JP2958487B2 - クリツク音による設定状態告知機能を備えた電子楽器 - Google Patents

クリツク音による設定状態告知機能を備えた電子楽器

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、デジタル方式によって楽音波形を発生す
る電子楽器において、音量レベルや自動伴奏時のテンポ
等をスイッチ操作によって調整する際に、新たに設定さ
れた状態がクリック音の変化によって判断できるように
した機能、すなわちクリック音による設定状態告知機能
を備えた電子楽器に係り、特に、音量レベルの選択やテ
ンポ調節等の調整用スイッチの操作時に、新たに設定さ
れた音量レベルや自動伴奏時のテンポの状態等が、クリ
ック音の音高の相違や、音量の変化等によって容易に判
断できるようにして、演奏時における操作性を向上させ
た電子楽器に関する。
具体的にいえば、音量レベル選択スイッチやテンポ調
節スイッチ等の操作時に、電子楽器(楽音発生部)から
発音されるクリック音(マイクロコンピュータの応答
音)の音高を、選択された音量レベルや自動伴奏時のテ
ンポ等に対応して変化させたり、音量を変化させること
によって、迅速かつ正確に、所望の音量レベルやリズム
等の状態が判断できるようにした電子楽器に関する。
〔従来の技術〕
従来から、デジタル方式によって楽音波形を発生する
電子楽器においては、音量レベル調節や、自動伴奏時の
テンポ調節等には、音量レベル選択スイッチやテンポ調
節スイッチが使用されている。
この場合に、音量レベルや自動伴奏時のテンポを示す
ために、LED等の表示手段が付加されていれば、現在設
定されている音量レベルやテンポの状態等を目視によっ
て直ちに判断することができる。
しかし、普及型等でLED等の表示手段が設けられてい
ない機種では、音量レベルやテンポの状態等を目視によ
って確認することは不可能であり、スイッチ操作時に、
同一の音高、音量レベルのクリック音が応答音として発
生されるだけである。
このスイッチ操作を具体的に説明すれば、音量レベル
調整用のスイッチとして、例えば2個1組のスイッチが
設けられており、その一方が音量アップ(レベル大)、
他方が音量ダウン(レベル小)で、スイッチの一回の押
下ごとに、そのレベルが1ステップずつ対応する方向へ
変化される。
そして、一方のスイッチをオンにすると、その都度、
同一の音高で、かつ同一の音量のクリック音が発音され
る。
したがって、このようなクリック音を聞いただけで
は、音量レベルが1ステップだけ変化されたことは判断
できるが、現在どのレベルに設定されているのか、につ
いて知ることができない、という不都合がある。
このような不都合は、テンポ調節スイッチに関しても
全く同様で、表示手段が設けられていない機種では、現
在設定されているテンポの目安を示す機能がないので、
予め判断することはできない。
したがって、あるリズムをこの程度のテンポで演奏し
たい、というときには、自動伴奏をスタートさせて聞き
ながら、好みのテンポに調節したり、あるいは、クリッ
ク音の発音回数を目安にして適当にスイッチ操作を行
い、所望のテンポに設定する必要がある。
ここで、従来の電子楽器について、音量レベルの設定
時や自動伴奏時のテンポ選択時等における動作の概略を
説明する。
第8図は、従来の電子楽器について、その音量レベル
やテンポ調節に関連する要部構成の一例を示す機能ブロ
ツク図である。図面において、1はスイッチ部、2はCP
U、3は音量レベルデータメモリ、4はクリック音デー
タメモリ、5は楽音発生回路、6はテンポデータメモ
リ、7はタイマー、8は自動伴奏制御部、9は自動伴奏
データメモリを示す。
この第8図に示した電子楽器の動作は、次のとおりで
ある。
スイッチ部1には、電子楽器の演奏に必要な各種の調
節用スイッチが設けられているが、以下の説明において
は、少なくとも音量調節用スイッチ、およびテンポ調節
用スイッチが付加されているとする。
CPU2は、システムを制御する中央処理装置であり、音
量レベル等の調節時には、スイッチ部1で押下されたス
イッチの状態が、このCPU2からのスキャン信号によって
判定される。
音量レベルデータメモリ3は、音量レベルに関するデ
ータが記憶されているROM(固定記憶メモリ)で、スイ
ッチ部1の操作によって出力されるCPU2からの信号によ
り、対応する音量レベルのデータが読出される。
クリック音データメモリ4は、同一の音色でかつ同一
の音高のクリック音のデータ(音色および音高)が記憶
されているROMで、スイッチ部1の操作によって出力さ
れるCPU2からの信号によってクリック音のデータが読出
される。
楽音発生回路5は、楽音波形メモリやD/A変換器、ア
ンプ、スピーカ等から構成されて、押鍵に対応した楽音
を発生する機能を有しており、自動伴奏制御部8から与
えられる自動伴奏データや、テンポデータメモリ6から
のテンポデータに対応する楽音を発生する。
テンポデータメモリ6は、自動伴奏用の各種のテンポ
データが記憶されているROMで、スイッチ部1の操作に
より出力されるCPU2からの信号によって、対応するテン
ポのデータが読出される。
タイマー7は、演奏時のカウント用あるいは自動伴奏
のテンポ設定用等の計時手段である。
自動伴奏制御部8は、自動伴奏データメモリ9からの
自動伴奏データとテンポデータメモリ6からのテンポデ
ータとを組合せて、楽音発生回路5へ送出する。
自動伴奏データメモリ9は、複数種の自動伴奏パター
ンのデータが記憶されているROMで、スイッチ部1の操
作によって出力されるCPU2からの信号により、任意のパ
ターンのデータが読出される。
従来の電子楽器は、この第8図のような構成であり、
すでに述べたように、音量レベル調節や、自動伴奏時の
テンポ調節等には、音量レベル選択スイッチやテンポ調
節スイッチの操作による設定状態の変化毎に、同一の音
色でかつ同一の音高のクリック音のデータがクリック音
データメモリ4から読出されて、同じ音高で同じ音量レ
ベルのクリック音が発音される。
しかも、従来の電子楽器では、例えば音量レベルの調
節時に、最大あるいは最小値の設定状態で、さらにスイ
ッチ操作を行ってもクリック音が発音されない機種もあ
るので、不動作の状態であるのか、あるいは電源オフの
状態であるのか、区別することもできない。
このような不都合は、自動伴奏用のテンポの調節に関
しても、全く同様である。
したがって、従来のLED等の表示手段を備えていない
電子楽器では、音量レベルの調節や自動伴奏時のテンポ
調節等に際して、スイッチ操作を行っても、クリック音
を聞いただけでは、新たに設定された状態を判断するこ
とができず、操作性が良くない、という不都合があっ
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
この発明のクリック音による設定状態告知機能を備え
た電子楽器では、従来の電子楽器において生じるこのよ
うな不都合、すなわち、音量レベルの調節や自動伴奏時
のテンポ調節等に、クリック音を聞いただけでは新たに
設定された状態が判断できないので、操作性が良くな
い、という不都合を解決し、音量レベルの調節や自動伴
奏のテンポ調節等のスイッチ操作時において、LED(発
光ダイオード)等の表示機能がなくても、スイッチ操作
によって設定された値に対応してクリック音の状態を変
化させることにより、クリック音を聞いただけで、新た
に設定された状態が判断できるようにして、操作性を向
上させることを目的とする。
具体的にいえば、音量レベルの調節に際して、新たに
設定された音量レベルの状態に対応したそれぞれ異なる
音高のクリック音を発生させたり、クリック音の音量レ
ベルを変化させることによって、クリック音を聞いただ
けで、演奏者が音量レベルの状態を容易に判断できるよ
うにした操作性の高い電子楽器を提供することを目的と
する。
自動伴奏時のテンポ調節に関しても、同様で、例えば
テンポアップのスイッチを一回押す毎に、発生されるク
リック音の音高が次第に高くなるようにして、その都
度、自動伴奏をスタートさせなくても、テンポに対応す
る音高を一旦憶えるだけで、クリック音の音高から所望
のリズムが設定できるようにしたり、あるいは、クリッ
ク音の音量レベルを変化させることにより、操作性を向
上させることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1の発明では、 システム全体あるいはメロディやリズムのような各機
能毎に個別に音量レベルや自動演奏のテンポを設定する
スイッチ手段を具備し、スイッチ手段の操作によって音
量レベルや自動演奏のテンポを設定可能な複数段階の設
定値のうちの所望とする値に設定する機能を有するデジ
タル方式の電子楽器において、 システム全体あるいはメロディやリズムのような各機
能毎に個別に、音量レベルや自動演奏のテンポの設定値
に対応した、それぞれ異なる音高のクリック音を発生す
るためのクリック音データが記憶されているクリック音
データメモリを設け、 スイッチ手段の操作時に、スイッチ手段の操作によっ
て新たに設定された音量レベルや自動演奏のテンポの設
定値に対応したクリック音データをクリック音データメ
モリから読出し、クリック音データに基づいたクリック
音を発生させるように構成している。
請求項2の発明では、 システム全体あるいはメロディやリズムのような各機
能毎に個別に音量レベルや自動演奏のテンポを設定する
スイッチ手段を具備し、スイッチ手段の操作によって音
量レベルや自動演奏のテンポを設定可能な複数段階の設
定値のうちの所望とする値に設定する機能を有するデジ
タル方式の電子楽器において、 システム全体あるいはメロディやリズムのような各機
能毎に個別に、音量レベルや自動演奏のテンポの設定値
に対応した、それぞれ異なる音量のクリック音を発生す
るためのクリック音データが記憶されているクリック音
データメモリを設け、 スイッチ手段の操作時に、スイッチ手段の操作によっ
て新たに設定された音量レベルや自動演奏のテンポの設
定値に対応したクリック音データをクリック音データメ
モリから読出し、クリック音データに基づいたクリック
音を発生させるように構成している。
〔実施例1〕 次に、この発明のクリック音による設定状態告知機能
を備えた電子楽器について、図面を参照しながら、その
実施例を詳細に説明する。
第1図は、この発明のクリック音による設定状態告知
機能を備えた電子楽器について、その要部構成の一実施
例を示す機能ブロック図である。図面における符号は、
第8図と同様であり、また、4′はクリック音データメ
モリを示す。
この第1図では、従来例として示した先の第8図のク
リック音データメモリ4に代りに、クリック音データメ
モリ4′が設けられている点で、従来の電子楽器と異な
っているが、その他のブロックは、基本的に同様の機能
を有している。
このクリック音データメモリ4′は、音量レベルやテ
ンポ値に対応したクリック音のデータ(音色および音
高)が記憶されているROMである。
まず、音量レベルの調節に際して、スイッチ部1に設
けられている音量調節用スイチ、すなわち、一方の音量
アップのスイッチを一回押す毎に、新たに選択された音
量レベルに対応する音高のクリック音のデータが読出さ
れ、他方の音量ダウンのスイッチを一回押す毎に、選択
された音量レベルに対応する音高のクリック音のデータ
が読出される。
同様に、自動伴奏時のテンポの調節に際しても、テン
ポアップやテンポダウンのスイッチを一回押す毎に、選
択されたテンポに対応するクリック音のデータが読出さ
れる。
第2図は、第1図に示したこの発明の電子機器におい
て、音量レベルとクリック音の音高との対応関係の一例
を示す図である。
この第2図では、理解を容易にするために、音量レベ
ルが8段階の場合について示している。
すなわち、音量レベルが最小の「1」に対して音高
C、レベル「2」に対して音高D、……、レベルが最大
の「8」に対して音高C′のように、8つの音高をそれ
ぞれの音量レベルに割当てておく。
したがって、スイッチ部1の音量レベル調節用スイッ
チが一回押下される毎に、新たに選択される音量レベル
に対応する音高のクリック音が発音される。
例えば、もし、音量レベルが「4」に設定されている
とき、音量アップのスイッチ操作が行われると、新たに
音量レベル「5」が設定される。
その際、音高Gのクリック音が発生される。
同様に、順次音量アップのスイッチ操作を行うと、音
量レベルは「6」,「7」,……と高くなり、音高A,B,
……のクリック音が発生されることになる。
逆に、音量ダウンのスイッチ操作の場合には、音量レ
ベルが順次低下すると共に、そのたび毎に、それぞれの
レベルに対応する音高のクリック音が発生される。
なお、この音量レベルは、例えば16段階や24段階等の
任意のレベル数を設定することが可能であり、それに対
応して、音域も2オクターブとか3オクターブのように
必要な範囲を使用すればよい。さらに、音量レベルの設
定値を多くしたいときは、必要に応じて、クリック音を
半音ずつ変化させることも可能である。
次の第3図は、この発明の電子楽器において、音量レ
ベル設定時の主要な処理の流れを示すフローチャートで
ある。図面において、S1〜S8はステップを示す。
ステップS1で、音量設定スイッチがオンにされると、
次のステップS2へ進む。
ステップS2では、第1図のCPU2によって、現在の音量
レベルと、音量アップまたはダウンのスイッチとの関係
から、新たに設定する音量レベルが判断され、音量レベ
ルデータが記憶されている音量レベルデータメモリ3の
アドレスを指定する。
次に、ステップS3で、クリック音波形データが記憶さ
れているクリック音データメモリ4′のアドレスを指定
する。
ステップS4へ進み、クリック音波形データを読出す。
次のステップS5で、クリック音の周波数データのアド
レスを指定し、ステップS6で、そのクリック音の周波数
データを読出す。
ステップS7へ進み、読出したクリック音の周波数デー
タを、第1図の楽音発生回路5へ転送する。
ステップS8で、クリック音の周波数データを受取った
楽音発生回路5は、そのデータによってクリック音を発
音する。
以上のステップS1〜S8の動作によって、新たに設定さ
れる音量レベルに対応した音高クリック音が発生され
る。
次に、自動伴奏時のテンポ調節について述べる。
第4図は、第1図に示したこの発明の電子楽器におい
て、テンポ値とクリック音の音高との対応関係の一例を
示す図である。
この第4図では、テンポ値 が「4」毎に変化して、48から240までの計49レベルが
設定可能な場合を示している。
この実施例では、各テンポ値に対して、C1からC5まで
の4オクターブ分をそれぞれ割当てておく。
このテンポ調節時の動作も、基本的には、先の音量レ
ベルの調節と同様である。
例えば、もし、テンポ値が に設定されているとき、テンポダウンのスイッチ操作が
行われると、新たにテンポ値 が設定される。
その際、テンポ値 に対応する音高D1のクリック音が発生される。
同様に、順次テンポダウンのスイッチ操作を行うと、
そのテンポ値は、 と遅くなり、C#1,C1のクリック音が発生されることに
なる。
また、もし、テンポ値が に設定されているとき、テンポアップのスイッチ操作が
行われると、新たにテンポ値 が設定される。
その際、テンポ値 に対応するE1のクリック音が発生される。
同様に、順次テンポアップのスイッチ操作を行うと、
そのテンポ値は、 の順序で速くなると共に、その都度、それぞれのテンポ
値に対応するF1,F#1,……のクリック音が発生される。
次に、テンポ調節時の動作を、フローチャートに従っ
て説明する。
第5図は、この発明の電子楽器において、自動伴奏時
のテンポ設定時の主要な処理の流れを示すフローチャー
トである。図面において、S11〜S18はステップを示す。
この第5図のフローは、音量レベルの設定時の処理を
示す先の第3図と、基本的に同様である。
テンポ調節時の操作は、第1図のスイッチ部1に設け
られているテンポ調節用スイッチによって行われる。
すなわち、ステップS11で、テンポ設定スイッチがオ
ンにされると、次のステップS12へ進む。
ステップS12では、第1図のCPU2によって、現在のテ
ンポ値と、テンポアップまたはダウンのスイッチとの関
係から、新たに設定するテンポ値が判断され、テンポデ
ータが記憶されているテンポデータメモリ6のアドレス
を指定する。
ステップS13で、クリック音波形データが記憶されて
いるクリック音データメモリ4′のアドレスを指定す
る。
ステップS14へ進み、クリック音波形データを読出
す。
次のステップS15で、クリック音の周波数データのア
ドレスを指定し、ステップS16で、そのクリック音の周
波数データを読出す。
ステップS17へ進み、読出したクリック音の周波数デ
ータを、第1図の楽音発生回路5へ転送する。
ステップS18で、クリック音の周波数データを受取っ
た楽音発生回路5は、そのデータによってクリック音を
発音する。
以上のステップS11〜S18の動作によって、新たに設定
されるテンポ値に対応した音高のクリック音が発生され
る。
〔実施例2〕 この実施例では、音量レベルやテンポの変化に対応し
て、左右のスピーカから発生されるクリック音の音量の
状態を変化させることによって、選択された音量レベル
やテンポが判断できるように構成している。
第6図は、この発明の電子楽器の要部構成について、
他の実施例を示す機能ブロック図である。図面におい
て、1はスイッチ部、2はCPU、4Lと4Rは左側と右側の
クリック音データメモリ、5Lと5Rは左側と右側の楽音発
生回路、10Lと10Rは左側と右側のスピーカを示す。
この第6図に示すように、電子楽器には、通常、左側
のスピーカ10Lに対応した音源部を構成する楽音発生回
路5Lが、また、右側のスピーカ10Rに対応した音源部を
構成する楽音発生回路5Rが、それぞれ配置されている。
そこで、各楽音発生回路5L,5Rにそれぞれ対応して、
調節対象とする例えばシステムの音量レベルに対応し
て、クリック音の音量レベルのデータを記憶したクリッ
ク音データメモリ4L,4Rを左右に設けておく。
次の第7図(1)と(2)は、左側と右側のスピーカ
10L,10Rから発生されるクリック音の音量レベルの関係
の一例を示す図で、(1)は左側のスピーカ10L、
(2)は右側のスピーカ10Rの音量レベルを示す。
この第7図(1)と(2)に示すように、第6図の左
側と右側のクリック音データメモリ4L,4Rへ、それぞれ
クリック音の音量レベルを指示するクリック音データを
記憶させておく。
この実施例では、新たに設定されるシステムの音量レ
ベルと、各スピーカ10L,10Rから発生されるクリック音
の音量との対応関係は、左側と右側とが逆の場合につい
て示している。
すなわち、左右のスピーカ10L,10Rからの合計のクリ
ック音のレベルは同一であるが、設定されたシステムの
音量レベルが低いときは、左側のスピーカ10Lからのク
リック音が大に、右側のスピーカ10Rからのクリック音
が小にされ、音量レベルが順次大きくなると、左側のス
ピーカ10Lからのクリック音が減小され、逆に、右側の
スピーカ10Rからのクリック音が増加する。
そのため、システム全体の音量レベルが最小値に設定
されたときには、クリック音は主として左側のスピーカ
10Lから発生される。
そして、スイッチ部1の音量スイッチの操作によっ
て、音量レベルを大きくすると、右側のスピーカ10Rか
らのクリック音が徐々に大きくなる。
このように、左右のスピーカ10L,10Rから発生される
クリック音の音量を変化させて、順次右側のスピーカ10
Rからのクリック音の音量レベルを増加させれば、通常
のスイッチ操作と同様に、システムの音量レベルが大に
なれば、右側からのクリック音が大きくなり、音量レベ
ルを小にすれば、左側からのクリック音が大きくなる。
したがって、演奏者は、両方のスピーカ10L,10Rから
出力されるクリック音の音量の変化状態によって、現在
設定されているシステム全体の音量レベルを知ることが
できる。
なお、左右のスピーカ10L,10Rから発生されるクリッ
ク音の音量の変化は、この実施例では、通常のボリュー
ムスイッチに対応させて、右方向へ回転すると音量レベ
ルが大となり、左方向へ回転すると音量レベルが小とな
るようにしているが、この関係は逆にしても、クリック
音の音量の変化によって現在の設定状態が判断できるこ
とは明らかである。
また、自動伴奏時のテンポの調節についても、遅いテ
ンポのときは、左側のスピーカ10Lからのクリック音の
音量を大にし、右側のスピーカ10Rからのクリック音の
音量を小にすれば、同様に実施することができる。
以上に述べた実施例では、左右のスピーカを利用した
クリック音の音量制御の場合を示したが、この実施例に
おいて、例えば右側のスピーカから発生させるクリック
音の音量制御の処理と同様の処理を行うことにより、ス
ピーカを1つしか有しないシステムでも、クリック音の
音量制御が可能である。
なお、以上の実施例では、音量レベルとして、システ
ム全体の音量レベルに注目して調節する場合について説
明した。
しかし、音量レベルは、単にシステム全体だけでな
く、メロディやリズムのような各機能毎に個別に調節で
きるので、それぞれの音量レベルについても、同様に実
施することができる。
さらに、音量やテンポの調節に限らず、電子楽器に付
加されている各種のスイッチによる調節についても、同
様に、設定値の状態に対応して異なる音高のクリック音
や、左右のスピーカから異なる音量のクリック音を発生
させることが可能であり、実施例の場合に限定されるも
のではない。
〔発明の効果〕
この発明のクリック音による設定状態告知機能を備え
た電子楽器によれば、従来のようなLED等の表示手段を
設ける必要なしに、音量レベルやテンポ等の調節用スイ
ッチの操作に応じて発生されるクリック音の音高や音量
の変化によって、新たに設定される各種のレベル等につ
いての状態を、容易に判断することが可能となるので、
操作性が著しく向上される。
しかも、演奏者は、一般の人に比べて音感に対して敏
感であるから、クリック音の音高等を聞くだけで、実際
上はレベル等の設定状態を極めて正確に検知することが
できる。
その上に、クリック音の音高の制御や音量の制御等
は、デジタル方式の電子楽器では、ソフト的処理によっ
て簡単に実現することができるので、コスト面でも有利
である、等の多くの優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明のクリック音による設定状態告知機
能を備えた電子楽器について、その要部構成の一実施例
を示す機能ブロック図、 第2図は、第1図に示したこの発明の電子楽器におい
て、音量レベルとクリック音の音高との対応関係の一例
を示す図、 第3図は、この発明の電子楽器において、音量レベル設
定時の主要な処理の流れを示すフローチャート、 第4図は、第1図に示したこの発明の電子楽器におい
て、テンポ値とクリック音の音高との対応関係の一例を
示す図、 第5図は、この発明の電子楽器において、自動伴奏時の
テンポ設定時の主要な処理の流れを示すフローチャー
ト、 第6図は、この発明の電子楽器の要部構成について、他
の実施例を示す機能ブロック図、 第7図(1)と(2)は、左側と右側のスピーカ10L,10
Rから発生されるクリック音の音量レベルの関係の一例
を示す図、 第8図は、従来の電子楽器について、その音量レベルや
テンポ調節に関連する要部構成の一例を示す機能ブロッ
ク図。 図面において、1はスイッチ部、2はCPU、3は音量レ
ベルデータメモリ、4と4′はクリック音データメモ
リ、4Lと4Rは左側と右側のクリック音データメモリ、5
は楽音発生回路、5Lと5Rは左側と右側の楽音発生回路、
6はテンポデータメモリ、7はタイマー、8は自動伴奏
制御部、9は自動伴奏データメモリ、10Lと10Rは左側と
右側のスピーカ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】システム全体あるいはメロディやリズムの
    ような各機能毎に個別に音量レベルや自動演奏のテンポ
    を設定するスイッチ手段を具備し、前記スイッチ手段の
    操作によって音量レベルや自動演奏のテンポを設定可能
    な複数段階の設定値のうちの所望とする値に設定する機
    能を有するデジタル方式の電子楽器において、 システム全体あるいはメロディやリズムのような各機能
    毎に個別に、音量レベルや自動演奏のテンポの設定値に
    対応した、それぞれ異なる音高のクリック音を発生する
    ためのクリック音データが記憶されているクリック音デ
    ータメモリを備え、 前記スイッチ手段の操作時に、前記スイッチ手段の操作
    によって新たに設定された音量レベルや自動演奏のテン
    ポの設定値に対応したクリック音データを前記クリック
    音データメモリから読出し、該クリック音データに基づ
    いたクリック音を発生させることを特徴とする電子楽
    器。
  2. 【請求項2】システム全体あるいはメロディやリズムの
    ような各機能毎に個別に音量レベルや自動演奏のテンポ
    を設定するスイッチ手段を具備し、前記スイッチ手段の
    操作によって音量レベルや自動演奏のテンポを設定可能
    な複数段階の設定値のうちの所望とする値に設定する機
    能を有するデジタル方式の電子楽器において、 システム全体あるいはメロディやリズムのような各機能
    毎に個別に、音量レベルや自動演奏のテンポの設定値に
    対応した、それぞれ異なる音量のクリック音を発生する
    ためのクリック音データが記憶されているクリック音デ
    ータメモリを備え、 前記スイッチ手段の操作時に、前記スイッチ手段の操作
    によって新たに設定された音量レベルや自動演奏のテン
    ポの設定値に対応したクリック音データを前記クリック
    音データメモリから読出し、該クリック音データに基づ
    いたクリック音を発生させることを特徴とする電子楽
    器。
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