JP2552015Y2 - スイッチ付きヒューズ - Google Patents

スイッチ付きヒューズ

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JP2552015Y2
JP2552015Y2 JP1334192U JP1334192U JP2552015Y2 JP 2552015 Y2 JP2552015 Y2 JP 2552015Y2 JP 1334192 U JP1334192 U JP 1334192U JP 1334192 U JP1334192 U JP 1334192U JP 2552015 Y2 JP2552015 Y2 JP 2552015Y2
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JP
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fuse
switch
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changeover switch
blade
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学 太田
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Pacific Engineering Corp
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Pacific Engineering Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車その他の車両用
に用いられるブレード型ヒューズに関するものでヒュー
ズ自体にスライド式の開閉切替スイッチを設けたことを
特徴とするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両、特に自動車には、バッテリ
ーと各種電気機器類との間に過電流防止のためヒューズ
が設けられている。このヒューズは、ワイヤーハーネス
と結合されたヒューズボックスに組み込まれた状態で納
入され、完成車両の検査時に必要なためバッテリー搭載
時から機能しているものである。上記ヒューズへの負荷
は、イグニッションキースイッチ操作で電流が流れる負
荷と、イグニッションキースイッチ操作に関係なく単独
のスイッチ操作で電流が流れる負荷と、全くスイッチ操
作なしで電流が流れる負荷とに大別できる。ここで、上
記の全くスイッチ操作なしで電流が流れる負荷として
は、例えば、車両に装着のCPU、ラジオ、時計などの
メモリー保存用回路のヒューズへの負荷があり、これら
の回路には暗電流が流れるので、輸出車などの船積みか
ら船降しまでの期間の長い場合や長期間にわたる在庫の
場合にはバッテリーが消耗し、使用の際、エンジンの始
動ができないという問題が生じる。このため、輸出車な
どにおいては、車両の完成検査後、車の移動には関係の
ない暗電流が流れる回路のヒューズを外し、現地で再度
ヒューズを装着すると云った手段がとられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前記のヒュ
ーズ外しは、ヒューズ設置場所も車内の見にくい場所の
場合が多く、ヒューズを外すのに専用クリップ、または
ラジオペンチ等の工具を要する他、ブレード型ヒューズ
は抜き取り、挿入に比較的大きな力が必要であり、手間
のかかる作業である。また、ヒューズを各車両毎に紛失
しないように保管しておく必要があり、さらに、ヒュー
ズを再組付けする際、誤って組み付ける可能性がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、ヒューズ自体
にスライド式の開閉自在の切替スイッチを設けたことを
特徴とするもので、車両の暗電流の流れる回路にこの切
替スイッチを設けたヒューズ(以下「スイッチ付きヒュ
ーズ」と云う)を使用し、完成検査後ヒューズをヒュー
ズボックスから外す代りに、この切替スイッチを「開」
(OFF)にしておき、現地で使用の際「閉」(ON)
にできるようにしたものである。
【0005】すなわち本考案は、一対のブレード形端子
1、2を有するヒューズであって、少くとも一方のブレ
ード形端子1の長手方向中間部に溶断部となる可溶体3
を備えると共に、両ブレード形端子1、2の上端部間
に、導電製でスライド式の切替スイッチ17を上部から
スイッチカバー22を介して接離可能に設けたことを特
徴とするスイッチ付きヒューズである。
【0006】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図に基き詳細に説
明する。図中1、2はZn合金からなる一対のブレード
形端子(以下単に「端子」という)で、一方の端子1
は、長手方向の中間部にて分割され、その間を溶断部と
なる可溶体3にて連結されているものである。この一対
の端子1、2は耐熱透明樹脂製で扁平状のハウジング4
内に平行状態にて挿入固定され、その上端部はハウジン
グの上方幅広部5内に露出させた状態となっている。こ
の幅広部5は図3に示すように、両側面下部に肩6、6
を備えると共に側面中央上方には切欠凹部7、7が設け
られ、前後両面には上端に逆台形状の凹部8、9を有す
る側面板10、11が幅広部5の上端部より上方に突出
させて設けられているものである。
【0007】12は前記ハウジング上部の幅広部5の上
部に嵌め込まれる耐熱樹脂製のトップカバーである。こ
のトップカバーは、上面中央に方形状の開口13を備
え、両側面中央下部に前記切欠凹部7、7に嵌る凸部1
4、14と、前後端には前記逆台形状の凹部8、9に嵌
る突部15、16を有するものである。
【0008】17は銅合金製の切替スイッチで、図3
(下方から見上げた図)に示すように、基板18の下方
に前記両端子1、2の上端部を跨いで挟持する挟持部1
9、19を備えたもので、両挟持部の間隔は両端子1、
2の中心間の寸法よりやや狭い寸法であり、図2に示す
ように切替スイッチ17がハウジングの中央部に位置し
ている場合には両端子1、2を跨いで挟持しており、二
点鎖線にて示すように片側に寄せた場合には一方の端子
1から外れるようになっている。なお20は基板の一端
中央に設けられた弾性舌片で、後記するスイッチカバー
22に装着する際の抜け止めの役割を果すものである。
スイッチカバー22は、耐熱樹脂製で門型を呈しており
下端内面に係止爪23、23を備えると共に内側面上方
には前記切替スイッチ17の基板18が挿入できるスリ
ット24、24を有し、上壁には係止段差25(図1参
照)を有するものである。
【0009】
【組立手順】(1)一対の端子1、2を図1のようにハ
ウジング4に挿入しカシメ固定する。この際両端子1、
2の下端はハウジング4の下端より一定量突出してお
り、両端子1、2の上端部はハウジング上部の幅広部5
に突出した状態にある。
【0010】(2)トップカバー12をハウジング上部
の幅広部5の上部に嵌め込む。この際、トップカバーの
凸部14、14と突部15、16は、それぞれ幅広部の
切欠凹部7、7と逆台形状の凹部8、9に嵌り、前後左
右の移動が規制される。
【0011】(3)スライドスイッチ17の基板18を
スイッチカバー22のスリット24、24に挿入し、弾
性舌片20をスイッチカバーの係止段差25に嵌め込
み、切替スイッチとスイッチカバーとを一体化する。
(図1参照)
【0012】(4)前記の切替スイッチを備えたスイッ
チカバー22をハウジング上部の幅広部5の上方から押
し込み、スイッチカバー22下端の係止爪23、23を
幅広部の肩6、6に引っ掛けて、前後方向にスライド可
能に固定すると共に、前記トップカバー12をもハウジ
ング4に固定する。この際、スイッチ17の挟持部1
9、19はトップカバーの開口13を通過して端子1、
2の上端部を挟持することになる。(図1、図2参照)
【0013】なお、上記実施例における幅広部5とトッ
プカバー12とは、それぞれ凹凸部を嵌合させて結合し
た形態について示したが、これら両者の嵌め込み形態は
特に限定されるものではない。また切替スイッチ17の
構造や、切替スイッチとスイッチカバー22との結合状
態についても図示の形態に限定されるものではない。
【0014】
【作用】車両の完成検査後、長期間船積みや在庫状態に
する際、ヒューズ・ボックスの蓋を開け、スイッチ付き
ヒューズの切替スイッチを図1、図2の導通状態から二
点鎖線にて示すようにスライド操作しOFFとする。そ
の後車両使用に際して必要なとき、前記切替スイッチを
逆にスライド操作してONにすることにより、長期にわ
たる船積み期間や在庫期間における暗電流が遮断され、
バッテリーの消耗が防止される。
【0015】
【考案の効果】本考案は、上述のように車両に装着され
ているヒューズボックスからヒューズを外さず、ヒュー
ズ頭部の切替スイッチをスイッチカバーを介してスライ
ドさせるだけでヒューズを導通状態から遮断状態に容易
に切り替えることができる。また、ヒューズボックスか
らヒューズを外し、また挿入すると云った面倒な作業は
不要となる。さらにヒューズを取り外すことがないため
紛失の恐れはなく、再組み付け時に誤って組み付けると
いう弊害も生じない。従って、車両の長期間の船積みや
在庫時に、ヒューズをヒューズボックスから外さず、切
替スイッチのスライド操作を行なうだけでバッテリーの
消耗が防止でき、そして使用時には切替スイッチを元に
スライドさせて戻すだけで導通状態が得られるため、利
用価値は大きく産業利用性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るスイッチ付きヒューズの縦断側面
【図2】端子と切替スイッチの関係を示す部分平面図
【図3】本考案の分解斜視図
【図4】本考案の斜視図
【図5】本考案の縦断正面図
【符号の説明】
1、2 端子 3 可溶体 4 ハウジング 5 幅広部 6 肩 12 トップカバー 13 開口 17 切替スイッチ 18 基板 19 挟持部 20 弾性舌片 22 スイッチカバー 23 係止爪 24 スリット 25 係止段差

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のブレード形端子1、2を有するヒ
    ューズであって、少くとも一方のブレード形端子1の長
    手方向中間部に溶断部となる可溶体3を備えると共に、
    両ブレード形端子1、2の上端部間に、導電製でスライ
    ド式の切替スイッチ17を上部からスイッチカバー22
    を介して接離可能に設けたことを特徴とするスイッチ付
    きヒューズ。
JP1334192U 1992-02-10 1992-02-10 スイッチ付きヒューズ Expired - Lifetime JP2552015Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1334192U JP2552015Y2 (ja) 1992-02-10 1992-02-10 スイッチ付きヒューズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1334192U JP2552015Y2 (ja) 1992-02-10 1992-02-10 スイッチ付きヒューズ

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Publication Number Publication Date
JPH0566859U JPH0566859U (ja) 1993-09-03
JP2552015Y2 true JP2552015Y2 (ja) 1997-10-27

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ID=11830424

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KR101294001B1 (ko) * 2011-10-20 2013-08-07 영화테크(주) 퓨즈를 구비한 차량 정션박스용 릴레이

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JPH0566859U (ja) 1993-09-03

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