格ヒューズが前記第1の装着部に装着されることを規制し、前記第2の装着部は、前記高電圧ヒューズと前記定格ヒューズとの双方が装着されることを許容することを特徴としている。
【0014】
請求項2に記載の本発明のヒューズボックスは、請求項1記載のヒューズボックスにおいて、前記第1の装着部は前記ボックス本体の表面に開口した開口部とこの開口部の周縁に連なる複数の周壁とを備えて前記ボックス本体の表面から凹に形成されているとともに、前記阻止手段は前記周壁から前記第1の装着部内に向かって突出した突起であることを特徴としている。
【0015】
請求項3に記載の本発明のヒューズボックスは、請求項2記載のヒューズボックスにおいて、前記第1の装着部の周壁は前記第1の受端子が互いに並設する方向に沿って相対する一対の第1周壁と前記一対の第1周壁に連なりかつ前記第1の受端子が互いに並設する方向に対し交差する方向に沿って相対する第2周壁とを含んでいるとともに、前記突起は互いに隣り合う第1周壁と第2周壁とに亘ってこれら第1周壁と第2周壁との双方から凸に形成されていることを特徴としている。
【0016】
請求項4に記載の本発明のヒューズは、箱状に形成されたボックス本体と、互いに並設しかつ一方が32Vを超える第1の電圧を有する電力が供給される一対の第1の受端子を収容する第1の装着部と、互いに並設しかつ一方が前記第1の電圧より低い前記第2の電圧を有する電力が供給される一対の第2の受端子を収容する第2の装着部と、を備えたヒューズボックスに装着されるヒューズであって、前記第1の装着部は、前記第2の電圧に応じた電流値で溶断する定格ヒューズが装着することを阻止する阻止手段を備え、前記阻止手段は、前記第1の装着部に、前記ヒューズが装着されることを許容するとともに、前記定格ヒューズに干渉して該定格ヒューズが前記第1の装着部に装着されることを規制し、前記第2の装着部は、前記ヒューズと前記定格ヒューズとの双方が装着されることを許容するとともに、前記第1の電圧を有する電力を供給可能な一対の端子と、これら端子の一端部を収容するハウジングと、を備えたヒューズにおいて、前記ハウジングは、外郭を形成する外壁を備え、前記外壁の表面から凹の凹部を備えたことを特徴としている。
【0017】
請求項5に記載の本発明のヒューズは、請求項4記載のヒューズにおいて、前記ハウジングの外壁は前記一対の端子が互いに並設する方向に沿って相対する一対の第1外壁と前記一対の第1外壁に連なりかつ前記第1の接続端子が互いに並設する方向に対し交差する方向に沿って相対する第2外壁とを含んでいるとともに、前記凹部は互いに隣り合う第1外壁と第2外壁とに亘ってこれら第1外壁と第2外壁との双方から凹に形成されていることを特徴としている。
【0018】
請求項6に記載の本発明のヒューズブロックは、箱状に形成されたボックス本体と、互いに並設しかつ一方が32Vを超える第1の電圧を有する電力が供給される一対の第1の受端子を収容する第1の装着部と、互いに並設しかつ一方が前記第1の電圧より低い第2の電圧を有する電力が供給される一対の第2の受端子を収容する第2の装着部と、互いに並設しかつ前記第1の受端子それぞれと接続可能な一対の第1の接続端子と前記第1の電圧に応じた電流値を超えた電力が供給されると溶断する第1の可溶体とを有するとともに前記第1の装着部に装脱自在な高電圧ヒューズと、互いに並設しかつ前記第2の受端子それぞれと接続可能な一対の第2の接続端子と前記第2の電圧に応じた電流値を超えた電力が供給されると溶断する第2の可溶体とを有するとともに前記第2の装着部に装脱自在な定格ヒューズと、を備えたヒューズブロックにおいて、前記第1の装着部は、前記ボックス本体の表面から凹に形成されているとともに、前記ボックス本体の表面に開口した開口部と、この開口部の周縁に連なる複数の周壁と、前記周壁から前記第1の装着部内に向かって突出した突起と、を備えているとともに、前記高電圧ヒューズは、前記一対の第1の接続端子と、これら第1の接続端子の一端部を収容しかつ外郭を形成する外壁を有するハウジングと、前記外壁の表面から凹でかつ前記突起と干渉しない凹部と、を備え、前記突起は、前記凹部内に侵入して、前記第1の装着部に前記高電圧ヒューズが装着することを許容するとともに、前記定格ヒューズに干渉して該定格ヒューズが前記第1の装着部に装着されることを規制し、前記第2の装着部は、前記高電圧ヒューズと前記定格ヒューズとの双方が装着することを許容することを特徴としている。
【0019】
請求項7に記載の本発明のヒューズブロックは、請求項6記載のヒューズブロックにおいて、前記第1の装着部の周壁は、前記第1の受端子が互いに並設する方向に沿って相対する一対の第1周壁と、前記一対の第1周壁に連なりかつ前記第1の受端子が互いに並設する方向に対し交差する方向に沿って相対する第2周壁と、を含んでいるとともに、前記ハウジングの外壁は、前記一対の第1の接続端子が互いに並設する方向に沿って相対する一対の第1外壁と、前記一対の第1外壁に連なりかつ前記第1の接続端子が互いに並設する方向に対し交差する方向に沿って相対する第2外壁と、を含んでいるとともに、前記突起は、互いに隣り合う第1周壁と第2周壁とに亘ってこれら第1周壁と第2周壁との双方から凸に形成されており、前記凹部は、互いに隣り合う第1外壁と第2外壁とに亘ってこれら第1外壁と第2外壁との双方から凹に形成されていること特徴としている。
【0020】
請求項8に記載の本発明のヒューズブロックは、請求項7記載のヒューズブロックにおいて、前記突起と前記凹部とは、第1の装着部に高電圧ヒューズを装着した際に互いに合致することを特徴としている。
【0021】
請求項1に記載した本発明のヒューズボックスによれば、阻止手段が、32Vを超える第1の電圧を有する電力が供給される第1の受端子を収容する第1の装着部に、定格ヒューズが装着することを阻止する。このため、定格ヒューズが第1の装着部に装着されることを防止できる。
【0022】
請求項2に記載した本発明のヒューズボックスによれば、阻止手段が第1の装着部を構成する周壁から突出した突起であるので、定格ヒューズが第1の装着部に装着される際に、前記突起が定格ヒューズに接触する。このため、定格ヒューズが第1の装着部に装着することをより確実に防止できる。
【0023】
請求項3に記載した本発明のヒューズボックスによれば、突起が第1の装着部を構成する第1周壁と第2周壁の双方に亘って突出しているので、定格ヒューズが第1の装着部に装着される際に、前記突起が定格ヒューズにより確実に接触する。このため、定格ヒューズが第1の装着部に装着することをより一層確実に防止できる。
【0024】
請求項4に記載した本発明のヒューズによれば、ハウジングは、外壁から凹の凹部を備えている。このため、このヒューズを装着する装着部に前記凹部と干渉しない突起などを設けることによって、従来から用いられてきた定格ヒューズが前記装着部に装着されることを防止できる。
【0025】
請求項5に記載した本発明のヒューズによれば、ハウジングが第1の外壁と第2の外壁とを備え、第1の外壁と第2の外壁とに亘って凹の凹部を備えている。このため、このヒューズを装着する装着部に前記凹部と干渉しない突起などを設けることによって、前述した従来から用いられてきた定格ヒューズが前記装着部に装着されることを防止できる。
【0026】
請求項6に記載した本発明のヒューズブロックによれば、第1の装着部が周壁から突出した突起を備えている。このため、第1の装着部には、第2のヒューズが装着されない。また、第1のヒューズが前記突起を干渉しないとともに外壁から凹の凹部を備えている。このため、第1のヒューズは第1の装着部に確実に装着できる。
【0027】
請求項7に記載した本発明のヒューズブロックによれば、突起が互いに隣り合う第1周壁と第2周壁とに亘って形成され、凹部が互いに隣り合う第1外壁と第2外壁とに亘って形成されている。このため、第1の装着部に第2のヒューズを装着することを防止できかつ第1の装着部に第1のヒューズを確実に装着できる。
【0028】
請求項8に記載した本発明のヒューズブロックによれば、突起と凹部とは互いに合致するので、第1の装着部に第1のヒューズをより一層確実に装着できる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施形態を図1ないし図3及び図6ないし図9を参照して説明する。本発明の第1の実施形態に係るヒューズブロック1は、図1などに示すように、ヒューズボックス2と、第1のヒューズとしての高電圧ヒューズ3などを備えている。
【0030】
ヒューズボックス2は、略箱状に形成されたボックス本体5と、第1の装着部としての複数の高電圧装着部6とを備えている。高電圧装着部6は、後述する開口部6aが開口した前記ボックス本体5の表面5aに相対向する即ち反対側に位置する表面5bに開口した端子挿入孔6b(図8及び図9に示す)を備えている。
【0031】
端子挿入孔6bを通して一対の高電圧受端子9(図1に示す)が高電圧装着部6内に挿入される。高電圧装着部6は、その内側に前述した一対の高電圧受端子9を収容する。これら一対の高電圧受端子9は、本明細書に記した第1の受端子をなしている。
【0032】
一対の高電圧受端子9のうち一方は、例えば36V(ボルト)などの第1の電圧を有する電力を供給する高電圧電源と電気的に接続している。前記他方の高電圧受端子9は、例えば、従来より周知のイグナイタ、ワイパモータ、リアウィンドの熱線デフォッガ、ドアトリムのウィンドモータなどの前述した第1の電圧を定格容量とする大容量負荷(本明細書に記した負荷に相当する)と電気的に接続している。このように、一方の高電圧受端子9は、32V(ボルト)を超える第1の電圧を有する電力が供給される。
【0033】
高電圧装着部6は、図1などに示すように、ボックス本体5の複数の表面のうち一つの表面5aに開口した開口部6aと、この開口部6aの周縁に連なる複数の周壁7と、阻止手段としての突起8と、を備えている。開口部6aは、平面形状が略矩形状に形成されている。
【0034】
周壁7は、高電圧受端子9が並設する方向に沿って相対する第1周壁7aと、高電圧受端子9が並設する方向に対し交差する方向に沿って相対する第2周壁7bと、を備えている。図示例では、第2周壁7bは、高電圧受端子9が並設する方向に対し略直交する方向に沿って相対している。第1及び第2周壁7a,7bは、それぞれ表面が略平坦に形成されている。
【0035】
突起8は、第1周壁7aと第2周壁7bとが連なる開口部6aの角に設けられている。図示例では、突起8は開口部6aの四角に設けられている。突起8は、第1周壁7aから突出した第1凸壁8aと、第2周壁7bから突出した第2凸壁8bと、を備えている。
【0036】
第1凸壁8aは、第1周壁7aの表面から高電圧装着部6の内方向に向かって突出している。第1凸壁8aは、第1周壁7aに沿って略平坦に形成されている。第2凸壁8bは、第2周壁7bの表面から高電圧装着部6の内方向に向かって突出している、第2凸壁8bは、第2周壁7bに沿って略平坦に形成されている。
【0037】
このように、突起8は、互いに隣り合う第1周壁7aと第2周壁7bとの双方から突出している。突起8は、第1周壁7aと第2周壁7bとに亘ってこれら周壁7a,7bから凸に形成されている。前述した構成の高電圧装着部6は、前記開口部6aと周壁7などを備えて、ボックス本体5の表面5aから凹に形成されている。
【0038】
高電圧装着部6には、開口部6aを通して、高電圧ヒューズ3が装脱自在となっている。高電圧ヒューズ3は、図1ないし図3などに示すように、一対の第1の接続端子11と、ハウジング10と、第1の可溶体12と、凹部13などを備えている。なお、高電圧ヒューズ3は、本明細書に記したヒューズをなしている。
【0039】
一対の第1の接続端子11は、それぞれ導電性を有する金属からなりかつ略ブレード状に形成されている。一対の第1の接続端子11は、互いに並設されている。一対の第1の接続端子11は、それぞれ、高電圧ヒューズ3が高電圧装着部6に装着されると一対の高電圧受端子9と接続する。一対の第1の接続端子11の一方は、前記第1の電圧を有する電力が供給される。
【0040】
なお、これら一対の第1の接続端子11は、本明細書に記した端子をなしている。ハウジング10は、高電圧ヒューズ3の外郭を形成する箱状に形成されている。ハウジング10は、絶縁性の合成樹脂などからなりかつ内部に一対の接続端子11それぞれの一端部を収容する。
【0041】
ハウジング10は、高電圧ヒューズ3の外郭を形成しかつ一対の第1の接続端子11が互いに並設する方向に沿って相対する第1外壁14aと、高電圧ヒューズ3の外郭を形成しかつ一対の第1の接続端子11が互いに並設する方向に対し交差する方向に沿って相対する第2外壁14bと、を備えている。
【0042】
第1外壁14a及び第2外壁14bは、双方とも表面が平坦に形成されている。なお、図示例では、第2外壁14bは、一対の接続端子11が互いに並設する方向に対し直交する方向に沿って相対している。
【0043】
第1外壁14aは、高電圧ヒューズ3が高電圧装着部6に装着されると、第1周壁7aと相対する。即ち、第1外壁14aは、一対の高電圧受端子9が互いに並設する方向に沿って相対する。第2外壁14bは、高電圧ヒューズ3が高電圧装着部6に装着されると、第2周壁7bと相対する。
【0044】
即ち、第1外壁14aは、一対の高電圧受端子9が互いに並設する方向に対し直交などの交差する方向に沿って相対する。なお、外壁14a,14bは、本明細書に記した外壁14を構成している。
【0045】
第1の可溶体12は、ハウジング10内に収容されかつ一対の第1の接続端子11を互いに連結している。第1の可溶体12は、一方の第1の接続端子11から供給される電力の電流値が、前記第1の電圧に応じた電流値を超えると溶断する。
【0046】
凹部13は、第1外壁14aと第2外壁14bとが連なるハウジング10の角に設けられている。図示例では、凹部13はハウジング10の四角に設けられている。凹部13は、第1外壁14aから凹の第1凹壁13aと、第2外壁14bから凹の第2凹壁13bと、を備えている。
【0047】
第1凹壁13aは、第1外壁14aの表面からハウジング10の内方向に向かって凹に形成されている。第1凹壁13aは、第1外壁14aに沿って略平坦に形成されている。第2凹壁13bは、第2外壁14bの表面からハウジング10の内方向に向かって凹に形成されている、第2凹壁13bは、第2外壁14bに沿って略平坦に形成されている。
【0048】
このように、凹部13は、互いに隣り合う第1外壁14aと第2外壁14bとの双方から凹に形成されている。凹部13は、第1外壁14aと第2外壁14bとに亘ってこれら外壁14a,14bから凹に形成されている。
【0049】
凹部13は、高電圧装着部6に高電圧ヒューズ3が装着されると、第1凹壁13aが第1凸壁8aと相対し、第2凹壁13bが第2凸壁8bと相対する。このように、凹部13は、高電圧装着部6に高電圧ヒューズ3が装着された際に、突起8に干渉しないとともに、凸壁8a,8bがそれぞれ凹壁13a,13bと相対して突起8と合致する。
【0050】
前述した構成によれば、本実施形態のヒューズブロック1は、ヒューズボックス2内に端子挿入孔6bを通して、高電圧受端子9を収容する。高電圧装着部6の開口部6aを通して、高電圧ヒューズ3を装脱する。高電圧装着部6に高電圧ヒューズ3を装着すると、高電圧受端子9と第1の接続端子11とが互いに接続する。
【0051】
高電圧受端子9と第1の接続端子11とが互いに接続した際に、高電圧電源から供給される電力の電流値が、前記第1の電圧に応じた電流値を超えると、第1の可溶体12が溶断する。そして、他方の第1の接続端子11及び高電圧受端子9が接続した負荷に電力を供給することを停止する。
【0052】
本実施形態によれば、高電圧装着部6は、周壁7a,7bから突出した突起8を備えている。このため、例えば図4及び図5などに示す第2のヒューズとしての定格ヒューズ4が、図7及び図9に示すように、誤って高電圧装着部6に装着されることを防止できる。なお、このとき、突起8が第2ハウジング20に干渉して、定格ヒューズ4が高電圧装着部6に装着することを阻止する。
【0053】
なお、定格ヒューズ4は、図4及び図5に示すように、第2の接続端子21と、第2ハウジング20と、第2の可溶体22などを備えている。第2の接続端子21は、それぞれ、導電性の金属から形成されている。第2の接続端子21は、それぞれブレード状に形成されている。第2の接続端子21は、互いに並設している。
【0054】
第2ハウジング20は、絶縁性の合成樹脂からなりかつ箱状に形成されている。第2ハウジング20は、一対の第2の接続端子21の一端部を収容する。
【0055】
第2の可溶体22は、第2ハウジング20内に収容されかつ一対の第2の接続端子21を互いに連結している。第2の可溶体22は、一方の第1の接続端子21から供給される電力の電流値が、前記第1の電圧より低い例えば12Vまたは24Vなどの第2の電圧に応じた第2の電流値を超えると溶断する。
【0056】
また、本実施形態によれば、凹部13が突起8と干渉しないとともに合致するので、図6及び図8に示すように、高電圧装着部6に確実に高電圧ヒューズ3を装着することができる。このため、本実施形態によれば、高電圧装着部6には高電圧ヒューズ3のみを確実に装着できる。
【0057】
このように、ヒューズブロック1及びヒューズボックス2は、高電圧装着部6に確実に高電圧ヒューズ3を装着できかつ定格ヒューズ4が高電圧装着部6に装着されることを防止できる。したがって、高電圧受端子9に接続された負荷に確実に電力を供給できるとともに、定格ヒューズなどが溶けてヒューズボックス2などが破損することを防止できる。
【0058】
次に、本発明の第2の実施形態を図10及び図11などを参照して説明する、なお、前述した第1の実施形態と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0059】
本実施形態にかかるヒューズブロック1は、ヒューズボックス2と、高電圧ヒューズ3と、定格ヒューズ4などを備えている。ヒューズボックス2は、箱状に形成され、かつ複数の高電圧装着部6と、第2の装着部としての複数の定格装着部26と、を備えている。
【0060】
定格装着部26は、前記ボックス本体5の表面5bに開口した図示しない端子挿入孔を備えている。端子挿入孔を通して一対の定格受端子29(図10に示す)が定格装着部26内に挿入される。定格装着部26は、その内側に前述した一対の定格受端子29を収容する。これら一対の定格受端子29は、本明細書に記した第2の受端子をなしている。
【0061】
一対の定格受端子29のうち一方は、例えば12Vまたは24Vなどの第1の電圧より低い第2の電圧を有する電力を供給する定格電源と電気的に接続している。前記他方の定格受端子29は、例えば、従来より周知のヘッド及びテールの各ランプ、ホーン、インストロメントパネルに装着された各メータ、アクセサリ及びルームランプなどの前述した第2の電圧を定格容量とする通常負荷(本明細書に記した負荷に相当する)と電気的に接続している。このように、一方の定格受端子29は、第1の電圧より低い第2の電圧を有する電力が供給される。
【0062】
定格装着部26は、図10などに示すように、ボックス本体5の表面5aに開口した開口部26aと、この開口部26aの周縁に連なる複数の周壁27とを備えている。定格装着部26は、表面5aから凹に形成されている。
【0063】
定格装着部26は、開口部26aを通して、図11に示すように、定格ヒューズ4と高電圧ヒューズ3との双方を装着できる。定格装着部26に定格ヒューズ4が装着されると、第2の接続端子21は、それぞれ、定格受端子29に接続する。
【0064】
本実施形態のヒューズブロック1によれば、高電圧装着部6が、定格ヒューズ4の装着を阻止する突起8を備え、高電圧ヒューズ3が突起8と干渉しない凹部13を備えている。高電圧装着部6には、高電圧ヒューズ3と定格ヒューズ4とのうち高電圧ヒューズ3のみが装着可能となっている。
【0065】
このため、ヒューズボックス1を組み立てる際に、まず、全ての装着部6,26に定格ヒューズ4を装着することを試みる。すると、定格ヒューズ4は、定格装着部26のみに装着される。その後、残った高電圧装着部6に高電圧ヒューズ3を装着する。このような組立方法によって、高電圧装着部6には高電圧ヒューズ3のみを確実に装着できるとともに、定格装着部26には定格ヒューズ4のみを確実に装着できる。
【0066】
したがって、互いに溶断する電圧が異なる高電圧ヒューズ3と定格ヒューズ4を、それぞれ対応する高電圧装着部6と定格装着部26それぞれに確実に装着できる。
【0067】
また、前述した第1の実施形態と同様に、高電圧装着部6に確実に高電圧ヒューズ3を装着できかつ定格ヒューズ4が高電圧装着部6に装着されることを防止できる。したがって、高電圧受端子9に接続された負荷に確実に電力を供給できるとともに、定格ヒューズなどが溶けてヒューズボックス2などが破損することを防止できる。
【0068】
さらに、高電圧ヒューズ3は、高電圧装着部6と定格装着部26との双方に装着可能である。このため、互いに供給される電力の電圧が異なる高電圧装着部6と定格装着部26とを複数備えたヒューズボックス1に、本発明の高電圧ヒューズ3のみを用いても、各種の負荷に確実に電力を供給することができる。
【0069】
このように、互いに供給される電力の電圧が異なる高電圧装着部6と定格装着部26とを複数備えたヒューズボックス1に、本発明の高電圧ヒューズ3のみを用いることができる。このため、互いに供給される電力の電圧が異なる高電圧装着部6と定格装着部26とを複数備えたヒューズボックス1の部品の種類を抑制できる。
【0070】
また、互いに供給される電力の電圧が異なる高電圧装着部6と定格装着部26とを複数備えたヒューズボックス1を組み立てる際に、ヒューズの種類などを識別する必要が生じない。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の本発明によれば、阻止手段が第1の受端子を収容する第1の装着部に定格ヒューズが装着することを阻止する。このため、定格ヒューズが第1の装着部に装着されることを防止できる。したがって、前記第1の装着部に接続された負荷に確実に電力を供給できるとともに、溶けて破損することを防止できる。
【0072】
請求項2に記載の本発明によれば、阻止手段が第1の装着部を構成する周壁から突出した突起であるので、前記突起が接触して定格ヒューズが第1の装着部に装着することをより確実に防止する。したがって、前記第1の装着部に接続された負荷に確実に電力を供給できるとともに、溶けて破損することを防止できる。
【0073】
請求項3に記載の本発明によれば、突起が第1の装着部を構成する第1周壁と第2周壁の双方に亘って突出しているので、前記突起が接触して定格ヒューズが第1の装着部に装着することをより一層確実に防止する。したがって、前記第1の装着部に接続された負荷に確実に電力を供給できるとともに、溶けて破損することを防止できる。
【0074】
請求項4に記載の本発明によれば、ハウジングが外壁から凹の凹部を備えている。このため、このヒューズを装着する装着部に前記凹部と干渉しない突起などを設けることによって、前記装着部に従来から用いられてきた定格ヒューズを装着することを防止できる。したがって、前記装着部に接続された負荷に確実に電力を供給できるとともに、前記装着部を有するヒューズボックスなどが溶けて破損することを防止できる。
【0075】
請求項5に記載の本発明によれば、ハウジングが外壁から凹の凹部が、前記外壁を構成する第1の外壁と第2の外壁とに亘って凹に形成されている。このため、このヒューズを装着する装着部に前記凹部と干渉しない突起などを設けることによって、前記装着部に従来から用いられてきた定格ヒューズを装着することを防止できる。したがって、前記装着部に接続された負荷に確実に電力を供給できるとともに、前記装着部を有するヒューズボックスなどが溶けて破損することを防止できる。
【0076】
請求項6に記載の本発明によれば、第1の装着部には、第2のヒューズが装着されない。このため、第1の装着部と第2の装着部とのうち高い電圧の電力が供給される第1の装着部に、溶断する電流値が低い第2のヒューズが装着することを防止できる。
【0077】
したがって、供給される電力の電圧及び電流値が正常にあるにも関わらず第1の受端子に接続した負荷に電力が供給されないことを防止できる。さらに、第1の装着部に装着された第2のヒューズが過熱などしてヒューズボックスが溶けて破損することを防止できる。
【0078】
また、第1のヒューズは第1の装着部に確実に装着できるので、第1の受端子に接続した負荷に確実に電力を供給できる。
【0079】
請求項7に記載の本発明によれば、突起が互いに隣り合う第1周壁と第2周壁とに亘って形成されているので、第1の装着部に第2のヒューズが装着されることを防止できる。このため、第1の装着部と第2の装着部とのうち高い電圧の電力が供給される第1の装着部に、溶断する電流値が低い第2のヒューズが装着することをより確実に防止できる。
【0080】
また、凹部が互いに隣り合う第1の外壁と第2の外壁とに亘って形成されているので、第1のヒューズは第1の装着部に確実に装着できる。したがって、第1の受端子に接続した負荷に確実に電力を供給できる。
【0081】
請求項8に記載の本発明によれば、突起と凹部とは互いに合致するので、第1の装着部に第1のヒューズを確実に装着できる。したがって、第1の装着部と第2の装着部とのうち高い電圧の電力が供給される第1の装着部に、溶断する電流値が低い第2のヒューズが装着することを防止できることにくわえ、第1の受端子に接続した負荷に確実に電力を供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るヒューズブロックの構成を示す斜視図である。
【図2】同実施形態の高電圧ヒューズを示す斜視図である。
【図3】(A)は図2中の矢印IIIA方向から見た高電圧ヒューズを示す図である。(B)は図2中の矢印IIIB方向から見た高電圧ヒューズを示す図である。
【図4】定格ヒューズを示す斜視図である。
【図5】(A)は図4中の矢印VA方向から見た定格ヒューズを示す図である。
(B)は図4中の矢印VB方向から見た定格ヒューズを示す図である。
【図6】図1に示されたヒューズボックスの高電圧装着部に高電圧ヒューズを装着した状態を示す斜視図である。
【図7】図1に示されたヒューズボックスの高電圧装着部に定格ヒューズを装着しようとした状態を示す斜視図である。
【図8】図6中のVIII−VIII線に沿う断面図である。
【図9】図7中のIX−IX線に沿う断面図である。
【図10】本発明の第2の実施形態に係るヒューズブロックの構成を示す斜視図である。
【図11】図10に示されたヒューズボックスの定格装着部に定格ヒューズと高電圧ヒューズとの双方を装着した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ヒューズブロック
2 ヒューズボックス
3 高電圧ヒューズ(ヒューズ、第1のヒューズ)
4 定格ヒューズ(第2のヒューズ)
5 ボックス本体
5a 表面
6 高電圧装着部(第1の装着部)
6a 開口部
7 周壁
7a 第1周壁
7b 第2周壁
8 突起(阻止手段)
9 高電圧受端子(第1の受端子)
10 ハウジング
11 第1の接続端子(端子)
12 第1の可溶体
13 凹部
14 外壁
14a 第1外壁
14b 第2外壁
21 第2の接続端子
22 第2の可溶体
26 定格装着部(第2の装着部)
29 定格受端子(第2の受端子)
Claims (8)
- 箱状に形成されたボックス本体と、
互いに並設しかつ一方が32Vを超える第1の電圧を有する電力が供給される一対の第1の受端子を収容する第1の装着部と、
互いに並設しかつ一方が前記第1の電圧より低い前記第2の電圧を有する電力が供給される一対の第2の受端子を収容する第2の装着部と、を備えたヒューズボックスにおいて、
前記第1の装着部は、前記第2の電圧に応じた電流値で溶断する定格ヒューズが装着することを阻止する阻止手段を備え、
前記阻止手段は、前記第1の装着部に、互いに並設しかつ前記第1の受端子それぞれと接続可能な一対の第1の接続端子と前記第1の電圧に応じた電流値を超えた電力が供給されると溶断する第1の可溶体とを有する高電圧ヒューズが装着されることを許容するとともに、前記定格ヒューズに干渉して該定格ヒューズが前記第1の装着部に装着されることを規制し、
前記第2の装着部は、前記高電圧ヒューズと前記定格ヒューズとの双方が装着されることを許容することを特徴とするヒューズボックス。 - 前記第1の装着部は、前記ボックス本体の表面に開口した開口部とこの開口部の周縁に連なる複数の周壁とを備えて、前記ボックス本体の表面から凹に形成されているとともに、
前記阻止手段は、前記周壁から前記第1の装着部内に向かって突出した突起であることを特徴とする請求項1記載のヒューズボックス。 - 前記第1の装着部の周壁は、前記第1の受端子が互いに並設する方向に沿って相対する一対の第1周壁と、前記一対の第1周壁に連なりかつ前記第1の受端子が互いに並設する方向に対し交差する方向に沿って相対する第2周壁と、を含んでいるとともに、
前記突起は、互いに隣り合う第1周壁と第2周壁とに亘ってこれら第1周壁と第2周壁との双方から凸に形成されていることを特徴とする請求項2記載のヒューズボックス。 - 箱状に形成されたボックス本体と、
互いに並設しかつ一方が32Vを超える第1の電圧を有する電力が供給される一対の第1の受端子を収容する第1の装着部と、
互いに並設しかつ一方が前記第1の電圧より低い前記第2の電圧を有する電力が供給される一対の第2の受端子を収容する第2の装着部と、を備えたヒューズボックスに装着されるヒューズであって、
前記第1の装着部は、前記第2の電圧に応じた電流値で溶断する定格ヒューズが装着することを阻止する阻止手段を備え、
前記阻止手段は、前記第1の装着部に、前記ヒューズが装着されることを許容するとともに、前記定格ヒューズに干渉して該定格ヒューズが前記第1の装着部に装着されることを規制し、
前記第2の装着部は、前記ヒューズと前記定格ヒューズとの双方が装着されることを許容するとともに、
前記第1の電圧を有する電力を供給可能な一対の端子と、これら端子の一端部を収容するハウジングと、を備えたヒューズにおいて、
前記ハウジングは、外郭を形成する外壁を備え、
前記外壁の表面から凹の凹部を備えたことを特徴とするヒューズ。 - 前記ハウジングの外壁は、前記一対の端子が互いに並設する方向に沿って相対する一対の第1外壁と、前記一対の第1外壁に連なりかつ前記第1の接続端子が互いに並設する方向に対し交差する方向に沿って相対する第2外壁と、を含んでいるとともに、
前記凹部は、互いに隣り合う第1外壁と第2外壁とに亘ってこれら第1外壁と第2外壁との双方から凹に形成されていることを特徴とする請求項4記載のヒューズ。 - 箱状に形成されたボックス本体と、
互いに並設しかつ一方が32Vを超える第1の電圧を有する電力が供給される一対の第1の受端子を収容する第1の装着部と、
互いに並設しかつ一方が前記第1の電圧より低い第2の電圧を有する電力が供給される一対の第2の受端子を収容する第2の装着部と、
互いに並設しかつ前記第1の受端子それぞれと接続可能な一対の第1の接続端子と前記第1の電圧に応じた電流値を超えた電力が供給されると溶断する第1の可溶体とを有するとともに前記第1の装着部に装脱自在な高電圧ヒューズと、
互いに並設しかつ前記第2の受端子それぞれと接続可能な一対の第2の接続端子と前記第2の電圧に応じた電流値を超えた電力が供給されると溶断する第2の可溶体とを有するとともに前記第2の装着部に装脱自在な定格ヒューズと、を備えたヒューズブロックにおいて、
前記第1の装着部は、前記ボックス本体の表面から凹に形成されているとともに、前記ボックス本体の表面に開口した開口部と、この開口部の周縁に連なる複数の周壁と、前記周壁から前記第1の装着部内に向かって突出した突起と、を備えているとともに、
前記高電圧ヒューズは、前記一対の第1の接続端子と、これら第1の接続端子の一端部を収容しかつ外郭を形成する外壁を有するハウジングと、前記外壁の表面から凹でかつ前記突起と干渉しない凹部と、を備え、
前記突起は、前記凹部内に侵入して、前記第1の装着部に前記高電圧ヒューズが装着することを許容するとともに、前記定格ヒューズに干渉して該定格ヒューズが前記第1の装着部に装着されることを規制し、
前記第2の装着部は、前記高電圧ヒューズと前記定格ヒューズとの双方が装着することを許容することを特徴とするヒューズブロック。 - 前記第1の装着部の周壁は、前記第1の受端子が互いに並設する方向に沿って相対する一対の第1周壁と、前記一対の第1周壁に連なりかつ前記第1の受端子が互いに並設する方向に対し交差する方向に沿って相対する第2周壁と、を含んでいるとともに、
前記ハウジングの外壁は、前記一対の第1の接続端子が互いに並設する方向に沿って相対する一対の第1外壁と、前記一対の第1外壁に連なりかつ前記第1の接続端子が互いに並設する方向に対し交差する方向に沿って相対する第2外壁と、を含んでいるとともに、
前記突起は、互いに隣り合う第1周壁と第2周壁とに亘ってこれら第1周壁と第2周壁との双方から凸に形成されており、
前記凹部は、互いに隣り合う第1外壁と第2外壁とに亘ってこれら第1外壁と第2外壁との双方から凹に形成されていることを特徴とする請求項6記載のヒューズブロック。 - 前記突起と前記凹部とは、第1の装着部に高電圧ヒューズを装着した際に互いに合致することを特徴とする請求項7記載のヒューズブロック。
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