JP4913638B2 - 評価装置及びカラオケ装置 - Google Patents
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Description
本発明は上述した背景の下になされたものであり、歌唱(又は演奏)の評価結果を、従来と比較してより理解し易く報知する技術を提供することを目的とする。
上述の態様において、前記ノート単位比較手段の比較結果を所定長毎に集計して比較する比較手段を備え、前記表示制御手段は、前記比較手段の比較結果を表示手段に表示させてもよい。
上述の態様において、前記表示制御手段は、前記表示手段に表示させる画面を前記所定長毎に切り替え、前記比較手段は、前記表示制御手段によって前記画面が切り換えられるときから少なくとも該比較手段が実行する比較処理に要する時間より前に、該画面に対応する前記所定長の比較処理を開始してもよい。
図1は、この発明の一実施形態であるカラオケ装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。図において、制御部11は、CPU(Central Processing Unit)や、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備え、ROM又は記憶部12に記憶されているコンピュータプログラムを読み出して実行することにより、バスBUSを介してカラオケ装置1の各部を制御する。記憶部12は、制御部11によって実行されるコンピュータプログラムやその実行時に使用されるデータを記憶するための記憶手段であり、例えばハードディスク装置である。表示部13は、液晶パネルを備え、制御部11による制御の下に各種の画像を表示する。操作部14は、カラオケ装置1の利用者による操作に応じた信号を制御部11に出力する。マイクロホン15は、収音し、収音した音声を表すオーディオ信号(アナログ信号)を出力する収音手段である。音声処理部16は、マイクロホン15が出力するオーディオ信号(アナログ信号)をデジタルデータに変換する。また、音声処理部16は、デジタルデータをアナログ信号に変換してスピーカ17に出力する。スピーカ17は、音声処理部16でデジタルデータからアナログ信号に変換され出力されるオーディオ信号に応じた強度で放音する放音手段である。
第4列には、ノートナンバ(NoteNum)あるいはコントロールナンバ(CtrlNum)が記述されるが、どちらが記述されるかはメッセージの内容により異なる。例えば、ノートオンメッセージ又はノートオフメッセージであれば、ここには音階を表すノートナンバが記述され、またコントロールチェンジメッセージであればその種類を示すコントロールナンバが記述されている。
第5列にはMIDIメッセージの具体的な値(データ)が記述されている。例えばノートオンメッセージであれば、ここには音の強さを表すベロシティの値が記述され、ノートオフメッセージであれば、音を消す速さを表すベロシティの値が記述され、またコントロールチェンジメッセージであればコントロールナンバに応じたパラメータの値が記述されている。
図3に示す例では、デルタタイム480の長さを4分音符の長さとしている。この場合、第1行、第2行のイベント処理によりC4音が4分音符の長さにわたって発音されることが示され、第3行、第4行のイベント処理によりG4音が4分音符の長さにわたって発音されることが示される。そして、第5行、第6行の処理によりF4音が2分音符の長さにわたって発音されることが示される。
図4は、カラオケ装置1の制御部が行う処理の流れを示す図である。以下、図4を参照しつつ、この実施形態の動作について説明する。なお、図4において、フレーム単位比較部111,ノート単位比較部112,画面表示区間比較部113,表示制御部114,伴奏再生部115及び特徴検出部116は、制御部11がROM又は記憶部12に記憶されているコンピュータプログラムを読み出して実行することにより実現される。なお、図中の矢印はデータの流れを概略的に示すものである。
また、他の例として、例えば、リファレンスピッチデータRPを示す帯状図形を表示しておき、歌唱が行われると、歌唱ピッチデータSPを示す帯状図形を、その上に上書きするようにしてもよい。
このように、描画に用いられる色の数や種類は任意であり、要するに、歌唱ピッチデータSPの示すピッチとリファレンスピッチデータRPの示すピッチとの差分が閾値を超える区間とそれ以外の区間とで異なる態様で表示されればよい。
図8は、表示部13に表示される画面の一例を示す図である。図8に示す例においては、画面表示区間毎の比較結果を示す文字G1や動画像G2が表示部13に表示される。
このように、画面表示区間比較部113が、その画面表示区間毎のカラオケ伴奏が終わる一定時間前に画面表示区間毎の比較処理を開始することにより、その画面表示区間のカラオケ伴奏が終わる前に画面表示区間毎の比較結果が表示部13に表示される。このようにすることにより、その画面表示区間の画面が終わる直前、すなわち画面が切り換わる直前に、画面表示区間毎の比較結果を、対応する画面に表示することができる。これにより、表示される画面と評価結果とがずれることを防ぎ、歌唱者が違和感を覚えることを防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。以下にその一例を示す。なお、以下の各態様を適宜に組み合わせてもよい。
(1)上述の実施形態において、歌唱音声の比較対象となるリファレンスデータは、例えば楽曲のガイドメロディを表すデータであってもよく、また、例えば、楽曲の模範となる歌唱音声を表すデータであってもよく、楽曲の模範となる音を表すデータであればどのようなものであってもよい。
Claims (5)
- 模範となる音を表すリファレンスデータを記憶するリファレンスデータ記憶手段と、
収音手段から供給されるオーディオ信号から音声の特徴を検出する特徴検出手段と、
前記特徴検出手段により検出された特徴と前記リファレンスデータ記憶手段に記憶されたリファレンスデータとを予め定められたフレーム単位で比較し、その差分が閾値を超えるか否かを前記フレーム単位で判断するフレーム単位比較手段と、
前記フレーム単位比較手段の比較結果をノート単位で集計し、差分が閾値を超えるか否かを前記ノート単位で比較するノート単位比較手段と、
前記リファレンスデータ記憶手段に記憶されたリファレンスデータの内容を示す画像を表示手段に表示させる表示制御手段であって、前記フレーム単位比較手段によって比較処理が行われる毎に、前記リファレンスデータを示す画像のうちの前記フレーム単位比較手段によって前記差分が閾値を超えると判断された部分とそれ以外の部分とで表示態様が異なるように前記表示手段に表示させる画像を更新し、かつ、前記ノート単位比較手段によって比較処理が行われる毎に、前記差分が閾値を超えると判断されたノートとそれ以外のノートとの表示態様が異なるように前記表示手段に表示させる画像を更新する表示制御手段と
を備えることを特徴とする評価装置。 - 前記音声の特徴は、音声のピッチ、パワー及びスペクトルの少なくともいずれか一つであることを特徴とする請求項1に記載の評価装置。
- 前記ノート単位比較手段の比較結果を所定長毎に集計して比較する比較手段
を備え、
前記表示制御手段は、前記比較手段の比較結果を表示手段に表示させる
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の評価装置。 - 前記表示制御手段は、前記表示手段に表示させる画面を前記所定長毎に切り替え、
前記比較手段は、前記表示制御手段によって前記画面が切り換えられるときから少なくとも該比較手段が実行する比較処理に要する時間より前に、該画面に対応する前記所定長の比較処理を開始する
ことを特徴とする請求項3に記載の評価装置。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の評価装置と、
楽曲の伴奏を再生する伴奏再生手段を備え、
前記表示制御手段は、前記伴奏再生手段により再生されている伴奏に対応するリファレンスデータの内容を表す画面を前記表示手段に表示させる
ことを特徴とするカラオケ装置。
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