JP2004053642A - 自動作曲装置および自動作曲方法を実現するためのプログラム - Google Patents

自動作曲装置および自動作曲方法を実現するためのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが実楽器や歌声などを用いて、好みのモチーフメロディを入力設定するときに、入力すべきメロディの音域を一目で確認することができる自動作曲装置および自動作曲方法を実現するためのプログラムを提供する。
【解決手段】鍵盤を用いて、生成音域およびモチーフメロディの両者を入力設定できる自動作曲装置において、ユーザが鍵盤から生成音域の下限および上限を指定する(a)と、設定された生成音域内の鍵をすべて光らせるようにしたり(b)、設定された生成音域の下限および上限にそれぞれ対応する鍵のみを光らせるようにしたり(c)、また、設定された生成音域内のLEDをすべて光らせるようにしたり(d)、設定された生成音域の下限および上限にそれぞれ対応するLEDのみを光らせるようにしたり(e)して、モチーフメロディを入力設定する際に、設定された生成音域をユーザが一目で確認できるようにする。
【選択図】   図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、作曲(生成)しようとする曲の生成音域および作曲しようとする曲のモチーフメロディに基づいて自動作曲する自動作曲装置および自動作曲方法を実現するためのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
作曲しようとする曲の生成音域および作曲しようとする曲のモチーフメロディに基づいて自動作曲する自動作曲装置は、従来から知られている。
【0003】
このような自動作曲装置では、通常、ユーザが任意の生成音域を入力設定できるように構成されている。そして、生成音域の入力設定方法は、たとえば、
(1)生成音域の上限音名と下限音名を直接指定できるように構成され、ユーザが生成音域の上限音名および下限音名を指定すると、この両音名で示される範囲の音域を生成音域として入力設定する方法
(2)表示装置に鍵盤の絵を表示するように構成され、この表示鍵盤上の鍵域を、ユーザが所定の操作子を用いて指定すると、この指定された鍵域に対応する音域を生成音域として入力設定する方法
等が知られている。
【0004】
また、モチーフメロディについても、ユーザが、たとえば実楽器や歌声などを用いて、任意のメロディを入力設定できるようにしたものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の自動作曲装置では、ユーザが、たとえば実楽器や歌声などを用いて、好みのモチーフメロディを入力設定できるように構成されていたとしても、生成音域は、上記(1)または(2)のような方法で入力設定するようにしていたので、すなわち、モチーフメロディの入力設定と生成音域の入力設定とを同じような方法で行えるにも拘わらず、両入力設定をそれぞれ独立かつ無関係な方法で行うようにしていたので、ユーザの操作性をさらに向上させる改良の余地があった。
【0006】
本発明は、この点に着目してなされたものであり、ユーザの操作性をさらに向上させることが可能となる自動作曲装置および自動作曲方法を実現するためのプログラムを提供することを第1の目的とする。
【0007】
また、上記従来の自動作曲装置では、上述のように、モチーフメロディの入力設定と生成音域の入力設定とを、それぞれ独立かつ無関係な方法で行うようにしていたので、モチーフメロディを入力設定するに際して、ユーザはどの音域のメロディを入力すればよいのか分かり難かった。
【0008】
本発明は、この点にも着目してなされたものであり、ユーザが、たとえば実楽器や歌声などを用いて、好みのモチーフメロディを入力設定するときに、入力すべきメロディの音域を一目で確認することができる自動作曲装置および自動作曲方法を実現するためのプログラムを提供することを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するため、請求項1に記載の自動作曲装置は、作曲しようとする曲のモチーフメロディを入力する入力手段と、該入力手段を用いて、前記作曲しようとする曲の生成音域を設定する設定手段と、前記入力されたモチーフメロディおよび前記設定された生成音域に基づいて自動作曲する自動作曲手段とを有することを特徴とする。
【0010】
また、上記第2の目的を達成するため、請求項2に記載の自動作曲装置は、請求項1の自動作曲装置において、前記入力手段上またはその近傍に設けられた表示部もしくは、前記入力手段を模した図形表示が可能な表示部に、前記設定された生成音域を表示する表示手段をさらに有することを特徴とする。
【0011】
さらに、請求項3に記載のプログラムは、請求項1と同様の技術的思想によって実現できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明の一実施の形態に係る自動作曲装置の概略構成を示すブロック図である。
【0014】
同図に示すように、本実施の形態の自動作曲装置は、音高情報を入力するための鍵盤1と、各種情報を入力するための複数のスイッチを備えたパネルスイッチ2と、鍵盤1の各鍵の押鍵状態を検出する押鍵検出回路3と、パネルスイッチ2の各スイッチの押下状態を検出するスイッチ検出回路4と、装置全体の制御を司るCPU5と、該CPU5が実行する制御プログラムや、各種テーブルデータ等を記憶するROM6と、演奏データ、各種入力情報および演算結果等を一時的に記憶するワークエリアを含むRAM7と、タイマ割込み処理における割込み時間や各種時間を計時するタイマ8と、各種情報等を表示する、たとえば大型液晶ディスプレイ(LCD)若しくはCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイおよび発光ダイオード(LED)等を備えた表示装置9と、記憶媒体であるフレキシブルディスク(FD)20をドライブするフレキシブルディスクドライブ(FDD)10と、前記制御プログラムを含む各種アプリケーションプログラムや各種データ等を記憶するハードディスク(図示せず)をドライブするハードディスクドライブ(HDD)11と、前記制御プログラムを含む各種アプリケーションプログラムや各種データ等を記憶するコンパクトディスク−リード・オンリ・メモリ(CD−ROM)21をドライブするCD−ROMドライブ(CD−ROMD)12と、外部からのMIDI(Musical Instrument Digital Interface)信号を入力したり、MIDI信号を外部に出力したりするMIDIインターフェース(I/F)13と、通信ネットワーク101を介して、たとえばサーバコンピュータ102とデータの送受信を行う通信インターフェース(I/F)14と、鍵盤1から入力された演奏データや予め設定された演奏データ等を楽音信号に変換する音源回路15と、該音源回路15からの楽音信号に各種効果を付与するための効果回路16と、該効果回路16からの楽音信号を音響に変換する、たとえば、DAC(Digital−to−Analog Converter)やアンプ、スピーカ等のサウンドシステム17とにより構成されている。
【0015】
上記構成要素3〜16は、バス18を介して相互に接続され、CPU5にはタイマ8が接続され、MIDII/F13には他のMIDI機器100が接続され、通信I/F14には通信ネットワーク101が接続され、音源回路15には効果回路16が接続され、効果回路16にはサウンドシステム17が接続されている。
【0016】
HDD11のハードディスクには、前述のように、CPU5が実行する制御プログラムも記憶でき、ROM6に制御プログラムが記憶されていない場合には、このハードディスクに制御プログラムを記憶させておき、それをRAM7に読み込むことにより、ROM6に制御プログラムを記憶している場合と同様の動作をCPU5にさせることができる。このようにすると、制御プログラムの追加やバージョンアップ等が容易に行える。
【0017】
CD−ROMドライブ12のCD−ROM21から読み出された制御プログラムや各種データは、HDD11内のハードディスクにストアされる。これにより、制御プログラムの新規インストールやバージョンアップ等が容易に行える。なお、このCD−ROMドライブ12以外にも、外部記憶装置として、光磁気ディスク(MO)装置等、様々な形態のメディアを利用するための装置を設けるようにしてもよい。
【0018】
MIDII/F13は、専用のものに限らず、RS−232CやUSB(ユニバーサル・シリアル・バス)、IEEE1394(アイトリプルイー1394)等の汎用のインターフェースより構成してもよい。この場合、MIDIメッセージ以外のデータをも同時に送受信してもよい。
【0019】
通信I/F14は、上述のように、たとえばLAN(Local Area Network)やインターネット、電話回線等の通信ネットワーク101に接続されており、該通信ネットワーク101を介して、サーバコンピュータ102に接続される。HDD11内のハードディスクに上記各プログラムや各種パラメータが記憶されていない場合には、通信I/F14は、サーバコンピュータ102からプログラムやパラメータをダウンロードするために用いられる。クライアントとなるコンピュータ(本実施の形態では、自動作曲装置)は、通信I/F14および通信ネットワーク101を介してサーバコンピュータ102へとプログラムやパラメータのダウンロードを要求するコマンドを送信する。サーバコンピュータ102は、このコマンドを受け、要求されたプログラムやパラメータを、通信ネットワーク101を介してコンピュータへと配信し、コンピュータが通信I/F14を介して、これらプログラムやパラメータを受信してHDD11内のハードディスクに蓄積することにより、ダウンロードが完了する。
【0020】
この他、外部コンピュータ等との間で直接データのやりとりを行うためのインターフェースを備えてもよい。
【0021】
なお、本実施の形態の自動作曲装置は、上述の構成から分かるように、汎用的なパーソナルコンピュータ上に構築されたものであるが、これに限らず、本発明を実施できる最小限要素のみから構成した専用装置上に構築してもよい。
【0022】
以上のように構成された自動作曲装置が実行する制御処理を、図2〜図5を参照して説明する。
【0023】
本実施の形態の自動作曲装置は、鍵盤1を用いて、生成音域およびモチーフメロディの両者を入力設定でき、さらに、モチーフメロディを入力設定する際に、この入力設定された生成音域をユーザが一目で確認できるように、鍵盤1上またはその近傍、あるいは表示装置9上に表示できるようにした点に特徴がある。
【0024】
図2は、本実施の形態の自動作曲装置、特にCPU5が実行する自動作曲処理の手順を示すフローチャートである。
【0025】
同図において、まず、ユーザが、たとえばロック、ポピュラーおよびクラシック等の、作曲したい曲の曲風を指示すると、指示された曲風を、前記RAM7のワークエリアに入力(記憶)する(ステップS1)。
【0026】
次に、入力された曲風に対応する作曲用データを表示装置9上に一覧表示し、この中からユーザが指示したものを選択して、RAM7のワークエリアに記憶する(ステップS2)。
【0027】
さらに、ユーザが前記鍵盤1を用いて、生成(作曲)する曲全体の音域(生成音域)を指定すると、この生成音域を、上記作曲用データの一部データとして、RAM7のワークエリアに記憶する(ステップS3)。ここで、生成音域は、たとえば、次のような方法により指定する。すなわち、生成音域設定モードが選択されると、まず、表示装置9上に、「鍵盤の鍵を押すことにより、生成音域の下限を指定してください」というメッセージが表示される。これに応じて、ユーザが、図3(a)に示すように、下限(たとえば“C2”)を指定すると、鍵盤1および前記押鍵検出回路3を介して、対応するMIDIメッセージが入力されるので、CPU5は、このMIDIメッセージを解析して、ユーザが指定した、生成音域の下限を検出し、RAM7のワークエリアに記憶する。次に、表示装置9上に、「鍵盤の鍵を押すことにより、生成音域の上限を指定してください」というメッセージが表示され、これに応じて、ユーザが、図3(a)に示すように、上限(たとえば“D3”)を指定すると、同様にして、CPU5は、ユーザが指定した、生成音域の上限を検出し、RAM7のワークエリアに記憶する。
【0028】
そして、上記設定された生成音域、すなわち、上記記憶された下限および上限で示される生成音域を表示する(ステップS4)。
【0029】
図3(b)〜(e)は、生成音域の表示例を示す図であり、鍵盤1の各鍵自体が光るように構成されている場合には、設定された生成音域内の鍵をすべて光らせるようにしたり(同図(b))、設定された生成音域の下限および上限にそれぞれ対応する鍵のみを光らせるようにしたり(同図(c))、また、鍵盤1の近傍に、各鍵にそれぞれ対応してLEDが設けられている場合には、設定された生成音域内のLEDをすべて光らせるようにしたり(同図(d))、設定された生成音域の下限および上限にそれぞれ対応するLEDのみを光らせるようにしたり(同図(e))する表示態様が考えられる。
【0030】
なお、鍵盤とその表示器(LED等)が自動演奏装置に内蔵されておらず、MIDII/F13などで接続された外部鍵盤装置の場合は、該外部鍵盤装置に対して、たとえばMIDIエクスクルーシブメッセージなどを用いて表示制御コマンドを供給すればよい。
【0031】
図4は、設定された生成音域の他の表示例を示す図であり、設定された生成音域を表示装置9上に表示した場合の例を示している。同図では、縦軸を音高とし、横軸を小節の進行方向として、自動作曲装置で生成される全体音域を表示し、その全体音域中、設定された生成音域(設定音域)を斜線で表示するようにしている。なお、設定音域を「斜線」で表示したのは、図示し易いという便宜上の理由からであり、全体音域に対して、設定音域が一目で分かる表示態様であれば、これに限らないことは言うまでもない。他の表示態様としては、たとえば、全体音域を示す色と設定音域を示す色とを異ならせたり、両者を同一色にして、その濃度を変えたりする態様が考えられる。また、図4には、生成されたメロディも表示されているが、メロディを生成する前であれば、メロディは表示されない。
【0032】
図2に戻り、ユーザが、鍵盤1を用いて、設定された生成音域内、すなわち表示された生成音域内でモチーフメロディを入力すると、このモチーフメロディをRAM7のワークエリアに記憶する(ステップS5)。
【0033】
そして、ユーザが、所定の操作により、自動作曲の開始を指示すると、CPU5は、上記記憶されたモチーフメロディと上記記憶された作曲用データに基づいて、1曲分の曲データを生成する(ステップS6)。ここで、自動作曲方法は、本発明の特徴ではなく、公知の方法を用いればよいので、その説明は省略する。
【0034】
なお、本実施の形態では、生成音域およびモチーフメロディを入力設定する実楽器として、鍵盤楽器を採用したが、これに限らず、たとえば、弦楽器、管楽器および音階を有する打楽器等、どのようなものを採用してもよい。弦楽器を採用した場合には、たとえば、フィンガーボード上または中の音階音に対応する位置にLEDを埋め込み、前記図3(d)または(e)で示す表示態様で、設定された生成音域を表示するようにすればよい。ただし、採用する楽器の種類によっては、設定された生成音域を、楽器近傍に表示することが難しい場合もあるが、この場合には、前記図4で示す表示態様で、設定された生成音域を表示装置9上に表示するようにすればよい。または、表示装置9上に鍵盤やフィンガーボードなどの楽器の演奏入力部を模した図形表示をし、その上で図3で示すような表示態様で音域を表示してもよい。
【0035】
また、本実施の形態では、生成音域は、曲全体に亘って1つのみ入力設定するようにしたが、これに限らず、たとえば、曲中、モチーフ部分とそれ以外の部分で、異なる生成音域を入力設定するようにしてもよい。
【0036】
さらに、生成音域およびモチーフメロディを入力設定する手段としては、実楽器に限らず、人の歌声であってもよい。この場合には、図1の構成に加えて、少なくとも、歌声を入力するマイクロフォン、該マイクロフォンを介して入力された歌声のアナログ信号をデジタル信号に変換するADC(Analog−to−Digital Converter)、該ADCを介して変換された歌声(デジタル信号)から、その音高を解析するために必要な信号成分だけを取り出すデジタルフィルタ等を設ける必要がある。
【0037】
図5は、他の生成音域設定処理、すなわち、生成音域を歌声によって入力するようにした場合の生成音域設定処理の手順を示すフローチャートである。同図の生成音域設定処理で、前記図2のステップS3の生成音域設定処理を置き換えるとともに、図2の他のステップを後述するように修正すれば、歌声によって生成音域を設定することができる。
【0038】
図5において、まず、ユーザが生成音域設定モードを選択すると、表示装置9上に、「歌により、生成音域の下限を指定してください」というメッセージが表示され、これに応じて、ユーザが下限音高を歌(例えば「アー」)で入力すると、上記マイクロフォン、ADCおよびデジタルフィルタ等を介して入力されたデジタル信号が、RAM7のワークエリアに記憶される(ステップS11)。
【0039】
次に、CPU5は、記憶されたデジタル信号を解析することにより、その音高(ピッチ)を検出し(ステップS12)、検出されたピッチを平均律にクォンタイズした(ステップS13)後、下限音高として、RAM7のワークエリアに記憶する(ステップS14)。
【0040】
同様にして、入力された歌から上限音高を検出して、RAM7のワークエリアに記憶する(ステップS15〜S18)。
【0041】
この後、処理は、前記図2のステップS4に進み、たとえば、図4の表示態様で、設定された生成音域を表示装置9上に表示する。本実施の形態では、歌声で生成音域を入力し、さらに、モチーフメロディも歌声で入力するようにしているので、設定された生成音域は、図4の表示態様で表示する方が、図3(b)〜(e)の表示態様で表示するより分かり易いという理由で、図4の表示態様を採用している。しかし、生成音域は歌声で入力し、モチーフメロディは鍵盤1から入力するようにしてもよく、この場合には、図3(b)〜(e)の表示態様で表示するようにした方がよい。
【0042】
そして、設定された生成音域内でモチーフメロディを入力する(ステップS5)。本実施の形態では、モチーフメロディも歌声で入力するようにしているので、前記ステップS12およびS13の処理と同様の処理を、ステップS5の処理内に追加する必要がある。なお、モチーフメロディは、上述のように、鍵盤1から入力するのであれば、ステップS5の処理は変更しなくてもよい。
【0043】
次のステップS6の処理は、前述したものをそのまま用いればよいので、その説明は省略する。
【0044】
なお、人の歌声で生成音域およびモチーフメロディを入力設定する上記方法を自然楽器にそのまま適用することにより、自然楽器で生成音域およびモチーフメロディを入力設定することができる。この場合、当該自然楽器とは別体で表示装置を設け、この表示装置上に、前記図4の表示態様で、設定された生成音域を表示するようにすればよい。
【0045】
このように、モチーフメロディを入力設定する手段を用いて、生成音域を入力設定するようにしたので、生成音域を入力後すぐに、モチーフメロディを入力することができ、操作性を向上させることができる。
【0046】
さらに、設定された生成音域を、モチーフメロディを入力設定する手段上またはその近傍に表示するようにしたので、ユーザは、入力すべきモチーフメロディの音域を一目で確認することができる。
【0047】
なお、前記図2のステップS3で設定した生成音域に名称を付与して、前記RAM7の所定領域に複数記憶しておき、必要なものを呼び出して、作曲用データの一部として設定できるように構成してもよい。このように構成すれば、過去に設定した生成音域をそのまま作曲用データとして用いるときに、非常に便利である。
【0048】
また、人の歌声でモチーフメロディを入力設定するときでも、生成音域は、実楽器から入力できるようにしてもよい。このようにすれば、予め自分の歌声の音域が分かっている場合には、正確に生成音域を設定することができる。
【0049】
逆に、実楽器でモチーフメロディを入力設定するときでも、生成音域は、歌声で入力できるようにしてもよい。歌声の音域はそのときの体調に応じて変化するので、その人のために作曲する場合には、歌声で生成音域を入力した方が、より相応しい設定を行うことができる。
【0050】
なお、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPU5やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0051】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0052】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、たとえば、前記フレキシブルディスク20、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM21、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM6などを用いることができる。また、他のMIDI機器100や通信ネットワーク101を介してサーバコンピュータ102からプログラムコードが供給されるようにしてもよい。
【0053】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0054】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU5などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1または3に記載の発明によれば、作曲しようとする曲のモチーフメロディを入力する入力手段から入力された情報を用いて、前記作曲しようとする曲の生成音域が設定されるので、すなわち、モチーフメロディも生成音域も、同じ入力手段を用いて入力設定されるので、生成音域を入力後すぐに、モチーフメロディを入力することができ、操作性を向上させることができる。
【0056】
また、請求項2に記載の発明によれば、前記入力手段上またはその近傍に設けられた表示部に、前記設定された生成音域が表示されるので、ユーザは、入力すべきモチーフメロディの音域を一目で確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る自動作曲装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1の自動作曲装置、特にCPUが実行する自動作曲処理の手順を示すフローチャートである。
【図3】生成音域を入力設定する様子および設定された生成音域の表示例を示す図である。
【図4】設定された生成音域の他の表示例を示す図である。
【図5】生成音域を歌声によって入力するようにした場合の生成音域設定処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 鍵盤(入力手段),5 CPU(入力手段、設定手段、自動作曲手段、表示手段),7 RAM(入力手段),9 表示装置(表示手段)

Claims (3)

  1. 作曲しようとする曲のモチーフメロディを入力する入力手段と、
    該入力手段を用いて、前記作曲しようとする曲の生成音域を設定する設定手段と、
    前記入力されたモチーフメロディおよび前記設定された生成音域に基づいて自動作曲する自動作曲手段と
    を有することを特徴とする自動作曲装置。
  2. 前記入力手段上またはその近傍に設けられた表示部もしくは、前記入力手段を模した図形表示が可能な表示部に、前記設定された生成音域を表示する表示手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の自動作曲装置。
  3. 作曲しようとする曲のモチーフメロディを入力する入力手段から入力された情報を用いて、前記作曲しようとする曲の生成音域を設定する設定手順と、
    前記入力手段から入力されたモチーフメロディおよび前記設定された生成音域に基づいて自動作曲する自動作曲手順と
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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