JP3561967B2 - 電子楽器システム - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、楽音制御情報を出力するマスタ電子楽器と、このマスタ電子楽器からの楽音制御情報に基づいて楽音を発生するスレーブ電子楽器とから構成される電子楽器システムに係り、特に両者の取り扱う楽音制御情報が一致しない場合に両者の設定内容を適宜変更することのできる電子楽器システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子楽器は楽音制御情報としてMIDI(Musical Instrument Digutal Interface)情報を用い、このMIDI情報によって発生する楽音の音高、音色又は付与する効果などを制御している。
このようなMIDIを用いた電子楽器には、マスタキーボードやシーケンサなどのようにMIDI情報を出力することはできるが、音源を持たないので楽音を発生することのできないもの(マスタ電子楽器)や、音源モジュールなどのようにMIDI信号を入力することよってそれに応じた楽音を発生させるもの(スレーブ電子楽器)などがある。
このようなマスタ電子楽器とスレーブ電子楽器とを接続することによって、電子楽器システムを構築し、種々の楽音を発生することができる。
【0003】
マスタ電子楽器は、プログラムチェンジPCを出力するスイッチを備えているので、これを操作することによって、スレーブ電子楽器すなわち音源モジュール側の音色を適宜切り替えることができる。プログラムチェンジPCを出力するスイッチはプログラマブルであり、マスタ電子楽器側のプログラムチェンジPCのスイッチ番号が『1』の場合でも、出力時には別の番号に変更してスレーブ電子楽器に供給することができる。また、マスタ電子楽器は、ディスプレイを備えているので、それを用いてプログラムチェンジPCの各番号に対する音色名などを表示したり、設定したりすることができる。
【0004】
ここで、プログラムチェンジPCとは、MIDI規格で規定されており、通常は音色の変更に用いられるものである。プログラムチェンジPCの番号と実際の音色の対応関係は、一部規定されているが、ユーザが音色を自由に作れるシンセサイザなどでは、ユーザの作った新しい音色のプログラムチェンジ番号PCを自由に設定できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
マスタ電子楽器(マスタキーボード)とスレーブ電子楽器(音源モジュール)を接続して使用する場合、演奏曲目に合わせて容易に使用音色が選び出せるようにマスタ電子楽器側のプログラムチェンジPCの番号の設定を変更し、さらにわかりやすいようにマスタ電子楽器側にスレーブ電子楽器の音色名を設定する必要があった。
また、逆に、マスタ電子楽器側のプログラムチェンジPCは標準的な設定としておき、スレーブ電子楽器側でプログラムチェンジPCの配列を変更した場合には、マスタ電子楽器側で設定され、表示される音色名と異なる音色が発音され、演奏者の混乱を招くことがあった。
さらに、マスタ電子楽器側の音色名の設定においては、スレーブ側で発音される楽音にふさわしい音色名を設定する必要があるが、その音色数が多くなるとそれだけ設定に時間を要するという問題があった。
【0006】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、マスタ電子楽器とスレーブ電子楽器との間で設定情報に所定の対応関係がない場合でも、その関係を容易に認識できるようにすると共にその変更設定も容易に行うことのできる電子楽器システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る電子楽器システムは、外部から入力された設定情報に応じて設定内容を変更し、変更された設定内容を外部に出力する共に前記変更された設定内容に従った楽音を発生するスレーブ電子楽器と、前記設定情報を前記スレーブ電子楽器に出力し、前記設定情報によって変更された前記スレーブ電子楽器の設定内容を受信するマスタ電子楽器とからなるものである。
【0008】
【作用】
スレーブ電子楽器は、外部のマスタ電子楽器から入力された設定情報に応じて設定内容を変更する。例えば、スレーブ電子楽器は、マスタ電子楽器からプログラムチェンジを入力した場合には、そのプログラムチェンジに応じた音色に設定される。そして、スレーブ電子楽器は、変更された設定内容を外部に出力すると共に変更された設定内容に従った楽音を発生するようになる。例えば、スレーブ電子楽器はプログラムチェンジによって変更された音色名を外部に出力し、その音色で楽音を発生するようになる。
一方、マスタ電子楽器は、スレーブ電子楽器の設定に関する設定情報をスレーブ電子楽器に出力し、スレーブ電子楽器から変更された設定内容を受信する。従って、マスタ電子楽器は、スレーブ電子楽器に出力した設定情報によってスレーブ電子楽器の設定内容がどのように変更されたかを容易に認識することができる。
【0009】
従って、この発明の推奨される実施態様の一つとして、請求項2に記載のようにマスタ電子楽器がスレーブ電子楽器から受信した設定内容を表示することによって、演奏者はマスタ電子楽器とスレーブ電子楽器との間で設定情報に所定の対応関係がない場合でも容易に確認することができるようになる。また、請求項3に記載のようにスレーブ電子楽器から受信した設定内容に応じて自己の設定内容を変更することによって、演奏者はマスタ電子楽器の設定内容を一々変更しなくても変更設定を容易に行うことができるようになる。
請求項4に記載の電子楽器は、他の電子楽器の設定に関する設定情報を他の電子楽器に出力する手段と、前記出力した設定情報に応答して他の電子楽器が送信する、前記出力した設定情報によって変更された該他の電子楽器の設定内容の情報を受信する手段と、前記受信した情報を表示する手段とを備えたことを特徴とする。これは、上述のマスタ電子楽器に対応する。
また、請求項5に記載の電子楽器は、他の電子楽器の設定に関する設定情報を他の電子楽器に出力する手段と、前記出力した設定情報に応答して他の電子楽器が送信する、前記出力した設定情報によって変更された該他の電子楽器の設定内容の情報を受信する手段と、前記受信した情報を記憶する手段とを備えたことを特徴とする。これは、上述のマスタ電子楽器に対応する。
また、請求項6に記載の電子楽器は、外部から設定情報を受信する手段と、前記受信した情報に基づいて当該電子楽器の設定内容を変更する手段と、変更された設定内容に関する情報を外部に出力する手段とを備えたことを特徴とする。これは、上述のスレーブ電子楽器に対応する。
【0010】
【実施例】
以下、この発明の一実施例を添付図面に従って詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施例に係る電子楽器システムの概略構成を示すブロック図である。この実施例では、電子楽器システムは、マスタキーボード1と音源モジュール2とのMIDI接続で構成されている。
この実施例において、マスタキーボード1全体の制御は、マスタ制御手段11、ROM12及びRAM13からなるマイクロコンピュータによって行われる。
【0011】
マスタ制御手段11は、このマスタキーボード全体の動作を制御するものである。このマスタ制御手段11に対しては、ROM12、RAM13、押鍵検出回路14、スイッチ検出回路15、表示回路16及びMIDIインターフェイス(MIDI OUT端子1A及びMIDI IN端子1B)がそれぞれ接続されている。
【0012】
ROM12はマスタ制御手段11のシステムプログラムや楽音に関する各種パラメータや各種データを格納するものであり、リードオンリーメモリ(ROM)で構成されている。
RAM13は、楽音制御情報やマスタ制御手段11がプログラムを実行する際に発生する各種データを一時的に記憶するものであり、ランダムアクセスメモリ(RAM)の所定のアドレス領域がそれぞれ割り当てられ、レジスタ及びフラグとして利用される。この実施例では、このRAM13内にプログラムチェンジ番号と、それに対応した音色名を格納するプログラムチェンジテーブル領域が設定される。
【0013】
MIDI OUT端子1Aは、楽音制御情報(ノートオン、ノートオフ、ベロシティ、ピッチデータ、プログラムチェンジ番号、効果番号等のMIDI規格に準拠したMIDIデータ)をマスタキーボード1からスレーブ制御手段21に供給するためのインターフェースである。
MIDI IN端子1Bは、音源モジュール2からマスタキーボード1に対して送出されるMIDIデータを取り込むためのインターフェイスである。
【0014】
鍵盤17は、発音すべき楽音の音高を選択するための複数の鍵を備えており、各鍵に対応してキースイッチを有しており、また必要に応じて押圧力検出装置等のタッチ検出手段を有している。鍵盤17は音楽演奏のための基本的な操作子であり、これ以外の演奏操作子でもよいことはいうまでもない。
押鍵検出回路14は、発生すべき楽音の音高を指定する鍵盤17のそれぞれの鍵に対応して設けられた複数のキースイッチからなる回路を含んで構成されており、新たな鍵が押圧されたときは、その押圧された鍵のキーコードを含むキーオンイベント情報を出力し、鍵が新たに離鍵されたときはその離鍵された鍵のキーコードを含むキーオフイベント情報を出力する。また、鍵押し下げ時の押鍵操作速度又は押圧力等を判別してタッチデータを生成する処理を行い、生成したタッチデータをベロシティデータとして出力する。
【0015】
パネルスイッチ18Aは、プログラムチェンジ番号を選択・設定・制御するための操作子であり、これを操作することによって、スレーブ電子楽器すなわち音源モジュール側の音色を適宜切り替えることができる。パネルスイッチ18Bはそのプログラムチェンジ番号に対して音色名を選択するための音色選択スイッチなどである。パネルスイッチ18Aはプログラマブルであり、スイッチ番号『1』〜『10』に対して、任意のプログラムチェンジ番号を設定することが可能である。従って、スイッチ番号『1』のパネルスイッチ18Aを操作しても、出力時には別の番号(例えば『3』)に変更されて音源モジュール2に供給されることとなる。
スイッチ検出回路15はパネルスイッチ18A及び18B上の各種スイッチをスキャン処理して、その操作状態(イベントの発生や種類)を検出する。
【0016】
表示回路16は現在設定されているプログラムチェンジ番号と音色名の対応関係や、音源モジュールからの各種情報をディスプレイ19に表示する。
例えば、図1のディスプレイ19において、『PROG:1』はマスタキーボード1のパネルスイッチ18Aによってプログラムチェンジ番号としてスイッチ番号『1』が押されたことを示し、『SLAVE RROG:3』はマスタキーボード1から音源モジュール2に対してはプログラムチェンジ番号として『3』が送出されたことを示し、『NAME:Grand Piano*』は音源モジュール2から送られてきた音色名(tone name)を示している。
【0017】
従って、演奏者はこのディスプレイ19の表示内容を見るだけで自分が指定したプログラムチェンジにより音源モジュール2がどのような音色に変更されたかを容易に認識することができると共に音源モジュール2の音色名が自動的に返送されるので、演奏者はその音色名を設定しなくてもよい。なお、音色名の最後尾に付記されている『*』は、マスタキーボード1と音源モジュール2との間で音色名が一致しなかったことを示す記号である。
ディスプレイ19は液晶表示パネル(LCD)などからなり、表示回路16によってその表示動作を制御される。
【0018】
音源モジュール2は、スレーブ制御手段21、ROM22、RAM23からなるマイクロコンピュータシステムで構成されており、複数のチャンネルで楽音信号の同時発生を行うことが可能であり、楽音に関するデータ(楽音制御情報)をMIDIインターフェイス(MIDI OUT端子1A及びMIDI IN端子28)を介してマスタキーボード1から受信し、それに基づき所定の楽音信号発生方式で楽音信号を発生する。
【0019】
スレーブ制御手段21は、マイクロプロセッサで構成されており、ROM4及びRAM5内の各種プログラムや各種データ、並びにMIDI IN端子28を介して外部から取り込まれた楽音制御情報に基づいて全体の動作を制御する。すなわち、スレーブ制御手段21は、楽音制御情報に基づいて、音源24にベロシティ、ピッチデータ及びピッチチェンジ番号を供給し、またエフェクタ25に効果番号を供給する。なお、スレーブ制御手段21には図示したものの他にも、タイマ、表示手段及びパネルスイッチ等の周辺機器が接続される。
【0020】
ROM22はスレーブ制御手段21の各種プログラムや各種データを格納するものであり、リードオンリーメモリ(ROM)で構成されている。
RAM23は、スレーブ制御手段21がプログラムを実行する際に発生する各種データを一時的に記憶するものであり、ランダムアクセスメモリ(RAM)の所定のアドレス領域がそれぞれ割り当てられ、レジスタ、フラグ、バッファ、テーブル等として利用される。
【0021】
音源24は、複数のチャンネルで楽音信号の同時発生が可能であり、スレーブ制御手段21から与えられた楽音制御情報(ノートオン、ノートオフ、ベロシティ、ピッチデータ、音色番号等)を入力し、これらのデータに基づいた楽音信号を発生してエフェクタ7に供給する。
音源24における楽音信号発生方式はいかなるものを用いてもよい。例えば、発生すべき楽音の音高に対応して変化するアドレスデータに応じて波形メモリに記憶した楽音波形サンプル値データを順次読み出すメモリ読み出し方式、又は上記アドレスデータを位相角パラメータデータとして所定の周波数変調演算を実行して楽音波形サンプル値データを求めるFM方式、あるいは上記アドレスデータを位相角パラメータデータとして所定の振幅変調演算を実行して楽音波形サンプル値データを求めるAM方式等の公知の方式を適宜採用してもよい。
エフェクタ25は音源24からの楽音信号に対して、スレーブ制御手段21からの効果番号に応じた効果を付与して、サウンドシステム26に出力する。サウンドシステム26は、アンプ等から構成され、エフェクタ25で効果の付与された楽音信号をスピーカを介して発音する。
【0022】
MIDI IN端子28は、マスタキーボード1からの楽音制御情報(ノートオン、ノートオフ、ベロシティ、ピッチデータ、プログラムチェンジ番号、効果番号等のMIDI規格に準拠したMIDIデータ)をスレーブ制御手段21に取り込むためのインターフェースである。
MIDI OUT端子29は、マスタキーボード1から音色名要求があった場合に、それに関する情報をMIDIデータとしてマスタキーボード1に供給するためのインターフェイスである。
【0023】
以下、図1の電子楽器システムの動作を図2〜図4のフローチャートを用いて説明する。
この実施例では、モードレジスタMODEの格納値に応じてマスタキーボード1の処理内容が決定されるようになっている。モードレジスタMODEには、『1』、『2』、『3』の3つの状態がある。
モードレジスタMODEが『1』の場合には、図3のPCテーブルエディットモード処理にて設定されたプログラムチェンジ番号PCに対応する音色名がディスプレイ19上に表示され、モードレジスタMODEが『2』又は『3』の場合には音源モジュール2から返送されて来た音色名が表示される。
【0024】
すなわち、マスタキーボード1と音源モジュール2との間で音色名が一致することが明白であり、通信による処理の遅れを極力無くしたい場合や、又は音源モジュール2が音色名の返送機能を備えていない場合などには、モードレジスタMODEに『1』を設定する。この場合には、マスタキーボード1は、音源モジュール2に対して音色名の返送要求を送出しないので、そのままパネルスイッチ18Aのプログラムチェンジ番号PCに対応した音色名をディスプレイ19上に表示する。
【0025】
これとは逆に、音源モジュール2が音色名の返送機能を備え、マスタキーボード1と音源モジュール2との間で音色名が一致するかどうかが不明確な場合には、モードレジスタMODEに『2』又は『3』を設定する。この場合には、マスタキーボード1から音源モジュール2に対して、プログラムチェンジ番号PCの送出と共に音色名の返送要求が送出される。従って、マスタキーボード1は、音源モジュール2から返送されてきた音色名をディスプレイ19に表示する。
【0026】
これにより、演奏者は自分が意図する音色に切り替わったいるのかどうかを判断することができる。すなわち、間違った音源モジュール2を接続している場合や、音源モジュール2の方で意図的にプログラムチェンジのテーブルが書き換えられている場合などには、異なった音色名が返送されて来るので、演奏者はそれを見ることによって問題の存在を認知することができる。
【0027】
さらに、モードレジスタMODEが『3』の場合には、マスタキーボード1のプログラムチェンジ毎に記憶している音色名と、返送されて来た音色名とを比較して、両者が異なっている場合には、ディスプレイ19に警告を表示することにより、積極的に演奏者に問題を通報することができる。演奏者が、発音されるべき音色名を忘れてしまっていた場合などでも、警告が表示されるので、間違っていることが容易に分かる。この実施例では、図1のディスプレイ19の表示例のように、音色名の最後尾に『*』を表示することにより、警告を行う。
【0028】
図2は、図1のマスタキーボード1が実行するプレイモード処理の一例を示すフローチャート図である。以下、このプレイモード処理を各ステップ毎に説明する。
ステップ21:パネルスイッチ18A及び18B上の各スイッチの操作状態を見るためにパネル走査を行う。
ステップ22:パネル走査の結果、スイッチイベント有りかどうか、すなわち、パネルスイッチ18A及び18B上のいずれかのスイッチが操作されたかどうかを判定し、スイッチイベント有り(YES)の場合は次のステップ23に進み、スイッチイベント無し(NO)の場合はステップ29にジャンプする。
【0029】
ステップ23:前ステップ21のパネル走査で検出されたスイッチイベントがパネルスイッチ18Aのプログラムチェンジスイッチ(PCスイッチ)のイベントかどうかを判定し、PCスイッチのイベント(YES)の場合は次のステップ25に進み、そうでない(NO)場合はステップ24に進む。
ステップ24:前ステップ23でパネル走査で検出されたスイッチイベントがパネルスイッチ18A以外のものであると判定されたので、ここでは、その他のスイッチに対する処理を行う。例えば、この実施例では、マスタキーボード1の動作モードの切り替えやモードレジスタMODEの切り替えなどをパネルスイッチ18Bの操作に応じて行う。
【0030】
ステップ25:前ステップ23でパネル走査で検出されたスイッチイベントがPCスイッチのものであると判定されたので、ここでは、そのPCスイッチに対応するプログラムチェンジ番号PCをMIDI OUT端子1A及びMIDI IN端子28を介してスレーブ制御手段21に送出する。スレーブ制御手段21は、このプログラムチェンジ番号PCに応じて音色番号を変更する。
【0031】
ステップ26:モードレジスタMODEが『1』かどうかを判定し、『1』(YES)の場合はステップ28に進み、『2』又は『3』(NO)の場合はステップ27に進む。
ステップ27:前ステップでモードレジスタMODEが『2』又は『3』と判定されたので、ここではMIDI OUT端子1A及びMIDI IN端子28を介して、音源モジュール2のスレーブ制御手段21に音色名の要求を送出する。
【0032】
ステップ28:前ステップでモードレジスタMODEが『1』と判定されたので、ここではプログラムチェンジ番号に対応した音色名をディスプレイ19に表示する。
ステップ29:MIDI IN端子1Bに音源モジュール2から何らかのMIDIデータが送信されてきたかどうかを見るためにMIDI IN端子1Bの走査を行う。
ステップ2A:前ステップ29のMIDI IN端子走査の結果、MIDIデータが有るかどうか、すなわち、音源モジュール2から何らかのMIDIメッセージが送信されてきたかどうかを判定し、MIDIデータ有り(YES)の場合は次のステップ2Bに進み、無し(NO)の場合はステップ2Hにジャンプする。
【0033】
ステップ2B:前ステップ2AでMIDIデータが有ると判定されたので、ここでは受信されたMIDIデータが音色名データかどうかを判定し、音色名データ以外のMIDIデータ(NO)の場合はステップ2Cに進み、音色名データ(YES)の場合はステップ2Dに進む。
ステップ2C:前ステップ2Bで受信されたMIDIデータが音色名データ以外だと判定されたので、ここではそのMIDIデータに対応したデータ処理を行う。例えば、バルクダンプ指令などの場合にはそれに応じて内蔵データのバルクダンプ処理を行う。
ステップ2D:前ステップ2Bで受信されたMIDIデータが音色名データだと判定されたので、ここではモードレジスタMODEが『1』かどうかを判定し、『1』(YES)の場合はステップ2Hにジャンプし、『2』又は『3』(NO)の場合はステップ2Eに進む。
【0034】
ステップ2E:前ステップ2DでモードレジスタMODEが『2』又は『3』だと判定されたので、ここでは音源モジュール2から送信されてきた音色名データをディスプレイ19に表示する。
ステップ2F:今度はモードレジスタMODEが『3』かどうかを判定し、『3』(YES)の場合はステップ2Gに進み、『2』(NO)の場合はステップ2Hにジャンプする。
【0035】
ステップ2G:前ステップ2FでモードレジスタMODEが『3』だと判定されたので、ここでは音源モジュール2から受信した音色名と、自機内に記憶されている音色名とが異なるときに限り、ディスプレイ19に警告を表示する。例えば、図1のような『*』の記号を音色名の後に付記する。
【0036】
ステップ2H:鍵盤17の押鍵状態を見るために鍵盤走査(キースキャン)を行う。
ステップ2J:前ステップ2Hの鍵盤走査の結果、キーイベント有りかどうかを判定し、キーイベント有り(YES)の場合は次のステップ2Kに進み、そうでない(NO)場合はステップ21にリターンする。
ステップ2K:MIDI OUT端子1A及びMIDI IN端子28を介して音源モジュール2に押鍵イベントに対応したMIDIデータを送出する。
【0037】
このように、マスタキーボード1による演奏の途中でプログラムチェンジが音源モジュール2に送出されると、音源モジュール2から音色名が返答され、それがマスタキーボード1のディスプレイ19上に表示されるので、変更された音色が意図したものであるかどうかの確認が容易に行えるようになる。
【0038】
図3は、図1のマスタキーボード1が実行するプログラムチェンジテーブルエディットモード(PCテーブルエディットモード)処理の一例を示すフローチャート図である。このPCテーブルエディットモードでは、マスタキーボード1のパネルスイッチ18Aが操作され、プログラムチェンジが発生する毎に、音源モジュール2に送出するプログラムチェンジ番号と、これに対応した音色名を設定するためのモードである。ただし、音色名に関しては、モードレジスタMODEが『2』又は『3』の場合には、マスタキーボード1からプログラムチェンジ番号を音源モジュール2に送出すると、音源モジュール2から対応する音色名が返送されるので、その音色名を記憶するだけである。以下、このPCテーブルエディットモード処理を各ステップ毎に説明する。
【0039】
ステップ31:パネルスイッチ18A及び18B上の各スイッチの操作状態を見るためにパネル走査を行う。
ステップ32:パネル走査の結果、スイッチイベント有りかどうか、すなわち、パネルスイッチ18A及び18B上のいずれかのスイッチが操作されたかどうかを判定し、スイッチイベント有り(YES)の場合は次のステップ33に進み、スイッチイベント無し(NO)の場合はステップ3Eにジャンプする。
【0040】
ステップ33:前ステップ31のパネル走査で検出されたスイッチイベントがパネルスイッチ18Aのプログラムチェンジスイッチ(PCスイッチ)のイベントかどうかを判定し、PCスイッチのイベント(YES)の場合はステップ34に進み、そうでない他のスイッチイベント(NO)の場合はステップ36に進む。
【0041】
ステップ34:前ステップ33でスイッチイベントがPCスイッチだと判定されたので、ここでは、操作されたPCスイッチ番号を現在エディット中のPCスイッチ番号として記憶する。
ステップ35:前ステップ34で記憶されたPCスイッチ番号の現在の設定内容をディスプレイに表示する。
【0042】
ステップ36:前ステップ33でパネル走査で検出されたスイッチイベントがパネルスイッチ18A以外のものだと判定されたので、今度は、スイッチイベントが数値スイッチ(図示せず)のイベントかどうかを判定し、数値スイッチのイベント(YES)の場合は次のステップ38に進み、そうでない他のスイッチイベント(NO)の場合はステップ37に進む。
【0043】
ステップ37:前ステップ33及び36でスイッチイベントがPCスイッチでも数値スイッチでもないと判定されたので、ここでは、その他のスイッチに対する処理を行い、ステップ3Eに進む。
ステップ38:前ステップ36でスイッチイベントが数値スイッチだと判定されたので、ここでは、その数値を現在エディット中のPCスイッチが音源モジュール2に対して送出するPCスイッチ番号として設定する。すなわち、図1のディスプレイ19の場合には、現在エディット中のPCスイッチの番号は『1』であり、操作された数値スイッチの数値が『3』である。
【0044】
ステップ39:MIDI OUT端子1A及びMIDI IN端子28を介して、音源モジュール2のスレーブ制御手段21にプログラムチェンジ番号として前ステップ38の数値を出力する。
ステップ3A:モードレジスタMODEが『1』かどうかを判定し、『1』(YES)の場合はステップ3Eにジャンプし、これ以外の『2』又は『3』(NO)の場合はステップ3Bに進む。
【0045】
ステップ3B:前ステップでモードレジスタMODEが『2』又は『3』と判定されたので、ここではMIDI OUT端子1A及びMIDI IN端子28を介して、音源モジュール2のスレーブ制御手段21に音色名の要求を送出する。
ステップ3C:音源モジュール2から音色名データが送信されてきたかどうかを見るためにMIDI IN端子1Bを走査し、その音色名を読み取る。
ステップ3D:現在エディット中のPCスイッチに対応する音色名として音源モジュール2から送信されてきたものを記憶する。なお、PCスイッチ番号の現在の設定内容を図1のようにディスプレイ19に表示する。
【0046】
ステップ3E:鍵盤17の押鍵状態を見るために鍵盤走査を行う。
ステップ3F:前ステップ3Hの鍵盤走査の結果、キーイベント有りかどうかを判定し、キーイベント有り(YES)の場合は次のステップ3Gに進み、そうでない(NO)場合はステップ31にリターンする。
ステップ3G:MIDI OUT端子1A及びMIDI IN端子28を介して音源モジュール2に押鍵イベントに対応したMIDIデータを送出する。
【0047】
このように、マスタキーボード1でプログラムチェンジに対する音色名を設定する時に、音源モジュール2から音色名が自動的に返答して来るので、演奏者が一々音色名を設定しなくてもよく、便利である。
【0048】
図4は、音源モジュール2が実行するスレーブ処理の一例を示すフローチャート図である。以下、このスレーブ処理を各ステップ毎に説明する。
【0049】
ステップ41:MIDI IN端子28にマスタキーボード1から何らかのMIDIデータが送信されてないかどうかを見るためにMIDI IN端子28を走査する。
ステップ42:前ステップ41のMIDI IN端子を走査した結果、MIDIデータが有るかどうか、すなわち、マスタキーボード1から何らかのMIDIメッセージが送信されてないかどうかを判定し、MIDIデータ有り(YES)の場合は次のステップ43に進み、無し(NO)の場合はステップ48にジャンプする。
【0050】
ステップ43:送信されてきたMIDIメッセージが発音イベントかどうかを判定し、発音イベント(YES)の場合はステップ44に進み、そうでない(NO)場合はステップ45に進む。
ステップ44:前ステップ43で送信されてきたMIDIメッセージが発音イベントだと判定されたので、ここでは、その発音イベントに対応して発音処理を行い、ステップ48に進む。
【0051】
ステップ45:前ステップ43でMIDIメッセージが発音イベントでないと判定されたので、今度は、音色名要求メッセージかどうかの判定を行い、音色名要求メッセージ(YES)の場合はステップ46に進み、そうでない他のメッセージ(NO)の場合はステップ47に進む。
ステップ46:前ステップ45で音色名要求メッセージだと判定されたので、プログラムチェンジ番号に対応する音色名をMIDI OUT端子27及びMIDI IN端子1Bを介してマスタキーボード1のマスタ制御手段11に出力する。この音色名を受信したマスタ制御手段11は、図2のステップ2Eや図3のステップ3Dのような処理を行う。
ステップ47:前ステップ43及び45でMIDIメッセージが発音イベントでも音色名要求でもないと判定されたので、ここでは、そのMIDIメッセージに対応したその他のMIDIイベント処理を行う。
ステップ48:その他の音源モジュール独自の処理を行う。
【0052】
上述の実施例では、プログラムチェンジによって音色名を切り替える場合について説明したが、これに限らず、マルチ(1つの押鍵で複数の音色を発音するもの)の場合には、音色名でなく、マルチの名称を切り替えるようにしてもよい。また、音源モジュールからもマルチの名称を返送するようにしてもよい。
さらに、上述の実施例では、プログラムチェンジによって音色を切り替える場合だけについて説明したが、これに限らず、エフェクトやレジスト(楽器の状態を設定するもの)などを外部のマスタ電子楽器によって変更・設定できるシステムにおいては、このような情報も適宜変更・設定できるようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】
この発明によれば、マスタ電子楽器とスレーブ電子楽器との間で楽音制御情報に所定の対応関係がない場合でも、容易に確認できると共にその変更設定を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る電子楽器システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1のマスタキーボード1が実行するプレイモード処理の一例を示すフローチャート図である。
【図3】図1のマスタキーボード1が実行するプログラムチェンジテーブルエディットモード(PCテーブルエディットモード)処理の一例を示すフローチャート図である。
【図4】音源モジュールが実行するスレーブ処理の一例を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1…マスタキーボード、11…マスタ制御手段、12…ROM、13…RAM、14…押鍵検出回路、15…スイッチ検出回路、16…表示回路、17…鍵盤、18A,18B…パネルスイッチ、19…ディスプレイ、1A…MIDI OUT端子、1B…MIDI IN端子、2…音源モジュール、21…スレーブ制御手段、22…ROM、23…RAM、24…音源、25…エフェクタ、26…サウンドシステム、27…MIDI OUT端子、28…MIDI IN端子
Claims (6)
- 外部から入力された設定情報に応じて設定内容を変更し、変更された設定内容を外部に出力する共に前記変更された設定内容に従った楽音を発生するスレーブ電子楽器と、
前記設定情報を前記スレーブ電子楽器に出力し、前記設定情報によって変更された前記スレーブ電子楽器の設定内容を受信するマスタ電子楽器と
からなる電子楽器システム。 - 前記マスタ電子楽器は、前記スレーブ電子楽器から受信した設定内容を表示することを特徴とする請求項1に記載の電子楽器システム。
- 前記マスタ電子楽器は、前記スレーブ電子楽器から受信した設定内容に応じて自己の設定内容を変更することを特徴とする請求項1に記載の電子楽器システム。
- 他の電子楽器の設定に関する設定情報を他の電子楽器に出力する手段と、
前記出力した設定情報に応答して他の電子楽器が送信する、前記出力した設定情報によって変更された該他の電子楽器の設定内容の情報を受信する手段と、
前記受信した情報を表示する手段と
を備えたことを特徴とする電子楽器。 - 他の電子楽器の設定に関する設定情報を他の電子楽器に出力する手段と、
前記出力した設定情報に応答して他の電子楽器が送信する、前記出力した設定情報によって変更された該他の電子楽器の設定内容の情報を受信する手段と、
前記受信した情報を記憶する手段と
を備えたことを特徴とする電子楽器。 - 外部から設定情報を受信する手段と、
前記受信した情報に基づいて当該電子楽器の設定内容を変更する手段と、
変更された設定内容に関する情報を外部に出力する手段と
を備えたことを特徴とする電子楽器。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22559594A JP3561967B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 電子楽器システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22559594A JP3561967B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 電子楽器システム |
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JPH0863156A JPH0863156A (ja) | 1996-03-08 |
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JP (1) | JP3561967B2 (ja) |
-
1994
- 1994-08-26 JP JP22559594A patent/JP3561967B2/ja not_active Expired - Fee Related
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