JPH0981151A - コード進行編集装置 - Google Patents

コード進行編集装置

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Publication number
JPH0981151A
JPH0981151A JP7260759A JP26075995A JPH0981151A JP H0981151 A JPH0981151 A JP H0981151A JP 7260759 A JP7260759 A JP 7260759A JP 26075995 A JP26075995 A JP 26075995A JP H0981151 A JPH0981151 A JP H0981151A
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JP
Japan
Prior art keywords
chord
bass
display
name
pitch data
Prior art date
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Pending
Application number
JP7260759A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Jinbo
輝雄 神保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0981151A publication Critical patent/JPH0981151A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コード進行編集装置において、コード名を指
定するスイッチ操作に加え、鍵盤等によるコードデータ
入力を行うことができるようにする。 【解決手段】 表示装置26の画面上の異なる位置に複
数種のコード名を表示させるVDP11、画面上の任意
のコード名の表示位置を指定するスイッチ群4、及び鍵
盤から入力される複数の音高データに基づいたコード名
を判定し、そのコード名が表示されている画面上の表示
位置を指定するするCPU2を備えてなる。スイッチ群
4と鍵盤3を必要に応じて使い分けて能率良く入力処理
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コード進行編集装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコード進行編集装置には、コード
(和音)名やベース音を入力するためのスイッチ群とコ
ード進行の編集内容を表示する表示部とを備え、編集内
容を確認しながらスイッチ操作を行うことにより、自動
伴奏や自動演奏のための曲のコード進行データを記録で
きるようにしたものがある。この種のコード進行編集装
置によれば、コード名及びベース音に対応するスイッチ
を押すだけでコードデータを入力することができるの
で、コードに関する知識の乏しい初心者でも編集入力作
業を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のコード
進行編集装置は、初心者でもコード入力を行える反面、
ピアノなどの実際の鍵盤演奏に慣れた者にとっては、コ
ード名またはベース音毎に用意されたスイッチをいちい
ち操作しなければならないことがわずらわしさの原因と
なっていた。本発明は、このような技術的背景の下に創
案されたものであり、その目的は、コード名またはベー
ス音を指定するスイッチ操作に加え、実際の鍵盤等によ
ってもコードデータ入力を行うことができるコード進行
編集装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のコ
ード進行編集装置は、画面上の夫々異なる位置に複数種
のコード名を表示させる信号を発生する画像信号発生手
段と、この画像信号発生手段にて表示された画面上の任
意のコード名の表示位置を指定するコード指定手段と、
外部から入力される複数の音高データに基づいたコード
名を判定するコード判定手段と、このコード判定手段に
より判定されたコード名が表示されている上記画面上の
表示位置を指定する指定表示制御手段と、を備えること
で、前記コード指定手段によっても、外部から複数の音
高データを入力することによっても、前記画像信号発生
手段にて表示された画面上の任意のコード名の表示位置
を指定することができるようにしたものである。
【0005】また、請求項2記載のコード進行編集装置
は、請求項1のコード指定手段が、外部に接続された鍵
盤により入力される複数の音高データに基づいたコード
名を判定するものであることを特徴としている。
【0006】この構成によれば、前記コード指定手段に
加え、鍵盤でもコード名の表示位置の指定入力を行うこ
とができる。したがって、コードに関する知識の乏しい
初心者でもコード指定手段により容易に入力処理を行う
ことができる。一方、鍵盤演奏に慣れた熟練者はコード
指定手段と鍵盤を必要に応じて使い分けるなどして能率
良く入力処理を行うことができる。
【0007】次に、請求項3記載のコード進行編集装置
は、画面上の夫々異なる位置に複数種のコード名及びベ
ース音名を表示させる信号を発生する画像信号発生手段
と、この画像信号発生手段にて表示された画面上の任意
のコード名及びベース音名の少なくとも一方の表示位置
を指定するコード及びベース指定手段と、外部から入力
される複数の音高データに基づいたコード名及びベース
音名の少なくとも一方を判定するコード及びベース判定
手段と、このコード及びベース判定手段により判定され
たコード名及びベース音名が表示されている上記画面上
の表示位置を指定する指定表示制御手段と、を備えるこ
とで、前記コード及びベース指定手段によっても、外部
から複数の音高データを入力することによっても、前記
画像信号発生手段にて表示された画面上の任意のコード
名及びベース音名の少なくとも一方の表示位置を指定す
ることができるようにしたものである。
【0008】また、請求項4記載のコード進行編集装置
は、請求項3のコード及びベース指定手段が、外部に接
続された鍵盤により入力される複数の音高データに基づ
いたコード名及びベース音名を指定するものであること
を特徴としている。
【0009】この構成によれば、前記コード及びベース
指定手段に加え、鍵盤でもコード名およびベース音名の
少なくとも一方の表示位置の指定入力を行うことができ
る。したがって、コードに関する知識の乏しい初心者で
もコード及びベース指定手段により容易に入力処理を行
うことができる。一方、鍵盤演奏に慣れた熟練者はコー
ド及びベース指定手段と鍵盤を必要に応じて使い分ける
などして能率良く入力処理を行うことができる。
【0010】また、請求項5記載のコード進行編集装置
は、請求項4のコード及びベース判定手段が、前記コー
ド及びベース指定手段によりコード名の表示が指定され
ているときには、入力された複数の音高データに基づい
たコード名を判定するとともに、ベース音名の表示が指
定されているときには、入力された音高データに基づい
たベース音名を判定するものであることを特徴としてい
る。
【0011】この構成によれば、コード名の表示が指定
されているときに鍵盤などにより複数の音高データを入
力することにより、前記コード及びベース判定手段によ
り判定されたコード名が表示されている上記画面上の表
示位置が指定され、ベース音名の表示位置が指定されて
いるときに複数もしくは単数の音高データを入力するこ
とにより、前記コード及びベース判定手段により判定さ
れたベース音名が表示されている上記画面上の表示位置
が指定される。
【0012】請求項6記載のコード進行編集装置は、請
求項5の画像信号発生手段が、複数種のコード名の表示
として、コードのルート音を表す複数種の音高データ、
コードの複数種のタイプを示すデータ及びベース音を表
す複数種の音高データを表す表示体を、夫々平行に並べ
て表示するための信号を発生するものであることを特徴
としている。
【0013】この構成によれば、画面上に夫々平行に並
べて表示されたコードのルート音の音高データ、コード
のタイプを示すデータ及びベース音を表す音高データな
どの表示体を見ながら、容易に指定入力操作を行うこと
ができる。
【0014】請求項7記載のコード進行編集装置は、請
求項6のコード及びベース指定手段が、コードのルート
を表す音高データを指定すると、この指定された音高デ
ータに対応するベース音の音高データを自動的に指定す
るものであることを特徴としている。
【0015】コードのルート音とベース音は音名が一致
している場合が多いので、上記のように、コードのルー
トを表す音高データが指定されたとき、これに対応する
ベース音の音高データが自動的に指定されるようにして
おくことで、ルートの音高データを指定した後、ベース
音の音高データをあらためて指定し直す手間を省くこと
ができる。
【0016】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態について図
面を参照して説明する。図1は本発明に係るコード進行
編集装置を備える電子鍵盤楽器の全体平面図であり、電
子鍵盤楽器1の上面部には、前縁部に沿って鍵盤3が設
けられ、鍵盤3の後方左右両端部にスピーカ15R、1
5Lが設けられている。そして、両スピーカ15R、1
5L部の間に、電源スイッチ16、モード選択ボタン1
7、音量調節摘み18、カーソルスイッチ19U
(上)、19D(下)、19L(左)、19R(右)、
キャンセルスイッチ20、エンタースイッチ21、ソン
グ/リズム選択スイッチ22A〜22E、時間微調整ス
イッチ23、ズーム/アンズームスイッチ24、及びフ
ァンクションスイッチf1〜f5からなる各種スイッチ
群4が配設されている。また、左側のスピーカ15L部
の傍らには、ピッチベンド/モジュレーション操作子2
5が設けられている。
【0017】この電子鍵盤楽器1は、背面部に図示しな
いビデオ信号出力端子を備えており、ビデオ信号ケーブ
ルを介してCRT等の外部の表示装置26(図2参照)
と接続できるようになっている。そして、表示装置26
に表示されたコード進行編集画面(図3〜図6参照)を
見ながら、カーソルスイッチ19U、19D、19L、
19R、19L等の各種スイッチ群4や鍵盤3を操作す
ることにより編集入力を行えるようになっている。
【0018】図2は上記電子鍵盤楽器1のブロック図で
あり、CPU2、鍵盤3、カーソルキーその他のスイッ
チ群4、プログラムメモリ(ROM)5、ワークメモリ
(RAM)6、画像データメモリ(RAM)7、楽曲デ
ータメモリ(RAM)8、音源部9、楽音波形メモリ1
0、VDP11、ビデオRAM12、RGBエンコーダ
13、D/A変換器14R、14L、及びスピーカ15
R、15Lからなる装置構成が示されている。
【0019】プログラムメモリ5には、電子鍵盤楽器と
しての処理に必要なプログラムや各種システムデータが
格納されており、CPU2は、プログラムメモリ5に格
納されているプログラムを読み出し、ワークメモリ6を
作業領域に使用して、電子鍵盤楽器1の各部を制御す
る。ワークメモリ6には、画像処理や楽音制御等のため
の作業領域以外に、自動伴奏処理のためのコード進行デ
ータを記憶するためのトラック領域や各種レジスタの領
域が設けられている。
【0020】画像データメモリ7には、コード進行編集
画面等の表示に必要な各種画像データ(キャラクターフ
ォント、キャラクターコード、カラーテーブルなど)が
格納されている。楽音データメモリ8には、楽曲の演奏
並びに作成に必要な各種楽曲データ(音色データ、伴奏
データ、リズムデータなど)が格納されている。楽音波
形メモリ10には、各種楽音波形データがPCMデータ
として記憶されている。
【0021】音源部9は、楽音波形メモリ10から楽音
波形データを読み出し、これを基にステレオのディジタ
ル楽音信号を生成してD/A変換器14L、14Rにそ
れぞれ出力する。D/A変換器14L、14Rは、音源
部9からのディジタル楽音信号をアナログ楽音信号に変
換して左右のスピーカ15L、15Rにそれぞれ出力す
る。VDP11は、ワークメモリ6上に展開された画像
データをビデオRAM12に逐次取り込み、その画像デ
ータをRGBエンコーダ13に出力する。
【0022】RGBエンコーダ13は、VDP11から
のディジタル画像データをコンポジットビデオ信号に変
換して表示装置26に出力する。図3は、電子鍵盤楽器
1により表示装置26に表示されるコード進行編集画面
の標準画面(初期画面)である。
【0023】図3において、24個の箱形の表示体A
1、A2、・・・、A24からなる領域3―1を「コー
ドエディット領域」とよぶ。この領域3―1には、ユー
ザーの操作により指定されたコード進行が時間順に表示
される。すなわち、表示体A1、A2、・・・の並び方
向が時間軸の方向であり、標準画面の場合、各表示体A
1、A2、・・・、A24は、一つ一つが1/4小節分
の時間に対応している。また、コードエディット領域3
―1には、各表示体A1、A2、・・・、A24が横方
向に8個ずつ3行に並べられており、標準画面の場合、
各行の先頭の表示体および先頭から5番目の表示体の上
方近傍に、小節番号(1、2、3、・・・)とその小節
の始点であることを示す記号「▼」が表示される。
【0024】次に、C、C#、D、・・・等のコード音
名や、M、m、dim、・・・等のコードタイプの記号
が表示されている領域3―2を「コードパレット領域」
とよぶ。この領域3―2は、コードエディット領域3―
1に入力するコード種を選ぶための領域であり、コード
のルート音(ROOT)を表す複数種の音高を表す箱形
の表示体[C]、[C#]、[D]、・・・及び[B]
と、ベース音(BASS)を表す複数種の音高を表す箱
形の表示体[C]、[C#]、[D]、・・・及び
[B]と、コードの複数種のタイプ(TYPE)を表す
箱形の表示体[M]、[m]、[dim]、・・・及び
[NC]とが、互いに平行に並べて表示されている。
【0025】コード進行編集画面は実際にはカラー表示
されるが、ここでは表示色ごとに異なったハッチングを
付すことにより色の違いが表現されている。図3の例で
は、コードエディット領域3―1の先頭の表示体A1の
位置とコードパレット領域3―2のルート音の列の先頭
の表示体[C]の表示位置がカーソル指定されており、
これらの表示体A1及び[C]の表示色が変更されてい
る。以下、この表示色をアクティブ色とよぶ。
【0026】また、図3の例では、コードパレット領域
3―2のベース音の領域とタイプの領域の先頭の表示体
[C]及び[M]の表示色がアクティブ色よりも濃い色
に変更されている。以下、この表示色をセレクト色とよ
ぶ。コードパレット領域3―2においては、ユーザーが
カーソルスイッチ19L(左)または19R(右)を操
作することにより、ルート音、ベース音及びタイプの各
表示領域内において、アクティブ色の表示位置を左右に
移動させることができる。これは、各領域内におけるデ
ータ指定操作を意味する。
【0027】また、カーソルスイッチ19U(上)また
は19D(下)を操作することにより、アクティブ色の
表示位置を上または下の別の領域の表示体の位置に移動
させることができる。この例では、カーソルスイッチ1
9U(上)または19D(下)を操作すると、アクティ
ブ色の表示位置は別の領域のそれまでセレクト色になっ
ていた表示体に移動し、それまでアクティブ色になって
いた表示体はセレクト色に変更される。そして、エンタ
ースイッチ21が押されると、コードパレット領域3―
2においてアクティブ色またはセレクト色になっている
3つの表示体によってコード種が決定され、コードエデ
ィット領域3―1のアクティブ色になっている表示体の
位置にコード種が表示されるようになっている。
【0028】また、コード進行編集画面の上端部の状態
表示領域3―3には、現在編集中の曲の調(KEY)、
データ入力中の位置(POSITION)、曲の拍子
(TIME)、及びテンポ(TEMPO)が表示され
る。図3の例では、曲の調はC、現在1小節目の1泊目
の0クロックの位置を編集中、拍子は4分の4拍子、テ
ンポは119であるという情報が表示されている。
【0029】また、コード進行編集画面の下端部のファ
ンクションキー機能表示領域3―4には、各ファンクシ
ョンキーf1〜f5の機能の内容が表示されている。ま
た、この例の電子鍵盤楽器1においては、ズーム/アン
ズームスイッチ24を押すことにより、図4〜図6に示
すようにコードエディット領域3―1のズーム率(表示
画角倍率)を3段階に変化させることができるようにな
っている。図4はズーム率が最大のとき、図5はズーム
率が中間(標準)のとき、図6はズーム率が最小のとき
における表示例を示している。
【0030】ズーム率を変化させることは、コードエデ
ィット領域3―1の各表示体A1〜A24に対応する時
間を変更することに相当する。すなわち、図5又は図3
に示す標準画面においては、前述したように表示体A1
〜A24の一つ一つが1/4小節に対応しているため、
計24個の表示体により4小節分のコード進行データを
表示される。これに対し、図4に示すようにズーム倍率
を最大にしたときは、表示体A1〜A24の一つ一つが
1/8小節分の時間に対応しており、3小節分のコード
進行データが表示される。また、図6に示すようにズー
ム倍率を最小にしたときは、表示体A1〜A24の一つ
一つが1/2小節分の時間に対応しており、6小節分の
コード進行データが表示される。したがって、図6に示
すようにズーム倍率が最小のときには1小節あたり1個
のコード種しか入力できないが、ズーム倍率を最大にす
ることにより、1小節あたり最大8個のコード種を入力
することができる。
【0031】さらに、この例の電子鍵盤楽器1は、時間
微調整スイッチ23を押ことにより、時間微調整モード
に設定できるようになっている。時間微調整モードにお
いては、カーソルスイッチ19U(上)、19D
(下)、19L(左)及び19R(右)を操作すること
により、入力されたコードデータを時間軸上にて微調整
することができる。
【0032】次に、電子鍵盤楽器1の動作例について、
図7〜図11のフローチャートに従って説明する。 <コード進行エディタ処理>電源スイッチ16がオンさ
れ、モード選択スイッチ17によりエディタモードが選
択されると、図7に示すコード進行エディタ処理が実行
される。コード進行エディタ処理においては、まずステ
ップS100において、画像データメモリ7からのコー
ド進行編集画面データの読み出しや、ワークメモリ6内
のレジスタに記憶されている変数の初期化などの一連の
初期化処理がなされた後、スイッチ処理(ステップS1
01)、曲データ再生処理(ステップS102)、伴奏
start/stop処理(ステップS103)、表示
処理(ステップS104)、伴奏処理(ステップS10
5)、MIDI IN処理(ステップS106)、タッ
チ鍵盤データ処理(ステップS107)、MIDI O
UT処理(ステップS108)及びフィンガード処理
(ステップS109)が順次繰り返される。 スイッチ
処理(ステップS101)においては、図8に示す内容
の処理に加え、各種スイッチ操作にもとづいて以下のス
テップS102〜S109の処理要求の有無を判断する
処理がなされる。そして、ループが一周する度に、処理
要求があったステップが実行される。
【0033】曲データ再生処理(ステップS102)で
は、楽曲データメモリ10から曲データが読み出され
る。伴奏start/stop処理(ステップS10
3)では、自動伴奏の開始及び停止の処理が行なわれ
る。表示処理(ステップS104)では、コード進行編
集画面を変化させる画像処理がなされる。伴奏処理(ス
テップS105)では、自動伴奏の開始処理がなされて
いる場合に伴奏音の発生処理がなされる。MIDI I
N処理(ステップS106)では、外部からMIDIデ
ータを受け取る処理がなされる。タッチ鍵盤データ処理
(ステップS107)では、鍵盤3の操作データ(鍵番
号、ベロシティなど)の取り込みがなされる。MIDI
OUT処理(ステップS108)では、MIDIデー
タが外部に送信される。フィンガード処理(ステップS
109)では、図10に示す内容の処理が実行され、鍵
盤3により入力された音高データに基づきコード名また
はベース音を判定するなどの処理がなされる。
【0034】<スイッチ処理>図8に示すスイッチ処理
においては、電子鍵盤楽器1上に配設された各種スイッ
チ群4を走査して各操作子の操作状態を取り込むスイッ
チ状態取得処理(ステップS201)が実行される。
【0035】そして、現在時間微調整モードになってい
るかが判断され(ステップS202)、時間微調整モー
ドになっていなければ、カーソルスイッチ19U
(上)、19D(下)、19L(左)、19R(右)が
押されたどうか、エンタースイッチ21が押されたかど
うか、時間微調整スイッチ23が押されたかどうか、ズ
ーム/アンズームスイッチ24が押されたかどうかが順
次判断される(ステップS203〜S206)。
【0036】そして、ステップS203においてカーソ
ルスイッチ19U(上)、19D(下)、19L
(左)、19R(右)のどれかが押されたと判断された
場合には、図9に示すコードパレットの移動処理が実行
される(ステップS207)。
【0037】また、ステップS204においてエンター
スイッチ21が押されたと判断されると、現在指定され
ているコード進行データを取り込み、ワークメモリ6内
のトラックに記憶させるなどのコードデータ入力処理が
実行される(ステップS208)。
【0038】また、ステップS205において時間微調
整スイッチ23が押されたと判断されると、ワークメモ
リ6内のレジスタの時間微調整フラグがオンし、時間微
調整モードに変更される(ステップS209)。また、
ステップS205においてズーム/アンズームスイッチ
24が押されたと判断されると、コードエディット領域
3―1のズーム倍率を変更する処理が実行される(ステ
ップS210)。
【0039】次に、前記ステップS202において現在
時間微調整モードになっていると判断された場合には、
カーソルスイッチ19U(上)、19D(下)、19L
(左)、19R(右)が押されたどうか、エンタースイ
ッチ21が押されたかどうか、時間微調整スイッチ23
が押されたかどうか、キャンセルスイッチ20が押され
たかどうかが順次判断される(ステップS211〜S2
13)。
【0040】そして、ステップS211においてカーソ
ルスイッチ19U(上)、19D(下)、19L
(左)、19R(右)のどれかが押されたと判断された
場合には、図11に示すコードデータ時間移動処理が実
行される(ステップS214)。
【0041】また、ステップS212においてエンター
スイッチ21が押されたと判断されると、現在微調整さ
れている値にコードデータ時間を確定し、時間微調整フ
ラグがオフする処理がなされる(ステップS215)。
また、ステップS213においてキャンセルスイッチ2
0が押されたと判断された場合には、現在微調整されて
いるコード時間値を破棄し、時間微調整フラグがオフす
る処理がなされる(ステップS216)。
【0042】<コードパレットの移動処理>図9に示す
コードパレットの移動処理では、ルート音(ROOT)
の表示領域のいずれかの表示体がアクティブ色になって
いるときに、カーソルスイッチ19L(左)または19
R(右)が押された場合には、ベース音(BASS)の
表示領域におけるセレクト色の表示位置をアクティブ色
の表示位置に追従させて同時に変更する処理がなされ
る。なお、図9中においては、上記音名やタイプ名の表
示体のことを「箱」と表記している。
【0043】ここで、図9において使用されている各変
数について説明しておく。変数PosRBTは、アクテ
ィブ色の表示がROOT、BASS、TYPEのうちど
の領域にあるかを示すものであり、PosRBTが0の
ときROOTに、PosRBTが1のときBASSに、
PosRBTが2のときTYPEにあることを示す。
【0044】また、変数SelectROOTは、RO
OTの領域内で選択(指定)されている音名を示すもの
であり、SelectROOTが0のときC、Sele
ctROOTが1のときC#、・・・、SelectR
OOTが11のときBという具合に、左側に表示される
音名から順に変数値が与えられている。同様に、変数S
electBASSは、BASSの領域内で選択(指
定)されている音名を示すものであり、SelectB
ASSが0のときC、SelectBASSが1のとき
C#、・・・、SelectBASSが11のときBで
ある。
【0045】さらに同様に、変数SelectROOT
は、ROOTの領域内で選択(指定)されているタイプ
名を示すものであり、SelectROOTが0のとき
M、SelectROOTが1のときm、・・・、Se
lectROOTが12のときBである。
【0046】コードパレットの移動処理では、まず、コ
ードパレット領域3―2内の全ての表示体を一旦ノーマ
ル色に戻す処理がなされる(ステップS301)。その
後、どのカーソルスイッチ19U(上)、19D
(下)、19L(左)、19R(右)が操作されたかチ
ェックされ(ステップS302)、カーソルスイッチ1
9U(上)が押された場合にはアクティブ色の表示位置
をさらに上に変更できるか否かが判断され(ステップS
303)、カーソルスイッチ19D(下)が押されたと
きにはアクティブ色の表示位置をさらに下に変更できる
か否かが判断される(ステップS304)。
【0047】そして、ステップS303において、変更
できる(まだ上にいける)と判断されたときには、Se
lectROOT、SelectBASS、Selec
tTYPEにより夫々指定されている表示体をセレクト
色にした後、PosRBTで指定されているセレクト色
の表示体をアクティブ色に変更する(ステップS33
2)。すなわち、ROOTの領域内にアクティブ色の表
示がないときにカーソルスイッチ19U(上)が押され
ると、アクティブ色の表示位置はその上の領域のそれま
でセレクト色になっていた表示体に移動し、それまでア
クティブ色になっていた表示体はセレクト色に変更され
る。
【0048】また、ステップS304において、変更で
きる(まだ下にいける)と判断されたときにも、Sel
ectROOT、SelectBASS、Select
TYPEにより夫々指定されている表示体をセレクト色
にした後、PosRBTで指定されているセレクト色の
表示体をアクティブ色に変更する(ステップS33
2)。すなわち、TYPEの領域内にアクティブ色の表
示がないときにカーソルスイッチ19D(下)が押され
ると、アクティブ色の表示位置はその下の領域のそれま
でセレクト色になっていた表示体に移動し、それまでア
クティブ色になっていた表示体はセレクト色に変更され
る。
【0049】また、ステップS303、S304におい
て、変更できない(上にいけない、下にいけない)と判
断されたときは、警報音が発せられ(ステップS30
6、308)、アクティブ色もセレクト色もそのままの
位置に表示される(ステップS331、S332)。次
に、前記ステップS302においてカーソルスイッチ1
9R(右)が操作されたと判断された場合には、ステッ
プS309に進み、アクティブ色の表示がROOT、B
ASS、TYPEのうちどの領域にあるかチェックされ
る。
【0050】そして、ROOT領域にあると判断された
場合には、ROOT領域においてアクティブ色の表示位
置をさらに右に変更できるかどうかがチェックされ(ス
テップS310)、BASS領域にあると判断された場
合には、BASS領域においてアクティブ色の表示位置
をさらに右に変更できるかどうかがチェックされ(S3
11)、TYPE領域にあると判断された場合には、T
YPE領域においてアクティブ色の表示位置をさらに右
に変更できるかどうかがチェックされる(S312)。
【0051】そして、ステップS310において、変更
できる(まだ右にいける)と判断されると、Selec
tROOTの値をインクリメントし(ステップS31
3)、SelectBASSの値をSelectROO
Tと同じ値にする(ステップS319)。そして、Se
lectROOT、SelectBASS、Selec
tTYPEにより夫々指定されている表示体をセレクト
色にした後(ステップS331)、PosRBTの値で
指定されているセレクト色の表示体をアクティブ色に変
更する(ステップS332)。
【0052】そして、ステップS310において、変更
できる(まだ右にいける)と判断されると、Selec
tROOTの値をインクリメントし(ステップS31
3)、SelectBASSの値をSelectROO
Tと同じ値にする(ステップS319)。また、ステッ
プS310において、変更できない(右にいけない)と
判断された場合には、SelectROOTの値をクリ
アし(ステップS314)、SelectBASSの値
をSelectROOTと同じ値すなわち0にする(ス
テップS319)。そして、SelectROOT、S
electBASS、SelectTYPEにより夫々
指定されている表示体をセレクト色にした後(ステップ
S331)、PosRBTの値で指定されているセレク
ト色の表示体をアクティブ色に変更する(ステップS3
32)。
【0053】すなわち、ROOTの領域内にアクティブ
色の表示があるときにカーソルスイッチ19R(右)が
押されて、ROOTの領域内におけるアクティブ色の表
示位置が変更されると、自動的に、BASS領域におけ
るセレクト色の表示位置が、アクティブ色に変更された
表示体と同一の表示体の位置に変更される。例えば、R
OOTの領域内でアクティブ色の表示位置が表示体
[C]から表示体[C#]の位置に変更されると、BA
SS領域におけるセレクト色の表示位置は自動的に表示
体[C#]の位置に変更される。
【0054】次に、ステップS311において、変更で
きる(まだ右にいける)と判断された場合には、Sel
ectBASSの値をインクリメントする(ステップS
315)。また、変更できない(右にいけない)と判断
された場合には、SelectBASSの値をクリアす
る(ステップS316)。そして、SelectROO
T、SelectBASS、SelectTYPEによ
り夫々指定されている表示体をセレクト色にした後(ス
テップS331)、PosRBTの値で指定されている
セレクト色の表示体をアクティブ色に変更する(ステッ
プS332)。すなわちBASS領域内にアクティブ色
の表示があるときにカーソルスイッチ19R(右)が押
されると、BASS領域におけるアクティブ色の表示位
置だけが右隣りの表示体の位置に変更される。
【0055】次に、ステップS312において、変更で
きる(まだ右にいける)と判断された場合には、Sel
ectTYPEの値をインクリメントし(ステップS3
17)、SelectROOT、SelectBAS
S、SelectTYPEにより夫々指定されている表
示体をセレクト色にした後、PosRBTの値で指定さ
れているセレクト色の表示体をアクティブ色に変更する
(ステップS332)。また、ステップS312におい
て、変更できない(右にいけない)と判断された場合に
は、警報音が発せられ(ステップS318)、表示は変
更されない。
【0056】次に、前記ステップS302においてカー
ソルスイッチ19L(左)が操作されたと判断された場
合には、ステップS320に進み、アクティブ色の表示
がROOT、BASS、TYPEのうちどの領域にある
かチェックされる。そして、ROOT領域にあると判断
された場合には、ROOT領域においてアクティブ色の
表示位置をさらに左に変更できるかどうかがチェックさ
れ(ステップS321)、BASS領域にあると判断さ
れた場合には、BASS領域においてアクティブ色の表
示位置をさらに左に変更できるかどうかがチェックされ
(S322)、TYPE領域にあると判断された場合に
は、TYPE領域においてアクティブ色の表示位置をさ
らに左に変更できるかどうかがチェックされる(S32
3)。
【0057】そして、ステップS321において、変更
できる(まだ左にいける)と判断されると、Selec
tROOTの値をデクリメントし(ステップS32
4)、SelectBASSの値をSelectROO
Tと同じ値にする(ステップS330)。また、ステッ
プS321において、変更できない(左にいけない)と
判断された場合には、SelectROOTの値に11
を入れ(ステップS325)、SelectBASSの
値をSelectROOTと同じ値すなわち11にする
(ステップS330)。
【0058】そして、SelectROOT、Sele
ctBASS、SelectTYPEにより夫々指定さ
れている表示体をセレクト色にした後(ステップS33
1)、PosRBTの値で指定されているセレクト色の
表示体をアクティブ色に変更する(ステップS33
2)。すなわち、ROOTの領域内にアクティブ色の表
示があるときにカーソルスイッチ19L(左)が押され
て、ROOTの領域内におけるアクティブ色の表示位置
が変更されると、自動的に、BASS領域におけるセレ
クト色の表示位置が、アクティブ色に変更された表示体
と同一の表示体の位置に変更される。例えば、ROOT
の領域内でアクティブ色の表示位置が表示体[B]から
表示体[C]の位置に変更されると、BASS領域にお
けるセレクト色の表示位置は自動的に表示体[C]の位
置に変更される。
【0059】次に、ステップS322において、変更で
きる(まだ左にいける)と判断された場合には、Sel
ectBASSの値をデクリメントする(ステップS3
26)。また、変更できない(左にいけない)と判断さ
れた場合には、SelectBASSの値を11にする
(ステップS327)。そして、SelectROO
T、SelectBASS、SelectTYPEによ
り夫々指定されている表示体をセレクト色にした後(ス
テップS331)、PosRBTの値で指定されている
セレクト色の表示体をアクティブ色に変更する(ステッ
プS332)。すなわちBASS領域内にアクティブ色
の表示があるときにカーソルスイッチ19L(左)が押
されると、BASS領域におけるアクティブ色の表示位
置だけが変更される。
【0060】次に、ステップS323において、変更で
きる(まだ左にいける)と判断された場合には、Sel
ectTYPEの値をデクリメントし(ステップS32
8)、SelectROOT、SelectBASS、
SelectTYPEにより夫々指定されている表示体
をセレクト色にした後(ステップS331)、PosR
BTの値で指定されているセレクト色の表示体をアクテ
ィブ色に変更する(ステップS332)。また、ステッ
プS323において、変更できない(左にいけない)と
判断された場合には、警報音が発せられ(ステップS3
29)、表示は変更されない。
【0061】以上のコードパレットの移動処理によれ
ば、アクティブ色の表示がROOT領域にあるときにカ
ーソルスイッチ19L(左)または19R(右)を操作
して、任意のルート音の表示体を指定することにより、
ルート音と同じ音名のベース音の表示体が自動的に指定
される。そして、アクティブ色の表示がBASS領域ま
たはTYPE領域にあるときにカーソルスイッチ19L
(左)または19R(右)を操作して、任意のベース音
あるいはコードタイプの表示体を指定することにより、
ベース音の指定だけ、あるいはタイプの指定だけを変更
することができる。
【0062】<コードデータ時間移動処理>コードデー
タ時間移動処理では、図10に示すように、まず、カー
ソルスイッチ19L(左)または19R(右)が押され
たかどうかチェックされる(ステップS501)。そし
て、カーソルスイッチ19L(左)または19R(右)
が押された場合には、そのスイッチ操作に応じて、コー
ドエディット領域3―1のアクティブ色の表示位置を移
動させる拍移動処理がなされる(ステップS502)。
【0063】その後、カーソルスイッチ19U(上)ま
たは19D(下)が押されたかどうかチェックされ(ス
テップS503)、押された場合には、アクティブ色の
表示位置がズーム倍率最大の表示状態における4拍目の
後半の表示体の位置であるかどうかチェックされる(ス
テップS504)。4拍目の後半ではないと判断された
場合には、一拍分の時間長に相当するクロック数nが4
/4拍子における一拍分のクロック数である240以下
かどうかチェックされる(ステップS507)。
【0064】そして、ステップS507においてクロッ
ク数が240以下であると判断された場合には、そのク
ロック数に応じた時間軸変更処理がなされ(ステップS
506)、クロック数が240を越えていた場合には何
ら処理されない。次に、ステップS504においてアク
ティブ色の表示位置が4拍目の後半であると判断された
場合には、指定されているクロック数nが、入力可能な
最大クロック数である720以下かどうかチェックされ
る(ステップS507)。そして、720以下の場合に
はそのクロック数に応じた時間軸変更処理がなされ(ス
テップS506)、クロック数が720を越えていた場
合には何ら処理されない。
【0065】このように、コードデータ時間移動処理に
よれば、小節内の最後の表示体(A8、A16、A2
4)に関しては、入力可能な最大クロックの拍子(例え
ば5/4拍子)まで時間微調整の範囲を拡大できるの
で、4/4拍子を越えるクロックの拍子に対してもその
部分でのコードチェンジが行なえる。
【0066】<フィンガード処理>図11に示すフィン
ガード処理では、まず、PosRBTの値が1ではない
かどうか、すなわちBASS領域以外にアクティブ色の
表示があるか否かがチェックされる(ステップS40
1)。そして、BASS領域以外、すなわちROOT領
域またはTYPE領域にアクティブ色の表示がある場合
には、ステップS403においてフィンガードジャッジ
処理が実行される。フィンガードジャッジ処理では、鍵
盤3により入力された複数の音高データに基づいて、コ
ードのルート名とタイプの判定がなされる。
【0067】そして、次のステップS404において、
SelectROOT及びSelectBASSの値に
は、判定によって得られたルート名の値FINGROO
Tが代入され、SelectTYPEの値には判定によ
って得られたタイプの値FINGTYPEが代入され
る。その後、一旦コードパレット領域3―2の全ての表
示体をノーマル色にして(ステップS405)、Sel
ectROOT、SelectBASS、Select
TYPEにより夫々指定されている表示体をセレクト色
にした後(ステップS406)、PosRBTの値で指
定されているセレクト色の表示体をアクティブ色に変更
する(ステップS407)。
【0068】次に、ステップS401において、BAS
S領域にアクティブ色の表示があると判断された場合に
は、鍵盤入力があったかどうか判断される(ステップS
402)。そして、鍵盤入力があったときには最後に取
り込まれた音高をベース音として抽出する(ステップS
408)。
【0069】その後、ステップS408で抽出された音
高を12で除してその余りを求める(ステップS40
9)。つまり、1オクターブは12の音階からなるの
で、音高を12で除したその余りを取れば、鍵盤3のど
のオクターブ位置が弾かれても一律に音高名が求められ
る。そして、ステップS409で求められた音高の値を
SelectBASSに代入した後(ステップS41
0)、一旦コードパレット領域3―2の全ての表示体を
ノーマル色にして(ステップS405)、Select
ROOT、SelectBASS、SelectTYP
Eにより夫々指定されている表示体をセレクト色にし
(ステップS406)、さらにPosRBTの値で指定
されているセレクト色の表示体をアクティブ色に変更す
る(ステップS407)。
【0070】上記フィンガード処理によれば、BASS
領域以外にアクティブ色の表示があるときに鍵盤3によ
る音高データの入力を行うことにより、フィンガードジ
ャッジ処理により判定されたルート音の表示体がROO
T領域においてはアクティブ色に表示され、BASS領
域においてはセレクト表示される。また、BASS領域
にアクティブ色の表示があるときに鍵盤3による音高デ
ータの入力を行うことにより入力された最低音高の音高
データに基づいて判定されたベース音名の表示体がアク
ティブ色に表示される。
【0071】このように、本実施形態例の電子鍵盤楽器
1によれば、カーソルスイッチ19U(上)、19D
(下)、19L(左)及び19R(右)によっても、鍵
盤3によってもコードデータの入力を行うことができ
る。したがって、難しいコードを知らない初心者はコー
ド及びベース指定手段により容易に入力処理を行うこと
ができ、鍵盤演奏に慣れた熟練者はコード及びベース指
定手段と鍵盤を必要に応じて使い分けるなどして能率良
く入力処理を行うことができる。また、本実施形態例の
電子鍵盤楽器1コードのルート音の表示体が指定される
と、そのルート音と同じ音名のベース音の表示体が自動
的に指定されるようにしたので、ルート音としての音高
データを指定した後、ベース音の音高データを指定し直
す手間を省くことができ、使い勝手が極めて良い。
【0072】なお、以上の実施形態例では、コード進行
編集装置が電子鍵盤楽器に搭載されている場合を例にと
り説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0073】例えば、コード進行編集装置自体としては
鍵盤を備えず、外部に接続された鍵盤によりコードデー
タをできる装置構成であってもよい。また、外部から複
数の音高データを入力するための手段は、必ずしも鍵盤
である必要はなく、例えば、エレクトリックギターなど
の弦楽器であってもよい。さらに、パーソナルコンピュ
ータを使用して卓上で作曲・演奏を行う、いわゆるDT
M(Desk Top Music)システムのコード
進行編集装置にも適用できるものである。
【0074】
【発明の効果】以上要するに、本発明によれば以下のご
とき優れた効果を発揮することができる。 (1)請求項1記載の発明によれば、コード指定手段に
より画面上の任意のコード名の表示位置を指定する入力
形態、又は外部から複数の音高データを入力することに
よりコード名の上記画面上の表示位置を指定する入力形
態によりコードデータの入力を行うことができるので、
使用者が自分に合った入力形態を自由に選択して、能率
良くコードデータ入力を行うことができる。
【0075】(2) 請求項2記載の発明によれば、コ
ード指定手段に加え、鍵盤でもコード名の表示位置の指
定入力を行うことができるので、コード指定手段と鍵盤
を必要に応じて使い分けてより能率良く入力処理を行う
ことができる。
【0076】(3)請求項3記載の発明によれば、コー
ド及びベース指定手段により画面上の任意のコード名及
びベース音名の少なくとも一方の表示位置を指定する入
力形態、又は外部から複数の音高データを入力すること
によりコード名又はベース音名の上記画面上の表示位置
を指定する入力形態によりコードデータの入力を行うこ
とができるので、使用者が自分に合った入力形態を自由
に選択して、能率良くコードデータ入力を行うことがで
きる。
【0077】(4)請求項4記載の発明によれば、コー
ド及びベース指定手段に加え、鍵盤でもコード名および
ベース音名の少なくとも一方の表示位置の指定入力を行
うことができるので、コード及びベース指定手段と鍵盤
を必要に応じて使い分けて能率良く入力処理を行うこと
ができる。
【0078】(5)請求項5記載の発明によれば、外部
からの音高データに基づいて、コード名又はベース音名
を選択的に判定し、上記画面上の各々の表示位置を指定
できる。
【0079】(6)請求項6記載の発明によれば、画面
上に夫々平行に並べて表示されたルート音の音高デー
タ、コードのタイプを示すデータ及びベース音を表す音
高データなどの表示体を見ながら、容易に指定入力操作
を行うことができる。
【0080】(7)請求項7記載の発明によれば、コー
ドのルート音を表す音高データを指定することにより、
これに対応するベース音の音高データが自動的に指定さ
れるので、ルート音の音高データを指定した後、この音
高に一致する場合の多いベース音の音高データをあらた
めて指定し直す手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコード進行編集装置を備える電子鍵盤
楽器の全体平面図である。
【図2】同上電子鍵盤楽器のブロック図である。
【図3】同上電子鍵盤楽器によるコード進行編集画面
(初期画面)の表示例を示す図である。
【図4】同上電子鍵盤楽器によるコード進行編集画面
(ズーム率最大時)の表示例を示す図である。
【図5】同上電子鍵盤楽器によるコード進行編集画面
(ズーム率標準時)の表示例を示す図である。
【図6】同上電子鍵盤楽器によるコード進行編集画面
(ズーム率最小時)の表示例を示す図である。
【図7】同上電子鍵盤楽器におけるコード進行エディタ
処理の内容を示すフローチャートである。
【図8】同上電子鍵盤楽器におけるスイッチ処理の内容
を示すフローチャートである。
【図9】同上電子鍵盤楽器におけるコードパレットの移
動処理の内容を示すフローチャートである。
【図10】同上電子鍵盤楽器におけるコードデータ時間
移動処理の内容を示すフローチャートである。
【図11】同上電子鍵盤楽器におけるフィンガード処理
の内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電子鍵盤楽器 2 CPU 3 鍵盤 4 スイッチ群 5 プログラムメモリ 6 ワークメモリ 7 画像データメモリ 8 楽音データメモリ 9 音源部 10 楽音波形メモリ 11 VDP 12 ビデオRAM 13 RGBエンコーダ 14L、14R D/A変換回路 15L、15R スピーカ 26 表示装置 A1〜A24 表示体 3―1 コードエディット領域 3―2 コードパレット領域 14L、14R アンプ 15R、15L スピーカ 16 電源スイッチ 17 モード選択スイッチ 19U、19D、19L、19R カーソルスイッチ 20 キャンセルスイッチ 21 エンタースイッチ 23 時間微調整スイッチ 24 ズーム/アンズームスイッチ f1〜f5 ファンクションスイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画面上の夫々異なる位置に複数種のコード
    名を表示させる信号を発生する画像信号発生手段と、 この画像信号発生手段にて表示された画面上の任意のコ
    ード名の表示位置を指定するコード指定手段と、 外部から入力される複数の音高データに基づいたコード
    名を判定するコード判定手段と、 このコード判定手段により判定されたコード名が表示さ
    れている上記画面上の表示位置を指定する指定表示制御
    手段と、を備えたことを特徴とするコード進行編集装
    置。
  2. 【請求項2】前記コード指定手段は、外部に接続された
    鍵盤により入力される複数の音高データに基づいたコー
    ド名を判定することを特徴とする請求項1記載のコード
    進行編集装置。
  3. 【請求項3】画面上の夫々異なる位置に複数種のコード
    名及びベース音名を表示させる信号を発生する画像信号
    発生手段と、 この画像信号発生手段にて表示された画面上の任意のコ
    ード名及びベース音名の少なくとも一方の表示位置を指
    定するコード及びベース指定手段と、 外部から入力される複数の音高データに基づいたコード
    名及びベース音名の少なくとも一方を判定するコード及
    びベース判定手段と、 このコード及びベース判定手段により判定されたコード
    名及びベース音名が表示されている上記画面上の表示位
    置を指定する指定表示制御手段と、を備えたことを特徴
    とするコード進行編集装置。
  4. 【請求項4】前記コード及びベース指定手段は、外部に
    接続された鍵盤により入力される複数の音高データに基
    づいたコード名及びベース音名を指定することを特徴と
    する請求項3記載のコード進行編集装置。
  5. 【請求項5】前記コード及びベース判定手段は、前記コ
    ード及びベース指定手段によりコード名の表示が指定さ
    れているときには、入力された複数の音高データに基づ
    いたコード名を判定するとともに、ベース音名の表示が
    指定されているときには、入力された音高データに基づ
    いたベース音名を判定することを特徴とする請求項3ま
    たは4記載のコード進行編集装置。
  6. 【請求項6】前記画像信号発生手段は、複数種のコード
    名の表示として、コードのルート音を表す複数種の音高
    データ、コードの複数種のタイプを示すデータ及びベー
    ス音を表す複数種の音高データを表す表示体を、夫々平
    行に並べて表示するための信号を発生することを特徴と
    する請求項5記載のコード進行編集装置。
  7. 【請求項7】前記コード及びベース指定手段は、コード
    のルートを表す音高データを指定すると、この指定され
    た音高データに対応するベース音の音高データを自動的
    に指定することを特徴とする請求項6記載のコード進行
    編集装置。
JP7260759A 1995-09-12 1995-09-12 コード進行編集装置 Pending JPH0981151A (ja)

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JP7260759A JPH0981151A (ja) 1995-09-12 1995-09-12 コード進行編集装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004004807A (ja) * 2003-04-28 2004-01-08 Yamaha Corp 和音情報表示装置及び方法並びにそのための記録媒体
JP2009003225A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd コード名検出装置及びコード名検出用プログラム
JP2010091745A (ja) * 2008-10-07 2010-04-22 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 電子楽器及び楽譜情報処理プログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004004807A (ja) * 2003-04-28 2004-01-08 Yamaha Corp 和音情報表示装置及び方法並びにそのための記録媒体
JP2009003225A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd コード名検出装置及びコード名検出用プログラム
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