JP3684892B2 - 和音提示装置および記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、弦楽器における和音の押さえ方を提示する和音提示装置および記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
弦楽器における和音の押さえ方を提示する和音提示装置として、ユーザが和音を選択すると、その選択された和音に対応する弦楽器、たとえばギターの弦の押弦位置(押さえ方)を表示するとともにその和音を発音するようにしたものは、従来より知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の和音提示装置では、1種類の弦楽器、すなわちギターにおける和音の押さえ方を提示できるのみであるので、ユーザが他の弦楽器についても同様に和音の押さえ方を知り、その弦楽器の練習に役立てたいと思っても、その要望に応えることはできなかった。
【0004】
本発明は、この点に着目してなされたものであり、複数種類の弦楽器における和音の押さえ方を提示することが可能な和音提示装置および記憶媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の和音提示装置は、複数種類の弦楽器から和音を提示すべき弦楽器を指定する指定手段と、カポ位置を任意に設定可能な設定手段と、和音を供給する和音供給手段と、該供給された和音に対応する前記指定された弦楽器の押さえ方を提示する提示手段と、前記指定された弦楽器の種類に応じて、カポを設定可能または設定不可能のいずれかの状態に切り替えるとともに、カポを設定不可能な状態に切り替えるときには、前記設定されたカポ位置をメモリに保存する一方、カポを設定可能な状態に切り替えるときには、前記保存されたカポ位置を前記メモリから読み出して設定する切り替え手段とを有し、前記提示手段は、前記切り替え手段により、カポが設定可能な状態に切り替えられたときに、前記メモリにカポ位置が保存されている場合には、該メモリから読み出されたカポ位置に応じて前記和音の押さえ方を変更して提示する一方、前記メモリにカポ位置が保存されていない場合には、前記設定されたカポ位置に応じて前記和音の押さえ方を変更して提示し、前記切り替え手段により、カポが設定不可能な状態に切り替えられたときには、前記和音の押さえ方をそのまま提示することを特徴とする。
【0010】
上記目的を達成するため、請求項2に記載の記憶媒体は、複数種類の弦楽器から和音を提示すべき弦楽器を指定する指定ステップと、カポ位置を任意に設定可能な設定ステップと、和音を供給する和音供給ステップと、該供給された和音に対応する前記指定された弦楽器の押さえ方を提示する提示ステップと、前記指定された弦楽器の種類に応じて、カポを設定可能または設定不可能のいずれかの状態に切り替えるとともに、カポを設定不可能な状態に切り替えるときには、前記設定されたカポ位置をメモリに保存する一方、カポを設定可能な状態に切り替えるときには、前記保存されたカポ位置を前記メモリから読み出して設定する切り替えステップとを有する和音提示方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納した、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記提示ステップでは、前記切り替えステップにより、カポが設定可能な状態に切り替えられたときに、前記メモリにカポ位置が保存されている場合には、該メモリから読み出されたカポ位置に応じて前記和音の押さえ方を変更して提示する一方、前記メモリにカポ位置が保存されていない場合には、前記設定されたカポ位置に応じて前記和音の押さえ方を変更して提示し、前記切り替えステップにより、カポが設定不可能な状態に切り替えられたときには、前記和音の押さえ方をそのまま提示することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明の一実施の形態に係る和音提示装置の概略構成を示すブロック図である。
【0015】
同図に示すように、本実施の形態の和音提示装置は、音高情報を入力するための鍵盤1と、各種情報を入力するための複数のスイッチ(ポインティングカーソルC(後述する図4参照)の指示位置を制御するポインティングデバイスを含む)を備えたスイッチ群2と、鍵盤1の各鍵の押鍵状態を検出する押鍵検出回路3と、スイッチ群2の各スイッチの押下状態を検出するスイッチ検出回路4と、装置全体の制御を司るCPU5と、該CPU5が実行する制御プログラムや、後述する図3の和音押さえ方テーブルを含む各種テーブルデータ等を記憶するROM6と、演奏データ、各種入力情報および演算結果等を一時的に記憶するRAM7と、タイマ割込み処理における割込み時間や各種時間を計時するタイマ8と、各種情報等を表示する、たとえば大型液晶ディスプレイ(LCD)若しくはCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイおよび発光ダイオード(LED)等を備えた表示装置9と、記憶媒体であるフロッピディスク(FD)20をドライブするフロッピディスクドライブ(FDD)10と、前記制御プログラムを含む各種アプリケーションプログラムや各種データ等を記憶するハードディスク(図示せず)をドライブするハードディスクドライブ(HDD)11と、前記制御プログラムを含む各種アプリケーションプログラムや各種データ等を記憶するコンパクトディスク−リード・オンリ・メモリ(CD−ROM)21をドライブするCD−ROMドライブ(CD−ROMD)12と、外部からのMIDI(Musical Instrument Digital Interface)信号を入力したり、MIDI信号を外部に出力したりするMIDIインターフェース(I/F)13と、通信ネットワーク101を介して、たとえばサーバコンピュータ102とデータの送受信を行う通信インターフェース(I/F)14と、鍵盤1から入力された演奏データや予め設定された演奏データ等を楽音信号に変換する音源回路15と、該音源回路15からの楽音信号に各種効果を付与するための効果回路16と、該効果回路16からの楽音信号を音響に変換する、たとえば、DAC(Digital-to-Analog Converter)やアンプ、スピーカ等のサウンドシステム17とにより構成されている。
【0016】
上記構成要素3〜16は、バス18を介して相互に接続され、CPU5にはタイマ8が接続され、MIDII/F13には他のMIDI機器100が接続され、通信I/F14には通信ネットワーク101が接続され、音源回路15には効果回路16が接続され、効果回路16にはサウンドシステム17が接続されている。
【0017】
HDD11のハードディスクには、前述のように、CPU5が実行する制御プログラムも記憶でき、ROM6に制御プログラムが記憶されていない場合には、このハードディスクに制御プログラムを記憶させておき、それをRAM7に読み込むことにより、ROM6に制御プログラムを記憶している場合と同様の動作をCPU5にさせることができる。このようにすると、制御プログラムの追加やバージョンアップ等が容易に行える。
【0018】
CD−ROMドライブ12のCD−ROM21から読み出された制御プログラムや各種データは、HDD11内のハードディスクにストアされる。これにより、制御プログラムの新規インストールやバージョンアップ等が容易に行える。なお、このCD−ROMドライブ12以外にも、外部記憶装置として、光磁気ディスク(MO)装置等、様々な形態のメディアを利用するための装置を設けるようにしてもよい。
【0019】
MIDII/F13は、専用のものに限らず、RS−232CやUSB(ユニバーサル・シリアル・バス)、IEEE1394(アイトリプルイー1394)等の汎用のインターフェースより構成してもよい。この場合、MIDIメッセージ以外のデータをも同時に送受信してもよい。
【0020】
通信I/F14は、上述のように、たとえばLAN(Local Area Network)やインターネット、電話回線等の通信ネットワーク101に接続されており、該通信ネットワーク101を介して、サーバコンピュータ102に接続される。HDD11内のハードディスクに上記各プログラムや各種パラメータが記憶されていない場合には、通信I/F14は、サーバコンピュータ102からプログラムやパラメータをダウンロードするために用いられる。クライアントとなるコンピュータ(本実施の形態では、和音提示装置)は、通信I/F14および通信ネットワーク101を介してサーバコンピュータ102へとプログラムやパラメータのダウンロードを要求するコマンドを送信する。サーバコンピュータ102は、このコマンドを受け、要求されたプログラムやパラメータを、通信ネットワーク101を介してコンピュータへと配信し、コンピュータが通信I/F14を介して、これらプログラムやパラメータを受信してHDD11内のハードディスクに蓄積することにより、ダウンロードが完了する。
【0021】
この他、外部コンピュータ等との間で直接データのやりとりを行うためのインターフェースを備えてもよい。
【0022】
なお、本実施の形態の和音提示装置は、6弦ギターおよび4弦ウクレレ用の和音を表示するものであるため、鍵盤1および押鍵検出回路3は必須の構成要素ではない。したがって、この要素1および3を省略して構成してもよい。また、本実施の形態の和音提示装置は、上述の構成から分かるように、汎用的なパーソナルコンピュータ上に構築されたものであるが、これに限らず、本発明を実施できる最小限要素のみから構成した専用装置上に構築してもよい。
【0023】
図2は、本実施の形態の和音提示装置で再生される曲データのデータフォーマットの一例を示す図である。
【0024】
同図に示すように、曲データは、設定データ31と、その直後に位置するデータの読み出しタイミングを示すタイミングデータ32と、和音データ33と、当該曲データの終わりを示すエンドデータ34とによって主として構成されている。
【0025】
設定データ31は、当該曲データの調を示す調データ(たとえば“Dm”)、カポタスト(capotasto;以下、「カポ」と略していう)をギターのネックに取り付けるときの推奨位置を示す推奨カポ位置データ(たとえば“1”)、および、当該曲のテンポを示すテンポデータ(たとえば“120”)等によって構成されている。
【0026】
タイミングデータ32は、本実施の形態では、隣接する和音データ33間の相対時間を示すデータであるが、これに限らず、当該和音データ33の読み出しタイミングを、たとえば曲全体または小節全体に対する絶対時間で表わしたもの等どのようなものを採用してもよい。ただし、採用したタイミングデータの種類に応じて、タイミングデータの取り扱い方法を変更する必要がある。しかし、この変更は簡単に行うことができる。
【0027】
和音データ33は、本実施の形態では、和音の根音を示すデータと和音のタイプを示すデータとによって構成され、設定データ31内の調データに基づく和音(たとえば、“B♭M7”,“A”,“Dm”等)が設定されている。なお、この和音には、設定データ31内の推奨カポ位置データは考慮されていない。
【0028】
図3は、和音とその押弦位置を示す和音押さえ方テーブルのフォーマットの一例を示す図であり、本実施の形態では、3種類のテーブル、すなわち、ギターのローポジション、ギターのハイポジションおよびウクレレにそれぞれ対応するテーブルが記憶されている。
【0029】
各テーブルは、それぞれ同様のフォーマットで形成されているので、ギターのローポジションを代表させて、その詳細なフォーマットが図示されている。
【0030】
各テーブルには、“CM”から“B7aug”までの各和音のそれぞれに対して、押弦位置、すなわち第1弦から第6弦の各弦のどのフレットをどの指で押さえるかを示す情報が記載されている。たとえば、ギターのローポジションの“CM”には、第1弦から第6弦の各弦に対応して、それぞれ、「開放」、「1;1」、「開放」、「2;2」、「3;3」および「ミュート」が記載されている。ここで、「1;1」とは、1フレットを1の指(人差し指)で押さえることを意味し、“;”の左側の整数値がフレット番号を示し、“;”の右側の整数値が指番号を示している。そして、指には、人差し指から小指まで、それぞれ“1”から“4”までの整数値が付与されている。なお、「開放」と「ミュート」には、指番号は指定されていない。
【0031】
また、ウクレレの弦は通常4本であるため、ウクレレに対応するテーブル中、5弦および6弦はすべて「ミュート」に設定され、実質的に4弦分の押弦位置が設定されている。
【0032】
以上のように構成された和音提示装置が実行する制御処理を、まず、図4〜図7を参照してその概要を説明し、次に、図8〜図12を参照して詳細に説明する。
【0033】
本実施の形態の和音提示装置は、次の各処理を実行する。すなわち、
(1)ユーザが選曲アイコン9aをクリックすることにより、前記図2のフォーマットの曲データを1つ選択した後に、スタート/ストップアイコン9bをクリックしてこの曲データを再生すると、この曲データを構成する各データが順次読み出され、和音データ33が読み出されたときに、その和音名を表示するとともに、指番号が付与された円を弦楽器のフィンガーボード上に表示することにより、その和音名に対応する押弦位置を表示する。また、ユーザは、ギター/ウクレレアイコン9cをクリックすることにより、ギターとウクレレの2種類の弦楽器のいずれかを選択でき、さらに、ギターを選択したときには、ハイ/ローポジションアイコン9dをクリックすることにより、いずれかのポジションを選択できるように構成されている。そして、ギターのローポジションが選択されているときには、カポを設定することもできる。
【0034】
(2)曲データの再生が停止中に、ユーザがポインティングカーソルCを押弦位置の表示されたフィンガーボード内のいずれかの位置に合わせてクリックすると、表示された和音名の和音を、そのとき選択されている弦楽器の音色で発音する(試聴機能)。
【0035】
(3)ユーザがコードブックアイコン9eをクリックすると、コードブックウィンドウWが開き、このコードブックウィンドウWに記載されている複数の和音の根音(コードルート)および和音のタイプ(コードタイプ)の中から各1つを指定して和音を1つ選択することにより、曲データとは無関係に、その和音名および選択された弦楽器に対応する押弦位置を表示する。また、この場合にも、上記(2)と同様に、選択されている弦楽器の音色で発音することにより、表示された和音を試聴することができる。
【0036】
図4は、弦楽器としてギターが選択されたときに、表示装置9に表示された表示画面の一例を示す図である。
【0037】
図示例は、スタート/ストップアイコン9bがスタートの形状(“≫”)であるため、曲データの再生が停止状態、すなわち上記(2)の状態を示している。そして、ギターのローポジションが選択されている。さらに、調(Key)として“Dm”が選択され、カポ位置として“1”が設定されているので、演奏調(Play)は“C#m”となっている。この状態では、前記曲データの最初の和音データとして設定されている和音“B♭M7”は、“AM7”とされ、図示例の押弦位置となって表示される。ここで、押弦位置は、同図に示すように、カポCA位置を起点としてブリッジ(図示せず)側へフレット4個分のフィンガーボードを表示し、このフィンガーボード上に指番号を付与した円によって表示される。“Capo:1"の表示で、カポCAは、ナット(図示せず)を起点としてブリッジ側に1つ目のフレット位置に取り付けられていることを示している。すなわち、カポCA位置からネック(図示せず)側のフィンガーボードは、表示領域を有効に利用するために、表示されていない。なお、フィンガーボードの下に表示されている整数値(“2”)は、フレット番号を示し、カポCAの左側に“○”が付与されている弦は開放弦であることを示し、“×”が付与されている弦はミュート弦であることを示している。
【0038】
また、本実施の形態の和音提示装置は、現在設定されているテンポ(tempo)値(“120”)を表示するとともに、アップボタン(“△”)9fまたはダウンボタン(“▽”)9gをクリックすることにより、そのテンポ値を増加または減少させることができるように構成されている。さらに、演奏調を変更することもでき、半音上げボタン(“#”)9hまたは半音下げボタン(“♭”)9iをクリックする毎に、演奏調は半音ずつ上下し、ナチュラルボタン9jをクリックすると変更前の演奏調に戻すことができる。
【0039】
また、曲データの先頭に戻すボタン9kや早送りボタン9lも設けられ、さらに、楽節記号も表示されるように構成されている。
【0040】
図5は、弦楽器としてウクレレが選択されたときに、表示装置9に表示された表示画面の一例を示す図である。
【0041】
弦楽器としてウクレレが選択されたときと、ギターが選択されたときの相違点は、ウクレレが選択されたときには、ハイポジションとローポジションの切り替えができない点と、カポを設置できない点である。このため、ハイ/ローポジションアイコン9dは、クリックできないようにグレースケールとなっており、カポ位置の表示は、カポを設定できないことを示すために反転表示とされているとともに、“Capo:0”となり、演奏調(Play)は、調(Key)と同じ調となっている。なお、ギター/ウクレレアイコン9cはギターの形状からウクレレの形状へと変更されている。
【0042】
図6は、弦楽器としてギターが選択されたときに、表示装置9に表示されたコードブックウィンドウWの一例を示す図である。
【0043】
図示例では、ギター(“Guitar”)のローコード(“LowChord”)が選択された状態で、和音“CM”が選択されたときの押弦位置が示されている。
【0044】
図6の状態で、ローコードボタン(“LowChord”)W1をクリックすると、ローコードボタンW1は、図示しないハイコードボタンに変更され、ハイコードの押弦位置が表示される。
【0045】
また、図6の状態で、ギターボタン(“Guitar”)W2をクリックすると、図7に示されるように、ウクレレ(“Ukulele”)が選択されたときのコードブックウィンドウWが表示される。ウクレレでは、上述したように、ハイポジションとローポジションとの選択ができないので、ローコードボタンW1は、クリックできないように、グレースケールとなっている。
【0046】
なお、図6においても、図7においても、和音の根音またはタイプのいずれかが選択されたとき、あるいはローコード/ハイコードの選択やギター/ウクレレの選択がなされたとき、表示された和音名の和音が、そのとき選択されている弦楽器の音色で発音される。
【0047】
次に、上記各制御処理を詳細に説明する。
【0048】
図8〜図11は、本実施の形態の和音表示装置、特にCPU5が実行するメインルーチンの手順を示すフローチャートである。
【0049】
図8において、まず、初期設定を行う(ステップS1)。初期設定の例としては、弦楽器をギターに設定するとともに、和音の押弦位置の表示をローポジションに設定する等が考えられる。
【0050】
次に、ユーザに対して曲データの選曲を促す表示(図示せず)を行い、ユーザが前記選曲アイコン9aをクリックすることによって曲データを選曲すると(ステップS2)、選曲された曲データを、たとえば前記RAM7に確保された曲データ領域にロードし、最初の和音データを読み出し(ステップS3)、この読み出された和音データをRAM7に確保された和音レジスタに保存する(ステップS4)。
【0051】
そして、次に説明する和音表示処理サブルーチンを実行する(ステップS5)。
【0052】
図12は、和音表示処理サブルーチンの詳細な手順を示すフローチャートである。
【0053】
同図において、まず、設定されているカポ位置に応じて、和音レジスタに保存されている和音の根音を変換する(ステップS51)。
【0054】
次に、根音変換後の和音名を、前記図4(または図5)に示すように、フィンガーボードの上に表示する(ステップS52)。
【0055】
そして、現在の表示モード、すなわち、ギターのローポジション、ギターのハイポジションまたはウクレレのいずれかの表示モードに応じたテーブル(図3で説明した3種類のテーブルのうちのいずれか)を参照して、変換後の和音の押さえ方(押弦位置)を取得し、この押弦位置を、図4(または図5)に示すように、フィンガーボード上に表示した(ステップS53)後に、本和音表示処理サブルーチンを終了する。
【0056】
メインルーチンに戻り、ユーザが前記スタート/ストップアイコン9bをクリックしたか否かを判別し(図9のステップS6)、クリックしたときには、現在の曲データの再生状態をチェックする(ステップS7)。その結果、曲データが停止中のときには、曲データの再生を開始(または再開)させ、スタート/ストップアイコン9bの形状を“≫”から“□”に変更する(ステップS8)一方、曲データが再生中のときには、曲データの再生を停止させ、スタート/ストップアイコン9bの形状を“□”から“≫”に変更する(ステップS9)。
【0057】
一方、ステップS6で、ユーザがスタート/ストップアイコン9bをクリックしないときには、ステップS7〜S9をスキップしてステップS10に進む。
【0058】
ステップS10では、ユーザが前記ギター/ウクレレアイコン9cをクリックしたか否かを判別し、クリックしたときには、現在の表示モードをチェックする(ステップS11)。
【0059】
ステップS11のチェックの結果、現在の表示モードが「ギターモード」のときにはステップS12に進み、ステップS12〜S15の処理を実行する一方、現在の表示モードが「ウクレレモード」のときにはステップS16に進み、ステップS16では、退避されているポジション状態に応じて、さらに2つに分岐し、ステップS17およびS18とステップS19およびS20のいずれかの処理を実行する。
【0060】
ステップS12およびS13では、現在のポジション状態(ハイポジションまたはローポジションのいずれか)および設定されているカポ位置をレジスタに退避し、ステップS14では、表示モードを「ウクレレモード」に設定し、ステップS15では、カポ位置を「0」かつ「変更不可」(カポ位置と演奏調の表示を反転表示とする)に設定する。
【0061】
ステップS16では、ステップS12で退避したポジション状態がローポジションであるか、ハイポジションであるかをチェックし、ローポジションのときには、ステップS17で、表示モードを「ギターのローポジションモード」に設定し、ステップS18で、カポ位置を「ステップS13で退避したカポ位置」かつ「変更可」に設定する一方、ハイポジションのときには、ステップS19で、表示モードを「ギターのハイポジションモード」に設定し、ステップS20で、ステップS15と同様にして、カポ位置を「0」かつ「変更不可」に設定する。
【0062】
続くステップS21では、前記ステップS5と同様にして、和音表示処理サブルーチンを実行した後に、図10のステップS22に進む。
【0063】
ステップS22では、ユーザが前記コードブックアイコン9eをクリックしたか否かを判別し、クリックしたときには、前記コードブックウィンドウWを開く(ステップS23)。このとき、初期状態として、和音の根音として「C」が、和音のタイプとして「M(メジャ)」が選択(反転表示)されているものとする。
【0064】
次に、ユーザがコードブックウィンドウW内に記載されている多数の「和音の根音(コードルート)」または多数の「和音のタイプ(コードタイプ)」のうちのいずれかをクリックしたか否かを判別し(ステップS24)、いずれかをクリックしたときには、該クリックされた和音の根音または和音のタイプのいずれかを選択(反転表示)するとともに、選択されたコードルートとコードタイプ(ただし、これらのうちの今回選択されなかったものは、前述の初期状態または前回のクリックによって選択されたもの)の組み合わせによって和音を決定し(ステップS25)、現在の表示モードに応じたテーブルを参照して、決定された和音の押さえ方を取得して表示するとともに、現在の表示モードに応じた音色(ギターまたはウクレレ)で発音する(ステップS26)。
【0065】
続くステップS27では、ユーザが図6または図7のOKボタンW3をクリックしたか否かを判別し、クリックしないときには、上記ステップS24に戻って上述の処理を繰り返す一方、クリックしたときにはステップS28に進み、コードブックウィンドウWを閉じる。
【0066】
一方、ステップS24で、ユーザが「コードルート」および「コードタイプ」のいずれもクリックしないときにはステップS29に進み、ユーザがギターボタン(“Guitar”)W2をクリックしたか否かを判別する。
【0067】
ステップS29で、ユーザがギターボタンW2をクリックしたときには、このボタンの表示をウクレレボタン(“Ukulele”)W4に変更し、表示モードを「ウクレレモード」に設定した(ステップS30)後に、前記ステップS26に進む。
【0068】
なお、ステップS29およびS30の処理中、“Guitar”を“Ukulele”、“Ukulele”を“Guitar”で読み替えることにより、表示モードがウクレレモードのときに、ユーザがウクレレボタン(“Ukulele”)W4をクリックする処理を簡単に実現できるため、括弧書きで、その処理を示している。
【0069】
ステップS29で、ユーザがギターボタンW2をクリックしないときには、ユーザが前記ローコードボタン(“LowChord”)W1をクリックしたか否かを判別する(ステップS31)。
【0070】
ステップS31で、ユーザがローコードボタンW1をクリックしたときには、このボタンの表示をハイコードボタン(図示せず)に変更し、表示モードを「ギターのハイポジションモード」に設定した(ステップS32)後に、前記ステップS26に進む。ただし、表示モードがウクレレモードのときには、ローコードボタンW1はクリックできないため、仮にローコードボタンW1上でクリックされたとしても、ステップS31では“No”と判断する。
【0071】
なお、ステップS31およびS32の処理中、“LowChord”を“HighChord”、“HighChord”を“LowChord”で読み替えることにより、表示モードがギターのハイポジションモードのときに、ユーザがハイコードボタンをクリックする処理を簡単に実現できるため、括弧書きで、その処理を示している。
【0072】
一方、ステップS31で、ユーザがローコードボタンW1をクリックしないときには前記ステップS27に進む。
【0073】
続く図11のステップS33では、ユーザが前記ハイ/ローポジションアイコン9dをクリックしたか否かを判別し、クリックしたときには、現在の表示モードをチェックする(ステップS34)。
【0074】
ステップS34のチェックの結果、現在の表示モードがギターのハイポジションモードのときには、ステップS35およびS36で、前記ステップS17およびS18と同様の処理を実行した後に、前記ステップS5と同様にして、和音表示処理サブルーチンを実行する(ステップS40)一方、現在の表示モードがギターのローポジションモードのときには、ステップS37〜S39で、前記ステップS12〜S15と同様の処理を実行した後に、ステップS5と同様にして、和音表示処理サブルーチンを実行する(ステップS40)。さらに、ステップS34のチェックの結果、現在の表示モードがウクレレモードのときには、何もせずにステップS41に進む。
【0075】
一方、ステップS33で、ユーザがハイ/ローポジションアイコン9dをクリックしないときには、ステップS34〜S40をスキップしてステップS41に進む。
【0076】
ステップS41では、ユーザが押さえ方表示(フィンガーボード)上をクリックしたか否かを判別し、クリックしたときには、現在曲データの再生が停止中か否かを判別する(ステップS42)。
【0077】
ステップS42で、曲データの再生が停止中のときには、和音表示処理サブルーチン中のステップS51と同様にして、設定されているカポ位置に応じて、和音レジスタに保存されている和音の根音を変換し(ステップS43)、現在の表示モードに応じたテーブルを参照して、決定された和音の押さえ方を取得し、その構成音を現在の表示モードに応じた音色(ギターまたはウクレレ)で発音する(ステップS44)。
【0078】
続くステップS45では、その他の処理を実行した後に、前記ステップS6に戻り、上述の処理を繰り返す。ここで、その他の処理の例としては、次の処理が考えられる。すなわち、
(1)ユーザが前記曲データの先頭に戻すボタン9kをクリックしたときに、曲データの再生位置を先頭に戻す処理
(2)ユーザが前記早送りボタン9lをクリックしたときに、曲データの再生位置を進める処理(具体的には、シングルクリックで、たとえば1小節進め、押し続けているときには、その間中ずっと高速で進めるようにする。また、曲データの再生が停止中に、この早送りボタン9lがクリックされたときには、進められた位置で停止状態になり、曲データが再生中に、この早送りボタン9lがクリックされたときには、進められた位置から再生を開始する。)
(3)ギターのローポジションモードで、“Capo:”の表示がクリックされたときには、その近傍にアップ/ダウンボタンを表示し、このアップ/ダウンボタンをクリックすることにより、カポ位置を変更可能にする処理(カポ位置の変更範囲は、たとえば0〜11であり、このようにしてカポ位置が変更されると、演奏調(Play)も変更するようにする。たとえば、“Capo:1”,“Play:C#m”の状態から、“Capo:2”に変更させると、演奏調は、“Play:Cm”に変化する。ただし、ギターのハイポジションモードおよびウクレレモードのときには、“Capo:”の表示がクリックされたとしても、何の変化も起こらない。)
(4)その他、テンポの変更処理や、調(Key)の変更処理等
図13は、再生処理の手順を示すフローチャートであり、本再生処理は、テンポに応じた周期毎に発生する割り込み処理によって形成されている。
【0079】
同図において、まず、現在の曲データは再生中であるか否かを判別し(ステップS61)、再生中のときには、曲データ中、読み出されたタイミングデータが示す時間だけ経過したか否かを判別する(ステップS62)。ここで、タイミングデータが示す時間の経過は、たとえば、読み出されたタイミングデータをソフトウェアタイマ領域に格納し、そのタイミングデータを所定時間毎にデクリメントして行き、“0”になる時間をチェックすることにより判別する。
【0080】
ステップS62で、読み出されたタイミングデータが示す時間だけ経過したときには、曲データ中、このタイミングデータの次に位置する和音データを読み出し(ステップS63)、前記ステップS4と同様にして、この読み出した和音データを和音レジスタに保存し(ステップS64)、前記ステップS5と同様にして、和音表示処理サブルーチンを実行した(ステップS65)後に、本再生処理を終了する。
【0081】
一方、ステップS61で、現在の曲データは停止中のとき、または、ステップS62で、読み出されたタイミングデータが示す時間だけ経過していないときには、直ちに本再生処理を終了する。
【0082】
なお、本再生処理には、上述したタイミングデータを読み出してソフトウェアタイマ領域に格納する処理や、このソフトウェアタイマ領域に格納されたタイミングデータをデクリメントする処理、エンドデータ34の読み出しにともなう再生停止処理などは記載されていないが、これは説明の都合上省略されているだけであって、実施には両処理は本再生処理中で実行されていることはいうまでもない。
【0083】
このように、本実施の形態では、和音を提示すべき弦楽器の種類毎に、具体的には、ギターのローポジション、ギターのハイポジションおよびウクレレ毎に、和音の押さえ方を示すテーブルを記憶するようにしたので、複数の弦楽器における和音の押さえ方を提示することができ、したがって、各楽器毎に効果的な和音の練習を行うことができる。
【0084】
また、和音を提示すべき弦楽器の種類に応じて、カポの設定可/不可を切り替えるようにした、具体的には、ギターのローポジションに対してのみカポの設定を可能にし、それ以外のギターのハイポジションおよびウクレレに対してはカポの設定を不可能にしたので、カポを使うことが少ない弦楽器においても適切な和音を提示することができる。
【0085】
さらに、提示されている和音の表示上、具体的にはフィンガーボード上をポインティングカーソルによって指示(クリック)することにより、その和音の構成音を発音するようにしたので、簡単な操作で提示されている和音を試聴することができる。すなわち、和音の表示領域は、その面積が比較的広いので、発音専用の小さなボタンを別途設けて、そのボタンを指示することにより提示されている和音を試聴するより、ラフなポインティングデバイスの操作で試聴できる。もっとも、発音専用のボタンを大きくすることも考えられるが、このボタンは文字通り発音専用であるため、その他の操作に用いることはできず、これでは、表示装置の表示面を有効に使用することができなくなってしまう。本実施の形態の和音提示装置は、この点を解決することができる。
【0086】
また、和音を提示すべき弦楽器の種類に応じて、提示された和音の試聴音の音色を異ならせるようにしたので、各弦楽器特有の響きを確かめながらの試聴を行うことができる。
【0087】
なお、本実施の形態では、異なる弦楽器の種類としてギターとウクレレの例を挙げて説明したが、これは説明の都合上だけの問題であって、他の弦楽器に対しても本発明を有効に適用することができる。たとえば、ギターとベース、ベースとウクレレ、同じギターやウクレレ、ベースであっても弦の本数が異なるもの同士、さらに、これらの任意の組み合わせ等である。
【0088】
また、音色を試聴するときの音色を、ユーザが選択できるようにしてもよい。たとえば、同じギターの音色であっても、アコースティックギターやエレキギター等複数の音色が考えられるので、これらの音色からユーザが任意に選択できるようにしてもよい。
【0089】
また、本実施の形態では、和音の押さえ方表示は、曲データ中の現在再生している位置の和音1つについて表示するようにしたが、これに限らず、複数表示するようにしてもよい。たとえば、現在位置の和音に加えて、その次の和音を表示するようにしてもよいし、前後1つずつの和音を表示するようにしてもよい。
【0090】
さらに、本実施の形態では、曲データとして、図2に示すように和音進行データのみを供給する例を示したが、これに限らず、和音進行データに加えて他のデータも供給するようにしてもよい。たとえば、メロディパート、ベースパート、バッキングパート等も供給するようにし、メロディ等のパートを演奏させながら和音を提示するようにしてもよい。このとき、弦楽器パートの演奏をミュートできるようにすると、ユーザによる和音表示を見ながらの弦楽器演奏に効果的である。また、歌詞データも供給するようにし、曲の進行に従って歌詞を表示させるとともにメロディをミュート(または小音量に)できるようにすると、本発明は、弦楽器パートをユーザ自身が演奏するカラオケ装置として利用することができる。
【0091】
また、本実施の形態では、曲データ中に推奨カポ位置データを含めるようにしたが、これに限らず、含めないようにしてもよい。この場合には、曲の調毎に演奏しやすくなるようなカポ位置をあらかじめ設定しておき、曲データ中の調データに応じて、カポ位置を自動決定するようにすればよい。
【0092】
なお、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPU5やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは云うまでもない。
【0093】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0094】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、たとえば、前記フロッピーディスク20、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM21、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM6などを用いることができる。また、他のMIDI機器100や通信ネットワーク101を介してサーバコンピュータ102からプログラムコードが供給されるようにしてもよい。
【0095】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは云うまでもない。
【0096】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU5などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは云うまでもない。
【0097】
【発明の効果】
【0098】
以上説明したように、請求項1または2に記載の発明によれば、カポが設定可能な状態に切り替えられたときに、メモリにカポ位置が保存されている場合には、該メモリから読み出されたカポ位置に応じて、提示された和音の押さえ方が変更されて提示される一方、前記メモリにカポ位置が保存されていない場合には、設定されたカポ位置に応じて前記和音の押さえ方が変更されて提示され、カポが設定不可能な状態に切り替えられたときには、前記提示された和音の押さえ方がそのまま提示されるので、カポを使うことが少ない弦楽器においても適切な和音を提示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る和音提示装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】曲データのデータフォーマットの一例を示す図である。
【図3】和音とその押弦位置を示す和音押さえ方テーブルのフォーマットの一例を示す図である。
【図4】弦楽器としてギターが選択されたときに、図1の表示装置に表示された表示画面の一例を示す図である。
【図5】弦楽器としてウクレレが選択されたときに、図1の表示装置に表示された表示画面の一例を示す図である。
【図6】弦楽器としてギターが選択されたときに、図1の表示装置に表示されたコードブックウィンドウの一例を示す図である。
【図7】弦楽器としてウクレレが選択されたときに、図1の表示装置に表示されたコードブックウィンドウの一例を示す図である。
【図8】図1の和音提示装置、特にCPUが実行するメインルーチンの手順を示すフローチャートである。
【図9】図8のメインルーチンの続きを示すフローチャートである。
【図10】図9のメインルーチンの続きを示すフローチャートである。
【図11】図10のメインルーチンの続きを示すフローチャートである。
【図12】図8等の和音表示処理サブルーチンの詳細な手順を示すフローチャートである。
【図13】再生処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 スイッチ(指定手段)
5 CPU(指定手段、和音供給手段、提示手段、切り替え手段、発音手段)
6 ROM(記憶手段)
9 表示装置(提示手段)
10 FDD(和音供給手段)
11 HDD(和音供給手段)
12 CD−ROMD(和音供給手段)
13 MIDII/F(和音供給手段)
14 通信I/F(和音供給手段)
15 音源回路(発音手段)
Claims (2)
- 複数種類の弦楽器から和音を提示すべき弦楽器を指定する指定手段と、
カポ位置を任意に設定可能な設定手段と、
和音を供給する和音供給手段と、
該供給された和音に対応する前記指定された弦楽器の押さえ方を提示する提示手段と、
前記指定された弦楽器の種類に応じて、カポを設定可能または設定不可能のいずれかの状態に切り替えるとともに、カポを設定不可能な状態に切り替えるときには、前記設定されたカポ位置をメモリに保存する一方、カポを設定可能な状態に切り替えるときには、前記保存されたカポ位置を前記メモリから読み出して設定する切り替え手段と
を有し、
前記提示手段は、前記切り替え手段により、カポが設定可能な状態に切り替えられたときに、前記メモリにカポ位置が保存されている場合には、該メモリから読み出されたカポ位置に応じて前記和音の押さえ方を変更して提示する一方、前記メモリにカポ位置が保存されていない場合には、前記設定されたカポ位置に応じて前記和音の押さえ方を変更して提示し、前記切り替え手段により、カポが設定不可能な状態に切り替えられたときには、前記和音の押さえ方をそのまま提示する
ことを特徴とする和音提示装置。 - 複数種類の弦楽器から和音を提示すべき弦楽器を指定する指定ステップと、
カポ位置を任意に設定可能な設定ステップと、
和音を供給する和音供給ステップと、
該供給された和音に対応する前記指定された弦楽器の押さえ方を提示する提示ステップと、
前記指定された弦楽器の種類に応じて、カポを設定可能または設定不可能のいずれかの状態に切り替えるとともに、カポを設定不可能な状態に切り替えるときには、前記設定されたカポ位置をメモリに保存する一方、カポを設定可能な状態に切り替えるときには、前記保存されたカポ位置を前記メモリから読み出して設定する切り替えステップと
を有する和音提示方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納した、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記提示ステップでは、前記切り替えステップにより、カポが設定可能な状態に切り替えられたときに、前記メモリにカポ位置が保存されている場合には、該メモリから読み出されたカポ位置に応じて前記和音の押さえ方を変更して提示する一方、前記メモリにカポ位置が保存されていない場合には、前記設定されたカポ位置に応じて前記和音の押さえ方を変更して提示し、前記切り替えステップにより、カポが設定不可能な状態に切り替えられたときには、前記和音の押さえ方をそのまま提示する
ことを特徴とする記憶媒体。
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