JP2006267254A - 楽曲データ作成装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】 オクターブ奏法を採り入れた楽曲の楽曲データを容易に作成できるようにする。
【構成】 PCに楽曲編集用のアプリケーションプログラムを実行させ、ユーザがピアノロール譜41上に入力したバーに従って、発音させる音の音高及びその発音タイミングを示すMIDIのノートイベントを作成させる場合において、ピアノロール譜41上にバー45を追加する指示を行った場合に、そのバーと共に、そのバーに係る音と、音高が高音側又は低音側に1オクターブ異なるオクターブ音を示すバー46も自動的に追加させることができるようにした。このとき、オクターブ音の発音タイミングを、追加を指示された音と発音タイミングを所定時間異ならせることができるようにするとよい。
【選択図】 図11

Description

この発明は、ユーザが入力した演奏データに従って、発音させる音の音高及びその発音タイミングを示す楽曲データを作成する楽曲データ作成装置に関する。
従来から、ユーザが入力した演奏データに従ってMIDI(Musical Instruments Digital Interface:登録商標)データのような音の音高及びその発音タイミングを示す楽曲データを作成する楽曲データ作成装置が知られている。そして、このような装置を用いて適切な発音タイミングで各音を発音させるための楽曲データを作成し、音源に入力することにより、スピーカ等のサウンドシステムを用いて楽曲を出力させることができる。
そして、このような楽曲データ作成装置においては、ユーザが楽譜上に音符を並べたり、ピアノロール譜上で発音期間を示すバーを並べたりすることにより演奏データを入力できるようにすることが行なわれている。
このような楽曲データ作成装置に関連する技術としては、例えば以下の特許文献1又は2に記載のものが挙げられる。
特開2000−267653号公報 特開2003−99044号公報
一方で、ピアノやギターで音楽を演奏する場合には、メロディーやアドリブフレーズに強調感をつけるため、これらの旋律にオクターブ音を重畳させて弾く、いわゆるオクターブ奏法がしばしば用いられる。そして、このようなオクターブ奏法を取り入れた楽曲を、上述のような発音制御データに基づいて出力させようとする場合、以下の2つの対応が考えられる。
まず、1つめの対応としては、音源において使用する音色として、基本の音にオクターブ音を重畳した音の音色を使用するようにすることが考えられる。そして、このような音色を使用して発音を行わせるようにすれば、基本の音に係る発音制御データのみで、オクターブ奏法を行ったかのような出力を得ることができる。
この場合、ユーザは、演奏データを基本の音についてのみ入力すればよいので、音の入力操作は楽であるが、オクターブ奏法を行う箇所とそうでない箇所に合わせて音色の切り替えを行う必要がある点が面倒であるし、音源側に専用の音色データを用意しておかなければならないという問題もある。
また、2つめの対応としては、基本の音とオクターブ音の双方に対応する発音制御データを作成し、これら双方に基づく発音を行わせるようにすることが考えられる。この方法であれば、音源側で特殊な対応を行う必要はないが、演奏データとして、基本の音とオクターブ音の双方に対応するデータを入力する必要があり、この操作が面倒であるという問題があった。
この発明は、このような問題を解決し、オクターブ奏法を採り入れた楽曲の楽曲データを容易に作成できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明の楽曲データ作成装置は、ユーザが入力した演奏データに従って、発音させる音の音高及びその発音タイミングを示す楽曲データを作成する楽曲データ作成装置において、上記演奏データにある音を発音させる旨のデータの追加する指示を受けた場合に、その音に関するデータと共に、その音と、音高が高音側又は低音側に1オクターブ異なるオクターブ音を発音させる旨のデータも自動的に上記演奏データに追加する手段を設けたものである。
このような楽曲データ作成装置において、上記オクターブ音のデータとして、上記追加を指示された音と発音タイミングが所定時間異なる音のデータを追加できるようにするとよい。
以上のようなこの発明の楽曲データ作成装置によれば、オクターブ奏法を採り入れた楽曲の楽曲データを容易に作成できるようにすることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、図1を用いて、この発明の楽曲データ作成装置の実施形態であるPCの構成について説明する。図1はそのPCの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、PC10は、CPU11,ROM12,RAM13,HDD14,操作部インタフェース(I/F)15,表示部I/F16,MIDI(Musical Instruments Digital Interface:登録商標)I/F17を備え、これらがシステムバス18によって接続されている。このPC10は、ハードウェアとしては公知のものでよい。
そして、CPU11が、OS(オペレーティングシステム)上で、ROM12やHDD14等に記憶している所要の制御プログラムをRAM13をワークエリアとして利用して実行し、PC10の各部や各I/F15〜17に接続された周辺機器の動作を制御することにより、以下に説明するこの発明の実施形態の特徴に係る機能を始め、種々の機能を実現することができる。
また、操作部21は、ユーザがPC10を操作するためのキーボードやマウス等であり、操作部I/F15に接続される。ディスプレイ22は、PC10に対するユーザからの指示を受け付けるためのGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)や、PC10において実行している処理の内容等を示す表示画面を表示するための表示手段であり、表示部I/F16に接続される。音源装置23は、MIDII/F17に接続され、PC10からMIDIデータを受信してこのデータを基に複数の発音チャンネルで波形データを生成し、スピーカ等によるサウンドシステム24に送信してMIDIデータに基づいた楽曲を出力させる音源手段である。
以上のような周辺機器を有するPC10には、CPU11に楽曲編集用のアプリケーションプログラムを実行させることにより、楽曲の音色やメロディー等を示す演奏データの入力を受け付け、その演奏データに基づいて音源装置23に楽曲を出力させるためのMIDI形式の楽曲データを生成する楽曲データ編集装置として機能させることができる。
そして、ユーザは、この機能を利用する場合、楽譜やピアノロール譜上で楽曲を構成する各音の音高や発音タイミングを示すデータを入力して演奏データを編集することができる。この実施形態の特徴は、このように演奏データを編集する場合において、オクターブ奏法を行うことを示す演奏データを容易に入力できるようにした点である。
そこで、次に、演奏データの編集操作について、この点を中心に説明する。
まず、図2乃至図7に、楽譜上に音符を配置して演奏データを編集するようにした場合の、編集用の表示画面例を示す。なお、これらの図においては、この実施形態の特徴と関連する部分のみを示し、それ以外の部分については図示を省略している。以下の説明に使用する図やフローチャートについても同様である。
PC10は、上述の楽曲編集用のアプリケーションを実行する場合において、ユーザが楽譜上での演奏データの編集を指示した場合、ディスプレイ22に、GUIとして例えば図2に示すような楽譜編集画面30を表示させる。ここに示した例は、メロディーを有するパートに関する演奏データを編集するための画面であり、この画面では、ユーザは五線譜31上に音符を配置して楽曲のメロディーを編集することができる。
また、音符が配置された場合には、その音符の位置に対応する音高及び発音タイミングを示すMIDIデータのノートイベント(ノートオンとノートオフ、あるいはノートオンとオンの時間)を作成するようにしている。すなわち、楽譜編集画面30においては、五線譜31上に配置される音符が、音を発音させる旨のデータに該当する。
この楽譜編集画面30においては、マウス等により五線譜31上の適当な位置にポインタ32を移動させてクリックすることにより、既に入力されている音符に続く位置(発音時点)への、ポインタ32の垂直(y軸)方向の位置に対応した音高の音符の配置を指示できるようにしている。例えば、図2に示した状態でマウスをクリックすると、図3に示すように、ポインタ32の位置に新たな音符34を配置することができる。なお、音符の種類は図示しないメニューにより予め選択しておくようにし、フラットやシャープも別途指定できるようにするものとする。また、既に音符が入力されている位置でマウスをクリックすると、ポインタ32の位置に入力されている音符を新たな音符で置き換えたり、ポインタ32の位置に新たな音符を挿入したりすることもできる。
ここで、楽譜編集画面30においては、五線譜31上に新たな音符を入力する場合に、その音符と1オクターブ音高が異なる位置にも自動的に音符を追加入力するオクターブ音付加モードを選択できるようにしている。このためのキーがオクターブ音付加キー33であり、このキーを押下することにより、オクターブ音付加モードのオンとオフをトグルで選択できるようにしている。
また、オクターブ音付加モードオン時には、カーソルキーの上(↑)を押下しながら音符を入力すると、追加の音符を新たな音符の1オクターブ高い音高の位置に入力でき、カーソルキーの下(↓)を押下しながら音符を入力すると、追加の音符を新たな音符の1オクターブ低い音高の位置に入力できるようにしている。なお、追加で入力される音符は、種類(音の長さ)については、ユーザが入力を指示した新たな音符と同じものとしている。また、音の強さ(ベロシティ)やエフェクト等についても、特に図示はしていないが、ユーザが入力を指示した新たな音符と同じものとしている。
例えば、オクターブ音付加モードをオンにしてからポインタ32を図2に示した位置に移動させ、カーソルキーの下を押下しながらマウスをクリックすると、図4に示すように、ポインタ32の位置の音符34と共に、それより1オクターブ低い音高の位置に音符35を入力することができる。また、音符34として4分音符の入力が指示された場合には、音符35としても4分音符が入力される。
そして、その後カーソルキーの下を押下しながら次々と音符を入力していくと、図5に示すように、各音符について、それより1オクターブ低い音高の位置に追加の音符が入力される。ユーザが入力を指示した音符36が8分音符の場合には、追加の音符37も8分音符となる。
なお、ここでは、追加の音符を、ユーザが入力を指示した音符と発音タイミングを前又は後にずらした位置に入力することもできるようにしている。そして、この操作としては、カーソルキーの右(→)を押下しながら音符を入力すると、追加の音符を新たな音符よりも発音タイミングを所定時間後にずらした位置に入力でき、カーソルキーの左(←)を押下しながら音符を入力すると、同じく所定時間前にずらした位置に入力できるようにしている。なお、これらの指定は、上述した音程の指定と同時に行うことができる。また、上記の所定時間は、図示しないメニューからパラメータとして指定することができる。また、この所定時間は、何拍、何秒、あるいは何サンプル期間等の単位で設定できるようにすることが考えられる。
例えば、カーソルキーの下及び右を押下しながら図5の場合と同様な音符を入力したとすると、図6に示すように、追加の音符は、ユーザが入力を指示した音符よりも、発音タイミングを32分休符1つ分(ここでは所定時間がこの値に設定されているものとする)後にずらした位置に入力される。そして、休符38によりこのことを示している。
なお、図6のように休符を用いた表示を行うと、楽譜の表示が煩雑になるので、図7に示すように、追加の音符をユーザが入力を指示した音符と同じ発音タイミングの位置に表示し、独自の記号39(ここでは矢印とした)により、実際には発音タイミングがずれていることを示すようにすることも考えられる。
次に、図8及び図9に、上述の楽譜編集画面30において音符の新規入力が指示された場合にPC10のCPU11が実行する処理のフローチャートを示す。
CPU11は、楽譜編集画面30において音符の新規入力が指示された場合、上述の楽曲編集用のアプリケーションプログラムの一部を実行することにより、図8のフローチャートに示す処理を開始する。
そしてまず、楽譜編集画面30において、すでに入力されている音符に続く位置に、ユーザの指示に従った音高の音符を配置し(S11)、その音符と対応するノートイベントを記録する(S12)。この記録内容は、RAM13に格納しておけばよく、ユーザの指示に応じてHDD14に格納したり、音源装置23に出力したりできるようにする。そしてその後、オクターブ音付加モードがオフであればそのまま処理を終了するが(S13)、オンであれば、押下されているカーソルキーに応じたオクターブ音の付加を行う。
すなわち、カーソルキーの上が押下されていれば、ステップS12の場合より1オクターブ高いオクターブ音のノートイベントを記録し(S15乃至S20)、カーソルキーの下が押下されていれば、ステップS12の場合より1オクターブ低いオクターブ音のノートイベントを記録する(図11のS21乃至S26)。ただしこのとき、オクターブ音の発音タイミングは、カーソルキーの左が押下されていれば、ステップS12の場合より発音タイミングを所定時間前にずらしたものとし、カーソルキーの右が押下されていれば、同じく所定時間後にずらしたものとし、左右のいずれも押下されていなければ、ステップS12の場合と同じ発音タイミングとする。
そして、以上の処理においてオクターブ音のノートイベントを記録した場合、楽譜編集画面30において、記録したオクターブ音と対応する音符を配置して処理を終了する(S17)。
また、オクターブ音付加モードがオンであっても、音符の入力指示時にカーソルキーの上下いずれも押下されていなければ、オクターブ音の付加は行わないようにしており、このような場合(図9のステップS21でNOの場合)は、そのまま処理を終了するようにしている。
このような処理により、図2乃至図7を用いて説明したような、オクターブ音に係る音符の自動入力を行うことができる。
なお、上述した処理において、音符の配置とノートイベントの記録は、最終的に楽譜の内容とノートイベントの内容が対応したものになれば、どちらを先に行ってもよい。また、ノートイベントは、音符の入力と同時に記録せず、一連の演奏データの編集が完了した後、ユーザの指示に応じて記録するようにしてもよい。
また、既に配置されている音符を置き換えたり、その位置に新たな音符を挿入したりする場合には、ポインタの水平方向の位置と対応する位置に音符を配置することになるし、既存の音符及び対応するノートイベントを削除したり移動させたりする処理が必要となるが、オクターブ音の追加に関する処理は、上述の場合と同様でよい。
次に、図10及び図11に、ピアノロール譜上で演奏データを編集するようにした場合の、編集用の表示画面例を示す。
PC10は、上述の楽曲編集用のアプリケーションを実行する場合において、ユーザがピアノロール譜上での演奏データの編集を指示した場合、ディスプレイ22に、GUIとして例えば図10に示すようなピアノロール編集画面40を表示させる。この画面では、ユーザはピアノロール譜41上に発音タイミングを示すバー(例えばバー44)を配置して楽曲のメロディーを編集することができる。
なお、ピアノロール譜41においては、バーを入力する各欄は、半音単位で左側に表示されている鍵盤の鍵と対応する音高を示す。また、左から右に進むに従って時間が進行することを示し、各バーは、バーのある欄と対応する音高の音について、バーの左端位置のタイミングでノートオン、右端位置のタイミングでノートオフを行うことを示すものである。また、図10では約2オクターブ分の欄しか示していないが、欄の数を更に多く又は少なくしてももちろん構わない。
また、バーが配置された場合には、そのバーの位置に対応する音高及び発音タイミングを示すMIDIデータ(ノートイベント)を作成するようにしている。すなわち、ピアノロール編集画面40においては、ピアノロール譜41上に配置されたバーが、音を発音させる旨のデータに該当する。
このピアノロール編集画面40においては、マウス等によりピアノロール譜41上の適当な位置にポインタ42を移動させて水平方向にドラッグすることにより、ドラッグ開始点の垂直(y軸)方向の位置に対応した欄に、水平(x軸)方向のドラッグ範囲に対応したバーの配置を指示できるようにしている。そして、この操作により、発音させる音の音高と発音タイミング及び長さを指定することができる。
そして、ピアノロール編集画面40においても、オクターブ音付加モードのオンとオフをトグルで選択するためのオクターブ音付加キー43を設けている。そして、オクターブ音付加モードオンの場合には、上述した楽譜編集画面30の場合と同様、ユーザがバーの入力を指示した場合に、この指示に応じたバーに加え、カーソルキーの操作内容に応じたオクターブ音のバーを、自動的に追加して入力することができる。
例えば、図11に示す例において、オクターブ音付加モードオンの状態で、符号45で示す範囲のバーをカーソルキーの下を押下しながら入力したとすると、符号46で示すように、符号45で示す範囲の各バーと対応するオクターブ音のバーが追加して入力される。このとき、ユーザが入力を指示したバーと、追加的に入力されるバーとが音長の等しいものであることは、楽譜編集画面30の場合と同様である。また、ここでは図示は省略するが、追加的に入力されるバーの発音タイミングをずらすことが可能である点も、楽譜編集画面30の場合と同様である。ピアノロール譜41上においては、発音タイミングのずれは、単にバーを左右にずらして表示することにより表現可能である。
次に、図12に、ピアノロール編集画面40においてバーの入力が指示された場合にPC10のCPU11が実行する処理のフローチャートを示す。このフローチャートは、上述した図8と対応するものであり、図8と同じステップ番号を付した処理は、図8の場合と同様な処理である。
CPU11は、ピアノロール編集画面40においてバーの入力が指示された場合、上述の楽曲編集用のアプリケーションプログラムの一部を実行することにより、図12のフローチャートに示す処理を開始する。
そして、まずピアノロール編集画面40においてユーザの指示に従った音高及び発音タイミングのバーを配置し(SA)、そのバーと対応するノートイベントを記録する(SB)。そしてその後、図8及び図9に示した楽譜編集画面30の場合と同様、オクターブ音付加モードがオフであればそのまま処理を終了するが(S13)、オンであれば、押下されているカーソルキーに応じたオクターブ音の付加を行う(S13乃至S20′及び図9)。この場合において、図12に示した端子の接続先は、図9に示したものと同様な処理になるが、ステップS23,S25,S26においては、「ステップS12の場合より」を「ステップSBの場合より」と読み替えるものとする。
そして、以上の処理においてオクターブ音のノートイベントを記録した場合、ピアノロール編集画面40において、記録したオクターブ音と対応するバーを配置して処理を終了する(SC)。
このような処理により、図10及び図11を用いて説明したような、オクターブ音に係るバーの自動入力を行うことができる。
そして、以上説明してきたような楽曲データ作成装置によれば、楽曲データのもとにする演奏データを入力する際に、基本となるメロディーに係る音符やバーの入力を指示するだけで、音高が高音側又は低音側に1オクターブ異なるオクターブ音に係る音符やバーを自動的に入力することができることから、オクターブ奏法を採り入れた楽曲の楽曲データを容易に作成することができる。この場合において、楽曲データ作成装置側で、オクターブ音のノートイベントを作成できることから、音源装置側で音色の準備や切り替え等の特殊な対応は不要であり、この点の関する労力も要しない。
また、オクターブ音の発音タイミングを、ユーザが入力を指示した音よりも所定時間前又は後ろに異ならせることができるようにしているため、ギターのオクターブ奏法における演奏音のアタックのタイミングずれを表現することも容易である。また、このタイミングずれを利用して、ピアノにおけるオクターブトリル奏法(オクターブ音を細かく交互に演奏する奏法)も容易に表現することができる。
なお、上述した実施形態においては、オクターブ音付加モードがオンであっても、カーソルキーの上下がいずれも押下されていない場合にはオクターブ音を追加しないようにする例について説明したが、このような場合でも、上下のうちデフォルトとして設定されている方に音高を変えたオクターブ音を追加するようにしてもよい。カーソルの左右についても、どちらも押下されていない場合に、前後のうちデフォルトとして設定されている方に発音タイミングを変化させたオクターブ音を追加するようにしてもよい。
また、使用する音色から想定される楽器の音域を考慮し、追加すべきオクターブ音の音高がその音域を逸脱する場合には、オクターブ音を追加すべき場合でもその追加を行わないようにしてもよい。あるいは上下のうち音域内に含まれる方のオクターブ音を追加するようにしてもよい。
さらに、上述した実施形態においては、ユーザが入力を指示した音と同じ音長かつベロシティのオクターブ音を追加するようにする例について説明したが、これらが異なるようなオクターブ音を追加できるようにしてもよい。この場合において、変化量は、予め定めたパラメータの値に従った一定値でもよいし、ランダムでも、ユーザが入力を指示した音の音高、音長、ベロシティー等に応じた値としてもよい。
また、ユーザが入力を指示した音に係るものと、オクターブ音に係るものとで、画面に表示する音符やバーの色や模様、濃さ等を異ならせるようにしてもよい。
さらに、これら以外の点についても、装置の構成や、各編集画面の構成及び表示形式、あるいはオクターブ音追加のための操作方法等が、上述したものに限られないことはもちろんである。
例えば、演奏データの入力を、マウスやキーボードではなく、MIDII/F17に接続される電子楽器の鍵盤を用いて行うことができるようにしてもよい。また、上述したような楽曲データ作成機能を有する専用の楽曲データ作成装置を構成したり、電子楽器や音源装置等に上述したような楽曲データ作成機能を設けて楽曲データ作成装置を構成したりすることも考えられる。
以上の説明から明らかなように、この発明の楽曲データ作成装置によれば、オクターブ奏法を採り入れた楽曲の楽曲データを容易に作成できるようにすることができる。従って、操作性の高い楽曲データ作成装置を提供することができる。
この発明の楽曲データ作成装置の実施形態であるPC及びその周辺機器の構成を示すブロック図である。 図1に示したPCにおいて演奏データを編集するための楽譜編集画面の表示例を示す図である。 図2に示した画面においてオクターブ音を付加せずに音符を入力した場合の表示例を示す図である。 同じくオクターブ音を付加して音符を入力した場合の表示例を示す図である。 図4の状態からさらに音符を入力した場合の表示例を示す図である。 発音タイミングをずらしたオクターブ音を付加して音符を入力した場合の表示例を示す図である。 その別の例を示す図である。 図1に示したPCのCPUが楽譜編集画面において音符の新規入力を指示された場合に実行する処理の例を示すフローチャート。 図8の続きの処理を示すフローチャートである。 図1に示したPCにおいて演奏データを編集するためのピアノロール編集画面の表示例を示す図である。 ピアノロール編集画面において、オクターブ音を付加してバーを入力した場合の表示例を示す図である。 図1に示したPCのCPUがピアノロール編集画面においてバーの入力を指示された場合に実行する処理の例を示すフローチャート。
符号の説明
10…PC、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…HDD、15…操作部I/F、16…表示部I/F、17…MIDII/F、18…システムバス、21…操作部、22…ディスプレイ、23…音源装置、24…サウンドシステム、30…楽譜編集画面、31…五線譜、32,42…ポインタ、33,43…オクターブ音付加キー、34,35,36,37…音符、38…休符、39…記号、40…ピアノロール編集画面、41…ピアノロール譜、44,45,46…バー

Claims (2)

  1. ユーザが入力した演奏データに従って、発音させる音の音高及びその発音タイミングを示す楽曲データを作成する楽曲データ作成装置であって、
    前記演奏データにある音を発音させる旨のデータの追加する指示を受けた場合に、その音に関するデータと共に、その音と、音高が高音側又は低音側に1オクターブ異なるオクターブ音を発音させる旨のデータも自動的に前記演奏データに追加する手段を設けたことを特徴とする楽曲データ作成装置。
  2. 請求項1記載の楽曲データ作成装置であって、
    前記オクターブ音のデータとして、前記追加を指示された音と発音タイミングが所定時間異なる音のデータを追加できるようにしたことを特徴とする楽曲データ作成装置。
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