JP2000221967A - 電子楽器等における設定制御装置 - Google Patents

電子楽器等における設定制御装置

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JP2000221967A JP11024854A JP2485499A JP2000221967A JP 2000221967 A JP2000221967 A JP 2000221967A JP 11024854 A JP11024854 A JP 11024854A JP 2485499 A JP2485499 A JP 2485499A JP 2000221967 A JP2000221967 A JP 2000221967A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の演奏パートのそれぞれに対して適切
な演奏データを効率的に割り当てることができる電子楽
器あるいは楽音発生機器における設定制御装置。 【解決手段】 各演奏パートとトラックとの対応関係
を設定するテーブルの設定内容を、変更手段によって、
演奏者は任意に変更することができる。制御手段がテー
ブルの内容を参照する場合、テーブルの設定内容に変更
がなされていれば、変更された設定内容が自動的に参照
される。そのために、各トラックの演奏データを各演奏
パートに適切に対応づけることができ、また変更された
設定内容はテーブルを参照することによって随時再現す
ることができる。このように、変更されたテーブルの設
定内容により複数トラックと各演奏パートとの対応づけ
がなされるので、演奏者は自動演奏を開始する毎にその
都度同じ変更操作を繰り返し行う必要がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、いわゆる押鍵ガ
イドなどの演奏支援機能を所望の演奏パートについて実
行させることのできる電子楽器あるいは楽音発生機器に
係り、特に複数の演奏パートのそれぞれに対して適切な
演奏データ(トラック単位の演奏データ列)を効率的に
割り当てることのできる電子楽器あるいは楽音発生機器
における設定制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子楽器の付加機能として、用意
された自動演奏データに従って自動演奏を行わせる機能
だけでなく、初心者でも所望の曲を演奏できるように、
押鍵すべき鍵を演奏にあわせて順次指示してくれるとい
った演奏支援のための機能(以下、押鍵ガイド機能と呼
ぶことにする)などが広く知られている。例えば、ピア
ノ型の電子楽器における押鍵ガイド機能の典型例とし
て、各鍵に対応して設けられた発光ダイオード(LE
D)を演奏の進行にあわせて順次点灯・消灯することに
より押鍵すべき鍵を順次に指示してくれる機能や、ある
いは操作すべき鍵、その鍵の操作開始タイミング(押鍵
タイミング)および操作終了タイミング(離鍵タイミン
グ)を電子楽器上に設けられた液晶表示画面を用いて指
示してくれる機能をあげることができる。
【0003】上述のような電子楽器では、右手で行う演
奏(メロディ演奏に相当し、以下、右手パート演奏と呼
ぶことにする)と左手で行う演奏(和音演奏に相当し、
以下、左手パート演奏と呼ぶことにする)とのいずれか
一方、あるいはその両方に対応する押鍵ガイド機能を選
択的に動作させることができ、演奏練習時(押鍵ガイド
機能動作時)には、押鍵ガイド対象として選択されたパ
ートはミュート設定、つまり、押鍵ガイドによる押鍵指
示が行われるのみで自動演奏による楽音の発音はされな
い状態に設定され、選択されていないパートおよびその
他の伴奏パートについては自動演奏による楽音の発音が
行われるようになる。これにより、演奏者は練習したい
パート以外のパートの演奏を聞きながら練習したいパー
トの演奏練習を行えるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】また、上述の機能で使
用される自動演奏データは、楽音の発音や消音等を表す
イベントデータと各イベントの発生タイミングを表すタ
イミングデータとを楽音の進行順に複数の演奏パート分
だけ記録したものであり、前記イベントデータには、各
イベントデータがいずれの演奏パートに属するかを表す
トラック番号なるデータが付加されている。そして、例
えばトラック番号データとして「1」が付加されている
イベントデータを右手パート演奏のデータとみなす等の
ような対応をとることにより(この対応を以下、トラッ
クアサインと呼ぶ)、上述した押鍵ガイド機能を適切に
動作させている。しかし、このトラック番号と演奏パー
トとの対応関係には統一された規格がなく各メーカ毎に
まちまちであって、同じトラック番号データが付された
イベントデータであっても、あるメーカの電子楽器では
右手パート演奏用のデータとして解釈され、他のメーカ
の電子楽器では左手パート演奏用のデータとして解釈さ
れてしまうという問題が生じていた。従来の電子楽器で
はこの問題を解決するために、各メーカ毎の前記対応関
係の情報(この情報を以下、トラックアサインテーブル
と呼ぶ)を予め用意しておき、新たな自動演奏データの
読み出しが指示されるたびに、その自動演奏データがい
ずれのメーカのものであるか(いずれのメーカの電子楽
器で作成されたか)に従って前記トラックアサインテー
ブルを参照することにより、各トラックと演奏パートと
の対応をとるようにしていた。
【0005】ところが、1つのメーカでもいく通りかの
トラックアサイン設定が存在し、必ずしも予め用意され
ているトラックアサインテーブルによって全ての自動演
奏データに対して適切なトラックアサイン設定を行える
とは限らず、その場合には、演奏者が手動設定により適
宜トラックアサイン設定を行う必要があった。そして、
前記のように手動設定したトラックアサイン設定は、次
の自動演奏データが読み出されると、トラックアサイン
テーブルのいずれかのトラックアサイン状態に必ず変更
されていた(トラックアサインテーブルの中には、該当
メーカがない場合のトラックアサイン設定の情報も記録
されているため、読み出した自動演奏データに対して必
ずなんらかのトラックアサイン設定が行われていた)。
したがって、トラックアサインテーブルに適切なトラッ
クアサイン設定の情報が記録されていない自動演奏デー
タを読み出すたびに手動でのトラックアサイン設定を行
わなければならず、例えば、同じ記録形式で記録された
自動演奏データを連続して読み出す場合でも、その記録
形式に対応したトラックアサイン設定の情報がトラック
アサインテーブに記録されていなければ、その都度、手
動でトラックアサイン設定しなければならなく、この設
定作業が非常に煩わしいものであった。
【0006】本発明は、演奏者が簡単な操作により、複
数の演奏パートに対して適切な演奏データ(あるいはト
ラック番号)を割り当てることができるようにした電子
楽器等における設定制御装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子楽器等
における設定制御装置は、複数の演奏パートについての
演奏データを、各演奏パート毎に複数のトラックのいず
れかに対応させて記憶する記憶手段と、前記各演奏パー
トとトラックとの対応関係を設定するテーブルと、前記
テーブルの設定内容を変更する変更手段と、前記記憶手
段から読み出された各トラックの前記演奏データを、前
記テーブルの設定内容を参照して、各演奏パートに対応
づける制御手段とを具えたものである。
【0008】この発明では、各演奏パートとトラックと
の対応関係を設定するテーブルの設定内容を、変更手段
によって、ユーザは任意に変更することができる。制御
手段がテーブルの内容を参照する場合、テーブルの設定
内容に変更がなされていれば、変更された設定内容が自
動的に参照される。このように、記憶手段から読み出さ
れた各トラックの演奏データを各演奏パートに適切に対
応づけることができ、また変更された設定内容はテーブ
ルを参照することによって随時再現することができる。
したがって、演奏者(ユーザ)は自動演奏を開始する毎
にその都度同じ変更操作を繰り返し行う必要がないの
で、操作を簡単にすることができる。このように、テー
ブルの設定内容を変更することにより、その変更された
テーブルの設定内容により複数トラックと各演奏パート
との対応づけがなされることになるので、自動演奏を開
始する毎にその都度同じ変更操作を繰り返し行う必要が
なくなる、という効果が得られる。
【0009】この発明の一実施形態においては、複数の
演奏データファイルタイプにそれぞれ対応する異なる設
定内容からなる複数の前記テーブルを有し、前記変更手
段は、演奏しようとする前記演奏データのファイルタイ
プに応じた前記テーブルを対象としてユーザの操作に応
じてその設定内容を変更するものであり、変更された設
定内容は一時保存され、前記制御手段は、演奏しようと
する演奏データのファイルタイプに応じた前記テーブル
の設定内容を参照するものであり、該参照すべきテーブ
ルが前記変更手段により変更された場合は変更された前
記設定内容を参照するものであり、前記変更された設定
内容は一時保存され、次に演奏すべき演奏データのファ
イルタイプが前回演奏した演奏データのファイルタイプ
と異なる場合は該一時保存を解消するようにしたもので
ある。
【0010】本発明は、装置発明として構成し、実施す
ることができるのみならず、コンピュータプログラムの
形態で実施することができるし、そのようなコンピュー
タプログラムを記憶した記憶媒体の形態で実施すること
もできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照してこの発
明の実施の形態を詳細に説明する。
【0012】図2は、この発明に係る電子楽器の設定制
御装置に従って動作する電子楽器全体の構成を示すハー
ドブロック図である。電子楽器は、CPU21によって
制御される。CPU21にはデータ及びアドレスバス2
Pを介してリードオンリメモリ(ROM)22、ランダ
ムアクセスメモリ(RAM)23、外部記憶装置24、
操作子検出回路25、通信インターフェイス27、MI
DIインターフェイス2A、鍵盤検出回路2F、ガイド
LED検出回路2G、表示回路2H、音源装置2Jが接
続されている。電子楽器はこれら以外のハードウェアを
有する場合もあるが、ここでは必要最小限の資源を用い
た場合について説明する。
【0013】CPU21はROM22及びRAM23内
の各種プログラムや各種データ、及び外部記憶装置24
から取り込んだ自動演奏データ(以下、ソングデータと
呼ぶことにする)に基づいた処理を行う。この実施の形
態では、外部記憶装置24としては、ハードディスクド
ライブ、フロッピーディスクドライブ、CD−ROMド
ライブ、光磁気ディスク(MO)ドライブ、ZIPドラ
イブ、PDドライブ、DVDなどが適宜用いられる。ま
た、MIDIインターフェイス2Aを介して他のMID
I機器2Bなどから「ソングデータ」などを取り込んで
もよい。CPU21は、このような外部記憶装置24か
ら取り込まれた「ソングデータ」を音源装置2Jに供給
し、外部のサウンドシステム2Lを用いて発音する。
【0014】ROM22はCPU21のシステム関連の
プログラム、各種のパラメータやデータなどを記憶して
いる。なお、この実施の形態では、自動演奏処理等の動
作プログラムの他に基本の「トラックアサインテーブ
ル」等がROM22に記憶されている。RAM23はC
PU21がプログラムを実行する際に発生する各種のデ
ータ等を一時的に記憶するワーキングメモリ機能と各種
のデータを記憶するデータメモリ機能を有し、メモリの
所定のアドレス領域がそれぞれの機能に割り当てられ、
レジスタやフラグあるいはバッファ等として利用され
る。この実施の形態では、変更された「トラックアサイ
ンテーブル」がRAM23に記憶される。なお、前記R
OM22に動作プログラム、各種データなどを記憶させ
る代わりに、CD−ROMドライブ等の外部記憶装置2
4に各種データ及び任意の動作プログラムを記憶してい
てもよい。外部記憶装置24に記憶されている動作プロ
グラムや各種データは、RAM23等に転送記憶させる
ことができる。これにより、動作プログラムの新規のイ
ンストールやバージョンアップを容易に行うことができ
る。
【0015】なお、通信インターフェイス27を介して
LAN(ローカルエリアネットワーク)やインターネッ
ト、電話回線などの種々の通信ネットワーク28上に接
続可能とし、他のサーバコンピュータ29との間で動作
プログラムや各種データ等のやりとりを行うようにして
もよい。これにより、サーバコンピュータ29から動作
プログラムや各種データをダウンロードすることもでき
る。この場合、クライアントとなる当該電子楽器装置か
ら、通信インターフェイス27及び通信ネットワーク2
8を介してサーバコンピュータ29に動作プログラムや
各種データのダウンロードを要求するコマンドを送信す
る。サーバコンピュータ29は、このコマンドに応じ
て、所定の動作プログラムや各種データなどを、通信ネ
ットワーク28を介して当該電子楽器装置に送信する。
当該電子楽器装置では、通信インターフェイス27を介
してこれらの動作プログラムや各種データなどを受信し
て、ハードディスク24やワーキングメモリ23等に格
納する。これによって、動作プログラム及び各種データ
などのダウンロードが完了する。
【0016】なお、本発明は、専用の電子楽器に限ら
ず、本発明に対応する動作プログラムやソングデータを
インストールした汎用のパーソナルコンピュータ等によ
って、実施させるようにしてもよい。その場合には、本
発明に対応する動作プログラムやソングデータなどを、
CD−ROMやフロッピーディスク等の、電子楽器が読
み込むことができる記憶媒体に記憶させた状態で、ユー
ザーに提供してもよい。
【0017】ここで、上述した「ソングデータ」と「ト
ラックアサインテーブル」について詳細に説明する。図
3は、ソングデータの内容の一例を示す図である。ソン
グデータは、ファイルタイプデータと、各演奏パート毎
の音色やテンポあるいは効果等に関する各種設定データ
と、タイミングデータと、各種のイベントデータと、ト
ラック番号と、曲の終了を示すエンドデータとにより主
に構成される。勿論、ソングデータには上述のデータ以
外のデータも含まれているが、本発明を説明する上では
必須のものではないため、その説明を省略する。ファイ
ルタイプデータとは、当該ソングデータ毎に付与され、
後述のトラックアサインテーブルを参照する際にインデ
ックスとなるデータであり、当該ソングデータの記録形
式、つまりいずれのメーカのソングデータであるかを表
す。各種設定データとは、自動演奏を行うにあたって予
め設定しておく必要のある各種パラメータに関するデー
タであり、例えば、曲のテンポや各演奏パート毎の音色
及び効果の設定等に係るデータである。イベントデータ
は、楽音の発音を指示するキーオンデータや楽音の消音
を指示するキーオフデータ等の演奏イベントに関するデ
ータである。このイベントデータは、タイミングデータ
と組み合わされて使用される。本実施例でのタイミング
データとは、イベントデータから次のイベントデータま
での時間間隔を示す時間データ(すなわち、デュレーシ
ョンデータ)であるが、これに限らず相対時間あるいは
絶対時間等どのようなフォーマットでもよい。すなわ
ち、イベントの発生時刻を曲や小節内における絶対時間
で表した『イベント+絶対時間』形式のもの、イベント
の発生時刻を1つ前のイベントからの時間で表した『イ
ベント+相対時間』形式のもの、音符の音高と符長ある
いは休符と休符長で演奏データを表した『音高(休符)
+符長』形式のもの、演奏の最小分解能毎にメモリの領
域を確保し、演奏イベントの発生する時刻に対応するメ
モリ領域にイベントを記憶した『ベタ方式』形式のもの
など、どのような形式のものでもよい。トラック番号
は、各イベントデータに付加されたデータであり、当該
イベントデータがいずれのトラック(演奏パート)に属
するものであるかを表す。この実施の形態では、ソング
データは複数トラック分のイベントデータが混在して記
録されているもの、すなわち、イベントデータをその割
り当てられたトラックにかかわらず、出力順に1列に並
べて記憶しているもの例に説明している。しかし、これ
に限らず、各イベントデータを各トラック毎に独立して
記憶するようにソングデータを構成してもよい。
【0018】次に、複数の演奏パートとトラック番号と
の対応関係を記録した「トラックアサインテーブル」の
内容の一例を、図4を用いて説明する。「トラックアサ
インテーブル」はファイルタイプ毎に設けられ、各ファ
イルタイプにおいて左手演奏パート、右手演奏パート、
伴奏パートあるいは打楽器パートといった各演奏パート
がどのトラックに対応づけされるかを関連付けているも
のである。ファイルタイプとは、上述した「ソングデー
タ」のファイルタイプデータと同一のインデックスデー
タである。図4の左側のテーブル、すなわち「ファイル
タイプ1」のものについて説明すると、左手演奏パート
はトラック番号「1」で示されるトラックに、右手演奏
パートはトラック番号「2」で示されるトラックに、伴
奏パートはトラック番号「3」及び「4」で示されるト
ラックに各々関連付けられる。なお、各ファイルタイプ
毎にトラックの数が異なるように各テーブルが形成され
てよいことは言うまでもない。
【0019】図2に戻り、音源装置2Jは複数チャンネ
ルで楽音信号の同時発生が可能であり、データ及びアド
レスバス2Pを経由して与えられた各種のイベントデー
タを入力し、この情報に基づき楽音信号を発生する。音
源装置2Jにおいて複数チャンネルで楽音信号を同時に
発音させる構成としては、1つの回路を時分割で使用す
ることによって複数の発音チャンネルを形成するような
ものや、1つの発音チャンネルが1つの回路で構成され
るような形式のものであってもよい。自動演奏の実行の
際には、複数の各演奏トラックに対応する演奏音の発生
のために、各々いずれかのチャンネルが割り当てられ
る。また、音源装置2Jにおける楽音信号発生方式はい
かなるものを用いてもよい。音源装置2Jから出力され
る楽音信号はアンプ及びスピーカからなるサウンドシス
テム2Lによって発音される。なお、この実施例では音
源装置2J自体にサウンドシステム2Lとの間において
楽音信号に種々の効果を付与するための効果回路(図示
せず)を含んでいる。勿論、効果回路を当該音源装置と
は別個に設けてもよい。タイマ2Tは時間間隔を計数し
たり、楽曲情報の再生時のテンポを設定したりするため
のテンポクロックパルスを発生するものである。このテ
ンポクロックパルスの周波数はテンポスイッチ(図示せ
ず)によって調整される。タイマ2Tからのテンポクロ
ックパルスはCPU21に対してインタラプト命令とし
て与えられ、CPU21はインタラプト処理により自動
演奏時における自動演奏処理の割り込み等を実行する。
【0020】ガイドLED2Mは鍵演奏ガイド用の例え
ば発光ダイオードからなるものであり、電子楽器本体の
鍵盤2Nの各鍵毎に設けられる。ガイドLED検出回路
2GはガイドLED2Mの表示、すなわち、発光ダイオ
ードを点灯/消灯することにより演奏者に対して押鍵す
べき鍵盤2N及び押鍵タイミングを指示したり、さらに
は押鍵指示と演奏者の押鍵とを一致判別したりする等の
制御を行うものである。
【0021】操作子手段26は、各種パラメータ設定用
のキーやスイッチを備えたものである。この実施の形態
では、便宜上、自動演奏スイッチ、ミュートスイッチな
どの具体的スイッチが設けられている場合について説明
する。操作子検出回路25は、この操作子手段26上の
各スイッチの操作状態及び操作状況を検出し、それをデ
ータ及びアドレスバス2P上に出力する。表示回路2H
は表示器2Kの表示内容を制御するものである。表示器
2Kは液晶画面(LCD)等から構成され、表示回路2
Hによってその表示動作を制御される。
【0022】図5は、上述の液晶画面と自動演奏スイッ
チ、ミュートスイッチなどの具体的スイッチとを一体的
に構成したパネルの一例を示したものである。当該パネ
ルは、パネルの左半分側に液晶画面が構成され、例え
ば、自動演奏を行う曲の番号(ソング番号)や曲の名前
(ソング名)といった曲の情報と共に、トラックアサイ
ン状態を表示できるようになっている。トラックアサイ
ン状態には、右手パート、左手パート、伴奏パートとい
った各パート別に、各パートがどのトラックに関連付け
られているかが表示される。勿論、液晶画面にはこれ以
外にも演奏情報(例えば、歌詞あるいは楽譜)等が表示
されてよいことは言うまでもない。一方、パネルの右半
分側には自動演奏関係の操作子が構成される。「再生」
及び「停止」スイッチは、自動演奏の開始/停止を指示
するための自動演奏スイッチである。「ミュートON/
OFF」スイッチは、所望のパートをミュート指示する
(すなわち、発音させないようにする)ためのミュート
スイッチである。数字キーは自動演奏するソングデータ
を指定するための「ソング番号」を入力したり、あるい
は「トラックアサイン状態」のトラック番号の変更入力
を行ったりするためのものである。また、方向キーはソ
ングデータの指定あるいはトラック番号の変更入力等を
行う際に、液晶画面上のカーソルを所定の位置に移動さ
せるためのものである。「確定」スイッチは、カーソル
位置や入力したトラック番号を確定するためのものであ
る。
【0023】図1は、電子楽器を動作させる場合におけ
るメイン処理のフローチャートの一例を示す図である。
図2のCPU21は、このメイン処理に従って動作す
る。メイン処理は、電子楽器の主電源のオン操作と同時
に開始され、主電源のオフ操作によって終了される。以
下、図1のフローチャートに従って、当該メイン処理の
動作例を説明する。ただし、説明を理解しやすくするた
めに、ソングデータのファイルタイプデータが「ファイ
ルタイプ1」である場合を例に説明する。まず、最初の
ステップS1では、初期設定を行う。初期設定では、図
2のRAM23内の各レジスタ及びフラグなどに対して
所定の初期値を設定したり、各バッファ内容のリセット
(つまり、クリア)を行う。具体的には、RUNフラグ
に“0”をセットし、MUTEバッファ、L−PART
バッファ、R−PARTバッファ及びORCHE−PA
RTバッファの内容をリセットする。これらのフラグ及
びバッファの内容については各ステップの対応する処理
の中で説明する。さらに、パネルの液晶画面上に初期画
面を表示する。
【0024】初期設定が終了すると、次は自動演奏の開
始指示操作があるかないかを判定する(ステップS
2)。すなわち、パネル上の「再生」スイッチ(図5参
照)がオンされたか否かを判定する。自動演奏の開始指
示操作(「再生」スイッチのオン操作)がある場合には
(YES)、RUNフラグに“1”がセットされる。自
動演奏の開始指示操作(「再生」スイッチのオン操作)
がない場合には(NO)、ステップS4の処理へジャン
プする。ここで、RUNフラグとは現在電子楽器が自動
演奏中であるか否かを表すためのフラグであり、この実
施形態では“1”が自動演奏中であり、“0”が自動演
奏中でないことを示す。電子楽器では、メイン処理を行
っているCPU21に対して自動演奏処理を割り込み的
に実行させることによって自動演奏を行っている。そこ
で、このRUNフラグにより、自動演奏を行うことが許
可されているか否かを判定している(後述する自動演奏
処理参照)。
【0025】ステップS4では、自動演奏の終了指示操
作があるかないかの判定を行う。すなわち、パネル上の
「停止」スイッチ(図5参照)がオンされたか否かを判
定する。終了指示(「停止」スイッチのオン操作)があ
る場合には(YES)、現在発音中の音をすべて消去
し、かつ、RUNフラグに“0”をセットする(ステッ
プS5)。つまり、当該電子楽器は自動演奏を停止し、
かつ自動演奏を行うことができない状態になる。終了指
示(「停止」スイッチのオン操作)がない場合には(N
O)、ステップS6の処理へジャンプする。ステップS
6では、RUNフラグが“0”であるか否かの判定がな
される。RUNフラグが“0”である場合には(YE
S)、後述のソング設定処理(ステップS7)を行う。
RUNフラグが“0”でない場合には(NO)、後述の
ソング設定処理(ステップS7)を行わずに次のステッ
プS8の処理を行う。この処理は、自動演奏中の誤操作
等によるソングあるいはトラックアサイン状態の変更を
防止するためのもので、ステップS7のソング設定処理
を自動演奏中には動作させないようにしている。
【0026】図6は、図1のメイン処理で行われるソン
グ設定処理(ステップS7)のフローチャートの一例を
示す図である。ソング設定処理は、「ソング番号」に入
力された数値に基づいて選択されたソングデータ内の各
トラックを、トラックアサインテーブルを参照して各パ
ートへ割り当てる処理を行うものである。まず、ソング
データの選択操作有りか、又は選択操作無しかの判定が
行われ、それぞれの判定に従った処理が行われる(ステ
ップS31)。すなわち、数値キーを用いて「ソング番
号」が入力されているかを判定する。ソング選択操作が
なされている場合(YES)は、外部記憶装置24に記
憶されている多数のソングデータから当該「ソング番
号」に対応した1つのソングデータが選択され、パネル
上に表示される。このように、ソングデータは外部記憶
装置24内に予め多数記憶されており、例えば演奏者が
「ソング番号」を入力(ソングデータの選択操作)する
ことにより、多数のソングデータの中から「ソング番
号」に対応するソングデータが所定のワークエリアに読
み出されて、自動演奏するためのデータとして電子楽器
に設定されるようになっている。勿論、ソングデータの
決定方法は上述のものだけに限られるものではなく、曲
名等を入力することにより選択できるようにしてもよ
い。
【0027】次に、選択されたソングデータ内のファイ
ルタイプデータを読み出し(ステップS32)、この読
み出されたファイルタイプデータに対応するトラックア
サインテーブルがROM22に記憶されているかどうか
を検索する。検索の結果、該当するトラックアサインテ
ーブルがない場合には(ステップS33のNO)、ステ
ップS37の処理へジャンプする。該当するトラックア
サインテーブルがROM22にあり(ステップS33の
YES)、かつ、今回読み出したファイルタイプデータ
と前回読み出したファイルタイプデータとが異なってい
るならば(ステップS34のYES)、当該トラックア
サインテーブルをROM22からRAM23のワークエ
リアに読み出す(ステップS35)。すなわち、選択さ
れたソングデータ内のファイルタイプデータに対応する
トラックアサインテーブル内から左手演奏に対応するト
ラックのトラック番号、右手演奏に対応するトラックの
トラック番号、及び伴奏に対応するトラックのトラック
番号を読み出して、各々をL―PART、R−PART
及びORCHE−PARTバッファに格納する。そし
て、前記L―PART、R−PART及びORCHE−
PARTバッファを参照して、各パート別のトラックア
サイン状態をパネル上に表示する(ステップS36)。
ファイルタイプデータが「ファイルタイプ1」である場
合、左手パートにトラック番号「1」、右手パートにト
ラック番号「2」、伴奏パートにトラック番号「3」及
び「4」が各々割り当てられることから、パネル上には
図5のようにトラックアサイン状態が表示される。この
ようにして、トラックが各パートに割り当てされる。一
方、ステップS34において、今回読み出したファイル
タイプデータと前回読み出したファイルタイプデータと
が同じであると判定すれば(ステップS34のNO)、
ステップS37の処理へジャンプする。なお、主電源投
入後の2回目以降のソング選択時に、ステップS33あ
るいはステップS34がNOと判定された場合は、RA
M23にすでに記憶されているトラックアサインテーブ
ルをそのまま利用する。これにより、トラックアサイン
テーブル内に記載されていないファイルタイプのソング
が選択された場合、あるいは前回と同じファイルタイプ
のソングが選択された場合には前回のトラックアサイン
状態をそのまま利用することができ、簡単な操作により
適切なトラックアサインを行うことができるようにな
る。これに対して、主電源投入後、最初のソングデータ
を読み出した際に、当該ソングデータのファイルタイプ
データに該当するトラックアサインテーブルがない場合
(ステップS33のNO)には、トラックが各パートに
所定のデフォルト設定により割り当てされて、トラック
アサインテーブルが作成されてRAM23に記憶され、
かつパネル上にトラックアサイン状態が表示される。あ
るいは、後述のアサイントラック変更操作により、ユー
ザが任意にトラックを各パートに割り当てできるように
なっている。また、本実施例において、該当するトラッ
クアサインテーブルがない場合とは、ファイルタイプデ
ータに該当するトラックアサインテーブルが存在しない
ことは勿論のこと、さらにソングデータにファイルタイ
プデータの記録がなされていない場合を含む。
【0028】パネル上にトラックアサイン状態を表示後
(つまり、トラックの割り当て終了後)、アサイントラ
ック変更操作がなされたか否かの判定を行う(ステップ
S37)。すなわち、ユーザがパネル上の方向キーや数
字キーを操作して、各パートに割り当てられたトラック
番号に対して変更入力を行ったか否かのチェックを行
う。ユーザによりトラック番号の変更入力がなされてい
ない場合には(ステップS37のNO)、当該ソング設
定処理を終了する。変更入力された場合であり(ステッ
プS37のYES)、かつ、選択されたトラックアサイ
ンテーブルが内容変更の可能なものである場合には(ス
テップS38のYES)、変更入力に基づきRAM23
内のワークエリアに保持されているL―PART、R−
PART及びORCHE−PARTバッファの内容を書
き換え(ステップS39)、さらに変更入力されたパー
トに対してミュート操作がなされていた場合にはMUT
Eバッファの内容を書き換える(ステップS40)。こ
こで、トラックアサインテーブルが内容変更の可能なも
のとは、一般的な基準で作成されていないトラックアサ
インテーブルであり、例えば、各電子楽器メーカ毎に作
成され頒布されるようなものがある。このようなもの
は、各メーカ毎に独自の基準で各パートにトラックを割
り当てて使用していることが多いので、ユーザは使用す
る電子楽器メーカにあわせてパート毎に割り当てるトラ
ックを変更することができるようになっている。
【0029】図1に戻り、ミュートパート設定操作が行
われたか否かを判定する(ステップS8)。ここで述べ
ているミュートパートとは、例えば、押鍵ガイド機能を
動作させたいパートのことであり、ユーザは予めパネル
上の「右手パート」あるいは「左手パート」のいずれ
か、あるいは両方を選択してミュート指示操作すること
により演奏練習したいパートをトラック番号ではなく、
パート名により選択することができるようになってい
る。ミュートパート設定操作が行われた場合(ステップ
S8のYES)、ミュート設定されたパートに対応する
トラック番号をMUTEバッファに格納する(ステップ
S9)。例えば、「ファイルタイプ1」(図4参照)の
場合に左手演奏パートがミュートされたならば、MUT
Eバッファにトラック番号「1」が格納される。ミュー
トパート設定操作が行われていない場合(ステップS8
のNO)には、ステップS9をジャンプして、その他の
処理を行う(ステップS10)。すなわち、MUTEバ
ッファにトラック番号は格納されない。
【0030】その他の処理とは、例えば、ソングデータ
への各種データの追加や削除といった編集処理や、電子
楽器全体の音色設定あるいは自動演奏のテンポ設定等、
スイッチ操作による各種の手動設定処理のことである。
その他の処理が終了したら、当該メイン処理を終了する
ための指示操作、すなわち、電子楽器本体の主電源がオ
フされたかどうかを検出し、主電源がオフされた場合
(ステップS11のYES)にはメイン処理を終了す
る。そうでない、主電源オン(すなわち、主電源オフ操
作がない)の場合(ステップS11のNO)にはステッ
プS2へ戻り、当該メイン処理を繰り返し実行し、電子
楽器を待機状態にする。この場合には、自動演奏スイッ
チがオフされるまで、あるいはソングデータ内のエンド
データを読み込むまで、当該自動演奏が続けられる。
【0031】図7は、メイン処理に対して、所定のクロ
ックタイミング毎に割り込み的に起動される自動演奏処
理のフローチャートの一例を示した図である。本実施例
においては、4分音符長あたり96回の割り込みが行わ
れるものとする。RUNフラグが“1”、すなわち、メ
イン処理において、自動演奏のための割り込み処理が許
可されている場合(ステップS21のYES)、当該自
動演奏処理はCPU21により行われる。ソングデータ
内のイベントが処理タイミングにある場合(ステップS
22のYES)、今回タイミングに対応するイベントデ
ータを読み出して(ステップS23)、読み出したイベ
ントデータがミュートパートのイベントデータでないな
らば(ステップS24のYES)、読み出したイベント
データを音源へ送信する(ステップS25)。すなわ
ち、自動演奏のための発音がなされる。イベント処理タ
イミングにない場合(ステップS22のNO)、あるい
は読み出されたイベントデータがミュートパートのイベ
ントデータである場合(ステップS24のNO)には、
ステップS25の処理を行わずに自動演奏処理を終了す
ることから、自動演奏のための発音がなされない。ここ
でミュートパートのイベントデータとして判断されたデ
ータは、つまりは押鍵ガイド機能を動作させるべきパー
トのイベントデータであるので、当該読み出されたイベ
ントデータに基づいた押鍵ガイド処理がなされる(LE
Dランプの点灯/点滅/消灯等)。なお、通常演奏処理
においては、各イベントデータに対応して読み出された
トラック番号と、各演奏パート毎のバッファ(L−PA
RT、R−PART、ORCHE−PARTバッファ
等)とを参照して、該トラック番号に対応する演奏パー
トの音色で該イベントにかかる楽音を発生する。
【0032】以上のように、図1、図6〜図7のフロー
チャートに示す一連の処理によって、トラックアサイン
状態が変更されると、ファイルタイプデータが同一であ
る限り、その変更されたトラックアサイン状態をRAM
23で保持しつづけることになるので、ユーザはソング
データを読み出すたびに手動操作でトラックアサイン状
態の設定を修正しなくてもよいことになる。すなわち、
この実施の形態に係る電子楽器では、演奏者が簡単な操
作により、複数の演奏パートに対して適切なトラックを
割り当てることができるようになる。また、この実施の
形態に係る電子楽器では面倒な操作を一々行う必要がな
いという利点がある。
【0033】なお、上述したようにトラックアサインテ
ーブルの内容が変更された場合には(ステップS38参
照)、その変更されたトラックアサインテーブルをRA
M23で複数保持できるようにしておき、その後、トラ
ックアサインテーブルを読み出す際に(ステップS3
2、S33等参照)、そのトラックアサインテーブルを
ROM22から読み出さずに、変更されたトラックアサ
インテーブルをRAM23から読み出すようにしてよ
い。あるいは、変更されたトラックアサインテーブルを
読み出すか、ROM22に予め記憶されたトラックアサ
インテーブルを読み出すかを演奏者が任意に選択できる
ようにしてもよい。また、変更されたトラックアサイン
テーブルを不揮発性メモリに記憶するようにしてもよ
い。
【0034】なお、トラックアサインテーブルをユーザ
が新たに作成できるようにしてもよい。また、その内容
をユーザが修正できないようなトラックアサインテーブ
ルを設けておき、保持されているトラックアサインテー
ブル情報をデフォルトにリセットできるようにしてもよ
い。さらに、デフォルトにリセットしたときに、リセッ
ト前のトラックアサインテーブル状態を所定領域に保持
しておき、該所定領域に保持しておいたトラックアサイ
ンテーブルをユーザが任意に読み出して使用できるよう
にしてもよい。また、トラックアサインテーブルを参照
するために、ソングデータ内のファイルタイプデータを
利用しているが、これに限らず、ソングファイル名の拡
張子の文字(例えば、ソングファイル名.USRのUS
Rの部分)を利用するようにしてもよい。ただし、この
場合には拡張子の種類毎にトラックアサインテーブルを
用意しておく。このように、ユーザ毎に独自のトラック
アサインテーブルを用意することにより、ユーザ特有の
設定をすぐに行うことができる。
【0035】電子楽器は鍵盤楽器の形態に限らず、弦楽
器や管楽器、あるいは打楽器等どのようなタイプの形態
でもよい。また、上述の実施の形態では、音源装置、自
動演奏装置等を1つの電子楽器本体に内臓したものにつ
いて説明したが、これに限らず、それぞれが別々に構成
され、MIDIインタフェースや各種ネットワーク等の
通信手段を用いて各装置を接続するように構成されたも
のにも同様に適用できることはいうまでもない。また、
パソコンとアプリケーションソフトウェアという構成で
あってもよく、この場合処理プログラムを磁気ディス
ク、光ディスクあるいは半導体メモリ等の記憶メディア
から供給したり、ネットワークを介して供給するもので
あってもよい。
【0036】
【発明の効果】この発明によれば、テーブルの設定内容
を変更することにより、その変更されたテーブルの設定
内容により複数トラックと各演奏パートとの対応づけが
なされることになるので、自動演奏を開始する毎にその
都度同じ変更操作を繰り返し行う必要がなくなる、とい
う効果がある。また、演奏ガイド機能あるいは特定演奏
パートのミュート機能など複数の機能を具えた電子楽器
において、演奏者が簡単な操作により、複数の演奏パー
トに対して適切なトラックを割り当てることができるの
で、演奏者は所望の演奏パートのミュート設定/解除等
を簡単に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2の電子楽器を自動演奏装置として動作さ
せる場合のメイン処理の一例を示すフロー図である。
【図2】 この発明に係る設定制御装置を内蔵した電子
楽器の構成を示すハードブロック図である。
【図3】 図2に示した電子楽器において用いられるソ
ングデータの一実施例を示した構成概念図である。
【図4】 図2に示した電子楽器において用いられるト
ラックアサインテーブルの一実施例を示した構成概念図
である。
【図5】 パネルの一例を示す全体構成概要図である。
【図6】 図1のメイン処理時に実行されるソング設定
処理の一例を示すフロー図である。
【図7】 図1のメイン処理に対して、所定の時間間隔
毎に実行される割り込み処理である自動演奏処理の一例
を示すフロー図である。
【符号の説明】
21…CPU、22…ROM、23…RAM、24…外
部記憶装置、25…操作子検出回路、26…操作子、2
7…通信インターフェイス、28…通信ネットワーク、
29…サーバコンピュータ、2A…MIDIインターフ
ェイス、2B…他のMIDI機器、2F…鍵盤検出回
路、2G…ガイドLED検出回路、2H…表示回路、2
J…音源装置、2K…表示器、2L…サウンドシステ
ム、2M…ガイドLED、2N…鍵盤、2P…データ及
びアドレスバス、2T…タイマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D378 MM36 MM37 MM38 MM39 MM42 MM47 MM52 MM62 MM72 NN03 NN06 NN12 NN23 QQ01 TT02 TT08 TT18 TT22 TT24 TT32 XX05 XX12 XX20 XX43

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の演奏パートについての演奏データ
    を、各演奏パート毎に複数のトラックのいずれかに対応
    させて記憶する記憶手段と、 前記各演奏パートとトラックとの対応関係を設定するテ
    ーブルと、 前記テーブルの設定内容を変更する変更手段と、 前記記憶手段から読み出された各トラックの前記演奏デ
    ータを、前記テーブルの設定内容を参照して、各演奏パ
    ートに対応づける制御手段とを具えた電子楽器等におけ
    る設定制御装置。
  2. 【請求項2】 複数の演奏データファイルタイプにそれ
    ぞれ対応する異なる設定内容からなる複数の前記テーブ
    ルを有し、 前記変更手段は、演奏しようとする前記演奏データのフ
    ァイルタイプに応じた前記テーブルを対象としてユーザ
    の操作に応じてその設定内容を変更するものであり、変
    更された設定内容は一時保存され、 前記制御手段は、演奏しようとする演奏データのファイ
    ルタイプに応じた前記テーブルの設定内容を参照するも
    のであり、該参照すべきテーブルが前記変更手段により
    変更された場合は変更された前記設定内容を参照するも
    のであり、 前記変更された設定内容は一時保存され、次に演奏すべ
    き演奏データのファイルタイプが前回演奏した演奏デー
    タのファイルタイプと異なる場合は該一時保存を解消す
    るようにした請求項1に記載の電子楽器等における設定
    制御装置。
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