JP3344751B2 - ロッカーシステム - Google Patents

ロッカーシステム

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JP3344751B2
JP3344751B2 JP03873693A JP3873693A JP3344751B2 JP 3344751 B2 JP3344751 B2 JP 3344751B2 JP 03873693 A JP03873693 A JP 03873693A JP 3873693 A JP3873693 A JP 3873693A JP 3344751 B2 JP3344751 B2 JP 3344751B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管理装置によって生成
した暗証番号の入力によりロッカー装置の扉の解錠が行
われるロッカーシステムに係り、特に、複数の扉を有す
るロッカー装置と暗証番号を入力するキー操作部とが一
体的に構成されたロッカーシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種のロッカーは、キーをなくす心配
のないキーレスロッカーとして、スキー場、ゴルフ場、
ホテル、病院、結婚式場などにおいて、小物携帯品、貴
重品などを一時的に保管するために有効に適用されてい
る。従来、このようなものとして、各扉に点灯によって
未使用を示すランプを設け、利用者がこのランプにより
未使用の扉を見つけ、その番号に続いて所定桁の数字を
テンキーの操作によって入力することで、これを暗証番
号として以後当該扉の利用を可能にしたものがあった。
【0003】このようなロッカーでは、利用が全く自由
であるため、いたずらによって実際に使用しない扉まで
不正に暗証番号が入力されると、以後その扉を他の人が
利用できなくなり、多くの人に有効に利用してもらうこ
とができなくなる。
【0004】そこで、このような不正使用を行うことが
できなくしたものが、例えば特開平1−116173号
公報において提案されている。この提案のロッカー装置
では、ロッカー管理者のいるフロントに設置した操作部
をケーブルを介して接続し、この操作部のテンキーをロ
ッカー管理者が操作して入力した番号の扉のみを利用で
きるようにしている。
【0005】すなわち、ロッカー管理者が扉番号を入力
した後、ロッカーと一体のテンキーにより、この扉番号
と同じ番号が入力されたときのみその番号の扉が解錠さ
れ、またこの状態で同じテンキーの操作によって所定桁
の数字を入力することで、解錠された扉を開けたとき
に、この所定桁の数字が暗証番号として設定され、以後
扉番号とこの暗証番号を入力したとき当該扉を解錠でき
るようにしている。
【0006】従って、ロッカー管理者が管理装置の操作
部の操作により入力した扉番号をプリンタで印字したチ
ケットを利用者に渡し、利用者がチケットに印字された
扉番号をロッカー装置のテンキーを操作して入力したと
きのみ、その指定された扉を開けて利用できるようにな
り、指定したロッカー扉以外の不正使用を防ぐことがで
きると共に、扉の使用状況を把握できるようになってい
る。
【0007】上述の場合、扉番号を印字したチケットを
利用者に渡すようにしているが、この代わりに磁気カー
ド、バーコードカードなどを発券し、このカードに記録
した情報をロッカー側に設けた読取装置によって読み取
らせるようにしたものもある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のシステムでは、フロントに設けた管理装置の操作部を
ケーブルを介して接続し、このケーブルを通じて通信を
行う必要がある他、後者のものでは更に読取装置も設け
なければならないので、いずれの場合もコスト高となる
という問題があった。
【0009】よって本発明は、上述した従来の問題点に
鑑み、コスト高を招くことなく、利用者の使用できる扉
を限定して不正使用を防げるようにしたロッカーシステ
ムを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明により成されたロッカーシステムは、図1の基本
構成図に示すように、複数の扉11を有するロッカー装
置1の各扉を解錠するためのID番号を生成する管理装
置2と、テンキー及び特殊キーを含むキー操作部121
を有し、該キー操作部121から前記ID番号を入力す
ることにより当該ID番号によって使用を許諾された扉
11が解錠され、該解錠された扉のその後の解錠のため
の暗証番号を前記キー操作部121によって設定して使
用可能となるロッカー装置1とを備え、前記管理装置2
より生成される前記ID番号は、当該管理装置が備え
る時計の時刻に基づくその生成時刻を表す時刻情報と、
使用を許諾する扉番号と、当該ID番号が有効に働くそ
の生成からの時間を表す有効時間情報とに基づいて予め
定めた第1の規則に従って生成した数字を、予め定めた
第2の規則に従って、所定数の桁の予め定めた桁にそれ
ぞれ割り振った所定桁数の数字からなり、前記ロッカー
装置1は、前記管理装置2の時計と同じ時刻を刻み現在
時刻情報を発生する時計装置124と、前記キー操作部
によって入力されたID番号を、前記管理装置2がID
番号を生成するに当たって使用した前記第1及び第2の
規則を利用して、前記生成時刻を表す時刻情報の一部、
前記扉番号及び前記有効時間情報を解読する解読手段1
23dとを備え、前記解読手段123dが、前記時計装
置124の時刻情報、前記解読した有効時間情報及び前
記生成時刻を表す時刻情報の一部に基づいて、前記キー
操作部121によって入力されたID番号の有効性を判
断し、有効なとき前記解読した扉番号の扉を解錠するよ
うにしたことを特徴としている。
【0011】
【作用】以上の構成により、ロッカー装置1が有する時
計装置124と同じ時刻を刻む時計の時刻に基づくID
番号の生成時刻を表す時刻情報と、使用を許諾する扉番
号と、当該ID番号が有効に働くその生成からの時間を
表す有効時間情報とに基づいて予め定めた第1の規則に
従って生成した数字を、予め定めた第2の規則に従っ
て、所定数の桁の予め定めた桁にそれぞれ割り振った所
定桁数の数字からなるID番号を管理装置2が生成す
る。解読手段123dが、キー操作部によって入力され
たID番号を、管理装置2がID番号を生成するに当た
って使用した第1及び第2の規則を利用して、生成時刻
を表す時刻情報の一部、扉番号及び有効時間情報を解読
するとともに、時計装置124の時刻情報、前記解読し
た有効時間情報及び前記生成時刻を表す時刻情報の一部
に基づいて、前記キー操作部121によって入力された
ID番号の有効性を判断し、有効なとき前記解読した扉
番号の扉を解錠するので、利用者の使用できる扉を限定
して不正使用を防ぐことができ、また利用者によって使
用できる扉を指定するID番号を生成する管理装置2
は、時計装置124の時刻と同じ時刻を刻む時計をもっ
ているだけでよく、相互通信を行うためのケーブルなど
を介してロッカー装置1に接続される必要がないので、
コストアップを招くことがない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は本発明によるロッカーシステムの一実施例
を示す。同図において、1はロッカー装置であり、これ
は複数の扉11とテンキーを有する制御装置12とを備
える。各扉11の内側にはソレノイド式の錠装置(図示
せず)が設けられ、ソレノイドの付勢により錠装置の解
錠が行われ、扉11の開放が可能になる。2はロッカー
管理者がいるフロントに設置される管理装置であり、該
管理装置2は、ロッカー装置1の扉11の使用状況を管
理すると共に、扉を貸し出す際に利用者に知らせる必要
のあるその扉を解錠するためのコード化された認識(I
D)番号を印刷した利用チケット3を発券する。管理装
置2は、CRT21a、キーボード21b及び本体21
cからなるパーソナルコンピュータ(PC)21とこれ
に接続され発券するチケット3の印字をプリンタ22と
からなっている。
【0013】ロッカー装置1の制御装置12は、その外
観を示す図3のように、キー操作部121と例えば液晶
表示器(LCD)からなる表示部122とからなり、キ
ー操作部121は0〜9のテンキー121aと、キャン
セル(C)キー121bと、特殊(#)キー121cと
からなっている。テンキー121aは、貸し出された扉
11を解錠するためのID番号の入力と、扉11の解錠
後に設定する暗証番号の数字の入力と、設定した暗証番
号による解錠の際の暗証番号の入力とに使用される。
【0014】また、制御装置12は、その回路構成を示
す図4のように、予め定めた制御プログラムに従って動
作するマイクロコンピュータ(CPU)123を有し、
このCPU123には制御プログラムを格納したROM
123aと各種データを格納するRAM123bとが内
蔵されている。CPU123には、上記キー操作部12
1と、表示部122と、時刻データを発生する時計装置
124と、発音手段としてのブザー125と、各扉11
の開閉を検出する開閉検出スイッチ111と、各扉11
の施解錠を行う錠装置112とが接続されている。な
お、図には、扉開閉検出スイッチ111及び錠装置11
2は各1つしか示していないが、扉11の数だけ接続さ
れている。
【0015】なお、時計装置124は、PC21が内蔵
する時計装置(図示しない)の時刻と少なくとも分単位
で同じ現在時刻を刻むようにセットされる。そして、時
計装置124の現在時刻は、ロッカー管理者による例え
ば毎朝の点検時に、テンキー121aの特定の操作に応
じて表示部122に表示され、この表示によりPC21
の時刻と違っていることが確認されたときには、テンキ
ー121aの操作によって同じになるように調整できる
ようになっている。
【0016】以上の構成により、管理装置2において
は、PC21のCRT21aの表示画面にロッカー装置
1の全ての扉11の貸し出し状況が表示され、この画面
を見てロッカー管理者がキーボード21bを操作して貸
し出す扉の番号を入力することによって、本体21cが
その番号の扉を解錠するためのID番号を生成し、これ
をプリンタ22に印字させて利用チケット3を発券す
る。このチケット3を利用者に渡すことによって、ID
番号を知らせる。
【0017】管理装置2におけるID番号の生成の仕方
を次に説明する。管理者がキーボード21bの操作によ
って扉番号を入力すると、本体21cは内蔵する時計装
置から現在時刻データを読み込み、そして、入力された
扉番号と、読み込んだ現在時刻データからなる発券時刻
と、チケット3の発券からID番号を使って解錠できる
予め定めた有効時間との3つの要素によりID番号を生
成する。
【0018】今、扉番号を2桁の01〜99の数字A1
2 (十位をA1 、一位をA2 とする)、有効時間を1
桁の0〜9のコードにより表される数字B、発券時刻を
4桁の数字C1 2 3 4 (時の十位をC1 、一位を
2 とし、分の十位をC3 、一位をC4 とする)とする
と、本体21cはこれらの予め定めたルールに従って処
理し、A1 .(C1 +C3 ).B.(C2 +C4 ).A
2 なる6桁の数字からなるID番号を生成する。なお、
(C1 +C3 )は7以下、(C2 +C4 )は18以下の
数字となり、有効時間コード0〜9は、例えば、0…5
分以内、1…10分以内、2…15分以内、……9…1
時間以内のように、1時間以内の時間が設定される。
【0019】具体的な例を挙げて更に説明すると、有効
時間として例えば10分以内に設定されている管理装置
2において、キーボード21bによって13時50分台
に扉番号として10番が入力されると、A1 =1、A2
=0、B=1、C1 =1、C 2 =3、C3 =5、C4
0となり、1.(1+5).1.(3+0).0=1.
6.1.0.3.0なる6桁のID番号が生成され、こ
の6桁の数字列EFGHIJ=(161030)を印刷
した利用チケット3が発券される。
【0020】この利用チケット3はロッカー利用者に渡
され、これによって利用者が、チケット3に印刷されて
いる6桁のID番号と同じ番号を、ロッカー装置1に設
けられている制御装置12のキー操作部121のテンキ
ー121aを操作して入力すると、制御装置12のCP
U123がこれを読み込んでRAM123b中の所定エ
リアに一時的に格納してから解読処理を行う。この解読
処理当たってまず、最上位桁Eの1と最下位Jの0によ
って扉番号を特定し、この扉が未使用であることを確認
する。使用中であるときには、この時点で、入力された
ID番号が適正なものでないと判断してブザー125に
エラー音を発生させたり或いは表示部122にメッセー
ジを表示させて再度の入力を促す。
【0021】入力したID番号から当該扉が未使用であ
ると判断したときには、次に下位から4つ目の桁Gの数
字1により有効時間が10分以内であると判断する。続
いて、CPU121は時計装置124から現在時刻デー
タを読み込み、この読み込んだ時刻データからC1 ’C
2 ’時C3 ’C4 ’分を得、これからF−C1 ’=X
(≦5)を求めると共に、C3 ’C4 ’分≧10分であ
るか、C3 ’C4 ’分<10分であるかによりHI−
2 =Y(≦9)又はHI−( 2 +1)=Y’(≦
9)を求め、(C1 ’C2 ’時C3 ’C4 ’分−C1
2 ’時XY分)≧10分、又は(C1 ’C2 ’時
3 ’C4 ’分−C1 ’C2 ’時XY’分)≧10分が
成立するかどうかを判断する。そして、成立していると
きには入力されたID番号が適正なものであると判断
し、当該扉11の錠装置を解錠する。
【0022】具体的な例を挙げて説明すると、上記ID
番号「161030」が、発券時刻から10分経過して
いない、例えば13時55分に入力されると、X=F−
1=6−1=5、Y=HI−3=03−3=0が得ら
れ、13時55分>13時50分≧10分が成立するの
で、ID番号が適正なものであると判断できる。
【0023】上述の例では、A1 、A2 、B、(C1
3 )及び(C2 +C4 )を特定の桁に当てはめた例を
示したが、これらは任意の桁に割り振ることができる。
従って、ID番号として全くでたらめな数字を入力した
場合、たまたま入力した扉番号が未使用であっても、そ
れ以外の全て条件、(C1 +C3 )≦7、(C2
4 )≦13、B=1、F−1≦5、HI−3≦9、
(C1 ’C2 ’時 3 ’C 4 分−C1 ’C2 ’時XY
分)≦10分を満たすことは実質的に不可能であるの
で、扉の不正使用を排除することができる。
【0024】次に、上述したロッカー装置1の使用手順
を説明する。制御装置12の表示部122には、通常、
例えば「初めて使用する人は6桁のID番号を入力して
下さい。暗証番号設定済みの人は扉番号の後#と暗証番
号を入力して下さい。」なるメッセージが表示されてい
る。従って、初めての人はID番号を入力することにな
るが、ID番号が適正なものであるときには、当該扉が
解錠される。このときブザー音が発生されると共に、表
示部122には、暗証番号の設定の仕方、例えば「2桁
の扉番号、#、4桁の暗証番号を順位入力して下さ
い。」なるメッセージが表示されるので、利用者はこれ
に従って暗証番号の設定操作を行うことになる。
【0025】その後利用者が荷物などを入れるため解錠
された扉11を開けると、このことが扉開閉検出スイッ
チ111により検出され、これに応じて上記設定操作に
より入力した暗証番号が各扉に対応してRAM123b
に設けられた暗証番号設定エリアに記憶されるようにな
る。そして、その後荷物などを入れてから扉11を閉じ
ると、錠装置の施錠が自動的に行われる。以後は、設定
した4桁の暗証番号と同じ数字を、設定時と同様に、キ
ー操作部121のテンキー121aによる扉番号の数字
入力、♯キー121cの操作に続いて、設定済みの4桁
の暗証番号をテンキー121aの操作によって入力する
ことで、当該扉11の錠装置112が解錠されるように
なる。
【0026】以上、動作を概略説明したが、要部の詳細
を、管理装置2のパーソナルコンピュータ21の本体2
1cが制御プログラムに従って行う処理を示す図5のフ
ローチャート及びロッカー装置1のCPU123が制御
プログラムに従って行う処理を示す図6のフローチャー
トを参照して以下説明する。
【0027】管理装置2のパーソナルコンピュータ21
は、図5のフローチャートのステップS1において、C
RT21aに扉管理表を表示させる。扉管理表はロッカ
ー装置1の全ての扉11の貸し出し状況を表すもので、
この扉管理表を見ることでロッカー管理者がまだ貸し出
されていない空いている扉を知ることができる。その後
ステップS2に進んでロッカー管理者によるキーボード
のテンキー操作による2桁の扉番号の入力を待つ。ロッ
カー管理者によって2桁の扉番号が入力されてステップ
S2及びS3の判定がYESになるとステップS4に進
んで図示しない内蔵の時計装置から時刻データを読み込
み、続くステップS5でID番号を生成するID番号生
成処理を行う。ID番号の生成の仕方は上述した通りで
あり、その具体的な処理の説明は省略する。
【0028】ステップS5のID番号生成処理後はステ
ップS6に進み、ここでステップS1において表示する
扉管理表のためのデータの変更を行う。これはID番号
を生成する当たって入力した扉番号の扉が貸し出し状態
になったことを表示上で判るようにするためのものであ
る。その後ステップS7に進んでプリンタ22に対して
印字指令を出力し、ステップS5で生成したID番号を
印刷したチケットを発券させる。
【0029】一方、ロッカー装置1のCPU123は、
図6のフローチャートのステップS11において、初期
画面を表示部122に表示させる。この初期画面では、
上述したような「初めて使用する人は6桁のID番号を
入力して下さい。暗証番号設定済みの人は扉番号の後#
と暗証番号を入力して下さい。」なるメッセージが表示
される。次にステップS12に進んでキー操作部121
の操作によるキー入力があるか否かを判定し、この判定
がNOのときにはステップS13に進んで既に数字入力
があるか否かを判定し、この判定もNOのときには上記
ステップS11に戻って初期画面を表示させ、キー操作
部121の操作によるキー入力を待つ。
【0030】今、扉の貸し出しを受けてチケット3を渡
された利用者がキー操作部121のテンキー121aの
操作によってID番号を入力すると、ステップS12の
判定がYESになり、またこのYESの判定によって進
むステップS14の判定、すなわち、入力がテンキー1
21aの操作によるものであるか否の判定もYESにな
る。このステップS14でのYESの判定によりステッ
プS15に進む。なお、ステップは図示していないが、
ステップS14の判定がYESのときは、その度にテン
キー121aの操作により入力された数字がRAM12
3b中の所定エリアに一時的に順次記憶され、この記憶
した数字の桁によって、続くステップS15において入
力された数字が6桁になったか否かを判定する。このス
テップS15の判定がNOのときには、上記ステップS
12に戻って次の数字入力を待つが、このときステップ
S13の判定がYESとなるので、ステップS12及び
S13を繰り返す。
【0031】6桁のID番号が入力されステップS15
の判定がYESになると、ステップS16に進んで入力
されたID番号の解読処理を行う。なお、この解読処理
は上述したように行われるので、その詳細な処理は省略
する。このステップS16の解読処理に続いてステップ
S17に進み、ここで解読の結果により入力されたID
番号が正規のものであるか否かを判定する。この判定の
結果がNOであるときには上記ステップS11に戻り、
この際にブザー125にエラー音を発生させると共に入
力された数字をクリアする。
【0032】一方、ステップS17の判定がYESのと
きは、すなわち、入力されたID番号が正規のものであ
るときにはステップS18に進み、ここで錠装置112
に対して解錠制御信号を出力して当該扉の解錠を行う。
その後ステップS19に進み、ここで表示部122の表
示画面を暗証番号の設定の仕方のメッセージを表示する
画面に変更してから上記ステップS12に戻る。この暗
証番号設定画面では、上述したような「2桁の扉番号、
#、4桁の暗証番号を順に入力して下さい。」なるメッ
セージが表示される。
【0033】このメッセージに従って、利用者がテンキ
ー121aを操作すると、ステップS12及びS14が
YESになり、更にステップS15を経てステップS1
2に戻る動作を繰り返す。そして、2桁の数字を入力し
た後#キーを操作すると、ステップS14の判定がNO
となってステップS20に進み、このステップS20の
判定がYESになる。なお、扉番号の入力にミスがあっ
てCキー121bを操作したときには、このステップS
20の判定がNOとなるが、このときにはステップS2
1に進んで暗証番号設定中であるか否を判定し、この判
定がYESのときには上記ステップS12に戻る。ま
た、暗証番号設定中でないときには、上記ステップS1
1に戻って初期画面を表示させる。
【0034】ステップS20の判定がYESのときには
ステップS22に進み、ここで入力されている数字が2
桁であるか否か、すなわち、扉番号が入力されたか否か
を判定し、このステップS22の判定がNOのときには
上記ステップSS21に戻る。そして、暗証番号入力中
であるか否かによってステップS11又はステップS1
2に戻る。ステップS22の判定がYESのときにはス
テップS23に進み、ここでテンキー121aによる入
力を待ち、テンキー121aが操作されてステップS2
3の判定がYESになるとステップS24に進んで扉番
号を含め既に入力された数字が6桁になったか否かを判
定し、この判定がYESになるまでステップS23及び
S24が繰り返される。
【0035】ステップS24の判定がYESになったと
きにはステップS25に進み、ここで入力された扉番号
について既に暗証番号が設定されているか否かを判定す
る。この判定はRAM123b内に設けられた図7に示
すような暗証番号エリアを参照して行われる。すなわ
ち、全ての扉について各扉番号毎に暗証番号を記憶する
番号エリアが設けられ、入力した扉番号に対応するエリ
アに暗証番号があるかどうかによって判定する。なお、
この暗証番号エリア内の暗証番号は、ロッカー管理者に
よる毎朝のリセット操作によってクリアされる。
【0036】上記ステップS25の判定がNOのとき、
すなわち、暗証番号がまだ設定されていないときにはス
テップS26に進み、ここで当該扉が開放されるのを待
つ。この扉の開放は各扉に設けられた扉開閉検出スイッ
チ111からの信号によって判定される。扉11があけ
られステップS26の判定がYESになるとステップS
27に進み、ここで上述の操作によって入力された扉番
号の数字を除く4桁の数字を、暗証番号として、RAM
123b中の上記暗証番号エリアの当該扉に対応して設
けられたエリアに格納し、その後上記ステップS11に
戻って初期画面を表示部122に表示させる。
【0037】一度暗証番号が設定登録された後は、キー
操作部121の操作による2桁の扉番号、#、4桁の暗
証番号の入力によって解錠されるが、この操作の場合、
ステップS25の判定がYESになってステップS28
に進んで設定登録されている暗証番号と入力された番号
とを比較し、両者が一致しいている否かを判定する。こ
のステップS28の判定がYESのときにはステップS
29に進んで当該扉の錠装置に対して解錠制御信号を出
力して解錠させてからステップS30に進む。ステップ
S30においては一度開かれた扉が閉じられるのを待
ち、閉じられるとステップS31に進んで当該扉の錠装
置に対して施錠制御信号を出力して施錠させる。なお、
ステップS28の判定がNOのときにはエラーメッセー
ジを表示部122に表示してからステップS11に戻
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、利
用者が解錠のための暗証番号をキー操作部121によっ
て設定して使用できる扉を限定して不正使用を防ぐこと
ができ、また利用者によって使用できる扉を指定するI
D番号を生成する管理装置は相互通信を行うためのケー
ブルなどを介してロッカー装置に接続される必要がない
ので、コストアップを招くことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるロッカーシステムの基本構成を示
す図である。
【図2】本発明によるロッカーシステムの一実施例を示
す図である。
【図3】図2中の制御装置の正面外観を拡大して示す図
である。
【図4】図2中の制御装置の回路構成を示す図である。
【図5】図2中のパーソナルコンピュータが行う処理の
フローチャートである。
【図6】図4中のCPUが行う処理のフローチャートで
ある。
【図7】図4中のCPU中のRAMに形成された暗証番
号エリアを示す図である。
【符号の説明】
1 ロッカー装置 11 扉 121 キー操作部 123d CPU(解読手段) 124 時計装置 2 管理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 49/00 - 49/04 G06K 19/10 - 19/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の扉を有するロッカーの各扉を解錠
    するためのID番号を生成する管理装置と、テンキー及び特殊キーを含むキー操作部を有し、該キー
    操作部から前記ID番号を入力することにより当該ID
    番号によって使用を許諾された扉が解錠され、該解錠さ
    れた扉のその後の解錠のための暗証番号を前記キー操作
    部によって設定して 使用可能となるロッカー装置とを備
    え、 前記管理装置により生成される前記ID番号は、当該管
    理装置が備える時計の時刻に基づくその生成時刻を表す
    時刻情報と、使用を許諾する扉番号と、当該ID番号が
    有効に働くその生成からの時間を表す有効時間情報とに
    基づいて予め定めた第1の規則に従って生成した数字
    を、予め定めた第2の規則に従って、所定数の桁の予め
    定めた桁にそれぞれ割り振った所定桁数の数字からな
    り、 前記ロッカー装置は、前記管理装置の時計と同じ時刻を
    刻み現在時刻情報を発生する時計装置と、前記キー操作
    部によって入力されたID番号を、前記管理装置がID
    番号を生成するに当たって使用した前記第1及び第2の
    規則を利用して、前記生成時刻を表す時刻情報の一部、
    前記扉番号及び前記有効時間情報を解読する解読手段と
    を備え、 前記解読手段が、前記時計装置の時刻情報、前記解読し
    た有効時間情報及び前記生成時刻を表す時刻情報の一部
    に基づいて、前記キー操作部によって 入力されたID番
    号の有効性を判断し、有効なとき前記解読した扉番号の
    扉を解錠するようにしたことを特徴とするロッカーシス
    テム。
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JPS63236878A (ja) * 1987-03-25 1988-10-03 株式会社東芝 ロツカ−管理システム

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