JP3405020B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP3405020B2 JP27538395A JP27538395A JP3405020B2 JP 3405020 B2 JP3405020 B2 JP 3405020B2 JP 27538395 A JP27538395 A JP 27538395A JP 27538395 A JP27538395 A JP 27538395A JP 3405020 B2 JP3405020 B2 JP 3405020B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、鍵盤などの演奏
装置で演奏可能な音域を複数の音域(鍵域)に分割し、
鍵域によって音色を変えたり、一部の鍵域を自動伴奏用
に割り当てたりすることができる鍵域分割機能を備えた
電子楽器に関する。 【0002】 【従来の技術】電子鍵盤楽器等の電子楽器では、鍵盤を
上鍵域,下鍵域に2分割してそれぞれ異なる音色を割り
当てたり、下鍵域をオートベースコードなどの自動伴奏
に割り当てたりする機能を備えたものがある。このよう
な電子楽器でどのように鍵域を分割するかを決定する方
式として以下のようなものが従来より提案されていた。 【0003】鍵域分割スイッチをオンすると鍵盤のほぼ
中央に設定されている固定点で鍵域が2分割される固定
方式 鍵域分割スイッチをオンする毎に、オクターブ単位で分
割点が移動し、演奏者がそのなかかから分割点を選択す
ることができる半固定方式 鍵域分割スイッチをオンしながら任意の鍵をオンすると
その鍵が分割点となるマニュアル設定方式(実公平7−
13036号公報など) 表示器に表示されたカーソルを移動することで分割点を
選択できるマニュアル設定方式 鍵域分割点を越えて演奏がなだらかに上昇または下降し
ていった場合、その演奏は同じ手によるものであるとし
て、その演奏に合わせて分割点を上昇または下降させる
自動設定変更方式。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記固定方式
や半固定方式では、演奏者が自由に自分が使いやすいと
ころで鍵域を分割することができない欠点があった。ま
た、マニュアル設定方式は、演奏者が自由に鍵域を設定
することができるが、設定スイッチやカーソルキーの操
作など、付加的な操作が必要であり面倒であった。さら
に、自動設定変更方式は、その移動を演奏者が認識する
ことができず、つぎに演奏を開始するとき分割点が何処
にあるかが分からない場合が生じるという欠点があっ
た。 【0005】この発明は、付加的な操作なしに、演奏者
が意図した鍵にリアルタイムに分割点を指定できる電子
楽器を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明は、鍵域分割点
によって鍵域を複数に分割し、発生した発音指示がどの
鍵域に属するかによって異なる発音動作を実行する電子
楽器において、発音指示の発生を検出する発音指示検出
手段と、該発音指示検出手段が発音指示の発生を検出し
たとき、他の発音指示または発音の有無を判断し、他の
発音指示または発音がない場合に、該発生した発音指
示に基づいて鍵域分割点を更新するとともに、この発音
指示に基づく発音動作を実行し、他の発音指示または発
音がある場合には、鍵域分割点を更新せず、この発音指
示に基づく発音動作のみを実行する分割点更新手段とを
備えたことを特徴とする。 【0007】たとえば、音源部と鍵盤が一体となった電
子鍵盤楽器の場合、鍵オンが一つもなく、楽音が発音さ
れていない状態で、新たに何らかの鍵オンがされた場合
に、その鍵に基づいて鍵域分割点を設定する。設定方式
としては、その鍵を上鍵域の最低音とする方式、その鍵
を下鍵域の最高音とする方式、その鍵から一定音(例え
ば1オクターブ)下を上鍵域の最低音とする方式、その
鍵から一定音上を下鍵域の最高音とする方式などがあ
る。こののち、全鍵オフされ音も消音すると、次の新た
な鍵オンを待機するようになる。そして、新たな鍵オン
が検出されると、その点に基づいて鍵域分割点を更新す
る。 【0008】なお、この発明は、音源部と鍵盤が一体と
なった電子鍵盤楽器以外に、音源部と鍵盤を別体に設
け、MIDIインタフェースで接続したものにも適用す
ることができる。その場合に、上記鍵域分割の機能は音
源部側に設けても、鍵盤側に設けてもよい。 【0009】 【発明の実施の態様】図1はこの発明の実施態様である
電子楽器のブロック図である。この図において1は鍵盤
である。鍵盤1は、複数(61鍵程度)の鍵と、各キー
の下部に設けられた鍵オン検出用のキースイッチと、各
キースイッチの出力をバスラインBに接続するインタフ
ェース回路とから構成されている。2は機能スイッチ群
であり、鍵域分割モードスイッチ2aのほか音色設定ス
イッチ、効果設定スイッチ等が設けられている。 【0010】通常モードでは、鍵盤1のどの鍵をオンし
ても同じ音色の楽音が発音されるが、鍵域分割モードス
イッチ2aがオンされると鍵域分割モードが設定され
る。鍵域分割モードでは、いわゆるスプリットモードま
たは自動伴奏モードが機能する。スプリットモードで
は、所定の鍵を境界として鍵域が上鍵域,下鍵域に2分
割され、それぞれ異なる音色の楽音が発音される。ま
た、自動伴奏モードでは、下鍵域の鍵オンによって和音
が決定され、この和音で自動伴奏音が発音される。 【0011】3は複数の楽音発生チャンネルを有する楽
音発生部(TG)であり、鍵盤1の鍵オンに応じてCP
U5から入力される発音情報に基づいて楽音を発音す
る。各楽音発生チャンネルが発生した楽音信号はミキシ
ングされてサウンドシステム4へ出力される。サウンド
システム4は楽音発生部3から出力される楽音信号を楽
音として発音する。 【0012】5はCPU(中央処理装置)であり、バス
ラインBを介して装置各部を制御すする。6はCPU5
のプログラムおよび固定データが記憶されたROMであ
る。7はデータ記憶用のRAMであり、このRAM7に
は鍵域分割点を記憶するレジスタSPが設定されてい
る。 【0013】図2,図3は同電子楽器の動作を示すフロ
ーチャートである。図2はメインルーチンを示してい
る。この電子楽器の電源がオンされると、まず初期設定
動作を実行する(s1)。初期設定動作とは、プログラ
ムの読込やレジスタのリセットなどの動作である。この
のち、鍵イベント検出動作を行い(s2)、鍵イベント
が検出されたときには鍵イベント処理を実行する(s
3,s4)。こののち、音量制御や表示制御などのその
他処理を実行する(s5)。電源がオフされるまでs2
〜s5の動作を繰り返し実行する。 【0014】図3は鍵イベント処理動作を示すフローチ
ャートである。鍵イベントが発生すると、そのイベント
が鍵オンイベントであるかを判断する(s10)。鍵オ
ンイベントの場合にはs11〜s15の処理動作を実行
する。一方、鍵オフイベントの場合はキーオフ処理を実
行して(s20)リターンする。 【0015】鍵オンイベントで動作がs11に進んだ場
合には、現在鍵域分割モードであるか否かを判断する
(s11)。鍵域分割モードでない場合にはs11から
s15に進む。s15では、この鍵オンに対する発音チ
ャンネルを確保し、現在設定されている音色情報および
鍵オンデータから決定された音高情報,音量情報を楽音
発生部3に送信することによって発音割当を行う。楽音
発生部3はこれを受信することによって楽音信号を発生
する。 【0016】鍵域分割モードの場合には、現在鍵オン中
の鍵があるか否かを判断する(s12)。現在鍵オン中
の鍵がある場合には、鍵域分割点の更新を行わないため
s12の判断で、直接s14に進む。s14では今回の
鍵オンデータに含まれるキーコードおよび鍵域分割点S
Pにより、今回の鍵オンが上鍵域,下鍵域のいずれで発
生したものであるかを判断し、その鍵域に割り当てられ
ている音色を今回の鍵オンの音色として決定する。この
のちs15に進む。 【0017】一方、今回の鍵オン時に鍵オン中の鍵がな
い場合にはs12からs13に進む。s13では、今回
鍵オンされた鍵のキーコードを基に鍵域分割点を決定す
る。鍵域分割点の決定方法としては以下のような方法が
あり、本実施態様の電子楽器は、このうちいずれかが固
定的に設定していてもよく、このなかからいずれかを選
択・設定できるようにしてもよい。 【0018】鍵オンされた鍵のキーコードから上が上
鍵域となるように鍵域分割点を決定する。 【0019】鍵オンされた鍵のキーコードから下が下
鍵域となるように鍵域分割点を決定する。 【0020】鍵オンされた鍵のキーコードから所定カ
ウント下から上鍵域が始まるように鍵域分割点を決定す
る。 【0021】鍵オンされた鍵のキーコードから所定カ
ウント上から下鍵域が始まるように鍵域分割点を決定す
る。 【0022】図3のフローチャートにおいてs13で鍵
域分割点が決定されたのち、s14で音色等の情報を決
定し、s15で発音割当を行う。 【0023】上記鍵域分割点決定の方法において、鍵盤
の演奏を開始するとき、必ずメロディ(右手)から演奏
を開始するという人の場合には、またはの方式を採
用すれば簡略且つ適切に分割ポイントを決定することが
できる。また、鍵盤の演奏を開始するとき、必ず伴奏
(左手)から演奏を開始するという人の場合には、ま
たはの方式を採用することで簡略且つ適切に分割ポイ
ントを決定することができる。なお、本願発明における
鍵域分割点決定の方法は上記〜に限定されるもので
はない。 【0024】上記実施態様では、鍵オンの有無を検出
し、鍵オンがない状態で新たな鍵オンがあったとき鍵域
分割点SPの更新を行うようにしたが、楽音発生部3へ
の発音割当状況を検出し、全く発音割当がない状態で、
新たな楽音割当があったとき鍵域分割点SPの更新を行
うようにしてもよい。 【0025】さらに、本実施態様は、鍵盤と音源が一体
になった電子楽器について説明したが、MIDIインタ
フェースを介してMIDIキーボードと音源モジュール
を接続するタイプの電子楽器に適用することもできる。
その場合、本願発明の鍵域分割機能をMIDIキーボー
ド側に持たせても、音源モジュール側に持たせてもよ
い。音源モジュール側にこの機能を持たせる場合には、
鍵オンに代えて、MIDIインタフェースを介して入力
されるノートオンデータに基づいて鍵域分割を行えばよ
い。また、MIDIキーボード側にこの機能を持たせる
場合には、鍵域に応じて異なるMIDIチャンネルでノ
ートオンデータを送信するようにし、この鍵域分割を上
記図3の方式で行うようにすればよい。 【0026】また、この場合において、演奏装置(MI
DIコントローラ)はMIDIキーボードに限らず、他
の装置たとえば管楽器型コントローラ(ウィンドコント
ローラ)などを用いてもよい。 【0027】また、図3では、スプリットモードについ
て説明したが、下鍵域の鍵オン状態で和音の根音と種類
を指定する自動伴奏モードについても同様である。 【0028】 【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、設定ス
イッチの操作などの付加的な操作が不要であるため、演
奏中に実時間に分割ポイントを設定することができる。
また、演奏中に分割すべきポイントが移動する場合でも
その都度変更をすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の実施態様である電子鍵盤楽器のブロ
ック図 【図2】同電子鍵盤楽器の動作を示すフローチャート 【図3】同電子鍵盤楽器の動作を示すフローチャート 【符号の説明】 1−鍵盤
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 - 7/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 鍵域分割点によって鍵域を複数に分割
    し、発生した発音指示がどの鍵域に属するかによって異
    なる発音動作を実行する電子楽器において、 発音指示の発生を検出する発音指示検出手段と、 該発音指示検出手段が発音指示の発生を検出したとき、
    他の発音指示または発音の有無を判断し、 他の発音指示または発音がない場合に、該発生した発
    音指示に基づいて鍵域分割点を更新するとともに、この
    発音指示に基づく発音動作を実行し、 他の発音指示または発音がある場合には、鍵域分割点を
    更新せず、この発音指示に基づく発音動作のみを実行す
    分割点更新手段と、 を備えたことを特徴とする電子楽器。
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