JP3778175B2 - 和音情報表示装置及び方法並びにそのための記録媒体 - Google Patents

和音情報表示装置及び方法並びにそのための記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、楽曲演奏の進行に対応して時系列的に和音情報が順次配列される和音情報を表示するための和音情報表示装置及び方法、並びに、そのために使用される記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動伴奏装置として、セクション進行情報及び和音進行情報に基づいて伴奏楽音を発音させるようにするものがある。この種の自動伴奏装置においては、例えば、特開平1−310384号公報や特開平9−26790号公報に示されるように、メロディーに関する演奏データから、和音、調及びセクションに関する情報を順次抽出処理することによって、セクション進行情報(セクションシーケンスデータ)や和音進行情報(コードシーケンスデータ)を自動的に作成することができる。
【0003】
さらに、自動抽出された和音進行情報を表示し、編集するようにしたものもある。このような和音進行情報の表示及び編集に関して、例えば、本発明者等が提案した特願平9−284461号では、和音進行情報が和音名により和音の根音や種類に関係なく和音進行に沿って一列に表示され、編集用の和音候補が、和音和音抽出処理時に決定された抽出区間に対応する1ブロック単位でのみ表示されていた。また、調に関する情報は、表示されている調名のみであった。
【0004】
上記のような従来の和音進行情報の表示方法では、表示されている和音進行の雰囲気を直感的につかむことが難しく、特に、初心者ユーザにとっては和音進行を把握することは容易ではなかった。また、和音候補の表示については、和音候補を、限定された単位範囲(1和音抽出区間単位)でしか表示及び編集することができず、例えば、連続する和音抽出区間の和音を同一の和音に変更したいときには、各区間毎に編集を行う必要がある等、ユーザの編集作業方法が限定されてしまい、編集作業を煩わしくする一要因となっていた。さらに、調に関しては、選択した調に適合する和音等を知ることができないので、特に、初心者にとっては選択調にうまく適合した和音情報を作成することが容易ではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明はこのような問題点を考慮してなされたもので、この発明の主たる目的は、和音情報を理解し易い形で表示し、選択調に馴染む和音情報を容易に作成することができる和音情報表示装置及び方法並びにそのための記録媒体を提供することにある。
【0006】
より具体的にいうと、この発明の一つの目的は、和音情報を画面表示する際に、和音の根音毎の表示領域を画面に設けて、指定された調(key )に応じて各表示領域の表示態様を制御することにより、指定調で使用可能なお勧めの基本和音をユーザに知らせて選択調に馴染む和音情報を容易に作成することができるようにした和音情報表示装置及び方法並びにそのための記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明の特徴によると、複数の和音情報を時系列的に表示するための和音情報表示装置において、和音情報が存在する時間位置を表わすための時間軸と、時間軸と交叉し複数の和音根音を表わす根音軸とを有し、これら複数の和音根音に対応する根音軸の位置毎に時間軸に沿ってそれぞれ設けられた複数の表示領域を備える和音画面を表示する表示手段と、ユーザ操作に基づき調を指定する調指定手段と、指定された調に応じて、当該調で主に使用される和音タイプを表わすように、表示領域の表示態様を制御する表示制御手段とを具備することによって、かかる課題が解決される。
【0008】
また、この特徴により、複数の和音情報を時系列的に表示するための和音情報表示装置において実行される和音進行情報表示方法は、表示手段によって、和音情報が存在する時間位置を表わすための時間軸と、時間軸と交叉し複数の和音根音を表わす根音軸とを有し、これら複数の和音根音に対応する根音軸の位置毎に時間軸に沿ってそれぞれ設けられた複数の表示領域を備える和音画面を表示するステップと、調指定手段によって、ユーザ操作に基づき調を指定するステップと、表示制御手段によって、指定された調に応じて、当該調で主に使用される和音タイプを表わすように、表示領域の表示態様を制御するステップとから構成される。
【0009】
さらに、この特徴に従うコンピュータ読み取り可能な記録媒体には、複数の和音情報を時系列的に表示するために使用されるコンピュータに、和音情報が存在する時間位置を表わすための時間軸と、時間軸と交叉し複数の和音根音を表わす根音軸とを有し、これら複数の和音根音に対応する根音軸の位置毎に時間軸に沿ってそれぞれ設けられた複数の表示領域を備える和音画面を表示するステップと、ユーザ操作に基づき調を指定するステップと、指定された調に応じて、当該調で主に使用される和音タイプを表わすように、前記表示領域の表示態様を制御するステップとから成る手順を実行させるためのプログラムが記録される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の好適な実施例を詳述する。
【0011】
〔ハードウエア構成〕
図1を参照すると、ここには、この発明の一実施例による和音進行情報表示装置のハードウエア構成が示されている。この例では、和音進行情報表示装置は、パーソナルコンピュータ1、キーボード2やマウス3等の入力装置及びディスプレイ4から成り、音源装置5及びMIDI(Musical Instrument digital Interface)機器6及びサウンドシステム7が付設されている。
【0012】
パーソナルコンピュータ1は、中央処理装置(CPU:central processing unit )11、タイマ12、読出専用メモリ(ROM:read only memory)13、ランダムアクセスメモリ(RAM:random access memory)14、第1の検出回路15、第2の検出回路16、表示回路17、外部記憶装置18、通信インターフェイス19及び入出力(I/O)インターフェイス20等を備え、これらの装置はバス21を介して互いに接続される。
【0013】
つまり、この発明の和音進行情報表示装置を実現するシステムは、簡単にいうと、パーソナルコンピュータにアプリケーションソフトウエアを加えた形態で実施することができ、音源内蔵パーソナルコンピュータシステムや、ハードディスク付きシーケンサに音源及びディスプレイを加えたシステムと同様の構成とすることができる。
【0014】
また、この発明のシステムは、入力装置に鍵盤、ペダル、各種操作スイッチを備える操作パネル等を用いたり、音源装置、自動演奏装置等を内蔵した電子楽器の形態でもよい。なお、この発明によるシステムは、カラオケ装置における楽曲データの作成装置に適用することもできる。
【0015】
第1及び第2の検出回路15,16は、入力装置3,4からの入力操作情報をそれぞれ検出するものである。入力装置には、操作パネルタイプのものとしてキーボード3が用いられ、座標入力操作子タイプのものとしてマウス3が用いられ、これによって、各種の指示、選択、データ入力等々の入力操作を行うことができる。
【0016】
システム全体を制御するCPU11は、割込み処理に利用されるテンポクロックを発生するタイマ12を具備しており、所定のプログラムに従って種々の制御を行い、特に、後述する和音進行情報の表示及び編集機能を中枢的に遂行する。ROM13には、このパーソナルコンピュータシステム1を制御するための所定の制御プログラムが記憶されており、これらの制御プログラムには、和音情報処理による表示及び編集に関する各種処理プログラムが含まれている。RAM14は、これらの表示乃至編集に際して必要なデータやパラメータを記憶し、また、各種レジスタやフラグ等を一時記憶するためのワーク領域として用いられる。
【0017】
ROM13に記憶される和音進行情報の表示及び編集に関する各種処理プログラムは、アプリケーションソフトウエアとして、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等の外部記憶装置18の記憶媒体から、パーソナルコンピュータ1に供給するようにしてもよく、さらに、通信ネットワーク8を介して供給するようにしてもよい。そこで、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory )ドライブを用いて各種処理プログラムを含む制御プログラムを供給する場合の例を以下に説明する。
【0018】
〔CD−ROMドライブを利用する例〕
CD−ROMドライブは、可搬の記録媒体であるCD−ROMに記憶されている制御プログラムや各種データを読み出すための装置である。従って、このCD−ROMに制御プログラムや各種データを記憶させておき、この装置により読み出された制御プログラムや各種データを、パーソナルコンピュータ1内のRAM14等にストアすることによって、ROM13内に制御プログラムを記憶している場合と同様の操作をCPU11に行わせるようにすることができる。このようにすると、制御プログラムの新規インストールやバージョンアップ等を容易に行うことができる。
【0019】
外部記憶装置18としては、CD−ROMドライブ以外にも、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive )、或いは、フレキシブルディスクドライブ(FDD:Flexible Disk Drive )や光磁気(MO:Magneto-Optical )ディスクドライブのように挿脱可能な可搬の記録媒体を使用するもの等々、様々な形態のメディアを利用するための装置の中から必要に応じて選ばれた一つ乃至複数の装置を設けるようにしてもよい。この場合、装着される記録媒体がフレキシブルディスク(FD)のように書込可能なものであれば、システムで得られたデータをこの記録媒体に記憶させて外部に取り出すことができる。
【0020】
〔ネットワークを利用してプログラムをダウンロードする例〕
通信インターフェイス19は、LAN(Local Area Network)、インターネット(Internet)、電話回線等の通信ネットワーク8に接続されており、このような通信ネットワーク8を介してサーバコンピュータに接続される。この通信インターフェイス19は、例えば、ROM13に制御プログラムが記憶されていない場合に、サーバコンピュータから制御プログラムや各種データをダウンロードするために用いることができる。
【0021】
この場合、クライアントとなる図1のパーソナルコンピュータシステム1は、通信インターフェイス19及び通信ネットワーク8を介し、サーバコンピュータに対して制御プログラムや各種データのダウンロードを要求するコマンドを送信する。サーバコンピュータは、このコマンドを受けると、要求されたプログラムやデータを通信ネットワーク8上に配信する。従って、これらのプログラム及びデータは、通信インターフェイス19を介してこのパーソナルコンピュータシステム1により受信され、HDD内のハードディスクに蓄積され、これによって、ダウンロードを完了することができる。
【0022】
入力/出力インターフェイス20は、必要に応じて、パーソナルコンピュータシステム1と音源装置5との間及びMIDI機器6等の外部楽音情報処理装置との間で、各種楽音データを送受することができるようにするために、所定のフォーマット変換を行うインターフェイスである。
【0023】
音源装置5には、作成された伴奏音データを入力/出力インターフェイス20を介して供給することによって、サウンドシステム7から伴奏音を試聴することができる。この音源装置5及びサウンドシステム7は、必要に応じて、システム内の演奏情報或いはMIDI機器6からの演奏情報を再生するように構成することもできる。
【0024】
表示回路17は、この発明による和音進行情報に関する各種処理に基づいて得られる表示情報がバス21を介して供給され、ディスプレイ4の画面上に対応する表示を行う。
【0025】
なお、RAM14或いは外部記憶装置18の記憶媒体には、各種伴奏データ(後述するセクション進行情報や和音進行情報等)を含む楽曲データが、例えば、MIDIフォーマットに従って記憶されている。この楽曲データは、複数のパート或いはチャンネルのデータが混在しているもの、各パートが別領域に記録されているもの等々、どのような形式で記録されていてもよい。
【0026】
〔各種情報の説明〕
この発明を具体的に説明する前に、図2を用いて、この発明に関係する各種情報及び和音演奏について簡単に説明しよう。
【0027】
図2(a)には、この発明で用いられるセクション進行情報の構成例が示されている。「セクション進行情報」は、楽曲演奏の進行に従ってセクションデータを時系列的に指定するための情報であり、図2(a)に示されるように、一般的に、設定されている伴奏スタイルを表す伴奏スタイル指定データSt、各セクションの開始時間位置が何小節目であるかを表すセクション開始タイミングデータTssi(i=1,2,3,…)、セクション種類名を表すセクション情報Sni、各セクションの終了時間位置が何小節目であるかを表すセクション終了タイミングデータTsei、及び、セクション進行情報の最終位置を表すセクション進行エンドデータSeから構成される。なお、伴奏スタイル指定データStの代わりに、演奏データ自体を用いて構成されるようにしてもよい。
【0028】
ここで,セクションデータとは、「イントロ」、「フィルイン」、「メイン」、「エンディング」等のセクション種類に対応した伴奏を行うための演奏データであって、伴奏スタイル毎に各伴奏スタイルに馴染むセクションデータが複数種類ずつROM13内の所定領域に記憶されている。これらの伴奏スタイルには、「ポップス」、「ジャズ」などの種類がある。
【0029】
各セクション情報Sniは、対応するセクションデータの記憶領域を指定するものであり、その前後にあるセクション開始タイミングデータTssi及びセクション終了タイミングデータTseiによって、指定された種類のセクションデータによる各伴奏の開始及び終了が指示される。
【0030】
従って、このセクション進行情報を用いて、先ず、伴奏スタイル指定データStで伴奏スタイルを指定し、以下、セクション開始タイミングデータTssi、セクション情報Sni及びセクション終了タイミングデータTseiの組み合わせを繰返してセクション種類を順次指定した後、セクション進行エンドデータSeによってセクション進行情報の終了を指示することができる。
【0031】
なお、或るセクションSiのセクション終了タイミングデータTsei或いは次のセクションSi+1のセクション開始タイミングデータTssi+1は、該セクションSiの終了後直ちに次のセクションSi+1が開始される場合には、何れかを省略することができる。
【0032】
図2(b)には、この発明で用いられる和音進行情報の構成例が示されている。「和音進行情報」は、楽曲演奏の進行に従って演奏されるべき和音を時系列的に指定するための情報であり、図2(b)に示されるように、設定されている調(key )を表す調情報Ky、各和音の開始時間位置(和音ブロックの先頭位置)が何小節目の何拍目であるかを表す和音開始タイミングデータTcsj(j=1,2,3,…)、各和音の和音根音(root)を表す和音根音情報Crj、各和音の和音種類を表す和音種類情報Ctj、各和音の終了時間位置(和音ブロックの最終位置)が何小節目の何拍目であるかを表す和音終了タイミングデータTcej、及び、和音進行情報の最終位置を表す和音進行エンドデータCeから構成される。
【0033】
このような構成の和音進行情報を用いると、先ず、調情報Kyで調を設定し、以下、和音開始タイミングデータTcsj、和音根音情報Crj、和音種類情報Ctj及び和音終了タイミングデータTcejの組み合わせを繰返し、両情報Crj,Ctjで規定される和音情報Cnjで演奏されるべき和音を順次指定し(当該指定和音に基づき、発音されるセクションデータの音高を順次変更)、和音進行エンドデータCeによって和音進行情報の終了を指示することができる。
【0034】
ここで、或る和音情報Cnjの和音終了タイミングデータTcej或いは次の和音Cnj+1の和音開始タイミングデータTcsj+1は、セクション進行情報のタイミングデータと同様に、該和音Cnjの終了後直ちに次の和音Cnj+1が開始される場合には、何れかを省略することができる。
【0035】
なお、セクション進行情報や和音進行情報のタイミングは、通常、小節単位或いは拍単位で設定されるが、必要に応じて他の任意のタイミングを採用することができ、例えば、クロックタイミング単位でタイミング設定し、楽曲の小節先頭からのクロックタイミング数を各種タイミングデータ等に使用することができる。
【0036】
次に、図3乃至図10には、この発明の一実施例による和音情報処理においてディスプレイ4上に現われる種々の和音進行情報表示画面例が示されている。
【0037】
〔初期画面〕
先ず、図3には、この和音情報処理で和音進行情報表示画面として最初に現われる「初期画面」の一例が示されている。この初期画面では、セクション進行情報表示領域SR及び和音進行情報表示領域CRが、時間軸(横軸)を合わせて設けられる。この例では、両表示領域SR,CR内に夫々表示されるセクション及び和音進行情報を同時に小節単位で左右スクロールするために、領域SRの左右にスクロールボタンが設けられる。
【0038】
この和音進行情報表示領域CRは、和音進行情報を構成する各和音情報Cnjを展開表示するための領域であり、この例では、縦軸(行位置)が和音根音C,D,E,F,G,A,Bを、横軸(列位置)が時間位置を表わし、横軸の細かい区分が拍を、大きい区分が小節を表わす。
【0039】
なお、この例ではセクションや和音の進行方向を横軸にとり和音根音を縦軸にとったが、進行方向を縦軸にとり和音根音を横軸にとって根音と和音進行を逆関係に表示するようにしてもよい。
【0040】
さらに、作成されるセクション進行情報の伴奏スタイルを指示するための「スタイル選択」欄StC、選択楽曲の調を表示したり所望の調を選択するための「調選択」欄KyC、所望の楽曲を選択するための「楽曲選択」欄SoC、選択楽曲に対応したセクション進行、和音進行及び調に関する情報の抽出処理を実行させるための「抽出」(extract )スイッチErS、本画面表示の終了を指示するための「出口」(exit)スイッチEiS等々が設けられている。
【0041】
なお、和音種類表示領域TRは、和音タイプ(種別)や和音候補を選択するためのアイコンを表示するための領域であり、詳細は後述する。
【0042】
〔解析後画面〕
図3の初期画面において、楽曲選択欄SoCをマウス3によりスクロール操作するか或いはキーボード2により入力操作して所望の楽曲を選択し、スタイル選択欄StCを同様に操作して所望の伴奏スタイルを選択した後、抽出スイッチErSをクリック操作すると、選択された楽曲に対して後述する「解析処理」が実施され、選択された楽曲に適合するセクション進行情報、和音進行情報及び調情報が種々抽出され、抽出された情報が各表示領域SR,CR及び調表示欄KyC上に表示される。ここで、表示される各情報は、解析処理によって得られる各種情報の複数候補のうちの最も適合していると考えられる候補情報である。例えば、最適候補の和音情報が表示領域CR内に表示され、抽出された他の和音情報は、RAM14内の所定領域に記録しておき、後述する和音編集(変更)処理時に和音候補として使用されるようになっている。
【0043】
図4には、解析処理を実施した後の「解析後画面」の一例が示されている。この画面は、図3の初期画面において、楽曲選択欄SoCを操作して楽曲「Love Song」を選択し、スタイル選択欄StCを操作して伴奏スタイル「ポップス1」を選択した後、抽出スイッチErSを操作した場合に、選択された楽曲「Love Song」に対して解析処理が実施された後の画面例である。
【0044】
セクション進行情報表示領域SRには、抽出されたセクション進行情報、例えば、セクション種類「イントロA」、「メインA」、「フィルインAA」が、時間軸の小節単位の所定時間位置に各表示ブロックとして表示され、和音進行情報表示領域CRには、抽出された和音進行情報を構成する各和音情報が、対応する所定位置にて和音ブロックCbjにより表示される。また、調表示欄KyCには、抽出された調情報(この例では、「ハ長調」)が表示される。さらに、和音種類表示領域TR内には、抽出調に対応する和音種類アイコンが表示される。
【0045】
和音ブロックCbjは、各和音情報の存在する時間に応じた列位置と当該和音情報の和音根音に応じた行位置の交叉部に配置され、和音タイプに応じたカラー(色彩)で着色されて表示される。和音タイプの確実な視認のためには、和音タイプを示す文字表示を併用することが好ましい。なお、和音タイプを識別するための画像修飾については、図示された色別表示に代えて或いはこれに加えて、異なる柄、模様、明度、縁取り等を採用することができる。
【0046】
図4の表示例では、和音ブロックCb1は、第1小節で和音「Cmaj」が第1候補として抽出されたことを示し、和音ブロックCb2〜Cb4は、第2小節第1〜2拍で「Fmaj」が、第2小節第3拍〜第3小節第2拍で「Gmaj7」が、そして第3小節第3〜4拍で「E♭min」が夫々第1候補として抽出され、和音ブロックCb5は、第4小節第3〜4拍で「Cmaj」が第1候補として抽出されたことを表わしている。ここで、「♭」や「♯」のついた音高が根音である場合には、図4のブロックCb4に示されるように、行間に配置される。もちろん、「♭」や「♯」のついた音高に関する行を設けるようにしてもよい。
【0047】
ここで、和音ブロックCbjの各カラーは、和音種類表示領域TR内の同一和音タイプを示すアイコンTpkと同色にしており、これによって、領域TRの参照によって和音タイプを容易に確認することができる。
【0048】
このように、この発明による和音進行情報表示画面によると、和音進行を直感的に確認することができ、見やすく、理解がしやすい。また、和音進行情報は、根音別、タイプ別に表示されるので、和音進行の流れや音の雰囲気をつかみやすい。従って、後述する和音編集作業においては、和音ブロックの位置と色の変更のみで簡単に和音進行情報を編集することができることになり、編集作業も直感的に行うことができる。
【0049】
〔ブロック指定和音編集画面〕
この発明の「ブロック指定和音編集処理」機能によって、図4の解析後画面上の和音ブロックCbjを選択し他の適当な和音候補を割り当てることができる。
【0050】
先ず、マウス3を操作して画面上の和音進行情報表示領域CR内から和音ブロックCbjの一つを選択すると、選択された和音ブロックCbjには、網掛け、ブリンク(明暗又は補色関係の明滅)等の強調表示がなされて編集対象であることが知らされる。これと同時に、和音種類表示領域TRは、タイトル表示が「和音選択」(chord selection )に替わり、当該和音ブロックCbjが占める時間位置における(解析時に抽出された)和音候補Ccm(m=1,2,3,…)がアイコン化されて域内に表示され、和音を変更するための和音選択手段として機能することになる。例えば、図4の解析後画面上で和音ブロックCb1を選択すると、図5に示されるように、この和音ブロックCb1は、斜線で表わす網掛けで強調表示されると同時に、和音種類表示領域TRには、和音候補アイコンCc1〜Cc5が表示される。
【0051】
つまり、和音ブロックCb1の占める時間位置(第1小節)については、領域TR内の第1の和音候補アイコンCc1によってお勧め和音「Cmaj」が、他の和音候補アイコンCc2〜Cc5によって和音候補「Fmaj」、「Dmin」、「Cmaj」及び「Fmaj」、並びに「Cmaj」及び「Dmin」が夫々抽出されていることが示される。
【0052】
表示される各和音候補アイコンCcmは、異なる色によって異なる和音タイプを表わすようにすると共に、和音根音の種類を表す文字が付記される。この文字は、特に、複数の和音情報区分に区画された場合に各和音情報を容易に確認することができるようにするため、図5に示されるように、アイコン内に表示するのが好ましい。
【0053】
また、和音候補アイコンCcmの和音情報の時間長は、選択された和音ブロックCbjの時間長と同一であり、例えば、図5の第1〜3の和音候補アイコンCc1,Cc2,Cc3は、夫々、和音ブロックCb1と同一時間長を表わす。また、アイコン内を複数の和音情報区分に区画することによって、選択された和音ブロックCbjの時間長内に複数の異なる和音情報が順次進行することを表現することができる。
【0054】
例えば、第4の和音候補アイコンCc4は、選択された和音ブロックCb1の時間長に対する和音候補として、この時間長の前半(第1小節の第1〜2拍)に和音情報「Cmaj」が、後半(第1小節の第3〜4拍)には和音情報「Fmaj」が存在することを表わす。また、和音候補アイコンCc5は、同一時間長内の前後半(第1小節の第1〜2拍及び第3〜4拍)に夫々和音情報「Cmaj」、「Dmin」があることを表わしている。
【0055】
なお、図5の例では、和音種類表示領域TR内に表示される各和音候補アイコンCcmは、基本的或いはシンプルな構成順に配置されているが、編集作業を容易にするために、抽出された適合順位に応じた順序で配置することが好ましい。
【0056】
そして、所望の和音に対応する和音候補アイコンCcmを和音種類表示領域TR内から選択すると、和音進行情報表示領域CR内には変更された和音ブロックCbjが表示される。例えば、一番右のアイコンCc5をマウス3のダブルクリック操作により選択すると、選択和音ブロックCb1の時間位置に相当する区間は、図6のように、選択された和音情報に表示が変更される。
【0057】
なお、この和音候補アイコンCcmの選択方法には、(1)当該和音候補アイコンCcm上をマウス3でダブルクリックするか、或いは、(2)当該アイコンCcmを、選択された和音ブロックCbj上にドラッグアンドドロップするかの2種類がある。
【0058】
〔範囲指定和音編集画面〕
この発明の「範囲指定和音編集処理」機能によって、図4の解析後画面上の所望の時間範囲TIiを選択し、当該選択した範囲TIiに他の適当な和音候補を割り当てることができる。
【0059】
この場合には、先ず、マウス3を操作して画面上の和音進行情報表示領域CRに対して所望の時間範囲TIiを指定する。すると、指定された所望時間範囲TIiは、その全域又は和音ブロックCbjを除く背景域に網掛けやブリンク(明滅)等の強調表示がなされて編集対象であることが知らされると同時に、和音種類表示領域TRには、「和音選択」のタイトル表示の下、当該時間範囲における和音候補Cc’n(n=1,2,3,…)が、アイコン化されて表示される。
【0060】
例えば、図4の和音情報表示画面上の和音進行情報表示領域CR内に、第2小節の頭から第3小節の終りまでの時間範囲TI2を選択すると、図7に示される範囲指定和音編集画面のように、この時間範囲TI2に網掛け等の強調表示がなされる。これと同時に、和音種類表示領域TRには、選択された時間範囲TI2における和音候補が、アイコンCc’1,Cc’2,Cc’3,Cc’4にて表示される。なお、範囲指定和音編集画面においては、表示される各アイコンCc’nを図5の各アイコンCcmとは異なる形状にして、和音ブロックCbj指定の場合とは異なる処理が実行されることを識別することができるようにしてもよい。
【0061】
この時間範囲指定の場合も、各アイコンCc’nは、和音タイプが色別表示され、和音根音を表わす文字表示が付記され、また、アイコン内の区画された各区分の面積が各和音情報の時間長を表わす。図7の例では、和音候補アイコンCc’3は、時間範囲TI2と同一時間長内の前後半に夫々和音情報Cmaj,Dminが存在することを示す。また、和音候補アイコンCc’4は、同一時間長内の最初の四半期に和音情報Fmajがあり、次の半期には和音情報Gmaj7があり、最後の四半期にE♭minがあることを示しており、この例では、この内容は、和音進行情報表示領域CR内の時間範囲TI2において既にお勧め和音として抽出表示されている情報と同じである。
【0062】
そして、所望の和音に対応する和音候補アイコンCc’nを和音種類表示領域TR内から選択することによって、当該時間範囲TIiに相当する区間の和音情報が当該選択された和音に変更表示される。例えば、左から3番目のアイコンCc’3を選択すると、この画面上の選択時間範囲TI2に相当する区間は、図8のように、所望の和音情報に表示が変更される。
【0063】
〔調指定画面〕
また、この発明の一実施例による和音情報処理では、図3に示される初期画面において、調選択欄KyCをマウス3によるスクロール操作或いはキーボード2による入力操作によって所望の調を選択すると、和音進行情報表示領域CRの横軸に沿った和音根音C,D,…,A,Bを表わす各行の色が、選択された調に対応する和音タイプ(種別)の色に変更され、選択された調で使用可能なお勧めの基本和音を知ることができる。
【0064】
例えば、初期画面の調選択欄KyCで「ハ長調」を選択すると、各行のバック色は、図9に示されるように、当該ハ長調で使用され易い基本和音タイプに対応した色に変更され、現在選択されているハ長調で主に使用される基本和音が、各行C,D,E,F,G,A,Bの配色によって、Cmaj、Dmin、Emin、Fmaj、Gmaj、Amin、Bmin7(♭5)であることが示される。この場合、和音種類表示領域TRは、次に説明する和音情報作成操作に備え、図示のように、タイトル表示を「タイプ選択」とし各アイコンTpkが選択操作可能であることを表示しておくことが好ましい。
【0065】
このように、この発明の調指定画面表示によると、和音進行情報表示領域CRの各行の配色によって、調選択欄KyCで選択されている調で使用頻度の高い基本和音が何であるかを容易に理解することができる。なお、時間の進行に伴って転調がある場合には、各行C,D,…,Bの配色は、転調位置から後の時間位置に対して転調後の調に相当する色になるように表示されることが好ましく、この表示によって、転調位置の確認や転調後の好ましい基本和音を容易に知ることができる。
【0066】
〔和音情報作成画面〕
さらに、上述の調指定画面表示により選択調に対応して各行が色付けされた和音進行情報表示領域CRを用いれば、和音進行情報を容易に作成することができる。例えば、図9に示される調指定画面において、和音進行情報表示領域CRの最下行Cの内、第1小節M1に対応する時間位置の部分をマウス3で範囲指定する。すると、楽曲の第1小節に対応して、最下行Cが表わす根音「C」及び最下行Cに付けられた色が表わす基本和音タイプ「maj」に相当する「和音ブロックCb1」が最下行Cと同色で作成(表示)されることになる。
【0067】
つまり、調選択欄KyCで調を選択して領域CRの各行を選択調に対応する色付けを行った後、所望和音の根音に対応する行の所望の時間位置をマウス3により指定して行くだけで、選択調に馴染む和音進行情報を簡単に作成することができる。
【0068】
このように、この発明の和音情報作成画面表示によると、和音進行情報表示領域CRの各行の所望位置を範囲指定することによって、調選択欄KyCで選択されている調に馴染む基本和音の和音進行情報が簡単に作成される。また、選択調の基本和音でない和音(例えば、ブロックCb2の「Fmaj7」)については、上記範囲指定に加えて和音種類表示領域TR内の和音タイプ(アイコンCcm)を指定することによって、和音進行情報を作成してやればよい。
【0069】
さて、図11乃至図13には、この発明の一実施例による和音情報処理を説明するための各種フローチャートが示されている。この実施例では、パーソナルコンピュータ1上でこの発明に係るアプリケーションの動作がスタートすると、図示しないメイン処理が実行される。このメイン処理では、自動演奏データの編集及び再生、アプリケーションの終了等の処理に係るキーボード2やマウス3等の操作を逐次検出し、検出結果に対応する動作が実行される。そして、これらの操作の検出時に和音情報処理モードへの移行に係る操作が検出されると、図11に示される「和音情報処理」が開始される。
【0070】
〔和音情報処理〕
図11には、この発明の一実施例による「和音情報処理」のフローチャートが示されている。なお、この発明の実施例で用いられる楽曲情報は、外部記憶装置18或いはROM13に記憶され、MIDIフォーマットに対応して複数パートで構成される通常の楽曲情報が用いられるものとし、各パートには、旋律(メロディ)、伴奏等の演奏情報が記録されているものとして説明する。
【0071】
この和音情報処理においては、後述するように、和音等を抽出処理する解析処理時(ステップSC8)には、楽曲情報内のメロディに相当するパートの演奏情報のみが使用される。そのため、楽曲選択時(ステップSC3〜SC5)には、第1パートにある演奏情報をメロディパートと見做して読み出し、RAM14内の所定位置に一時記憶する。このようにすると、メロディ以外のパートの読出時間がないので、処理時間を早くすることができる。メロディパートの特定方法としては、例えば、単音楽音が進行するパートをメロディパートと見做したり、楽音の発音が所定時間続くような情報を含むパートをメロディパートと見做したりするような方法でもよい。以下、この和音情報処理フローの各ステップを説明しよう。
【0072】
〔ステップSC1〕この和音情報処理が開始されると、ディスプレイ4上には図3の初期画面が表示され、第1ステップSC1において、初期画面の調選択欄KyCで調が選択されたか否かを判別し、調が選択されている(YES)とステップSC2に進み、選択されていない(NO)場合には、後述する和音編集処理ルーチンERを介してステップSC3に進む。
【0073】
〔ステップSC2〕ステップSC2においては、調選択欄KyCで選択された調に基づくバック色を画面上の和音進行情報表示領域CRの各行C,D,…,A,Bに色付け表示する処理を行い、例えば、欄KyCで「ハ長調」が選択された場合には、図9の調指定画面のように表示する。そして、後で詳述する和音編集処理ルーチンERを介してステップSC3に進む。
【0074】
〔ステップSC3〕和音編集処理ルーチンERを経てステップSC3に進むと、このステップSC3では、楽曲選択欄SoCで楽曲が選択されたか否かを判別し、楽曲が選択されている(YES)とステップSC4に進み、選択されていない(NO)場合にはステップSC6に進む。
【0075】
〔ステップSC4〕ステップSC4においては、楽曲選択欄SoCで選択された楽曲の演奏情報にメロディーパートが存在するか否かを判別する。一般に、楽曲の演奏情報は、所定のパート、例えば、第1パートにメロディパートが存在するように予め設定される場合が非常に多い。そこで、ステップSC4での判別には、前述したように、第1パートの演奏情報をメロディパートの演奏情報とみなし、このパートに演奏情報があれば「メロディパートの演奏情報あり」と判断する手法を採用するのが好都合である。そして、このような手法によって、メロディパートがある(YES)と判断した場合にはステップSC5に進み、メロディパートがない(NO)場合はステップSC6に進む。
【0076】
〔ステップSC5〕ステップSC5では、選択された楽曲の演奏情報中のメロディパートに係る演奏情報を外部記憶装置18或いはROM13から読み出して、RAM14の所定領域に記憶した後、ステップSC6に進む。
【0077】
〔ステップSC6〕ステップSC6では、楽曲選択欄SoCで選択された楽曲の演奏情報について解析開始の指示があるか否かを判別し、この指示がある(YES)場合はステップSC7に進み、指示がない(NO)場合にはステップSC11に進む。
【0078】
〔ステップSC7〕ステップSC7においては、楽曲選択欄SoCで選択された楽曲に対応したメロディパートの演奏情報がRAM14内に存在するか否かを判別する。その結果、メロディパート楽曲情報が有る場合(YES)はステップSC8に進む。一方、この情報がない(NO)場合、つまり、選択された楽曲にメロディパートがないか、或いは、楽曲が選択されていない状態で抽出スイッチErSがクリックされた場合には、解析すべき情報がないと判断してステップSC9に進む。
【0079】
〔ステップSC8〕ステップSC8は、メロディパート楽曲情報を解析し、和音、調及びセクションの情報を抽出するメロディ情報の解析処理ステップであり、従来技術を用いて種々の態様で実施することができる。即ち、この解析処理ステップSC8において、選択された楽曲に適合する「和音進行」、「調」及び「セクション進行」に関する情報が抽出され、RAM14内の所定領域に記憶される。なお、この解析処理によって、和音の進行情報は、既述のように、同一の時間位置に対して複数の候補が抽出され記憶されるが、最適候補の和音進行情報が表示のために読み出される。
【0080】
〔ステップSC9〕一方、ステップSC9に進んだ場合には、予め設定されている和音、調及びセクションの情報をデフォルト情報として読み出す。なお、これらのデフォルト情報は、調選択欄KyCの調又はスタイル選択欄StCの伴奏スタイルに対応して異なるものとしたり、複数セット用意しておきこれらの情報セットの中からユーザが任意に選択することができるようにしてもよい。
【0081】
〔ステップSC10〕ステップSC10においては、ステップSC8或いはステップSC9で得られたセクション、和音及び調等に関する諸情報に基づいて、ディスプレイ4の初期画面に対し、セクション進行情報表示領域SR及び和音進行情報表示領域CRには所定時間位置のセクション進行情報及び和音進行情報を表示すると共に、調選択欄KyCには調情報を表示する処理を行う。
【0082】
例えば、ステップSC8の解析処理によって和音等の情報が抽出された場合には、図4に示すような解析後画面が表示される。一方、選択楽曲にメロディパートがなかったり、楽曲を選択せずに抽出スイッチErSで解析指示を行ったりする等々によって、ステップSC9を介した場合には、デフォルト情報が表示される。従って、どのような状況においても、和音やセクションの進行情報を作成するためのたたき台を与え、以後、和音進行情報等を作成し易くすることができる。
【0083】
〔ステップSC11〕ステップSC11では、和音進行画面表示に関する情報編集処理を終了するか否かが確認され、終了する(YES)場合はステップSC12に進み、終了していない場合には、ステップSC1に戻ってステップSC1以下の処理を繰り返す。
【0084】
〔ステップSC12〕ステップSC12では、最終的に得られた和音進行情報、セクション進行情報及び調情報を図2に示される形式でRAM14の所定領域に記憶し、和音進行表示処理を終了する。
【0085】
〔和音編集処理〕
次に、図12には、この発明の一実施例による和音編集処理のフローチャートが示されている。このフローチャートは、前述した和音編集処理ルーチンERにおいて、表示されている和音進行情報を変更したり新規に和音進行情報を作成する場合の動作を具体的に表わしており、例えば、図4に示される解析後画面を用いて和音進行情報を編集する場合や、図10に示される和音情報作成画面を用いて和音進行情報を新規に作成する場合等に有効となる。以下、この図を用いてこの発明による編集処理を詳しく説明しよう。
【0086】
〔ステップSE1〕和音編集処理ルーチンERの第1ステップSE1は、ディスプレイ4上に図4や図10に示されるような和音進行表示画面が表示されている場合に、既に述べたような「和音ブロック指定」によって和音進行情報を変更する「ブロック指定和音編集処理」を実行するか否かを決定するための処理ステップである。この和音ブロック指定による和音編集は、画面上の和音進行情報表示領域CRにおいて、変更を行ないたい所望の和音ブロックCbj上を、マウス3を操作することにより開始される。
【0087】
そこで、このステップSE1では、和音進行表示画面の和音進行情報表示領域CR内に表示されている或る和音ブロックCbj上にマウス操作がなされているか否かを判別する。そして、このマウス操作がある(YES)場合には、後で詳述するブロック指定和音編集処理ルーチンBRを経た後ステップSE2に進む。また、このような操作がない(NO)場合には直接ステップSE2に進む。
【0088】
〔ステップSE2〕次に続くステップSE2〜ステップSE7は、同様の和音進行表示画面が表示されている場合に、既に述べたような「範囲指定」によって和音進行情報を変更し或いは新規作成する「範囲指定和音編集処理」を行うための前処理段階である。この範囲指定による和音編集は、和音進行情報表示領域CR内の時間軸(横軸)に沿って、変更或いは新規作成(編集)したい所望の時間範囲TIiをマウス3を使用して指定する「範囲指定」操作により開始される。
【0089】
この範囲指定に当っては、時間範囲を指定するための最小の時間単位を基準にして丸め処理が行われるが、例えば、この実施例では、拍を最小基準単位として所望の区間が確定される。即ち、拍単位に相当しない時間範囲が指定されたときでも、指定された範囲は、最も近傍にある拍位置に丸め込まれて最適値の区間情報に修正される。なお、このように、実施例では丸め処理の基準時間単位を拍としているが、他の時間単位を基準にすることができ、例えば、クロックタイミング単位で確定された区間を得るようにすることができる。
【0090】
そこで、この前処理段階では、先ず、ステップSE2において、画面上の和音進行情報表示領域CRにこのような範囲指定操作がなされているか否かを判別する。そして、範囲指定操作がある(YES)場合には、上述したように、指定された範囲について拍を単位として丸め込みを行い、編集(変更)されるべき区間を確定し、確定された区間を「指定範囲」TIiと決定した後、ステップSE3に進む。一方、範囲指定操作がない(NO)場合にはステップSE8に進む。
【0091】
〔ステップSE3〕次に、ステップSE3においては、決定された指定範囲TIiに対して和音候補が存在するか否か、即ち、前記解析処理が実施されて指定範囲TIiの時間長に対応する和音候補があるか否かを判別する。そして、和音候補がある(YES)場合にはステップSE4に進み、そうでない(NO)場合にはステップSE7に進む。
【0092】
〔ステップSE4〕ステップSE4に進んだ場合は、指定された時間範囲TIi内において和音候補が存在する時間範囲を調べてこの範囲を抽出した上、ステップSE5に進む。
【0093】
〔ステップSE5〕ステップSE5では、和音情報表示領域CR内において、ステップSE4で抽出された和音候補の存在範囲のみを網掛け表示する処理を行う。例えば、時間範囲TI2を指定したときには、図8のように、この時間範囲TIiと同長の和音候補が存在するので、全時間範囲TI2にわたって網掛け表示を行う。そして、その後、ステップSE6に進む。
【0094】
なお、指定範囲TIiと同長の和音候補がない場合でも、和音編集のために選択された範囲として当該指定範囲全域を網掛け表示することができる。この場合、和音種類表示領域TR内に表示される和音候補アイコンCc’nは、図7に示される各アイコンCc’1〜Cc’4のように指定範囲の全時間長を表わす全形状(図7では、正方形)ではなく、和音候補が指定範囲全域に相当せず一部の時間長に相当することを対応的に表わす部分的な形状とすることが好ましい。例えば、図7の指定範囲TI3に対して和音候補が和音ブロックCb5のCmajのみであるときは、指定範囲TI3を網掛け表示すると共に、全時間長の後半部を表わす三角形状をしたCmajの和音候補アイコンを表示すればよい。
【0095】
さらに、指定範囲TIi内に相当する和音候補がない場合には、当初の指定範囲よりも広い範囲まで拡大して和音候補が存在する範囲を調べ、この和音候補存在範囲或いは拡大された範囲を、編集すべき対象として選択された範囲として網掛け表示するようにしてもよい。
【0096】
〔ステップSE6〕ステップSE6では、前記解析処理の結果、指定された時間範囲TIiに和音候補が抽出され存在することを示すために、和音種類表示領域TR内に和音候補アイコンCc’nを表示する処理を行う。例えば、図8のように、和音進行情報表示領域CRの網掛けした時間範囲TI2については、各和音候補の和音タイプ及び時間範囲に夫々対応する色彩及び面積をもった和音候補アイコンCc’1〜Cc’5を領域TR内に表示する。そして、ステップSE8に進む。
【0097】
〔ステップSE7〕一方、ステップSE7に進んだ場合には、指定された時間範囲TIiを網掛け表示する処理を実行した上、ステップSE8に進む。即ち、選択楽曲のメロディ演奏情報について解析処理が実施されていないので、指定された時間範囲全体を網掛け表示するが、和音種類表示領域TRには、依然として、基本の和音タイプが表示されている。
【0098】
このように、ステップSE2〜ステップSE7で構成される範囲指定和音編集のための前処理段階では、和音候補が存在するか否かに応じて、指定された時間範囲TIi中の和音候補の存在範囲のみを網掛け等の強調表示を施すようにしている。従って、適当に時間範囲を指定しても、和音候補が存在する時間範囲が、選択されるべき時間範囲として自動的に決定されるので、前記丸め処理の適用と相まって、ユーザの操作性を非常に向上することができる。
【0099】
〔ステップSE8〕ステップSE8及びステップSE9から成る処理段階では、主として、範囲指定によって和音進行情報を変更し或いは新規作成する範囲指定和音編集処理における表示処理が行われる。この処理段階では、先ず、ステップSE8において、画面上の和音進行情報表示領域CRの和音進行情報について変更乃至新規作成のための操作がなされたか否かを判別し、このような操作がある(YES)場合にはステップSE9に進み、ない(NO)場合にはステップSE10に進む。
【0100】
〔ステップSE9〕ステップSE9においては、和音進行情報についてなされた変更乃至新規作成のための操作に基づいて、当該和音進行情報の変更乃至新規作成を実行した上、これに対応して、例えば、図5〜図8について説明したように、和音ブロックCbjの表示を変更するか、或いは、図10について説明したように、新たな和音ブロックを表示する処理を行う。そして、その後、ステップSE10に進む。
【0101】
〔ステップSE10〕ステップSE10では、その他の処理を行う。その他の処理には、例えば、下記のような処理がある:
(1)和音ブロックCbjを分割する。
(2)和音ブロックCbjを削除する。
(3)2つの和音ブロックCbj,Cbj+1を結合させる。
(4)前述した図10についての「和音作成」処理により新規和音ブロックCbjを作成する。
そして、このような処理を実行すると、編集処理を終了して、和音進行画面処理のステップSC3に戻る。
【0102】
〔ブロック指定和音編集処理〕
次に、図13には、この発明の一実施例によるブロック指定和音編集処理のフローチャートが示されている。このフローチャートは、前述のブロック指定和音編集処理ルーチンBRにおいて、ディスプレイ4上に、例えば、図5のブロック指定編集(変更)画面を表示して、和音ブロック指定によって和音進行情報を変更する場合のブロック指定和音編集処理の動作を具体的に表わしている。以下、この図を用いてこの発明によるブロック指定和音編集処理をより詳しくに説明しよう。
【0103】
〔ステップSB1〕このブロック指定和音編集処理は、既に述べたように、和音進行表示画面の和音進行情報表示領域CR内の和音ブロックCbj上にマウス3による操作がなされている場合に開始され、先ず、ステップSB1においては、和音ブロックCbj上でのマウス操作が当該和音ブロックCbjを選択する操作であるか否かを判別する。この場合、例えば、マウス3の左クリック操作をブロック選択操作とみなして、この左クリックをこの判別に用いることができる。そして、ブロック選択操作がある(YES)場合にはステップSB2に進み、ブロック選択操作がない(NO)場合にはステップSB4に進む。
【0104】
〔ステップSB2〕ステップSB2では、マウス3により選択操作された和音ブロックCbjを、例えば、図5の和音ブロックCb1のように網掛け表示する処理を実行した上、ステップSB3に進む。
〔ステップSB3〕そして、ステップSB3にて、当該和音ブロックCbjに和音候補があれば、例えば、図5のように、和音候補を示す和音候補アイコンCcmを和音種類表示領域TR内に表示する処理を実行した後、ステップSB4に進む。
【0105】
〔ステップSB4〕ステップSB4においては、和音ブロックCbj上でのマウス操作がブロック試聴操作であるか否かを判別する。この場合、例えば、マウス3の右クリック操作をブロック試聴操作とみなし、この右クリックをこの判別に用いることができる。そして、ブロック試聴操作がある(YES)場合にはステップSB6に進み、ブロック選択操作がない(NO)場合にはステップSB5に進む。
【0106】
〔ステップSB5〕ステップSB5では、ブロック試聴操作が成されている和音ブロックCbjが表わす和音種類に基づいて、音源装置5及びサウンドシステム7を介して対応する和音を再生する処理を実行した後、ステップSB6に進む。つまり、或る和音ブロックCbj上でブロック試聴操作が成されると、当該和音ブロックCbjに対応する和音が所定の音色を用いて1小節分だけ再生される。この試聴音は、調毎或いは伴奏スタイル毎に音色が変更されるようにしてもよい。
【0107】
上記のように所定音色を用いて試聴用和音を発音させることで、どのような状況(例えば、セクション進行情報が決定されていない状況等)においても、必ず和音ブロックCbjに対応する和音の試聴を行うことができる。
【0108】
〔ステップSB6〕次に、ステップSB6においては、マウス操作が和音ブロックCbjの移動操作であるか否かが判別される。この場合、前述のように、マウス3のドラッグアンドドロップ操作をブロック移動操作とみなし、このようなブロック移動操作がある(YES)場合にはステップSB7に進み、操作がない(NO)場合には、ブロック指定和音編集処理(BR)を終了して、既に説明した和音編集処理ルーチンERのステップSE2に進む。
【0109】
〔ステップSB7〕ステップSB7では、ブロック移動操作に基づいて、当該和音ブロックCbjの表示位置を変更する。そして、ブロック指定和音編集処理(BR)を終了し編集処理ルーチンERのステップSE2に進む。
【0110】
〔種々の実施態様例〕
以上述べた実施例においては、時間軸に対して二次元的に設定される和音情報展開軸は和音進行情報を構成する各和音情報の和音根音を表わし、時間軸に沿う範囲指定を行うものとして説明されているが、これは単なる例であって、この発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変更が可能である。
【0111】
実施例においては、時間軸及び和音情報展開軸が夫々横軸(列位置)及び縦軸(行位置)に採られ、和音ブロックの縦軸(列)位置で和音根音が表わされ、画像修飾の手法としては、カラー(色彩)で和音タイプが表わされる。しかしながら、要は、和音ブロックにより表わされる和音情報が根音及びタイプ毎に容易に理解することができる表示であればよく、例えば、上述の場合とは逆に、横軸(列位置)又は縦軸(行位置)といった和音ブロックの表示位置によって和音タイプを表示し、和音ブロックに対する画像修飾の内容で和音根音を表示する等という手法を採用してもよい。
【0112】
図3及び図4の和音進行情報表示画面の例ではセクション進行情報表示領域SRに個別的に表示されているセクション種類を、和音進行情報表示領域CR内で和音情報と混合させて表示するようにしてもよい。この場合、例えば、領域CRの縦軸又は横軸でセクション種類を表示し、各和音ブロックの横軸又は縦軸上の位置或いはカラー(色彩)で和音根音或いは和音タイプを表示したり、和音ブロックCbj自体で和音情報そのものを表示するようにしてもよい。
【0113】
また、セクション進行情報表示領域SR、スタイル選択欄StC及び調表示欄KyCの表示窓には、表示されるセクション、伴奏スタイル及び調の種類を文字表示するのに合わせて、これらの種類を色分けして表現するようにしてもよい。例えば、調が変わると画面全体の背景色又は画面上の一部の色を変更させたり、セクション表示ブロックをセクション種類毎に色分けしたりする等々、種々の色分け表示を採用することができる。
【0114】
和音種類表示領域TRは、表示されるアイコンの数や表示形態の複雑度等に応じて複数ページで構成するようにしてもよく、各アイコンの表示形式も、図示のものに限らず、和音ブロックCbjと相似の形状にする等、任意の形態が採用され得る。
【0115】
実施例においては、図7のように、時間軸に沿った範囲を指定するようにしているが、例えば、和音情報展開軸に沿う範囲も同時に指定可能とし、指定された範囲(根音範囲も含めた範囲)に属する候補和音情報を提示させるようにしてもよい。
【0116】
図10における調に対応したバック色は、3音和音(3 notes chord)での基本和音に基づいて変更するようにしている。しかしながら、要は、現在選択されている調で使用され易い和音情報が理解し易い表示であればよく、例えば、4音和音(4 notes chord)での基本和音に基づいた変色等、任意の和音表示色を採用することができる。
【0117】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、複数の和音情報が配列される時間位置を表わす時間軸と、時間軸に交叉し複数の和音根音を表わす根音軸(和音情報展開軸)とを有し、複数の和音根音に対応する根音軸の位置毎に、それぞれ、時間軸に沿って設けられた複数の表示領域を備える和音画面を用意しておき、ユーザ操作に従って調が指示されると、指示された調に応じて各表示領域の表示態様を制御して当該調で主に使用される和音タイプを表わすようにしているので、指定された調に適合する和音をユーザに知らせて選択調に馴染む和音進行情報を容易に作成することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例による和音進行情報表示装置のハードウエア構成を示す図である。
【図2】図2(a)は、セクション進行情報の構成例を示す図であり、図2(b)は、和音進行情報の構成例を示す図である。
【図3】図3は、この発明の実施例による和音情報処理において和音進行情報表示画面として最初に現われる「初期画面」の一例を示す図である。
【図4】図4は、この発明の一実施例による和音情報処理における和音進行情報表示画面として、解析処理により現われる「解析後画面」の一例を示す図である。
【図5】図5は、この発明の一実施例による和音情報処理における和音進行情報表示画面として、ブロック指定和音編集(変更)処理時に現われる「ブロック指定和音編集(変更)画面」の一例を示す図である。
【図6】図6は、この発明の一実施例によるブロック指定和音編集処理により画面上の和音情報が変更される一例を示す図である。
【図7】図7は、この発明の一実施例による和音情報処理における和音進行情報表示画面として、範囲指定和音編集(変更)処理時に現われる「範囲指定和音編集(変更)画面」の一例を示す図である。
【図8】図8は、この発明の一実施例による範囲指定編集処理により画面上の和音情報が変更される一例を示す図である。
【図9】図9は、この発明の一実施例による和音情報処理における和音進行情報表示画面として、調指定時に現われる「調指定画面」の一例を示す図である。
【図10】図10は、この発明の一実施例による和音情報処理における和音進行情報表示画面として、和音情報編集(作成)処理時に現われる「和音編集(作成)画面」の一例を示す図である。
【図11】図11は、この発明の一実施例による和音情報処理のフローチャートを示す図である。
【図12】図12は、この発明の一実施例による和音編集処理のフローチャートを示す図である。
【図13】図13は、この発明の一実施例によるブロック指定和音編集処理のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
StC 伴奏スタイル表示欄、
SR セクション進行情報表示領域、
CR 和音進行情報表示領域、
TIi;TI1〜TI3 各セクションに対応する範囲、
Cbj;Cb1〜Cb5 和音ブロック、
KyC 調表示欄、
SoC 楽曲表示欄、
ErS 抽出スイッチ、
EiS 出口スイッチ、
TR 和音種類表示領域、
Tpk;Tp1〜Tp4 和音タイプアイコン、
Ccm;Cc1〜Cc5 ブロック対応の和音候補アイコン、
Cc’n;Cc’1〜Cc’4 範囲対応の和音候補アイコン。

Claims (3)

  1. 複数の和音情報を時系列的に表示するための和音情報表示装置であって、
    和音情報が存在する時間位置を表わすための時間軸と、時間軸と交叉し複数の和音根音を表わす根音軸とを有し、これら複数の和音根音に対応する根音軸の位置毎に時間軸に沿ってそれぞれ設けられた複数の表示領域を備える和音画面を表示する表示手段と、
    ユーザ操作に基づき調を指定する調指定手段と、
    指定された調に応じて、当該調で主に使用される和音タイプを表わすように、前記表示領域の表示態様を制御する表示制御手段と
    を具備することを特徴とする和音表示装置。
  2. 複数の和音情報を時系列的に表示するための和音情報表示装置において実行される和音情報表示方法であって、
    表示手段によって、和音情報が存在する時間位置を表わすための時間軸と、時間軸と交叉し複数の和音根音を表わす根音軸とを有し、これら複数の和音根音に対応する根音軸の位置毎に時間軸に沿ってそれぞれ設けられた複数の表示領域を備える和音画面を表示するステップと、
    調指定手段によって、ユーザ操作に基づき調を指定するステップと、
    表示制御手段によって、指定された調に応じて、当該調で主に使用される和音タイプを表わすように、前記表示領域の表示態様を制御するステップと
    から成ることを特徴とする和音情報表示方法。
  3. 複数の和音情報を時系列的に表示するために使用されるコンピュータに、
    和音情報が存在する時間位置を表わすための時間軸と、時間軸と交叉し複数の和音根音を表わす根音軸とを有し、これら複数の和音根音に対応する根音軸の位置毎に時間軸に沿ってそれぞれ設けられた複数の表示領域を備える和音画面を表示するステップと、
    ユーザ操作に基づき調を指定するステップと、
    指定された調に応じて、当該調で主に使用される和音タイプを表わすように、前記表示領域の表示態様を制御するステップと
    から成る手順を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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