JPH08234747A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH08234747A
JPH08234747A JP7038464A JP3846495A JPH08234747A JP H08234747 A JPH08234747 A JP H08234747A JP 7038464 A JP7038464 A JP 7038464A JP 3846495 A JP3846495 A JP 3846495A JP H08234747 A JPH08234747 A JP H08234747A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】鍵盤を2以上のスプリットポイントにより3以
上の鍵域に分割できる鍵盤楽器で、各スプリットポイン
トを独立して設定可能であり、且つ、その配列順序が入
れ代わらないようにする。 【構成】ロータリエンコーダ等の操作子の操作によって
ABCスプリットポイント(ABC鍵域と左鍵域との境
界)52およびLEFTスプリットポイント(左鍵域と
右鍵域との境界)53を設定する。ABCスプリットポ
イント52はLEFTスプリットポイント53より右へ
は行かないように制限されており、LEFTスプリット
ポイント53はABCスプリットポイント52より左へ
は行かないように制限されている。したがって、下図の
ようにABCスプリットポイント52とLEFTスプリ
ットポイントとが重なった状態でABCスプリットポイ
ント52が右向きに移動したとき、LEFTスプリット
ポイント53もこれに従って右に移動する。また、LE
FTスプリットポイント53が左向きに移動したとき、
ABCスプリットポイント52もこれに従って左に移動
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、1つの鍵盤の音域
(鍵域)を複数に分割して、各鍵域で異なる音色の楽音
を発音したり、異なる機能を持たせることができる電子
楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】鍵盤の鍵域を複数に分割し、たとえば、
右鍵域には右音色、左鍵域には左音色とそれぞれ異なる
を割り当てて1つの鍵盤で2つの音色を発音できるよう
にした電子楽器が実用化されている。また、このように
鍵盤を右鍵域と左鍵域に分割できる電子鍵盤楽器で、右
鍵域と左鍵域の境界(スプリットポイント)をユーザが
自由に設定できるものも実用化されている。
【0003】一方、鍵域を上記のように右鍵域,左鍵域
の2つに分割するのみならず、右鍵域,左鍵域,ABC
鍵域の3つに分割することのできる電子鍵盤楽器も実用
化されている。ABC鍵域とは和音指定用の鍵域であ
り、自動伴奏モードの一種であるオートベースコードモ
ード(ABCモード)時に演奏者はこの鍵域でオンする
鍵の組み合わせで和音を指定する。電子楽器は、この鍵
の組み合わせにより指定された和音でベース音,コード
音,リズム音を発生する。ABC鍵域は鍵盤の左端すな
わち左鍵域よりも左側に1オクターブ程度設けられる。
したがって、ABC鍵域と左鍵域の境界点(ABCスプ
リットポイント)は左鍵域と右鍵域の境界点(左鍵域ス
プリットポイント)よりも左側に設定されるべきもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のユーザ
が自由にスプリットポイントを設定できる電子鍵盤楽器
では、各スプリットポイントを関連なしに独立して設定
可能であったため、ABCスプリットポイントが左鍵域
スプリットポイントよりも右側に設定することも可能で
あった。しかし、ABCスプリットポイントが左鍵域ス
プリットポイントよりも右側に設定されてしまった場
合、左鍵域が消滅するのみならず、ABC鍵域と右側鍵
域が重なり合うことになり、鍵域の割り当て処理が不可
能になるとともに、ユーザの混乱を招くという欠点があ
った。
【0005】この発明は、複数のスプリットポイントを
独立して設定可能であるが、その配列順序が混乱しない
ようにした電子楽器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、1つの鍵盤を、所定の順序で設定される2以上の
境界によって3以上の領域に分割し、各領域にそれぞれ
異なる機能を割り当てた電子楽器において、前記2以上
の境界をそれぞれ独立して設定する境界設定手段と、前
記境界設定手段によって境界が設定された結果、前記2
以上の境界の配列順が前記所定の順序でなくなったと
き、前記所定の順序の配列になるよう少なくとも1つの
設定位置を強制的に変更する境界変更手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0007】この出願の請求項2の発明は、1つの鍵盤
を、所定の順序で設定される2以上の境界によって3以
上の領域に分割し、各領域にそれぞれ異なる機能を割り
当てた電子楽器において、前記2以上の境界をそれぞれ
独立して設定する境界設定手段と、前記境界設定手段に
よって境界が設定された結果、前記2以上の境界の配列
順が前記所定の順序でなくなったとき、または、各境界
の間隔が一定以下になったとき、前記所定の順序および
一定間隔以上になるよう少なくとも1つの設定位置を強
制的に変更する境界変更手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0008】
【作用】請求項1の電子楽器は、鍵盤を複数の領域(鍵
域)分割してそれぞれ異なる機能を割り当てる。異なる
機能とは、例えば、それぞれ異なる音色を発音する機能
や鍵オンの組み合わせによって和音を指定する機能であ
る。これらの機能を有する鍵域は鍵盤上で所定の順序に
配列される。したがって、隣接する各鍵域の境界も所定
の順序で配列される。この境界は境界設定手段によって
設定されるが、境界の配列順序が所定の順序でなくなっ
たとき、境界変更手段が、所定の順序にもどるように強
制的に設定位置を変更する。これにより、つねに境界す
なわち領域の配列順序が一定になりユーザが混乱するこ
とがなくなる。
【0009】また、請求項2の電子楽器では、順序を維
持することにくわえて、境界の間隔が一定以下になった
ときもこの一定間隔を維持するように境界の設定位置を
強制的に変更する。これにより、各鍵域にそれぞれ一定
の鍵数(音域)を持たせることができる。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の実施例である電子楽器のブ
ロック図および操作パネル面を示す図である。同図
(A)のブロック図において、この電子楽器の動作を制
御するCPU10には、バスを介してROM11,RA
M12,スイッチ群13,ディスプレイ14,鍵盤1
5,フロッピィディスクドライブ16,MIDIインタ
フェース17および楽音合成回路18が接続されてい
る。ROM11には、図3〜図5に示す動作制御プログ
ラムのほか自動演奏や自動伴奏(オートベースコード:
ABC)を実行するためのシーケンスプログラムなどが
記憶されている。RAM12には、各種テーブルやレジ
スタが設定される。スイッチ群13は各種設定スイッチ
やディスプレイ14の両側に設けられるファンクション
スイッチ40(同図(B)参照)のほか、ディスプレイ
14の下側に設けられる8個のロータリエンコーダ31
〜38を含んでいる。ディスプレイ14は操作パネルの
ほぼ中央部に設けられ、そのときの動作モードに応じ
て、例えば図2のような内容が表示される。ディスプレ
イ14は液晶のマトリクス表示器である。
【0011】同図(B)において、ディスプレイ14の
下側には8個のロータリエンコーダ31〜38が設けら
れている。また、ディスプレイの左右にはファンクショ
ンスイッチ40L,40Rが設けられている。これらロ
ータリエンコーダ31〜38とファンクションスイッチ
40L,40Rに割り当てられる機能は、各モードによ
って異なり、そのモードのディスプレイ14の画面のな
かでその機能が表示される。なお、スイッチ群にはモー
ドスイッチなど各種の設定スイッチが含まれているが、
この発明には直接の関係がないため具体的な図示を省略
する。
【0012】鍵盤15は、5オクターブ程度の鍵盤であ
り、この鍵域を右鍵域,左鍵域,ABC鍵域に3分割
し、右鍵域,左鍵域には、それぞれ異なる音色(右音
色,左音色)が割り当てられ、ABC鍵域には鍵オンの
組み合わせで和音を指定する機能が割り当てられる。フ
ロッピィディスクドライブ16には、シーケンスデータ
などが書き込まれたフロッピィディスクがセットされ
る。MIDIインタフェース17には、シーケンサなど
の外部MIDI機器が接続される。楽音合成回路18
は、鍵盤15やMIDIインタフェース17から入力さ
れるノートイベントに基づいて楽音信号を合成する。ま
た、ABCプログラムに基づいて生成されるリズム音,
コード音,ベース音などものこの楽音合成回路18で発
音される。楽音合成回路18が生成した楽音信号は、サ
ウンドシステム20に入力される。サウンドシステム2
0はこの楽音信号をアナログ変換し、増幅したのち外部
出力する。図2は前記ディスプレイの表示例を示す図で
ある。この表示例はスプリットポイント設定モード時の
表示例を示している。ディスプレイ14の上部には、A
BC鍵域と左鍵域とのスプリットポイント(ABCスプ
リットポイント)および左鍵域と右鍵域とのスプリット
ポイント(LEFTスプリットポイント)がそのスプリ
ットポイントを挟むキーコードで表示されている。同図
(A)の場合には、ABCスプリットポイントはF♯2
とG2との間であり、LEFTスプリットポイントはC
3とD♭3との間である。また、ディスプレイの下部5
1には、鍵盤の絵がスプリットポイントで段差を付けて
表示されている。この鍵盤の絵の上側にはABCスプリ
ットポイントおよびLEFTスプリットポイントの位置
を指し示すポインタ52,53が表示される。
【0013】さらに、ディスプレイ14の下辺にはロー
タリエンコーダ31〜38の機能表示54,55がなさ
れる。同図によれば、左側の4つのロータリエンコーダ
31〜34にはABCスプリットポイントの設定機能が
割り当てられている。このうち1つのロータリエンコー
ダを上に回すとABCスプリットポイントが右(高音
側)に移動し、逆に、下に回すとABCスプリットポイ
ントが左(低音側)に移動する。また、右側の4つのロ
ータリエンコーダ35〜38にはLEFTスプリットポ
イントの設定機能が割り当てられている。このうち1つ
のロータリエンコーダを上に回すとLEFTスプリット
ポイントが右(高音側)に移動し、逆に、下に回すとL
EFTスプリットポイントが左(低音側)に移動する。
また、機能スイッチ40LにはABCスプリットポイン
トのダイレクトセッティング機能が割り当てられてい
る。すなわち、この機能スイッチ40Lをオンしながら
鍵盤15の任意の鍵をオンするとその鍵がABC鍵域の
最高音の鍵となり、その高音側にABCスプリットポイ
ントが設定される。また、機能スイッチ40RにはLE
FTスプリットポイントのダイレクトセッティング機能
が割り当てられている。この機能スイッチ40Rをオン
しながら鍵盤15の任意の鍵をオンするとその鍵が左鍵
域の最高音の鍵となり、その高音側にLEFTスプリッ
トポイントが設定される。
【0014】同図(B)はABCスプリットポイントを
右側に移動してLEFTスプリットポイントに重なった
状態を示している。ともにC3とD♭3との間をスプリ
ットポイントとしている。この状態でABCスプリット
ポイントを右側に移動するとLEFTスプリットポイン
トはABCスプリットポイントよりも左側に位置するこ
とが禁止されているため、LEFTスプリットポイント
はABCスプリットポイントの移動に従って右に移動す
る。逆に、この状態でLEFTスプリットポイントを左
側に移動するとABCスプリットポイントはLEFTス
プリットポイントよりも右側に位置することが禁止され
ているため、ABCスプリットポイントはLEFTスプ
リットポイントの移動に従って左に移動する。
【0015】図3〜図5のフローチャートを参照してこ
の電子鍵盤楽器の動作を説明する。
【0016】図3はロータリエンコーダ処理を示すフロ
ーチャートである。まず最初にスプリットポイントセッ
トモードであるか否かを判断する(s1)。スプリット
ポイントセットモードであればs2以下の動作に進む。
スプリットポイントセットモードでなければs11に進
んでそのときのモードに対応してロータリエンコーダに
割り当てられている機能を実行する。
【0017】スプリットポイントセットモードであれ
ば、操作されたロータリエンコーダの番号をRENNU
Mにセットする(s2)とともに、操作された方向(上
下)をREDIRにセットする(s3)。ロータリエン
コーダを上にまわせばREDIRに1がセットされ、下
に回せば−1がセットされる。
【0018】RENNUM≦4、すなわち、ロータリエ
ンコーダ31〜34が操作された場合には、そのロータ
リエンコーダはABCスプリットポイントのセット用の
ものであるため、ABCスプリットポイントレジスタA
BCSPを操作された方向に応じて1だけ増減する(s
5)。REDIRは上述したように上向き回転のとき
1,下向き回転のとき−1がセットされるため、ABC
SPにREDIRを加算すれば、この増減を実現するこ
とができる。この操作によってABCSPの値がLEF
TスプリットポイントレジスタLKBSPよりも大きく
なった場合には、LKBSPとABCSPとを同じ値に
するためにLKBSPにABCSPをセットする(s
6)。すなわち、ABCスプリットポイントが右(高音
側)移動してLEFTスプリットポイントより右に移動
しそうになった場合には、LEFTスプリットポイント
を同時に右に移動させる。これにより、ABCスプリッ
トポイントがLEFTスプリットポイントよりも右に出
ることはない。また、このような処理をした場合には、
ユーザに設定異常を告知するため、何らかの警告を発す
るようにしてもよい。警告としては、何らかの音(ビー
プ音)を鳴動させるとか、ディスプレイ14の表示を点
滅させるなどの方式がある。
【0019】次に、このようにして決定されたABCS
P,LKBSPの位置に合わせてディスプレイ14の表
示を更新する(s9)。さらに、今回のABCSP,L
KBSPの移動で、その属する鍵域が変更になった押鍵
情報を検出し、それが発音中であれば楽音合成回路18
に対してKOF信号を送出してその楽音を消音する(s
10)。
【0020】一方、s4でRENNUM≧5、すなわ
ち、ロータリエンコーダ35〜38が操作された場合に
は、そのロータリエンコーダはLEFTスプリットポイ
ントのセット用のものであるため、LEFTスプリット
ポイントレジスタLKBSPを操作された方向に応じて
1だけ増減する(s7)。REDIRは上述したように
上向き回転のとき1,下向き回転のとき−1がセットさ
れるため、LKBSPにREDIRを加算すれば、この
増減を実現することができる。この操作によってLKB
SP<ABCSPになった場合には、LKBSPとAB
CSPとを同じ値にするためにABCSPにLKBSP
をセットする(s8)。すなわち、LEFTスプリット
ポイントが左(低音側)移動してABCスプリットポイ
ントより左に移動しそうになった場合には、ABCスプ
リットポイントを同時に左に移動させる。これにより、
LEFTスプリットポイントがABCスプリットポイン
トよりも左に出ることはない。さらに、この場合にも上
記s6の場合と同様何らかの警告を発するようにしても
よい。こののちs9に進む。
【0021】図4は鍵イベント処理動作を示すフローチ
ャートである。まず、鍵イベントがあると、そのイベン
トキーコードKCおよびタッチ情報(ベロシティ)をV
ELにセットしたのち(s20)、現在のモードを判断
する(s21,s22)。スプリットポイントセットモ
ードであり、且つ、ファンクションスイッチ40Lまた
は40Rがオンされている場合には、スプリットポイン
トのダイレクトセットモードであるためs23以下の動
作に進む。これ以外の場合には、通常の鍵イベントによ
る発音/消音動作であるためs30に進む。s30で
は、KC,ABC_MODE,SPLIT_MODE,
ABCSP,LKBSPに応じて発音/消音処理や和音
指定処理を実行する(図6参照)。
【0022】一方、ダイレクトセットモードにおいて、
ファンクションスイッチナンバFUNKR=1、すなわ
ち、ファンクションスイッチ40Lがオンされている場
合にはABCスプリットポイントのセット動作であるた
め、オンされた鍵のキーコードKCをABCSPにセッ
トする(s24)。この結果、ABCSP>LKBSP
になった場合には、LKBSPにABCSPをセットす
る(s25)。次に、このようにして決定されたABC
SP,LKBSPの位置に合わせてディスプレイ14の
表示を更新し(s28)。今回のABCSP,LKBS
Pの移動で、属する鍵域が変更になった押鍵情報を検出
し、それが発音中であれば楽音合成回路18に対してK
OF信号を送出する(s29)。
【0023】また、ダイレクトセットモードにおいて、
ファンクションスイッチナンバFUNKR=0、すなわ
ち、ファンクションスイッチ40Rがオンされている場
合にはLEFTスプリットポイントのセット動作である
ため、オンされた鍵のキーコードKCをLKBSPにセ
ットする(s26)。この結果、ABCSP>LKBS
Pになった場合には、ABCSPにLKBSPをセット
する(s27)。次に、このようにして決定されたAB
CSP,LKBSPの位置に合わせてディスプレイ14
の表示を更新し(s28)。今回のABCSP,LKB
SPの移動で、属する鍵域が変更になった押鍵情報を検
出し、それが発音中であれば楽音合成回路18に対して
KOF信号を送出する(s29)。
【0024】この動作においてs25,s27で強制的
にレジスタの内容を書き換えた場合にはユーザに警告を
発するようにしてもよい。
【0025】図5は各鍵域に対応する鍵イベント処理動
作を示すフローチャートである。
【0026】同図(A)は右鍵域,左鍵域の鍵イベント
対応処理を示している。キーイベントのKCが右鍵域の
ものであれば、右鍵域の音色RKBTCをTCにセット
し(s31)、このイベントがキーオンイベントであれ
ば(s33)、発音チャンネルを確保したのち(s3
4)、確保された発音チャンネルにKC,TC,VE
L,KONを送出して発音動作を開始させる。また、こ
のイベントがキーオフイベントであればKC,TCで発
音しているチャンネルを検索し、このチャンネルに対し
てキーオフ信号を送出する(s36)。一方、キーイベ
ントのKCが左鍵域のものであった場合には、LKBT
CをTCにセットしたのちs33に進む。
【0027】また、同図(B)はABC処理を示すフロ
ーチャートである。キーイベントのKCがABC鍵域の
ものであった場合には、ABC_KCバッファを更新す
る(s40)。すなわち、キーオンイベントのときはそ
のKCを追加し、キーオフイベントのときはそのKCを
削除する。つぎに、ABC_KCおよび選択されている
リズム,拍などに応じて自動伴奏音を発生する(s4
1)。
【0028】この実施例では、ABCスプリットポイン
トとLEFTスプリットポイントが重なるまで、各スプ
リットポイントを移動可能にしたが、左鍵域が無くなる
ことを防止するためには、ABCSPとLKBSPその
差が12半音すなわち1オクターブ以下になった場合
に、互いに従動するようにすればよい。
【0029】すなわち、ABCSP+12>LKBSP
になった場合に、LKBSP←ABCSP+12または
ABCSP←LKBSP−12をセットするようにす
る。また、ABC鍵域が無くならないようにするために
は、ABCSPが最低音から1オクターブの位置よりも
小さく(左に)なるような移動を禁止するようにすれば
よく、右鍵域が無くならないようにするためには、LK
BSPが最高音から1オクターブ低い位置よりも大きく
(右に)なるような移動を禁止するようにすればよい。
【0030】また、この実施例では一方のスプリットポ
イントが他方のスプリットポイントを越えるような設定
がされた場合、前記一方のスプリットポイントの設定を
有効にして、他方をこれに従動させるようにしたが、他
方のスプリットポイントを越えるようなスプリットポイ
ントの設定を無効にし、強制的に元の設定値に戻す処理
をしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、 1つ
の鍵盤を2以上の境界によって3以上の領域に分割した
場合でも、前記境界の配列順が入れ代わることがないた
め、3以上の領域設定を常に有効に維持することができ
る。
【0032】また、各境界を一定以上の間隔に維持する
ようにしたことにより、境界が重なり合ってその領域が
消滅することがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である電子鍵盤楽器のブロッ
ク図
【図2】同電子鍵盤楽器のディスプレイの表示例を示す
【図3】同電子鍵盤楽器の動作を示すフローチャート
(ロータリエンコーダ処理動作)
【図4】同電子鍵盤楽器の動作を示すフローチャート
(鍵イベント処理動作)
【図5】同電子鍵盤楽器の動作を示すフローチャート
(各鍵域対応処理動作)
【符号の説明】
14−ディスプレイ、15−鍵盤、31〜38−ロータ
リエンコーダ 40L,40R−ファンクションスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの鍵盤を、所定の順序で設定される
    2以上の境界によって3以上の領域に分割し、各領域に
    それぞれ異なる機能を割り当てた電子楽器において、 前記2以上の境界をそれぞれ独立して設定する境界設定
    手段と、 前記境界設定手段によって境界が設定された結果、前記
    2以上の境界の配列順が前記所定の順序でなくなったと
    き、前記所定の順序の配列になるよう少なくとも1つの
    設定位置を強制的に変更する境界変更手段とを備えたこ
    とを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】 1つの鍵盤を、所定の順序で設定される
    2以上の境界によって3以上の領域に分割し、各領域に
    それぞれ異なる機能を割り当てた電子楽器において、 前記2以上の境界をそれぞれ独立して設定する境界設定
    手段と、 前記境界設定手段によって境界が設定された結果、前記
    2以上の境界の配列順が前記所定の順序でなくなったと
    き、または、各境界の間隔が一定以下になったとき、前
    記所定の順序および一定間隔以上になるよう少なくとも
    1つの設定位置を強制的に変更する境界変更手段とを備
    えたことを特徴とする電子楽器。
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