JP2006234979A - 電子楽器及びその処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電源が投入されたときに表示する画像に応じて設定を行うことを課題とする。
【解決手段】 電源が投入されると複数の楽器の画像を順次表示する表示手段と、操作可能な操作子と、楽器の表示中に操作子が操作されるとその表示中の楽器に応じて音色を設定する設定手段とを有する電子楽器が提供される。
【選択図】 図13

Description

本発明は、電子楽器及びその処理方法に関する。
電子楽器は、電源が投入されると初期化の処理を行う。その初期化処理の際には、アニメーション表示をする電子楽器がある。この表示は、店頭においてデモンストレーションを行う際には大きな効果を有する。
下記の特許文献1には、パッド操作に応じて画面表示された指定キャラクタが演奏動作しながら、指定された楽器音を発音するマルチメディア制御装置が記載されている。下記の特許文献2には、CPUが表示装置に表示された画像の種類に応じた加工パラメータを指示して曲データを加工させるデータ処理装置が記載されている。下記の特許文献3には電子楽器、下記の特許文献4には楽曲情報表示作成方法、下記の特許文献5には演奏装置、下記の特許文献6には電子楽器、下記の特許文献7には自動演奏装置及び情報配信サーバ装置が記載されている。
特開2004−29847号公報 特開2004−77764号公報 特許第2900405号公報 特開2002−32081号公報 特開2001−13964号公報 特開2000−194369号公報 特開2003−99035号公報
本発明の目的は、電源が投入されたときに表示する画像に応じて設定を行うことである。
本発明の他の目的は、電源が投入されたときに画像を表示してその画像を途中で中断して通常画面を表示することである。
本発明の一観点によれば、電源が投入されると複数の楽器の画像を順次表示する表示手段と、操作可能な操作子と、前記楽器の表示中に前記操作子が操作されるとその表示中の楽器に応じて音色を設定する設定手段とを有する電子楽器が提供される。
本発明の他の観点によれば、電源が投入されると複数の楽器の画像を順次表示する表示手段と、操作可能な操作子とを有し、前記表示手段は、前記楽器の表示中に前記操作子が操作されなければ前記複数の楽器の画像をすべて順次表示した後に通常画面を表示し、前記楽器の表示中に前記操作子が操作されるとその時点で前記通常画面を表示する電子楽器が提供される。
本発明のさらに他の観点によれば、電源が投入されると複数の楽器の画像を順次表示する表示手段と、操作可能な操作子と、前記楽器の表示中に前記操作子が操作されるとその表示中の楽器に応じた音色の波形データを最新のものに更新する設定手段とを有する電子楽器が提供される。
本発明のさらに他の観点によれば、電源が投入されると複数の楽器の画像を順次表示する表示ステップと、前記楽器の表示中に操作子が操作されるとその表示中の楽器に応じて音色を設定する設定ステップとを有する電子楽器の処理方法が提供される。
本発明のさらに他の観点によれば、電源が投入されると複数の楽器の画像を順次表示する楽器表示ステップと、前記楽器の表示中に操作子が操作されなければ前記複数の楽器の画像をすべて順次表示した後に通常画面を表示し、前記楽器の表示中に前記操作子が操作されるとその時点で前記通常画面を表示する通常画面表示ステップとを有する電子楽器の処理方法が提供される。
本発明のさらに他の観点によれば、電源が投入されると複数の楽器の画像を順次表示する表示ステップと、前記楽器の表示中に操作子が操作されるとその表示中の楽器に応じた音色の波形データを最新のものに更新する設定ステップとを有する電子楽器の処理方法が提供される。
電源が投入されたときに表示中の楽器の画像に応じて設定を行うことができるので、設定が容易になる。また、電源が投入されたときに表示される楽器の画像を途中で中断して通常画面を表示することができるので、通常画面を早期に表示させたいとの要望を満たすことができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態による電子楽器の構成例を示すブロック図である。バス101には、CPU105、ROM106、RAM107、タッチセンサ109及び波形発生部111が接続される。パネル102は、表示装置103及びスイッチ104を有し、CPU105に接続される。表示装置103は、例えば液晶表示装置(LCD)である。スイッチ104は、演奏者が操作可能な操作子である。
ROM106は、コンピュータプログラム及び各種データ等を記憶する。RAM107は、CPU105のワークエリアを有する。CPU105は、ROM106のコンピュータプログラムを実行することにより、後述する図12及び図13のフローチャートの処理等を行う。
MIDIインターフェース110は、外部に対してMIDIデータを入出力するためのインターフェースである。通信インターフェース115は、通信ネットワークに対してデータを送受信するためのインターフェースである。スイッチ104は、音色選択スイッチ等を有し、音色等を選択することができる。鍵盤108は、図3に示すように、白鍵及び黒鍵を有し、演奏者が演奏操作するための演奏操作子である。タッチセンサ109は、鍵盤108の鍵の押鍵速度を検出する。
図2は、RAM107に記憶されるチャンネルAのデータ201、チャンネルBのデータ202、リズムデータ203及びトータルデータ204を示す図である。鍵盤108は、ノーマルモード及びスプリットモードを有する。ノーマルモードでは、チャンネルAのデータ201の設定に応じて、全鍵域を1つの音色で演奏することができる。スプリットモードでは、図3に示すように、高音域AUにはチャンネルAのデータ201が設定され、低音域BLにはチャンネルBのデータ202が設定される。データ201及び202は、それぞれ、音色、ボリューム、エフェクト、鍵域、オクターブが設定される。鍵域は、データ201では鍵域AUの範囲を示し、データ202では鍵域BLの範囲を示す。高音域AUの最低音位置と低音域BLの最高音位置とが同じ場合には、スプリット演奏になり、高音鍵域AUでデータ201が設定され、低音鍵域BLでデータ202が設定される。また、鍵域AU及びBLの最低音位置及び最高音位置が同じになると、全鍵域においてデータ201及び202の2つの音色が重なり合ったレイヤー演奏になる。オクターブは、−2、−1、0、+1、+2等のオクターブシフトを設定することができる。例えば、+1のオクターブシフトがされれば、A4の音高の鍵を押鍵すると、A5の音高で発音されることになる。
リズムデータ203は、自動伴奏データであり、ジャンル、スタイル、ボリュームを設定することができる。トータルデータ204は、上記のデータ201〜203のすべてに影響するデータであり、ボリューム、リバーブ及びピッチを設定することができる。上記のデータ201〜204は、スイッチ104の操作に応じて設定することができる。また、スイッチ104は、レジストレーションスイッチを有する。レジストレーションスイッチにより所望のレジストレーション番号を選択すると、図22に示すように、データ201〜204のうちで、トータルデータ204のボリューム及びピッチ以外のデータがすべて所定値に設定される。図22では、「S」が設定されるデータを示し、「−」がそのまま維持されるデータを示す。後述する図11も同様である。
図1において、CPU105は、鍵盤108の演奏操作に応じて、押鍵操作(キーオン)、離鍵操作(キーオフ)、押鍵速度(ベロシティ)等を検出する。波形発生部111は、データ201〜204及び上記の演奏操作等に応じて、楽音波形(楽音信号)を生成し、DA変換器113に出力する。DA変換器113は、楽音波形をデジタル形式からアナログ形式に変換し、サウンドシステム114に出力する。サウンドシステム114により楽音が発音される。
また、ROM106には、自動伴奏データが記憶されている。スイッチ104により自動伴奏のスタートが指示されると、CPU105は、リズムデータ203に応じて、自動伴奏データを読み出し、波形発生部111に供給する。波形発生部111は楽音信号を生成し、サウンドシステム114により自動演奏が発音される。
図4〜図9は、電子楽器の電源が投入されると表示装置103に順次表示される画像を示す図である。電子楽器は、電源が投入されると初期化の処理を行う。その初期化処理の際には、図4〜図9に示す楽器の画像を順次1つずつアニメーション表示する。
まず、図4に示すように、画面左上にギターの画像が表示される。次に、図5に示すように、画面右上にバイオリンの画像が表示される。次に、図6に示すように、画面左下にサクソフォンの画像が表示される。次に、図7に示すように、画面右下にピアノの画像が表示される。次に、図8に示すように、画面左上にトランペットの画像が表示される。次に、図9に示すように、画面右上にマリンバの画像が表示される。
図10は、図4〜図9の楽器画像が一通り表示された後に表示される通常画面を示す図である。この通常画面では、各種設定を行ったり、演奏を行ったりすることができる。上記の図4〜図10は、図1の電子楽器の表示装置103に表示される。
上記のアニメーション表示は、店頭においてデモンストレーションを行う際に大きな効果を有する。しかし、電源を投入する度に、毎回、アニメーションが表示されるので、ユーザは、必ずしもアニメーション表示を毎回望むとは限らない。ユーザによっては、アニメーション表示を省略して、図10の通常画面への移行を望む場合も考えられる。
そこで、図4〜図9のいずれかの画像が表示されているときに、鍵盤108又はスイッチ104が操作されると、その表示中の楽器に応じて音色を設定し、その操作時点で図10の通常画面を表示する。設定された音色は、鍵盤108の押鍵時の発音音色として設定される。例えば、図4のギターの表示中に操作されるとギターの音色が設定される。また、図5のバイオリンの表示中に操作されるとバイオリンの音色が設定される。図11に示すように、音色設定は、データ201の音色として設定される。
以上のように、電源が投入されると複数の楽器の画像を順次表示する。楽器の表示中に鍵盤又はスイッチ等の操作子が操作されなければ前記複数の楽器の画像をすべて順次表示した後に通常画面を表示する。前記楽器の表示中に操作子が操作されるとその時点で通常画面を表示する。さらに、上記の操作の際には、その表示中の楽器に応じて音色を設定する。
電源が投入されたときに表示中の楽器の画像に応じて音色を設定を行うことができるので、設定が容易になる。また、電源が投入されたときに表示される楽器の画像を途中で中断して通常画面を表示することができるので、通常画面を早期に表示させたいとの要望を満たすことができる。
図12は、本実施形態による電子楽器のメインルーチンの処理例を示すフローチャートである。ステップS1201では、初期化処理を行う。この初期化処理の際に、上記のアニメーション表示を行う。その詳細は、後に図13を参照しながら説明する。次に、ステップS1202では、スイッチ104の操作に応じたスイッチイベント処理を行う。次に、ステップS1203では、鍵盤108の操作に応じた鍵盤イベント処理を行う。次に、ステップS1204では、その他の処理を行う。その後、ステップS1202に戻り、上記の処理を繰り返す。
図13は、図12のステップS1201の初期化処理の処理例を示すフローチャートである。ステップS1301では、液晶表示装置(LCD)103のコントローラの初期設定等の最低限必要な初期設定を行う。次に、ステップS1302では、アニメーション表示フラグをセットし、アニメーション表示カウンタをクリアし、表示時間カウンタをクリアする。次に、ステップS1303では、図4の最初に表示する画像データを表示し、アニメーション表示カウンタに1をセットする。次に、ステップS1304では、表示時間カウンタが規定時間に達したか否かをチェックする。表示時間カウンタは、タイマ割り込み処理により経過時間に応じて増加する。表示時間カウンタが規定時間に達するとステップS1305へ進み、達しなければステップS1306へ進む。なお、表示時間カウンタは、タイマ割り込み処理ではなく、ステップS1306のイベントチェック終了時に加算するようにしてもよい。
ステップS1306では、鍵盤108又はスイッチ104の操作によりイベントが発生したか否かをチェックする。操作されていればステップS1307へ進み、操作されていなければステップS1304へ戻る。
ステップS1307では、アニメーション表示フラグをクリアし、図10の通常演奏時の通常画面を表示し、アニメーション表示カウンタを基に音色を設定する。その後、図12のメインルーチンに戻る。
ステップS1305では、アニメーション表示カウンタに1を加算し、次に表示する画像データ(図5〜図9)を表示し、表示時間カウンタをクリアする。その後、ステップS1304へ戻る。なお、図4〜図9のアニメーション表示が終わると、図10の通常画面を表示する。
これにより、規定時間が経過する毎に、図4〜図9の楽器画像を順次表示することができる。アニメーション表示カウンタの値は、図4〜図9の楽器画像のうちの1つの表示中の画像を特定することができる。鍵盤108又はスイッチ104の操作があると、そのアニメーション表示カウンタに応じて、表示中の楽器画像に対応する音色を設定することができる。
(第2の実施形態)
図14は、本発明の第2の実施形態による初期化処理の処理例を示すフローチャートであり、図13のフローチャートに代わるものである。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。本実施形態では、図4〜図9の楽器の表示中に操作子が操作されるとその表示中の楽器に応じて音色及びリズムを設定することができる。図14では、図13に対して、ステップS1307の代わりにステップS1407が設けられる点が異なる。ステップS1407では、アニメーション表示フラグをクリアし、図10の通常演奏時の通常画面を表示し、アニメーション表示カウンタを基に音色及びリズムを設定する。その後、図12のメインルーチンに戻る。
リズム設定は、図2のリズムデータ203の設定を意味する。電子楽器に内蔵される音色は多種多様で、同じピアノでも、音楽のジャンルに合わせたピアノ音色を選ぶことができる。バンジョー、ウクレレ、パンフルート等といった、主に特定のジャンルの音楽で使用される楽器の場合、楽器を選んだ時点である程度、音色及びリズムを決定することができる。図4〜図9の楽器画像のアニメーション表示中に鍵盤108又はスイッチ104が操作されると、表示中の楽器に応じた音色及びリズムを設定し、アニメーション表示は中止して図10の通常画面に移行する。なお、楽器画像で音楽ジャンルが分かり難い場合は、同時に音色名を表示し、同じ楽器画像でも、表示された音色名に応じて、音色及びリズムを設定するようにしてもよい。
(第3の実施形態)
図15は、本発明の第3の実施形態による初期化処理の処理例を示すフローチャートであり、図13のフローチャートに代わるものである。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。本実施形態では、音色選択スイッチ104の操作に応じて複数の音色のうちの1つを選択することができ、その音色選択頻度に応じて図4〜図9の複数の楽器の画像を順次表示する。
図12のステップS1202のスイッチイベント処理では、音色選択スイッチ104により音色が選択される毎に、その選択された音色選択頻度を増加させ、この音色選択頻度を記憶しておく。次回に電源が投入されると、その音色選択頻度に応じた順序で楽器画像が表示される。
図15では、図13に対して、ステップS1303、S1305及びS1307の代わりにステップS1503、S1505及びS1507が設けられる点が異なる。ステップS1503では、音色選択頻度に応じて最初に表示する画像データを表示し、アニメーション表示カウンタに1をセットする。例えば、ピアノ音色が最も音色選択頻度が高ければ、図7のピアノ画像が最初に表示される。
ステップS1505では、アニメーション表示カウンタに1を加算し、音色選択頻度に応じて次に表示する画像データ(図4〜図9)を表示し、表示時間カウンタをクリアする。その後、ステップS1304へ戻る。例えば、ステップS1503で図7のピアノが表示された場合には、図4〜図6、図8、図9の中で、音色選択頻度が高い順に表示する。
ステップS1507では、アニメーション表示フラグをクリアし、図10の通常演奏時の通常画面を表示し、音色選択頻度及びアニメーション表示カウンタを基に音色を設定する。その後、図12のメインルーチンに戻る。音色選択頻度及びアニメーション表示カウンタを参照することにより、鍵盤108又はスイッチ104の操作時に表示されていた楽器を特定することができ、その楽器に対応した音色を設定することができる。
以上のように、本実施形態では、楽器画像の表示順番を、音色選択頻度の高い順とする。音色選択頻度が所定値以下の音色に対応する楽器画像は表示しないようにしてもよい。すなわち、音色選択頻度が高い音色に対応する楽器の画像のみを順次表示する。
図10の通常画面が表示される通常演奏中では、音色選択スイッチ104によりすべての音色を選択することができる。この音色選択頻度を基に楽器画像の表示順序が決定される。音色選択頻度が高い順で表示されるので、鍵盤演奏で使用する音色の設定が容易になる。
(第4の実施形態)
図16は、本発明の第4の実施形態による初期化処理の処理例を示すフローチャートであり、図13のフローチャートに代わるものである。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。本実施形態では、楽器の表示中に操作子が操作されるとその表示中の楽器に応じてレジストレーションを設定することができる。
図16では、図13に対して、ステップS1307の代わりにステップS1607が設けられる点が異なる。ステップS1607では、アニメーション表示フラグをクリアし、図10の通常演奏時の通常画面を表示し、アニメーション表示カウンタを基にレジストレーションを設定する。その後、図12のメインルーチンに戻る。
図22に示すように、レジストレーション設定は、データ201〜204のうちで、トータルデータ204のボリューム及びピッチ以外のデータがすべて所定値に設定される。電子楽器に内蔵される音色は多種多様で、同じピアノでも音楽のジャンルに合わせたピアノの音色を選択することができる。バンジョー、ウクレレ、パンフルート等といった、主に特定のジャンルの音楽で使用される楽器の場合、楽器を選んだ時点である程度、音色、エフェクト、リバーブ等を含むレジストレーションを決定することができる。図4〜図9の楽器画像のアニメーション表示中に鍵盤108又はスイッチ104が操作されると、表示中の楽器に応じたレジストレーションを設定し、アニメーション表示は中止して図10の通常画面に移行する。なお、楽器画像で音楽ジャンルが分かり難い場合は、同時に音色名を表示し、同じ楽器画像でも、表示された音色名に応じて、レジストレーションを設定するようにしてもよい。
(第5の実施形態)
図17は、本発明の第5の実施形態による初期化処理の処理例を示すフローチャートであり、図13のフローチャートに代わるものである。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。本実施形態では、楽器の表示中に鍵盤108が押鍵されるとその表示中の楽器に応じて音色を設定すると共に、押鍵された鍵の音高に応じてオクターブシフトを設定することができる。
図17では、図13に対して、ステップS1307の後にステップS1708が追加される。ステップS1708では、ステップS1306で押鍵された音域を基にオクターブシフトを設定する。
図18は、鍵盤108の音域とオクターブシフトの関係を示す図である。音高がC4〜B4の音域を押鍵すると、オクターブシフトが0に設定される。すなわち、押鍵された音高がそのままの音高で発音される。
音高がC3〜B3の音域を押鍵すると、オクターブシフトが−1に設定される。すなわち、演奏時に押鍵された音高を1オクターブ下げて発音する。また、音高がC2〜B2の音域を押鍵すると、オクターブシフトが−2に設定される。すなわち、演奏時に押鍵された音高を2オクターブ下げて発音する。また、音高がA0〜B1の音域を押鍵すると、オクターブシフトの設定をそのままにして変更しない。この場合には、音色も変更せずに、単に図10の通常画面表示に移行するだけにしてもよい。
音高がC5〜B5の音域を押鍵すると、オクターブシフトが+1に設定される。すなわち、演奏時に押鍵された音高を1オクターブ上げて発音する。また、音高がC6〜B6の音域を押鍵すると、オクターブシフトが+2に設定される。すなわち、演奏時に押鍵された音高を2オクターブ上げて発音する。また、音高がC7〜C8の音域を押鍵すると、オクターブシフトの設定をそのままにして変更しない。
本実施形態では、押鍵された音域に応じて、その時表示されている楽器に対応した音色及びオクターブシフトを設定する。このとき、特定のスイッチを押しながら押鍵すると、図4〜図9のアニメーション表示を中止せず、特定のスイッチが離されかつ押鍵があった時点、又は最後の楽器画像の表示終了時点で、図10の通常画像を表示する。
楽器の表示中に特定スイッチを押しながら鍵盤108を押鍵すると、その押鍵された鍵の音高に応じて、その表示中の楽器に応じた音色に対応するオクターブシフトを設定することができる。音色毎にオクターブシフトを設定することができ、その後に音色選択スイッチにより音色を選択すると、音色が設定されると共に、その音色に対応するオクターブシフトが設定される。例えば、図4のギターを表示中に特定スイッチを押しながら押鍵すると、ギター音色に対応するオクターブシフトが設定される。その後、図5のバイオリンが表示される。再び、特定スイッチを押しながら押鍵すると、バイオリン音色に対応するオクターブシフトが設定される。これにより、複数の楽器の音色のオクターブシフトを設定することができる。その詳細は、図19を参照しながら説明する。
図19は、本実施形態による初期化処理の処理例を示すフローチャートであり、図13のフローチャートに代わるものである。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。
図19では、図13に対して、ステップS1306及びS1307の代わりにステップS1906及びS1907を設け、ステップS1305の後にステップS1908を新たに追加している。
ステップS1908では、特定スイッチがオンであり、かつ押鍵があれば、アニメーション表示カウンタを基に音色を特定し、その押鍵された音域を基にその音色のオクターブシフトを設定する。その後、ステップS1304へ戻る。
ステップS1906では、特定スイッチがオフでありかつ押鍵がある条件を満たすか否かをチェックする。条件を満たせばステップS1907へ進み、満たさなければステップS1304へ戻る。
ステップS1907では、アニメーション表示フラグをクリアし、図10の通常演奏時の通常画面を表示する。その後、図12のメインルーチンに戻る。なお、図4〜図9の楽器画像をすべて表示した後は、図10の通常画面を表示する。
以上のように、特定スイッチを押しながら押鍵することにより、各楽器の音色毎のオクターブシフトを設定することができる。複数の音色のオクターブシフトを設定することができ、図2のチャンネルAのデータ201及びチャンネルBのデータ202を重ね合わせたレイヤー演奏を行う場合には、オクターブをずらして複数の音色を同時に鳴らして厚みのある音色に容易にすることができる。このオクターブシフト設定は、複数の音色を重ね合わせる時のみ有効となるようにしてもよい。この際には、低音域BL(図3)のデータ202(図2)のオクターブシフトを設定するようにすることができる。
(第6の実施形態)
図20は、本発明の第6の実施形態による通信システムの構成例を示すブロック図である。電子楽器2003は、ネットワーク2001を介してサーバ2002に接続される。ネットワーク2001は、イーサネット(登録商標)、USB又はインターネット等である。
電子楽器2003は、図1の電子楽器と同様の構成を有する。通信インターフェース115は、ネットワーク2001に対して、データを送受信するためのインターフェースである。電子楽器2003は、図1の波形メモリ112に音色毎に波形データ2021a,2022a等を記憶している。波形データ2021aは第1の音色の波形データであり、その更新日時2021bと対応して記憶されている。波形データ2022aは第2の音色の波形データであり、その更新日時2022bと対応して記憶されている。
サーバ2002は、コンピュータであり、図1の電子楽器と同様の構成を有するが、鍵盤108及びタッチセンサ109は必ずしも必要でない。通信インターフェース2031は、ネットワーク2001に対して、データを送受信するためのインターフェースである。サーバ2002は、電子楽器2003と同様に、音色毎に波形データ2011a,2012a等を記憶している。波形データ2011aは第1の音色の波形データであり、その更新日時2011bと対応して記憶されている。波形データ2012aは第2の音色の波形データであり、その更新日時2012bと対応して記憶されている。
サーバ2002では、各音色の波形データ2011a,2012a等の更新が行われる。すると、波形データ2011a,2012a等に対応する更新日時2011b,2012b等も更新される。ネットワーク2001には、複数の電子楽器2003が接続可能である。各電子楽器2003は、波形データの更新をサーバ2002に要求することにより、サーバ2002上の最新の波形データを受信して、各電子楽器2003に記憶させることができる。その後、電子楽器2003は、その波形データを用いて、各音色を発音させることができる。
電子楽器2003は、サーバ2002からネットワーク2001を介して音色の波形データを更新することができる。音色は、MIDIのバンクセレクト及びプログラムチェンジの組み合わせ、又は独自の音色番号で設定することができる。電子楽器2003は、各音色の波形データ2021a,2022a等及びその更新日時2021b,2022bを記憶しており、ネットワーク接続時又は定期的に、サーバ2002の同じ音色の波形データ2011a,2012a等の更新日時2011b,2012b等と比較し、サーバ2002の波形データの更新日時2011b,2012b等と違うもので、更新の新しいものから順に、それに対応する図4〜図9の楽器画像を順に表示する。その楽器画像表示中に押鍵があると、電子楽器2003は、その押鍵があったときに表示中の楽器に対応する音色の波形データをサーバ2002から受信して自己のメモリに更新記憶する。それと同時に、図10の通常画面表示に移行する。その詳細は、図21を参照しながら説明する。
図21は、本実施形態による初期化処理の処理例を示すフローチャートであり、図13のフローチャートに代わるものである。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。図21では、図13に対して、ステップS1303、S1305及びS1307の代わりに、ステップS2103、S2105及びS2107を設けている点が異なる。
ステップS2103では、波形データの最新更新順に応じて最初に表示する画像データを表示し、アニメーション表示カウンタに1をセットする。例えば、ピアノ音色が最も新たに波形データ更新されているときには、図7のピアノ画像が最初に表示される。
ステップS2105では、アニメーション表示カウンタに1を加算し、波形データの最新更新順に応じて次に表示する画像データ(図4〜図9)を表示し、表示時間カウンタをクリアする。その後、ステップS1304へ戻る。例えば、ステップS2103で図7のピアノが表示された場合には、図4〜図6、図8、図9の中で、波形データが新しく更新された順に表示する。
ステップS2107では、アニメーション表示フラグをクリアし、図10の通常演奏時の通常画面を表示し、波形データの最新更新順及びアニメーション表示カウンタを基に波形データを更新する。すなわち、電子楽器は、サーバから波形データを受信してメモリに更新記憶する。その後、図12のメインルーチンに戻る。波形データの最新更新順及びアニメーション表示カウンタを参照することにより、鍵盤108又はスイッチ104の操作時に表示されていた楽器を特定することができ、その楽器に対応した音色の波形データを更新することができる。
また、第5の実施形態と同様に、特定スイッチを押しながら押鍵したときには、図10の通常画面表示に移行せずに、他の波形データを更新できるようにしてもよい。
また、波形データの更新を有料にしたときには、購入手続きが終了した場合には、フラッシュメモリ等の楽器のROM領域に書き込み、その後は永続的に波形データを使用可能にすることができる。それに対して、購入手続きが終了していない場合には、バックアップ電源を持たないRAM領域に書き込むことにより、一時的に波形データを使用可能にすることができる、又は更新された音色を紹介する簡単なフレーズを再生するためのデータを記憶可能にしてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、図4〜図9の楽器の表示中に操作子が操作されるとその表示中の楽器に応じた音色の波形データを最新のものに更新する。電子楽器は、ネットワークを介して最新の波形データをサーバから受信して更新する。図4〜図9の楽器画像は、サーバの音色の波形データの更新順に応じて順次表示される。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の第1の実施形態による電子楽器の構成例を示すブロック図である。 RAMに記憶されるデータを示す図である。 鍵盤を示す図である。 電子楽器の電源が投入されると表示装置に順次表示される画像を示す図である。 電子楽器の電源が投入されると表示装置に順次表示される画像を示す図である。 電子楽器の電源が投入されると表示装置に順次表示される画像を示す図である。 電子楽器の電源が投入されると表示装置に順次表示される画像を示す図である。 電子楽器の電源が投入されると表示装置に順次表示される画像を示す図である。 電子楽器の電源が投入されると表示装置に順次表示される画像を示す図である。 図4〜図9の楽器画像が一通り表示された後に表示される通常画面を示す図である。 音色設定のデータを示す図である。 第1の実施形態による電子楽器のメインルーチンの処理例を示すフローチャートである。 図12の初期化処理の処理例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による初期化処理の処理例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態による初期化処理の処理例を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態による初期化処理の処理例を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施形態による初期化処理の処理例を示すフローチャートである。 鍵盤の音域とオクターブシフトの関係を示す図である。 第5の実施形態による初期化処理の処理例を示すフローチャートである。 本発明の第6の実施形態による通信システムの構成例を示すブロック図である。 第6の実施形態による初期化処理の処理例を示すフローチャートである。 レジストレーション設定のデータを示す図である。
符号の説明
101 バス
102 パネル
103 表示装置
104 スイッチ
105 CPU
106 ROM
107 RAM
108 鍵盤
109 タッチセンサ
110 MIDIインターフェース
111 波形発生部
112 波形メモリ
113 DA変換器
114 サウンドシステム
115 通信インターフェース

Claims (13)

  1. 電源が投入されると複数の楽器の画像を順次表示する表示手段と、
    操作可能な操作子と、
    前記楽器の表示中に前記操作子が操作されるとその表示中の楽器に応じて音色を設定する設定手段と
    を有する電子楽器。
  2. 前記表示手段は、前記楽器の表示中に前記操作子が操作されなければ前記複数の楽器の画像をすべて順次表示した後に通常画面を表示し、前記楽器の表示中に前記操作子が操作されるとその時点で前記通常画面を表示する請求項1記載の電子楽器。
  3. 前記設定手段は、前記楽器の表示中に前記操作子が操作されるとその表示中の楽器に応じて音色及びリズムを設定する請求項1又は2記載の電子楽器。
  4. さらに、音色選択操作子の操作に応じて複数の音色のうちの1つを選択する音色選択手段を有し、
    前記表示手段は、前記音色選択頻度に応じて前記複数の楽器の画像を順次表示する請求項1又は2記載の電子楽器。
  5. 前記設定手段は、前記楽器の表示中に前記操作子が操作されるとその表示中の楽器に応じてレジストレーションを設定する請求項1又は2記載の電子楽器。
  6. 前記操作子は鍵盤であり、
    前記設定手段は、前記楽器の表示中に前記鍵盤が押鍵されるとその表示中の楽器に応じて音色を設定すると共に、前記押鍵された鍵の音高に応じてオクターブシフトを設定する請求項1又は2記載の電子楽器。
  7. 電源が投入されると複数の楽器の画像を順次表示する表示手段と、
    操作可能な操作子とを有し、
    前記表示手段は、前記楽器の表示中に前記操作子が操作されなければ前記複数の楽器の画像をすべて順次表示した後に通常画面を表示し、前記楽器の表示中に前記操作子が操作されるとその時点で前記通常画面を表示する電子楽器。
  8. 電源が投入されると複数の楽器の画像を順次表示する表示手段と、
    操作可能な操作子と、
    前記楽器の表示中に前記操作子が操作されるとその表示中の楽器に応じた音色の波形データを最新のものに更新する設定手段と
    を有する電子楽器。
  9. 前記設定手段は、ネットワークを介して前記最新の波形データをサーバから受信して更新する請求項8記載の電子楽器。
  10. 前記表示手段は、前記楽器の表示中に前記操作子が操作されなければ前記複数の楽器の画像をすべて順次表示した後に通常画面を表示し、前記楽器の表示中に前記操作子が操作されるとその時点で前記通常画面を表示する請求項9記載の電子楽器。
  11. 電源が投入されると複数の楽器の画像を順次表示する表示ステップと、
    前記楽器の表示中に操作子が操作されるとその表示中の楽器に応じて音色を設定する設定ステップと
    を有する電子楽器の処理方法。
  12. 電源が投入されると複数の楽器の画像を順次表示する楽器表示ステップと、
    前記楽器の表示中に操作子が操作されなければ前記複数の楽器の画像をすべて順次表示した後に通常画面を表示し、前記楽器の表示中に前記操作子が操作されるとその時点で前記通常画面を表示する通常画面表示ステップと
    を有する電子楽器の処理方法。
  13. 電源が投入されると複数の楽器の画像を順次表示する表示ステップと、
    前記楽器の表示中に操作子が操作されるとその表示中の楽器に応じた音色の波形データを最新のものに更新する設定ステップと
    を有する電子楽器の処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009258291A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Yamaha Corp 音声データ処理装置およびプログラム

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