JP3392157B2 - セキュリティー鍵保管装置 - Google Patents
セキュリティー鍵保管装置Info
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Description
ャッシュカードなどに使用される電子カードを、そのま
ま使用して、出入口扉等の鍵を、確実かつ安全に保管す
ることができるセキュリティー鍵保管装置に関する。
どの電子カードを用いて、ボックス内に保管した鍵を出
し入れできるようにしたセキュリティー鍵保管装置を提
案している。この提案に係る鍵保管装置は、建物の出入
口扉等を施解錠するための鍵を、使用場所付近に設置し
た扉付きの鍵収納ボックス内に保管し、この鍵収納ボッ
クスの扉を、関係する各個人が所持した磁気カードなど
の電子カードを用いて施解錠できるようになっている
が、専用の電子カードを使用しなければならず、そのた
め、多くの種類のキャッシュカードやクレジットカード
などを所持する機会の多くなった近時においては、所持
すべきカードを必然的に益々増大させる要因となってい
る。
される本発明は、キャッシュカードやクレジットカード
など個人が既に所持している他の用途に使用される既存
の電子カードをそのまま使用できるようにしたセキュリ
ティー鍵保管装置を提供することを目的としている。
に提案される本発明のセキュリティー鍵保管装置は、鍵
の使用場所(出入口扉等)の付近などに、その鍵を収納
することができる鍵収納ボックスを設け、この鍵収納ボ
ックスの扉を、各個人が他の用途のために既に所持して
いる磁気カードやICカードを使用して施、解錠できる
ようになっており、またカードデータを登録又は抹消す
る場合に表示される必要な操作ガイドメッセージを表示
するための表示画面を備えている。
キャッシュカードやクレジットカードなど個人が他の用
途のために既に所持している電子カードをそのままカー
ドリーダに読取走査させて、鍵収納ボックスを施解錠で
きるので、特別な電子カードを必要とせず利便である。
ャッシュカードなどの既存のカードに書き込まれたカー
ドデータの登録を行うには、設定スイッチを操作し、電
子カードをカードリーダに読み込ませ、表示画面に表示
される操作ガイドメッセージに従って行うが、この場合
に使用される設定スイッチは、簡単に操作されるのを防
止するため、装置本体の内部など、外からは操作できな
い箇所へ設けておくとよい。
説明する。図2は、本発明に係るセキュリティー鍵保管
装置のハード構成の一例を示すブロック構成図であっ
て、CPU11に、カードリーダ2、テンキー3、LC
D(液晶)等によって構成された表示画面4、及び鍵収
納ボックス1の他、異常警報出力手段12等が接続さ
れ、また上記CPU11には、一般の電源線又はバッテ
リ13からの動作電源が電源回路14を介して供給され
る構成となっている。
常情報などを、文字情報として表示するようになってい
る。また上記異常警報出力手段12は、異常ブザー、異
常ランプなどによって構成されており、必要に応じて、
上記表示画面4での文字情報と並行して作動されるよう
になっている。装置本体の表パネル18には、図3に拡
大した外観図を示すように、読取スリット2aを有した
カードリーダ2、テンキー3、表示画面4、及び鍵収納
ボックス1とともに、上記異常警報出力手段12として
の異常ブザー15、異常ランプ16などが適宜配置され
ている。また、この表パネル18は、各種制御機器を収
納した装置本体に対して開閉可能とされているが、装置
本体内には、普段は、あまり操作することのない各種設
定等に用いられるスイッチ類(不図示)がメンテナンス
のために設けられているので、専用キー(不図示)を用
いて施、解錠が可能なロック装置17により、その閉止
状態に保持できる構造となっている。
た状態を拡大して示す正面図であって、この鍵収納ボッ
クス1内には、例えば鍵6(又は7)を所定状態に保管
させるための鍵セット部8が設けられている。なお、こ
の鍵セット部8は、図示したような鍵差し込み口を有し
たものに限らず、鍵6,7を引っ掛けるフック状に形成
されたもの(不図示)や、又は鍵セット部8等が何ら設
けられていないもの(鍵収納ボックス1が単なる箱状と
なったもの)などでもよい。また、収納できる鍵6や7
の数は、1個だけとしても、又は複数個としてもよく、
複数の出入口扉等に通用するマスターキー(不図示)な
どを収納するようにしてもよい。
イド(不図示)によって自動的に開動作する構造とされ
ている。図1は、本発明に係るセキュリティー鍵保管装
置の基本的な使用手順を示した図であり、建物の出入口
扉等を解錠しようとする者が、自分で所持する磁気カー
ドなどの電子カード5をカードリーダ2へ通すことで、
カードデータの登録照合が行われ(図1(a)参照)、
カードが適正で、カードデータの登録が確認されると、
鍵収納ボックス1の扉19が自動的に開かれる(同図
(b)参照)。そして、鍵収納ボックス1内に保管され
ている鍵7を取り出して出入口扉20等を解錠するなど
した後は、鍵7を鍵収納ボックス1内へ戻し、その扉1
9を閉めて、再び保管状態に出来る(同図(c),
(d)参照)。
の操作手順を示している。表示画面4は、当初の待機状
態ではLCD−1−1で示す表示を行っており(図5
(a)参照)、磁気カード5をカードリーダ2に通して
読取走査を行うと、カードデータの登録が照合され、そ
の一致が判別されると、鍵収納ボックス1の扉19の開
かれると同時に、LCD−1−3には、扉を開いたとい
うメッセージが表示される(同図(c)参照)。ところ
が一方、読取走査した磁気カード5が適正でなかった
り、登録されていないときには、異常ブザー15(図3
参照)を鳴動させると同時に、表示画面4はLCD−1
−2で示す表示を行って、操作者に、磁気カードの操作
をやり直させるように促す(同図(b)参照)。このよ
うな操作のやり直しが、同一の磁気カードにつき4回続
けられた場合や、最初の異常ブザー15の鳴動から所定
時間(20秒程度)が経過した場合には、表示画面4が
元のLCD−1−1の表示に切り替わるようになってい
る。
115は、このような一連の動作手順を示すものであ
る。本発明の鍵保管装置によれば、各個人が既に所持し
ている磁気カードやICカードなどの電子カードを、カ
ードリーダ2に読取走査させるだけで、各個人ごとに、
鍵収納ボックス1の扉19を開かせるための操作手順を
異ならせることができるようになり、運用面で幅を持た
せられる。また一方、装置本体の内部スイッチとして、
この切替え用のものを設けておくこともできる。
が所定の操作に基づいて開かれた場合にあって、一旦持
ち出された鍵が所定状態に返却されない限り、扉19を
閉めることができず、開いた状態を保持する構造とする
こともできる。この構造の採用により、鍵の使用者に対
しては、鍵の持ち去りを防止して確実な返却を行うよう
に促すことができ、また、他の者には、鍵を使用中であ
ることが一目して理解できるようになる。このための構
造としては、例えば扉19を、スプリング(不図示)な
どによって常に開き方向へ付勢しておくとともに、図4
の如く、扉19を閉止状態としたときに、この扉19の
周縁部から鍵収納ボックス1に設けた切欠23へ向くよ
うになるピン22を設け、このピン22を、ソレノイド
(不図示)の励磁作動で扉19内へ退入できるようにし
ておく。扉19を開かせるソレノイド21には、図7に
示すように2つの接点A及びBをOR接続し、いずれが
閉じてもソレノイド21が励磁作動(ピン22の退入動
作)するようにしておく。
のA接点は、磁気カードや暗証番号の照合後に出力され
る、扉19を開くための開動作指令信号と同時に閉じ、
他方のB接点は、鍵収納ボックス1に対する鍵の返却信
号がない状態で、かつ扉19が閉じられる度に閉じられ
るようになっている。この他、前記した異常警報出力手
段12(図2参照)として、異常ブザー15(図3参
照)とは別に、警報手段を設けることができる。この警
報手段は、図8に示すように、上記扉19が所定の操作
に基づいて開かれた場合、この時点(T0)から所定時
間(T2)が経過しても、鍵収納ボックス1に対する鍵
の返却信号が発信されなかったときや、更に扉19の閉
止信号が発信されなかったときに、警報の発報を行う構
成となっている。これにより、鍵の使用者に対して、鍵
の持ち去りを防止して確実な返却を行わせるとともに、
扉19の閉め忘れによる鍵の盗難などをも防止できるも
のとなる。警報発報までの時間(T2)としては、鍵の
複製を製作する暇を与えないようにするため、鍵収納ボ
ックス1の設置場所から出入口扉等までを往復するのに
要する時間を基準として、これにやや余裕を持たせる程
度(最長を3分程度とする任意時間)とする。なお、警
報を発報させる事態が頻発するのを防止するため、警報
発報までの時間(T2)を、予報時間(T1)と本警報
時間とに区分し、予報時間(T1)の満了によって、ま
ず、機器異常ブザー15を鳴動させるようにしておくと
よい。図9のステップ300〜310は鍵収納ボックス
1の扉19を閉める場合の一連の動作手順を示したフロ
ーチャートである。
損又はこじ開けが検出された場合や、侵入者が検出され
た場合に、自動的に警報の発報や緊急連絡等を行う防犯
システムが設けられている場合がある。このような場
合、磁気カードを用いた正規の操作により、鍵収納ボッ
クス1の扉19が開けられ又は鍵が持ち出されたときに
は、上記防犯システムを自動的に解除させたり、また、
建物などでの所用を終え、その出入口扉等の施錠後に、
使用後の鍵を鍵収納ボックス1に返却することによっ
て、防犯システムを元のセット状態に戻したりできるよ
うに構成させることも可能である。
次に行うべき手順や確認事項などのガイドが表示される
構成となっている。図10は、このような手順ガイドメ
ッセージを、その展開順にしたがって体系的に示したも
のであり、最初に、LCD−1で示すメニュー表示が行
われる。この状態からテンキー3の[*]キーを1回押
すごとに、LCD−11、LCD−111、…へと縦列
系への表示切替えが行われる。
などの電子カードに書き込まれたカードデータを登録す
るには、LCD−1が表示されている状態から[*]キ
ーを1回操作すれば、LCD−11の表示に切り替わっ
て登録モードに設定され、登録モードが作動されるの
で、この表示にしたがって所望する登録番号(例えば0
02)を、テンキー3により指定入力する(図10
(a)参照)。なお、登録番号として、特定の番号を所
望しない場合(何番でもよい場合)には、単に[*]キ
ーだけを操作すれば、空き番号のうち最も若い番号が自
動的に選出されて、これが次のLCD−111で表示さ
れるようになっている。
って、電子カードをカードリーダ2へ通し、そのカード
データの読取走査を行わせる。読取走査及び登録が適正
に行われた場合、ピー音で報知され、次にLCD−11
2で示す表示が行われる。ここでは、暗証コード(暗証
番号)を聞いてくるので、必要があれば、任意の4桁の
数字(例えば1,2,3,4)を入力し、[*]キーを
操作する(暗証番号を不要とさせる場合は、*キーのみ
を操作する等する)。次に切り替わるLCD−113の
表示は、登録結果を確認するためのものであり、その直
前に登録処理された登録番号や暗証番号を表示する。最
後に、数字キーの一つ(例えば[1]キー)と[*]キ
ーとを操作して登録処理作業を完了する。このようにし
て電子カードのカードデータが登録できた後は、この電
子カードによって鍵収納ボックス1の扉19を施、解錠
できる。
がって、登録番号(例えば002)を指定入力した場
合、既にこの番号に、別の登録データが書き込まれてい
ると判断されたときには、自動的に、この002番に書
き込まれている登録データを抹消するための抹消モード
が実行される(図10(b)参照)。このようにしてお
けば、登録番号に重複が発見された場合に、いちいちL
CD−1の表示まで戻してから、新たに抹消モードを選
択するような手間をかける必要がなくなり、登録処理作
業が迅速に行える利点がある。
に設けてあるので、その操作時には、表パネル18(図
3参照)のロック装置17を専用キーで解錠させる必要
がある。なお、上記したような登録による登録データを
はじめ、その他各種の設定事項を一括して抹消する場合
(例えば、鍵収納ボックス1の設置場所を変更する場合
や、人事的な大幅移動があった場合など)には、図11
に示すようなディップスイッチ25において、例えば5
番、6番、8番を同時にオン操作することによって、全
データの一括抹消ができるような構成としておくと便利
である。このようなディップスイッチ25においても、
装置本体の内部へ設けておく。
明に係るセキュリティー鍵保管装置によれば、建物の出
入口扉等を施、解錠するための鍵は、その出入口扉等の
付近(鍵収納ボックス内)で無人で保管され、しかも、
この出入口扉等に関係する各個人全員が、鍵収納ボック
スの扉の施、解錠を、各個人が既に所持している磁気カ
ードやICカードなどの電子カードを用いて、しかも表
示画面に表示される操作ガイドメッセージに従って簡単
にできるようになるから、専用の磁気カードなどを、わ
ざわざ新規に作成する手間やコストが解消され、かつ利
便性が図れる。
用手順を示す説明図である。
の一例を示すブロック構成図である。
る。
す正面図である。
る。
ートである。
レノイドの配線図である。
報手段、機器異常ブザーとの動作関係を示すタイムチャ
ートである。
手順を示したフローチャートである。
画面に現れる操作ガイドメッセージを示す説明図であ
る。
るディップスイッチを示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 他の用途に使用される磁気カードやIC
カードなどの電子カードに書き込まれたカードデータを
予め登録しておき、電子カードをカードリーダで読取走
査させることによって、登録されたカードデータと照合
し、その一致が判別したときには、鍵収納ボックスの扉
を開く構造としたセキュリティー鍵保管装置において、 上記カードデータを登録又は抹消する場合に必要な操作
ガイドメッセージを表示するための表示画面を備え、こ
の表示画面は、鍵保管装置本体の表パネルに配置してい
る構造とした セキュリティー鍵保管装置。 - 【請求項2】請求項1において、 上記カードデータのうち、指定された登録番号に対応し
たものが未登録であると判断されたときには、電子カー
ドの読取走査を行うための登録モードが自動的に作動さ
れる一方、登録済みであると判断されたときには、登録
データを抹消するための抹消モードが自動的に作動され
る 構造としたセキュリティー鍵保管装置。 - 【請求項3】請求項1において、 上記鍵保管装置は、カードデータの登録を行なうための
設定スイッチを、該装置本体の内部などに設置してお
り、 上記カードデータのうち、指定された登録番号に対応し
たものが未登録であると判断されたときには、電子カー
ドの読取走査を行うための登録モードが自動的に作動さ
れる一方、登録済みであると判断されたときには、登録
データを抹消するための抹消モード が自動的に作動され
る構成としたセキュリティー鍵保管装置。
Priority Applications (1)
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JP20161792A JP3392157B2 (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | セキュリティー鍵保管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20161792A JP3392157B2 (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | セキュリティー鍵保管装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0650033A JPH0650033A (ja) | 1994-02-22 |
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Family
ID=16444032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20161792A Expired - Lifetime JP3392157B2 (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | セキュリティー鍵保管装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP2008089975A (ja) * | 2006-10-02 | 2008-04-17 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 電子楽器 |
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-
1992
- 1992-07-28 JP JP20161792A patent/JP3392157B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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