JP2002215152A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2002215152A
JP2002215152A JP2001010558A JP2001010558A JP2002215152A JP 2002215152 A JP2002215152 A JP 2002215152A JP 2001010558 A JP2001010558 A JP 2001010558A JP 2001010558 A JP2001010558 A JP 2001010558A JP 2002215152 A JP2002215152 A JP 2002215152A
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sound
instruction
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Application number
JP2001010558A
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English (en)
Inventor
Tadayuki Ishida
忠幸 石田
Hiroshi Kato
寛 加藤
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/18Selecting circuits
    • G10H1/183Channel-assigning means for polyphonic instruments
    • G10H1/185Channel-assigning means for polyphonic instruments associated with key multiplexing
    • G10H1/186Microprocessor-controlled keyboard and assigning means
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/0008Associated control or indicating means

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作子の操作に応じて所望の発音長を得るこ
とができる電子楽器を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明の電子楽器は、発音開始を指示す
るための発音指示操作子と、発音指示操作子の操作によ
り発音処理を開始し、発音指示操作子の解放後も発音処
理を継続し、再度同一の発音指示操作子が操作されたこ
とにより消音処理を行う発音制御手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子楽器に関し、
特に操作子の操作により発音制御を行う電子楽器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電子楽器の発音動作は、鍵盤が押
鍵されたことにより発音を開始する。例えばピアノ音色
は減衰音であるので、鍵盤が押鍵されたことによりアタ
ック→ディケイ→サスティン→リリースとなり、発音は
終了する。オルガン音色は持続音であるので、鍵盤が押
鍵されたことにより発音を開始して、鍵盤を押鍵してい
る間は発音を継続し、離鍵により発音を停止していた。
【0003】しかし、従来方法では、発音を持続させた
い場合(持続音)、鍵盤を押鍵し続けなければならず、
特定の音のみ発音を継続させ、他の音は通常通りに離鍵
で発音を停止する演奏をしたい場合は非常に高度な技術
が必要であった。例えば、低音域の1音のみ発音を持続
させ、高音域にて両手演奏を行うことは困難であった。
【0004】また、発音がシーケンスの場合、拍手(A
PPLAUSE)、波、鈴、ロールシンバルといったそ
の時々で必要とされる発音長(発音時間)が異なるアド
リブ的な発音の場合でも、シーケンスが終了すれば発音
が終了してしまうため、使用者の要求を満たすことがで
きない問題があった。
【0005】例えば、鈴の音を鳴らしながらクリスマス
ソングを演奏したい場合、鈴の音が数秒で終了してしま
うシーケンスの時は、演奏中に何度も鈴の操作子を操作
しなければならず、非現実的であり、演奏以外に鈴の音
を録音したシーケンスデータをミュージックシーケンサ
で再生する別の操作が必要であった。しかし、シーケン
スデータは予め定められた時間を演奏するものであり、
その時々で必要とされる任意の時間発音するといったア
ドリブ的な動作には向いていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来方法では、1回の
押鍵での発音や、発音可能なシーケンスは決まっている
ため、その時々で必要とされる発音長(発音時間)を得
られない問題があった。具体的には、発音を必要な時間
得るためには発音操作子を押し続ける(操作し続ける)
ことが必要であった。
【0007】本発明の目的は、所定の操作子の操作によ
り所望の発音長を得ることができる電子楽器を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、発音開始を指示するための発音指示操作子と、前記
発音指示操作子の操作により発音処理を開始し、前記発
音指示操作子の解放後も発音処理を継続し、再度同一の
前記発音指示操作子が操作されたことにより消音処理を
行う発音制御手段とを有することを特徴とする電子楽器
が提供される。
【0009】本発明の他の観点によれば、発音開始を指
示するための発音指示操作子と、発音モードを記憶する
発音モード記憶手段と、前記発音モードが第1のモード
のときには、前記発音指示操作子の操作により発音処理
を開始し、前記発音指示操作子の解放により消音処理を
行い、前記発音モードが第2のモードのときには、前記
発音指示操作子の操作により発音処理を開始し、前記発
音指示操作子の解放後も発音処理を継続し、再度同一の
前記発音指示操作子が操作されたことにより消音処理を
行う発音制御手段とを有することを特徴とする電子楽器
が提供される。
【0010】本発明によれば、発音指示操作子を操作
し、その後再び操作するまでの間は継続して発音処理が
行われるので、所望の発音長を得ることができる。ま
た、発音指示操作子を操作した後に解放しても発音処理
を継続させることができるので、演奏者は手足を自由に
使うことができる。例えば、低音域の1音のみ発音を持
続させ、高音域にて両手演奏を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
による電子楽器の外観図である。電子楽器100は、パ
ネル101、鍵盤104、フットペダル105及びスピ
ーカ106を有する。パネル101は、パネルスイッチ
(操作子)102及び液晶表示器103を有する。鍵盤
104は、複数の白鍵及び黒鍵を有する。
【0012】図2は、図1のパネル101を拡大した外
観図である。パネル101上には、液晶表示器103の
他に、発音指示スイッチ201を有する。発音指示スイ
ッチ201は、拍手スイッチ202、波スイッチ20
3、鈴スイッチ204及びロールシンバルスイッチ20
5を含む。各スイッチ202〜205を押すと、その音
色の発音が行われる。
【0013】パネル101は、その他に、音色選択のた
めの音色スイッチ211、フィルイン指示のためのフィ
ルインスイッチ212、音色等のバリエーションを選択
するためのバリエーションスイッチ213、液晶表示器
103上の表示項目を選択するためのスイッチ214を
有する。
【0014】図8(A)〜(C)は第1の発音モード、
図8(D)は第2の発音モードにおける発音指示スイッ
チ201(図2)と発音制御処理との関係を示す。発音
指示スイッチ201の信号は、発音指示スイッチ201
が押されるとキーオンKONになり、解放されるとキー
オフKOFFになる。
【0015】図8(A)〜(C)に示すように、第1の
発音モードのときには、発音指示スイッチ201が押さ
れてキーオンKONになると発音処理を開始し、発音指
示スイッチ201が解放されてキーオフKOFFになる
と消音処理を行う。
【0016】図8(A)では、発音指示スイッチ信号8
01がキーオンKONになると、発音処理を開始し、楽
音信号802はアタックA、第1のディケイD1、第2
のディケイD2を形成する。発音指示スイッチ信号80
1がキーオフKOFFになると、消音処理を開始し、楽
音信号802はリリースRを形成する。
【0017】図8(B)では、発音指示スイッチ信号8
03がキーオンKONになると、発音処理を開始し、楽
音信号804はアタックA、ディケイDを形成する。こ
の楽音信号804は、減衰音であるため、発音指示スイ
ッチ信号803がキーオフKOFFになる前に消音され
てしまう。
【0018】図8(C)では、発音指示スイッチ信号8
05がキーオンKONになると、発音処理を開始し、楽
音信号806はアタックA、ディケイD、サスティンS
を形成する。サスティンSは、波形メモリ内の所定の楽
音波形を繰り返し読み出すことにより、発音が継続され
る。その後、発音指示スイッチ信号805がキーオフK
OFFになると、消音処理を行い、楽音信号805はリ
リースRを形成する。
【0019】図8(D)に示すように、第2の発音モー
ドのときには、発音指示スイッチ201が押されると発
音処理を開始し、発音指示スイッチ201の解放後も発
音処理を継続し、再度同一の発音指示スイッチ201が
押されると消音処理を行う。
【0020】具体的には、発音指示スイッチ信号807
がキーオンKON1になると、発音処理を開始し、その
後のキーオフKOFF1に関係なく、楽音信号808は
アタックA、ディケイD、サスティンSを形成する。サ
スティンSは、波形メモリ内の所定の楽音波形を繰り返
し読み出すことにより、発音が継続される。その後、再
び発音指示スイッチ信号807がキーオンKON2にな
ると、その後のキーオフKOFF2に関係なく、消音処
理を行い、楽音信号808はリリースRを形成する。
【0021】次に、図2のオールサウンドオフスイッチ
221及びフェードアウトスイッチ222について説明
する。発音モードが第2のモードの時、最初の発音指示
スイッチ201のキーオンで発音処理を開始し、次の同
一の発音指示スイッチ201のキーオンで消音処理を行
う。しかし、例えば拍手、波、鈴等が複数同時に発音さ
れていて同時に消音させたい時、全ての発音指示スイッ
チ201を同時に操作して発音を停止させることは困難
である。
【0022】その場合に、オールサウンドオフスイッチ
221を使用する。このオールサウンドオフスイッチ2
21を操作する(押す)ことにより、発音中の楽音は全
て(鍵盤発音を含む)同時に発音を停止する。
【0023】また、オールサウンドオフスイッチ221
とは別に、フェードアウトスイッチ222を有する。こ
のフェードアウトスイッチ222を操作する(押す)こ
とにより、発音中の楽音は全て(鍵盤発音を含む)同時
に発音をフェードアウトさせる。
【0024】図3は、図1の電子楽器100のハードウ
エア構成を示すブロック図である。バス305には、C
PU301、ROM302、RAM303、液晶表示器
(LCD)304、キースキャン回路306、パネルス
キャン回路308、楽音発生部310が接続されてい
る。
【0025】鍵盤307は、複数の白鍵及び黒鍵を有す
る。キースキャン回路306は、鍵盤307上の押鍵操
作又は離鍵操作に応じて、押鍵情報又は離鍵情報をCP
U301に出力する。パネルスイッチ309は、上記の
発音指示スイッチ201(図2)等を含む。パネルスキ
ャン回路308は、パネルスイッチ309の操作に応じ
て操作情報(キーオンKON又はキーオフKOFF)を
CPU301に出力する。液晶表示器304は、所定の
機能等を表示する。
【0026】楽音発生部310は、CPU301から楽
音パラメータを入力して楽音信号を生成し、D/A変換
部311に出力する。上記の楽音パラメータは、鍵盤3
07の押鍵情報及び離鍵情報、発音指示スイッチ201
のキーオン/オフ情報の他、音色情報及び効果情報等を
含む。
【0027】D/A変換部311は、楽音信号をデジタ
ル形式からアナログ形式に変換して、アンプ312に出
力する。アンプ312は、楽音信号を増幅し、スピーカ
313に出力する。スピーカ313からは楽音が発音さ
れる。
【0028】ROM302は、複数の楽音波形(音色デ
ータ)を記憶する波形メモリを含み、その複数の楽音波
形毎に第1又は第2の発音モードを記憶する。楽音発生
部310は、波形メモリに記憶されている楽音波形を基
に発音処理及び消音処理を行う。RAM303には、R
OM302内の発音モードの情報がコピーして記憶さ
れ、その発音モードはユーザにより変更可能である。そ
の詳細は、後に図7を参照しながら説明する。
【0029】ROM302は、その他、コンピュータプ
ログラムを記憶する。CPU301は、そのコンピュー
タプログラムに応じて、後に説明する図4〜6の処理等
を行う。RAM303は、CPU301のワークエリア
等を有する。
【0030】図7は、ROM302内に記憶される音色
データの構造を示す。音色データは、音色ナンバ70
1、ベロシティ702、トグルフラグ703の他、リリ
ースタイム704、アタックタイム705、ディケイタ
イム706、ビブラートレイト707、ビブラートデプ
ス708、ビブラートディレイ709等を含む。
【0031】音色ナンバ701は、図2の拍手スイッチ
202、波スイッチ203、鈴スイッチ204、ロール
シンバル205等にそれぞれ割り当てられる音色ナンバ
である。次に、ベロシティ702について説明する。発
音指示スイッチ201(図2)にタッチセンサを設けた
場合には、タッチセンサが発音指示スイッチ201を押
した速度又は強さを検出してベロシティ値とする。楽音
の大きさは、そのベロシティに応じて決められる。発音
指示スイッチ201を強く押せば、大きな音が発音され
る。タッチセンサの機能をオフ(タッチオフ)にした場
合や発音指示スイッチ201にタッチセンサを設けない
場合には、図7のベロシティ702を基に発音処理が行
われる。
【0032】トグルフラグ703は、0が第1の発音モ
ードを示し、1が第2の発音モードを示す。このトグル
フラグ703は、ユーザの操作により変更可能であり、
ユーザの好みに応じて、各音色ナンバ701についての
発音モードを設定することができる。
【0033】図4は、電子楽器が行う処理のメインフロ
ーを示すフローチャートである。電子楽器の電源がオン
されると、以下の処理を行う。まず、ステップS401
では、イニシャライズ処理を行う。次に、ステップS4
02では、パネルスイッチの操作によるパネルスイッチ
イベントが検出されたか否かをチェックする。検出され
たときにはステップS403へ進み、検出されないとき
にはステップS404へ進む。
【0034】ステップS403では、パネルスイッチイ
ベント処理を行い、ステップS404へ進む。このパネ
ルスイッチイベント処理の詳細は、後に、図5のフロー
チャートを参照しながら説明する。ステップS404で
は、発音処理、鍵盤イベント処理、MIDI処理、自動
演奏処理、表示処理等のその他の処理を行う。その後、
ステップS402へ戻り、上記の処理を繰り返す。
【0035】図5は、図4のステップS403に示した
パネルスイッチイベント処理を示すフローチャートであ
る。ステップS501では、図2の発音指示スイッチ2
01の操作によりイベントが検出されたか否かをチェッ
クする。発音指示スイッチイベントが検出されたときに
はステップS502へ進み、検出されないときにはステ
ップS503へ進む。
【0036】ステップS502では、発音指示スイッチ
に応じた発音処理を行い、ステップS503へ進む。こ
の発音処理の詳細は、後に図6のフローチャートを参照
しながら説明する。ステップS503では、その他のパ
ネルスイッチイベント処理を行い、処理を終了する。
【0037】図6は、図5のステップS502に示した
発音処理を示すフローチャートである。ステップS60
1では、図7の音色データを基に検出された発音指示ス
イッチイベントの音色に対応したトグルフラグ703を
読み出す。
【0038】次に、ステップS602では、トグルフラ
グがオン(“1”)か否かをチェックする。オフ
(“0”)のときには第1の発音モードを意味するの
で、ステップS609へ進む。オン(“1”)のときに
は第2の発音モードを意味するので、ステップS603
へ進む。
【0039】ステップS603では、上記で検出された
発音指示スイッチイベントがキーオンイベントであるか
否かをチェックする。キーオンイベントであればステッ
プS604へ進み、キーオフイベントであれば図5の処
理に戻る。
【0040】ステップS604では、既操作フラグがオ
ンか否かをチェックする。オフであればステップS60
5へ進み、オンであればステップS607へ進む。既操
作フラグは、初期時にはオフになっているので、初回は
ステップS605へ進む。
【0041】ステップS605では、既操作フラグをオ
ンにする。次に、ステップS606では、発音の繰り返
し動作を行うための発音処理を開始する。すなわち、図
8(D)に示すように、発音指示スイッチ信号807が
キーオンKON1になると、楽音信号808が発音処理
を開始し、例えばアタックA、ディケイD、サスティン
Sを形成する。その後、処理を終了し、図5の処理に戻
る。
【0042】続いて、上記の発音指示スイッチ201を
解放すると、上記のステップS601及びS602を介
して、ステップS603でキーオフイベントであると判
断され、何もせずに図5の処理に戻る。すなわち、図8
(D)において、信号807がキーオフKOFF1にな
っても、消音処理は行われず、発音処理が継続して行わ
れる。
【0043】続いて、上記の同一の発音指示スイッチ2
01を再び押すと、上記のステップS601〜S603
を介して、ステップS604で既操作フラグがオンであ
ると判断され、ステップS607へ進む。
【0044】ステップS607では、発音を停止するた
めの消音処理を行う。次に、ステップS608で既操作
フラグをオフにして、図5の処理に戻る。すなわち、図
8(D)において、信号807がキーオンKON2にな
ると、楽音信号808はリリースRを形成し、消音され
る。
【0045】続いて、上記の発音指示スイッチ201を
解放すると、上記のステップS601〜S602を介し
て、ステップS603でキーオフイベントであると判断
され、何もせずに図5の処理に戻る。すなわち、図8
(D)において、信号807がキーオフKOFF2にな
っても、楽音信号808に影響はない。
【0046】次に、第1の発音モードの場合を説明す
る。第1の発音モードのときには、ステップS602で
トグルフラグがオフであると判断され、ステップS60
9へ進む。ステップS609では、図8(A)〜(C)
に示すような通常の発音処理を行う。すなわち、キーオ
ンイベントが検出されたときには発音処理を開始し、キ
ーオフイベントが検出されたときには消音処理を行う。
その後、図5の処理に戻る。
【0047】なお、発音を繰り返す動作を行う場合、例
えば鈴の音を繰り返し発音する場合には音程の異なる
“リン”の音を複数、例えば3つ(リンA、リンB、リ
ンC)持ち、“リンA−リンB−リンC”とつなげて発
音する。この場合、A−B−Cと規則的につなげて発音
してもよいが、規則的では機械的で自然な感じが出ない
ので、ランダムにA−B−C−B−A−C−C−B−A
というように発音するようにしてもよい。また、音程の
異なるリンのデータを複数持たないで、1つのリンのデ
ータを持つだけで、発音時に繰り返す度に音程を変えて
もよい。この場合、メモリの節約になる。
【0048】本実施形態では、第1及び第2の発音モー
ドを有する。波形メモリ内の楽音波形(音色ナンバ)毎
に、第1の発音モードが適している場合と第2の発音モ
ードが適している場合があり、楽音波形と発音指示スイ
ッチを関連付けておく。
【0049】第1の発音モードでは、減衰音は1回の発
音指示スイッチの操作で発音開始から終了に至り、持続
音は発音指示スイッチの解放により発音を停止する。拍
手の場合は、1回の操作に割り当てられたシーケンスが
終了すれば、発音が停止する。第2の発音モードでは、
発音指示スイッチの操作で発音が開始し、解放しても発
音を継続して、次の操作で発音を停止する。
【0050】発音指示スイッチは、種々の発音指示操作
子に代えることができる。発音指示操作子は、パネル操
作子の他、複数の白鍵及び黒鍵を含む鍵盤であってもよ
いし、その他、フットスイッチ、タッチバー、ニーレバ
ー等、発音を指示できるものであれば何でもよい。
【0051】音色ナンバ毎にトグルフラグを設け、トグ
ルフラグがオフであれば第1の発音モードを示し、トグ
ルフラグがオンであれば第2の発音モードを示す。工場
出荷時には、音色やシーケンス毎に適切と考えられる発
音モードを設定しておき、ユーザが任意に変更すること
ができる。
【0052】また、各発音指示操作子に発音モードを割
り当てるのではなく、音色ナンバ毎に発音モードを割り
当てることにより、各発音指示操作子にユーザが自由に
音色やシーケンスを割り当てても、所定の音色には所定
の発音モードが必ず対応する。
【0053】以上のように、音色ナンバ毎に適切な発音
モードを設定することにより、その時々で必要とされる
発音長(発音時間)を得ることが可能となり、演奏の幅
が広がる。例えば、クリスマスソングを演奏する際、ア
ドリブで所望の開始位置から鈴の音を鳴らし続けること
ができ、また所望の終了位置で鈴の音の発音を停止させ
ることができる。
【0054】上記実施形態の機能を実現するためのソフ
トウェアのプログラムコードを供給し、その電子楽器の
コンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプ
ログラムに従って動作させることによって実施したもの
も、本発明の範疇に含まれる。
【0055】この場合、上記ソフトウェアのプログラム
コード自体が上述した実施形態の機能を実現することに
なり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラ
ムコードをコンピュータに供給するための手段、例えば
かかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を
構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体
としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハ
ードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R
OM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等
を用いることができる。
【0056】なお、上記実施形態は、何れも本発明を実
施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに
過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に
解釈されてはならないものである。すなわち、本発明は
その技術思想、またはその主要な特徴から逸脱すること
なく、様々な形で実施することができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、発
音指示操作子を操作し、その後再び操作するまでの間は
継続して発音処理が行われるので、所望の発音長を得る
ことができる。また、発音指示操作子を操作した後に解
放しても発音処理を継続させることができるので、演奏
者は手足を自由に使うことができる。例えば、低音域の
1音のみ発音を持続させ、高音域にて両手演奏を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による電子楽器の外観図であ
る。
【図2】パネルの外観図である。
【図3】電子楽器のハードウエア構成を示すブロック図
である。
【図4】電子楽器の処理のメインフローを示すフローチ
ャートである。
【図5】パネルスイッチイベント処理を示すフローチャ
ートである。
【図6】発音処理を示すフローチャートである。
【図7】音色データの構成を示す図である。
【図8】図8(A)〜(D)は発音指示スイッチと楽音
信号との関係を示す図である。
【符号の説明】
101 パネル 102 パネルスイッチ 103 液晶表示器 104 鍵盤 105 フットペダル 106 スピーカ 201 発音指示スイッチ 202 拍手スイッチ 203 波スイッチ 204 鈴スイッチ 205 ロールシンバルスイッチ 211 音色スイッチ 212 フィルインスイッチ 213 バリエーションスイッチ 214 選択スイッチ 221 オールサウンドオフスイッチ 222 フェードアウトスイッチ 301 CPU 302 ROM 303 RAM 304 液晶表示器 305 バス 306 キースキャン回路 307 鍵盤 308 パネルスキャン回路 309 パネルスイッチ 310 楽音発生部 311 D/A変換部 312 アンプ 313 スピーカ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発音開始を指示するための発音指示操作
    子と、 前記発音指示操作子の操作により発音処理を開始し、前
    記発音指示操作子の解放後も発音処理を継続し、再度同
    一の前記発音指示操作子が操作されたことにより消音処
    理を行う発音制御手段とを有することを特徴とする電子
    楽器。
  2. 【請求項2】 発音開始を指示するための発音指示操作
    子と、 発音モードを記憶する発音モード記憶手段と、 前記発音モードが第1のモードのときには、前記発音指
    示操作子の操作により発音処理を開始し、前記発音指示
    操作子の解放により消音処理を行い、前記発音モードが
    第2のモードのときには、前記発音指示操作子の操作に
    より発音処理を開始し、前記発音指示操作子の解放後も
    発音処理を継続し、再度同一の前記発音指示操作子が操
    作されたことにより消音処理を行う発音制御手段とを有
    することを特徴とする電子楽器。
  3. 【請求項3】 さらに、複数の音色データを記憶する音
    色データ記憶手段を有し、 前記発音モード記憶手段は、前記音色データ記憶手段に
    記憶された複数の音色データ毎に前記発音モードを記憶
    し、 前記発音制御手段は、前記音色データ記憶手段に記憶さ
    れている音色データを基に発音処理及び消音処理を行う
    ことを特徴とする請求項2記載の電子楽器。
  4. 【請求項4】 前記発音モード記憶手段に記憶されてい
    る発音モードは変更可能であることを特徴とする請求項
    3記載の電子楽器。
  5. 【請求項5】 前記発音指示操作子はパネル操作子であ
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電
    子楽器。
  6. 【請求項6】 前記発音指示操作子は複数の白鍵及び黒
    鍵を含む鍵盤であることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかに記載の電子楽器。
  7. 【請求項7】 さらに、前記第2のモードの発音が同時
    に複数継続されているとき、それらを同時に発音停止す
    るためのオールサウンドオフスイッチを有することを特
    徴とする請求項2記載の電子楽器。
  8. 【請求項8】 さらに、前記第2のモードの発音が同時
    に複数継続されているとき、それらを同時にフェードア
    ウトするためのフェードアウトスイッチを有することを
    特徴とする請求項2記載の電子楽器。
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