JP3736512B2 - 楽音データ表示装置及びプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、楽音データ表示装置及びプログラムに関し、特に、楽音データの表示を効率的に行う楽音データ表示装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子楽器、自動演奏装置等においては、楽譜、ピアノロール等の楽音データをディスプレイに表示する機能を有するものがある。
【0003】
さらに、楽譜、ピアノロール等の表示に関して設定される情報(パラメータ)をユーザに指定させることで、ユーザが所望する形での表示を提供するものもある。
【0004】
例えば、楽譜をトランスポーズ(移調)して表示することで、演奏が容易になる場合がある。ユーザは演奏したい曲の楽譜に対して、何度移調するかというトランスポーズ値をパラメータとして指定し、トランスポーズされた楽譜を表示させることができる。
【0005】
また例えば、オーケストラ用の多段の楽譜を表示させる場合、あらかじめ設定された表示倍率では、全段が画面に収まりきらないことがある。ユーザは表示の縮小率の値をパラメータとして指定し、全段が一覧できるように表示させることができる。
【0006】
ユーザにパラメータを指定させる方法としては、従来、例えばダイアローグボックス等を用いて、ユーザ所望の値を直接入力させる方法がある。この方法には、機器の操作に慣れていない初心者等には使用しづらい、ユーザ操作数が増える等の問題がある。
【0007】
また、ユーザにパラメータを指定させる他の方法としては、従来、例えばボタン等からなるパラメータ変更操作子を設け、この操作子をユーザが操作する毎にパラメータ候補値を段階的に増減し、所望の値を選択させる方法がある。
【0008】
これは、初心者等にも使いやすい方法であるが、問題点もあった。この方法では、ユーザ所望のパラメータ値に到達するまで、候補値として他のパラメータ値も提示されるが、ユーザが所望していない他のパラメータ値についても、提示される度に、楽譜等の再表示に反映されてしまっていた。
【0009】
例えば図5(A)に示す場合などである。ユーザは、初期にディスプレイに表示されている楽譜m0(移調されておらず、トランスポーズ値0)に対し、4半音分上昇(トランスポーズ値+4)の移調を施した所望の楽譜m4を表示させる。ここで、ユーザは、1回の操作でトランスポーズ値を1ずつ増加させることができる操作子を4回操作して、トランスポーズ値+4を選択する。この選択操作の途中では順次、トランスポーズ値+1、+2、+3が提示されることになる。
【0010】
従来技術において、ユーザ所望の楽譜m4が表示されるまでには、途中段階の3つの楽譜、トランスポーズ値+1の楽譜m1、トランスポーズ値+2の楽譜m2、トランスポーズ値+3の楽譜m3、すべてが表示されていた。
【0011】
この状況を時間的に示したのが図5(B)である。操作子の操作に合わせて、ユーザ所望の楽譜m4が表示されるまで途中3回の楽譜の表示が実行される。不必要な3つの楽譜m1〜m3が表示される間、ユーザには余計な待ち時間が発生していた。
【0012】
従来技術においてはまた、ディスプレイに何度も再表示が行われることにより、視覚的な不安定さも生じていた。その他、ユーザの操作と実際の楽譜等の再表示との間にずれが生じる(ユーザが操作したいスピードに対して、再表示スピードが遅い)ことで、ユーザが自分のやっている操作がわかりづらくなる(例えば、パラメータ変更操作子を何回操作したかわからなくなる)可能性等もあった。
【0013】
さらに、特に多段の複雑な楽譜を何度も再表示する場合等、処理が重くなり、装置側の負担も大きくなっていた。装置側の負担が大きくなることで、ユーザが次に実行しようとする他の操作までも、円滑に進まなくなる等の懸念があった。
【0014】
上記の難点を回避するために、ユーザにパラメータを確定させるための決定操作子を設けて、所望の楽譜のみを再表示させる方法も考えられるが、機器の操作に慣れていない初心者等には使用しづらい、ユーザ操作数が増える等の問題が生じてしまう。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
初心者にも使いやすく、待ち時間の増加を抑制して、所望の楽譜等を表示することが求められていた。
【0016】
本発明の目的は、楽音データの表示を効率的に行うことができる楽音データ表示装置及びプログラムを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点による楽音データ表示装置は、楽譜の表示に関わる情報値を初期値から段階的に選択するための操作子と、前記操作子が操作された時に計時を開始し、待機時間を出力するタイマと、前記待機時間が所定時間に達するより前に前記操作子による選択操作が再度行われなかった場合、前記操作子により最後に選択された前記情報値を確定値とする第1の確定手段と、前記確定手段により前記確定値が確定した時、前記初期値に応じた楽譜に替えて、前記確定値に応じた楽譜を再表示する表示手段とを有する。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1(A)は、本発明の一実施例による楽音データ表示装置を備えた電子楽器1のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0019】
楽音データ表示装置を備えた電子楽器1は、バス2、RAM3、ROM4、CPU5、タイマ6、外部記憶装置7、入力操作部8、表示部9、ディスプレイ10、音源11、サウンドシステム12、通信インターフェイス(通信I/F)13、MIDIインターフェイス(MIDI I/F)17を含んで構成される。
【0020】
バス2には、RAM3、ROM4、CPU5、タイマ6、外部記憶装置7、入力操作部8、表示部9、音源11、通信インターフェイス13、MIDI インターフェイス17が接続される。
【0021】
入力操作部8は、前段に検出回路を有し、検出回路には操作子が接続される。操作子には、例えば、ボタン、ロータリーエンコーダ、スイッチ、パッド、フェーダ、スライダ、マウス、文字入力用キーボード、ジョイスティック、ジョグシャトル、演奏用の鍵盤等が用いられる。また、マウス等の他の操作子を用いて操作するディスプレイ10上に表示されるソフトスイッチ、ディスプレイ10として用いたタッチパネル等を用いることもできる。操作子は、ユーザの入力に応じた信号を出力できるものならどのようなものでもよい。
【0022】
ユーザはこれらの操作子を用いて、各種設定等を行うことができる。後述するパラメータ変更操作に使用する操作子(パラメータ変更操作子)には、これらの操作子を用いることができる。
【0023】
表示部9には、ディスプレイ10が接続される。ディスプレイ10には、例えば、液晶パネル、CRT(Cathode Ray Tube)等を用いることができる。タッチパネルを用いることもできる。ディスプレイ10は、外部の表示機器を接続することにより構成してもよい。
【0024】
ディスプレイ10には、各種情報を表示することができる。例えば、楽譜、ピアノロール等の楽音データをディスプレイ10に表示することができる。ユーザは、ディスプレイ10に表示される情報を参照して、各種設定を行うことができる。
【0025】
タイマ6は、後述する実施例で用いるタイマである。
【0026】
外部記憶装置7は、外部記憶装置用のインターフェイスを含み、そのインターフェイスを介してバスに接続される。外部記憶装置7は、例えばフロッピディスクドライブ(FDD)、ハードディスクドライブ(HDD)、光磁気ディスク(MO)ドライブ、CD−ROM(コンパクトディスク−リードオンリィメモリ)ドライブ、DVD(Digital Versatile Disc)ドライブ、半導体メモリ等である。外部記憶装置7には、各種データ、及び本実施例を実現するためのプログラム等を記憶することができる。
【0027】
RAM3は、フラグ、レジスタ又はバッファ等を記憶するCPU5のワーキングエリアを有する。ROM4には、各種データ、制御プログラム、本実施例を実現するためのプログラム等を記憶することができる。この場合、プログラム等を重ねて、外部記憶装置に記憶する必要は無い。CPU5は、ROM4又は、外部記憶装置7に記憶されている制御プログラム等に従い、演算又は制御を行う。
【0028】
外部記憶装置7として、ハードディスクドライブ(HDD)が接続されている場合には、制御プログラム又は本実施例を実現させるためのプログラム等は、外部記憶装置7内のハードディスク(HDD)に記憶させることもできる。ハードディスクからRAM3に制御プログラムを読み出すことにより、ROM4に制御プログラム等を記憶させている場合と同様の動作をさせることができる。このようにすると、制御プログラム等の追加やバージョンアップ等が容易に行える。
【0029】
また、ハードディスクドライブに加えて、CD−ROMドライブが接続されている場合には、制御プログラム又は本実施例を実現するためのプログラム等をCD−ROMに記憶させることもできる。CD−ROMからハードディスクに制御プログラムや本実施例を実現するためのプログラム等をコピーすることができる。制御プログラム等の新規インストールやバージョンアップを容易に行うことができる。
【0030】
音源11は、CPU5が合成したデータや、外部記憶装置7等に記録されたシーケンスデータに応じて楽音信号を生成し、サウンドシステム12に供給する。音源11は、MIDIインターフェイス17に接続されたMIDI機器18等から供給されるMIDI信号、演奏信号等に応じて楽音信号を生成し、サウンドシステム12に供給してもよい。
【0031】
サウンドシステム12は、D/A変換器及びスピーカを含み、供給されるデジタル形式の楽音信号をアナログ形式に変換し、発音する。後述するパラメータ変更表示等を、聴覚的に表示する場合には、サウンドシステム12より表示(出力)することができる。
【0032】
なお、音源11は、波形メモリ方式、FM方式、物理モデル方式、高調波合成方式、フォルマント合成方式、VCO(Voltage Controlled Oscillator)+VCF(Voltage Controlled Filter)+VCA(Voltage Controlled Amplifier)のアナログシンセサイザ方式等、どのような方式であってもよい。
【0033】
また、音源11は、専用のハードウェアを用いて構成するものに限らず、DSP(Digital Signal Processor)+マイクロプログラムを用いて構成してもよいし、CPU+ソフトウェアのプログラムで構成するようにしてもよいし、サウンドカードのようなものでもよい。
【0034】
さらに、1つの音源回路を時分割で使用することにより複数の発音チャンネルを形成してもよいし、複数の音源回路を用い、1つの発音チャンネルにつき1つの音源回路で複数の発音チャンネルを構成するようにしてもよい。
【0035】
MIDIインターフェイス17は、電子楽器、その他の楽器、音響機器、コンピュータ等に接続できるものであり、少なくともMIDI信号を送受信できるものである。MIDIインターフェイス17は、専用のMIDIインターフェイスに限らず、RS−232C、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、IEEE1394(アイトリプルイー1394)等の汎用インターフェイスを用いて構成してもよい。この場合、MIDIメッセージ以外のデータをも同時に送受信するようにしてもよい。
【0036】
MIDI機器18は、MIDIインターフェイス17に接続される音響機器及び楽器等である。MIDI機器18の形態は鍵盤に限らず、弦楽器タイプ、管楽器タイプ、打楽器タイプ等の形態でもよい。また、音源装置、自動演奏装置等を1つの電子楽器本体に内蔵したものに限らず、それぞれが別体の装置であり、MIDIや各種ネットワーク等の通信手段を用いて各装置を接続するものであってもよい。ユーザは、このMIDI機器18を演奏(操作)することにより、演奏情報の入力を行うこともできる。
【0037】
通信インターフェイス13は、外部機器14に接続される。外部機器14は、LAN(ローカルエリアネットワーク)やインターネット、電話回線等の通信ネットワーク及びサーバコンピュータ等を含んで構成される。通信インターフェイス13を通じて、HDD等外部記憶装置7、又はRAM3等内に、外部機器14から制御プログラムや本実施例を実現するためのプログラム、楽曲データ等をダウンロードすることができる。なお、通信インターフェイス13と外部機器14との接続形態は、有線のものに限らず無線でもよい。また有線、無線、双方を用いてもよい。
【0038】
本実施例では、予め選択されディスプレイに表示された楽譜に対して、ユーザに所望のトランスポーズ値をパラメータ変更操作子を用いて段階的に選択させ、そのトランスポーズ値分のトランスポーズ(移調)を施した当該楽譜を、ディスプレイに再表示する処理を実行する。
【0039】
図1(A)の入力操作部8は、例えば図1(B)のように構成された、パラメータ変更操作部20を含む。ユーザは、パラメータ変更操作部20を用いて、パラメータ(本実施例ではトランスポーズ値)の値を変更できる。
【0040】
本実施例において、パラメータ変更操作部20は、例えば図1(B)の21、22のように構成された、「+」、「−」の2つのボタンからなるパラメータ変更操作子を含む。「+」ボタン21を1回オンにすると、トランスポーズ値を1増加(1半音分増加)させる指示を入力することができる。「−」ボタン22を1回オンにすると、トランスポーズ値を1減少(1半音分減少)させる指示を入力することができる。
【0041】
トランスポーズ値は、パラメータ表示窓23に表示される。ユーザは、パラメータ表示窓23を確認しながら、パラメータ変更作業を進めることができる。なお、図1(B)では、移調されていない場合のトランスポーズ値の初期値0が表示されている。
【0042】
ユーザは、「+」ボタン21、「−」ボタン22を適当な回数オンにし、所望のトランスポーズ値を選択した時点で、変更操作を終了する。変更操作中は、楽譜は初期値の状態に保たれる。ユーザの最後の変更操作から所定の時間Tが経過した時点で、ユーザが選択した所望のトランスポーズ値が新たなパラメータとして確定する。そして、所望のトランスポーズ値に対して、楽譜が再表示される。
【0043】
また、パラメータ変更表示のランプ24を、LED(Light Emitting Diode)等を用いて設け、点灯させることで、パラメータ変更作業中であることをユーザに確認させることができる。
【0044】
以下、図2に示すフローチャートを用いて、本実施例における楽譜表示処理の流れを説明する。
【0045】
ステップS1では楽譜表示処理を開始する。各種フラグやバッファを初期化し、次のステップS2に進む。ステップS2では、初期のパラメータA(初期のトランスポーズ値)をRAM3の対応するレジスタ等に記憶する。
【0046】
ステップS3では、パラメータ変更操作子21、22の状態を検出する。ステップS4では、ステップS3を受け、パラメータの変更指示操作がなされたかどうか判断する。つまり、パラメータ変更操作子の「+」、「−」ボタン21、22のいずれか一方がオンにされたかどうか、判断する。「+」、「−」ボタンのいずれか一方がオンにされた場合は、ステップS5に進む。それ以外の場合は、ステップS3へ戻り、パラメータ変更操作子からの入力を待つ。
【0047】
ステップS5では、タイマ6を時刻t=0にリセットし、起動する。タイマ6の計時する待機時間tが所定の時間Tに達するまでは、ユーザはパラメータ変更操作子を再度操作して、パラメータの変更指示を入力することができる。
【0048】
ステップS6では、ステップS4でのパラメータ変更指示に従い、パラメータの次候補値をパラメータ表示窓23に提示する。
【0049】
ステップS7では、パラメータ変更表示24をオンにする。なお、パラメータ変更表示は、選択候補として示されたパラメータ候補値の表示を点滅させることによって示してもよい。その他、ユーザにパラメータの変更操作中であることを示すことができれば、どのような手段を用いてもよい。図1のサウンドシステム12を通して、音によって示しても良い。
【0050】
ステップS8では、再びパラメータ変更操作子の状態を検出する。ステップS9では、ステップS8を受け、タイマ6の時刻tが所定の時間Tに達するより前に、パラメータの変更指示操作がなされたかどうか判断する。
【0051】
ステップS9で、タイマ6の時刻tが所定時間Tに達するより前に、再びパラメータの変更指示操作があった場合は、S5のステップへ戻りタイマをリセットし、再起動した後、ステップS6、S7へと進む。
【0052】
一方ステップS9で、タイマ6のリセット以後T秒以上パラメータ変更指示操作がなかった場合は、ステップS10へ進む。
【0053】
所定時間Tは何秒に設定してもよいが、例えば1秒程度である。ユーザが任意の長さに設定できるようにしてもよい。
【0054】
ステップS10では、以上の操作によって選択されたパラメータの候補値Bを、新しいパラメータとして確定する。ステップS11で、パラメータを初期値AからBに更新する。
【0055】
ステップS12では、初期値Aに対応する表示に替え、新しいパラメータ(所望のトランスポーズ値)Bに対応する楽譜をディスプレイ上に再表示する。
【0056】
このように、パラメータが所望の値に確定されてはじめて、楽譜が再表示される。パラメータ変更作業の途中で提示されるパラメータ候補値は確定値とはならないため、パラメータ候補値に対しての再表示は行われない。
【0057】
ステップS13では、パラメータ変更表示をオフにする。その後、ステップS14に進み楽譜表示処理を終了する。なお、パラメータ変更表示のオフは、ステップS10で候補値Bが確定値となった直後に行ってもよい。
【0058】
次に、本実施例の一変形例を説明する。本変形例においては、図2のフローチャートに示した処理に、いくつかの処理(機能)が追加されている。
【0059】
パラメータ変更操作を途中でリセットできる機能が追加されている。リセット操作がなされた場合、パラメータは変更されず、楽譜の再表示は実行されない。このリセット操作は、上述の実施例と同様に設けられたパラメータ変更操作子の、「+」、「−」の2つのボタン21、22を共にオンにすることで行える。
【0060】
また、パラメータの次候補値として、パラメータが取り得る上限値あるいは下限値が指示された場合は、所定時間Tまで待たずに新しいパラメータを確定する機能が追加されている。
【0061】
パラメータがトランスポーズ値の場合、通常、上限値と下限値が存在する。上下1オクターブまで移調できるトランスポーズ機能であれば例えば、トランスポーズ値の上限は+12(12半音分増加)、下限は−12(12半音分減少)となる。
【0062】
パラメータが上限値(下限値)に到達してしまえば、それ以上(以下)の値を指定することはできない。そこで、上限値(下限値)が候補値として提示された段階で、所定時間Tまで待たずにその上限値(下限値)が新たなパラメータとして確定する。
【0063】
上述の実施例では、パラメータ変更操作子の1つ(「+」、「−」ボタン21、22の一方)を1回オンにすると、パラメータ値を1段階変える指示を入力できた。本変形例では、それに加えて、パラメータ変更操作子の特定の1つをオンにしつづける(長押し)ことにより、複数回の段階的変更指示を連続して入力できる機能(オートリピート機能)も使うことができる。
【0064】
以下図3に示すフローチャートを用いて、本変形例における楽譜表示処理の流れを説明する。
【0065】
ステップS1〜S3までは、上述の実施例と同様である。
【0066】
ステップS4'では、パラメータ変更操作子21、22に何らかの入力があったかどうか判断する。つまり、パラメータ変更操作子の「+」ボタンと「−」ボタンのいずれか一方でもオンにされたかどうか、判断する。パラメータ変更操作子に入力があった場合は、ステップS15に進む。それ以外の場合は、ステップS3へ戻り、パラメータ変更操作子からの入力を待つ。
【0067】
ステップS15では、ステップS4'を受け、パラメータ変更操作子の操作がリセット操作であるかどうか判断する。つまり、パラメータ変更操作子の「+」ボタン21と「−」ボタン22とが共にオンにされたかどうか、判断する。
【0068】
ステップS15で、リセット操作であった場合は、ステップS13に進み、パラメータ変更表示をオフにする。なお、パラメータ変更表示が既にオフになっている場合は、このステップS13は省略することができる。その後、楽譜表示処理を終了する。リセット操作ではなかった場合は、ステップS5に進む。
【0069】
ステップS5、S6は上述の実施例と同様である。
【0070】
ステップS16では、ステップS6で提示されたパラメータの候補値Bが、上限値または下限値であるかどうか判断する。上限値または下限値であった場合には、ステップS10に進み、当該候補値Bを、新しいパラメータとして確定する。
【0071】
ステップS16で、上限値でも下限値でもなかった場合は、ステップS7に進み、パラメータ変更表示24をオンにする。
【0072】
ステップS8では、パラメータ変更操作子21、22の状態を検出する。ステップS17では、ステップS8を受け、特定のパラメータ変更操作子が長押しされているか(オートリピート機能が使用されているか)どうか判断する。オートリピート機能が使われていれば、ステップS5に戻り、タイマ6をリセット、再起動する。それ以外ならば、ステップS9'に進む。
【0073】
ステップS9'では、タイマ6の待機時間tが所定時間Tに達するより前に、パラメータ変更操作子に何らかの操作があったかどうか判断する。つまり、パラメータ変更操作子の「+」ボタン21と「−」ボタン22のいずれか一方でもオンにされたかどうか、判断する。パラメータ操作子に入力があった場合は、ステップS15に進む。それ以外の場合は、ステップS10に進む。
【0074】
ステップS10〜S14までは、上述の実施例と同様である。
【0075】
以下さらに具体的に、トランスポーズ値が0の初期の楽譜に対し、ユーザが「+」ボタン21を4回オンにしてトランスポーズ値+4を選択し、所望の楽譜を表示させる場合を例に取り、図4を用いて、楽譜表示の流れを説明する。
【0076】
図4(A)の上段には初期の楽譜m0、下段には所望の楽譜m4を示す。なおここで例示した所望の楽譜m4は、臨時記号を適宜付ける形で表示しているが、調号を用いて表示してもよい。
【0077】
図4(B)は、楽譜m4が表示されるまでの時間的な流れを示す。ユーザは4回、「+」ボタン21をオンにする。1、2回目、2、3回目、3、4回目のオン操作の間隔は、所定の時間Tよりも短い。この間、図2では、ステップS5〜S9が繰り返され、トランスポーズ値が+4になる。ユーザが4回目に「+」ボタンをオンにして、所定時間Tが経過すると、楽譜m4の表示が開始される。図4(D)には、パラメータ変更操作部20の表示の変化を示す。
【0078】
図4(B)の時刻u0において、ユーザはまだパラメータ変更操作を開始していない。このとき、パラメータ変更操作部20においては、パラメータ表示窓23に初期のトランスポーズ値0が表示され、パラメータ変更表示24はオフになっている(状態U0)。またこのとき、ディスプレイには初期の楽譜m0が表示されている。
【0079】
図4(B)の時刻u1は、ユーザが「+」ボタン21を1回目にオンにした直後の時刻を示す。このときパラメータ変更操作部20においては、パラメータ表示窓23に+1が候補値として提示されている。パラメータ変更表示24はオンとなっている(状態U1)。
【0080】
図4(B)の時刻u2は、ユーザが「+」ボタン21を2回目にオンにした直後の時刻を示す。このときパラメータ変更操作部20においては、パラメータ表示窓23に+2が提示され、パラメータ変更表示24はオンとなっている(状態U2)。
【0081】
図4(B)の時刻u4は、ユーザが「+」ボタン21を4回目にオンにした直後の時刻を示す。このときパラメータ変更操作部20においては、パラメータ表示窓23に+4が提示され、パラメータ変更表示24はオンとなっている(状態U4)。
【0082】
ユーザが「+」ボタン21を4回目にオンにした後、タイマの待機時間tが所定時間Tを経過すると、トランスポーズ値は値+4に確定し、所望の楽譜m4の表示が開始される。図4(B)の時刻u5においては、ディスプレイ上での楽譜m4の描画は終了している。このとき、パラメータ変更操作部20のパラメータ変更表示24はオフになっている(状態U5)。
【0083】
なお、図4(C)は、変形例において説明したオートリピート機能を使用した場合の、楽譜m4が表示されるまでの時間的な流れを示す。ユーザは「+」ボタン21を1回長押しすることで、トランスポーズ候補値を+4まで増加させることができる。図3では、ステップS5〜S17が繰り返される。候補値が+4まで到達したら、「+」ボタン21をオフにする。「+」ボタン21のオフから所定の時間Tが経過すると、所望の楽譜m4の表示が開始される。この場合、時刻u0'、u1'、u2'、u4'、u5'がそれぞれ、図4(D)の状態U0、U1、U2、U4、U5に対応する。
【0084】
以上の実施例、変形例によれば、ユーザ所望のトランスポーズ値に対してのみ、楽譜の再表示が実行されるため、表示処理に要する時間を短くすることができる。所望の楽譜のみ表示されるため、視覚的にも安定する。
【0085】
そして、ユーザの最後のパラメータ変更操作から所定の時間Tが経過した時点で、新たなトランスポーズ値が確定する。ユーザにトランスポーズ値を決定させる操作を要しないため、ユーザの操作数が減り、初心者にも使いやすくできる。また、操作子の数を減らすことができる。
【0086】
また変形例に示したように、パラメータ変更操作子をリセット作業の操作子としても用いることにより、操作子の数を増やさずに、リセット機能を追加することもできる。
【0087】
なお、以上の実施例においては、楽譜の表示処理について説明したが、表示処理の対象は、以下に挙げるような楽音データ全般であってよい。楽音データは、楽譜の他に、ピアノロール、ドラム譜、タブ譜等、音高、音長、発音タイミング、表情付け等を指示するための各種データ等が挙げられる。また、波形データ等であってもよい。楽譜、ピアノロール等は、部分毎に色分けされているようなものでもよい。色分けの仕方を変える再表示等も考えられる。
【0088】
さらに、楽譜等の視覚的なデータに限らず、聴覚的なデータであってもよい。例えば、あるメロディに対して、所望の度数トランスポーズした結果を、図1のサウンドシステム12を通して表示(出力)してもよい。
【0089】
以上の実施例では、パラメータ(楽音データの表示に関して設定される情報)としてトランスポーズ値を例に挙げ説明したが、パラメータは他のものでもよい。例えば、楽譜の表示に関わるパラメータとしてはトランスポーズ値の他に、表示の大きさを変えるための拡大・縮小率、音部記号、調号、拍子等が挙げられる。また、メロディ等音のデータを表示する場合には、テンポ等もパラメータとなる。その他、楽器編成をパラメータとして、楽譜をパート毎に色分けして表示する等の場合も考えられる。
【0090】
また以上の実施例においては、パラメータ変更操作子が「+」、「−」の2つのボタンである場合を例に挙げ説明したが、パラメータ変更操作子の形状や形態等はこれに限らない。例えばボタンには、候補値の順番を示す方向付きの2つボタンや、候補値が任意の順番で巡回的に提示される1つボタン等が考えられる。ボタンの他にも、スライダやダイヤル等の形状、機能を有する操作子を用いることもできる。
【0091】
パラメータ変更操作子は、装置としてハード的に設けられるもののみならず、図1のディスプレイ10上にソフトスイッチとして設けられるものを用いることもできる。パラメータ変更に用いることができればどのような操作子を用いてもよい。変更対象のパラメータの性質等を考慮して、適宜選択すればよい。
【0092】
パラメータの提示の仕方については、様々な方法が考えられる。例えば上下1オクターブのトランスポーズ機能のパラメータとしては、−12〜+12の値を用いることができるが、これを「+」ボタン1つで巡回的に提示することもできる。提示方法の一例としては、(初期値を0とすると)「+」ボタンを1回オンにする毎に、+1、+2と増加させ、+12まで提示したら、次は−12を提示すればよい。以後は−11、−10・・・−1、0と提示し、その後は再び+1から増加させる。
【0093】
パラメータが拍子であれば、トランスポーズ値のように、値の大小に基づいた提示方法を用いることはできないが、その場合でも例えば、4/4拍子→3/4拍子→2/4拍子→6/8拍子のように任意に順序を付与することで、順番に段階的に提示することができる。その他、音部記号、調号等の場合も同様な方法で提示することができる。
【0094】
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組合せ等が可能なことは当業者に自明であろう。
【0095】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、楽音データの表示を効率的に行うことができる楽音データ表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例による楽音データ表示装置を備えた電子楽器の構成を示すブロック図、及び、パラメータ変更操作部の構成の一例を示す平面図である。
【図2】 本発明の実施例による楽譜表示処理を表すフローチャートである。
【図3】 本発明の変形例による楽譜表示処理を表すフローチャートである。
【図4】 楽譜表示処理における、表示される楽譜の例と時間的な流れを示す模式図及びパラメータ変更操作部の表示の変化を示す平面図である。
【図5】 従来技術の一例を示す楽譜表示工程の模式図である。
【符号の説明】
1・・・楽音データ表示装置を備えた電子楽器、2・・・バス、3・・・RAM、4・・・ROM、5・・・CPU、7・・・外部記憶装置、8・・・入力操作部、9・・・表示部、10・・・ディスプレイ、11・・・音源、12・・・サウンドシステム、13・・・通信I/F、17・・・MIDI I/F、20・・・パラメータ変更操作部、21、22・・・パラメータ変更操作子、23・・・パラメータ表示窓、24・・・パラメータ変更表示

Claims (4)

  1. 楽譜の表示に関わる情報値を初期値から段階的に選択するための操作子と、
    前記操作子が操作された時に計時を開始し、待機時間を出力するタイマと、
    前記待機時間が所定時間に達するより前に前記操作子による選択操作が再度行われなかった場合、前記操作子により最後に選択された前記情報値を確定値とする第1の確定手段と、
    前記確定手段により前記確定値が確定した時、前記初期値に応じた楽譜に替えて、前記確定値に応じた楽譜を再表示する表示手段と
    を有する楽音データ表示装置。
  2. 前記情報値に順番があり先頭と末尾の情報値が存在する場合において、前記操作子により前記先頭の情報値または前記末尾の情報値が選択された場合は、前記待機時間が前記所定時間に達するのを待たずして、選択された前記先頭の情報値または選択された前記末尾の情報値を確定値とする第2の確定手段を有する請求項1に記載の楽音データ表示装置。
  3. 前記操作子による最初の選択操作から前記第1の確定手段または前記第2の確定手段により確定値が確定するまでの間、前記情報値の選択作業中であることを警告する警告手段を有する請求項1または2に記載の楽音データ表示装置。
  4. 楽譜の表示に関わる情報値を操作子により初期値から段階的に選択するための選択手順と、
    前記操作子が操作された時に計時を開始し、待機時間を出力する計時手順と、
    前記待機時間が所定時間に達するより前に前記操作子による選択操作が再度行われなかった場合、前記操作子により最後に選択された前記情報値を確定値とする確定手順と、
    前記初期値に応じた楽譜に替えて、前記確定値に応じた楽譜を再表示する表示手順とを有する楽音データ表示手順と
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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