JP3654200B2 - 楽音制御パラメータ設定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子楽器などの楽音を発生する装置に適用されて、楽音の発生態様を制御する楽音制御パラメータを設定するための楽音制御パラメータ設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、電子楽器の操作パネルに、文字及び数字を表示可能な方形状の表示器と、同表示器の一辺に沿って一列に配置した複数のファンクション操作子と、楽音の発生態様を制御する楽音制御パラメータを設定するためのパラメータ設定操作子とを設けた楽音制御パラメータ設定装置は知られている。この装置においては、まず、複数のファンクション操作子のうちのいずれか一つを操作すると、第1階層に属する複数の機能のうちで同操作されたファンクション操作子により指定される一つ機能が指定される。次に、ふたたび前記複数のファンクション操作子のうちのいずれか一つを操作すると、前記指定された一つの機能に属しかつ第2階層に属する複数のサブ機能のうちで同操作されたファンクション操作子により指定される一つのサブ機能が指定される。
【0003】
このサブ機能の指定により、同指定されたサブ機能に対応した設定画面であって、同サブ機能によって指定されて楽音の発生態様を制御する楽音制御パラメータを設定するための設定画面が表示器に表示される。この状態で、パラメータ設定操作子が操作されると、表示器にて表示されている設定画面によって指定される楽音制御パラメータが、同操作されたパラメータ設定操作子に応じて設定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の装置においては、第1階層の機能の指定も、第2階層のサブ機能の指定も同一のファンクション操作子を用いているので、ファンクション操作子の操作時における階層の把握が難しい。また、第2階層から第1階層へ戻すための操作子が必要になるとともに、第2階層から第1階層へ戻すための操作も必要になる。これらの理由により、所望の階層、機能及びサブ機能の指定が容易に行えず、所望の楽音制御パラメータを簡単に所望の値に設定したり、簡単に変更できない場合がある。
【0005】
【発明の概要】
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、所望の楽音制御パラメータを簡単に所望の値に設定したり、簡単に変更できるようにした楽音制御パラメータ設定装置を提供することにある。
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の構成上の特徴は、文字及び数字を表示可能な表示器と、表示器の近傍に一列に配置されて複数の機能をそれぞれ指定するための複数の第1ファンクション操作子と、第1ファンクション操作子と平行に一列に配置されて同各第1ファンクション操作子により指定される各機能に属する複数のサブ機能をそれぞれ指定するための複数の第2ファンクション操作子と、楽音の発生態様を制御する楽音制御パラメータを設定するためのパラメータ設定操作子と、第1ファンクション操作子によって指定された機能に属し、かつ第2ファンクション操作子によって指定されたサブ機能に対応した設定画面であって、同サブ機能によって指定されて楽音の発生態様を制御する楽音制御パラメータを設定するための設定画面を表示器に表示させる表示制御手段と、パラメータ設定操作子の操作に応じて、表示器にて表示されている設定画面によって指定される楽音制御パラメータを設定するパラメータ設定手段とを備えたことにある。
【0007】
この場合、前記表示制御手段は、例えば、楽音制御パラメータを設定する設定画面にて、同楽音制御パラメータと、複数の第1及び第2ファンクション操作子に対応させて同第1及び第2ファンクション操作子に割当てられている機能及びサブ機能とを表示するものである。
【0008】
前記のように構成した本発明においては、複数の第1ファンクション操作子のうちのいずれか一つが操作されると、複数の機能のうちから操作された第1ファンクション操作子に対応する一つの機能、言い換えれば第1階層に属する複数の機能のうちの一つの機能が指定される。次に、複数の第2ファンクション操作子のうちのいずれか一つが操作されると、指定された第1階層の機能に属する複数のサブ機能のうちから操作された第2ファンクション操作子に対応する一つのサブ機能、言い換えれば第2階層に属する複数のサブ機能のうちの一つのサブ機能が指定される。そして、表示制御手段は、指定されたサブ機能に対応した設定画面であって、楽音の発生態様を制御するための楽音制御パラメータを設定するための設定画面を表示器にて表示し、パラメータ設定手段が、パラメータ設定操作子の操作に応じて、表示器にて表示されている設定画面によって指定される楽音制御パラメータを設定する。
【0009】
その結果、本発明によれば、第1階層に属する機能と第2階層に属するサブ機能とが、独立して配置された第1ファンクション操作子と第2ファンクション操作子の操作によりそれぞれ指定されるので、前記従来技術のようにファンクション操作子の操作時における階層の把握が必要なくなる。すなわち、第1ファンクション操作子が操作されれば第1階層に属する機能が指定され、第2ファンクション操作子が操作されれば第2階層に属するサブ機能が指定される。その結果、本発明によれば、一つの階層から他の階層への移行のための操作が不要となり、所望の機能及びサブ機能の指定を簡単に行うことができ、所望の楽音制御パラメータを簡単に所望の値に設定したり、簡単に変更できるようになる。また、表示器が長方形状であって横と縦の長さが異なる場合(現在、容易に入手可能な多くの液晶表示器は横と縦の長さが異なる)、第1及び第2ファンクション操作子を横又は縦のうちで長い方の辺に沿って配置するようにすれば、多数の第1及び第2ファンクション操作子を配置させることができて便利である。
【0010】
また、本発明の他の構成上の特徴は、前記表示制御手段を、複数の第1ファンクション操作子によって指定される複数の機能のうちのいずれか一つの機能を表す第1変数と、第1変数によって指定される各機能ごとに複数の第2ファンクション操作子によって指定される複数のサブ機能のうちのいずれか一つのサブ機能をそれぞれ表す複数の第2変数とを記憶する変数記憶手段と、複数の第1ファンクション操作子のうちのいずれか一つが操作されたとき、第1変数を操作された第1ファンクション操作子によって指定された機能を表す値に更新する第1更新手段と、複数の第2ファンクション操作子のうちのいずれか一つが操作されたとき、第1変数によって指定されている機能に属する複数のサブ機能のうちのいずれか一つのサブ機能を表す第2変数を、操作された第2ファンクション操作子により指定されるサブ機能を表す値に更新する第2更新手段とを有するように構成し、第1変数によって指定されている機能に属する複数のサブ機能のうちで第2変数によって指定されているサブ機能に対応した設定画面を表示器にて表示させるようにしたことにある。
【0011】
これによれば、複数の第2ファンクション操作子のうちのいずれか一つが操作されても、第1変数によって指定されていない機能に属する各複数のサブ機能のうちの各一つのサブ機能を表す第2変数は以前の値に維持される。したがって、複数の第1ファンクション操作子のうちで前回とは異なる第1ファンクション操作子を新たに操作した場合には、同新たに操作された第1ファンクション操作子によって指定された機能を表す第1変数と、同機能に属する複数のサブ機能のうちの一つのサブ機能を表す前回設定された第2変数によって指定された第2変数とにより、楽音制御パラメータを設定するための設定画面が決定されることになる。その結果、一つの機能に属するサブ機能から他の機能に属する所望のサブ機能に移行する操作が簡単になり、ひいては所望の楽音制御パラメータの設定がより簡単になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明すると、図1は、本発明に係る楽音制御パラメータ設定装置が適用される電子楽器をブロック図により示している。
【0013】
この電子楽器は、鍵盤10及び操作パネル20を備えている。鍵盤10は演奏操作子としての複数の鍵からなり、各鍵の押離鍵は、鍵スイッチ回路11内に各鍵に対応して設けた鍵スイッチによって検出されるようになっている。
【0014】
操作パネル20には、ディスプレイ21、モード操作子群22、ファンクション操作子群23、サブファンクション操作子群24、パラメータ設定操作子群25及びその他の制御操作子群26が配置されている。ディスプレイ21は、横長の長方形状の液晶表示器で構成されており、文字、数字、イメージなどの各種画像を表示可能となっている。なお、このディスプレイ21としては、液晶表示器以外の小型ブラウン管装置などの他の表示器を用いてもよい。ディスプレイ21は、表示制御回路27により表示制御されるようになっている。
【0015】
モード操作子群22は、図1に示すとともに図7に拡大して示すように、ディスプレイ21の上部側方に配置されて、音色選択モード、音色編集モード及びその他のモードをそれぞれ選択するための第1〜第3モード操作子22a〜22cからなる。ファンクション操作子群23は、ディスプレイ21の下方近傍にて横方向に一列に配置されて、同ディスプレイ21の下部に横方向に沿って表示された複数の機能をそれぞれ選択する第1〜第6ファンクション操作子23a〜23fからなる。サブファンクション操作子群24は、ディスプレイ21とファンクション操作子群23との間にて同操作子群23と平行に一列に配置されて、同ディスプレイ21の下部に横方向に沿って表示された複数のサブ機能をそれぞれ選択する第1〜第5サブファンクション操作子24a〜24e及びインフォメーション操作子24fからなる。
【0016】
パラメータ設定操作子群25は、ディスプレイ21の側方に配置され、楽音の発生態様を制御する楽音制御パラメータを設定するためのロータリ操作子、インクレメント操作子、デクレメント操作子、カーソル移動操作子、エンター操作子などの複数の操作子からなる。その他の制御操作子群26は、自動演奏、オートリズムなどのその他の動作を制御するための複数の操作子からなる。これらのモード操作子群22、ファンクション操作子群23、サブファンクション操作子群24、パラメータ設定操作子群25及びその他の制御操作子群26の各操作子の操作は、操作子スイッチ回路28内に各操作子にそれぞれ対応して設けた操作子スイッチによって検出されるようになっている。
【0017】
これらの鍵スイッチ回路11、表示制御回路27及び操作子スイッチ回路28は、バス30に接続されている。バス30には、CPU41と、RAM42と、プログラム及びデータメモリ43と、音源回路50とが接続されている。CPU41は、図2のメインプログラム及びその他のプログラムを実行して電子楽器の各種動作を制御するものである。RAM42は、前記各種プログラムの実行に必要な変数を一時的に記憶する。
【0018】
プログラム及びデータメモリ43は、本電子楽器に予め組み込まれているROM及びハードディスクHD、並びに同電子楽器に装着可能なコンパクトディスクCD、ミニディスクMD、フロッピーディスクFDなどの種々の記録媒体と、同各記録媒体に対するドライブユニットを含むものであり、各種プログラム及び各種データを記憶する。特に、この各種データの中には、楽音の発生態様を制御する各種楽音制御パラメータ及び同楽音制御パラメータの設定画面をディスプレイ21にて表示させるための表示制御データが含まれている。また、この記録媒体には、各種プログラム及びデータが、後述するMIDIインターフェース回路61又は通信インターフェース回路62を介した外部からも供給可能になっている。
【0019】
音源回路50は、CPU41からの演奏情報(キーオン信号、キーオフ信号、ノート番号、ベロシティなど)に基づいて楽音信号を形成する。この楽音信号の形成においては、CPU41から音源回路50に供給される楽音制御パラメータにより、同楽音信号の音色、音量(振幅エンベロープ)、効果などの楽音要素を含む楽音の発生態様が制御される。音源回路50で形成された楽音信号は、サウンドシステム51に出力される。サウンドシステム51は、アンプ、スピーカなどからなり、前記出力された楽音信号に対応した楽音を発音する。
【0020】
また、バス30には、ミディー(MIDI)インターフェース回路61及び通信インターフェース回路62も接続されている。ミディーインターフェース回路61は、他の電子楽器、パーソナルコンピュータなどの音楽機器と、各種プログラム及びデータを交信し合うためのものである。通信インターフェース回路62は、通信ネットワークを介して外部と接続可能となっていて、この電子楽器が外部と各種プログラム及びデータを交信可能となっている。
【0021】
次に、上記のように構成した実施形態の動作を説明する。図示しない電源スイッチが投入されると、CPU41は、図2のメインプログラムをステップS10にて開始し、ステップS12の初期設定処理後、ステップS14〜S24からなる循環処理を繰り返し実行する。この循環処理においては、ステップS14のモード管理処理にて、モード操作子群22を構成する第1〜第3モード操作子22a〜22cの各操作イベントを検出して、同第1〜第3モード操作子22a〜22cの操作に応じて、電子楽器を音色選択モード、音色編集モード及びその他の設定モードのうちのいずれかのモードに設定する。
【0022】
前記ステップS14のモード管理により、電子楽器が音色選択モードに設定されると、プログラムはステップS16の判定処理によってステップS18の音色選択処理に進められる。この音色選択処理においては、ファンクション操作子群23及びサブファンクション操作子群24に、図14に示すように、音色選択に関する各種機能が割当てられている。この図14中の×印は、機能割当てなしを表している。すなわち、この音色選択モードでは、ファンクション操作子群23を構成する第1及び第4〜第6ファンクション操作子23a,23d〜23fに通常演奏モード、ポルタメント制御設定、エンベロープ制御設定及びアルペジエータ設定の各機能がそれぞれ割当てられている。サブファンクション操作子群24においては、インフォメーション操作子24fのみに前記各種機能に関する基本情報の表示機能がサブ機能として割当てられている。
【0023】
そして、この音色選択処理においては、第1及び第4〜第6ファンクション操作子23a,23d〜23fのいずれかが操作されれば、同操作されたファンクション操作子に割当てられた機能に対応したデータ設定画面がディスプレイ21に表示される。また、ディスプレイ21の下部には第1及び第4〜第6ファンクション操作子23a,23d〜23fに対応した位置にて同第1及び第4〜第6ファンクション操作子23a,23d〜23fに割当てた各種機能名が表示される。図7は、第1ファンクション操作子23aが操作されて、同操作子23aに割当てた通常演奏モードの選択状態を示しており、この状態では選択音色名(例えば、PF:S700 PIANO)がディスプレイ21の中央に表示されている。また、下部の機能名の表示においては、選択されている機能名が、他の機能名と色を異ならせて表示されている。
【0024】
この表示状態で、パラメータ設定操作子群25を操作することにより、ディスプレイ21にて表示されている各種機能に関する制御データが設定及び変更される。例えば、図7の表示状態で、カーソル操作子の操作によってカーソルを音色名の表示位置に移動し、ロータリ操作子を回転操作することにより、画面に表示されている音色名が順次変更される。そして、エンター操作子などの操作により、前記表示されている音色に関する楽音制御パラメータが音源回路50に出力されて、同音源回路50にて鍵盤10の演奏に従って形成される楽音信号の音色が制御される。
【0025】
また、この音色選択処理においては、通常演奏モード、ポルタメント制御設定、エンベロープ制御設定及びアルペジエータ設定の各種機能に関する基本情報が、ディスプレイ21にて表示される。例えば、ディスプレイ21の表示画面が図7に示す状態にあるときに、インフォメーション操作子24fが操作されると、表示画面は図8に示すように切り換えられる。この表示画面では、楽音制御パラメータの記憶位置(Bank)、楽音信号に付与される効果(Cross Delay, Flanger)
などが表示される。
【0026】
前記ステップS14のモード管理により、電子楽器が音色編集モードに設定されると、プログラムはステップS16の判定処理によってステップS20の音色編集処理ルーチンに進められる。この音色編集処理ルーチンにおいては、前記ステップS18の音色選択処理ルーチンにより選択される音色の制御パラメータが設定及び変更されるが、この処理ルーチンに関しては詳しく後述する。
【0027】
また、前記ステップS14のモード管理により、電子楽器がその他の設定モードに設定されると、プログラムはステップS16の判定処理によってステップS22のその他の設定処理に進められる。このステップS22のその他の設定処理においては、自動演奏、MIDIデータに関するデータ処理などのその他のデータの設定処理が行われる。
【0028】
これらのステップS18〜S22の処理後、ステップS24にて発音処理を実行する。この発音処理においては、鍵盤10における押鍵及び離鍵などの鍵演奏を検出して、同鍵演奏に関するキーオン信号、キーオフ信号、ノート番号、ベロシティなどの演奏情報を音源回路50にバス30を介して出力する。音源回路50は、これらの演奏情報に応じて楽音信号を形成し、又は発生中の楽音信号の形成を終了させたりする。この楽音信号の形成においては、前記ステップS18の音色選択処理によって音源回路50に供給されている楽音制御パラメータが利用され、同形成される楽音信号の音色は同ステップS18の音色選択処理によって選択された音色になる。そして、形成された楽音信号は、サウンドシステム51を介して発音される。
【0029】
次に、ステップS20の音色編集処理ルーチンについて詳細に説明する。この音色編集処理ルーチンにおいては、ファンクション操作子群23及びサブファンクション操作子群24に、図15に示すように、音色、音量、効果などの楽音信号の楽音要素を制御する楽音制御パラメータを設定するための各種機能及びサブ機能が割り当てられている。この場合も、図中の×印は機能割当てなしを表している。すなわち、この音色編集モードでは、ファンクション操作子群23を構成する第1〜第6ファンクション操作子23a〜23fに、一般事項設定(GENERAL)、出力処理(OUTPUT)、アルペジエータ設定(ARP)、操作子機能設定(CLT SET)、変調用発振器設定(LFO)及びエフェクト設定(EFFECT)の各機能がそれぞれ割当てられている。
【0030】
また、第1〜第5サブファンクション操作子24a〜24e及びインフォメーション操作子24fには、前記各機能ごとにサブ機能がそれぞれ割当てられている。例えば、機能が一般事項設定であれば、第1〜第5サブファンクション操作子24a〜24eには、音色名設定(NAME)、演奏モード設定(PLY MODE)、イコライザ設定(MEQ OFS)、ポルタメント設定(PORTA)及びその他の設定(OTHER)からなる各サブ機能が割当てられている。なお、イコライザ設定とは、楽音信号の周波数特性(カットオフ周波数、周波数帯域、共振のQなど)を設定するものである。
【0031】
また、機能がアルペジエータ設定であれば、第1〜第3、第5サブファンクション操作子24a〜24c,24eには、アルペジオパターン設定(TYPE)、アルペジオ音域/音量設定(LIMIT)、アルペジオ音長(PLAY FX)及びクリア(CLEAR)の各サブ機能が割当てられている。インフォメーション操作子24fには、アルペジオ音域を鍵盤20を用いて押鍵入力するサブ機能が割当てられている。なお、アルペジオパターン設定とは、演奏鍵に基づいて発音されるアルペジオ音のパターン種類を設定することを意味する。アルペジオ音域設定とは、アルペジオ音が発音される演奏鍵の範囲を設定することを意味する。アルペジオ音量設定とは、発音されるアルペジオ音の音量の大きさ又は範囲を設定することを意味する。アルペジオ音長設定とは、各アルペジオ音の符長を設定することを意味する。
【0032】
前記ステップS20の音色編集処理ルーチンは図3に詳細に示されており、その実行がステップS50にて開始されて、ステップS52にてフラグ設定処理ルーチンを実行する。このフラグ設定処理ルーチンは、図4に示すように、ステップS100〜S122からなる。ステップS100の実行開始後、ステップS102にて、第1〜第6ファンクション操作子23a〜23f、第1〜第5サブファンクション操作子24a〜24e及びインフォメーション操作子24fの操作を検出する。そして、この操作の検出に応じて、ステップS104〜S120の処理により、RAM42に記憶されている各種フラグFUNC,SFUNC1,SFUNC3〜SFUNC6,INFOを種々の値に設定する。
【0033】
なお、ファンクションフラグFUNCは、「1」〜「6」により、前記図15の一般事項設定(GENERAL)、出力処理(OUTPUT)、アルペジエータ設定(ARP)、操作子機能設定(CLT SET)、変調用発振器設定(LFO)及びエフェクト設定(EFFECT)の各機能をそれぞれ表す。サブファンクションフラグSFUNC1,SFUNC3〜SFUNC6は、前記出力処理を除く一般事項設定、アルペジエータ設定、操作子機能設定、変調用発振器設定及びエフェクト設定の各機能にそれぞれ属する各サブ機能をそれぞれ表す。例えば、サブファンクションフラグSFUNC1は、「1」〜「5」により、音色名設定(NAME)、演奏モード設定(PLY MODE)、イコライザ設定(MEQ OFS)、ポルタメント設定(PORTA)及びその他の設定(OTHER)の各サブ機能をそれぞれ表す。また、サブファンクションフラグSFUNC3は、「1」〜「3」,「5」により、アルペジオパターン設定(TYPE)、アルペジオ音域/音量設定(LIMIT)、アルペジオ音長設定(PLAY FX)及びクリア(CLEAR)の各サブ機能をそれぞれ表す。インフォメーションフラグINFOは、“1”により、前記一般事項設定及びアルペジエータ設定における音色名の文字テーブル入力及びアルペジオ音域の押鍵入力の各サブ機能を表す。
【0034】
まず、第1〜第6ファンクション操作子23a〜23fが操作された場合について説明する。第1〜第6ファンクション操作子23a〜23fのうちのいずれかの操作子が操作されると、ステップS104にて「YES」と判定し、ステップS106にてファンクションフラグFUNCを操作された操作子に対応した機能を表す値(「1」〜「6」のいずれかの値)に設定する。なお、このファンクションフラグFUNCは、初期には“1”に設定されている。
【0035】
第1〜第5サブファンクション操作子24a〜24dのうちのいずれかの操作子が操作されると、ステップS108にて「YES」と判定し、ステップS110にて操作された操作子にサブ機能が割当てられているかを判定する。そして、操作された操作子にサブ機能が割当てられている場合にのみ、ステップS110にて「YES」と判定し、ステップS112にて、サブファンクションフラグSFUNC1,SFUNC3〜SFUNC6のうちでファンクションフラグFUNC(1,3〜6のうちのいずれかの整数n)により指定されているサブファンクションフラグSFUNCn(n=1,3〜6)を操作された操作子に対応したサブ機能を表す値(「1」〜「5」のいずれかの値)に設定する。ここで、注目すべき点は、サブファンクションフラグSFUNC1,SFUNC3〜SFUNC6のうちでファンクションフラグFUNCにより指定されていないサブファンクションフラグSFUNCm(m≠n)は、前回設定された値に維持されることである。なお、これらのサブファンクションフラグSFUNC1,SFUNC3〜SFUNC6も、初期には“1”に設定されている。
【0036】
インフォメーション操作子24fが操作されると、ステップS114にて「YES」と判定し、ステップS116にてインフォメーションフラグINFOを“1”に設定する。また、この“1”に設定されたインフォメーションフラグINFOは、ステップS118,120の処理により、第1〜第6ファンクション操作子23a〜23f及び第1〜第5サブファンクション操作子24a〜24eのいずれかの操作時に“0”にリセットされる。なお、このインフォメーションフラグINFOは、初期には“0”に設定されている。
【0037】
ふたたび図3の音色編集処理ルーチンの説明に戻ると、前記ステップS52の処理後、ステップS54にてファンクションフラグFUNCが「1」〜「6」のいずれの値であるかを判定する。このステップS54の判定処理により、ファンクションフラグFUNCが設定されている値「1」〜「6」に応じて、ステップS56〜S66にて、一般事項設定、出力処理、アルペジエータ設定、操作子機能設定、変調用発振器設定及びエフェクト設定などの各処理を実行して、ステップS68にて音色編集処理を終了する。
【0038】
これらのステップS56〜S66の各処理においては、表示制御回路27との協働により、ファンクションフラグFUNCによって指定される機能に属しかつサブファンクションフラグSFUNC1,SFUNC3〜SFUNC6によって指定されたサブ機能に対応した設定画面をディスプレイ21に表示させる。この設定画面は、前記ファンクションフラグFUNC及びサブファンクションフラグSFUNC1,SFUNC3〜SFUNC6によって指定されるサブ機能に関する楽音制御パラメータの表示と、第1〜第6ファンクション操作子23a〜23f、第1〜第5サブファンクション操作子24a〜24e及びインフォメーション操作子24fに対応させて各操作子に割当てられている機能及びサブ機能を表す文字(GENERAL,OUTPUT,ARP…,NAME,PLYMODE,MEQ OFS…,LIST)の表示を含む(図9〜図13)。この場合も、前記したディスプレイ21の下部における機能名の表示においては、選択されている機能名及びサブ機能名が、その他の機能名及びサブ機能名と色を異ならせて表示されている。
【0039】
この表示状態で、パラメータ設定操作子群25を操作することにより、ディスプレイ21にて表示されている各種機能に関する楽音制御パラメータが設定及び変更される。言い換えれば、プログラム及びデータメモリ43内のハードディスクなどの記録媒体に記憶されていて、ファンクションフラグFUNC及びサブファンクションフラグSFUNC1,SFUNC3〜SFUNC6によって指定されるサブ機能に関する楽音制御パラメータが、パラメータ設定操作子群25の操作によって設定及び変更される。
【0040】
具体的には、ファンクションフラグFUNCが「1」に設定されていれば、ステップS56にて、サブファンクションフラグSFUNC1の値(1〜5)及びインフォメーションフラグINFOに応じて、音源回路50にて形成される一種類の楽音信号(例えば、ピアノPFの番号S700の音色の楽音)に対して、音色名、演奏モード、イコライザによる周波数特性などの一般事項に関し、設定画面の表示処理及び楽音制御パラメータの設定処理がなされる。
【0041】
ファンクションフラグFUNCが「2」に設定されていれば、ステップS58にて、音源回路50にて形成される一種類の楽音信号に対して、音量、パンなどの出力処理に関する設定画面の表示処理及び楽音制御パラメータの設定処理がなされる。
【0042】
ファンクションフラグFUNCが「3」に設定されていれば、ステップS60にて、サブファンクションフラグSFUNC3の値(1〜3,5)及びインフォメーションフラグINFOに応じて、音源回路50にて形成される一種類の楽音信号に対して、アルペジオパターン、アルペジオ音域及び音量などのアルペジエータ設定に関する設定画面の表示処理及び楽音制御パラメータの設定処理がなされる。
【0043】
ファンクションフラグFUNCが「4」に設定されていれば、ステップS62にて、サブファンクションフラグSFUNC4の値(1〜3)に応じて、各種操作子に対する機能の割当てに関する設定画面の表示処理及びデータの設定処理がなされる。
【0044】
ファンクションフラグFUNCが「5」に設定されていれば、ステップS64にて、サブファンクションフラグSFUNC5の値(1〜5)に応じて、音源回路50にて形成される一種類の楽音信号に対して、同楽音信号に付与される変調効果に使用する変調信号波形の選択、同変調信号の立上がりの遅延特性、変調される要素(ピッチ、音色、音量)の設定などの変調用信号に関する設定画面の表示処理及び楽音制御パラメータの設定処理がなされる。
【0045】
ファンクションフラグFUNCが「6」に設定されていれば、ステップS66にて、サブファンクションフラグSFUNC6の値(1〜5)に応じて、音源回路50にて形成される一種類の楽音信号に対して、同楽音信号に付与されるコーラス、リバーブなどの音響効果に関する設定画面の表示処理及び楽音制御パラメータの設定処理がなされる。
【0046】
これらのステップS56〜S66の表示及び設定処理の詳細を、ステップS56の一般事項設定及びステップS60のアルペジエータ設定の各処理ルーチンを例にして説明しておく。
【0047】
一般事項設定ルーチンは、図5に詳細に示すように、ステップS200にて開始され、ステップS202にてサブファンクションフラグSFUNC1に応じた分岐処理を実行する。サブファンクションフラグSFUNC1が「1」であれば、ステップS202の分岐処理により、ステップS204に進む。ステップS204においては、表示制御回路27との協働により、ディスプレイ21にて音色名設定用の画面を表示する。この画面は、図9に示すように、音色名として主分類(Main Category)、副分類(Sub Category)及び名称(Name)を新たに設定し又は変更するためのものである。
【0048】
この表示状態で、パラメータ設定操作子群25を操作すると、ステップS206の音色名設定処理によって、ディスプレイ21にて表示されている主分類、副分類及び名称が新たに設定又は変更される。例えば、図9の表示状態で、カーソル操作子の操作によってカーソルを主分類、副分類及び名称の表示位置に移動し、ロータリ操作子を回転操作することにより、表示画面に表示されている主分類、副分類及び名称が変更される。そして、エンター操作子などを操作すれば、表示画面に表示されている主分類、副分類及び名称が確定されて、プログラム及びデータメモリ43内のハードディスクなどの記録媒体に、一種類の楽音信号の楽音制御パラメータの一部として、前記主分類、副分類及び名称を表すデータが新たに記憶され、又は既に記憶されていたデータに代えて記憶される。
【0049】
また、この音色名の表示状態にあるとき、インフォメーションフラグINFOが“1”に設定されると、ステップS208の「YES」との判定処理により、ステップS210の文字テーブルによる音色名の入力処理が実行される。この場合、ディスプレイ21は、図10に示すように、文字、数字及び記号の一覧を表示するように制御される。そして、この表示状態で、カーソル移動操作子、エンター操作子などの操作により、ユーザが文字、数字又は記号を指定すれば、同指定された文字、数字又は記号が入力される。これにより、音色名の設定に任意の文字、数字又は記号を利用できるようになる。
【0050】
また、サブファンクションフラグSFUNC1が「2」であれば、ステップS202の分岐処理により、ステップS212,S214に進む。ステップS212においては、表示制御回路27との協働により、単音発音/複音発音(Mono/Poly)などのように演奏モード(楽音信号の発音態様)を設定するための演奏モード設定用の画面を表示する(図11参照)。そして、この表示状態で、パラメータ設定操作子群25を操作すると、ステップS214の演奏モード設定処理によって、ディスプレイ21にて表示されている演奏モードなどが設定又は変更される。すなわち、一種類の楽音信号(図11の例では、PF:S700 PIANOの音色)の楽音制御パラメータの一部として、前記演奏モードを表すデータが新たに記憶され、又は既に記憶されていたデータに代えて記憶される。
【0051】
また、サブファンクションフラグSFUNC1が「3」〜「5」であれば、ステップS202の分岐処理により、ステップS216,S220,S224にて、表示制御回路27との協働により、イコライザ設定用、ポルタメント設定用及びその他の操作子設定用の各画面をディスプレイ21にそれぞれ表示させる。次に、ステップS218,S222,S226の処理により、パラメータ設定操作子群25の操作に応答して、イコライザ、ポルタメント及びその他の操作子に関する楽音制御パラメータを設定又は変更する。そして、前記ステップS208(又はS210),S214,S218,S222,S226の処理後、ステップS228にてこの一般事項設定ルーチンの実行を終了する。
【0052】
また、アルペジエータ設定ルーチンは、図6に詳細に示すように、ステップS300にて開始され、ステップS302にてサブファンクションフラグSFUNC3に応じた分岐処理を実行する。サブファンクションフラグSFUNC3が「1」であれば、ステップS302の分岐処理により、ステップS304に進む。ステップS304においては、表示制御回路27との協働により、ディスプレイ21にてアルペジエータの動作設定用画面を表示する。この画面は、図12に示すように、一種類の楽音信号(図12の例では、PF:S700 PIANOの音色)に関する楽音制御パラメータの記憶領域(Bank)、アルペジオのパターンタイプ(Type)及びアルペジオの速さ(Tempo)などを新たに設定し又は変更するためのものである。
【0053】
この表示状態で、上記一般事項設定ルーチンの場合と同様にパラメータ設定操作子群25を操作すると、ステップS306のアルペジエータ動作設定処理によって、ディスプレイ21にて表示されている記憶領域、アルペジオのパターンタイプ及びアルペジオの速さなどが新たに設定又は変更される。そして、エンター操作子などを操作すれば、前記記憶領域、アルペジオのパターンタイプ及びアルペジオの速さなどを表す楽音制御パラメータが新たに記憶され、又は既に記憶されていた楽音制御パラメータに代えて記憶される。
【0054】
また、サブファンクションフラグSFUNC3が「2」であれば、ステップS302の分岐処理により、ステップS308,S310に進む。ステップS308においては、図13に示すように、ディスプレイ21にてアルペジエータの音域(Note Limit)及び音量(Velocity Limit)の設定用画面を表示する。ステップS310においては、パラメータ設定操作子群25の操作に応じて、アルペジオの音域及び音量を表す楽音制御パラメータが新たに記憶され、又は既に記憶されていた楽音制御パラメータに代えて記憶される。
【0055】
また、この場合、インフォメーションフラグINFOが“1”に設定されていると、ステップS312の「YES」との判定処理により、ステップS314の鍵盤10を用いたアルペジオ音域の入力処理が実行される。この場合、ユーザがアルペジオの音域表示位置にカーソルを移動して鍵盤10にて音高を指定すれば、アルペジオの音域を表す音高データが設定される。したがって、パラメータ設定操作子群25に代えて鍵盤10を楽音制御パラメータの設定用に利用できる。
【0056】
また、サブファンクションフラグSFUNC1が「3」であれば、ステップS302の分岐処理により、ステップS316にて、アルペジエータの音長設定用画面をディスプレイ21に表示させる。次に、ステップS318の処理により、パラメータ設定操作子群25の操作に応じて、アルペジエータの音長に関する楽音制御パラメータを設定又は変更する。そして、前記ステップS306,S314(又はステップS312),S318の処理後、ステップS320にてこのアルペジエータ設定ルーチンの実行を終了する。
【0057】
さらに、このアルペジエータの設定処理中(このとき、ファンクションフラグFUNCは「3」である)、サブファンクションフラグSFUNC1が「1」であるときに、第5サブファンクション操作子24eが操作されると、アルペジエータの動作を表すデータがクリアされる。このようにして、音源回路50にて発生される楽音信号の発生態様を制御する楽音制御パラメータが、プログラム及びデータメイン43内のハードディスクなどの記録媒体に新たに記憶され、又は同記録媒体に記憶されている楽音制御パラメータが更新される。
【0058】
上記説明からも理解できるように、上記実施形態に係る電子楽器においては、第1階層に属する機能と第2階層に属するサブ機能とが、ディスプレイ21の近傍にて平行に独立して配置されたファンクション操作子群23とサブファンクション操作子群24との操作によりそれぞれ指定されるので、一つの階層から他の階層への移行のための操作が不要となり、所望の機能及びサブ機能の指定を簡単に行うことができ、所望の楽音制御パラメータを簡単に所望の値に設定したり、簡単に変更できるようになる。また、ファンクション操作子群23及びサブファンクション操作子群24を長方形状のディスプレイ21の長い方の辺である横方向の一辺に沿って配置したので、多数のファンクション操作子23a〜23f、サブファンクション操作子24a〜24e及びインフォメーション操作子24fを配置させることができて便利である。
【0059】
さらに、この電子楽器においては、第1階層に属する機能を指定するファンクションフラグFUNCを設けるとともに、第2階層に属するサブ機能を指定するサブファンクションフラグSFUNC1,SFUNC3〜SFUNC6をファンクションフラグFUNCによって指定される機能ごとに設けた。そして、ファンクション操作子群23のうちのいずれか一つの操作子が操作されたとき、ファンクションフラグFUNCを操作されたファンクション操作子によって指定された機能を表す値に更新するようにした。一方、サブファンクション操作子群24のうちのいずれか一つの操作子が操作されたときには、サブファンクションフラグSFUNC1,SFUNC3〜SFUNC6のうちでファンクションフラグFUNCによって指定されている機能に属するサブファンクションフラグを、操作されたサブファンクション操作子により指定されるサブ機能を表す値に更新するようにし、ファンクションフラグFUNCによって指定されていない機能に属するサブファンクションフラグの値を以前の値に維持するようにした。したがって、一つの機能に属するサブ機能から他の機能に属する所望のサブ機能に移行する操作が簡単になり、ひいては所望の楽音制御パラメータの設定がより簡単になる。
【0060】
なお、上記実施形態においては、電子楽器の各種機能を2階層によって指定するようにしたが、同各種機能をさらに多くの階層により指定するようにしてもよい。この場合も、ディスプレイ21の一辺に沿って階層数に等しい複数列だけファンクション操作子を配置して、階層ごとに各機能を指定するようにすればよい。
【0061】
また、上記実施形態においては、本発明を演奏操作子としての鍵盤を有する電子楽器に適用した例について説明したが、本発明は、タッチプレート、押しボタン、弦などを演奏操作子として有する種々の楽器にも適用できるものである。
【0062】
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態及びその変形例に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る電子楽器の概略ブロック図である。
【図2】 図1のCPUで実行されるメインプログラムを示すフローチャートである。
【図3】 図2の音色編集処理ルーチンを詳細に示すフローチャートである。
【図4】 図3のフラグ設定処理ルーチンを詳細に示すフローチャートである。
【図5】 図3の一般事項設定ルーチンを詳細に示すフローチャートである。
【図6】 図3のアルペジエータ設定ルーチンを詳細に示すフローチャートである。
【図7】 音色選択時における通常演奏モードの設定用画面及び各種操作子の配置を示す図である。
【図8】 前記通常演奏モードの基本情報の表示画面を示す図である。
【図9】 一般事項設定時における音色名設定のための表示画面を示す図である。
【図10】 一般事項設定時における文字テーブル入力のための表示画面を示す図である。
【図11】 一般事項設定時における演奏モード設定のための表示画面を示す図である。
【図12】 アルペジエータ設定時におけるアルペジエータ動作設定のための表示画面を示す図である。
【図13】 アルペジエータ設定時におけるアルペジエータの音域及び音量設定のための表示画面を示す図である。
【図14】 音色選択モードにおけるファンクション操作子とサブファンクション操作子に対する機能の割当てを説明するための図である。
【図15】 音色編集モードにおけるファンクション操作子とサブファンクション操作子に対する機能の割当てを説明するための図である。
【符号の説明】
10…鍵盤、20…操作パネル、21…ディスプレイ、22…モード操作子群、23…ファンクション操作子群(第1ファンクション操作子)、24…サブファンクション操作子群(第2ファンクション操作子)、25…パラメータ設定操作子群、27…表示制御回路、41…CPU、43…プログラム及びデータメモリ、50…音源回路。
Claims (3)
- 文字及び数字を表示可能な表示器と、
前記表示器の近傍に一列に配置されて複数の機能をそれぞれ指定するための複数の第1ファンクション操作子と、
前記第1ファンクション操作子と平行に一列に配置されて同各第1ファンクション操作子により指定される各機能に属する複数のサブ機能をそれぞれ指定するための複数の第2ファンクション操作子と、
楽音の発生態様を制御する楽音制御パラメータを設定するためのパラメータ設定操作子と、
前記第1ファンクション操作子によって指定された機能に属し、かつ前記第2ファンクション操作子によって指定されたサブ機能に対応した設定画面であって、同サブ機能によって指定されて楽音の発生態様を制御する楽音制御パラメータを設定するための設定画面を前記表示器に表示させる表示制御手段と、
前記パラメータ設定操作子の操作に応じて、前記表示器にて表示されている設定画面によって指定される楽音制御パラメータを設定するパラメータ設定手段とを備えたことを特徴とする楽音制御パラメータ設定装置。 - 前記請求項1に記載した楽音制御パラメータ設定装置において、
前記表示制御手段は、前記楽音制御パラメータを設定する設定画面にて、同楽音制御パラメータと、前記複数の第1及び第2ファンクション操作子に対応させて同第1及び第2ファンクション操作子に割当てられている機能及びサブ機能とを表示するものである楽音制御パラメータ設定装置。 - 前記請求項1又は請求項2に記載した楽音制御パラメータ設定装置において、
前記表示制御手段は、
前記複数の第1ファンクション操作子によって指定される複数の機能のうちのいずれか一つの機能を表す第1変数と、前記第1変数によって指定される各機能ごとに前記複数の第2ファンクション操作子によって指定される複数のサブ機能のうちのいずれか一つのサブ機能をそれぞれ表す複数の第2変数とを記憶する変数記憶手段と、
前記複数の第1ファンクション操作子のうちのいずれか一つが操作されたとき、前記第1変数を前記操作された第1ファンクション操作子によって指定された機能を表す値に更新する第1更新手段と、
前記複数の第2ファンクション操作子のうちのいずれか一つが操作されたとき、前記第1変数によって指定されている機能に属する複数のサブ機能のうちのいずれか一つのサブ機能を表す第2変数を、前記操作された第2ファンクション操作子により指定されるサブ機能を表す値に更新する第2更新手段とを有し、
前記第1変数によって指定されている機能に属する複数のサブ機能のうちで前記第2変数によって指定されているサブ機能に対応した設定画面を前記表示器にて表示させるものであることを特徴とする楽音制御パラメータ設定装置。
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