JP2001084889A - ヒューズブロック - Google Patents

ヒューズブロック

Info

Publication number
JP2001084889A
JP2001084889A JP26521699A JP26521699A JP2001084889A JP 2001084889 A JP2001084889 A JP 2001084889A JP 26521699 A JP26521699 A JP 26521699A JP 26521699 A JP26521699 A JP 26521699A JP 2001084889 A JP2001084889 A JP 2001084889A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuse
mounting portion
voltage
fuse mounting
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP26521699A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Watanabe
和広 渡辺
Tomoaki Chida
知明 地田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP26521699A priority Critical patent/JP2001084889A/ja
Publication of JP2001084889A publication Critical patent/JP2001084889A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H85/00Protective devices in which the current flows through a part of fusible material and this current is interrupted by displacement of the fusible material when this current becomes excessive
    • H01H85/02Details
    • H01H85/24Means for preventing insertion of incorrect fuse

Abstract

(57)【要約】 【課題】 互いに溶断する電圧の異なるヒューズを所望
の装着部に確実に装着することを可能とするヒューズブ
ロックを提供する。 【解決手段】 ヒューズブロック1はヒューズボックス
と高圧ヒューズ3と低格ヒューズ等を備えている。高圧
ヒューズ3と定格ヒューズとは互いに溶断する電圧が異
なる。ヒュースボックスは高圧ヒューズ3を装着する高
圧ヒューズ装着部6を備えている。高圧ヒューズ装着部
6はヒューズボックスのボックス本体内に配された対向
面6dと突出部6eを備えている。突出部6eは対向面
6dから突設している。突出部6eは定格ヒューズの高
圧ヒューズ装着部6への装着を阻止する。第1のヒュー
ス3は回避孔10dを備えている。回避孔10dはその
内側に突出部6eが侵入可能な大きさに形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体としての車
両に搭載されるヒューズブロックに係り、特に高電圧伝
送系統の電力伝送ラインと、低電圧電力系統の電力伝送
ラインとを備えた車両に搭載されるヒューズブロックに
関する。
【0002】
【従来の技術】移動体としての車両には、ジャンクショ
ンボックスやリレーボックス、ヒューズボックスといっ
た電気接続箱中のバスバーや、電気接続用コネクタの端
子等、電力そのものや信号を伝送するための電力伝送ラ
インが数多く配設される。
【0003】前述した電力伝送ラインにおいて伝送され
る電力の電圧は、一般の乗用車の場合は14V、バスや
トラックといった大型車両の場合は14×2=28V
(いずれも実効電圧)が今までの主流であったが、特に
乗用車においては、負荷の駆動効率の向上や各負荷毎の
最適効率での駆動の要請から、今までの単一電圧ではな
く多種類の電圧で電力を供給する電源系の採用が考えら
れ始めている。
【0004】具体的には、従来どおりの14Vを低電圧
とし、伝送系の仕様を大幅に変更せずに済む最大の電圧
とされる42V(いずれも実効電圧)を高電圧とする電
源系の採用が、最も現実的なものとして検討されてい
る。
【0005】また、前述した電力電送ラインには、各種
の電装品の電気回路を保護するために、多数のヒューズ
を抜き差し可能に配設したヒューズブロックが用いられ
ている(ヒューズブロックは、リレー又はバスバーなど
を有することもあることから、リレーボックス若しくは
ジャンクションブロック、又は総称して電気接続箱とも
呼ばれる。本明細書では、前述したヒューズブロック、
リレーボックス、ジャンクションブロック及び電気接続
箱を、総称して以下ヒューズブロックと呼ぶ)。
【0006】互いに電圧値が異なる電力伝送ラインを複
数備えた車両に用いられるヒューズブロックは、例え
ば、前述した42Vより大きな電圧を有する電力が供給
されると溶断して各種の負荷への電力の供給を停止する
第1のヒューズと、前記14Vより大きな電圧を有する
電力が供給されると溶断して各種の負荷への電力の供給
を停止する第2のヒューズと、前記第1及び第2のヒュ
ーズがそれぞれ装着されるヒューズボックスと、を備え
ている。
【0007】前記ヒューズボックスは、前述した第1の
ヒューズを装着するための第1のヒューズ装着部と、前
記第2のヒューズを装着するための第2のヒューズ装着
部と、を備えている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、互い
に電圧値が異なる電力伝送ラインを複数備えた、即ち、
多電圧の電力伝送ラインを採用した車両に搭載されるヒ
ューズブロック(以下多電源用ヒューズブロックと呼
ぶ)は、第1のヒューズと、第2のヒューズと、を備え
ている。
【0009】従来から用いられきたヒューズブロックの
構造では、ヒューズボックスの第1のヒューズ装着部に
第2のヒューズが装着できるようになっているととも
に、第2のヒューズ装着部に第1のヒューズが装着でき
るようになっている。
【0010】このため、前述した多電源用ヒューズブロ
ックを組み立てる際に、第1のヒューズ装着部に第2の
ヒューズを装着したり、第2のヒューズ装着部に第1の
ヒューズが装着する恐れがあった。
【0011】第1のヒューズ装着部に第2のヒューズを
装着すると、第1のヒューズ装着部に接続された負荷に
供給される電力の電圧が正常であっても、前記第2のヒ
ューズが溶断して前記負荷に電力が供給されなくなる不
具合が生じることとなる。
【0012】一方、第2のヒューズ装着部に第1のヒュ
ーズを装着すると、第2のヒューズ装着部に接続された
負荷に供給される電力の電圧が前述した14Vを越えて
も42Vを越えなければ、前記第1のヒューズが溶断せ
ずに前記負荷に電力が供給され続けることとなる。
【0013】このように、互いに溶断する電圧が異なる
第1のヒューズ及び第2のヒューズを、第1のヒューズ
装着部及び第2のヒューズ装着部それぞれに装着しなけ
れば、負荷に供給される電力の電圧が正常であるにも関
わらず前記負荷に電力が供給されなくなったり、前記負
荷に過大な電圧を有する電力が供給されるなどの不具合
が生じる恐れがあった。
【0014】したがって、本発明の目的は、互いに供給
する電力の電圧が異なる電力伝送ラインを複数備えた移
動体に用いられ、互いに溶断する電圧が異なるヒューズ
を、所望の装着部に確実に装着できるヒューズブロック
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明のヒューズブ
ロックは、箱状に形成されたボックス本体と少なくとも
一つが第1の電圧を有する電力が供給される一対の第1
の受端子を収容する第1のヒューズ装着部と少なくとも
一つが前記第1の電圧と異なる第2の電圧を有する電力
が供給される一対の第2の受端子を収容する第2のヒュ
ーズ装着部とを有するヒューズボックスと、前記第1の
ヒューズ装着部に装脱自在でかつこの第1のヒューズ装
着部に装着すると前記第1の受端子それぞれと接続可能
な一対の第1の接続端子を有した第1のヒューズと、を
備えたヒューズブロックにおいて、前記第2の受端子そ
れぞれと接続可能な一対の第2の接続端子を有した第2
のヒューズが前記第2のヒューズ装着部に装脱自在とな
っており、前記第1のヒューズ装着部が前記第2のヒュ
ーズの装着を阻止する誤装着防止手段を備え、前記第1
のヒューズは、前記誤装着防止手段に対する回避手段を
備えているとともに、前記第1のヒューズ装着部に装着
すると前記第1の接続端子それぞれが前記第1の受端子
それぞれと接続することを特徴としている。
【0016】請求項2に記載の本発明のヒューズブロッ
クは、請求項1記載のヒューズブロックにおいて、前記
第1のヒューズが前記第1の接続端子を保持する保持体
を備え、前記第1の接続端子がそれぞれ前記保持体の端
面から突出して配されているとともに、前記第1のヒュ
ーズ装着部が、前記第1の接続端子それぞれが前記第1
の受端子それぞれと接続する際に、前記保持体の端面と
対向する対向面を備え、前記誤装着防止手段が前記対向
面から前記第1のヒューズに向かって突出した突出部に
形成され、前記回避手段が前記保持体の端面から凹に形
成されかつ前記突出部が侵入可能な回避孔に形成された
ことを特徴としている。
【0017】請求項3に記載の本発明のヒューズブロッ
クは、請求項2記載のヒューズブロックにおいて、前記
第1のヒューズ装着部が、前記ボックス本体の表面に開
口した開口部とこの開口部の周縁に連なる複数の周壁と
を備えて、前記表面から凹に形成されているとともに、
前記対向面が前記開口部と相対向しかつボックス本体内
に配されたことを特徴としている。
【0018】請求項4に記載の本発明のヒューズブロッ
クは、請求項2または請求項2に記載のヒューズブロッ
クにおいて、前記突出部が、前記第1のヒューズ装着部
に対する前記第1のヒューズの装脱方向に沿って形成さ
れ、前記回避孔が、前記第1のヒューズ装着部に対する
前記第1のヒューズの装脱方向に沿って形成されている
ことを特徴としている。
【0019】請求項5に記載の本発明のヒューズブロッ
クは、請求項1に記載のヒューズブロックにおいて、前
記第1のヒューズ装着部が、前記ボックス本体の表面に
開口した開口部とこの開口部の周縁に連なる複数の周壁
とを備えて、前記ボックス本体の表面から凹に形成され
ているとともに、前記第1のヒューズが、前記第1の接
続端子を保持しかつ前記第1のヒューズ装着部に侵入可
能な保持体を備え、前記誤装着防止手段が、前記周壁か
ら前記第1のヒューズ装着部内に向かって突出した突起
部に形成され、前記回避手段が、前記周壁に相対向する
前記保持体の周面から凹に形成されかつ前記突起部と互
いに干渉しない切欠部に形成されたことを特徴としてい
る。
【0020】請求項6に記載の本発明のヒューズブロッ
クは、請求項5に記載のヒューズブロックにおいて、前
記突起部が、前記第1のヒューズ装着部の周壁のうち互
いに相対向する周壁に形成されたことを特徴としてい
る。
【0021】請求項7に記載の本発明のヒューズブロッ
クは、請求項5または請求項6に記載のヒューズブロッ
クにおいて、前記突起部が、前記第1のヒューズ装着部
に対する前記第1のヒューズの装脱方向に沿って形成さ
れ、前記回避手段が、前記第1のヒューズ装着部に対す
る前記第1のヒューズの装脱方向に沿って形成されてい
ることを特徴としている。
【0022】請求項1に記載した本発明のヒューズブロ
ックによれば、ヒューズブロックの第1のヒューズ装着
部が、第2のヒューズの装着を阻止する誤装着防止手段
を備え、第1のヒューズが前記誤装着防止手段に対する
回避手段を備えており、第1のヒューズ装着部に装着可
能となっている。
【0023】このため、ヒューズボックスの第1のヒュ
ーズ装着部には、第1のヒューズと第2のヒューズとの
うち第1のヒューズのみを装着することができる。この
ため、全てのヒューズ装着部に第2のヒューズを装着す
ることを試みると、第1のヒューズ装着部には装着され
ずに第2のヒューズ装着部のみに装着されることとな
る。
【0024】ヒューズボックスを組み立てる際に、ま
ず、全てのヒューズ装着部に第2のヒューズを装着する
ことを試みて、第2のヒューズ装着部に第2のヒューズ
を装着する。その後、残った第1のヒューズ装着部に第
1のヒューズを装着することによって、第1のヒューズ
装着部には第1のヒューズを確実に装着できるととも
に、第2のヒューズ装着部には第2のヒューズを確実に
装着できる。
【0025】請求項2に記載した本発明のヒューズブロ
ックによれば、誤装着防止手段が、第1のヒューズ装着
部の対向面から突出した突出部に形成されているので、
第2のヒューズを第1のヒューズ装着部に装着する際
に、前記突出部が、第2のヒューズと当接する。したが
って、第2のヒューズを第1のヒューズ装着部に装着す
ることをより確実に阻止できる。
【0026】また、回避手段が、第1のヒューズの前記
対向面と相対向する、保持体の端面から凹でかつ、前記
突出部が侵入可能な回避孔に形成されているので、第1
のヒューズを第1のヒューズ装着部に確実に装着するこ
とができる。
【0027】請求項3に記載した本発明のヒューズブロ
ックによれば、第1のヒューズ装着部がボックス本体に
開口した開口部とこの開口部の周縁に連なる周壁とを備
えて、ボックス本体の表面から凹に形成されている。こ
のため、第1のヒューズを装着した際に、少なくとも第
1のヒューズの一部がボックス本体内に侵入する。した
がって、装着後にヒューズが倒れることを防止できると
ともに、ヒューズの装脱方向に沿ったヒューズブロック
の寸法を抑制できる。
【0028】請求項4に記載した本発明のヒューズブロ
ックによれば、突出部が第1のヒューズの第1のヒュー
ズ装着部に対する装脱方向に沿って形成されており、回
避孔が第1のヒューズの第1のヒューズ装着部に対する
装脱方向に沿って形成されている。このため、第1のヒ
ューズ装着部への第2のヒューズの装着を阻止できるこ
とにくわえ、第1のヒューズ装着部への第1のヒューズ
の装着を確実に行うことが可能となる。
【0029】請求項5に記載した本発明のヒューズブロ
ックによれば、第1のヒューズ装着部が、ボックス本体
に開口した開口部とこの開口部の周縁に連なる周壁とを
備えて、ボックス本体の表面から凹に形成されている。
このため、第1のヒューズを装着した際に、少なくとも
第1のヒューズの一部がボックス本体内に侵入する。し
たがって、装着後にヒューズが倒れることを防止できる
とともに、ヒューズの装脱方向に沿ったヒューズブロッ
クの寸法を抑制することができる。
【0030】また、誤装着防止手段が、第1のヒューズ
装着部の周壁から突出した突起部に形成されているの
で、第2のヒューズを第1のヒューズ装着部に装着する
際に、前記突起部が、第2のヒューズと当接する。した
がって、誤装着防止手段が、第2のヒューズの第1のヒ
ューズ装着部への装着をより確実に阻止することができ
る。
【0031】さらに、回避手段が、第1のヒューズの周
壁と相対向する保持体の周面から凹に形成されて、前記
突起部と互いに干渉しない切欠部に形成されているの
で、第1のヒューズを第1のヒューズ装着部により確実
に装着することができる。
【0032】請求項6に記載した本発明のヒューズブロ
ックによれば、突起部が、第1のヒューズ装着部の周壁
のうち互いに相対向する周壁に形成されているので、第
2のヒューズの第1のヒューズ装着部への装着をより一
層確実に阻止することができるとともに、第1のヒュー
ズを第1のヒューズ装着部により一層確実に装着するこ
とができる。
【0033】請求項7に記載した本発明のヒューズブロ
ックによれば、突起部が第1のヒューズの第1のヒュー
ズ装着部に対する装脱方向に沿って形成されており、切
欠部が第1のヒューズの第1のヒューズ装着部に対する
装脱方向に沿って形成されている。このため、第1のヒ
ューズ装着部への第2のヒューズの装着を阻止できるこ
とにくわえ、第1のヒューズ装着部への第1のヒューズ
の装着を確実に行うことが可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図1ないし図7を参照して説明する。本発明の第1の実
施形態に係るヒューズブロック1は、図1などに示すよ
うに、ヒューズボックス2と、第1のヒューズとしての
高圧ヒューズ3と、第2のヒューズとしての定格ヒュー
ズ4などを備えている。
【0035】ヒューズボックス2は、略箱状に形成され
たボックス本体5と、第1のヒューズ装着部としての高
圧ヒューズ装着部6と、第2のヒューズ装着部としての
定格ヒューズ装着部7と、を備えている。高圧ヒューズ
装着部6は、図1及び図4に示すように、ボックス本体
5の複数の表面のうち一つの表面5aに開口した開口部
6aと、この開口部6aの周縁に連なる複数の周壁6b
と、を備えている。
【0036】前記開口部6aを通して、高圧ヒューズ3
を高圧ヒューズ装着部6内に装脱する。周壁6bは、前
記開口部6aの周縁に連なっているとともに、前記高圧
ヒューズ3の装脱方向に沿って延在して形成されてい
る。また、図示例において、前記周壁6bは、前記表面
5aから突出して設けられており、前記表面5aとの間
に段差を有している。
【0037】また、高圧ヒューズ装着部6は、前記ボッ
クス本体5の表面5aに相対向する即ち反対側に位置す
る表面5bに開口した端子挿入孔6cを備えている。端
子挿入孔6cを通して一対の第1の受端子8(図1に示
す)が高圧ヒューズ装着部6内に挿入される。
【0038】一対の第1の受端子8のうち一方は、例え
ば42Vなどの第1の電圧を有する電力を供給する高圧
電源としての第1の電源と電気的に接続している。前記
他方の第1の受端子8は、例えば、従来より周知のイグ
ナイタ、ワイパモータ、リアウィンドの熱線デフォッ
ガ、ドアトリムのウィンドモータなどの前述した第1の
電圧を定格容量とする大容量負荷(本明細書に記した負
荷に相当する)と電気的に接続している。
【0039】また、前記開口部6aから端子挿入孔6c
に向かう方向における前記高圧ヒューズ装着部6の中央
部には、対向面6dが設けられている。対向面6dは、
平坦に形成されており、前記開口部6aと相対向してい
る。対向面6dは、開口部6aと端子挿入孔6cとの間
に配されている。対向面6dは、前記高圧ヒューズ装着
部6内に配されている。対向面6dは、前記ボックス本
体5内に設けられている。
【0040】さらに、前記高圧ヒューズ装着部6は、誤
装着防止手段としての突出部6eを備えている。突出部
6eは、前記対向面6dから前記開口部6a即ち高圧ヒ
ューズ3に向かって突出している。突出部6eは、前記
高圧ヒューズ3の装脱方向に沿って延在している。
【0041】前述した構成によって、前記高圧ヒューズ
装着部6は、前記ボックス本体5を、一つの表面5aか
らこの表面5aの反対側に位置する表面5bに亘って、
貫通している。高圧ヒューズ装着部6は、前記開口部6
aを通して高圧ヒューズ3を装脱するとともに、前記端
子挿入孔6cを通して、第1の受端子8を収容する。
【0042】定格ヒューズ装着部7は、図1及び図5に
示すように、ボックス本体5の表面5aに開口した開口
部7aと、この開口部7aの周縁に連なる複数の周壁7
bと、を備えている。前記開口部7aを通して、定格ヒ
ューズ4を定格ヒューズ装着部7内に装脱する。
【0043】周壁7bは、前記開口部7aの周縁に連な
っているとともに、前記定格ヒューズ4の装脱方向に沿
って延在して形成されている。また、図示例において、
前記周壁7bは、前記表面5aから突出して設けられて
おり、前記表面5aとの間に段差を有している。
【0044】また、定格ヒューズ装着部7は、前記ボッ
クス本体5の表面5bに開口した端子挿入孔7cを備え
ている。端子挿入孔7cを通して一対の第2の受端子9
が定格ヒューズ装着部7内に挿入される。
【0045】一対の第2の受端子9のうち一方は、例え
ば14Vなどの前記第1の電圧と異なりかつこの第1の
電圧より低い第2の電圧を有する電力を供給する低圧電
源としての第2の電源と電気的に接続している。前記他
方の第2の受端子9は、例えば、従来より周知のヘッド
及びテールの各ランプ、ホーン、インストロメントパネ
ルに装着された各メータ、アクセサリ及びルームランプ
などの前述した第2の電圧を定格容量とする通常負荷
(本明細書に記した負荷に相当する)と電気的に接続し
ている。
【0046】また、前記開口部7aから端子挿入孔7c
に向かう方向における前記定格ヒューズ装着部7の中央
部には、対向面7dが設けられている。対向面7dは、
平坦に形成されており、前記開口部7aと相対向してい
る。対向面7dは、前記開口部7aと端子挿入孔7cと
の間に配されている。対向面7dは、前記定格ヒューズ
装着部7内に配されている。対向面7は、前記ボックス
本体5内に設けられている。
【0047】前述した構成によって、前記定格ヒューズ
装着部7は、前記ボックス本体5を、一つの表面5aか
ら前記表面5bに亘って、貫通している。定格ヒューズ
装着部7は、前記開口部7aを通して定格ヒューズ4を
装脱するとともに、前記端子挿入孔7cを通して、第2
の受端子9を収容する。
【0048】前記ヒューズボックス2は、ボックス本体
5に、前記高圧ヒューズ装着部6と、定格ヒューズ装着
部7とを、それぞれ複数並設している。また、このヒュ
ーズブロック1の使用目的などによって、前記高圧ヒュ
ーズ装着部6と定格ヒューズ装着部7とをそれぞれ一つ
ずつボックス本体5に配して構成しても良い。
【0049】高圧ヒューズ3は、図1及び図2などに示
すように、保持体10と、一対の第1の接続端子として
のブレード11と、溶断部3aなどを備えている。保持
体10は、保持体本体10aと、側方突出部10bと、
を備えている。
【0050】保持体本体10aは、前記開口部6aを介
して前記高圧ヒューズ装着部6内に侵入可能な大きさに
形成されている。保持体本体10aの外郭を形成する複
数の表面のうち一つの表面は、前記高圧ヒューズ装着部
6に装着された際に、前記対向面6dに相対向する端面
10cをなしている。
【0051】側方突出部10bは、ブレード11が後述
するように互いに並設された方向に沿った保持体本体1
0aの両側面それぞれから、保持体本体10aの外方向
に向かって突出して形成されている。
【0052】側方突出部10bは、高圧ヒューズ3が高
圧ヒューズ装着部6に装着された際に、開口部6a側に
位置する保持体本体10aの端部10eから、前記端面
10c側に位置する端部10fに亘って設けられてい
る。側方突出部10bは、それぞれ、高圧ヒューズ3が
高圧ヒューズ装着部6に装着された際に、前記周壁6b
と相対向する。
【0053】ブレード11は、それぞれ板状に形成され
ている。一対のブレード11は、互いに並設されてい
る。ブレード11は、それぞれ、一端部11aが前記端
面10cから突出しかつ他端部11bが前記保持体本体
10aによって覆われた状態で配されている。高圧ヒュ
ーズ3が前記高圧ヒューズ装着部6に装着された際に、
ブレード11は、それぞれ前記第1の受端子8と電気的
に接続する。
【0054】溶断部3aは、前記保持体本体10a内に
配されかつ前記一対のブレード11の他端部11bを互
いに電気的に接続している。溶断部3aは、前述した4
2Vなどの前記第1の電圧を超える電圧を有する電力
が、前記ブレード11のうち一方から供給されると溶断
する。
【0055】また、高圧ヒューズ3は、回避手段として
の回避孔10dを備えている。回避孔10dは、前記保
持体本体10aに設けられている。回避孔10dは、前
記端面10cから前記ブレード11の他端部11bに向
かって凹に形成されている。
【0056】回避孔10dは、高圧ヒューズ3の第1の
ヒューズ装着孔6への装脱方向に沿って形成されてい
る。回避孔10dは、その内側に前記突出部6eが侵入
可能な大きさに形成されている。
【0057】定格ヒューズ4は、図1及び図3などに示
すように、保持体12と、一対の第2の接続端子として
のブレード13と、溶断部4aなどを備えている。保持
体12は、保持体本体12aと、側方突出部12bと、
を備えている。
【0058】保持体本体12aは、前記開口部7aを介
して前記定格ヒューズ装着部7内に侵入可能な大きさに
形成されている。保持体本体12aの外郭を形成する複
数の表面のうち一つの表面は、前記定格ヒューズ装着部
7に装着された際に、前記対向面7dに相対向する端面
12cをなしている。
【0059】側方突出部12bは、後述するようにブレ
ード13が互いに並設された方向に沿った保持体本体1
2aの両側面それぞれから、保持体本体12aの外方向
に向かって突出して形成されている。
【0060】側方突出部12bは、定格ヒューズ4が定
格ヒューズ装着部7に装着された際に、開口部7a側に
位置する保持体本体12aの端部12eから前記端面1
2c側に位置する端部12fに亘って設けられている。
側方突出部12bは、それぞれ、定格ヒューズ4が定格
ヒューズ装着部7に装着された際に、前記周壁7bと相
対向する。
【0061】ブレード13は、それぞれ板状に形成され
ている。一対のブレード13は、互いに並設されてい
る。ブレード13は、それぞれ、一端部13aが前記端
面12cから突出しかつ他端部13bが前記保持体本体
12aによって覆われた状態で配されている。定格ヒュ
ーズ4が前記定格ヒューズ装着部7に装着された際に、
ブレード13は、それぞれ前記第2の受端子9と電気的
に接続する。
【0062】溶断部4aは、前記保持体本体12a内に
配されかつ前記一対のブレード13の他端部13bを互
いに電気的に接続している。溶断部4aは、前述した1
4Vなどの前記第2の電圧を超える電圧を有する電力
が、前記ブレード13のうち一方から供給されると溶断
する。
【0063】前述した構成によれば、前記高圧ヒューズ
3を第1のヒューズ装着部7に装着する際には、まず、
高圧ヒューズ装着部6に第1の受端子8を装着してお
く。そして、前記対向面6dに端面10cを相対向した
状態で、高圧ヒューズ3をブレード11の一端部11a
から前記開口部6aを通して高圧ヒューズ装着部6に挿
入していく。
【0064】すると、図6(A)に示すように、前記突
出部6eが前記回避孔10d内に徐々に侵入していく。
その後、図6(B)に示すように、前記ブレード11そ
れぞれと第1の受端子8とが互いに電気的に接続する位
置まで、高圧ヒューズ3が高圧ヒューズ装着部6内に挿
入される。なお、図6(A)及び図6(B)において
は、第1の受端子8を省略している。
【0065】また、定格ヒューズ4を、高圧ヒューズ装
着部6に装着しようとして、前記対向面6dに端面12
cを相対向した状態で、ブレード13の一端部13aか
ら前記開口部6aを通して高圧ヒューズ装着部6に挿入
していくと、図7に示すように、前記突出部6eと保持
体本体12aの端面12cとが互いに干渉して、ブレー
ド13と第1の受端子8とが互いに電気的に接続しない
位置までしか、定格ヒューズ4を挿入できない。このよ
うに、突出部6eは、定格ヒューズ4を高圧ヒューズ装
着部6に装着することを阻止する。
【0066】本実施形態のヒューズブロック1によれ
ば、高圧ヒューズ装着部6が、定格ヒューズ4の装着を
阻止する突出部6eを備え、高圧ヒューズ3が前記突出
部6eに対する回避手段としての回避孔10dを備えて
いる。高圧ヒューズ装着部6には、高圧ヒューズ3と定
格ヒューズ4とのうち高圧ヒューズ3のみが装着可能と
なっている。
【0067】このため、ヒューズボックス1を組み立て
る際に、まず、全てのヒューズ装着部6,7に定格ヒュ
ーズ4を装着することを試みる。すると、定格ヒューズ
4は、定格ヒューズ装着部7のみに装着される。
【0068】その後、残った高圧ヒューズ装着部6に高
圧ヒューズ3を装着する。このような組立方法によっ
て、高圧ヒューズ装着部6には高圧ヒューズ3のみを確
実に装着できるとともに、定格ヒューズ装着部7には定
格ヒューズ4のみを確実に装着できる。
【0069】したがって、互いに溶断する電圧が異なる
なる高圧ヒューズ3と定格ヒューズ4を、それぞれ対応
する高圧ヒューズ装着部6と定格ヒューズ装着部7それ
ぞれに確実に装着できる。
【0070】また、突出部6eが、高圧ヒューズ装着部
6の対向面6dから突出して形成されているので、定格
ヒューズ4を高圧ヒューズ装着部6に装着しようとする
と、前記突出部6eが定格ヒューズ4と干渉する。突出
部6eが、定格ヒューズ4の高圧ヒューズ装着部6への
装着を阻止する。
【0071】回避孔10dが、高圧ヒューズ3の保持体
本体10aの端面10cから凹に形成されて、前記突出
部6eが侵入可能に形成されているので、高圧ヒューズ
3を高圧ヒューズ装着部6に確実に装着できる。
【0072】したがって、互いに溶断する電圧が異なる
高圧ヒューズ3と定格ヒューズ4を、それぞれ対応する
高圧ヒューズ装着部6と定格ヒューズ装着部7により確
実に装着できる。
【0073】さらに、前記突出部6e及び回避孔10d
が、それぞれ、高圧ヒューズ3の高圧ヒューズ装着部6
への装脱方向に沿って形成されている。このため、高圧
ヒューズ3を高圧ヒューズ装着部6により確実に装着で
きる。
【0074】また、高圧ヒューズ装着部6及び定格ヒュ
ーズ装着部7が、それぞれ、ボックス本体5に開口した
開口部6a,7aと、これらの開口部6a,7aの周縁
に連なる周壁6b,7bと、によって、ボックス本体5
の表面5aから凹に形成されている。
【0075】このため、ヒューズ3,4をそれぞれヒュ
ーズ装着部6,7に装着した際に、ヒューズ3,4の少
なくとも一部がボックス本体5内に侵入する。したがっ
て、装着後にヒューズ3,4が倒れることを防止できる
とともに、ヒューズ3,4の装脱方向に沿ったヒューズ
ブロック1の寸法を抑制できる。
【0076】次に、本発明の第2の実施形態に係るヒュ
ーズブロック1を、図8ないし図10を参照して説明す
る。なお、前述した第1の実施形態と同一構成部分に
は、同一符号を付して説明を省略する。
【0077】本実施形態に係るヒューズブロック1の高
圧ヒューズ3は、図8に示すように、回避手段としての
切欠部21を備えている。切欠部21は、保持体本体1
0aの両側方突出部10bが、切りかかれて形成されて
いる。
【0078】切欠部21は、側方突出部10bのブレー
ド11の一端部11a側に位置する端部から、側方突出
部10bの中央部に亘って、前記側方突出部10bが保
持体本体10aから切り取られたように形成されてい
る。
【0079】切欠部21は、側方突出部10bが前述し
たように切りかかれて形成されていることによって、前
記保持体10の周面から凹に形成されている。さらに、
切欠部21は、側方突出部10bが前述したように切り
かかれて形成されていることによって、高圧ヒューズ3
の高圧ヒューズ装着部6への装脱方向に沿って形成され
ている。
【0080】切欠部21は、前述したように側方突出部
10bが切りかかれて形成されることによって、側方突
出部10bが後述する突起部22と干渉することを防止
して、高圧ヒューズ3を高圧ヒューズ装着部6に確実に
装着できることを可能とする。
【0081】また、本実施形態に係るヒューズブロック
1の高圧ヒューズ装着部6には、図9に示すように、誤
装着防止手段としての突起部22が設けられている。突
起部22は、図9及び図10に示すように、高圧ヒュー
ズ装着部6を形成する周壁6bのうち、高圧ヒューズ3
の側方突出部10bと相対向する周壁6bそれぞれに設
けられている。
【0082】突起部22は、周壁6bから、高圧ヒュー
ズ装着部6の内側に向かって突出して形成されている。
突起部22は、それぞれ、高圧ヒューズ3の高圧ヒュー
ズ装着部6への装脱方向に沿って形成されている。
【0083】突起部22は、高圧ヒューズ3の側方突出
部10bと相対向する周壁6bそれぞれに設けられてい
ることによって、高圧ヒューズ装着部6を形成する周壁
6bのうち互いに相対向する周壁6bにそれぞれ設けら
れている。
【0084】前述した構成によれば、高圧ヒューズ装着
部6に高圧ヒューズ3を装着する際には、まず、高圧ヒ
ューズ装着部6に第1の受端子8を装着しておく。そし
て、図10(A)に示すように、前記対向面6dに端面
10cを相対向した状態で、高圧ヒューズ3をブレード
11の一端部11aから前記開口部6aを通して高圧ヒ
ューズ装着部6内に挿入していく。
【0085】すると、前記切欠部21によって、高圧ヒ
ューズ3の保持体10と高圧ヒューズ装着部6の突起部
22とが互いに干渉することなく、高圧ヒューズ3が高
圧ヒューズ装着部6内に徐々に侵入していく。
【0086】その後、図10(B)に示すように、前記
ブレード11それぞれと第1の受端子8とが互いに電気
的に接続する位置まで、高圧ヒューズ3が高圧ヒューズ
装着部6に挿入される。なお、図10(A)及び図10
(B)においては、第1の受端子8を省略している。
【0087】また、定格ヒューズ4を、高圧ヒューズ装
着部6に装着しようとして、前記対向面6dに端面12
cを相対向した状態で、ブレード13の一端部13aか
ら前記開口部7aを通して定格ヒューズ装着部7内に挿
入していくと、前記側方突出部12bと突起部22とが
互いに干渉する。ブレード13と第1の受端子8とが互
いに電気的に接続しない位置までしか、定格ヒューズ4
を挿入できない。このように、突起部22は、定格ヒュ
ーズ4を高圧ヒューズ装着部6に装着することを阻止す
る。
【0088】本実施形態によれば、前述した第1の実施
形態と同様に、高圧ヒューズ装着部6には、高圧ヒュー
ズ3と定格ヒューズ4とのうち高圧ヒューズ3のみ装着
可能となっているので、互いに溶断する電圧が異なる高
圧ヒューズ3と定格ヒューズ4を、それぞれ対応する高
圧ヒューズ装着部6と定格ヒューズ装着部7に確実に装
着できる。
【0089】また、突起部22及び切欠部21が、それ
ぞれ、高圧ヒューズ3の高圧ヒューズ装着部6への装脱
方向に沿って形成されているので、高圧ヒューズ3を高
圧ヒューズ装着部6に確実に装着できる。さらに、突起
部22が、高圧ヒューズ装着部6を形成する周壁6bの
うち互いに相対向する周壁6bに設けられているので、
高圧ヒューズ3を高圧ヒューズ装着部6により一層確実
に装着できる。
【0090】また、高圧ヒューズ装着部6が、開口部6
aとこの開口部6aの周縁に連なる周壁6bとを備えて
いるので、装着後に高圧ヒューズ3が倒れることを防止
できるとともに、高圧ヒューズ3の装脱方向に沿ったヒ
ューズブロック1の寸法を抑制できる。
【0091】本発明において、前述した受端子8,9と
して、ブレード状の雄端子間を互いに電気的に接続する
雌雌型の中継端子を用いても良いことは、勿論である。
また、前述した第1及び第2の実施形態においては、前
記回避孔10d及び切欠部21を高圧ヒューズ3に設
け、前記突出部6e及び突起部22を高圧ヒューズ装着
部6に設けているが、本発明においては、前記回避孔1
0d及び切欠部21を定格ヒューズ4に設け、前記突出
部6e及び突起部22を定格ヒューズ装着部7に設けて
も良いことは勿論である。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明によれば、第1のヒューズ装着部が、第2のヒュー
ズの装着を阻止する誤装着防止手段を備え、第1のヒュ
ーズが前記誤装着防止手段に対する回避手段を備えてい
るため、第1のヒューズ装着部には、第1のヒューズと
第2のヒューズとのうち第1のヒューズのみを装着する
ことができる。
【0093】このため、全てのヒューズ装着部に第2の
ヒューズを装着することを試みると、第1のヒューズ装
着部には装着されずに第2のヒューズ装着部のみに装着
されることとなる。ヒューズボックスを組み立てる際
に、まず、全てのヒューズ装着部に第2のヒューズを装
着することを試みて、第2のヒューズ装着部に第2のヒ
ューズを装着する。その後、残った第1のヒューズ装着
部に第1のヒューズを装着することによって、第1のヒ
ューズ装着部には第1のヒューズが確実に装着されると
ともに、第2のヒューズ装着部には第2のヒューズが確
実に装着される。
【0094】したがって、互いに溶断する電圧が異なる
第1のヒューズと第2のヒューズを、それぞれ対応する
第1のヒューズ装着部と第2のヒューズ装着部に確実に
装着することが可能となる。
【0095】請求項2に記載の本発明によれば、誤装着
防止手段が、第1のヒューズ装着部の対向面から突出し
た突出部に形成されているので、第2のヒューズを第1
のヒューズ装着部に装着する際に、誤装着防止手段が、
第2のヒューズの第1のヒューズ装着部への装着を確実
に阻止する。また、回避手段が、前記突出部が侵入可能
な回避孔に形成されているので、第1のヒューズを第1
のヒューズ装着部に確実に装着することができる。
【0096】したがって、互いに溶断する電圧が異なる
第1のヒューズと第2のヒューズを、それぞれ対応する
第1のヒューズ装着部と第2のヒューズ装着部により確
実に装着することが可能となる。
【0097】請求項3に記載の本発明によれば、互いに
溶断する電圧が異なる第1のヒューズと第2のヒューズ
を、それぞれ対応する第1のヒューズ装着部と第2のヒ
ューズ装着部により確実に装着することが可能となるこ
とにくわえ、装着後に第1のヒューズが倒れることを防
止でき、ヒューズの装脱方向に沿ったヒューズブロック
の寸法を抑制できる。
【0098】請求項4に記載の本発明によれば、突出部
及び回避孔が第1のヒューズの第1のヒューズ装着部に
対する装脱方向に沿って形成されているため、第1のヒ
ューズ装着部への第2のヒューズの装着を阻止できるこ
とにくわえ、第1のヒューズ装着部への第1のヒューズ
の装着を確実に行うことが可能となる。
【0099】したがって、互いに溶断する電圧が異なる
第1のヒューズと第2のヒューズを、それぞれ対応する
第1のヒューズ装着部と第2のヒューズ装着部により一
層確実に装着することが可能となる。
【0100】請求項5に記載の本発明によれば、第1の
ヒューズ装着部がボックス本体の表面から凹に形成され
ているため、第1のヒューズを装着した後にこの第1の
ヒューズが倒れることを防止できるとともに、ヒューズ
の装脱方向に沿ったヒューズブロックの寸法を抑制でき
る。
【0101】また、誤装着防止手段が、第1のヒューズ
装着部の周壁から突出した突起部に形成されているの
で、第2のヒューズの第1のヒューズ装着部への装着を
より確実に阻止することができる。回避手段が、第1の
ヒューズの周壁と相対向する保持体の周面から凹に形成
されているので、第1のヒューズを第1のヒューズ装着
部に確実に装着することができる。
【0102】したがって、互いに溶断する電圧が異なる
第1のヒューズと第2のヒューズを、それぞれ対応する
第1のヒューズ装着部と第2のヒューズ装着部により確
実に装着することが可能となる。
【0103】請求項6に記載の本発明によれば、突起部
が、第1のヒューズ装着部の周壁のうち互いに相対向す
る周壁に形成されているので、第2のヒューズの第1の
ヒューズ装着部への装着をより一層確実に阻止すること
ができ、第1のヒューズを第1のヒューズ装着部により
一層確実に装着することができる。
【0104】したがって、互いに溶断する電圧が異なる
第1のヒューズと第2のヒューズを、それぞれ対応する
第1のヒューズ装着部と第2のヒューズ装着部により確
実に装着することが可能となる。
【0105】請求項7に記載の本発明によれば、突起部
が第1のヒューズの第1のヒューズ装着部に対する装脱
方向に沿って形成されており、回避手段が第1のヒュー
ズの第1のヒューズ装着部に対する装脱方向に沿って形
成されている。このため、第1のヒューズ装着部への第
2のヒューズの装着を阻止できることにくわえ、第1の
ヒューズ装着部への第1のヒューズの装着を確実に行う
ことが可能となる。
【0106】したがって、互いに溶断する電圧が異なる
第1のヒューズと第2のヒューズを、それぞれ対応する
第1のヒューズ装着部と第2のヒューズ装着部により一
層確実に装着することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るヒューズブロッ
クの構成を示す斜視図である。
【図2】(A)は同実施形態の第1のヒューズを示す平
面図である。(B)は図2(A)中の矢印IIB方向か
ら見た第1のヒューズを示す図である。(C)は図2
(A)中の矢印IIC方向から見た第1のヒューズを示
す図である。
【図3】(A)は同実施形態の第2のヒューズを示す平
面図である。(B)は図2(A)中の矢印IIIB方向
から見た第2のヒューズを示す図である。(C)は図2
(A)中の矢印IIIC方向から見た第2のヒューズを
示す図である。
【図4】(A)は図1中のIV−IV線に沿う断面図で
ある。(B)は図4(A)中のIVB−IVB線に沿う
断面図である。
【図5】(A)は図1中のV−V線に沿う断面図であ
る。(B)は図5(A)中のVB−VB線に沿う断面図
である。
【図6】(A)は同実施形態の第1のヒューズを第1の
ヒューズ装着部に装着する過程を示す図である。(B)
は同実施形態の第1のヒューズを第1のヒューズ装着部
に装着した状態を示す図である。
【図7】同実施形態の第2のヒューズを第1のヒューズ
装着部に装着しようとする状態を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るヒューズブロッ
クの第1のヒューズを示す平面図である。
【図9】(A)は同実施形態の第1のヒューズ装着部を
示す断面図である。(B)は図9(A)中のXB−XB
線に沿う断面図である。
【図10】(A)は同実施形態の第1のヒューズを第1
のヒューズ装着部に装着する過程を示す図である。
(B)は同実施形態の第1のヒューズを第1のヒューズ
装着部に装着した状態を示す図である。
【符号の説明】
1 ヒューズブロック 2 ヒューズボックス 3 高圧ヒューズ(第1のヒューズ) 4 定格ヒューズ(第2のヒューズ) 5 ボックス本体 5a 表面 6 高圧ヒューズ装着部(第1のヒューズ装着部) 6a 開口部 6b 周壁 6d 対向面 6e 突出部(誤装着防止手段) 7 定格ヒューズ装着部(第2のヒューズ装着部) 8 第1の受端子 9 第2の受端子 10 保持体 10c 端面 10d 回避孔(回避手段) 11 ブレード(第1の接続端子) 12 保持体 12c 端面 13 ブレード(第2の接続端子) 21 切欠部(回避手段) 22 突起部(誤装着防止手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状に形成されたボックス本体と少なく
    とも一つが第1の電圧を有する電力が供給される一対の
    第1の受端子を収容する第1のヒューズ装着部と少なく
    とも一つが前記第1の電圧と異なる第2の電圧を有する
    電力が供給される一対の第2の受端子を収容する第2の
    ヒューズ装着部とを有するヒューズボックスと、 前記第1のヒューズ装着部に装脱自在でかつこの第1の
    ヒューズ装着部に装着すると前記第1の受端子それぞれ
    と接続可能な一対の第1の接続端子を有した第1のヒュ
    ーズと、を備えたヒューズブロックにおいて、 前記第2の受端子それぞれと接続可能な一対の第2の接
    続端子を有した第2のヒューズが前記第2のヒューズ装
    着部に装脱自在となっており、 前記第1のヒューズ装着部が前記第2のヒューズの装着
    を阻止する誤装着防止手段を備え、 前記第1のヒューズは、前記誤装着防止手段に対する回
    避手段を備えているとともに、前記第1のヒューズ装着
    部に装着すると前記第1の接続端子それぞれが前記第1
    の受端子それぞれと接続することを特徴とするヒューズ
    ブロック。
  2. 【請求項2】 前記第1のヒューズが前記第1の接続端
    子を保持する保持体を備え、前記第1の接続端子がそれ
    ぞれ前記保持体の端面から突出して配されているととも
    に、 前記第1のヒューズ装着部が、前記第1の接続端子それ
    ぞれが前記第1の受端子それぞれと接続する際に、前記
    保持体の端面と対向する対向面を備え、 前記誤装着防止手段が前記対向面から前記第1のヒュー
    ズに向かって突出した突出部に形成され、 前記回避手段が前記保持体の端面から凹に形成されかつ
    前記突出部が侵入可能な回避孔に形成されたことを特徴
    とする請求項1記載のヒューズブロック。
  3. 【請求項3】 前記第1のヒューズ装着部が、前記ボッ
    クス本体の表面に開口した開口部とこの開口部の周縁に
    連なる複数の周壁とを備えて、前記表面から凹に形成さ
    れているとともに、 前記対向面が前記開口部と相対向しかつボックス本体内
    に配されたことを特徴とする請求項2記載のヒューズブ
    ロック。
  4. 【請求項4】 前記突出部が、前記第1のヒューズ装着
    部に対する前記第1のヒューズの装脱方向に沿って形成
    され、 前記回避孔が、前記第1のヒューズ装着部に対する前記
    第1のヒューズの装脱方向に沿って形成されていること
    を特徴とする請求項2または請求項3記載のヒューズブ
    ロック。
  5. 【請求項5】 前記第1のヒューズ装着部が、前記ボッ
    クス本体の表面に開口した開口部とこの開口部の周縁に
    連なる複数の周壁とを備えて、前記ボックス本体の表面
    から凹に形成されているとともに、 前記第1のヒューズが、前記第1の接続端子を保持しか
    つ前記第1のヒューズ装着部に侵入可能な保持体を備
    え、 前記誤装着防止手段が、前記周壁から前記第1のヒュー
    ズ装着部内に向かって突出した突起部に形成され、 前記回避手段が、前記周壁に相対向する前記保持体の周
    面から凹に形成されかつ前記突起部と互いに干渉しない
    切欠部に形成されたことを特徴とする請求項1記載のヒ
    ューズブロック。
  6. 【請求項6】 前記突起部が、前記第1のヒューズ装着
    部の周壁のうち互いに相対向する周壁に形成されたこと
    を特徴とする請求項5記載のヒューズブロック。
  7. 【請求項7】 前記突起部が、前記第1のヒューズ装着
    部に対する前記第1のヒューズの装脱方向に沿って形成
    され、 前記回避手段が、前記第1のヒューズ装着部に対する前
    記第1のヒューズの装脱方向に沿って形成されているこ
    とを特徴とする請求項5または請求項6記載のヒューズ
    ブロック。
JP26521699A 1999-09-20 1999-09-20 ヒューズブロック Withdrawn JP2001084889A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26521699A JP2001084889A (ja) 1999-09-20 1999-09-20 ヒューズブロック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26521699A JP2001084889A (ja) 1999-09-20 1999-09-20 ヒューズブロック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001084889A true JP2001084889A (ja) 2001-03-30

Family

ID=17414148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26521699A Withdrawn JP2001084889A (ja) 1999-09-20 1999-09-20 ヒューズブロック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001084889A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003123619A (ja) * 2001-10-16 2003-04-25 Sumitomo Wiring Syst Ltd アーク発生防止構造
JP2003132780A (ja) * 2001-10-23 2003-05-09 Sumitomo Wiring Syst Ltd ヒューズ交換時のアーク発生防止方法
JPWO2002085984A1 (ja) * 2001-04-19 2004-08-12 ユニチカ株式会社 ヒューズ素子用ポリアミド樹脂組成物およびヒューズ素子
KR100482147B1 (ko) * 2002-12-12 2005-04-14 현대자동차주식회사 차량 엔진룸의 고전류용 퓨즈박스
WO2007110999A1 (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. スローブローヒューズのヒューズエレメント、スローブローヒューズおよび電気接続箱
KR101859088B1 (ko) 2016-12-27 2018-05-17 한국단자공업 주식회사 자동차용 블록

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2002085984A1 (ja) * 2001-04-19 2004-08-12 ユニチカ株式会社 ヒューズ素子用ポリアミド樹脂組成物およびヒューズ素子
JP2003123619A (ja) * 2001-10-16 2003-04-25 Sumitomo Wiring Syst Ltd アーク発生防止構造
JP2003132780A (ja) * 2001-10-23 2003-05-09 Sumitomo Wiring Syst Ltd ヒューズ交換時のアーク発生防止方法
KR100482147B1 (ko) * 2002-12-12 2005-04-14 현대자동차주식회사 차량 엔진룸의 고전류용 퓨즈박스
WO2007110999A1 (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. スローブローヒューズのヒューズエレメント、スローブローヒューズおよび電気接続箱
JP2007287655A (ja) * 2006-03-24 2007-11-01 Sumitomo Wiring Syst Ltd スローブローヒューズのヒューズエレメント、スローブローヒューズおよび電気接続箱
US7714693B2 (en) 2006-03-24 2010-05-11 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Slow blow fuse and electric junction box
JP4706613B2 (ja) * 2006-03-24 2011-06-22 住友電装株式会社 スローブローヒューズのヒューズエレメント、スローブローヒューズおよび電気接続箱
KR101859088B1 (ko) 2016-12-27 2018-05-17 한국단자공업 주식회사 자동차용 블록

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3783198B2 (ja) ヒューズボックス、ヒューズ及びヒューズブロック
JP2718606B2 (ja) ヒューズボックス
JPH11263173A (ja) 自動車インストルメントパネル用電気的相互接続モジュ―ル
KR100696229B1 (ko) 자동차용 전기 접속 박스
WO2001067478A1 (en) Junction box
JP2001084889A (ja) ヒューズブロック
US6542064B2 (en) Fuse
EP2826674A2 (en) Electrical center for a vehicle
JP2009123565A (ja) ヒューズの取付構造及びその装着ケースの形成方法
JPH10201047A (ja) 電気接続箱のブロック構造
JP4043832B2 (ja) ヒューズ
JP3210594B2 (ja) 電気接続箱
JP2008311089A (ja) 雌型ヒューズ用のインライン・ヒューズ・ホルダ
JP2000092649A (ja) プロテクタ
JP2007186082A (ja) 電気部品
JP2990366B2 (ja) バッテリ端子の接続構造
JP3116836B2 (ja) 電気接続箱
JPH11329641A (ja) 中継コネクタおよび該中継コネクタを備えた電気接続箱
JP2003317603A (ja) ジャンクションブロック及びヒューズプラー
JPH11297186A (ja) 電気接続箱の取付構造
JP2023034221A (ja) 電気接続箱
JP2001204126A (ja) 電気接続箱
JPH11113138A (ja) 電気接続箱
JPH10241547A (ja) ジャンクションボックス
JP2004255902A (ja) 電源分配装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061205