JPH0752350B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH0752350B2
JPH0752350B2 JP2310243A JP31024390A JPH0752350B2 JP H0752350 B2 JPH0752350 B2 JP H0752350B2 JP 2310243 A JP2310243 A JP 2310243A JP 31024390 A JP31024390 A JP 31024390A JP H0752350 B2 JPH0752350 B2 JP H0752350B2
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/18Selecting circuits
    • G10H1/183Channel-assigning means for polyphonic instruments
    • G10H1/185Channel-assigning means for polyphonic instruments associated with key multiplexing
    • G10H1/186Microprocessor-controlled keyboard and assigning means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、鍵盤の各鍵域毎に音色パラメータ等の楽音
制御パラメータの設定を行うことが可能な電子楽器に関
する。
「従来の技術」 鍵盤に配備された多数の鍵を複数の鍵域に分割し、分割
した各鍵域毎に音色パラメータ等の楽音制御パラメータ
を設定し得るようにした電子楽器が知られている。この
場合、各鍵域毎に楽音制御パラメータを設定するための
手段としては、次のようなタイプのものがあった。
各鍵域毎にそれぞれ専用のパラメータ設定操作子を設
け、この操作子の操作によって対応する鍵域のパラメー
タ設定を行うようにした第1のタイプ(例えば、特開昭
61-292688号)。
各鍵域に対し共通のパラメータ設定操作子を設けると
ともに、所望の鍵域を指定する鍵域指定操作子を設け、
この鍵域指定操作子の操作によって選択指定された鍵域
に関するパラメータをパラメータ設定操作子の操作によ
って設定するようにした第2のタイプ。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上述した第1のタイプの電子楽器では、パラ
メータ設定操作子を鍵域数に対応する数だけ設ける必要
があるため、パラメータ設定操作子の実装面積が大きく
なってしまうという問題があった。また、第2のタイプ
の電子楽器では、パラメータ設定操作子とは別に鍵域指
定操作子を必要とするので、やはり操作子の数が増える
とともに、パラメータ設定を行う毎に鍵域指定操作子で
鍵域指定操作を行わなければならないので、迅速なパラ
メータ設定を行うことができず、特に演奏中にパラメー
タの変更操作を行うことが非常に困難であるという問題
があった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、操
作パネルの操作子実装面積を小さくすることができると
ともに、各鍵域に対するパラメータ設定を迅速かつ容易
に行い得るようにした電子楽器を提供することを目的と
するものである。
「課題を解決するための手段」 この発明による電子楽器は、複数の鍵を有する鍵盤と、
前記鍵盤の鍵操作に従って楽音信号を形成する楽音形成
手段とを備え、前記楽音形成手段は、前記鍵盤の複数の
各鍵域毎にそえぞれ設定された楽音制御パラメータを用
いて楽音信号を形成するようにした電子楽器において、 前記複数の各鍵域に対し共通に設けられ、楽音制御パラ
メータを設定するパラメータ設定操作子手段と、 前記パラメータ設定操作子手段で設定される楽音制御パ
ラメータを前記複数の鍵域のいずれかに割り当てるもの
であって、第1モードでは前記鍵盤で操作された鍵に対
応する鍵域に対して該楽音制御パラメータを割り当て、
第2モードでは前記鍵盤で操作された鍵に対応する鍵域
とは異なる鍵操作がなかった鍵域に対して該楽音制御パ
ラメータを割り当てるパラメータ割当て手段と、 前記パラメータ割当て手段に対し前記第1モードまたは
第2モードを指示する指示手段と を具備することを特徴としている。
「作用」 この発明においては、共通のパラメータ設定操作子手段
によってどの鍵域に関する楽音制御パラメータを設定す
るかが鍵盤での鍵操作に従って決定される。パラメータ
割当て手段は、第1モードが指示された場合には、押鍵
操作された鍵に対応する鍵域に対してパラメータ設定操
作子手段で設定された楽音制御パラメータを割り当てる
ようにし、また、第2モードが指示された場合には、押
鍵操作された鍵に対応する鍵域とは別の押鍵操作されて
いない方の鍵域に対してパラメータ設定操作子手段で設
定された楽音制御パラメータを割り当てる。
したがって、上述した従来のように鍵域指定操作子を特
別に設ける必要がないので、構成を簡単化できるととも
に、上記の第1モードと第2モードを設けたことによ
り、鍵操作した方の鍵域または鍵操作していない方の鍵
域に対応する楽音制御パラメータを選択的に変更するこ
とができ、演奏中であっても所望の鍵域の音色等を容易
に変更することが可能となる。
「実施例」 以下、図面を参照し、本発明の一実施例を説明する。
第1図はこの発明の一実施例による電子楽器の構成を示
すブロック図である。この図において、1は多くの鍵が
配備されてなる鍵盤、2は鍵盤1において検出されるキ
ーオンイベント等を取り込んで出力するインターフェィ
ス、3はこの電子楽器を構成する各部を制御するCPU
(中央処理ユニット)、4はCPU3が実行する各種制御プ
ログラムを記憶してなるROM(リードオンリメモリ)、
5はCPU3によって情報の一時記憶に使用されるRAM(ラ
ンダムアックセスメモリ)である。7は各種楽音制御パ
ラメータを指定するための操作子が配備された操作パネ
ルである。これらの操作子については後述する。8は操
作パネル7の各操作子の操作情報を取り込んで出力する
インターフェィスである。9は楽音を形成するPCM(パ
ルス符号化変調)方式による音源、10はサウンドシステ
ム、11はスピーカである。以上説明した各要素2、3、
4、5、8および9はバスBを介して相互接続されてい
る。
次に第2図の外観図を参照し、この電子楽器の操作パネ
ルに配備された各種操作子および表示器を説明する。7a
は電源スイッチである。また、7bは鍵域分割点の移動を
指示するためのスプリットキーである。7cは音色名等を
表示するディスプレィである。また、7dは音色番号等の
数値データの入力に用いられるテンキーおよびエンター
キーからなるスイッチ群、7eは音色の選択を行うための
16個の音色スイッチからなるスイッチ群である。7f〜7h
は鍵域分割点を表示するためのLED(発光ダイオード)
であり、各々鍵域分割点に配置されている。鍵域分割点
は、前述したスプリットキー7bが押下される毎に、LED7
fのある位置→LED7gのある位置→LED7hのある位置→LED
7fのある位置というようにサイクリックに移動し、鍵域
分割点にあるLEDが点灯する。7iは切換モードキー、7j
および7kはモード表示用のLEDである。すなわち、この
電子楽器は、押鍵された鍵の属する鍵域に使用者が指定
する音色パラメータを設定する押鍵鍵域設定モードと、
押鍵された鍵の属する鍵域以外の鍵域に使用者が指定す
る音色パラメータを設定する非押鍵鍵域設定モードとを
有しており、上記切換モードキー7iが押下される毎に、
これら2つのモードが交互に切り換えられる。
以下、第3図〜第7図に示すフローチャートを参照し、
本実施例の動作を説明する。図示しない電源が投入され
ると、CPU1は第3図にフローを示すメインルーチンを起
動し、そのステップS100からS102に進み、イニシャライ
ズ処理を行う。このイニシャライズ処理により、音源9
の初期設定が行われる他、RAM5の各記憶領域によって実
現される制御用のレジスタ、フラグ類が初期設定され
る。例えば、鍵域分割の状態を指定するスプリットレジ
スタS.MODEには、鍵域分割をしない場合に対応したデー
タ「0」が書き込まれる。また、押鍵鍵域設定モードに
対応したデータ値「1」がモードレジスタC.MODEに書き
込まれる。さらに鍵域分割時における鍵域分割点の高音
側の各鍵の音色番号を指定する高音側値色指定レジスタ
upper-toneおよび鍵域分割点の低音側の各鍵の音色番号
を指定する低音側音色指定レジスタlower-toneに対して
初期値が書き込まれる。次いでステップS104に進み、イ
ンターフェィス2を走査し、鍵盤1におけるイベントが
出力されている場合にはその取り込みを行う。次にステ
ップS106に進み、ステップS104においてイベントを取り
込んだか否かを判断し、その判断結果が「YES」の場合
にはステップS108に進んで第7図に示す発音処理ルーチ
ンを実行した後、ステップS110に進み、「NO」の場合に
はステップS108を実行しないでステップS110に進む。次
にステップS110に進むと、インターフェィス8を走査
し、インターフェィス8から操作パネル7における操作
イベントが出力されている場合にはその取り込みを行
う。次にステップS112に進み、ステップS110においてイ
ベントを取り込んだか否かを判断し、その判断結果が
「YES」の場合にはステップS114に進んで第4図に示す
パネル処理ルーチンを実行した後、ステップS104に戻
り、「NO」の場合にはステップS114を実行しないでステ
ップS104に戻る。以下、CPUはステップS104〜S114の処
理を繰り返す。
演奏者が操作パネル7におけるいずれかの操作子を操作
すると、インターフェィス8からその操作イベントが出
力される。この結果、メインルーチンのステップS112の
判断結果が「YES」となり、ステップS114を介して第4
図に示すパネル処理ルーチンに進む。そして、そのステ
ップS200からステップS202に進み、ステップS110におい
て取り込んだ操作イベントに基づいて操作されたのがス
プリットキー7bであるか否かを判断する。この判断結果
が「YES」の場合はステップS204に進み、「NO」の場合
はステップS206に進む。次にステップS206に進むと、操
作されたのが切換モードキー7iか否かを判断する。この
判断結果が「YES」の場合はステップS208に進んでモー
ドレジスタC.MODEの内容を反転すると共に反転後のモー
ドレジスタC.MODEの内容に対応した動作モードをディス
プレイ7cに表示し、メインルーチンに戻る。また、ステ
ップS206の判断結果が「NO」の場合はステップS210に進
む。次いでステップS210に進むと、操作されたのが音色
選択キー7eか否かを判断する。この判断結果が「YES」
の場合はステップS212に進み、「NO」の場合はその他の
キーに係る処理(ステップS214)を実行しメインルーチ
ンに戻る。
演奏者がスプリットキー7bを押下すると、メインルーチ
ンのステップS114からパネル処理ルーチンに進み、その
ステップS202の判断結果が「YES」となり、ステップS20
4に介して第6図に示すスプリット処理ルーチンに進
む。そして、そのステップS400からステップS402に進
み、スプリットレジスタS,MODEをインクリメントする。
次いでステップS404に進み、スプリットレジスタS,MODE
の内容が「3」より大きいか否かを判断し、判断結果が
「YES」の場合はS.MODE=「0」として(ステップS40
6)ステップS408に進み、「NO」の場合はステップS406
を実行しないでステップS408に進む。
次いでステップS408に進むと、スプリットレジスタS.MO
DEの内容を判断し、その内容に対応した分岐先に分岐す
る。S.MODE=「0」の場合、鍵域分割点を指定する分割
点指定レジスタSPに最低音のキーコードよりも1だけ少
ないキーコード「35」をセットする(ステップS410)。
このようにすることで、鍵盤1におけるすべての鍵が鍵
域分割点より高音側とされ、鍵域分割のされていない状
態となる。そして、分割点表示用のLED7f〜7hをすべて
消灯し(ステップS412)、モードレジスタC.MODEに
「1」をセットし(S414)、デスプレイに鍵域分割によ
る音色設定を行っていない旨の表示を行い(ステップS4
16)、メインルーチンに戻る。
また、S.MODE=「1」の場合は分割点指定レジスタSPに
キーコード「47」をセットし(ステップS418)、キーコ
ード「47」の鍵とその右隣(高音側)の鍵との間にある
LED7fを点灯させ(ステップS420)、メインルーチンに
戻る。また、S.MODE=「2」の場合は分割点指定レジス
タSPにキーコード「59」をセットし(ステップS422)、
キーコード「59」の鍵とその右隣の鍵とその間にあるLE
D7gを点灯させ(ステップS424)、メインルーチンに戻
る。加えて、S.MODE=「3」の場合は分割点指定レジス
タSPにキーコード「59」をセットし(ステップS426)、
キーコード「59」の鍵とその右隣の鍵との間にあるLED7
hを点灯させ(ステップS428)、メインルーチンに戻
る。
さて、演奏者が鍵盤1のいずれかの鍵を押下すると、そ
のキーオンイベントがインターフェィス2によって取り
込まれ、鍵を押下中であることを示すキーオン信号KON
がインターフェィス2から出力される。そして、CPU1の
実行する処理がステップS104を介してステップS106に進
んだ時、その判断結果が「YES」となり、第7図に示す
発音処理ルーチンに進む。そして、そのステップS500か
らステップS502に進み、キーオン信号KONがアサートさ
れているか否か、すなわち、ステップS104において取り
込んだイベントがキーオンイベントであるか否かを判断
する。この場合、判断結果は「YES」となってステップS
504に進み、音源9における空き状態の発音チャネルを
サーチする。次いでステップS506に進み、ステップS504
において空きチャネルが見つかったか否かを判断する。
空きチャネルが見つからなかった場合にはステップS506
の判断結果が「NO」になってステップS508に進み、トラ
ンケート処理を行う。すなわち、取り込んだキーオンイ
ベントよりも優先度の低いキーを発音中の発音チャネル
がある場合には、その発音チャネルにおいて発音中の楽
音を急速減衰させ、その発音チャネルを空き状態とす
る。そして、ステップS510に進む。一方、空きチャネル
がある場合にはステップS506の判断結果が「YES」とな
り、ステップS508を実行しないでステップS510に進む。
次にステップS510に進みと、キーオンイベントにおける
キーコードKCが鍵域分割点指定レジスタSPの内容より大
きいか否かを判断する。この判断結果が「YES」、すな
わち、押下されたのが鍵域分割点の高音側の鍵である場
合は高音側音色指定レジスタupper-toneの内容を音色指
定レジスタTCにセットし(ステップS512)、ステップS5
16に進む。また、ステップS510の判断結果が「NO」、す
なわち、押下されたのが鍵域分割点の低音側の鍵である
場合は低音側音色指定レジスタlower-toneの内容を音色
指定レジスタTCにセットし(ステップS514)、ステップ
S516に進む。次にステップS516に進むと、音色番号レジ
スタTCにセットされた音色番号、キーオンイベントにお
けるキーコードKCにおよび押鍵時のタッチ情報等を音源
9の空きチャネルに送る。この結果、押鍵された鍵の鍵
域に設定された音色の楽音がスピーカ11から発音され
る。なお、ステップS516の実行に際し、空きチャネルが
ない場合は当該キーオンイベントに対応した発音処理を
行わずにステップS518に進む。次いでステップS518に進
むと、キーオンイベントにおけるキーコードKCの内容を
最終キーレジスタlast-keyにセットし、メインルーチン
に戻る。
次に演奏者が押下中の鍵をリリースするとそのキーオフ
イベントがインターフェィス2から出力される。また、
キーオン信号KONはネゲートされる。この場合、メイン
ルーチンのステップS106を介して発音処理ルーチンに進
んだ時、ステップS502の判断結果が「NO」となってステ
ップS520に進み、音源9の各発音チャネルにおいて発音
中のキーコードを走査し、ステップS104においてインタ
ーフェィス2から取り込んだキーオフイベントのキーコ
ードKCを発音中の発音チャネルがあるか否かを判断し、
その判断結果が「NO」の場合にはメインルーチンに戻
る。また、判断結果が「YES」の場合にはステップS522
に進み、キーオフイベントのキーコードKCを発音中の発
音チャネルに急速減衰の指令を与える。そして、メイン
ルーチンに戻る。
演奏者が操作パネル7における音色選択キー7eを操作す
るとその操作イベントがインターフェィス8から出力さ
れる。この結果、メインルーチンのステップS114からパ
ネル処理ルーチンに進んだ時、ステップS210の判断結果
が「YES」となってステップS212に進み、第5図に示す
音色選択処理ルーチンに進む。そして、ステップS300か
らステップS302に進み、最終キーレジスタlast-keyのキ
ーコードが鍵域分割点レジスタSPより大きいか否かを判
断する。
ステップS302の判断結果が「YES」の場合、すなわち、
最後に押下された鍵が鍵域分割点の高音側である場合は
ステップS304に進み、モードレジスタC.MODEの内容が
「1」か否かを判断する。動作モードが押鍵鍵域設定モ
ードでC.MODE=「1」の場合はステップS304からステッ
プS308に進み、音色選択キー7eによって指定された音色
番号を高音側音色指定レジスタupper-toneに設定し、メ
インルーチンに戻る。また、動作モードが非押鍵鍵域設
定モードでC.MODE=「0」の場合はステップS304からス
テップS310に進み、音色選択キー7eによって指定された
音色番号を低音側音色指定レジスタlower-toneに設定
し、メインルーチンに戻る。
一方、ステップS302の判断結果が「NO」の場合、すなわ
ち、最後に押下された鍵が鍵域分割点の低音側である場
合はステップS306に進み、モードレジスタC.MODEの内容
が「1」か否かを判断する。動作モードが押鍵鍵域設定
モードでC.MODE=「1」の場合はステップS306からステ
ップS310に進み、音色選択キー7eによって指定された音
色番号を低音側音色指定レジスタloewr-toneに設定し、
メインルーチンに戻る。また、動作モードが非押鍵鍵域
設定モードでC.MODE=「0」の場合はステップS306から
ステップS308に進み、音色選択キー7eによって指定され
た音色番号を高音側音色指定レジスタupper-toneに設定
し、メインルーチンに戻る。
このようにC.MODE=「1」の場合には最後に押下された
鍵の属する鍵域に音色選択キー7eによって指定される音
色番号が設定され、C.MODE=「0」の場合には最後に押
下された鍵の属する鍵域でない方の鍵域に音色選択キー
7eによって指定される音色番号が設定される。
なお、上記実施例においては、鍵域を2つに分割する場
合を説明したが、さらに多くの数の鍵域に分割すること
も可能である。この場合、非押鍵鍵域設定モード時にど
の鍵域にパラメータ設定をすべきかが問題となるが、例
えば押鍵のあった鍵域の高側の鍵域とする等、任意に取
り決めれば良い。また、上記実施例では音色設定の鍵域
分割を行う場合を説明したが、本発明の適用範囲は音色
設定のみに限定されるものではなく、例えば鍵域毎に音
高を1オクターブ単位でシフトするといった音高制御に
も適用可能であることは言うまでもない。また、上記実
施例では、1個の鍵盤の鍵域毎の音色設定を行う場合を
説明したが、2つ以上の鍵盤の接続された電子楽器にお
ける各鍵盤に対する楽音制御パラメータの設定に適用し
てもよい。この場合、上記実施例のようにキーオンイベ
ントにおけるキーコードから押鍵のあった鍵盤を判断す
ることができないので、各鍵盤が押鍵された場合に各鍵
盤を識別し得る信号を発生し、この信号に基づいて鍵盤
の判断を行うようにする。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、楽音制御パラ
メータ設定のための操作子手段の数を増やすことなく鍵
域毎の楽音制御パラメータ設定が可能となり、しかも、
パラメータ設定操作を迅速かつ容易に行うことができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による電子楽器の構成を示
すブロック図、第2図は同実施例の外観図、第3図〜第
7図は同実施例の動作を示すフローチャートである。 1……鍵盤、3……CPU、7……操作パネル、9……音
源。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の鍵を有する鍵盤と、前記鍵盤の鍵操
    作に従って楽音信号を形成する楽音形成手段とを備え、
    前記楽音形成手段は、前記鍵盤の複数の各鍵域毎にそれ
    ぞれ設定された楽音制御パラメータを用いて楽音信号を
    形成するようにした電子楽器において、 前記複数の各鍵域に対し共通に設けられ、楽音制御パラ
    メータを設定するパラメータ設定操作子手段と、 前記パラメータ設定操作子手段で設定される楽音制御パ
    ラメータを前記複数の鍵域のいずれかに割り当てるもの
    であって、第1モードでは前記鍵盤で操作された鍵に対
    応する鍵域に対して該楽音制御パラメータを割り当て、
    第2モードでは前記鍵盤で操作された鍵に対応する鍵域
    とは異なる鍵操作がなかった鍵域に対して該楽音制御パ
    ラメータを割り当てるパラメータ割当て手段と、 前記パラメータ割当て手段に対し前記第1モードまたは
    第2モードを指示する指示手段と を具備することを特徴とする電子楽器。
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