JP3006977B2 - 電子楽器の演奏制御情報設定装置 - Google Patents

電子楽器の演奏制御情報設定装置

Info

Publication number
JP3006977B2
JP3006977B2 JP5179824A JP17982493A JP3006977B2 JP 3006977 B2 JP3006977 B2 JP 3006977B2 JP 5179824 A JP5179824 A JP 5179824A JP 17982493 A JP17982493 A JP 17982493A JP 3006977 B2 JP3006977 B2 JP 3006977B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
performance control
control information
setting
history
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5179824A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0713568A (ja
Inventor
亨 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=16072537&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3006977(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority to JP5179824A priority Critical patent/JP3006977B2/ja
Publication of JPH0713568A publication Critical patent/JPH0713568A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3006977B2 publication Critical patent/JP3006977B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子楽器の演奏を制御
するための演奏制御情報を設定する電子楽器の演奏制御
情報設定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子楽器が発生する楽音の音
色、音量、効果等は、設定された演奏制御情報(パラメ
ータデータ)に応じてその制御がなされるように構成さ
れている。そして、この演奏制御情報の設定に際して
は、演奏制御情報設定装置が用いられる。
【0003】従来の演奏制御情報設定装置は、電子楽器
の演奏を制御するための各種演奏制御情報群(音色、音
量等のパラメータデータ群)を一組とするプリセットデ
ータが記憶されたプリセットメモリを有し、このプリセ
ットデータを電子楽器の楽音発生回路に供給して、演奏
を制御するように構成されている。
【0004】一方、この種の演奏制御情報設定装置で、
操作者の好みに応じてプリセットデータを構成する個々
のパラメータデータの内容を変更することができるエデ
ィット(編集)機能を備えたものが知られている。さら
に、このエディット機能を備えた演奏制御情報設定装置
には、データの編集時に編集データと編集前のデータと
の比較を行うことができるコンペア機能や、データの内
容を編集前の元のデータに戻すことができるリコール機
能を備えたもの、さらには編集データを操作者の希望時
にメモリに記憶させて保存することができるようにした
ものなどが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な演奏制御情報設定装置を十分に使い慣れていない初心
者等は、いろいろな操作を行って試行錯誤しながら所望
の音色や音量を探し出すようにしなけらばならないこと
が多い。しかしながら、上記のような従来の演奏制御情
報設定装置では、編集データは操作者が書き込みの指示
をした場合にのみメモリ上に保存されるように成されて
いるため、操作者がデータの編集中に操作子の操作ミス
等により誤った演奏制御情報の設定を指示してしまう
と、せっかく探し当てた所望の設定が変わってしまい、
元の設定状態にすぐに戻れなくなってしまうことがあっ
た。
【0006】また、装置の使い方に十分に慣れているよ
うな者でも、記憶が曖昧であると、少し前に行った設定
の状態にデータを戻すのが困難であるという問題があっ
た。また、記憶が曖昧でなくとも、所望の設定状態に戻
すために操作者は多くの操作をしなければならない場合
があり、その煩わしさに耐えないことが多かった。
【0007】さらに、リコール機能を使えば、データの
内容を編集前の元のデータに戻すことは可能であるが、
データ編集を5回も6回も行っている場合にはデータ編
集の過程で設定されたいずれかの段階の編集データにデ
ータの内容を戻すことはできなかった。
【0008】この場合、音色や音量等の何れかの設定を
変更する度にその変更されたデータを含むパラメータデ
ータ群を一括してメモリ上に保存しておくようにすれ
ば、データの内容を所望の段階の編集データに戻すこと
は可能である。しかし、このようにすると、パラメータ
データの変更を行う度ごとにメモリへのデータの書き込
み動作が必要になりデータ処理が複雑化すると共に、各
編集データの記憶のために莫大なメモリ容量が必要とな
り、実用化が困難であるという問題があった。
【0009】そこで本発明は、演奏制御情報の設定を種
々変更しても、任意の段階の設定状態に容易に移行する
ことができると共に、これを実現するために要するメモ
リ容量も少なくて済む電子楽器の演奏制御情報設定装置
を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電子楽器の演奏
制御情報設定装置は、第1に、電子楽器の演奏を制御す
るための演奏制御情報を設定するための操作手段と、上
記操作手段で行われた操作に対応する操作情報を履歴情
報として順次記憶する履歴情報記憶手段と、上記履歴情
報記憶手段に記憶された履歴情報の中から必要な操作情
報を選択するための情報選択手段と、上記情報選択手段
により上記履歴情報の中から選択された操作情報に基づ
き対応する演奏制御情報を設定する演奏制御情報設定手
段とを設けたものである。
【0011】また、本発明の電子楽器の演奏制御情報設
定装置は、第2に、電子楽器の演奏を制御するための演
奏制御情報を設定するための操作手段と、上記操作手段
で行われた操作に対応する操作情報を履歴情報として順
次記憶する履歴情報記憶手段と、上記履歴情報記憶手段
に記憶された履歴情報の中から必要な操作情報を選択す
るための情報選択手段と、上記情報選択手段により上記
履歴情報の中から選択された操作情報に基づき対応する
演奏制御情報を設定する演奏制御情報設定手段と、上記
操作手段の操作により設定された演奏制御情報に基づき
上記電子楽器から実際に楽音が発音された場合にのみそ
の操作情報を上記履歴情報として上記履歴情報記憶手段
に記憶させる記憶制御手段とを設けたものである。第3
に、上記演奏制御情報が音色情報である点に特徴を有す
るものである。
【0012】
【作用】上記のように構成した本発明によれば、操作者
が演奏制御情報の設定の変更のために行った操作手段の
操作に関する情報が履歴情報記憶手段に順次記憶され
る。操作者が演奏制御情報の設定を以前に行った設定に
戻したい場合には、情報選択手段により操作手段の操作
の履歴をたどり、戻したい設定を行った操作情報を選択
すれば、その操作情報に対応する演奏制御情報が演奏制
御情報設定手段により自動設定されることとなる。従っ
て、演奏制御情報の設定の変更の過程における任意の段
階の設定状態に容易に移行することが可能となると共
に、このように任意の段階の設定状態に移行することが
できるようにするために、演奏制御情報の設定の変更を
行う度にそのとき設定されている各種演奏制御情報群を
一括してメモリに記憶させるようにしなくても済む。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1に本発明による演奏制御情報設定装置の要素的
特徴を示し、図2に本発明の演奏制御情報設定装置が実
施された電子楽器の全体構成の例を示す。
【0014】図2において、鍵盤部1、操作パネル部
2、CPU3、ROM4、RAM5及び楽音発生回路6
はそれぞれデータバス、アドレスバス等のバスライン1
0に接続されて、相互にデータの送受信が行われるよう
に構成されている。
【0015】鍵盤部1は、複数の鍵とその鍵の各々に対
応して設けられた鍵スイッチとを含む1つ又は複数の鍵
盤から成っている。上記鍵スイッチは、押鍵、離鍵を検
出すると共に、鍵の動作スピードも検出することができ
るように構成されている。
【0016】操作パネル部2には、音色、音量、テン
ポ、リズム、効果等の演奏制御情報(パラメータデー
タ)を設定するための操作子群2aの他、演奏制御情報
の設定時に記録された後述するような操作子群2aの操
作の履歴を示す履歴情報の中から必要な情報を選択する
ための操作子群2bが配置されると共に、これらの各操
作子群2a,2bの操作の際に必要となる各種情報を操
作者に知らせるための表示器2cが配置されている。
【0017】CPU3は、ROM4に格納されたプログ
ラムに従って上記鍵盤部1の各鍵スイッチのスキャン処
理及び操作パネル部2の各操作子のスキャン処理を行っ
て、鍵盤部1の各鍵の操作状態(押鍵、離鍵、操作され
た鍵のキーナンバ、鍵の操作スピードに関するベロシテ
ィ等)及び操作パネル部2の各操作子の操作状態を検出
し、各鍵又は操作子の操作に応じて後述する各処理を実
行する。
【0018】ROM4には、CPU3の作業プログラ
ム、PCM音源データ、自動演奏データ及び上記表示器
2c用の表示データが格納されると共に、音色、音量、
テンポ、リズム、効果等の各種演奏制御情報群を一組と
するプリセットデータが格納されている。
【0019】RAM5は、CPU3の各種処理の実行過
程において各種の情報を一時的に記憶したり、各種処理
の結果得られた情報を記憶したりする記憶領域の他、演
奏制御情報の設定時における上記操作子2aの操作の履
歴を示す履歴情報を記憶する記憶領域を有している。
【0020】楽音発生回路6は、複数の楽音発生チャン
ネルを備え、同時に複数の楽音を発生可能なように構成
されている。そしてこの楽音発生回路6は、CPU3か
ら送られてくる各鍵を表すキーナンバ情報や操作パネル
部2の各操作子2a,2bの操作等により設定された演
奏制御情報等に基づいてROM4からPCM音源データ
を読み出し、その振幅やエンベロープを加工してディジ
タルデータ形式の楽音データを生成する。
【0021】この楽音発生回路6で生成された楽音デー
タは、D/A変換器7でアナログの楽音信号に変換され
る。そしてこの楽音信号は、増幅器8で増幅されてスピ
ーカ9に与えられる。
【0022】図1に示す本発明の要素的特徴を示すブロ
ック図において、操作パネル部2から成る操作部11に
は音色設定用操作子11a、音量設定用操作子11b、
テンポ設定用操作子11c、効果設定用操作子11d等
の各種演奏制御情報の設定用操作子が備えられていると
共に、各演奏制御情報のデータ編集を行うための編集モ
ードと通常モードとの切り換えを行うためのエディット
スイッチ11eが設けられている。
【0023】操作部11は、各演奏制御情報を設定する
ために操作者が行った上記各操作子11a〜11eの操
作に対応する操作情報を記憶制御部12及び設定部15
の双方に出力する。設定部15では、この操作情報に基
づいて対応する演奏制御情報(パラメータデータ)を設
定し、設定された各演奏制御情報を楽音発生部(音源)
16に送出する。そして、楽音発生部16では、この演
奏制御情報を用いて、図2の楽音発生回路6のところで
説明したような処理を施すことにより、操作者が各操作
子11a〜11eを操作して指示したとおりの音色、効
果等を有する楽音信号を生成する。なお、設定部15に
は、必要に応じてROM4のプリセットデータがロード
されてセットされる。
【0024】一方、記憶制御部12は、各操作子11a
〜11eの操作によって設定演奏制御情報の内容が変更
されたときに、鍵盤部1の押鍵操作によりその変更され
た演奏制御情報に基づいて楽音発生部16で実際に楽音
信号が生成され対応する楽音が発音された場合にのみ、
その設定変更を行った操作に関する情報を各操作子11
a〜11eの操作の履歴を示す履歴情報として履歴情報
記憶部13に記憶させるように制御する。
【0025】また、選択部14には、履歴情報記憶部1
3に記憶されている履歴情報を検索して必要な操作情報
を選択するためのセレクトスイッチ14a、検索対象情
報を特定するためのオプションスイッチ14b、履歴情
報記憶部13に記憶されている情報の全て又は一部の消
去を指示するためのクリアスイッチ14cの他、これら
の各スイッチ14a〜14cの操作に際して必要となる
各種情報を操作者に知らせるための表示器14dが配置
されている。
【0026】選択部14のセレクトスイッチ14a又は
オプションスイッチ14bの操作により履歴情報記憶部
13に記憶されている履歴情報の中から必要な操作情報
を操作者が選択すると、その操作情報が履歴情報記憶部
13から読み出されて設定部15に供給される。設定部
15では、この操作情報に基づき対応する演奏制御情報
を設定して楽音発生部16に出力し、楽音発生部16で
は、設定部15から与えられた演奏制御情報を用いて対
応する楽音信号を生成する。
【0027】このように、演奏制御情報を設定するため
の操作子11a〜11eの操作情報が操作の履歴を示す
履歴情報として履歴情報記憶部13に記憶され、選択部
14のスイッチ14a,14bの操作によりこの履歴情
報の中から必要な操作情報を選択すると、選択された操
作情報に対応する演奏制御情報が設定部15により自動
設定されるので、操作者は過去に行った演奏制御情報の
設定を覚えていなくても、前に一度設定した状態を容易
に再現することができる。
【0028】なお、上記記憶制御部12、履歴情報記憶
部13、選択部14及び設定部15は、CPU3、RO
M4、RAM5から成るマイクロコンピュータにより構
成されている。
【0029】図3に操作子11a〜11eが操作された
ときに操作部11から出力される操作情報のデータフォ
ーマットの一例を示す。図3から明らかなように各操作
情報は、演奏制御情報設定の指示イベント(指示操作)
の種類を表すステータス情報と各操作で設定された内容
を表すデータ1、データ2とから構成されている。
【0030】例えば、音色の選択がなされた場合には、
ステータス情報として音色セレクトを表すデータ80H
が割り当てられ、データ1として音色の種類を示す音色
No.を表すデータ0〜7FHが割り当てられた操作情
報が生成される。また、音色の効果等を更に細かく設定
するためのデータ編集が行われた場合には、ステータス
情報としてエディットモードを表すデータ90Hが与え
られ、データ1として編集されたパラメータデータの種
類を表す0〜7FHのデータが与えられ、データ2とし
て設定されたパラメータ値を表すデータ0〜7FHがそ
れぞれ与えられた操作情報が生成される。
【0031】図4は上記履歴情報記憶部13におけるデ
ータの記憶例を示した図である。この例では、使用者が
まず音色設定用操作子11aの操作により音色No.6
の音色を選択して鍵盤部1の何れかの鍵を押鍵して音色
No.6の音色を有する楽音を発音させ、続いて、音色
No.3の音色を選択して鍵盤部1の押鍵操作により対
応する楽音を発音させ、さらに音色No.5の音色を選
択して鍵盤部1の押鍵操作により対応する楽音を発音さ
せた後、そのままエディットモードに入って音量のパラ
メータ値を7Fの値に変更し、鍵盤部1の押鍵操作によ
り対応する楽音を発音させた例を示している。
【0032】このように、演奏制御情報の設定変更を行
った操作情報のみを履歴情報として履歴情報記憶部13
に記憶させていくようにしているので、ある演奏制御情
報の設定を変更する度にその変更が行われた演奏制御情
報を含む全ての演奏制御情報群を一括して記憶させるよ
うにする場合に比べて、小さなメモリ容量を用意するだ
けで済む。また、クリアスイッチ14cを操作すること
により、履歴情報記憶部13に記憶されている履歴情報
の全部又は一部を消去することもできるので、メモリの
記憶容量の無駄を省いて記憶領域を効率的に活用するこ
とができる。
【0033】次に、履歴情報記憶部13へのデータの記
憶動作を図5のフローチャートを用いて説明する。同図
において、まず、ステップS1で、操作部11の操作子
11a〜11eの操作により所望の演奏制御情報を設定
するための指示が操作者によってなされたか否かを判定
する。ここで何らかの指示イベント(指示操作)を検出
したときはステップS2に進み、その指示操作に応じた
操作情報(図3参照)を生成する。
【0034】次に、ステップS3で、この生成した操作
情報を履歴情報記憶部13に書き込むと共に、ステップ
S4で、設定部15によりこの操作情報に対応する演奏
制御情報を楽音発生部(音源)16にセットする。次
に、ステップS5で、操作者によって鍵盤部1の鍵の押
鍵がなされたか否かを検出する。そして何れかの鍵の押
鍵を検出したときは、ステップS6に進んで履歴情報記
憶部13の読み出し/書き込みアドレスを指示するポイ
ンタを一つ進める。一方、ステップS5で押鍵を検出し
なかったときはステップS6の処理は行わず、ポインタ
を進めることなくリターンとする。
【0035】これにより、演奏制御情報の設定操作を行
った後に鍵盤部1の押鍵操作を行うことなく次の演奏制
御情報の設定操作をしたときは、上記ステップS3の処
理で履歴情報記憶部13に記憶された今回の操作情報は
上記次の演奏制御情報の設定時の操作情報が上書きされ
ることによって消滅する。従って、演奏制御情報の設定
操作を行った後、鍵盤部1の押鍵操作を行った場合にの
み、その操作情報が履歴情報記憶部13に順次保存され
ていくことになる。
【0036】上述のように、操作者が操作部11の操作
子11a〜11eを操作して演奏制御情報の設定を変更
する度にその操作情報が操作の履歴を示す履歴情報とし
て履歴情報記憶部13に順番に記憶されるので、最新の
操作情報から一つずつ逆上って検索していって希望する
設定を行った操作情報を探し出すことも可能であるが、
本実施例では、オプションスイッチ14bの操作により
オプション処理の指示を行うことにより検索対象情報を
特定し、特定された範囲内で検索していって希望する操
作情報を探し出すこともできるようにしている。
【0037】例えば、現在の設定音色から前に設定した
ある音色に設定を戻したい場合は、オプション処理とし
て音色セレクトを指示すれば、途中に行った音色セレク
ト以外のエディットモードやその他のイベントに関する
履歴情報は無視され、音色の設定を変更した際の操作手
順を示す履歴情報のみが自動的に抽出される。同様に、
エディットモードやエディットモード内での特定のパラ
メータ設定に関する履歴情報のみを抽出して検索を行う
ようにオプション処理の指示を行うこともできる。
【0038】以下に、履歴情報の検索処理の処理手順を
図6のフローチャートを用いて説明する。この処理は、
スイッチ14a又は14bが操作されたときに実行され
る処理であり、まず、ステップS1で、スイッチ14b
の操作によりオプション処理の指示がなされているかど
うかを判定する。ここで何らかのオプション処理の指示
がなされていると判断したときは、ステップS2に進ん
で指示されているオプションのステータス情報をロード
する。すなわち、例えば音色セレクトがオプション処理
として指示されていれば、音色セレクトを表すステータ
ス情報80H(図3、4参照)がロードされる。
【0039】次に、ステップS3で、履歴情報記憶部1
3の読み出しアドレスを指示するリードポインタをデク
リメントした後、ステップS4で、このデクリメントの
結果得られるアドレスのデータが上述のようにロードさ
れたステータス情報と一致するか否かを判断する。そし
て、両データが一致しないと判断したときはステップS
3に戻り、両データが一致するまで上記リードポインタ
のデクリメント処理を繰り返す。
【0040】そして、ステップS4にて両データが一致
したと判断したときは、ステップS5に進んでステータ
ス別処理を行う。このステータス別処理は、操作者が必
要とする操作情報の選択をステータス毎に行うための処
理であり、ここでは例えば選択されたステータスの操作
情報が表示器14dに表示され、スイッチ14aを操作
することにより、所望の操作情報を選択する。
【0041】一方、ステップS1で操作者によりオプシ
ョン処理の指示がなされていないと判断したときは、ス
テップS6、7の処理に進む。このステップS6、7の
処理では、ステータス情報が検出されるまでリードポイ
ンタのデクリメントを行い、ステータス情報が検出され
たところでステップS5の処理に移行する。
【0042】ステップS8では、上記ステップS5にて
操作情報の選択がなされた場合に、その選択された操作
情報に基づいて対応する演奏制御情報を設定部15によ
り設定してこれを音源16に送出する。これにより、履
歴情報記憶部13の中から選択された操作情報に対応す
る演奏制御情報が自動設定されてその演奏制御情報に基
づいた音色、効果、テンポ等を有する楽音が得られる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、演
奏制御情報を設定するために行った操作手段の操作に対
応する操作情報を、履歴情報として順次記録していき、
記憶された履歴情報の中からある操作情報が選択された
とき、その操作情報に対応する演奏制御情報を設定する
ようにしている。したがって、以前設定した内容に戻り
たいような場合は、記憶された履歴情報をたどって、そ
の中から意図する演奏制御情報の設定を行った操作情報
を選択すれば、その選択された操作情報に対応する演奏
制御情報が自動的に設定されるので、ユーザが以前設定
した演奏制御情報の内容を正確に覚えていなくても、以
前設定した希望する状態に容易かつ確実に戻すことがで
きる。しかも、操作情報を履歴情報として順次記憶して
いくだけなので、設定変更された演奏制御情報を含む演
奏制御情報群そのものを一括してメモリに記憶させなく
ても済み、大きな記憶容量をもつ特別のメモリを用意す
ることなく本装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子楽器の演奏制御情報設定装置
の要素的特徴を示すブロック図である。
【図2】本発明の演奏制御情報設定装置が実施された電
子楽器の全体構成の例を示すブロック図である。
【図3】操作情報のデータフォーマットの一例を示す図
である。
【図4】履歴情報記憶部に実際に記憶されたデータの一
例を示す図である。
【図5】データの記憶動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】履歴情報の検索処理の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 鍵盤部 2 操作パネル部 2a 演奏制御情報を設定するための操作子群 2b 操作情報を選択するための操作子群 2c 表示器 3 CPU 4 ROM 5 RAM 6 楽音発生回路 7 D/A変換器 8 増幅器 9 スピーカ 10 バスライン 11 操作部 11a 音色設定用操作子 11b 音量設定用操作子 11c テンポ設定用操作子 11d 効果設定用操作子 11e エディットスイッチ 12 記憶制御部 13 履歴情報記憶部 14 選択部 14a セレクトスイッチ 14b オプションスイッチ 14c クリアスイッチ 14d 表示器 15 設定部 16 楽音発生部(音源)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子楽器の演奏を制御するための演奏制
    御情報を設定するための操作手段と、上記操作手段で行われた操作に対応する操作情報を履歴
    情報として順次記憶する 履歴情報記憶手段と、 上記履歴情報記憶手段に記憶された履歴情報の中から必
    要な操作情報を選択するための情報選択手段と、 上記情報選択手段により上記履歴情報の中から選択され
    た操作情報に基づき対応する演奏制御情報を設定する演
    奏制御情報設定手段とを設けたことを特徴とする電子楽
    器の演奏制御情報設定装置。
  2. 【請求項2】 電子楽器の演奏を制御するための演奏制
    御情報を設定するための操作手段と、 上記操作手段で行われた操作に対応する操作情報を履歴
    情報として順次記憶する履歴情報記憶手段と、 上記履歴情報記憶手段に記憶された履歴情報の中から必
    要な操作情報を選択するための情報選択手段と、 上記情報選択手段により上記履歴情報の中から選択され
    た操作情報に基づき対応する演奏制御情報を設定する演
    奏制御情報設定手段と、 上記操作手段の操作により設定された演奏制御情報に基
    づき上記電子楽器から実際に楽音が発音された場合にの
    みその操作情報を上記履歴情報として上記履歴情報記憶
    手段に記憶させる記憶制御手段とを設けたことを特徴と
    する電子楽器の演奏制御情報設定装置。
  3. 【請求項3】 上記演奏制御情報が音色情報であること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の電子楽器の演奏制
    御情報設定装置。
JP5179824A 1993-06-25 1993-06-25 電子楽器の演奏制御情報設定装置 Expired - Fee Related JP3006977B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5179824A JP3006977B2 (ja) 1993-06-25 1993-06-25 電子楽器の演奏制御情報設定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5179824A JP3006977B2 (ja) 1993-06-25 1993-06-25 電子楽器の演奏制御情報設定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0713568A JPH0713568A (ja) 1995-01-17
JP3006977B2 true JP3006977B2 (ja) 2000-02-07

Family

ID=16072537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5179824A Expired - Fee Related JP3006977B2 (ja) 1993-06-25 1993-06-25 電子楽器の演奏制御情報設定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3006977B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007271722A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Yamaha Corp 電子楽器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0713568A (ja) 1995-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0789279B2 (ja) 楽音信号発生装置
US5288941A (en) Electronic musical instrument with simplified operation for setting numerous tone parameters
JP3006977B2 (ja) 電子楽器の演奏制御情報設定装置
JP3398554B2 (ja) 自動アルペジオ演奏装置
JP3320169B2 (ja) 電子楽器のパラメータエディット装置
JPH0274997A (ja) 電子楽器
US5864081A (en) Musical tone generating apparatus, musical tone generating method and storage medium
JPH0968980A (ja) 電子鍵盤楽器の音色制御装置
JP3551065B2 (ja) データ設定装置
JP2661487B2 (ja) 電子楽器
US5189239A (en) Data selection apparatus for electronic musical instrument which utilizes use frequency values to select musical data
JP3147622B2 (ja) 電子楽器用データ編集装置
JP2541867B2 (ja) 楽音情報のベロシティ値変更装置
JP3646823B2 (ja) 電子楽器
JP2947525B2 (ja) エンベロープ発生器
JP3414188B2 (ja) 表示配置変更装置
JPH05289662A (ja) エフェクト自動選択装置
JP2861709B2 (ja) 自動伴奏装置
JP3239565B2 (ja) 電子楽器
JP2751386B2 (ja) 電子楽器における楽音パラメータ編集方式
JP2560492B2 (ja) 機能ページ付きパラメータ設定装置
JPH0573049A (ja) 電子楽器のパラメータ設定装置
JPH03208096A (ja) 電子楽器の音色設定装置
JPH11109970A (ja) 電子楽器
JP3356326B2 (ja) 電子楽器

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081126

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees