JP6299532B2 - 歌唱模範表示装置、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、カラオケにおける歌唱の基準音高を表す情報を表示する技術に関する。
従来、カラオケ装置においては、カラオケ楽曲の歌唱の模範となる基準音高をディスプレイに表示する歌唱支援機能を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の歌唱支援機能を有するカラオケ装置は、現在の演奏部分を含む一定区間分の歌唱の基準音高の時間的変化を表す基準グラフをディスプレイに表示する。
また、楽曲の演奏の進行に合わせて基準グラフを表示する方法として、現在の演奏の進行位置を含む一定の長さの演奏区間に対応する基準グラフを、ディスプレイに固定的に表示するものがある。この場合、表示中の演奏区間の演奏が終了するタイミングで、次の演奏区間に対応する基準グラフに表示を切替えることで、基準音高のグラフの表示を進行させる。
特開2012−203343号公報
歌唱の模範となる基準グラフを演奏区間ごとに切替えて表示する方法においては、次のような問題がある。それは、現在の演奏区間から次の演奏区間に基準グラフの表示内容が切替わる直前において、歌唱者は次に歌唱すべき旋律や演奏速度を事前に知ることができないことである。このため、切替え直後に音高や演奏速度が急激に変化する場合に、歌唱者がうまく対応できないことがある。また、歌唱者は、基準グラフの表示が切替わった直後に、前に表示されていた基準グラフの終端の位置から、次に表示される基準グラフの始端の位置まで、急激に視線を大きく移すことになる。このため、切替え直後の基準グラフの内容を認識するのが間に合わず、演奏に追従して歌唱できなくなることがある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものである。その目的は、歌唱の模範となる基準グラフを演奏区間ごとに切替えながら表示する場合に、切替え直後の基準グラフを歌唱者に認識しやすくするための技術を提供することである。
本発明の歌唱模範表示装置は、演奏手段により演奏される楽曲の歌唱パートの基準旋律を表す基準データに基づいて、基準音高の時間変化を表す基準グラフを所定の表示手段に表示させる表示制御手段を備える。この表示制御手段は、演奏手段による演奏の進行位置に対応する所定の演奏区間ごとの基準グラフを、表示手段における第1表示領域に固定表示させる。また、表示制御手段は、第1表示領域の基準グラフに対応付けて、演奏の進行位置に対応する歌唱位置を示す指示画像を、演奏の進行に合わせて移動表示させる。
そして、演奏手段による演奏の進行位置が、第1表示領域の基準グラフに対応する演奏区間の終端より手前の所定位置まで到達したときに、表示制御手段は、次に第1表示領域に表示する予定の演奏区間に対応する基準グラフの先頭から一部区間に相当する予告グラフを、第1表示領域とは別の第2表示領域に固定表示させる。
さらに、演奏手段による演奏の進行位置が、第1表示領域の基準グラフに対応する演奏区間の終端に到達したときに、表示制御手段は、第1表示領域の表示内容を次の演奏区間に対応する基準グラフに切替える。そして、表示制御部は、次の演奏区間の基準グラフに表示を切替えた所定期間後に、その演奏区間に対応する第2表示領域の予告グラフの表示を終了する。
このような構成によれば、第1表示領域において表示中の基準グラフが演奏の進行に合わせて次の演奏区間に切替わる事前に、歌唱者は、表示中の演奏区間に続く次の一部区間の予告グラフを第2表示領域において確認できる。これにより、歌唱者は、基準グラフの表示内容が切替わるよりも少し早く次の演奏区間の歌唱旋律を把握できるため、基準グラフの切替え直後においても、演奏に追従して歌唱しやすくなる。また、第1表示領域において基準グラフの表示が切替わった後、しばらくの間第2表示領域に予告グラフが表示され続けるので、歌唱者は次の演奏区間の基準グラフへの視線移動を、余裕をもって行うことができる。
請求項2の記載の歌唱模範表示装置は、次の特徴を有する。すなわち、表示制御手段は、次に第1表示領域に表示する予定の演奏区間に対応する演奏速度を判定し、判定した演奏速度に応じて、第2表示領域に表示させる予告グラフの表示サイズを変更する。このようすることで、次の演奏区間における演奏速度に応じて予告グラフの見える大きさを変えることができる。
より具体的には、請求項3に記載のように構成することが考えられる。すなわち、表示制御手段は、第1表示領域に表示中の基準グラフに対応する演奏速度と、次に第1表示領域に表示する予定の演奏区間に対応する演奏速度とを比較する。そして、後者の演奏速度の方が大きい場合、予告グラフの表示サイズを比較的大きく設定し、後者の演奏速度の方が小さい場合、予告グラフの表示サイズを比較的小さく短く設定する。このようにすることで、基準グラフの表示内容が切替わる際に演奏速度が上下する場合、事前に歌唱者に対して予告グラフを大きく見せたり小さく見せたりすることができ、歌唱者が演奏速度の変化に対応しやすくなる。
さらに、請求項4に記載のように構成するとよい。すなわち、表示制御手段は、第1表示領域に表示中の基準グラフに対応する演奏速度と、次に第1表示領域に表示する予定の演奏区間に対応する演奏速度とを比較し、互いの演奏速度が異なる場合、演奏速度が変わる旨を表す画像を予告グラフに対応付けて表示させる。このようにすることで、基準グラフの表示内容が切替わる際に演奏速度が変化することを歌唱者に対して予告できるので、歌唱者が演奏速度の変化に対応しやすくなる。
また、本発明は、請求項5に記載のように、コンピュータにおいて実行されるプログラム、あるいは当該プログラムを記憶する記憶媒体として実現することもできる。
カラオケ装置10の概略構成を表すブロック図。 お手本画像の一例(演奏区間A)。 お手本画像の一例(演奏区間A+演奏区間Bの予告グラフ)。 お手本画像の一例(演奏区間B+演奏区間Bの予告グラフ)。 グラフ表示処理の手順を表すフローチャート。 サブモニタ表示処理の手順を表すフローチャート。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は下記の実施形態に
限定されるものではなく様々な態様にて実施することが可能である。
[カラオケ装置の構成の説明]
図1に示すように、カラオケ装置10は、制御部11、記憶部12、楽曲再生部13、音声制御部14、映像制御部15、操作部17を備える。このカラオケ装置10は、ユーザからリクエストされたカラオケ楽曲を演奏する機能や、カラオケ楽曲の演奏の進行と同期して歌唱パートの基準メロディを可視化するお手本画像をディスプレイ23に表示する機能を有する。制御部11は、CPU,ROM,RAM等を備え、各種プログラムを実行することによりカラオケ装置10の動作を制御する。制御部11は、後述するグラフ表示処理(図5参照)のプログラムを実行することで、演奏される楽曲に対応したお手本画像(図2〜4参照)を描画する。そして、制御部11は、描画したお手本画像をディスプレイ23に表示させる。
記憶部12は、ハードディスクドライブ等の記憶装置である。記憶部12には、制御部11により実行されるプログラムや、その実行時に用いられるデータが記憶されている。また、記憶部12は、個々のカラオケ楽曲に対応する楽曲データを多数収録したカラオケデータベースを有している。各楽曲データは、MIDI(Music Instrument Digital Interface)規格に対応した演奏データ(MIDIデータ)で構成されている。このMIDIデータには、カラオケ楽曲の伴奏パートのメロディを演奏するための演奏データの他に、歌唱パートとして歌唱すべきメロディ(基準メロディ)を規定する基準データが含まれる。この基準データは、ユーザによる歌唱結果を採点するための基準や、歌唱パートの基準メロディをユーザに可視化する基準グラフを描画するための楽譜情報として用いられる。
楽曲再生部13は、記憶部12に記憶されている楽曲データに基づいて楽曲の再生を行う。音声制御部14は、音声の入出力を制御するデバイスであり、入力部14a及び出力部14b等を備える。入力部14aには、マイク19が接続される。これにより、入力部14aは、ユーザの歌唱音を取得する。出力部14bにはスピーカ21が接続されている。出力部14bは、楽曲再生部13によって再生される楽曲の音源信号、入力部14aから出力される歌唱音の音源信号をスピーカ21に出力する。スピーカ21は、出力部14bから出力される音源信号を音に換えて出力する。
映像制御部15は、制御部11から送られてくる映像データに基づく映像の再生及び出力を行う。映像制御部15には、映像の表示を行うディスプレイ23が接続されている。これにより、映像制御部15は再生した映像をディスプレイ23に表示させる。操作部17は、カラオケ装置10に対する各種操作を行うための入力装置である。操作部17は、タッチパネルや種々の入力ボタンを備えており、入力操作に応じた操作信号を制御部11に出力する。なお、カラオケ装置10のその他の構成や機能については公知技術に従っているので、ここでの詳細な説明は省略する。
[お手本画像の説明]
制御部11がディスプレイ23に表示させるお手本画像の形態について、図2〜4を参照しながら説明する。
図2は、ある楽曲の楽譜情報に基づいて表示されるお手本画像の表示例である。この楽譜情報には、連続する2つの演奏区間A,Bが含まれている。本実施形態では、制御部11は、楽曲再生部13による演奏の進行位置に合わせて一定の長さの演奏区間(例えば、4小節)ごとに基準グラフを表示する。この基準グラフは、所定の演奏区間ごとに固定的に表示され、スクロール等の移動は行われない。そして、制御部11は、表示中の演奏区間の演奏が終了するタイミングで、次の演奏区間に対応する基準グラフに表示内容を切替えることで、演奏の進行位置に合わせて基準グラフの表示を進行させる。
図2に例示されるお手本画像には、お手本画像の上部に設けられたメインモニタ領域に、演奏区間Aの歌唱パートの基準メロディを表す基準グラフが描画されている。この基準グラフには、横軸(X軸)方向に左から右に向かって新しい時間軸が割当てられ、縦軸(Y軸)方向に上方が高音、下方が低音となる音高が割当てられている。基準グラフは、基準メロディを構成する個々の音ごとに、音の時間長に応じた横幅を有する帯状の図柄が階段状に連なった棒グラフとして表される。基準グラフにおける各音の横幅は、音の時間長を時間軸に対する画像上の表示幅の比率に対応させた長さで描画される。
また、基準グラフ上には、楽曲再生部13による演奏の進行位置に対応する歌唱箇所を示す進行線が描画される。制御部11は、歌唱タイミングに相当する箇所で基準グラフと進行線とが交差するように、演奏の進行と同期した速度で、進行線を基準グラフに沿って左から右にスクロールさせるアニメーションを実行する。
図3は、図2の状態からある程度演奏が進行したときのお手本画像の表示例である。図3に例示されるとおり、演奏区間Aの基準グラフにおいて、演奏の進行位置を示す進行線が後部(例えば、全体の5分の4の位置)まで到達すると、メインモニタ領域の下方に設けられたサブモニタ領域に、次の演奏区間Bの一部を表す予告グラフが表示される。
サブモニタ領域に表示される予告グラフには、メインモニタ領域の基準グラフと同様に横軸(X軸)方向に時間軸、縦軸(Y軸)方向に音高が割当てられている。また、予告グラフは、基準グラフと同様に、基準メロディを構成する個々の音ごとに、音の時間長に応じた横幅を有する帯状の図柄が階段状に連なった棒グラフとして表される。予告グラフにおける各音の横幅は、音の時間長を時間軸に対する画像上の表示幅の比率に対応させた長さで描画される。
なお、予告グラフには、次にメインモニタ領域に表示される予定の演奏区間の先頭から、例えば全体の5分の1程度の一部区間が描画される。また、サブモニタ領域及びそこに表示される予告グラフの表示サイズは、メインモニタ領域に表示中の前の演奏区間における演奏速度(テンポ値)と、次の演奏区間における演奏速度との比率に応じて変化するようになっている。
具体的には、前の演奏区間より次の演奏区間の方がテンポ値が大きい場合、サブモニタ領域及びそこに表示される予告グラフの表示サイズを比較的大きくし、次の演奏区間の方がテンポ値が小さい場合、表示サイズを比較的小さくする。より詳しくは、前の演奏区間と次の演奏区間とでテンポ値が異なる場合、メインモニタ領域の基準グラフとサブモニタ領域の予告グラフとの間で演奏時間に対する画像上の表示幅が等しくなるように、サブモニタ領域及び予告グラフの表示サイズを決定する。
図3の事例では、演奏区間Aのテンポ値が50、演奏区間Bのテンポ値が80であり、演奏区間Bの演奏速度が速くなっている。そのため、演奏区間Bの予告グラフは、演奏区間A,Bの演奏速度の比率に応じて、演奏区間Aの基準グラフよりも拡大して描画されている。
また、前の演奏区間と次の演奏区間とでテンポ値が異なる場合、次の演奏区間の予告グラフが表示されるタイミングで、演奏速度が変化する旨を表す速度変化画像がサブモニタ領域の付近に表示される。図3の事例では、次の演奏区間でテンポが速くなることを表す速度変化画像が表示されている。また、サブモニタ領域は、お手本画像の右側に寄せて配置されている。このようにすることで、基準グラフ上の進行線の位置から視線を大きく動かさなくても、次の演奏区間に対応する予告グラフを視認しやすくなっている。
図4は、図3の状態から更に演奏が進行して、演奏の進行位置が次の演奏区間Bに到達した後のお手本画像の表示例である。前の演奏区間Aの基準グラフにおいて進行線が終端に到達した時点で、メインモニタ領域の表示内容が演奏区間Bの基準グラフに切替わる。
図4に例示されるとおり、メインモニタ領域において演奏区間Bに対応する基準グラフの表示が開始した時点では、先にサブモニタ領域に表示されていた演奏区間Bの予告グラフは表示されたままとなる。この予告グラフ上には、演奏区間Bの演奏が開始されると共に、演奏の進行位置に対応する歌唱箇所を示す進行線が表示される。この進行線は、メインモニタ領域の基準グラフと同様に、歌唱タイミングに相当する箇所で予告グラフと進行線とが交差するように、演奏の進行と同期した速度で左から右にスクロールする。ただし、予告グラフ上においては、前の演奏区間Aに対応する基準グラフ上を移動していた進行線と同じ速度で、進行線が移動するようになっている。これは、前の演奏区間に対応する基準グラフとサブモニタ領域の予告グラフとの間で、演奏時間に対する画像上の表示幅が等しくなるように予告グラフの表示サイズを設定したことによる。
なお、サブモニタ領域に表示されている予告グラフは、その予告グラフに表示されている一部区間の演奏が終了した時点、すなわち、予告グラフ上に表示されている進行線が終端に到達した時点で表示が終了する。
[グラフ表示処理の説明]
制御部11が実行するグラフ表示処理の手順について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、ユーザからリクエストされた楽曲の演奏処理の開始と共に並行して実行される。
S100では、制御部11は、楽曲再生部13による演奏の進行位置に該当する演奏区間の楽譜情報に従って、当該演奏区間に対応する基準グラフを、お手本画像の上部に設定されているメインモニタ領域に表示する。S102では、制御部11は、楽曲再生部13による楽曲の演奏が終了したか否かを判定する。楽曲の演奏が終了してない場合(S102:NO)、制御部11はS104に進む。
S104では、制御部11は、お手本画像の下部に設定されているサブモニタ領域において予告グラフの表示を行うサブモニタ表示処理を実行する。このサブモニタ表示処理の詳細な手順については後述する。S106では、制御部11は、演奏の進行位置がメインモニタ領域に表示中の基準グラフの終端に到達したか否かを判定する。演奏の進行位置が基準グラフの終端に到達していない場合(S106:NO)、制御部11はS108に進む。S108では、制御部11は、基準グラフ上に表示される進行線の位置を、現時点の演奏の進行位置に更新する。S108の後、制御部11はS102に戻る。
一方、S106で演奏の進行位置が基準グラフの終端に到達したと判定した場合(S106:YES)、制御部11はS110に進む。S110では、制御部11は、メインモニタ領域の表示内容を、次の演奏区間の楽譜情報に対応する基準グラフに切替える。次のS112では、制御部11は、メインモニタ領域の進行線の位置を新たに表示した基準グラフの始端に移動させる。S112の後、制御部11はS100に戻る。やがて、S102において楽曲の演奏が終了したと判定した場合(S102:YES)、制御部11は本処理を終了する。
[サブモニタ表示処理の説明]
制御部11が実行するサブモニタ表示処理の手順について、図6のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、上述のグラフ表示処理(図5参照)のS104において実行される処理である。
S200では、制御部11は、現時点でサブモニタ領域に予告グラフを表示中であるか否かを判定する。サブモニタ領域に予告グラフを表示していない場合(S200:NO)、制御部11はS202に進む。S202では、制御部11は、演奏の進行位置がメインモニタ領域における基準グラフの後部所定位置(例えば、演奏区間の5分の4の位置)に到達したか否かを判定する。演奏の進行位置が基準グラフの後部所定位置に到達していない場合(S202:NO)、制御部11は本処理を一旦終了する。
一方、演奏の進行位置が基準グラフの後部所定位置に到達した場合(S202:YES)、制御部11はS204に進む。S204では、制御部11は、演奏の進行位置に該当する演奏区間におけるテンポ値と、次の演奏区間におけるテンポ値とを比較する。ここでは、メインモニタ領域に表示中の演奏区間が終了する直前でのテンポ値と、次にメインモニタ領域に表示予定の演奏区間の開始タイミングでのテンポ値との差を算出する。
S206では、制御部11は、S204で算出したテンポ値の差に応じて、サブモニタ領域及びその中に表示される予告グラフの表示サイズを決定する。具体的には、制御部11は、メインモニタ領域に表示中の基準グラフとサブモニタ領域の予告グラフとの間で演奏時間に対する画像上の表示幅が等しくなるように、サブモニタ領域及び予告グラフの表示サイズを設定する。これにより、次の演奏区間の演奏が始まったときに、予告グラフ上における進行線の移動速度を、前の演奏区間の基準グラフ上における進行線の移動速度と等しくする。
S208では、制御部11は、次の演奏区間の楽譜情報に基づいて、予告グラフをS206で設定した表示サイズでサブモニタ領域に表示する。なお、次の演奏区間のうち予告グラフとして表示するのは、例えば、当該演奏区間の先頭から5分の1程度の一部区間とする。
S210では、制御部11は、S204の算出結果に基づき、演奏中の演奏区間と次の演奏区間との間でテンポ値が変化するか否かを判定する。テンポ値が変化しない場合(S210:NO)、制御部11は本処理を一旦終了する。一方、テンポ値が変化する場合(S210:YES)、制御部11はS212に進む。S212では、制御部11は、テンポ値の変化を表すアイコン(速度変化画像)を、予告グラフ近傍の所定位置に表示する。S212の後、制御部11は本処理を一旦終了する。
一方、S200において、サブモニタ領域に予告グラフを表示中であると判定した場合(S200:YES)、制御部11はS214に進む。S214では、制御部11は、演奏の進行位置がメインモニタ領域における基準グラフの後端に到達したか否かを判定する。演奏の進行位置が基準グラフの後端に到達した場合(S214:YES)、制御部11はS216に進む。S216では、制御部11は、サブモニタ領域の予告グラフの始端に進行線を表示する。S216の後、制御部11は本処理を一旦終了する。
一方、S214において演奏の進行位置が基準グラフの後端に到達していないと判定した場合(S214:NO)、制御部11はS218に進む。S218では、制御部11は、演奏の進行位置がサブモニタ領域における予告グラフの終端に到達したか否かを判定する。演奏の進行位置が予告グラフの終端に到達していない場合(S218:NO)、制御部11はS220に進む。S220では、制御部11は、予告グラフ上に表示される進行線の位置を、現時点の演奏の進行位置に更新する。S220の後、制御部11は本処理を一旦終了する。
一方、S218において演奏の進行位置が予告グラフの終端に到達したと判定した場合
(S218:YES)、制御部11はS222に進む。S222では、制御部11は、サブモニタ領域の予告グラフを消去する。S222の後、制御部11は本処理を一旦終了する。
[効果]
実施形態のカラオケ装置10によれば、次の効果を奏する。
メインモニタ領域における基準グラフの表示内容が次の演奏区間に切替わる事前に、表示中の演奏区間に続く次の一部区間の予告グラフをサブモニタ領域に表示できる。これにより、歌唱者は、基準グラフの表示内容が切替わるよりも少し早く次の演奏区間の歌唱旋律を把握できるため、基準グラフの切替え直後においても、演奏に追従して歌唱しやすくなる。また、メインモニタ領域において基準グラフの表示内容が切替わった後でも、しばらくの間サブモニタ領域に予告グラフが表示され続けるので、歌唱者は次の演奏区間の基準グラフへの視線移動を、余裕をもって行うことができる。
メインモニタ領域における基準グラフの表示内容が次の演奏区間に切替わる際、演奏のテンポ値が変化する場合、テンポ値の変化に応じて予告グラフの表示サイズを変更することができる。このようにすることにより、歌唱者が演奏速度の変化に対応しやすくなる。また、メインモニタ領域において基準グラフの表示内容が切替わる際に、前の演奏区間とテンポ値が異なる場合、速度変化画像を予告グラフに対応付けて表示することができる。このようにすることで、演奏速度が変化することを歌唱者に対して予告できるので、歌唱者が演奏速度の変化に対応しやすくなる。
[変形例]
上記実施形態では、本発明をカラオケ装置に適用した事例について説明した。これとは別に、いわゆるスマートフォンやタブレットコンピュータ等の携帯型の情報処理端末や、パーソナルコンピュータ等に本発明を適用してもよい。あるいは、カラオケ装置の操作に用いられるタブレットコンピュータ型のリモコン端末に本発明を適用してもよい。その場合、楽曲を演奏する演奏手段がリモコン端末に備えられていなくてもよく、カラオケ装置による楽曲の演奏に同期して、リモコン端末に備えられたディスプレイにお手本画像を表示する構成が考えられる。
[特許請求の範囲に記載の構成との対応]
実施形態の各構成と、特許請求に記載の構成との対応は次のとおりである。
制御部11が表示制御手段に相当する。楽曲再生部13が演奏手段に相当する。メインモニタ領域が第1表示領域に相当する。サブモニタ領域が第2表示領域に相当する。
10…カラオケ装置、11…制御部、12…記憶部、13…楽曲再生部、14…音声制御部、14a…入力部、14b…出力部、15…映像制御部、17…操作部、19…マイク、21…スピーカ、23…ディスプレイ。

Claims (5)

  1. 演奏手段により演奏される楽曲の歌唱パートの基準旋律を表す基準データに基づいて、前記演奏手段による演奏の進行位置に対応する所定の演奏区間ごとの基準旋律の音高の時間変化を表す基準グラフを、所定の表示手段における第1表示領域に固定表示させると共に、前記第1表示領域の基準グラフに対応付けて、演奏の進行位置に対応する歌唱位置を示す指示画像を、演奏の進行に合わせて移動表示させる表示制御手段を備え、
    前記演奏手段による演奏の進行位置が、前記第1表示領域の基準グラフに対応する演奏区間の終端より手前の所定位置まで到達したときに、前記表示制御手段は、次に前記第1表示領域に表示する予定の演奏区間に対応する基準グラフの先頭から一部区間に相当する予告グラフを、前記第1表示領域とは別の第2表示領域に固定表示させ、
    前記演奏手段による演奏の進行位置が、前記第1表示領域の基準グラフに対応する演奏区間の終端に到達したときに、前記表示制御手段は、前記第1表示領域の表示内容を次の演奏区間に対応する基準グラフに切替え、次の演奏区間の基準グラフに切替えた所定期間後に、その演奏区間に対応する前記第2表示領域の予告グラフの表示を終了すること、
    を特徴とする歌唱模範表示装置。
  2. 請求項1に記載の歌唱模範表示装置において、
    前記表示制御手段は、次に前記第1表示領域に表示する予定の演奏区間に対応する演奏速度を判定し、判定した演奏速度に応じて、前記第2表示領域に表示させる予告グラフの表示サイズを変更すること、
    を特徴とする歌唱模範表示装置。
  3. 請求項2に記載の歌唱模範表示装置において、
    前記表示制御手段は、前記第1表示領域に表示中の基準グラフに対応する演奏速度と、次に前記第1表示領域に表示する予定の演奏区間に対応する演奏速度とを比較し、後者の演奏速度の方が大きい場合、前記予告グラフの表示サイズを比較的大きく設定し、後者の演奏速度の方が小さい場合、前記予告グラフの表示サイズを比較的小さく設定すること、
    を特徴とする歌唱模範表示装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の歌唱模範表示装置において、
    前記表示制御手段は、前記第1表示領域に表示中の基準グラフに対応する演奏速度と、次に前記第1表示領域に表示する予定の演奏区間に対応する演奏速度とを比較し、互いの演奏速度が異なる場合、演奏速度が変わる旨を表す画像を前記予告グラフに対応付けて表示させること、
    を特徴とする歌唱模範表示装置。
  5. 演奏手段により演奏される楽曲の歌唱パートの基準旋律を表す基準データに基づいて、前記演奏手段による演奏の進行位置に対応する所定の演奏区間ごとの基準旋律の音高の時間変化を表す基準グラフを、所定の表示手段における第1表示領域に固定表示させると共に、前記第1表示領域の基準グラフに対応付けて、演奏の進行位置に対応する歌唱位置を示す指示画像を、演奏の進行に合わせて移動表示させる手順と、
    前記演奏手段による演奏の進行位置が、前記第1表示領域の基準グラフに対応する演奏区間の終端より手前の所定位置まで到達したときに、次に前記第1表示領域に表示する予定の演奏区間に対応する基準グラフの先頭から一部区間に相当する予告グラフを、前記第1表示領域とは別の第2表示領域に固定表示させる手順と、
    前記演奏手段による演奏の進行位置が、前記第1表示領域の基準グラフに対応する演奏区間の終端に到達したときに、記第1表示領域の表示内容を次の演奏区間に対応する基準グラフに切替え、次の演奏区間の基準グラフに切替えた所定期間後に、その演奏区間に対応する前記第2表示領域の予告グラフの表示を終了する手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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