JP3752859B2 - 自動作曲装置と記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動作曲装置及び記録媒体に関し、特に曲の一部区間のメロディデータと曲の他の区間のメロディ特徴データとを含むデータ群を曲テンプレートとして複数記録しておき、記録データ中からユーザが選択した曲テンプレートに基づいて1曲分のメロディデータを作成する際に曲の一部区間では曲テンプレート中のメロディデータを採用すると共に曲の他の区間では曲テンプレート中のメロディ特徴データに基づいてメロディデータを生成することによりユーザの望む部分メロディを含んだ1曲分のメロディが簡単に得られるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動作曲装置としては、ユーザの望む曲を複数の区間に分割すると共に各区間毎にメロディ特徴(区間の先頭音、最終音等)を求め、各区間毎に求めたメロディ特徴に従ってメロディを生成するものが知られている(例えば、特開平9ー50278号公報参照)。
【0003】
また、他の自動作曲装置としては、ユーザにより入力されたモチーフメロディを分析して特徴パラメータを抽出し、抽出された特徴パラメータと与えられたコード進行とに従ってメロディを生成するものが知られている(例えば、特許第2615720号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにユーザの望む曲から求めたメロディ特徴に従ってメロディを生成する自動作曲装置によると、ユーザの望む曲のメロディ特徴を備えたメロディを生成可能である。しかしながら、ユーザの望むメロディを生成メロディの一部区間(例えば先頭の区間)にのみ反映させることはできない。
【0005】
また、上記のようにモチーフメロディの特徴に従ってメロディを生成する自動作曲装置にあっては、ユーザの望むメロディをモチーフメロディとして入力することにより生成メロディの一部区間にユーザの望むメロディの特徴を反映させることができる。しかしながら、ユーザの望むメロディそのものを生成メロディの一部区間に含ませることはできない。
【0006】
この発明の目的は、ユーザの望む部分メロディを含んだ1曲分のメロディを簡単に得ることができる新規な自動作曲装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る第1の自動作曲装置は、
複数の曲テンプレートを記録する記録手段であって、各曲テンプレートとしては、曲の一部区間のメロディを表わすメロディデータと、曲の他の区間のメロディ特徴を表わすメロディ特徴データとを含むデータ群を記録するものと、
前記複数の曲テンプレートのうち任意のものを選択するための選択操作を行なう操作手段と、
前記記録手段から前記複数の曲テンプレートのうち前記操作手段での選択操作に係る曲テンプレートを選択して読出す読出手段と、
前記記録手段から読出された曲テンプレートに基づいて1曲分のメロディを表わす曲データを作成する作曲手段であって、曲の一部区間については読出しに係る曲テンプレート中のメロディデータを採用すると共に曲の他の区間については読出しに係る曲テンプレート中のメロディ特徴データに基づいて該他の区間のメロディを表わすメロディデータを生成し、前記採用に係るメロディデータと前記生成に係るメロディデータとを前記曲データとして採用するものと
を備えたものである。
【0008】
第1の自動作曲装置によれば、ユーザが曲テンプレート中のメロディを試聴するなどして所望の曲テンプレートを選択すべく選択操作を行なうと、読出手段が記録手段から選択操作に係る曲テンプレートを選択して読出す。作曲手段は、記録手段から読出された曲テンプレートに基づいて1曲分のメロディを表わす曲データを作成する。曲データを作成する際には、曲の一部区間については読出しに係る曲テンプレート中のメロディデータを採用すると共に曲の他の区間については読出しに係る曲テンプレート中のメロディ特徴データに基づいて該他の区間のメロディを表わすメロディデータを生成し、採用に係るメロディデータと生成に係るメロディデータとを曲データとして採用する。
【0009】
従って、ユーザとしては、所望の部分メロディを含む曲テンプレートを選択するだけの簡単な操作により所望の部分メロディを含む1曲分のメロディを得ることができる。
【0010】
この発明に係る第2の自動作曲装置は、
複数の曲テンプレートを記録する記録手段であって、各曲テンプレートとしては、曲の一部区間のメロディを表わすメロディデータと、曲の他の複数区間のうちの各区間毎にメロディ特徴を表わすメロディ特徴データとを含むデータ群を記録し、少なくとも1つの曲テンプレートにおける少なくとも1つの区間のメロディ特徴データとしては、曲の一部区間のメロディと同一又は類似のメロディの採用を指示する指示データを記録するものと、
前記複数の曲テンプレートのうち任意のものを選択するための選択操作を行なう操作手段と、
前記記録手段から前記複数の曲テンプレートのうち前記操作手段での選択操作に係る曲テンプレートを選択して読出す読出手段と、
前記記録手段から読出された曲テンプレートに基づいて1曲分のメロディを表わす曲データを作成する作曲手段であって、曲の一部区間については読出しに係る曲テンプレート中のメロディデータを採用する一方、曲の他の複数区間のうち前記指示データを記録した区間については該指示データによる同一又は類似のメロディの採用の指示にそれぞれ対応して読出しに係る曲テンプレート中のメロディデータを採用又は修正すると共に前記指示データを記録しなかった区間については読出に係る曲テンプレート中のメロディ特徴データに基づいて該区間のメロディを表わすメロディデータを生成し、前記採用又は修正に係るメロディデータと前記生成に係るメロディデータとを前記曲データとして採用するものと
を備えたものである。
【0011】
第2の自動作曲装置によれば、第1の自動作曲装置と同様の動作により同様の作用効果が得られる他、次のような作用効果が得られる。すなわち、少なくとも1つの曲テンプレートにおける少なくとも1つの区間のメロディ特徴データとしては、曲の一部区間と同一又は類似のメロディの採用を指示する指示データを記録しておき、曲データを作成する際に指示データを記録した区間については該指示データによる同一又は類似のメロディの採用の指示にそれぞれ対応して読出しに係る曲テンプレート中のメロディデータを採用又は修正してメロディデータを得るようにしたので、ユーザの望む部分メロディを曲の一部区間に限らず曲の指示データ記録区間にも含ませることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の一実施形態に係る自動作曲装置を備えた電子楽器の回路構成を示すものである。この電子楽器は、パーソナルコンピュータ等の小型コンピュータによって作曲、楽音発生等が制御されるようになっている。
【0013】
バス10には、CPU(中央処理装置)12、ROM(リード・オンリィ・メモリ)14、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)16、検出回路18,20、表示回路22、音源回路24、効果回路26、外部記憶装置28、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)インターフェース30、通信インターフェース32、タイマ34等が接続されている。
【0014】
CPU12は、ROM14にストアされたプログラムに従って作曲のための各種処理を実行するもので、これらの処理については図3〜8を参照して後述する。
【0015】
RAM16は、CPU12による各種処理に際して使用される種々の記憶部を含むもので、主な記憶部としては、作曲条件記憶部16A、曲テンプレート記憶部16B、曲データ記憶部16C等を含んでいる。
【0016】
検出回路18は、鍵盤36から鍵操作情報を検出するものである。検出回路20は、スイッチ群38から各種スイッチの操作情報を検出するものである。スイッチ群38は、一例として文字入力及び数値入力が可能なキーボードからなる。
【0017】
表示回路22は、表示器40の表示動作を制御することにより各種の表示を可能にするものである。
【0018】
音源回路24は、複数の楽音発生チャンネルを有するものである。楽音発生方式としては、波形メモリ方式、FM方式、物理モデル方式、高調波合成方式、フォルマント合成方式、VCO,VCF,VCA等を用いるアナログシンセサイザ方式等の任意のものを採用することができる。また、音源回路24としては、専用のハードウェアを用いるものに限らず、DSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)とマイクロプログラムを組合せたもの、CPUとソフトウェアを組合せたものであってもよい。さらに、複数の楽音発生チャンネルは、対応する複数の回路で構成してもよく、あるいは1つの回路を時分割的に使用することによって形成してもよい。
【0019】
効果回路26は、音源回路24から発生される楽音信号にコーラス、リバーブ等の効果を付加するものである。効果回路26から送出される楽音信号は、サウンドシステム42に供給され、音響に変換される。
【0020】
外部記憶装置28は、HD(ハードディスク)、FD(フロッピーディスク)、CD(コンパクトディスク)、DVD(ディジタル多目的ディスク)、MO(光磁気ディスク)等のうち1又は複数種類の記録媒体を着脱可能なものである。外部記憶装置28に所望の記録媒体を装着した状態では、記録媒体からRAM16へデータを転送可能である。また、装着した記録媒体がHDやFDのように書込可能なものであれば、RAM16のデータを記録媒体に転送可能である。
【0021】
外部記憶装置28に装着する記録媒体には、例えば図2に示すように多数の曲テンプレートMT1,MT2,MT3・・・がデータベースとして記録されている。各曲テンプレートは、一例を曲テンプレートMT1について代表的に示すようにヘッダデータHDと、区間M1,M2,M3,M4,・・・の各区間毎(一曲分の各区間毎)の区間データとを含んでいる。
【0022】
ヘッダデータHDは、曲の調(例えばC長調)を表わす調データH1、曲の拍子(例えば4/4拍子)を表わす拍子データH2・・・等を含んでいる。区間M1,M2,M3,M4・・・にそれぞれ対応する区間データは、対応する区間の番号を表わす区間番号データM11,M21,M31,M41,・・・をそれぞれ含んでいる。
【0023】
曲テンプレートMT1において、第1区間M1の区間データは、第1区間M1のメロディを表わすメロディデータM12を含んでおり、第2区間M2,第3区間M3,第4区間M4・・・にそれぞれ対応する区間データは、対応する区間のメロディ特徴を表わすメロディ特徴データを含んでいる。第2区間M2のメロディ特徴データは、第2区間M2の開始音のピッチを表わす開始音データM22、第2区間M2の終了音のピッチを表わす終了音データM23・・・等を含み、第4区間M4のメロディ特徴データも同様にして開始音データM42、終了音データM43・・・等を含んでいる。
【0024】
第3区間M3のメロディ特徴データは、第3区間M3のメロディとして第1区間M1と同一のメロディの採用を指示する指示データM32を含んでいる。指示データM32としては、第3区間M3のメロディとして第1区間M1に類似したメロディの採用を指示する指示データを用いてもよく、この場合には類似条件を示すデータ(例えば許容音域を示すデータ)も一緒に記録することができる。
【0025】
第4区間M4より後の各区間データとしては、メロディデータを含む区間データ、開始音データ及び終了音データを含む区間データ又は指示データを含む区間データのいずれかを記録することができる。例えば、サビ区間についてはメロディデータを含む区間データを記録し、サビ区間より何区間か後の区間についてはサビ区間と同一又は類似のメロディの採用を指示する指示データを含む区間データを記録することができる。
【0026】
1等の区間のメロディデータ(所定長[例えば2小節程度]の音符列)としては、既存曲の一部区間のメロディデータを用いてもよいし、あるいはユーザが鍵盤36又はスイッチ群38により入力したメロディデータ又はユーザが表示器40の画面で指定したメロディデータを用いてもよい。また、M2,M4等の区間のメロディ特徴データとしては、既存曲のメロディ特徴を分析して得たメロディ特徴データを用いてもよいし、あるいはユーザが鍵盤36又はスイッチ群38により入力したメロディ特徴データ又はユーザが表示器40の画面で指定したメロディ特徴データを用いてもよい。あるいは、所定のアルゴリズムに基づく演算により、メロディ+メロディ特徴データからなるテンプレートを自動生成してもよい。いずれの場合も、メロディ特徴データは、M1等の区間のメロディにマッチしたものを持たせるようにする。また、1曲としてまとまりのあるメロディが生成可能なように、繰り返し部分を持たせたり、ピッチ変化において起承転結を感じさせるようなメロディ特徴データとするのが好ましい。
【0027】
ヘッダデータHD中には、A,B,C,C’・・・等の楽節構成、各楽節毎のフレーズ数、各フレーズ毎の小節数、歌詞の音節数(又は音符数)、終止形(半終止又は完全終止)、曲想(メロディック又はリズミック)、音域、シンコペーションの有無等のデータを含ませておいてもよい。このようにしておくと、所望の曲テンプレートを検索するのが容易となる。なお、楽節構成は、区間データ中の指示データ(同一又は類似)を反映したものとなっている。
【0028】
曲テンプレートのデータベースとしては、外部記憶装置28の代りにROM14又はRAM16を用いてもよい。また、プログラム記録手段としては、ROM14の代りに外部記憶装置28の記録媒体(前述のHD,FD,CD,DVD,MO等)を用いることができる。この場合、記録媒体に記録したプログラムは、外部記憶装置28からRAM16へ転送する。そして、RAM16に記憶したプログラムに従ってCPU12を動作させる。このようにすると、プログラムの追加やバージョンアップ等を容易に行なうことができる。
【0029】
MIDIインターフェース30は、自動演奏装置等の他のMIDI機器44との間で演奏情報等の送受信を行なうために設けられたものである。
【0030】
通信インターフェース32は、通信ネットワーク46(例えばLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)、インターネット、電話回線等)を介してサーバコンピュータ48と情報通信を行なうために設けられたものである。この発明の実施に必要なプログラムや各種データは、サーバコンピュータ48から通信ネットワーク46及び通信インターフェース32を介してRAM16又は外部記憶装置28へダウンロード要求に応じて取込むようにしてもよい。
【0031】
タイマ34は、与えられるテンポデータに対応する周期でテンポクロック信号TCLを発生するもので、テンポクロック信号TCLは、割込命令としてCPU12に供給される。CPU12は、テンポクロック信号TCLの各クロックパルス毎に割込処理を開始する。このような割込処理を利用することにより記憶部16Cの曲データに基づいて自動演奏を行なうことができる。
【0032】
上記した電子楽器において、CPU12は、鍵盤36で鍵が押されるたびに、押された鍵に対応する音高情報と発音命令信号とを音源回路24に供給する。音源回路24は、音高情報及び発音命令信号に応じて、押された鍵に対応する音高を有する楽音信号を発生する。このようにしてマニュアル演奏音の発生が可能となる。
【0033】
次に、上記した電子楽器で行なわれる作曲処理の概要を図3を参照して説明する。ユーザは、曲テンプレート中の部分メロディを試聴するなどして好みの部分メロディを有する曲テンプレートMTを選択する。曲テンプレートMTは、楽節形式Aを有する第1区間M1のメロディを表わすメロディデータと、第2区間M2,第3区間M3・・・の各区間毎にメロディ特徴を表わす各区間毎のメロディ特徴データとを含んでいる。
【0034】
第1区間M1についてはコピー処理CPにより曲テンプレートMT中のメロディデータを流用すると共に第2区間M2,第3区間M3・・・についてはメロディ生成処理MSにより曲テンプレートMT中のメロディ特徴データに基づいてメロディデータを生成することにより1曲分のメロディを表わす曲データMを作成する。
【0035】
例えば第3区間M3のメロディ特徴データとしては、第1区間M1と同一(又は類似)のメロディの採用を指示する指示データを記録しておくことができる。この場合、メロディ生成処理MSでは、第1区間M1のメロディデータを流用(又は修正)して楽節形式A(又はA’)を有する第3区間M3のメロディデータを得る。この結果、第2区間M2のメロディデータの楽節形式をBとすると、A,B,A(又はA’)・・・のような楽節構成を有する曲データMが得られる。
【0036】
従って、曲データMには、ユーザの望む第1区間M1のメロディデータを含ませることができると共に、第1区間M1のメロディと同一又は類似のメロディを表わすメロディデータを第3区間M3等の指示データ記録区間のメロディデータとして含ませることができる。また、指示データを記録しない第2区間M2等の区間のメロディ特徴データとしては、M1,M3等の他区間のメロディとの適合性良好なものを記録するので、曲データMは、ユーザの望む部分メロディに相応しい残区間メロディを表わすメロディデータを含むことになる。
【0037】
図4は、作曲処理のルーチンを示すものである。ステップ50では、ユーザによるキーボード(スイッチ群38)の操作に基づいて作曲条件を入力し、入力に係る作曲条件データを記憶部16Aに記憶させる。作曲条件としては、調、拍子、楽節構成、各楽節毎のフレーズ数、各フレーズ毎の小節数、歌詞の音節数(又は音符数)、終止形(半終止又は完全終止)、曲想(メロディック又はリズミック)、音域、シンコペーションの有無等の一部又は全部のデータを入力することができる。
【0038】
次に、ステップ52では、記憶部16Aの作曲条件データに基づいて作曲条件に合う曲テンプレートを前述のデータベースから検索する。そして、ステップ54に移る。
【0039】
ステップ54では、検索された複数の曲テンプレートのうちの各曲テンプレート毎に部分メロディ(例えば図2のメロディデータM12に基づくメロディ)をユーザが試聴し、ユーザは、いずれか好みの曲テンプレートをキーボード(スイッチ群38)の操作により選択する。別の選択方法としては、各曲テンプレート毎に部分メロディを表示器40の画面に楽譜形式で表示し、ユーザが画面上で好みの曲テンプレートを選択するようにしてもよい。選択された曲テンプレートは、記憶部16Bに記憶させる。そして、ステップ56に移る。
【0040】
ステップ56では、記憶部16Bの曲テンプレートに従って1曲分のメロディを生成し、生成メロディを表わすメロディデータを記憶部16Cに記憶させる。ステップ56の処理の詳細については図5を参照して後述する。ステップ56の後は、処理エンドとする。
【0041】
図5は、ステップ56のメロディ生成処理の詳細を示すものである。ステップ60では、区間番号レジスタnに1をセットする。レジスタnとしては、RAM16内の所定の記憶領域が使用される。
【0042】
次に、ステップ62では、区間n(レジスタnの番号を有する区間)が例えば図2のM12のようなメロディデータを有するか判定する。この判定の結果が肯定的(Y)であれば、ステップ64に移る。
【0043】
ステップ64では、記憶部16Bの曲テンプレート中から区間nのメロディデータをコピーし、曲データ中の区間nのメロディデータとして記憶部16Cに書込む。例えば、ステップ60でn=1とした後初めてステップ64に来たときは、曲テンプレート中のn=1の第1区間のメロディデータ(例えば図2のM12)をコピーして記憶部16Cに書込む。この後、ステップ66に移る。
【0044】
ステップ66では、レジスタnの値を1増大させる。そして、ステップ68に移り、全区間の処理が終了したか判定する。全区間の処理が終了したか否かは、レジスタnの値が記憶部16Bの曲テンプレートにおける最後の区間番号を越えた否かを調べることにより判明する。ステップ68の判定結果が否定的(N)であったときは、ステップ62に戻る。
【0045】
ステップ62では、区間nがメロディデータを有するか判定する。この判定の結果が否定的(N)であれば、ステップ70に移る。ステップ70では、記憶部16Bの曲テンプレート中から区間nのメロディ特徴データを抽出する。例えば、ステップ66でn=2とした後初めてステップ70に来たときは、曲テンプレート中からn=2の区間のメロディ特徴データ(例えば図2の区間M2のメロディ特徴データ)を抽出する。この後、ステップ72に移る。
【0046】
ステップ72では、抽出されたメロディ特徴データとしての指示データが特定の区間mと同一のメロディの採用を指示しているか判定する。この判定の結果が否定的(N)であれば、ステップ74に移り、抽出されたメロディ特徴データとしての指示データが特定の区間mと類似のメロディの採用を指示しているか判定する。この判定の結果が否定的(N)であれば、ステップ76に移る。
【0047】
ステップ76では、ステップ70での抽出に係るメロディ特徴データに基づいて区間nのメロディを生成し、生成メロディを表わすメロディデータを曲データ中の区間nのメロディデータとして記憶部16Cに書込む。例えば、ステップ66でn=2のとした後初めてステップ76に来たときは、n=2の区間のメロディ特徴データ(例えば図2の区間M2のデータM22,M23等)に基づいてメロディを生成し、生成メロディを表わすメロディデータを記憶部16Cに書込む。この後は、前述したと同様にしてステップ66,68を経てステップ62に戻る。
【0048】
ステップ62では、区間nがメロディデータを有するか判定する。この判定の結果が否定的(N)であれば、ステップ70に移り、前述したと同様に区間nのメロディ特徴データを抽出する。例えば、ステップ66でn=3とした後初めてステップ70に来たときは、曲テンプレート中からn=3の区間のメロディ特徴データ(例えば図2の区間M3のメロディ特徴データ)を抽出する。この後、ステップ72に移る。
【0049】
ステップ72では、抽出されたメロディ特徴データとしての指示データが特定の区間mと同一のメロディの採用を指示しているか判定する。この判定の結果が肯定的(Y)であれば、ステップ78に移り、記憶部16Bの曲テンプレート中から区間mのメロディデータをコピーし、曲データ中の区間nのメロディデータとして記憶部16Cに書込む。
【0050】
一例として、ステップ70で抽出したメロディ特徴データが図2の区間M3の指示データM32であり、この指示データM32が区間M1と同一のメロディの採用を指示していたものとすると、ステップ72の判定結果が肯定的(Y)となり、ステップ78に移る。ステップ78では、曲テンプレートMT1中から区間M1のメロディデータM12をコピーし、曲データ中のn=3の区間メロディデータとして記憶部16Cに書込む。ステップ78の後は、前述したと同様にしてステップ66,68を経てステップ62に戻る。
【0051】
ステップ72の判定結果が否定的(N)であったときは、ステップ74に移り、ステップ70での抽出に係るメロディ特徴データとしての指示データが特定の区間mと類似のメロディの採用を指示しているか判定する。この判定の結果が肯定的(Y)であれば、ステップ80に移る。ステップ80では、類似のメロディを生成するため区間nの前半は区間mのメロディデータをコピーすると共に区間nの後半は新たなメロディを生成し、記憶部16Cに書込む。
【0052】
一例として、ステップ70で抽出したメロディ特徴データが図2の区間M3の指示データM32であり、この指示データM32が区間M1と類似のメロディの採用を指示していたものとすると、ステップ74の判定結果が肯定的(Y)となり、ステップ80に移る。ステップ80では、曲テンプレートMT1中から区間M1のメロディデータM12のうち前半のメロディデータをコピーしてn=3の区間の前半のメロディデータとすると共に、n=3の区間の後半のメロディデータとしては新たなメロディを表わすメロディデータを生成し、n=3の区間の前半及び後半のメロディデータを記憶部16Cに書込む。
【0053】
ステップ78又は80のコピー処理においては、区間の開始音のピッチを指示データにより指定するようにしてもよい。この場合、指定ピッチに対応して音高がシフト(転調)するようにコピーメロディを修正する。また、指示データが類似メロディの採用を指示する場合の処理としては、前半にメロディコピーを行ない且つ後半にメロディ生成を行なうものに限らず、時間軸を圧縮又は伸張するもの等であってもよい。なお、ステップ76,80のメロディ生成処理としては、図7〜8を参照して後述する処理を用いることができる。
【0054】
上記のようにして各区間毎にメロディをコピー乃至生成する処理を行なうことにより全区間の処理が終了すると、ステップ68の判定結果が肯定的(Y)となり、処理エンドとする。
【0055】
図6は、前述のステップ76又は80のメロディ生成処理として使用可能な区間メロディ生成処理を示すものである。ステップ90では、区間先頭のメロディ音として開始音を採用する。開始音は、例えば図2のM22のような開始音データにより指定されるものである。
【0056】
次に、ステップ92では、生成すべき音を指示すると共に、指示に係る音に対して多数の音高のうちいずれかの音高をランダムに付与する。生成すべき音を指示するには、図7(B)に示すようなリズムテンプレートに従って指示する方法又はランダムに発音タイミングや音符長を決定する方法等を用いることができる。ステップ92の後は、ステップ94に移る。
【0057】
ステップ94では、生成音がルールを満たすか判定する。この判定では、生成音が所定の音域内にあるか、生成音が調の音階音であるか、生成音が直前の音から跳躍していないか(長二度以内の音程であるか)などを判定することができる。ステップ94の判定結果が否定的(N)であれば、ステップ92に戻り、ステップ92の処理を前述したと同様に実行する。そして、ステップ94に移る。ステップ92,94の処理は、ルールを満たす生成音が得られるまで行なわれる。
【0058】
ルールを満たす生成音が得られると、ステップ94の判定結果が肯定的(Y)となり、ステップ96に移る。ステップ96では、生成音を次のメロディ音として採用する。そして、ステップ98に移り、次の音が区間最後のメロディ音か判定する。この判定の結果が否定的(N)であれば、ステップ92に戻り、それ以降の処理を上記したと同様に行なう。ステップ92〜98の処理は、区間最後のメロディ音の直前のメロディ音が得られるまで行なわれる。
【0059】
区間最後のメロディ音の直前のメロディ音が得られると、ステップ98の判定結果が肯定的(Y)となり、ステップ100に移る。ステップ100では、区間最後のメロディ音として終了音を採用する。終了音は、例えば図2のM23のような終了音データにより指定されるものである。
【0060】
図6の区間メロディ生成処理を図5のステップ80のメロディ生成処理として用いる場合、曲テンプレート中のメロディ特徴データとしては、類似メロディの採用を指示する指示データの他に、区間の後半における開始音のピッチを表わす開始音データと、区間の後半における終了音のピッチを表わす終了音データとを記録しておき、ステップ80の「区間nの後半」をステップ90,98,100の「区間」として扱えばよい。
【0061】
区間メロディ生成処理の他の例においては、図7(A)に示すようなメロディパターン(ピッチ変化パターン)及び図7(B)に示すようなリズムパターン(発音タイミングパターン)に従ってメロディを生成する。このような区間メロディ生成処理を前述のステップ76又は80のメロディ生成処理として用いる場合、曲テンプレート中のメロディ特徴データとしては、開始音データ及び終了音データの他に、メロディパターンを表わすメロディテンプレートと、リズムパターンを表わすリズムテンプレートとを記録しておく。別の方法としては、このような記録の代りにユーザが区間毎に任意のメロディテンプレート及びリズムテンプレートを選択可能としてもよい。
【0062】
ある区間のメロディ生成に際しては、図8(A)に示すように開始音データに基づいて最初のメロディ音S11を決定した後、図7(A),(B)のメロディパターン及びリズムパターンに従って順次にメロディ音を決定し、最後に終了音データに基づいて最後のメロディ音S12を決定する。この例は、図7(A),(B)のメロディパターン及びリズムパターンに忠実に従うものであるが、図8(B)に示すように最初のメロディ音S21と最後のメロディ音S22とに合わせてパターンを変形させるようにメロディ生成を行なうこともできる。
【0063】
この発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、種々の改変形態で実施可能なものである。例えば、次のような変更が可能である。
【0064】
(1)曲テンプレートの記録フォーマットは、図2に関して前述したものに限らない。また、メロディ生成アルゴリズムも、図6〜8に関して前述したものに限らない。例えば、ユーザが所望のコード進行を鍵盤36又はスイッチ群38で入力できる構成あるいはユーザが所望のコード進行を表示器40の画面で指定できる構成を採用し、入力又は指定に係るコード進行に適合したメロディを生成するようにしてもよい。この場合、コード区間毎に調とコードとからアベイラブル・ノート・スケールを求め、求めたアベイラブル・ノート・スケール中の音を使用してメロディを生成するようにしてもよい。
【0065】
(2)作成された曲データについては、音楽ルールに従って補正処理を施したり、ユーザの指示に従って編集処理を施したりするようにしてもよい。
【0066】
(3)曲テンプレートに基づいて作成されたメロディを視覚表示や楽音発生などによってユーザに報知するようにしてもよい。楽音発生によってメロディを報知する際には、入力したコード進行に基づいて自動伴奏を遂行するようにしてもよい。
【0067】
(4)各区間の特徴データとしては、各区間の開始音データ、終了音データを記録するようにしたが、これに限らない。例えば、各区間内における重要音(音符長が長い音、強拍に存在する音等)の位置やピッチに関するデータなどを記録するようにしてもよい。
【0068】
(5)他の区間のメロディを指示するデータとして同一あるいは類似を指示するデータを記録するようにしたが、これに限らない。例えば、対比を指示するデータを記録するようにしてもよく、この場合、参照すべき区間のものとリズムの粗密が逆であったり、ピッチの変化傾向が逆であるようなメロディを生成すればよい。なお、同一あるいは類似を指示するデータとしては、ヘッダデータHD中に記録したようなA,B,C,C’等の楽節構成を表わすデータを記録するようにしてもよい。
【0069】
(6)曲テンプレートにおける「1曲分」とは、ワンコーラス分でもよく、繰り返し部分を含んだフルコーラス分でもよい。
【0070】
(7)この発明は、電子楽器の形態に限らず、パーソナルコンピュータとアプレリケーションソフトウェアとの組合せの形態でも実施することができる。アプリケーションソフトウェアは、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等の記録媒体に記憶させてパーソナルコンピュータに供給してもよいし、あるいは通信ネットワークを介してパーソナルコンピュータに供給するようにしてもよい。
【0071】
(8)この発明は、電子楽器に限らず、カラオケ装置等に用いる曲データの作成にも適用することができる。
【0072】
(9)この発明は、鍵盤式電子楽器に限らず、弦楽器式、管楽器式、打楽器式等の電子楽器にも適用することができる。
【0073】
(10)この発明は、音源装置、自動演奏装置等を内蔵した電子楽器に限らず、鍵盤、音源装置、自動演奏装置等をMIDIや各種ネットワーク等の通信手段で結合した電子楽器にも適用することができる。
【0074】
(11)メロディ、コード等の演奏データのフォーマットは、イベントの発生時刻を1つ前のイベントからの相対時間で表わす「イベント+相対時間」方式に限らず、イベントの発生時刻を曲や小節内の絶対時間で表わす「イベント+絶対時間」方式、音符の音高と音符長及び休符と休符長で曲の内容を表わす「音高(休符)+符長」方式、イベント発生の最小時間単位毎に記憶領域を確保し、イベントの発生時刻に対応する記憶領域にイベントを記録する方式等の任意の方式を用いることができる。
【0075】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、ユーザが選択した曲テンプレートに基づいて1曲分のメロディデータを作成する際に曲の一部区間では曲テンプレート中のメロディデータを採用すると共に曲の他の区間では曲テンプレート中のメロディ特徴データに基づいてメロディデータを生成する構成にしたので、ユーザの望む部分メロディを含んだ1曲分のメロディが簡単に得られると共に、1曲としてまとまりのあるメロディを得やすい効果がある。
【0076】
また、少なくとも1つの曲テンプレートにおける少なくとも1つの区間のメロディ特徴データとしては、曲の一部区間と同一又は類似のメロディの採用を指示する指示データを記録しておき、曲データを作成する際に指示データを記録した区間については該指示データによる同一又は類似のメロディの採用の指示にそれぞれ対応して読出しに係る曲テンプレート中のメロディデータを採用又は修正してメロディデータを得る構成にしたので、ユーザの望む部分メロディを曲の一部区間に限らず曲の指示データ記録区間にも含ませることができ、例えばA,B,A又はA’…のような楽節構成の曲が簡単に得られる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係る自動作曲装置を備えた電子楽器の回路構成を示すブロック図である。
【図2】 データベースとして記録される曲テンプレートを示す図である。
【図3】 自動作曲装置における作曲処理の概要を説明するための説明図である。
【図4】 作曲処理を示すフローチャートである。
【図5】 メロディ生成処理を示すフローチャートである。
【図6】 区間メロディ生成処理の一例を示すフローチャートである。
【図7】 メロディパターン及びリズムパターンを例示する図である。
【図8】 区間メロディ生成処理の他の例を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10:バス、12:CPU、14:ROM、16:RAM、18,20:検出回路、22:表示回路、24:音源回路、26:効果回路、28:外部記憶装置、30:MIDIインターフェース、32:通信インターフェース、34:タイマ、36:鍵盤、38:スイッチ群、40:表示器、42:サウンドシステム、44:MIDI機器、46:通信ネットワーク、48:サーバコンピュータ。

Claims (4)

  1. 複数の曲テンプレートを記録する記録手段であって、各曲テンプレートとしては、曲の一部区間のメロディを表わすメロディデータと、曲の他の区間のメロディ特徴を表わすメロディ特徴データとを含むデータ群を記録するものと、
    前記複数の曲テンプレートのうち任意のものを選択するための選択操作を行なう操作手段と、
    前記記録手段から前記複数の曲テンプレートのうち前記操作手段での選択操作に係る曲テンプレートを選択して読出す読出手段と、
    前記記録手段から読出された曲テンプレートに基づいて1曲分のメロディを表わす曲データを作成する作曲手段であって、曲の一部区間については読出しに係る曲テンプレート中のメロディデータを採用すると共に曲の他の区間については読出しに係る曲テンプレート中のメロディ特徴データに基づいて該他の区間のメロディを表わすメロディデータを生成し、前記採用に係るメロディデータと前記生成に係るメロディデータとを前記曲データとして採用するものと
    を備えた自動作曲装置。
  2. 複数の曲テンプレートを記録する記録手段であって、各曲テンプレートとしては、曲の一部区間のメロディを表わすメロディデータと、曲の他の区間のメロディ特徴を表わすメロディ特徴データとを含むデータ群を記録するものと、
    前記複数の曲テンプレートのうち任意のものを選択するための選択操作を行なう操作手段と
    を備えたコンピュータにおいて使用される記録媒体であって、
    前記記録手段から前記複数の曲テンプレートのうち前記操作手段での選択操作に係る曲テンプレートを選択して読出すステップと、
    前記記録手段から読出された曲テンプレートに基づいて1曲分のメロディを表わす曲データを作成するステップであって、曲の一部区間については読出しに係る曲テンプレート中のメロディデータを採用すると共に曲の他の区間については読出しに係る曲テンプレート中のメロディ特徴データに基づいて該他の区間のメロディを表わすメロディデータを生成し、前記採用に係るメロディデータと前記生成に係るメロディデータとを前記曲データとして採用するものと
    をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  3. 複数の曲テンプレートを記録する記録手段であって、各曲テンプレートとしては、曲の一部区間のメロディを表わすメロディデータと、曲の他の複数区間のうちの各区間毎にメロディ特徴を表わすメロディ特徴データとを含むデータ群を記録し、少なくとも1つの曲テンプレートにおける少なくとも1つの区間のメロディ特徴データとしては、曲の一部区間のメロディと同一又は類似のメロディの採用を指示する指示データを記録するものと、
    前記複数の曲テンプレートのうち任意のものを選択するための選択操作を行なう操作手段と、
    前記記録手段から前記複数の曲テンプレートのうち前記操作手段での選択操作に係る曲テンプレートを選択して読出す読出手段と、
    前記記録手段から読出された曲テンプレートに基づいて1曲分のメロディを表わす曲データを作成する作曲手段であって、曲の一部区間については読出しに係る曲テンプレート中のメロディデータを採用する一方、曲の他の複数区間のうち前記指示データを記録した区間については該指示データによる同一又は類似のメロディの採用の指示にそれぞれ対応して読出しに係る曲テンプレート中のメロディデータを採用又は修正すると共に前記指示データを記録しなかった区間については読出しに係る曲テンプレート中のメロディ特徴データに基づいて該区間のメロディを表わすメロディデータを生成し、前記採用又は修正に 係るメロディデータと前記生成に係るメロディデータとを前記曲データとして採用するものと
    を備えた自動作曲装置。
  4. 複数の曲テンプレートを記録する記録手段であって、各曲テンプレートとしては、曲の一部区間のメロディを表わすメロディデータと、曲の他の複数区間のうちの各区間毎にメロディ特徴を表わすメロディ特徴データとを含むデータ群を記録し、少なくとも1つの曲テンプレートにおける少なくとも1つの区間のメロディ特徴データとしては、曲の一部区間のメロディと同一又は類似のメロディの採用を指示する指示データを記録するものと、
    前記複数の曲テンプレートのうち任意のものを選択するための選択操作を行なう操作手段
    を備えたコンピュータにおいて使用される記録媒体であって、
    前記記録手段から前記複数の曲テンプレートのうち前記操作手段での選択操作に係る曲テンプレートを選択して読出すステップと、
    前記記録手段から読出された曲テンプレートに基づいて1曲分のメロディを表わす曲データを作成するステップであって、曲の一部区間については読出しに係る曲テンプレート中のメロディデータを採用する一方、曲の他の複数区間のうち前記指示データを記録した区間については該指示データによる同一又は類似のメロディの採用の指示にそれぞれ対応して読出しに係る曲テンプレート中のメロディデータを採用又は修正すると共に前記指示データを記録しなかった区間については読出しに係る曲テンプレート中のメロディ特徴データに基づいて該区間のメロディを表わすメロディデータを生成し、前記採用又は修正に係るメロディデータと前記生成に係るメロディデータとを前記曲データとして採用するものと
    をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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