JP3487176B2 - 演奏情報作成表示装置及びそのための記録媒体 - Google Patents

演奏情報作成表示装置及びそのための記録媒体

Info

Publication number
JP3487176B2
JP3487176B2 JP15266698A JP15266698A JP3487176B2 JP 3487176 B2 JP3487176 B2 JP 3487176B2 JP 15266698 A JP15266698 A JP 15266698A JP 15266698 A JP15266698 A JP 15266698A JP 3487176 B2 JP3487176 B2 JP 3487176B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
information
screen
musical instrument
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15266698A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11344975A (ja
Inventor
康彦 岡村
謙一良 斎藤
由子 福島
明 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP15266698A priority Critical patent/JP3487176B2/ja
Publication of JPH11344975A publication Critical patent/JPH11344975A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3487176B2 publication Critical patent/JP3487176B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、楽器の演奏情報、特
に、複数のパートに夫々楽器及び楽器演奏データが割り
当てられる演奏情報を、情報画面表示の援助によって作
成する演奏情報作成表示装置及びそのための記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動演奏装置においては、通
常、複数パート分の演奏データを扱うことができ、パー
ト毎に演奏データの入力及び編集並びに再生を行うこと
ができるようになっている。このような自動演奏装置の
ために、楽曲データを新規に作成するときには、扱うこ
とができる全パート分のトラックをディスプレイ上に表
示して、ユーザによる演奏データの入力及び編集操作を
待つ状態にしておくことが多い。また、楽曲データを新
規に作成するときには、初期状態において、全パートの
うちの特定のパート、例えば、第10パートが「ドラ
ム」に割当て(アサイン)され、残りのパートは、全
て、「ピアノ」が割り当てられることが多い。これは、
「ピアノ」が、通常、初期値として音色番号の先頭に設
定されることによる。
【0003】さらに、自動伴奏機能をもった自動演奏装
置においては、伴奏スタイルを選択すると共に、和音進
行情報(コードシーケンスデータ)を用いて和音進行
(コード進行)の指令を与えると、選択された伴奏スタ
イルデータが、与えられた和音進行に合った音で再生さ
れるようになっている。そして、この種の自動演奏装置
のために、どの伴奏スタイルデータが選択されたか、或
いは、選択された伴奏スタイル内のセクション(イント
ロ、メイン、フィルイン、エンディング等)を順次切り
換えて指定するセクション進行情報(セクションシーケ
ンスデータ。尚、以下において、「スタイル・セクショ
ン切換えデータ」ということがある。)等を楽曲の進行
に従って記録したり、和音進行情報を記録することがで
きるようにしている。
【0004】上記のような従来の自動演奏装置用演奏情
報作成表示方法では、全パート分のトラックが表示され
ているので、表示が煩雑となり、初心者にとっては、何
をすればよいのか解りづらい。また、特定の第10パー
トの「ドラム」以外のパートには、全て、「ピアノ」が
割り当てられているので、各パートに割り当てる楽器種
類の変更の仕方を知らないと、「ドラム」と「ピアノ」
だけのパートしか入力及び編集することができない。
【0005】また、和音進行情報やセクション進行情報
(スタイル・セクション切換えデータ)は、演奏データ
が記録されている通常のトラックとは異なるトラックに
記録されるので、所望パートの編集操作を分かりにくく
している。例えば、伴奏スタイルデータによって再生さ
れる「ベース」パートを編集しようとした場合に、
「『ベース』パートの編集=セクション進行情報や和音
進行情報の編集」という結びつきが解りづらく、従っ
て、どこのトラックのデータを編集すれば所望の「ベー
ス」パートに反映されるのか、解りづらい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこのような
問題点を考慮してなされたもので、この発明の主たる目
的は、入力及び編集当初の画面表示を工夫することによ
って、初心者であっても入力及び編集のための操作を容
易に理解することができ、使い勝手を向上することがで
きる演奏情報作成表示装置及びそのための記録媒体を提
供することにある。
【0007】より具体的にいうと、この発明の一つの目
的は、所定の楽器パートに対するセクション進行情報や
和音進行情報の入力及び編集画面を表示することによっ
て、初心者であっても伴奏スタイルデータに基づく楽器
パートの入力及び編集を容易に行うことができる演奏情
報作成表示装置及びそのための記録媒体を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明に従う
と、楽器の演奏情報を画面表示に従って作成する演奏情
報作成表示装置において、演奏情報を入力乃至編集する
ための画面を表示する表示手段、伴奏スタイルデータに
基づく楽器の演奏情報についての入力乃至編集を指示す
る指示手段、及び、上記入力乃至編集の指示に基づき、
当該伴奏スタイルデータに基づく楽器のセクション進行
情報乃至和音進行情報についての入力乃至編集画面を上
記表示手段上に表示させる表示制御手段を具備すること
によって、前記課題が解決される。
【0009】また、この発明に従う記録媒体は、楽器の
演奏情報を画面表示に従って作成するために使用される
コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、伴奏ス
タイルデータに基づく楽器の演奏情報についての入力乃
至編集を指示するステップ、及び、上記入力乃至編集の
指示に基づき、当該伴奏スタイルデータに基づく楽器の
セクション進行情報乃至和音進行情報についての入力乃
至編集画面を表示するステップを含むプログラムが記録
される。
【0010】つまり、この発明によると、伴奏スタイル
データに基づく楽器パートの入力及び編集が指示される
と、セクション進行情報や和音進行情報の入力及び編集
の表示画面になる。従って、伴奏スタイルデータに基づ
いて再生される楽器パートを選択し、「入力・編集」を
指示すると、セクション進行情報や和音進行情報の入力
及び編集画面にすることにより、初心者であっても容易
に伴奏スタイルデータに基づく楽器パートの入力及び編
集を可能にする。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の好適な実施例を詳述する。なお、以下の実施例にお
いては、パート数、デフォルトにされる特定パート、パ
ートに対する楽器の割当て等に関して具体例を示しつ
つ、この発明が説明されるが、これらは単なる一例であ
って、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が
可能である。
【0015】〔ハードウエア構成〕図1を参照すると、
ここには、この発明の一実施例による演奏情報作成表示
装置のハードウエア構成が示されている。この例では、
演奏情報作成表示装置は、中央処理装置(CPU:cent
ral processing unit )1、タイマ2、読出専用メモリ
(ROM:read only memory)3、ランダムアクセスメ
モリ(RAM:randomaccess memory)4、第1の検出
回路5、第2の検出回路6、表示回路7、音源回路8、
効果回路9、外部記憶装置10、MIDI(Musical In
strument Digital Interface)インターフェイス(I/
F)11及び通信インターフェイス12等を備え、これ
らの装置はバス13を介して互いに接続される。
【0016】また、第1及び第2の検出回路5,6に
は、キーボード14やマウス15等の入力装置が接続さ
れ、表示回路7にはディスプレイ16が接続され、効果
回路9には、音源回路8からの演奏データに基づく楽音
を演奏することができるように、サウンドシステム17
が接続されている。
【0017】これらの装置1〜17によるシステムは、
パーソナルコンピュータにアプリケーションソフトウエ
アを加えた形態で実施することができ、音源内蔵パーソ
ナルコンピュータシステムや、ハードディスク付きシー
ケンサに音源及びディスプレイを加えたシステムと同様
の構成とすることができる。従って、アプリケーション
ソフトウエアは、外部記憶装置10を利用して、磁気デ
ィスク、光ディスク、半導体メモリ等の記録媒体に記憶
させてシステムに供給することができる。
【0018】また、この発明のシステムは、入力装置に
鍵盤、ペダル、各種操作スイッチを備える操作パネル等
を用いたり、音源装置、自動演奏装置等を内蔵した電子
楽器の形態で実施することができる。電子楽器の形態を
採る場合には、鍵盤楽器タイプに限らず、弦楽器タイ
プ、打楽器タイプ等の形態でもよい。さらに、音源装置
や自動演奏装置を1つの電子楽器本体に内蔵したものに
限らず、それぞれが別体の独立装置であり、後述するよ
うなMIDI機器や各種ネットワーク等の通信手段を用
いて各装置を接続するものであってもよい。なお、この
発明のシステムは、カラオケ装置における楽曲データの
作成装置に適用することもできる。
【0019】この発明のシステムは、さらに、MIDI
インターフェイス11を介してMIDI機器18に接続
され、通信インターフェイス12は、通信ネットワーク
19を介してサーバコンピュータ20と通信することが
できる。従って、後述するように、アプリケーションソ
フトウエアをネットワーク19を介して供給することも
できる。
【0020】システム全体を制御するCPU1は、割込
み処理に利用されるテンポクロックを発生するタイマ2
を具備しており、所定のプログラムに従って種々の制御
を行い、特に、後述する和音進行情報の表示及び編集機
能を中枢的に遂行する。ROM3には、このシステムを
制御するための所定の制御プログラムが記憶されてお
り、これらの制御プログラムには、後で説明する演奏情
報作成時の表示及び編集に関する各種処理プログラムを
含ませることができる。RAM4は、これらの表示乃至
編集に際して必要なデータやパラメータを記憶し、ま
た、各種レジスタやフラグ等を一時記憶するためのワー
ク領域として用いられる。
【0021】第1及び第2の検出回路5,6は、入力装
置14,15からの入力操作情報をそれぞれ検出するも
のである。入力装置には、操作パネルタイプのものとし
てキーボード14が用いられ、座標入力操作子タイプの
ものとしてマウス15が用いられ、キーボード14に
は、この演奏情報作成表示装置の操作に必要なスイッチ
類を付設することができる。従って、これらの入力装置
によって、各種の指示、選択、データ入力等々の入力操
作を行うことができる。
【0022】〔記録媒体〕外部記憶装置10には、ハー
ドディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive )、フ
ロッピーディスクドライブ(FDD:Floppy Disk Driv
e )、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory
)ドライブ、光磁気(MO:Magneto-Optical )ディ
スクドライブ、DVD(Digital Video Disk)タイプの
ディジタル多目的ディスクの駆動装置等々、種々ある記
憶装置のうちから、必要に応じて一つ又は複数の記憶装
置が使用される。外部記憶装置10の記憶媒体には、各
種伴奏データを含む楽曲データが、例えば、MIDIフ
ォーマットに従って記憶されている。
【0023】前述したように、ROM3に記憶される制
御プログラムには、この発明による演奏情報作成表示に
関する各種処理プログラムを含ませることができるが、
このような処理プログラムは、アプリケーションソフト
ウエアとして、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディ
スク、半導体メモリ等の外部記憶装置10の記憶媒体か
ら、システムに供給するようにしてもよく、さらに、後
述するように、通信ネットワーク19を介して供給する
ようにしてもよい。そこで、HDDを用いて各種処理プ
ログラムを含む制御プログラムを供給する場合の例を、
以下に説明する。
【0024】〔HDD、CD−ROMドライブを利用す
る例〕HDDは、周知のように、制御プログラムや各種
データを記憶しておくための記憶装置であって、ハード
ディスク(HD)を記録媒体としている。例えば、RO
M3に制御プログラムが記憶されていない場合には、こ
のHDD内のハードディスクに制御プログラムを記憶さ
せておき、このプログラムをRAM4に読み込むことに
よって、ROM3に制御プログラムを記憶している場合
と同様の操作をCPU1に行わせることができる。この
ようにすると、制御プログラムの追加やバージョンアッ
プ等を容易に行うことができる。
【0025】一方、CD−ROM(Compact Disk Read
Only Memory )ドライブは、可搬の記録媒体であるCD
−ROMに記憶されている制御プログラムや各種データ
を読み出すための装置である。従って、このCD−RO
Mに制御プログラムや各種データを記憶させておき、こ
の装置により読み出された制御プログラムや各種データ
を、HDD内のハードディスク上にストアすることによ
って、同様の操作をCPU1に行わせるようにすること
ができる。このようにすると、制御プログラムの新規イ
ンストールやバージョンアップ等を容易に行うことがで
きる。
【0026】なお、外部記憶装置10としては、前述の
ように、CD−ROMドライブ以外にも、FDD、MO
ドライブのように挿脱可能な可搬の記録媒体を使用する
もの等々、様々な形態のメディアを利用するための装置
があるので、HDDに加えて、これらの装置の中から必
要に応じて選ばれた一つ乃至複数の装置を設けるように
してもよい。この場合、装着される記録媒体がフロッピ
ーディスク(FD)のように書込可能なものであれば、
システムで得られたデータをこの記録媒体に記憶させて
外部に取り出すことができる。
【0027】〔ネットワークを利用してプログラムをダ
ウンロードする例〕通信インターフェイス12は、LA
N(Local Area Network)、インターネット(Interne
t)、電話回線等の通信ネットワーク19に接続されて
おり、このような通信ネットワーク19を介してサーバ
コンピュータ20に接続される。この通信インターフェ
イス12は、例えば、ROM3に制御プログラムが記憶
されていない場合に、サーバコンピュータ20から制御
プログラムや各種データをダウンロードするために用い
ることができる。
【0028】この場合、クライアントとなる図1のシス
テムは、通信インターフェイス12及び通信ネットワー
ク19を介し、サーバコンピュータ20に対して制御プ
ログラムや各種データのダウンロードを要求するコマン
ドを送信する。サーバコンピュータ20は、このコマン
ドを受けると、要求されたプログラムやデータを通信ネ
ットワーク19上に配信する。従って、これらのプログ
ラム及びデータは、通信インターフェイス12を介して
このシステムにより受信され、HDD内のハードディス
クに蓄積され、これによって、ダウンロードを完了する
ことができる。
【0029】〔音源装置〕音源回路8及び効果回路9
は、作成された演奏情報に基づくデータを供給すること
によって、サウンドシステム17から演奏楽音を試聴す
ることができる。この音源回路8及びサウンドシステム
17は、また、必要に応じて、システム内の演奏データ
或いはMIDI機器18からの演奏データを再生するよ
うに構成することもできる。
【0030】従って、音源回路8及び効果回路9の構成
は、種々の形態で実施することができる。例えば、音源
回路8の方式は、波形メモリ方式、FM方式、物理モデ
ル方式、高調波合成方式、フォルマント方式、「VCO
+VCF+VCA」タイプのアナログシンセサイザ方式
等々、どのような方式であってもよい。また、専用のハ
ードウエアを使用して音源回路を構成するものに限ら
ず、「DSP(Digital Signal Processor:ディジタル
信号プロセッサ)+マイクロプログラム」や「CPU+
ソフトウエアプログラム」等のソフトウエアタイプの方
式で音源回路を構成するようにしてもよい。さらに、こ
の音源回路8の形式は、1つの回路を時分割で使用する
ことによって複数の発音チャンネルを形成するようなも
のでもよいし、1つの発音チャンネルが1つの回路で構
成されるような形式のものであってもよい。
【0031】なお、表示回路7は、この発明による演奏
情報作成時の各種処理に基づいて得られる表示情報がバ
ス13を介して供給され、ディスプレイ16の画面上に
対応する表示を行う。また、MIDIインターフェイス
11は、必要に応じて、MIDI機器等の他の外部楽音
情報処理装置18との間で、各種楽音データを送受する
ことができるようにするために、所定のフォーマット変
換を行うインターフェイスである。
【0032】〔演奏情報〕この発明による演奏情報作成
表示機能を具体的に説明する前に、この発明に関係する
各種情報について簡単に説明しよう。先ず、1つの楽曲
の「演奏情報」は、一般に、多数のパートの演奏データ
から構成され、パートの総数は、16とすることが多い
が、これに限らず任意に設定することができる。また、
各パートには、対応する楽器及びその楽器の演奏データ
が設定される。図2には、パート総数を16とした場合
に構成される一曲分の演奏情報の一例が示されている。
第1〜第16パートから成る16のパートには、通常、
対応する楽器及びこの楽器の一曲分の演奏データがそれ
ぞれ設定され、通常パートの演奏情報(ソングデータ)
を構成する。
【0033】通常パートの演奏情報(ソングデータ)に
並行して、マスタトラックには、テンポ、拍子、和音の
進行、スタイル及びセクションの切換え等々に関する情
報が設定される。また、演奏情報には、伴奏スタイルデ
ータを使用するか否か、各パートが「ステージ」上にあ
がっており利用可能なのか「楽屋」裏に下がっていて利
用不能なのか等を表わす管理データが付加される。
【0034】この発明は、このように構成される演奏情
報を新規に作成したり、或いは、その入力及び編集等を
行うものであるが、この発明の一つの特徴に従うと、通
常パートの演奏情報のうち、所定数のパートに「伴奏ス
タイルデータ」を使用することができる。例えば、図2
の下部に示されるように、第9〜第16パートの8つの
通常パートを使用せず、これらの通常パートに代えて、
所定の楽器及び1〜数小節分の演奏データから成る伴奏
スタイルデータを使用する8パートを、伴奏スタイルパ
ートとして利用することができるようにしている。
【0035】この発明では、さらに、伴奏スタイルデー
タの使用に合わせて、マスタトラック上の、スタイル及
びセクションの切換えに関する情報即ち「セクション進
行情報」や、和音の進行に関する情報即ち「和音進行情
報」を編集可能とし、編集の結果は、これらの情報に反
映され、また、管理データには伴奏スタイルデータを使
用する旨が反映される。
【0036】〔自動演奏データについて〕なお、この発
明の演奏情報のような自動演奏に用いられる自動演奏デ
ータは、種々多様な形態で実施することができる。例え
ば、演奏データのフォーマットについては、演奏イベン
トの発生時刻を1つ前のイベントからの時間で表わした
「イベント+相対時間」、演奏イベントの時刻を楽曲や
小節内における絶対時間で表わした「イベント+相対時
間」、音符の音高と符長或いは休符と休符長で表わした
「音高(休符)+符長」、演奏の最小分解能毎にメモリ
の領域を確保しておき、演奏イベントの発生する時刻に
対応するメモリ領域に演奏イベントを記憶した「べた方
式」等、どのようなものでもよい。
【0037】また、自動演奏のテンポを変更する方法に
ついては、テンポクロックの周期を変更するものや、テ
ンポクロックの周期はそのままでタイミングデータを変
更するもの、或いは、1回の処理においてタイミングデ
ータをカウントする値を変更もの等、どのようなもので
あってもよい。
【0038】さらに、自動演奏データは、複数のチャン
ネルのデータが混在した形式であってもよいし、各チャ
ンネルのデータがトラック毎に分かれている形式であっ
てもよい。
【0039】演奏データの記憶態様についても、時系列
の演奏データが連続する領域に記憶されるものに限ら
ず、飛び飛びの領域に散在して記憶されているデータ
を、連続するデータとして別途管理するようにしてもよ
い。要するに、時系列的に連続する演奏データとして管
理することができればよく、メモリ上で連続して記憶さ
れているか否かは問題ではない。
【0040】〔各種情報〕次に、図3〜図5により、伴
奏スタイルデータ、セクション進行情報、和音進行情報
等について簡単に説明する。「伴奏スタイルデータ」
は、図3に概略的に概念を例示するように、「ポップス
1」、「ポップス2」、「ジャズ」、「クラシック」、
…等々の「伴奏スタイル」毎に集めた伴奏音データ片
を、伴奏パターンの最小単位である「セクション」(1
〜数小節)毎に、夫々「セクションデータ」として纏め
た伴奏音データ片の集合体であり、外部記憶装置10の
伴奏データ記憶部の所定領域に記憶される。
【0041】図3の例では、ポップス1の伴奏スタイル
データは、イントロ、メイン及びエンディング、並びに
各セクションでの伴奏を滑らかに繋ぐためのフィルイン
という4つのセクションに区分され、各セクション毎
に、イントロA・イントロB、メインA・メインB・メ
インC、フィルインAA・フィルインAB・フィルイン
BB・フィルインCC、エンディングA・エンディング
Bという種類名で区分された複数のセクションデータ
(伴奏音データ片)が設定されている。
【0042】また、各セクションデータには、リズム
音、各種伴奏用楽器音及び和音についての演奏データが
含まれ、各セクション情報中の和音演奏データについて
は、基準となる和音で所定のフォーマットで、例えば、
Cmajを用いてMIDIフォーマットに従って、記述
されている。
【0043】次に、「セクション進行情報」は、楽曲演
奏の進行に従って、伴奏スタイルデータ中からセクショ
ンデータを時系列的に順次指定するための情報であり、
図4の構成例に示されるように、伴奏スタイルを指定す
る伴奏スタイル指定データSt、各セクションの開始及
び終了時間位置(通常、小節単位)を表すセクション開
始タイミングデータTssi,Tsei(i=1,2,
3,…)、セクションデータ名を指定するセクション情
報Sni、及び、セクション進行情報の最終位置を表す
セクション進行エンドデータSeから構成することがで
き、例えば、外部記憶装置10の伴奏データ記憶部の所
定領域に記憶される。
【0044】つまり、各セクション情報Sniは、対応
するセクションデータの記憶領域を指定し、その前後に
あるタイミングデータTssi,Tseiは、指定され
たセクションデータによる伴奏の開始及び終了を指示す
る。従って、このセクション進行情報を用いて、伴奏ス
タイル指定データStで指定された伴奏スタイルデータ
の中から、タイミングデータTssi,Tsei及びセ
クション情報Sniの組合わせの繰返しで、セクション
データを順次指定することができる。
【0045】一方、「和音進行情報」は、楽曲演奏の進
行に従って演奏されるべき和音を時系列的に順次指定す
るための情報であり、図5の構成例に示されるように、
調情報Ky、各和音の開始及び終了時間位置(通常、拍
単位)を表す和音開始及び終了タイミングデータTcs
j,Tcej(j=1,2,3,…)、和音名Cnjを
規定するための和音根音情報Crj及び和音タイプ情報
Ctj、並びに、和音進行情報の最終位置を表す和音進
行エンドデータCeから構成することができ、例えば、
外部記憶装置10の伴奏データ記憶部の所定領域に記憶
される。
【0046】ここで、各2つの情報Crj,Ctjで規
定される和音情報Cnjは、セクション情報Sniで指
定されたセクションデータ中の和音演奏データに対して
演奏すべき和音の種類を指示し、その前後にあるタイミ
ングデータTcsi,Tceiは、この和音による演奏
の開始及び終了を指示する。従って、この和音進行情報
を用いると、調情報Kyにより調を指定した上、タイミ
ングデータTcsj,Tcej及び和音情報Cnjの組
合わせの繰返しによって、演奏すべき和音を順次指定す
ることができる。
【0047】なお、セクション進行情報や和音進行情報
のタイミングは、通常、小節単位或いは拍単位で設定さ
れるが、必要に応じて他の任意のタイミングを採用する
ことができ、例えば、クロックタイミング単位でタイミ
ング設定し、楽曲の小節先頭からのクロックタイミング
数を各種タイミングデータ等に使用することができる。
また、或るセクションSni又は和音Cnjの終了後直
ちに次のセクションSni+1或いは和音Cnj+1が
開始する場合は、終了タイミングデータTsei,Tc
ei又は開始タイミングデータTss+1,Tcei+
1の何れかを省略することができる。また、この実施例
においては、マスタトラック内にセクション進行情報及
び和音進行情報が混在して記憶されている。
【0048】セクション情報及び和音進行情報から所望
の演奏音を得る手法を簡単に説明する。「セクション進
行情報」中の伴奏スタイル指定データStと、順次読み
出されるセクション情報Sniにより指定されたセクシ
ョン(例えば、「ポップス1」の「メインA」)の伴奏
音データ片が読み出されると、読み出された伴奏音デー
タ片は音高変換部に供給される。ここで、各セクション
データは、基準となる和音(例えば、「Cmaj」)に
従って記憶されている。音高変換部には、前記基準とな
る和音に従った伴奏音データ片を、指定された任意の和
音に従った音に変換するための変換規則を記述した変換
テーブルが用意されている。「和音進行情報」から順次
読み出された任意の和音情報Cnj(例えば、「Dma
j」)が音高変換部に供給されると、前記基準となる和
音に従った伴奏音データ片は、この変換テーブルに基づ
いて、前記読み出された任意の和音情報Cnjに従った
音に変換される。この変換された音が音源回路8に与え
られ、サウンドシステム17を介して発音される。セク
ション進行情報から読み出されるセクション情報が変化
する毎に、音高変換部に供給される伴奏音データ片が変
化するので、発音される音が変化する。一方、和音進行
情報から読み出される和音情報が変化したときは、音高
変換部における変換規則が変化し、その結果、発音され
る音が変化する。
【0049】〔ステージ画面(初期状態)〕次に、図6
〜図12には、この発明の一実施例による演奏情報作成
表示処理においてディスプレイ16上に現われる種々の
表示画面が示されており、先ず、図6には、この演奏情
報作成表示処理において最初に現われる初期状態の「ス
テージ画面」が示されている。
【0050】そこで最初に、図6の初期状態のステージ
画面を例にしてこの発明の表示画面の基本的構成を説明
すると、この発明による表示画面は、主表示エリアM
R、副表示エリアAR、伴奏スタイル選択欄SS及び機
能選択欄FSを備えている。主表示エリアMRは、この
発明の特徴に従った各種の主画像を表示するためのエリ
アであり、その下の副表示エリアARは、エリアMRの
主画像に対して各種案内を行う副次的な画像を表示する
ためのエリアである。また、左側の伴奏スタイル選択欄
SSには、伴奏スタイルを選択するための複数の伴奏ス
タイルアイコンSk(k=1,2,3,…)が表示され
る。
【0051】下部左側の機能選択欄FSには、各種処理
機能を選択するために複数の機能選択ボタンFBm(m
=1,2,3,…)が表示され、これらの機能選択FB
mは、ディスプレイ16上に表示される画面の内容に応
じて、必要な機能が設定され、対応する表示がなされ
る。この初期画面の例では、機能選択ボタンFBmとし
て、新たな楽曲を作成するための「新規作成」ボタンN
B、既存曲をロードして再生や編集を可能とするための
「開く」ボタンOB、作成・編集済みの楽曲を保存する
ための「保存」ボタンSB、楽器を作成するための「入
力・編集」ボタンEB、各パートにおける楽器を変更す
るための「楽器」ボタンIB等が表示されている。ま
た、主表示エリアMRには「ステージ」が表示されると
共に、このステージの右下隅には、後述する「楽屋画
面」に切替え表示するための「楽屋」ボタンBBが表示
されている。さらに、ステージ画面の右上隅にはメイン
処理を終了させるための「クローズ(×)」ボタンがC
Lが表示されている。
【0052】図6に示されるように、初期状態の「ステ
ージ画面」においては、ステージ上には何も表示されて
いない。すなわち、初期状態のステージ画面とは、これ
から新たな楽曲を作成する前、或いは、既に作成済みの
楽曲を開く前の状態の画面である。この状態で「新規作
成」ボタンNB又は「開く」ボタンOBをマウス15で
操作することによって、新たな楽曲の作成準備或いは既
存曲のロードがなされ、ステージ上には、各パートに対
応した1乃至複数の楽器演奏者アイコンが表示される。
【0053】〔ステージ画面〕一般に、1つの楽曲の演
奏情報は16パート分の演奏データから構成され、16
パートのそれぞれには、通常、対応する楽器及びその楽
器の演奏データが設定される。この発明の特徴に従う
と、演奏情報の新規作成時には、まず、これら全通常パ
ートのうち、複数の特定のパートが編集可能な編集候補
パートとして抜き出され、これらの特定パートには基本
的構成の楽器が自動的に割り当てられ、このことがディ
スプレイ16上にデフォルトにして表示される。この実
施例では、第1、第2、第3、第4及び第10パートの
5つのパートが、デフォルトの特定パートとされ、それ
ぞれ、「サックス(Sx)」、ギター(Gt)」、「ベ
ース(Bs)」、「ピアノ(Pn)」及び「ドラム(D
r)」に割当てられる。このうち、第1パートは、メロ
ディに対応するパートとされている。
【0054】図7(a)には、図6の初期状態のステー
ジ画面において、機能選択欄FS内の新規作成ボタンN
B等をマウス15で操作して「新規作成」機能等を選択
した場合の「ステージ画面」の一例が示されている。主
表示エリアMRには、ステージを背景にして、デフォル
トの特定パートに対応する楽器演奏者アイコンPsx,
Pgt,Pbs,Ppn,Pdrが、それぞれ、パート
番号“1”,“2”,“3”,“4”,“10”と共に
現われる。また、この画面のステージ画像のように、ス
テージ上にあがっていることが表わされる楽器演奏者に
対応するパートは、発音並びに演奏データの入力及び編
集の対象となる。
【0055】図7(a)のステージ画面の主表示エリア
MRには、楽器演奏者アイコンPIが、図面表示の都合
上実際の表示状態ではなく極めて簡略化して示されてい
るが、実際には、アイコン画像を見ただけで楽器や通常
パートを識別できるように、当該楽器及びその楽器を演
奏している人物をデザイン化した画像を用いて表示する
のが好ましい。例えば、図7(b)には、一例としてド
ラム演奏者アイコンの画像例が示されており、この例で
は、楽器を容易に識別することができるように、楽器画
像と人物画像の明度を異ならせている。なお、都合によ
っては、実際の表示も図7(a)に示されるような簡単
な表示にしてもよい。
【0056】このようなステージ画面においては、主表
示エリアMRに表示されている楽器演奏者アイコンPI
から所望のアイコンを指定すると、このアイコンには、
外枠を囲ったりアイコン画像全体の明度を上げたり或い
は画像の明度を反転する等の、強調表示がなされると共
に、これに対応する所定の楽器のパートに対して所望の
処理を行うことが可能な状態になる。例えば、図7
(a)のステージ画面では、マウス15によりサックス
演奏者アイコンPsxが指定され、指定された演奏者ア
イコンPsxが外枠で囲われて、第1パートのサックス
(Sx)が処理可能な対象であることが表わされてい
る。従って、この表示状態で、機能選択エリアFR内か
ら「入力・編集」ボタンEBを選択してこれを操作する
と、これに対応する入力・編集画面がディスプレイ16
上に表示され、サックス(Sx) についての第1パート
の演奏データを入力及び編集することができる。また、
図示しない「ソロ再生」ボタンGBの選択によってこの
パートのみの発音を行うことができる。
【0057】さて、主表示エリアMR内に表示されてい
ない残りの11パートは、楽屋に入っており、新規作成
初期画面を表示する現段階では編集不能なパートであ
る。このエリアMRの右下隅の「楽屋」ボタンBBの操
作によって、残りの11パートが入っている楽屋の画面
を開くことができる。ここで、これらの残余パートに対
応する楽器については、新規作成時には、取り敢えず、
ピアノ(Pn)が割当てられており、この割当ては後で
変更することができる。また、この画面の場合のよう
に、楽屋に入っている楽器演奏者のパートは、演奏デー
タの入力及び編集の対象とはならず、さらに、演奏デー
タがあってもミュートされ発音の対象とはならない。な
お、楽屋に入っている楽器演奏者のパートは、前述のよ
うに、演奏データの入力及び編集ができず、更に演奏デ
ータがあっても発音の対象にならないというものに限ら
ず、演奏データがあってもミュートされて発音の対象と
はならないだけでもよい。すなわち、楽屋に入っていて
も楽屋画面を開くことによって演奏データの入力及び編
集ができるようにしてもよい。
【0058】〔楽屋画面〕図7(a)のステージ画面の
ように、主表示エリアMRの全域にステージ画像が表示
されている画面においては、楽屋ボタンBB上で、例え
ば、マウス15をクリック操作することによって、エリ
アMRに楽屋裏を表示した楽屋画面を開くことができ
る。例えば、図7(a)の画面において、何ら入力或い
は編集を行わない状態でマウス15の左クリックにより
楽屋ボタンBBを操作して楽屋画面を開いた場合には、
図8に示すような楽屋画面が表示され、図示の楽屋画面
の例では、エリアMR内が「楽屋」のタイトルが記され
た楽屋表示域BR及び「ステージ」のタイトルが記され
たステージ表示域SRに分かれる。
【0059】楽屋画面においては、楽器演奏者アイコン
PIを、ステージ(SR)から楽屋(BR)に、或いは
その逆にドラッグアンドドロップすると、そのパートを
楽屋或いはステージに移動させる「ステージ上/楽屋裏
間移動」の処理を行うことができる。なお、図8の楽屋
画面でも、主表示エリアMR内のアイコンが、前述した
ように、実際の表示状態ではなく簡略化して示されてい
るが、実際の表示も図示のような簡単な表示にしてもよ
い。
【0060】また、楽屋表示域BR内には、ピアノ(P
n)に対応する演奏者アイコンPpnがパート番号
“5”〜“9”,“11”〜“16”と共に表示され、
この表示によって、ステージに上がっていない残りの1
1パートが、第5〜9及び第11〜16パートであり、
取り敢えずピアノ(Pn)が割り当てされていることが
解るようになっている。一方、ステージ表示域SR内に
は、ステージ画面(図6)のステージ画像(エリアM
R)と同じ内容が、縮小或いは簡略化して表示されると
共に、下部に「ステージ」ボタンSBが表示される。ス
テージボタンSBを操作すると、表示域SRのステージ
画像が主表示エリアMR全域に表示される図7(a)の
ようなステージ画面を開くことができる。
【0061】なお、ステージ画面や楽屋画面の実施形態
は、図7や図8に示したタイプのものに限らず、この発
明の趣旨を変更しない範囲で種々に変形することができ
る。新規作成当初にステージ上にあがる特定パートにつ
いていえば、第1、第2、第3、第4及び第10パート
の5つのパートに限らず、これより多くてもよいし少な
くてもよい。例えば、新規作成当初にステージ上にあが
るパートの数は、新規作成の都度設定可能としたり、楽
曲のジャンル毎に異なるようにすることができる。パー
トの総数も、16に限らず、これより多くてもよいし少
なくてもよい。
【0062】特定パートに自動的に割当てされる楽器の
種類については、サックス(Sx)、ギター(Gt)、
ベース(Bs)、ピアノ(Pn)及びドラム(Dr)に
限らず、他の楽器でもよい。例えば、新規作成しようと
する楽曲のジャンルに応じてジャンルに適した楽器(即
ちジャンル毎に異なる楽器)とすることができる。ま
た、楽屋入りとした全てのパートについては、ピアノ
(Pn)を割り当てたが、ピアノ(Pn)以外の楽器を
割り当てても、或いは、ユーザによる指定があるまでは
全く楽器を割り当てないようにしてもよい。
【0063】さらに、図7(a)のようなステージ画面
で楽屋ボタンBB上で、例えば、マウス15を右クリッ
ク操作することによって、主表示エリアMR全域に楽屋
裏のみを詳細表示した楽屋画面を開くようにすることも
できる。この場合にも、図8と同様のステージボタンS
Bが表示される。
【0064】また、図7(a)の例では、新規作成時
に、初心者ユーザに適応するように、特定パートに所定
種類の楽器を自動的に割り当てるものしか示されていな
いが、これに加えて、一般ユーザ向けに、機能選択欄F
S内に「新規作成(任意)」等の表示を施したボタンを
設け、このボタンの操作によって、主表示エリアMR内
に任意のパートに任意の楽器を指定することができるス
テージ画像を表示した初期画面が現われるようにしても
よい。
【0065】〔伴奏スタイルパート使用ステージ画面〕
この発明では、また、伴奏スタイルを選択して所要の操
作を行うと、伴奏スタイルデータを使用して演奏データ
を編集することができる。例えば、図7(a)のステー
ジ画面において、マウス15を用いて、伴奏スタイル選
択欄SSから何れかの伴奏スタイルを選択し、これを主
表示エリアMRのステージにドラッグアンドドロップす
ると、図9に示される「伴奏スタイルパート使用ステー
ジ画面」が現われる。この例では、既に外枠等の強調表
示されている第1パートのサックス演奏者アイコンPs
x以外の、第2、第3、第4及び第10パートの楽器演
奏者アイコンPgt,Pbs,Ppn,Pdrに代わっ
て、第9〜第16パートの伴奏スタイルパートの楽器演
奏者アイコンPSgt,PSdr,PSbs,PSp
n.PSor,PSst,PSbr,PSsnが表示さ
れる。
【0066】即ち、この発明の特徴に従って、所定数の
伴奏スタイルパートに伴奏スタイルデータ(1〜数小節
分の演奏データである「セクションデータ」の集合体)
を使用可能とするために、これらの伴奏スタイルパート
に対応する楽器演奏者アイコンPSIをステージ上に登
場させるのである。図9の例では、8つの楽器演奏者ア
イコンPSgt,PSdr,PSbs,PSpn.PS
or,PSst,PSbr,PSsnをステージ上に表
示することによって、伴奏スタイルパートである第9〜
第16パートに対して、ギター(PGt)、ドラム(P
Dr)、ベース(PBs)、ピアノ(PPn)、オルガ
ン(POr)、ストリングス(PSt)、ブラス(PB
r)、シンセサイザ(PSn)の伴奏スタイルデータを
使用することができることが表わされている。
【0067】また、これらの伴奏スタイルパートの楽器
演奏者アイコンPSIは、図9の伴奏スタイルパートの
ドラム演奏者アイコンPSdrを図7(a)の通常パー
トのドラム演奏者アイコンPdrと比較して分かるとお
り、通常パートの楽器演奏者アイコンPIとは形状が異
なる画像になっている。なお、画像の形状がことなるも
のに限らず、色、大きさ等が異なるようにしてもよい。
つまり、両アイコンPI,PSIの画像は、通常パート
か伴奏スタイルパートかを明瞭に識別できるデザインで
あればよい。図7(b)の上下には、両パートのドラム
演奏者アイコンの実際の一画像例が夫々示されており、
通常パートの演奏者アイコンPdr(上)は正面像と
し、伴奏スタイルパートの演奏者アイコンPSdr
(下)は側面像としている。また、ステージ上に登場す
る伴奏スタイルパートの楽器の数及び種類は、図9の例
のように、伴奏スタイル選択欄SS内からどの伴奏スタ
イルを選択しても同じものが現われるようにしてもよい
が、選択される伴奏スタイル毎に異ならせてもよい。
【0068】ここで、図7(a)のステージ画面で表示
されていた通常パートのドラム演奏者アイコンPdrに
対応する第10パートのドラム(Dr)は、伴奏スタイ
ルパートと重複するので、演奏データが削除されて楽屋
にも入らず、残りの第2、第3及び第4パートの楽器演
奏者アイコンPgt,Pbs,Ppnは、楽屋に入る。
そして、図9の主表示エリアMRに新たに表示された楽
器演奏者アイコンが、新たに発音及び編集対象候補に加
わる。
【0069】なお、伴奏スタイルデータを使用するとき
は、通常パートの演奏情報(ソングデータ)のうち、伴
奏スタイルパートに対応する通常パート(図9の場合は
第9〜第16パート)はこのようにして不使用とされ
る。この際、これらのパートに記憶されていた通常の演
奏データは、前述のドラムパートの例のように、削除さ
れるようにすることもできるが、そのまま残しておいて
もよく、そのまま残しておいた場合には、伴奏スタイル
データを使用しないように変更したときに、演奏情報を
元の状態に復帰させることができる。
【0070】〔入力及び編集画面〕この発明によると、
図7(a)や図9のステージ画面において、マウス15
のクリック操作によって、主表示エリアMR内の或る楽
器演奏者アイコンPI,PSIを指定して外枠で囲い表
示をした上、機能選択欄FS内の「入力・編集」ボタン
EBを選択すると、選択されたアイコンPI,PSIが
表わす楽器パートに応じて、図10〜図12に示すよう
に、各種の入力・編集画面が現われる。
【0071】先ず、図7(a)のステージ画面におい
て、通常パートの楽器演奏者アイコンPIをを選択して
入力・編集ボタンEBを押すと、通常パートの入力・編
集画面が現われ対応する楽器の演奏データを入力及び編
集することができる。例えば、ドラム演奏者アイコンP
drを選択して入力・編集ボタンEBを押した場合に
は、「入力・編集画面(10:Dr)」が現われ、主表
示エリアMRには、第10パートのドラム(Dr)につ
いて演奏データを表わすための格子状のドラム譜が表示
される。副表示エリアARには主表示エリアMRを用い
て演奏データを入力及び編集するために、各種の案内表
示や操作ボタンが表示される。従って、このような操作
ボタン等を操作しドラム譜の所定箇所を指示することに
よって、ドラム譜上で、演奏データを新規入力したり編
集することができる。
【0072】図10には、このような入力及び編集操作
によって、ドラム(Dr)の演奏データが入力された状
態の「入力・編集画面(10:Dr)」の一表示例が示
されており、入力された演奏データは、エリアMR内の
ドラム譜の格子の交点に記入された丸印で表わされる。
この画面の例では、ドラム譜は、格子状をしており、数
字“1”〜“4”が付加された縦線が各拍の頭を表わ
し、これら縦線間の複数の縦線が16分音符のタイミン
グを示す。また、複数の横線は、ドラム(Dr)の種類
を示しており、バスドラムBD、スネアドラムSD、ハ
イハットクローズHC、ハイハットオープンHO、シン
バルCY、タムタムTM等々の種類が例示されている。
【0073】この発明の一実施例によれば、図7(a)
のステージ画面において、ドラム(Dr)以外の通常パ
ートの音階楽器演奏者アイコンを選択指示した場合に
は、音階楽器の入力及び編集操作に適した画面がディス
プレイ16上に現われるようになっている。例えば、第
4パートのピアノ演奏者アイコンPpnを選択して入力
・編集ボタンEBを押すと、「入力・編集画面(4:P
n)」が現われ、主表示エリアMRにはピアノロール譜
が表示される。また、副表示エリアARには、図10と
同様に、主表示エリアMRを用いて演奏データを入力及
び編集するための各種操作ボタンが表示される。
【0074】図11には、入力及び編集操作によって、
ピアノ(Pn)の演奏データが入力された状態の「入力
・編集画面(4:Pn)」の一表示例が示されており、
入力された演奏データは、エリアMR内のピアノロール
譜に記入された音符ブロックNbn(n=1,2,3,
…)で表わされている。このピアノロール譜の例では、
数字“1”〜“4”が付加された縦線が各拍の頭を表わ
し、これら縦線間の縦線が8分音符のタイミングを示
し、模擬鍵盤の縦軸に沿う位置が音高を示している。従
って、マウス15を操作してピアノロール譜の所定箇所
を指示し画面上の操作ボタンを操作することによって、
ピアノロール譜上で、演奏データを新規入力したり編集
することができる。
【0075】この場合、主表示エリアMR内には、上述
のピアノロール譜に限らず、例えば、五線譜表示にした
り、或いは、演奏データのイベントリスト形式の表示で
もよい。また、主表示エリアMRに表示される演奏デー
タ入力用画像は、ドラム(Dr)以外の楽器として、例
えば、第2パートのギター(Gt)或いは第3パートの
ベース(Bs)を選択してこれを入力及び編集する場合
には、図11のような形式だけではなく、TAB形式で
もよい。
【0076】〔伴奏スタイルパート使用入力及び編集画
面〕この発明の別の特徴に従って、図9の伴奏スタイル
パートが使用されている状態のステージ画面において、
主表示エリアMRから伴奏スタイルパートの所望の楽器
演奏者アイコンPSIを指定した上、機能選択欄FSか
ら入力・編集ボタンEBを操作すると、「伴奏スタイル
パート使用入力及び編集画面」が現われ、この画面の援
助により伴奏スタイルデータを使用したパートの入力及
び編集を行うことができる。この編集により得られたセ
クション進行情報は、演奏情報再生の際に、伴奏スタイ
ルデータから所望のセクションデータ(1〜数小節分の
演奏データ)を指定するのに使用される。また、和音進
行情報は、指定されたセクションデータ中の伴奏音デー
タ片の音高変換に用いられる。
【0077】例えば、図9の伴奏スタイルパート使用ス
テージ画面において、マウス15を用いて、伴奏スタイ
ルパートのギター演奏者アイコンPSgtを指定する
と、このアイコンが矩形の外枠で囲われて処理対象であ
る旨の表示がなされる。そこで、入力・編集ボタンEB
を操作すると、ディスプレイ16上には、伴奏スタイル
パート使用入力及び編集画面として、「入力及び編集画
面(9〜16:伴奏スタイルパート)」が現われる。な
お、伴奏スタイルパートの他の楽器演奏者アイコンPS
Iを指定した場合も、同じ画面が表示される。伴奏スタ
イルの各パートは、共通の和音進行情報及びセクション
進行情報を使用しているからである。図12には、入力
及び編集操作によって、伴奏スタイルパートについて、
和音進行情報及びセクション進行情報表示域CR,SR
内に和音ブロックCbj及びセクション情報Sniが入
力された状態の「入力及び編集画面(9:SGt)」の
一表示エリアMRの一表示例が示されている。
【0078】この入力及び編集画面においては、主表示
エリアMRには、マスタトラック中の、和音の進行に関
する情報即ち和音進行情報、及び、スタイル及びセクシ
ョンの切換えに関する情報即ちセクション進行情報を入
力及び編集するために、和音進行情報表示域CR及びセ
クション進行情報表示域SRが表示される。また、副表
示エリアARには、図10や図11と同様に、主表示エ
リアMRを用いて演奏データを入力及び編集するための
各種操作ボタンABn(n=1,2,3,…)が表示さ
れる。
【0079】図12の例では、主表示エリアMRの横軸
は、時間軸であり、和音進行情報表示域CR内は半小節
を単位とした縦線で区画され、表示域CRの縦軸は和音
の根音を表わし、副表示エリアAR内の操作ボタンAB
nは、表示域CR上に展開されるべき和音のタイプを色
で指示する各種カラーパレットや、セクション進行情報
表示域SR内にセクションデータを切換えるためのセク
ション情報を入力する各種操作スイッチ等からなる。従
って、これらのパレットやスイッチを操作することによ
り、表示域CR,SR上で、和音進行情報の新規入力や
編集、或いは、伴奏スタイルのセクションデータ切換え
情報(セクション進行情報)や伴奏スタイル自体の切換
え情報の新規入力や編集が可能となる。
【0080】〔メイン処理〕さて、図13には、この発
明の一実施例による演奏情報作成表示処理に関する各種
処理のフローチャートが示されており、この発明による
システムを立ち上げると、「初期画面表示処理」ルーチ
ンINが実行され、ディスプレイ16には図6に示す初
期状態のステージ画面が表示される。そして、次のルー
チンEDへと進む。ルーチンEDでは、「クローズ」ボ
タンCLが押されることにより、システムの終了が指示
されたか否かを判断し、肯定的(YES)であればこの
メイン処理を終了させる。一方、否定的(NO)であれ
ば、ステップSM1へと進む。
【0081】〔ステップSM1〕先ず、ステップSM1
においては、図6の初期画面において、主表示エリアM
R又は機能選択欄FSから「新規作成」(MB)が選択
指示されたか否かを判別する。新規作成が指示された
(YES)場合には、ステップSM2に進み、そうでな
い(NO)場合には、ステップSM5に進む。
【0082】〔ステップSM2〕ステップSM2では、
空(演奏データ無し)の通常パートを16パート分作成
してステップSM3に進む。なお、初期状態で「新規作
成」が指示される場合に限らず、既に何らかの楽曲が作
成された状態、或いは、既存楽曲がロードされている状
態において上記の「新規作成」指示がなされる場合もあ
る。この場合には、作成された楽曲、或いはロードされ
ている既存楽曲をセーブした後に空パートを作成すると
よく、また、それら楽曲をセーブするか否かをユーザに
問い合わせるようにしてもよい。
【0083】〔ステップSM3〕ステップSM3では、
空の16パートにそれぞれ所定の楽器を割り当てた後、
ステップSM4に進む。つまり、全パートのうち、複数
の特定のパートが編集可能な編集候補パートとして抜き
出される。この割当ては、例えば、ステップSM3のブ
ロック内に図示されるように、次のような内容である: 第1パート=「サックス(Sx)」、 第2パート=「ギター(Gt)」、 第3パート=「ベース(Bs)」、 第4〜9、11〜16パート=「ピアノ(Pn)」、 第10パート=「ドラム(Dr)」。
【0084】この割当内容からわかるように、全パート
のうち、複数の特定パート(第1,2,3,4,10パ
ート)には、基本的な楽器構成としての所定の複数の楽
器(サックス、ギター、ベース、ピアノ、ドラム)が自
動的に割り当てられる。
【0085】〔ステップSM4〕ステップSM4に進む
と、前述した複数の特定パートが編集可能な編集候補パ
ートとして抜き出され、これらの特定パートを「ステー
ジ上」に設定して、これらのパートに対応する楽器演奏
者アイコンPI:Psx,Pgt,Pbs,Ppn,P
drをステージ画面の主表示エリアMRに表示するため
の処理を行うと共に、残りの第5〜第9及び第11〜第
16パートを「楽屋」に設定する。従って、この結果、
ディスプレイ16上には、例えば、第1、第2、第3、
第4及び第10パートに対応して、図7(a)に示され
るような楽器演奏者アイコンPIが現われる。
【0086】なお、これらのステップSM2〜SM4に
よる新規作成時の処理例では、空のパートを16パート
分作成し、その内の一部をステージ上にあげ、残りのパ
ートは、楽屋に入るようにしている。しかしながら、ス
テージ上にあがるパートについてのみ空のパートを作成
してステージ上にあげるようにしてもよい。
【0087】〔ステップSM5〕ステップSM5に進ん
だ場合には、先ず、このステップSM5にて、図7
(a)或いは図9に示されるようなステージ画面におい
て、主表示エリアMR内の楽器演奏者アイコンPI,又
はPSIが新たに選択指示されたか否かを判別する。そ
して、アイコンが選択された(YES)場合には、ステ
ップSM6に進み、そうでない(NO)場合にはステッ
プSM7に進む。
【0088】〔ステップSM6〕ステップSM6におい
ては、主表示エリアMR内から選択された楽器演奏者ア
イコンPI,又はPSIに対して矩形枠等の強調表示を
施す処理を行うと共に、このアイコンに対応するパート
が処理対象であることを記憶乃至更新しておき、楽器演
奏者アイコン選択処理を終了する。従って、例えば、エ
リアMR内からサックス演奏者アイコンPsxを選択し
た場合には、図7(a)のように、このアイコンPsx
が矩形枠で囲まれる。
【0089】〔ステップSM7〕ステップSM7に進ん
だ場合には、このステップで、機能選択欄FS内の「入
力・編集」ボタンEBが選択指示されたか否かを判別
し、このボタンEBが選択された(YES)場合にはス
テップSM8に進む。一方、選択されない(NO)場合
には、「その他の編集処理」のルーチンERに進み、こ
のルーチンでは、後述する種々の編集処理を行う。
【0090】〔ステップSM8〕ステップSM8では、
処理対象として選択されている楽器演奏者アイコンP
I,又はPSIが伴奏スタイルパートに対応する楽器演
奏者アイコンPSI:PSgt,PSdr,PSbs,
PSpn,PSor,PSst,PSbr,PSsnで
あるか否かを判別する。ここで、伴奏スタイルパートに
対応する楽器演奏者アイコンPSIである(YES)場
合はステップSM9に進み、そうでない(NO)場合に
はステップSM10に進む。
【0091】〔ステップSM9〕ステップSM9に進む
と、主表示エリアMR内に和音進行情報表示域CR及び
セクション進行情報表示域SRを表示するための処理を
行う。従って、この処理の結果、ディスプレイ16上に
は、図12に示されるような伴奏スタイルパート使用の
「入力及び編集画面(9〜16:伴奏スタイルパー
ト)」が現われ、この画面を用いて和音進行やセクショ
ン進行の入力及び編集操作を行うことができる。
【0092】〔ステップSM10〕ステップSM8で
「NO」と判断されるのは、処理対象として選択されて
いる楽器演奏者アイコンが伴奏スタイルパートのアイコ
ンPSIでなく、通常パートのアイコンPIの場合であ
る。ステップSM10では、処理対象として選択されて
いるパートの楽器種類が「ドラム(Dr)」であるか否
かを判別し、ドラム(Dr)である(YES)場合には
ステップSM11に進み、そうでない(NO)場合、即
ちドラム以外の音階楽器である場合には、ステップSM
12に進む。〔ステップSM11〕ステップSM11で
は、ドラム(Dr)の入力・編集画面を表示するための
処理を行い、その結果、ディスプレイ16上には、図1
0に示すような「入力・編集画面(10:Dr)」が現
われる。
【0093】〔ステップSM12〕ステップSM12で
は、音階楽器の入力・編集画面を表示するための処理を
行い、その結果、例えば、ピアノ(Pn)が処理対象に
選ばれている場合には、図11に示すような、主表示エ
リアMR内にピアノロール譜を表示した「入力・編集画
面(4:Pn)」がディスプレイ16上に現われる。こ
の場合、既に説明したように、ピアノロール譜に代え
て、五線譜、演奏データのイベントリスト等の形式で表
示するようにしてもよい。また、楽器種類がギター(G
t)やベース(Bs)等の場合は、TAB譜の形式で表
示するようにしてもよい。
【0094】なお、入力・編集画面については、どのよ
うな形式で表示するかを、ユーザが選択することができ
るようにしてもよいし、何れかの形式で表示されるよう
に予め固定的に決定しておいてもよい。
【0095】〔その他の編集処理〕そして、ルーチンE
Rでは、例えば、次の(1)〜(7)のような処理を含
む種々の編集処理を実行することができる: (1)伴奏スタイル選択欄SSから何れかの伴奏スタイ
ルを選択し、これを主表示エリアMRのステージにドラ
ッグアンドドロップした場合に伴奏スタイルパートをス
テージ上にあげるための処理、(2)処理対象の楽器演
奏者アイコンPI,PSIに対応するパートについて、
図0や図11等の入力・編集画面を用いて演奏データを
入力又は編集したり、或いは、図12の入力・編集画面
を用いて和音進行情報やセクション進行情報を入力及び
編集するための処理、(3)楽屋画面上でマウス15を
ドラッグアンドドロップすることにより、楽器演奏者ア
イコンPI,PSIをステージ上と楽屋裏との間で移動
させるための処理、(4)機能選択欄FS内の楽器ボタ
ンIB(図8)や副表示エリアAR内の楽器アイコン
(図示せず)を用いて各パートの楽器種類を指定乃至変
更するための処理、(5)開くボタンOBの操作によ
り、既に作成されている楽器の演奏情報を外部記憶装置
等からロードする処理、(6)保存ボタンの操作によ
り、作成された楽曲の演奏情報を外部記憶装置へとセー
ブする処理、(7)図示しない再生ボタンRBの操作に
より、作成中の演奏情報或いは作成された演奏情報の一
部乃至全部を再生する処理、等々。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、楽器の演奏情報を画面表示の援助によって作成する
ために、伴奏スタイルデータに基づく楽器の演奏情報に
ついての入力乃至編集を指示すると、この指示に基づ
き、当該伴奏スタイルデータに基づく楽器のセクション
進行情報乃至和音進行情報についての入力乃至編集画面
が表示される。つまり、伴奏スタイルデータに基づいて
再生される楽器パートについて入力・編集を指示する
と、セクション進行情報や和音進行情報の入力及び編集
画面が現われるので、初心者であっても容易に伴奏スタ
イルデータに基づく楽器パートの入力及び編集が可能に
なる。
【0097】
【0098】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例による演奏情報作
成表示装置のハードウエア構成を示す図である。
【図2】図2は、演奏情報の概念を概略的に例示する図
である。
【図3】図3は、伴奏スタイルデータ(セクションデー
タ)の概念を概略的に例示する図である。
【図4】図4は、セクション進行情報の構成例を示す図
である。
【図5】図5は、和音進行情報の構成例を示す図であ
る。
【図6】図6は、この発明の一実施例による演奏情報作
成表示処理における初期状態の「ステージ画面」の一例
を示す図である。
【図7】図7(a)は、この発明の一実施例による演奏
情報作成表示処理において、新規作成を指示すると共
に、入力及び編集操作の対象を選択した場合の「ステー
ジ画面」の一例を示す図であり、図7(b)は、演奏者
アイコンの実際画像の一例を示す図である。
【図8】図8は、この発明の一実施例による演奏情報作
成表示処理における「楽屋画面」の一例を示す図であ
る。
【図9】図9は、この発明の一実施例による演奏情報作
成表示処理において伴奏スタイルパートを使用する場合
の「ステージ画面」の一例を示す図である。
【図10】図10は、この発明の一実施例による演奏情
報作成表示処理におけるドラムについての「入力・編集
画面」の一例を示す図である。
【図11】図11は、この発明の一実施例による演奏情
報作成表示処理における音階楽器についての「入力・編
集画面」の一例を示す図である。
【図12】図12は、この発明の一実施例による演奏情
報作成表示処理において伴奏スタイルパートを使用する
場合の「入力・編集画面」の一例を示す図である。
【図13】図13は、この発明の一実施例による演奏情
報作成表示に関わるメイン処理のフローチャートを示す
図である。
【符号の説明】
MR 主表示エリア、 BB 楽屋ボタン、 SB ステージボタン、 Nbn 音符ブロック、 Cbj 和音ブロック、 Sni セクション情報、 AR 副表示エリア、 ABp 各種操作ボタン、 SS 各種伴奏スタイルアイコンSkが表示される伴奏
スタイル選択欄、 FS 各種機能選択ボタンFBmが表示される伴奏スタ
イル選択欄、 PI;Psx,Pgt,Pbs,Ppn,… 通常パー
トの各種楽器演奏者アイコン、 PSI;PSgt,PSdr,PSbs,PSpn,…
伴奏スタイルパートの各種楽器演奏者アイコン。
フロントページの続き (72)発明者 山内 明 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株 式会社内 (56)参考文献 特開 平8−185165(JP,A) 特開 平3−1195(JP,A) 特開 平7−271361(JP,A) 特開 平9−222887(JP,A) 特開 平4−172389(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 - 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】楽器の演奏情報を画面表示に従って作成す
    る演奏情報作成表示装置であって、 演奏情報を入力乃至編集するための画面を表示する表示
    手段、 伴奏スタイルデータに基づく楽器の演奏情報についての
    入力乃至編集を指示する指示手段、及び、 上記入力乃至編集の指示に基づき、当該伴奏スタイルデ
    ータに基づく楽器のセクション進行情報乃至和音進行情
    報についての入力乃至編集画面を上記表示手段上に表示
    させる表示制御手段を具備することを特徴とする演奏情
    報作成表示装置。
  2. 【請求項2】楽器の演奏情報を画面表示に従って作成す
    るために使用されるコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体であって、 伴奏スタイルデータに基づく楽器の演奏情報についての
    入力乃至編集を指示するステップ、及び、 上記入力乃至編集の指示に基づき、当該伴奏スタイルデ
    ータに基づく楽器のセクション進行情報乃至和音進行情
    報についての入力乃至編集画面を表示するステップを含
    むプログラムを記録したことを特徴とする演奏情報作成
    表示のための記録媒体。
JP15266698A 1998-06-02 1998-06-02 演奏情報作成表示装置及びそのための記録媒体 Expired - Fee Related JP3487176B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15266698A JP3487176B2 (ja) 1998-06-02 1998-06-02 演奏情報作成表示装置及びそのための記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15266698A JP3487176B2 (ja) 1998-06-02 1998-06-02 演奏情報作成表示装置及びそのための記録媒体

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003185660A Division JP3823951B2 (ja) 2003-06-27 2003-06-27 演奏情報作成表示装置及びそのための記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11344975A JPH11344975A (ja) 1999-12-14
JP3487176B2 true JP3487176B2 (ja) 2004-01-13

Family

ID=15545448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15266698A Expired - Fee Related JP3487176B2 (ja) 1998-06-02 1998-06-02 演奏情報作成表示装置及びそのための記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3487176B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3812984B2 (ja) * 1997-02-15 2006-08-23 ブラザー工業株式会社 カラオケ端末装置
JP4540902B2 (ja) * 2001-09-28 2010-09-08 ローランド株式会社 電子楽器
JP5029400B2 (ja) * 2008-02-08 2012-09-19 ヤマハ株式会社 管理プログラムおよび情報処理装置
JP6210057B2 (ja) * 2014-12-25 2017-10-11 ヤマハ株式会社 電子楽器の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11344975A (ja) 1999-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3740908B2 (ja) 演奏データ処理装置及び方法
JP3562333B2 (ja) 演奏情報変換装置および演奏情報変換方法並びに演奏情報変換制御プログラムを記録した記録媒体
JP3470596B2 (ja) 情報表示方法および情報表示プログラムが記録された記録媒体
JP3821103B2 (ja) 情報表示方法および情報表示装置、並びに、情報表示プログラムを記録した記録媒体
JP3487176B2 (ja) 演奏情報作成表示装置及びそのための記録媒体
JP2000039837A (ja) 演奏練習装置と記録媒体
JP3823951B2 (ja) 演奏情報作成表示装置及びそのための記録媒体
JP5061926B2 (ja) 電子音楽装置及び演奏データ編集表示プログラム
JP3458709B2 (ja) 演奏情報編集装置及びそのための記録媒体
JP4179063B2 (ja) 演奏設定データ選択装置及びプログラム
JP3843688B2 (ja) 楽曲データ編集装置
JP3752859B2 (ja) 自動作曲装置と記録媒体
JP2000112472A (ja) 自動作曲装置と記録媒体
JP3340565B2 (ja) 自動伴奏装置
JP3587133B2 (ja) 発音長決定方法と装置及び記録媒体
JP3799843B2 (ja) 楽曲生成装置および楽曲生成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP3956961B2 (ja) 演奏データ処理装置及び方法
JP5104414B2 (ja) 自動演奏装置及びプログラム
JP3747802B2 (ja) 演奏データ編集装置及び方法並びに記憶媒体
JP2001013964A (ja) 演奏装置及びその記録媒体
JP3752956B2 (ja) 演奏ガイド装置および演奏ガイド方法並びに演奏ガイドプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP3775390B2 (ja) 演奏設定データ選択装置、演奏設定データ選択方法及び記録媒体
JP3775386B2 (ja) 演奏設定データ選択装置、演奏設定データ選択方法及び記録媒体
JP3116948B2 (ja) 自動伴奏装置
JP2003114680A (ja) 楽曲情報編集装置及び楽曲情報編集プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071031

Year of fee payment: 4

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071031

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081031

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091031

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101031

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101031

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees