JP5569543B2 - ギターコード表示装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、カラオケ楽曲の演奏に合わせてギターコードを表示することでギターの演奏支援を行うギターコード表示装置に関する。
従来、カラオケ楽曲の演奏に合わせて楽器演奏を支援する情報を提示する技術が知られている。例えば、特許文献1には、カラオケの演奏テンポと同期して拍ごとに表示したビートマークを、拍のタイミングと同期して順次色換えすることで、楽器演奏を支援する技術が開示されている。また、特許文献2には、カラオケ楽曲の歌詞テロップと、楽器の演奏楽譜とを表示し、カラオケ演奏の進行に同期して表示中の歌詞テロップの色換えを行うとともに、表示中の演奏楽譜における演奏位置を表示する技術が開示されている。
特開平8−292777号公報 特開2007−193273号公報
ところで、従来のカラオケ装置では、カラオケ演奏の進行に合わせてギターコードの種類を示すコード譜等を画面に表示することで、カラオケ演奏中におけるユーザによるギター演奏を支援する技術が実現している。しかしながら、カラオケ演奏中にギターコードの種類を単に表示しただけでは、表示されているコードをどのくらいの期間演奏すればよいのか、どのタイミングでコード変更を行えばよいのかといった観点において、演奏タイミングがユーザにとって必ずしも分かりやすいとは言えない。
そこで、本発明は、カラオケ演奏に合わせてギターを演奏する際に、コードを弾く期間等をユーザに分かりやすく提示するための技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明のギターコード表示装置は、歌詞表示制御手段と、記憶手段と、決定手段と、コード表示制御手段と、判定手段とを備えることを特徴とする。歌詞表示制御手段は、カラオケ楽曲の歌詞を示す歌詞テロップを構成する歌詞データに基づいて、歌詞テロップを所定のモニタに表示させる。記憶手段は、カラオケ楽曲に合わせて演奏されるギターのコードを示すコード譜を構成するコードデータであって、演奏される各コードの種類を示す情報と、各コードと歌詞データで示される歌詞テロップとの対応付けを示す情報と、各コードの演奏区間を示す情報とを少なくとも含むコードデータを記憶する。
決定手段は、記憶手段に記憶されているコードデータに基づき、各コード単位で構成されたコード表示ブロックの表示幅を、その演奏区間が長いほど長く決定する。コード表示制御手段は、コードデータに基づき、各コード単位のコード表示ブロックを、決定手段によって決定された表示幅で、そのコードと対応する歌詞テロップの表示と対応付けてモニタに表示させる。
このように構成された本発明によれば、カラオケ演奏に合わせて表示するギターのコード譜を、各コードの演奏区間の長さに応じた表示幅を持つコード表示ブロックとしてカラオケの歌詞テロップに対応付けて表示することができる。これにより、コード表示ブロックの表示幅の長さに基づいて、そのコード表示ブロックで示されるコードを演奏すべき期間をユーザに分かりやすく提示できる。また、コード表示ブロックを歌詞テロップの表示と対応付けることで、歌詞テロップにより示される歌唱の進行と対応付けてギターのコード演奏を行うことができる。
さらに、本発明では、請求項2に記載のように、歌詞表示制御手段が、歌詞テロップをカラオケ楽曲の演奏の進行状況に対応した所定のタイミングで順次色換えし、歌詞表示制御手段による歌詞テロップの色換えタイミングと同期して、コード表示制御手段が、色換わりする歌詞テロップに対応するコード表示ブロックの幅方向における演奏位置を示す位置情報を可変表示するように構成することが考えられる。このようにすることで、歌詞テロップの色換えと同期してコード表示ブロックにおいて可変表示される演奏位置をユーザが見ることができるので、コードを演奏する期間やコード変更のタイミングをユーザが正確に把握できるようになる。
なお、コード表示ブロックにおける演奏位置の表示方法としては、請求項3に記載のように、歌詞表示制御手段による歌詞テロップの色換えタイミングと同期して、コード表示制御手段が、色換わりする歌詞テロップに対応するコード表示ブロックの表示色を、歌詞テロップの色換えに沿って変化させるように構成することが考えられる。このようにすることで、歌詞テロップの色換えと同様の方法によって、コードの演奏位置をユーザに分かりやすく示すことができる。
ところで、カラオケ楽曲の演奏に合わせてギターのコードを上手く演奏する方法としては、ギターの弦を弾くストロークのタイミングをカラオケ楽曲の演奏テンポに合わせることが挙げられる。そこで、ユーザによるギターの演奏を支援する方法として、請求項4に記載のように構成することが考えられる。すなわち、記憶手段に記憶されているコードデータには、ギターのストロークのタイミングを提示する視覚的演出を示す演出情報が更に含まれる。そして、コード表示制御手段は、コードデータに含まれる演出情報に基づき、演出情報で示される視覚的演出を演奏対象のコード表示ブロックに対して付加して表示する。
このようにすることで、ギターの弦を弾くストロークのタイミングをコード表示ブロックにおける視覚的演出によってユーザに分かりやすく提示できる。ユーザは、コード表示ブロックにおける視覚的演出の表示タイミングに合わせてギターのストロークを行うことで、カラオケ楽曲の演奏テンポに合わせて正確にコード演奏を行うことができる。
さらに、請求項に記載のギターコード表示装置は以下の特徴を有する。すなわち、判定手段は、カラオケ楽曲の演奏が、歌詞テロップの表示の行われない間奏区間又は楽器のソロ演奏区間であるか否かを判定する。また、記憶手段は、間奏区間及びソロ演奏区間に演奏されるギターの楽譜を構成する楽譜データであって、当該区間中に演奏される複数の楽譜を示す情報と、各楽譜の演奏区間を示す情報とを少なくとも含む間奏又はソロ用楽譜データを更に記憶している。判定手段によりカラオケ楽曲の演奏が間奏区間又はソロ演奏区間であると判定されている場合、決定手段は、間奏又はソロ用楽譜データに基づいて、各楽譜単位で構成された楽譜表示ブロックの表示幅を、その演奏区間が長いほど長く決定する。そして、間奏区間又はソロ演奏区間中において、コード表示制御手段は、間奏又はソロ用楽譜データに基づいて、各楽譜単位の楽譜表示ブロックを決定手段によって決定された表示幅でモニタに表示させ、間奏区間又はソロ演奏区間の進行状況に同期して、演奏対象の楽譜表示ブロックの幅方向における演奏位置を示す位置情報を可変表示する。
なお、ここでいう楽譜とは、コード奏法とは別の奏法(例えば、メロディパートを演奏するときのような、単音を弾く演奏も含むソロ奏法等。)に対応した楽譜であってもよい。この場合、ソロ奏法の楽譜を示す楽譜表示ブロックが表示される。また、楽譜は、コード演奏に対応したコード譜であってもよい。この場合、コード譜を示す楽譜表示ブロックが表示される。このように構成することで、歌詞テロップが表示されない間奏区間やギターのソロ演奏区間においても、カラオケ楽曲の演奏の進行状況に合わせて、ギターの楽譜を演奏する期間や演奏タイミング等をユーザに分かりやすく提示できる。
さらに、間奏区間やギターのソロ演奏区間においては、歌詞テロップが表示されない代わりに、楽譜どおりに演奏するためのギターの弦の押さえ方を示す情報を表示するようにしてもよい。具体的には、請求項に記載のように構成することが考えられる。すなわち、記憶手段に記憶されている間奏又はソロ用楽譜データには、当該楽譜を演奏するためのギターの弦の押さえ方を示す押さえ方情報が含まれている。そして、間奏区間又はソロ演奏区間中において、コード表示制御手段は、間奏又はソロ用楽譜データの押さえ方情報に基づき、各楽譜に対応する弦の押さえ方を示す押さえ方画像を楽譜表示ブロックとして表示する。このようにすることで、間奏区間やソロ演奏区間において、コード表示ブロックよりも更に詳しい演奏方法をユーザに対して提示することができ、ユーザによるギター演奏をより強力に支援できる。
なお、本発明は、請求項に記載のように、コンピュータにおいて実行されるプログラム、あるいは当該プログラムを記憶する記憶媒体等の態様で実現することもできる。
(a)カラオケ装置1のハードウェア構成、(b)カラオケ装置1のソフトウェア構成を示すブロック図。 (a)歌詞テロップ制御情報、(b)コードブロック制御情報、(c)間奏/ギターソロ区間のコードブロック制御情報の内容を示す説明図。 (a)歌詞テロップ表示制御例、(b)コードブロック表示制御例を示す説明図。 (a)歌唱区間における表示例、(b)間奏/ギターソロ区間における表示例を示す説明図。 コードブロックに付加する視覚的演出の具体例を示す説明図。 ギターコード表示判断処理の手順を示すフローチャート。 歌詞テロップ表示処理の手順を示すフローチャート。 コードブロック表示処理の手順を示すフローチャート。 歌唱区間コードブロック表示処理の手順を示すフローチャート。 間奏/ギターソロ区間コードブロック表示処理の手順を示すフローチャート。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は下記の実施形態に何ら限定されるものではなく様々な態様にて実施することが可能である。
[カラオケ装置1の構成の説明]
図1(a)に示すように、カラオケ装置1は、ハードウェア構成として、カラオケ装置1全体の制御を司る制御手段としてのCPU14を備える。さらに、カラオケ装置1は、CPU14に接続された操作パネル10、映像処理部11、ハードディスクドライブ(HDD)13、RAM15、ROM16、音声処置部18等を備えている。また、カラオケ装置1には、ディスプレイ12が接続されている。
操作パネル10は、カラオケ楽曲の再生予約等の各種操作を行うための入力装置である。映像処理部11は、画像情報を映像化するグラフィックエンジンや圧縮形式の映像データを再生するデコーダからなる映像処理装置である。映像処理部11によって映像化された画像情報等は、ビデオ出力端子に接続されたディスプレイ12に表示される。HDD13は、カラオケの楽曲データを多数収録した楽曲データベースを記憶する。また、HDD13は、カラオケ装置1の動作を制御するシステムプログラム又はアプリケーションプログラム、歌詞テロップやギターのコード譜を表示するために用いる各種制御情報を記憶する。
RAM15は、CPU14のメインメモリとして利用される記憶装置である。RAM15は、CPU14によって読込まれたプログラムや各種データを一時的に記憶する。また、RAM15は、画像データを展開するための画像バッファとして用いられる。ROM16は、読出し専用の記憶媒体であり、IPLやBIOSといった一部のシステムプログラムやシステムデータを記憶する。
音声処理部18は、楽曲データに含まれるMIDI(Music Instrument Digital Interface)データに基づく演奏再生を行う。また、音声処理部18は、演奏再生を行うとともに、マイクロフォン(図示省略)から入力される歌唱者の歌声と、演奏再生音とをミキシングする。これにより、音声処理部18は、適宜音声処理を施す。そして、音声処理部18は、その音声処理された音声信号をオーディオ出力端子から出力させる。なお、マイクロフォンは、オーディオ入力端子に接続される。オーディオ出力端子から出力された音声信号は、オーディオ出力端子に接続されたアンプ(図示省略)で増幅された後にスピーカ(図示省略)から放音される。
CPU14は、操作パネル10やリモコン端末(図示省略)を介してユーザから指定されたカラオケ楽曲の伴奏音楽を演奏する処理を行う。このとき、CPU14は、演奏対象の楽曲データ対応する歌詞テロップ制御情報に基づき、当該カラオケ楽曲の歌詞テロップをディスプレイ12の表示画面に表示する。さらに、CPU14は、歌唱位置を歌唱者に対して示す目的で演奏の進行に同期して表示文字の色を順次変化させる色換えを行う。
また、カラオケ楽曲の演奏に合わせてユーザがギターを演奏する際の演奏支援機能として、CPU14は、ギター演奏支援アプリケーションをユーザからの指示があった場合に実行する。このギター演奏支援は、コードブロックを、歌詞テロップの表示位置に対応付けてディスプレイ12表示させる機能である。なお、コードブロックは、カラオケ楽曲に合わせて演奏されるギターのコード譜を図式化した情報である。このコードブロックは、その演奏区間に対応する歌詞テロップの表示幅と同じ表示幅で表示される。また、コードブロックによって示されるギターコードの演奏期間や演奏するコードの切替えタイミングをギターの演奏者に対して示す目的で、歌詞テロップの色換えの進行に同期してコードブロックの表示色を幅方向に順次変化させる色換えを行う。
なお、カラオケ装置1のその他の機能や構成については公知技術に従っているのでここではその詳細な説明は省略する。
つぎに、CPU14及びHDD13によって実現されるソフトウェア構成について、図1(b)を参照しながら説明する。HDD13には、歌詞テロップ制御情報記憶部13a及びコードブロック制御情報記憶部13bがそれぞれ設けられている。歌詞テロップ制御情報記憶部13aには、HDD13に格納された各カラオケ楽曲の歌詞テロップを構成する多数の歌詞テロップ制御情報が記憶されている。また、コードブロック制御情報記憶部13bには、HDD13に格納された各カラオケ楽曲に対応するギターのコード譜を構成する多数のコードブロック制御情報が記憶されている。
CPU14では、楽曲演奏部14a、歌詞テロップ制御部14b、コードブロック制御部14cからなるソフトウェア構成がプログラムによって実現される。楽曲演奏部14aは、ユーザから指定されたカラオケ楽曲の伴奏音楽を再生する処理を行う。楽曲演奏部14aは、伴奏音楽の再生に加え、楽曲の現在の再生位置(例えばMIDIのステップ値)を示す再生位置情報を、歌詞テロップ制御部14bに随時提供する。
歌詞テロップ制御部14bは、再生中の楽曲に対応する歌詞テロップ制御情報を、歌詞テロップ制御情報記憶部13aから読出す。そして、歌詞テロップ制御部14bは、楽曲演奏部14aから取得した現時点の再生位置に対応する歌詞テロップを順次ディスプレイに表示させる。また、歌詞テロップ制御部14bは、楽曲の再生の進行に同期して歌詞テロップの色換えを行う。さらに、歌詞テロップ制御部14bは、歌詞テロップの色換えに加え、現時点の再生位置や色換えの表示位置を示す色換え位置情報をコードブロック制御部14cに随時提供する。
コードブロック制御部14cは、歌詞テロップ制御情報記憶部13aとコードブロック制御情報記憶部13bとから、再生中の楽曲に対応する歌詞テロップ制御情報とコードブロック制御情報とをそれぞれ読出す。そして、コードブロック制御部14cは、読出した歌詞テロップ制御情報とコードブロック制御情報とに基づき、現在の再生位置に対応するコードブロックを、その演奏区間に対応する歌詞テロップの表示幅及び表示位置に合わせてディスプレイに表示させる。また、コードブロック制御部14cは、歌詞テロップ制御部14bから取得した色換え位置情報に基づき、歌詞テロップの色換えタイミングと同期して、コードブロックの色換えを行う。
[歌詞テロップ制御情報及びコードブロック制御情報のデータ構造の説明]
歌詞テロップ制御情報記憶部13aが記憶する歌詞テロップ制御情報は、図2(a)に示すとおりである。歌詞テロップ制御情報は、図2(a)に示すような小データ群を、楽曲ごとに時系列にまとめた構成を有している。小データ群は、例えば、テロップID、文字情報、再生位置との対応情報、及びテロップ表示位置情報を、歌詞テロップの1表示単位ごとに含む。
テロップIDは、歌詞テロップ制御情報を識別するための固有の識別情報である。文字情報は、歌詞テロップを構成する文字列や文字列のフォントを規定する。再生位置との対応情報は、例えば、歌詞テロップの表示を開始するタイミング(表示ステップ)を示す表示開始位置を規定する。また、再生位置との対応情報は、MIDI演奏の進行に同期して歌詞テロップの色替えをするタイミング(変化ステップ)を示す色換え開始又は終了位置を規定してもよい。また、再生位置との対応情報は、歌詞テロップの表示を終了して画面から消去するタイミング(消去ステップ)を示す表示終了位置を規定してもよい。なお、ここでいう「ステップ」とは、MIDI演奏の基準となる計時値(発音タイミング)である。計時値をMIDI演奏と共有することで、演奏音と歌詞テロップの制御の同期をとるようになっている。テロップ表示位置情報は、歌詞テロップの画面上での表示位置を規定する開始位置情報及び終了位置情報、文字のレイアウトを規定する文字区切り位置情報といった情報で構成される。
コードブロック制御情報記憶部13bには、図2(b)に示すコードブロック制御情報と、図2(c)に示すコードブロック制御情報とが記憶されている。図2(b)に示すコードブロック制御情報は、歌唱が行われる区間においてコードブロックを歌詞テロップに対応付けて表示するために用いられる。図2(c)に示すコードブロック制御情報は、歌唱が行われない又は歌詞テロップが表示されない間奏やギターのソロ演奏区間においてコードブロックや押さえ位置情報を表示するために用いられる。
図2(b)に示すコードブロック制御情報は、ブロックID、コード情報、演奏区間情報、エフェクト情報をコードブロックの1表示単位ごとに含む小データ群を、楽曲ごとに時系列にまとめた構成を有している。
このうち、ブロックIDは、コードブロック制御情報を識別するための固有の識別情報である。コード情報は、コードブロックに表示されるギターコードの名称を規定する。演奏区間情報は、コードブロックに表示されるギターコードを演奏すべき区間、及びコードブロックの表示幅(長さ)を規定する。演奏区間情報には、テロップID、コードブロックの表示開始位置に該当する歌詞テロップの文字位置情報、及びコードブロックの終端位置に該当する歌詞テロップの文字位置情報が含まれる。なお、テロップIDは、ギターコードの演奏区間に対応する歌詞テロップのIDである。すなわち、コードブロックの表示幅は、対応する歌詞テロップの長さで規定される演奏区間に応じた長さとなる。このため、コードブロックの表示幅は、演奏区間が長いほどコードブロックの表示幅も長くなるように構成されている。
エフェクト情報は、コードブロックに対して付加的に表示される視覚的演出の内容を規定する情報である。このエフェクト情報では、エフェクト番号ごとに異なる複数の視覚的演出を任意に付加できるようになっている。エフェクト情報は、エフェクトID、エフェクト種類、及び、視覚的演出の表示タイミングを再生位置に関連付けて規定する開始位置及び終了位置といった情報で構成される。エフェクトIDは、各エフェクトを識別可能な固有の識別情報である。エフェクト種類は、視覚的演出の種類(例えば、コードブロックの点滅表示、ガイド情報の表示、文字表示)を規定する。
図2(c)に示すコードブロック制御情報は、間奏又はギターソロ区間で用いられる。図2(c)に示すように、コードブロック制御情報は、ブロックID、コード情報、押さえ位置情報、再生位置との対応情報、エフェクト情報等をコードブロックの1表示単位ごとに含む小データ群を、楽曲ごとに時系列にまとめた構成を有している。このうち、ブロックID、コード情報、エフェクト情報については、歌唱区間で用いられるコードブロック制御情報と同様である。
押さえ位置情報は、間奏又はギターソロ区間で演奏されるギターの楽譜に対応するギターの弦の押さえ位置を規定する。押さえ位置情報は、コード奏法のコード譜に対応した押さえ位置を規定してもよい。また、押さえ位置情報は、コード奏法とは別の奏法の楽譜に対応した押さえ位置を規定してもよい。コード奏法とは別の奏法としては、メロディパートを演奏するときのような、単音を弾く演奏も含むソロ奏法等が例示される。再生位置との対応情報は、コードブロックの表示を開始するタイミング(表示ステップ)を規定する表示開始位置を含む。また、再生位置との対応情報は、MIDI演奏の進行に同期してコードブロックの色替えをするタイミング(変化ステップ)を規定する色換え開始又は終了位置を含む。また、再生位置との対応情報は、コードブロックの表示を終了して画面から消去するタイミング(消去ステップ)を規定する表示終了位置といった情報を含む。
[歌詞テロップ及びコードブロックの表示制御]
テロップ表示位置情報に基づく、歌詞テロップの表示制御の一例について、図3(a)を参照しながら説明する。歌詞テロップの表示位置は、開始位置(方形の表示範囲の左上頂点)の座標と、終端位置(方形の表示範囲の右下頂点)の座標とで定義される。なお、開始位置の座標は、テロップ表示位置情報の開始位置情報で示される。また、終端位置の座標は、テロップ表示位置情報の終端位置情報で示される。これにより、歌詞テロップの画面上における配置や、x軸方向(画面横方向)の表示幅とy軸方向(画面縦方向)の高さが決められる。さらに、文字区切り位置情報によって、歌詞テロップの表示範囲内におけるx軸方向の各文字の表示範囲の区切り位置が決められる。この文字の区切り位置で区切られた各表示範囲内に、歌詞を構成する各文字が順にレイアウトされる。
つぎに、コードブロック表示位置情報に基づく、コードブロックの表示制御の一例について、図3(b)を参照しながら説明する。コードブロック制御部14cは、コードブロック制御情報における演奏区間情報、及び、対応する歌詞テロップのテロップ表示位置情報に基づき、各コードブロックに関するに関するコードブロック表示位置情報をリアルタイムに自動作成する。このコードブロック表示位置情報は、開始位置情報及び終了位置情報や、縦オフセット情報等で構成される。なお、縦オフセット情報は、表示を対応付ける対象となる歌詞テロップの下端からコードブロックの上端までの間隔を示す。また、開始位置情報及び終了位置情報は、コードブロックの画面上での表示位置を定義する。あるいは、コードブロック表示位置情報が、オーサリングツールを利用してコードブロック制御情報及びテロップ表示位置情報から予め作成されてもよい。予め作成されたコードブロック制御情報及びテロップ表示位置情報が、コードブロック制御情報の一部として記憶されてもよい。
コードブロックの表示位置は、上述したように、開始位置(方形の表示範囲の左上頂点)の座標、及び終端位置(方形の表示範囲の右下頂点)の座標で定義される。コードブロックの開始位置の座標は、コードブロックの開始位置に対応する歌詞文字の表示領域の左上頂点の座標を基準に設定される。ここでは、開始位置のx座標は、開始位置に対応する歌詞文字の表示領域の左上頂点のx座標と同じ値に設定される。一方、y座標は、開始位置に対応する歌詞文字の表示領域の左上頂点のy座標から、歌詞テロップの高さと所定の縦オフセット分だけ座標を下げた値に設定される。
また、コードブロックの終端位置の座標は、コードブロックの終端位置に対応する歌詞文字の表示領域の右下頂点の座標を基準に設定される。ここでは、終端位置のx座標は、終端位置に対応する歌詞文字の表示領域の右下頂点のx座標と同じ値に設定される。一方、y座標は、終端位置に対応する歌詞文字の表示領域の右下頂点のy座標から、所定の縦オフセットとブロック高さ分だけ座標を下げた値に設定される。
図3(b)に示す事例から、歌詞テロップ(T−0001)の前半部分の「いろはに」までの演奏区間に対応するコードブロック(GN−0001)の表示方法を例に挙げて説明する。コードブロック(GN−0001)の開始位置の座標は、開始位置に対応する歌詞文字「い」の表示領域の開始位置の座標(100,200)を基準にして、(100,400)に設定される。一方、終端位置の座標は、終端位置に対応する歌詞文字「に」の表示領域の終端位置の座標(200,250)を基準にして、(200,430)に設定される。このときの歌詞テロップの高さは50、縦オフセットは150、ブロック高さは30である。他のコードブロックについても、この表示方法に準ずる。
また、コードブロックの色換えは、歌詞テロップ制御部14bから提供される色換え位置情報に基づき、歌詞テロップの色換えのタイミングに沿って同時に行われる。
上述のとおり、本実施形態では、第1に、各コード単位で構成されるコードブロックの画面の横(x軸)方向の表示幅を、そのコードブロックの演奏区間に対応する歌詞テロップの文字表示範囲と同じにしている。第2に、コードブロックのx軸方向の配置は、対応する歌詞テロップの表示位置と同じにしている。また、コードブロックのy軸方向の配置は、対応する歌詞テロップの表示位置から下側にオフセットをとった位置としている。これにより、コードブロックと、そのコードブロックの演奏区間に対応する歌詞テロップとにおいて、x軸方向にとった演奏時間軸の幅を一致させている。
[コードブロックの画面表示例]
カラオケの歌唱区間における歌詞テロップ及びコードブロックの表示例について、図4(a)を参照しながら説明する。図4(a)に示すとおり、ディスプレイ12の画面上には、カラオケ楽曲の演奏の進行に沿って複数の歌詞テロップ(T−0001〜T−0003)が表示されている。これら各歌詞テロップの下側には、その歌詞テロップで示される演奏区間に対応するコードブロック(GN−0001〜GN−0004)がそれぞれ表示されている。各コードブロックは、その演奏区間に対応する歌詞テロップの文字表示範囲と同じ表示幅を持つ方形のボックス内に、演奏すべきギターコードの名称が描画された画像情報で構成されている。そして、カラオケ楽曲の演奏の進行に沿って歌詞テロップの色換えが画面左側から右側へと順次行われると同時に、コードブロックの色換えも歌詞テロップの色換えに沿って画面左側から右側へと順次行われる。
つぎに、歌詞テロップの表示がない間奏やギターソロ区間におけるコードブロック及び押さえ位置情報の表示例について、図4(b)を参照しながら説明する。図4(b)に示すとおり、ディスプレイ12の画面上には、カラオケ楽曲の演奏の進行に沿って複数のコードブロックが表示されている。各コードブロックの表示幅は、カラオケ楽曲の再生位置に基づく演奏時間の長さに比例するように決められる。また、図4(b)に示す事例では、上述のコードブロックの他に、コード奏法以外の演奏方法(例えば、ソロ奏法)を行うときのギターの弦の押さえ方を示す押さえ位置情報の画像情報も表示されている。このような押さえ位置情報により、コードブロックでは表現できない複雑な演奏方法を表示できる。押さえ位置情報の表示幅は、カラオケ楽曲の再生位置に基づく演奏時間の長さに比例するように決められる。なお、押さえ位置情報は、ソロ演奏の楽譜に限らず、上述のコードブロックで示されるコードを演奏するときのギターの弦の押さえ方示す画像情報を表示するものであってもよい。
[視覚的演出の具体例]
つぎに、コードブロックの表示に付加する視覚的演出(エフェクト)の具体例について、図5(a)〜(d)を参照しながら説明する。これらの視覚的演出の制御に必要な情報は、コードブロック制御情報におけるエフェクト情報によって定義されている。
図5(a)に示す事例は、演奏中のカラオケ楽曲のテンポに合わせて、演奏対象のコードブロックの表示をタイミングよく点滅させる視覚的演出である。点滅のタイミングを計るのに必要な情報は、カラオケ楽曲のMIDIデータにおけるテンポ情報や再生位置情報等に基づいて得ることが考えられる。具体的には、カラオケ楽曲のMIDIデータのテンポ情報が示すBPM(Beat Per Minutes)のbeatのタイミングに合わせて、表示を点滅させてもよい。また、点滅速度を高速にしたり低速にしたりといった具合に動的に変化するようにして演出効果を高めてもよい。
図5(b)に示す事例は、コードブロック内にギターのストロークポイントを示す画像情報を表示する視覚的演出である。この事例では、コードブロックに付加した区切り線の位置が、ギターのストロークのタイミングを示している。つまり、コードブロックの表示幅を演奏時間と対応させた時間軸を基準にして、ストロークタイミングに相当する演奏時間ごとにコードブロック内に区切り線を表示する。
図5(c),(d)に示す事例は、ギターの演奏者に対して特定の演奏技巧を提示するための文字情報をコードブロックや押さえ位置情報に付随して表示する視覚的演出である。これらの文字情報は、例えば、ギターのストロークポイントに合わせたタイミングで表示することが考えられる。図5(c)の例では、「力強くストローク!!」と表示されている。これは、演奏技巧として、コード「C」を一般的な演奏より力強くストロークすることを表示している。また、図(d)の例は、ギターのソロパート又は間奏部分について、演奏技巧として、文字情報が提示される例である。
[ギターコード表示判定処理の説明]
CPU14が実行するギターコード表示判定処理の手順について、図6のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、所定の選曲操作によって指定されたカラオケ楽曲の演奏を開始するときに実行される。
CPU14は、まず、選曲されたカラオケ楽曲がギターの演奏支援機能に対応した楽曲であり、かつ、ギターコードを表示する演奏モードに設定されているか否かを判定する(S100)。選曲されたカラオケ楽曲がギターの演奏支援機能に対応しており、かつ、ギターコードを表示する演奏モードに設定されている場合(S100:YES)、CPU14は、楽曲演奏部14aによるカラオケ楽曲の演奏と並行して、歌詞テロップ制御部14bによる歌詞テロップ表示処理と、コードブロック制御部14cによるコードブロック表示処理とを併せて実行する(S102)。一方、選曲されたカラオケ楽曲がギターの演奏支援機能に対応していない、又は、ギターコードを表示する演奏モードに設定されていない場合(S100:NO)、CPU14は、楽曲演奏部14aによるカラオケ楽曲の演奏と並行して、歌詞テロップ制御部14bによる歌詞テロップ表示処理を実行する(S104)。上記歌詞テロップ表示処理及びコードブロック表示処理の詳細な説明については後述する。
[歌詞テロップ表示処理の説明]
歌詞テロップ制御部14bが実行する歌詞テロップ表示処理の手順について、図7のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、上述のギターコード表示判定処理(図6)におけるS102及びS104で実行される処理である。
歌詞テロップ制御部14bは、まず、楽曲演奏部14aから出力される再生位置情報に基づいて、カラオケ楽曲の現時点の再生位置を取得する(S200)。つぎに、歌詞テロップ制御部14bは、現時点の再生位置と、再生中のカラオケ楽曲に対応する歌詞テロップ制御情報とに基づき、現時点は歌詞テロップを次の表示内容に切替えるタイミングであるか否かを判断する(S202)。歌詞テロップの表示を切替えるタイミングに該当する場合(S202:YES)、歌詞テロップ制御部14bはS204に進む。一方、歌詞テロップの表示を切替えるタイミングに該当しない場合(S202:NO)、歌詞テロップ制御部14bはS210に進む。
歌詞テロップを次の表示内容に切替えるタイミングである場合に進むS204では、歌詞テロップ制御部14bは、次に表示する歌詞テロップに対応するテロップ表示位置情報を取得する。そして、歌詞テロップ制御部14bは、取得したテロップ表示位置情報に従って、次に表示する歌詞テロップの画面上における表示位置を決定する(S206)。つぎに、RAM15の所定の記憶領域に設定されているテロップ表示バッファに、次に表示する歌詞テロップの画像データが、S206で決定した表示位置に従って展開される。そして、テロップ表示バッファの内容が更新される(S208)。
S210では、歌詞テロップ制御部14bは、現時点の再生位置と歌詞テロップ制御情報とに基づき、現時点は歌詞テロップの色換えの状態を変化させるタイミングであるか否かを判断する。歌詞テロップの色換えの状態を変化させるタイミングに該当する場合(S210:YES)、歌詞テロップ制御部14bはS212に進む。一方、歌詞テロップの色換えの状態を変化させるタイミングに該当しない場合(S210:NO)、歌詞テロップ制御部14bはS214に進む。
歌詞テロップの色換えの状態を変化させるタイミングである場合、S212が実行される。S212では、RAM15の所定の記憶領域に設定されているテロップ色換えバッファに、現時点の再生位置に対応する位置まで歌詞テロップの色換えの状態を進行させた画像データが展開される。そして、テロップ色換えバッファの内容が更新される。つぎに、S214では、歌詞テロップ制御部14bは、現時点の再生位置及び色換えの進行位置を示す色換え位置情報を、コードブロック制御部14cに対して送信する。そして、歌詞テロップ制御部14bは、テロップ表示バッファ及びテロップ色換えバッファに描画されているそれぞれの画像データに基づいて、ディスプレイ12における歌詞テロップ及びその色換えの表示内容を更新し(S216)、S200に戻る。カラオケ楽曲の演奏終了後、歌詞テロップ制御部14bは、本処理を終了する。
[コードブロック表示処理の説明]
コードブロック制御部14cが実行するコードブロック表示処理の手順について、図8のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、上述のギターコード表示判定処理(図6)におけるS102で実行される処理である。
コードブロック制御部14cは、まず、現時点の再生位置が間奏区間又はギターソロ区間に該当するか否かを判断する(S300)。現時点の再生位置が間奏区間又はギターソロ区間に該当しない場合(S300:NO)、コードブロック制御部14cは、歌唱区間コードブロック表示処理を実行する(S302)。一方、現時点の再生位置が間奏区間又はギターソロ区間に該当する場合(S330:YES)、コードブロック制御部14cは、間奏/ギターソロ区間コードブロック表示処理を実行する(S304)。カラオケ楽曲の演奏終了後、コードブロック制御部14cは、本処理を終了する。なお、歌唱区間コードブロック表示処理、及び間奏/ギターソロ区間コードブロック表示処理の詳細な説明については後述する。
[歌唱区間コードブロック表示処理の説明]
コードブロック制御部14cが実行する歌唱区間コードブロック表示処理の手順について、図9のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、上述のコードブロック表示処理(図8)におけるS302で実行される処理である。
コードブロック制御部14cは、まず、歌詞テロップ制御部14bから出力される色換え位置情報を取得する(S400)。つぎに、コードブロック制御部14cは、色換え位置情報で示される楽曲の現時点の再生位置と、再生中のカラオケ楽曲に対応する歌詞テロップ制御情報とに基づき、現時点は歌詞テロップを次の表示内容に切替えるタイミングであるか否かを判断する(S402)。歌詞テロップの表示を切替えるタイミングに該当する場合(S402:YES)、コードブロック制御部14cはS404に進む。一方、歌詞テロップの表示を切替えるタイミングに該当しない場合(S402:NO)、コードブロック制御部14cはS412に進む。
歌詞テロップを次の表示内容に切替えるタイミングである場合に進むS404では、コードブロック制御部14cは、次に表示される歌詞テロップに対応するコードブロック制御情報を取得する。つぎに、コードブロック制御部14cは、S404で取得したコードブロック制御情報と、対応する歌詞テロップのテロップ表示位置情報とに基づいて、コードブロック表示位置情報を取得する(S406)。そして、コードブロック制御部14cは、取得したコードブロック表示位置情報に従って、次に表示するコードブロックの画面上における表示位置を決定する(S408)。つぎに、RAM15の所定の記憶領域に設定されているコードブロック表示バッファに、次に表示するコードブロックの画像データが、S408で決定した表示位置に従って展開される。そして、コードブロック表示バッファの内容が更新される(S410)。
S412では、コードブロック制御部14cは、現時点の再生位置や、コードブロック制御情報におけるエフェクト情報に基づき、現時点はコードブロックの色換えの状態や視覚的演出の状態を変化させるタイミングであるか否かを判断する。コードブロックの色換えの状態や視覚的演出の状態を変化させるタイミングに該当する場合(S412:YES)、コードブロック制御部14cはS414に進む。一方、コードブロックの色換えの状態や視覚的演出の状態を変化させるタイミングの何れにも該当しない場合(S412:NO)、コードブロック制御部14cはS416に進む。
コードブロックの色換えの状態や視覚的演出の状態を変化させるタイミングである場合、S414が実行される。S414では、RAM15の所定の記憶領域に設定されているコードブロック色換え・エフェクトバッファに、現時点の再生位置に対応する位置までコードブロックの色換えの状態を進行させた画像データが展開される。また、現時点の再生位置に対応するエフェクト情報で示される視覚的演出の画像データもコードブロック色換え・エフェクトバッファに展開される。そして、コードブロック色換え・エフェクトバッファの内容が更新される。
そして、コードブロック制御部14cは、コードブロック表示バッファ及びコードブロック色換え・エフェクトバッファに描画されているそれぞれの画像データに基づいて、ディスプレイ12におけるコードブロック、色換え、視覚的演出の表示内容を更新し(S416)、S400に戻る。
[間奏/ギターソロ区間コードブロック表示処理の説明]
コードブロック制御部14cが実行する間奏/ギターソロ区間コードブロック表示処理の手順について、図10のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、上述のコードブロック表示処理(図8)におけるS304で実行される処理である。
コードブロック制御部14cは、まず、色換え位置情報で示される現時点の再生位置に基づいて、次に表示するコードブロック又は押さえ位置情報に関するコードブロック制御情報を取得する(S500)。つぎに、コードブロック制御部14cは、S500で取得したコードブロック制御情報で定義されるコードブロック及び押さえ位置情報の表示位置を定義するコードブロック表示位置情報を取得する(S502)。
ここで取得されるコードブロック表示位置情報では、コードブロック及び押さえ位置情報の表示幅を、例えば、そのコードの演奏時間の長さ比例した長さに設定することが考えられる。このようなコードブロック表示位置情報は、本処理中にコードブロック制御情報に基づいてリアルタイムに自動作成する構成であってもよい。あるいは、オーサリングツール等を利用してコードブロック制御情報から予め作成しておいたものをコードブロック制御情報の一部として記憶しておくような構成であってもよい。
つぎに、コードブロック制御部14cは、S502で取得したコードブロック表示位置情報に従って、次に表示するコードブロック及び押さえ位置情報の画面上における表示位置を決定する(S504)。そして、RAM15のコードブロック表示バッファに、次に表示するコードブロック又は押さえ位置情報の画像データが、S504で決定した表示位置に従って展開される。そして、コードブロック表示バッファの内容が更新される(S506)。
つぎのS508では、コードブロック制御部14cは、現時点の再生位置や、コードブロック制御情報におけるエフェクト情報に基づき、現時点はコードブロック又は押さえ位置情報の色換えの状態や視覚的演出の状態を変化させるタイミングであるか否かを判断する。コードブロック又は押さえ位置情報の色換えの状態や視覚的演出の状態を変化させるタイミングに該当する場合(S508:YES)、コードブロック制御部14cはS510に進む。一方、コードブロック又は押さえ位置情報の色換えの状態や視覚的演出の状態を変化させるタイミングの何れにも該当しない場合(S508:NO)、コードブロック制御部14cはS512に進む。コードブロック又は押さえ位置情報の色換えの状態や視覚的演出の状態を変化させるタイミングである場合、S510が実行される。S510では、RAM15のコードブロック色換え・エフェクトバッファに、現時点の再生位置に対応する位置までコードブロック又は押さえ位置情報の色換えの状態を進行させた画像データが展開される。また、現時点の再生位置に対応するエフェクト情報で示される視覚的演出の画像データもコードブロック色換え・エフェクトバッファに展開される。そして、コードブロック色換え・エフェクトバッファの内容が更新される。
そして、コードブロック制御部14cは、コードブロック表示バッファ及びコードブロック色換え・エフェクトバッファに描画されているそれぞれの画像データに基づいて、ディスプレイ12におけるコードブロック、押さえ位置情報、色換え、視覚的演出の表示内容を更新し(S512)、S500に戻る。
[効果]
上記実施形態のカラオケ装置1によれば、以下の効果を奏する。
カラオケ演奏に合わせて表示するギターのコード譜を、各コードの演奏区間に対応する歌詞テロップにおける文字の表示範囲と同じ表示幅を持つコードブロックとして、歌詞テロップの表示位置に対応付けて表示することができる。これにより、コードブロックの表示幅の長さに基づいて、そのコードを演奏すべき期間をユーザに分かりやすく提示できる。また、コードブロックの表示位置を歌詞テロップの表示位置と対応付けることで、歌詞テロップで示される歌詞と、その演奏区間に対応するギターのコードの演奏方法との対応をユーザが明確に把握することができる。
また、歌詞テロップの色換えに沿って、その歌詞テロップに対応するコードブロックの色換えを行うことで、歌詞テロップの色換えと同期してコードブロックにおいて可変表示される演奏位置をユーザが見ることができる。これにより、コードを演奏する期間やコード変更のタイミングをユーザが正確に把握できるようになる。
カラオケ楽曲のテンポに合わせてコードブロックの表示を点滅させたり、ギターの弦を弾くストロークのタイミングを示す画像情報をコードブロック上に表示したりする視覚的演出を行うことで、カラオケ楽曲の演奏テンポに合わせて正確にコード演奏を行うことができる。また、ギターの演奏技巧を提示する文字情報をコードブロックに付随して表示する視覚的演出を行うことで、ユーザによるギター演奏を盛り上げることができる。
間奏やギターソロ区間においては、歌詞テロップが表示されない代わりに、コード演奏やソロ演奏をするためのギターの弦の押さえ方を示す押さえ位置情報を表示することで、詳しい演奏方法をユーザに対して提示することができ、ユーザによるギター演奏をより強力に支援できる。
なお、上記実施形態では、本発明をカラオケ店舗等に設置されるカラオケ装置に適用した事例について説明した。これに限らず、本発明は、カラオケ楽曲の再生機能や画像表示を有する情報処理端末(例えば、高機能携帯電話端末、スマートフォン等)においても適用可能である。また、本発明は、パソコンや高機能携帯電話端末、スマートフォン等の情報処理装置にインストールされるプログラムの形態でも実施可能である。このようなプログラムは、情報処理装置によってネットワーク経由でダウンロードされるようにしてもよい。また、プログラムを記憶したCD−ROM等の可搬型記憶媒体から読取られて、情報処理装置にインストールされるようにしてもよい。
[特許請求の範囲に記載の構成との対応]
実施形態のカラオケ装置1の構成と、特許請求の範囲に記載の構成との対応は次のとおりである。歌詞テロップ制御部14bが歌詞表示制御手段に相当する。コードブロック制御情報記憶部13bが記憶手段に相当する。コードブロック制御部14cが、決定手段、判定手段、及びコード表示制御手段に相当する。
1…カラオケ装置、10…操作パネル、11…映像処理部、12…ディスプレイ、13…ハードディスクドライブ(HDD)、13a…歌詞テロップ制御情報記憶部、13b…コードブロック制御情報記憶部、14…CPU、14a…楽曲演奏部、14b…歌詞テロップ制御部、14c…コードブロック制御部、15…RAM、16…ROM、18…音声処理部。

Claims (5)

  1. カラオケ楽曲の歌詞を示す歌詞テロップを構成する歌詞データに基づいて、歌詞テロップを所定のモニタに表示させる歌詞表示制御手段と、
    カラオケ楽曲に合わせて演奏されるギターのコードを示すコード譜を構成するコードデータであって、演奏される各コードの種類を示す情報と、前記各コードと前記歌詞データで示される歌詞テロップとの対応付けを示す情報と、前記各コードの演奏区間を示す情報とを少なくとも含む前記コードデータ、及び、歌詞テロップの表示の行われない間奏区間又は楽器のソロ演奏区間に演奏されるギターの楽譜を構成する楽譜データであって、当該区間中に演奏される複数の楽譜を示す情報と、前記各楽譜の演奏区間を示す情報と、当該楽譜を演奏するためのギターの弦の押さえ方を示す押さえ方情報とを少なくとも含む間奏又はソロ用楽譜データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されているコードデータに基づき、前記各コード単位で構成されたコード表示ブロックの表示幅を、その演奏区間が長いほど長く決定する決定手段と、
    前記コードデータに基づき、前記各コード単位のコード表示ブロックを、前記決定手段によって決定された表示幅で、そのコードと対応する前記歌詞テロップの表示に対応付けて前記モニタに表示させるコード表示制御手段と、
    カラオケ楽曲の演奏が、歌詞テロップの表示の行われない間奏区間又は楽器のソロ演奏区間であるか否かを判定する判定手段とを備え、
    前記判定手段によりカラオケ楽曲の演奏が前記間奏区間又は前記ソロ演奏区間であると判定された場合、前記決定手段は、前記間奏又はソロ用楽譜データに基づいて、前記各楽譜単位で構成された楽譜表示ブロックの表示幅を、その演奏区間が長いほど長く決定し、
    前記間奏区間又は前記ソロ演奏区間中において、前記コード表示制御手段は、前記間奏又はソロ用楽譜データに基づいて、前記各楽譜単位の楽譜表示ブロックを前記決定手段によって決定された表示幅で前記モニタに表示させ、前記間奏区間又は前記ソロ演奏区間の進行状況に同期して、演奏対象の前記楽譜表示ブロックの幅方向における演奏位置を示す位置情報を可変表示し、また、前記間奏又はソロ用楽譜データの前記押さえ方情報に基づき、各楽譜に対応する弦の押さえ方を示す押さえ方画像を前記楽譜表示ブロックとして表示すること
    を特徴とするギターコード表示装置。
  2. 請求項1に記載のギターコード表示装置において、
    前記歌詞表示制御手段は、カラオケ楽曲の歌詞を示す歌詞テロップを構成する歌詞データに基づいて、歌詞テロップを所定のモニタに表示させ、その表示した歌詞テロップをカラオケ楽曲の演奏の進行状況に対応した所定のタイミングで順次色換えし、
    前記コード表示制御手段は、前記歌詞表示制御手段による歌詞テロップの色換えタイミングと同期して、色換わりする歌詞テロップに対応するコード表示ブロックの幅方向における演奏位置を示す位置情報を可変表示すること
    を特徴とするギターコード表示装置。
  3. 請求項2に記載のギターコード表示装置において、
    前記コード表示制御手段は、前記歌詞表示制御手段による歌詞テロップの色換えタイミングと同期して、色換わりする歌詞テロップに対応するコード表示ブロックの表示色を、歌詞テロップの色換えに沿って変化させる色換えによって演奏位置を示すこと
    を特徴とするギターコード表示装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のギターコード表示装置において、
    前記記憶手段に記憶されているコードデータには、ギターのストロークのタイミングを提示する視覚的演出を示す演出情報が更に含まれ、
    前記コード表示制御手段は、前記コードデータに含まれる前記演出情報に基づき、前記演出情報で示される視覚的演出を演奏対象のコード表示ブロックに対して付加して表示すること
    を特徴とするギターコード表示装置。
  5. コンピュータに、
    カラオケ楽曲の歌詞を示す歌詞テロップを構成する歌詞データに基づいて、歌詞テロップを所定のモニタに表示させる歌詞表示制御ステップと、
    カラオケ楽曲に合わせて演奏されるギターのコードを示すコード譜を構成するコードデータであって、演奏される各コードの種類を示す情報と、前記各コードと前記歌詞データで示される歌詞テロップとの対応付けを示す情報と、前記各コードの演奏区間を示す情報とを少なくとも含む前記コードデータを記憶する記憶手段に記憶されているコードデータに基づき、前記各コード単位で構成されたコード表示ブロックの表示幅を、その演奏区間が長いほど長く決定する第1決定ステップと、
    前記コードデータに基づき、前記各コード単位のコード表示ブロックを、前記決定ステップにおいて決定された表示幅で、そのコードと対応する前記歌詞テロップの表示に対応付けて前記モニタに表示させる第1コード表示制御ステップと、
    カラオケ楽曲の演奏が、歌詞テロップの表示の行われない間奏区間又は楽器のソロ演奏区間であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいてカラオケ楽曲の演奏が前記間奏区間又は前記ソロ演奏区間であると判定された場合、歌詞テロップの表示の行われない間奏区間又は楽器のソロ演奏区間に演奏されるギターの楽譜を構成する楽譜データであって、当該区間中に演奏される複数の楽譜を示す情報と、前記各楽譜の演奏区間を示す情報と、当該楽譜を演奏するためのギターの弦の押さえ方を示す押さえ方情報とを少なくとも含む間奏又はソロ用楽譜データを記憶する記憶手段に記憶されている間奏又はソロ用楽譜データに基づいて、前記各楽譜単位で構成された楽譜表示ブロックの表示幅を、その演奏区間が長いほど長く決定する第2決定ステップと、
    前記間奏区間又は前記ソロ演奏区間中において、前記間奏又はソロ用楽譜データに基づいて、前記各楽譜単位の楽譜表示ブロックを前記第2決定ステップにおいて決定された表示幅で前記モニタに表示させ、前記間奏区間又は前記ソロ演奏区間の進行状況に同期して、演奏対象の前記楽譜表示ブロックの幅方向における演奏位置を示す位置情報を可変表示し、また、前記間奏又はソロ用楽譜データの前記押さえ方情報に基づき、各楽譜に対応する弦の押さえ方を示す押さえ方画像を前記楽譜表示ブロックとして表示する第2コード表示制御ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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