JP2013200455A - 演奏練習支援システム - Google Patents

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隆朗 安藤
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Abstract

【課題】多数の演奏者が集まって練習をする場合の練習効率を高める。
【解決手段】楽譜記憶部20は、楽譜データを記憶している。楽譜表示部21は、楽譜データによって表わされる楽譜を表示する。演奏入力部25は、楽譜表示部21が表示した楽譜にしたがって演奏された音楽を入力する。指揮位置判定部24(位置判定部)は、楽譜データによって表わされる楽譜において、演奏入力部25が入力した音楽が演奏されている演奏位置を判定する。演奏記憶部26は、演奏入力部25が入力した音楽を表わす演奏データと、指揮位置判定部24が判定した演奏位置とを対応づけて記憶する。演奏再生部29は、演奏記憶部26が記憶した演奏データによって表わされる音楽を、再生開始位置から再生して出力する。
【選択図】図3

Description

この発明は、演奏の練習を支援する演奏練習支援システムに関する。
従来の紙の楽譜に代えて、端末装置の画面に楽譜を表示する装置がある。楽譜の表示方式や切り替え方式として、様々な方式が提案されている。
特開2000−231379号公報 特開2004−020807号公報 特開2004−085825号公報 特開2004−233698号公報 特開2009−186850号公報 特許4751490号
オーケストラなど多数の演奏者が集まって演奏の練習をする場合、指揮者による指示を演奏者に確実に伝えることが難しく、練習の効率が落ちる場合がある。
この発明は、例えば、多数の演奏者が集まって練習をするような場合に、練習の効率を高めることを目的とする。
この発明にかかる演奏練習支援システムは、
楽譜記憶部と、楽譜表示部と、演奏入力部と、位置判定部と、演奏記憶部と、再生開始位置入力部と、演奏再生部とを有し、
上記楽譜記憶部は、楽譜を表わす楽譜データを記憶し、
上記楽譜表示部は、上記楽譜データ記憶部が記憶した楽譜データによって表わされる楽譜を表示し、
上記演奏入力部は、上記楽譜表示部が表示した楽譜にしたがって演奏された音楽を入力し、
上記位置判定部は、上記楽譜記憶部が記憶した楽譜データによって表わされる楽譜において、上記演奏入力部が入力した音楽が演奏されている演奏位置を判定し、
上記演奏記憶部は、上記演奏入力部が入力した音楽を表わす演奏データと、上記位置判定部が判定した演奏位置とを対応づけて記憶し、
上記再生開始位置入力部は、上記楽譜表示部が表示した楽譜のうち、再生を開始する再生開始位置の指示を入力し、
上記演奏再生部は、上記再生開始位置入力部が入力した指示による再生開始位置から、上記演奏記憶部が記憶した演奏データによって表わされる音楽を再生して出力することを特徴とする。
この発明にかかる演奏練習支援システムによれば、練習によって演奏された音楽を録音し、録音した音楽を、楽譜上で指示した任意の位置から再生して聴くことができるので、練習の効率を高めることができる。
実施の形態1における合奏練習システム10の全体構成の一例を示す図。 実施の形態1におけるコンピュータ90のハードウェア資源の一例を示す図。 実施の形態1における合奏練習システム10の機能ブロック構成の一例を示す図。
実施の形態1.
実施の形態1について、図1〜図3を用いて説明する。
図1は、この実施の形態における合奏練習システム10の全体構成の一例を示す図である。
合奏練習システム10(演奏練習支援システムの一例。)は、例えば、オーケストラなどにおいて、複数の演奏者が合奏の練習をするためのシステムである。
合奏練習システム10は、例えば、サーバ装置11と、指揮者端末装置12と、複数の演奏者端末装置13とを有する。サーバ装置11と、指揮者端末装置12と、演奏者端末装置13との間は、例えば無線LAN(ローカルエリアネットワーク)などのネットワークによって接続されている。
指揮者端末装置12は、指揮者が使用する端末である。演奏者端末装置13は、それぞれの演奏者が使用する端末である。指揮者端末装置12や演奏者端末装置13は、例えば、タブレット端末である。
図2は、この実施の形態におけるコンピュータ90のハードウェア資源の一例を示す図である。
サーバ装置11や指揮者端末装置12や演奏者端末装置13は、それぞれがコンピュータ90である。
コンピュータ90は、例えば、制御装置91と、入力装置92と、出力装置93と、記憶装置94と、演算装置95とを有する。
記憶装置94は、コンピュータプログラムやデータなどを記憶する。記憶装置94は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置、光学ディスク装置などである。
制御装置91は、記憶装置94が記憶したコンピュータプログラムなどを実行することにより、コンピュータ90全体を制御する。
演算装置95は、制御装置91からの指示にしたがって、数値演算や論理演算などの演算をする。演算装置95は、例えば、記憶装置94が記憶したデータに演算を施して、演算結果を記憶装置94に記憶させる。
入力装置92は、制御装置91からの指示にしたがって、コンピュータ90の外部から情報を入力し、データに変換する。入力装置92が変換したデータは、演算装置95が直接演算する構成であってもよいし、記憶装置94が一時的に記憶する構成であってもよい。入力装置92は、例えば、マイクなどの音声入力装置、タッチパネルなどの操作入力装置、ビデオカメラなどの画像入力装置、加速度センサなどの計測装置、アナログ信号をデジタルデータに変換するアナログデジタル変換装置、他のコンピュータ90などが送信したデータを受信する受信装置などである。
出力装置93は、制御装置91からの指示にしたがって、記憶装置94が記憶したデータや、演算装置95が演算したデータを変換して、コンピュータ90の外部へ出力する。出力装置93は、例えば、スピーカなどの音声出力装置、タッチパネルなどの画像表示装置、デジタルデータをアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換装置、他のコンピュータ90などに対してデータを送信する送信装置などである。
以下説明する合奏練習システム10の機能ブロックは、例えば、記憶装置94が記憶したコンピュータプログラムを制御装置91が実行することにより実現される。
図3は、この実施の形態における合奏練習システム10の機能ブロック構成の一例を示す図である。
合奏練習システム10は、例えば、楽譜記憶部20と、楽譜表示部21と、指示入力部22と、指揮入力部23と、指揮位置判定部24と、演奏入力部25と、演奏記憶部26と、演奏位置判定部27と、ずれ警告部28と、演奏再生部29とを有する。
なお、この図では、各機能ブロックが一つずつしか記載されていないが、これらの機能ブロックのなかには、合奏練習システム10に複数存在するものも含まれている。詳しくは、各機能ブロックの説明で述べる。
楽譜記憶部20は、例えば、サーバ装置11に配置されている。楽譜記憶部20は、記憶装置94を用いて、楽譜データを記憶している。楽譜データは、楽譜を表わす。楽譜データは、例えば、調(長短及び主音)、拍子、パート、テンポ、音符の音名(音高)、音符や休符の長さ(音価)及び位置、強弱(例えば、フォルテ、ピアノ、アクセントなど)、アーティキュレーション(例えば、スラー、スタッカートなど)、装飾(例えば、トリル、アルペッジョなど)、奏法(例えば、ペダル、ピチカート、ハーモニクス、ボウイングなど)、演奏順序(例えば、反復、コーダなど)、歌詞、練習番号、その他の指示などを表わす。
その他の指示には、作曲者による指示だけでなく、指揮者による指示や、コンサートマスターやパートリーダーなどの演奏者による指示も含まれる。楽譜データのうち、その他の指示を表わすデータを指示データと呼ぶ。指示データは、指示の内容のほか、指示者、対象者、対象位置などを表わす。
指示の内容は、例えば、手書き文字などの画像データ、口頭指示を録音した音声データ、指揮者を撮影した動画データなどによって表わされるものであってもよい。
指示者は、例えば、作曲者、指揮者、演奏者などである。指示者は、例えば、個人を識別する番号や、個人の名前を表わす文字列などによって表わされる。
対象者は、例えば、オーケストラ全体、管楽器、第一バイオリンなど演奏者のグループや、単独の演奏者などである。対象者は、例えば、演奏者のグループを識別する番号などによって表わされる。
対象位置は、その指示に関連する小節や音符などの楽譜内における位置である。対象位置は、例えば、楽章番号や小節番号などによって表わされる。
なお、指示データが表わす指示には、演奏者個人による自分宛のメモなども含まれる。
楽譜記憶部20は、サーバ装置11だけでなく、指揮者端末装置12や演奏者端末装置13にも配置される構成であってもよい。楽譜記憶部20が複数ある構成の場合、例えば、指揮者端末装置12や演奏者端末装置13の楽譜記憶部20は、定期的にサーバ装置11の楽譜記憶部20と通信して、楽譜データを同期する。あるいは、楽譜記憶部20は、記憶している楽譜データに変更があった場合、他の装置の楽譜記憶部20に対して、変更の内容を送信する。楽譜記憶部20は、他の装置の楽譜記憶部20から楽譜データの変更内容を受信した場合、受信した変更内容に基づいて、記憶した楽譜データを変更する。
楽譜表示部21は、指揮者端末装置12やそれぞれの演奏者端末装置13に配置されている。楽譜表示部21は、画像表示装置(出力装置93)を用いて、楽譜記憶部20が記憶した楽譜データが表わす楽譜や指示を表示する。
指揮者端末装置12の楽譜表示部21は、すべてのパートを一覧できる楽譜(総譜)を表示する。
これに対して、演奏者端末装置13の楽譜表示部21は、その演奏者のパートのみの楽譜(パート譜)を表示する。なお、その演奏者のパートのみではわかりにくい場合(例えば、掛け合いなど)、演奏者端末装置13の楽譜表示部21は、他のパートのパート譜を合わせて表示してもよい。例えば、他のパートのパート譜を表示するか否か、表示する場合どのパートのパート譜を表示するかなど、楽譜の表示方式についての指示を、指示データが表わす指示に含める。楽譜表示部21は、楽譜記憶部20が記憶した楽譜データに含まれる指示データによって表わされる楽譜の表示方式にしたがって、楽譜を表示する。
また、指揮者端末装置12の楽譜表示部21は、演奏者個人による自分宛のメモ以外のすべての指示を表示する。
これに対し、演奏者端末装置13の楽譜表示部21は、その演奏者、あるいは、その演奏者を含むグループを対象者とする指示のみを表示する。
指示が常に表示されていると楽譜が見難くなる場合がある。そこで、例えば、楽譜表示部21は、何らかに指示があることを表わす指示有マーク(アイコン)を、楽譜上の対象位置の近くに表示する構成であってもよい。
その場合、指示入力部22は、指示の内容を表示する指示を入力する。例えば、指示者は、楽譜表示部21が楽譜を表示しているタッチパネル(操作入力装置)において、表示されている指示有マークを指やタッチペンなどで触る。指示入力部22は、指示者が触った位置に表示されているのが指示有マークであることを判定することにより、入力した指示が、指示有マークで示された指示の内容を表示する指示であると判定する。楽譜表示部21は、指示入力部22による判定結果に基づいて、触られた指示有マークに対応する指示の内容を表示(あるいは再生)する。
その後、指示入力部22は、指示の内容を閉じる指示を入力する。例えば、指示者は、楽譜表示部21が楽譜を表示しているタッチパネル(操作入力装置)において、表示されている指示の内容を指やタッチペンなどで触る。指示入力部22は、指示者が触った位置に表示されているのが指示の内容であることを判定することにより、入力した指示が、表示されている指示を閉じる指示であると判定する。楽譜表示部21は、指示入力部22による判定結果に基づいて、触られた指示の内容を消し、その代わりに指示有マークを表示する。
このように、指示の内容を閉じる指示が入力されるまで指示の内容を表示し続けるので、例えば、常に表示しておきたい指示を、表示したままにしておくことができる。
指示入力部22は、指揮者端末装置12やそれぞれの演奏者端末装置13に配置されている。指示入力部22は、入力装置92を用いて、指揮者や演奏者による指示を入力する。指示入力部22は、入力した指示を表わす指示データを生成する。
例えば、指示入力部22は、楽譜表示部21が楽譜を表示しているタッチパネル(操作入力装置)などを用いて、楽譜への書込みを入力する。
あるいは、指示入力部22は、マイク(音声入力装置)やビデオカメラ(画像入力装置)などを用いて、口頭や身振りによる指示を入力する。この場合、指示内容の入力と並行して、指示入力部22は、楽譜表示部21が楽譜を表示しているタッチパネル(操作入力装置)などを用いて、指示の対象位置を入力する。例えば、楽譜表示部21が表示している楽譜上の対象位置を、指示者が指やタッチペンなどで触りながら、口頭や身振りで指示をする。指示入力部22は、指示者が触っている位置に表示されている楽譜内の位置を判定して、対象位置とする。指示入力部22は、指示者がその位置を触り続けている間、マイクなどが入力した音声を録音し、あるいは、ビデオカメラなどが撮影した動画を録画して、指示内容を表わすデータを生成する。
なお、楽譜に繰り返し演奏する箇所がある場合、楽譜表示部21が表示している楽譜上の対象位置を触っただけでは、何回目の繰り返しについての指示なのかわからない。
そこで、例えば、楽譜表示部21が表示している楽譜上の対象位置を、指示者がタップした回数で、何回目の繰り返しについての指示なのかを区別する構成であってもよい。指示入力部22は、指示者がその位置をタップした回数を数えて、何回目の繰り返しについての指示なのかを判定して、対象位置とする。
あるいは、指示者は、テンキー(操作入力装置)などを操作して数字を入力することにより、何回目の繰り返しについての指示なのかを区別する構成であってもよい。指示入力部22は、指示者が入力した数字に基づいて、何回目の繰り返しについての指示なのかを判定して、対象位置とする。
指示入力部22が入力する指示には、楽譜に書き込むべき指示と、その場限りの指示とがある。
例えば、「ここはフォルテで!」などのような演奏方法についての指示は、楽譜に書き込むべき指示である。楽譜記憶部20は、記憶装置94を用いて、指示入力部22が生成した指示データを記憶する。
あるいは、演奏時間短縮のため本来は繰り返すべき箇所を繰り返さないことにするなど、楽譜の変更についての指示も、楽譜に書き込むべき指示である。楽譜記憶部20は、指示入力部22が生成した指示データに基づいて、演算装置95を用いて、記憶した楽譜データの該当箇所を変更する。楽譜記憶部20は、記憶装置94を用いて、変更した楽譜データを記憶する。
このように、楽譜に書き込むべき指示を指示入力部22が入力した場合、楽譜記憶部20は、記憶した楽譜データを変更する。なお、楽譜記憶部20は、変更の履歴がわかるような形式で楽譜データを記憶する構成であってもよい。
また、練習を開始する際の「練習番号Xから!」などのような演奏開始位置についての指示は、その場限りの指示である。楽譜表示部21は、指示入力部22が生成した指示データが表わす指示を表示する。その場限りの指示は記憶しておく必要がないので、楽譜記憶部20は、楽譜データを変更しない。
指揮入力部23は、例えば、指揮者端末装置12に配置されている。指揮入力部23は、入力装置92を用いて、指揮者による指揮を入力する。
例えば、指揮入力部23は、ビデオカメラなどが撮影した動画を解析して、指揮棒や手の動きを抽出する。あるいは、指揮棒に加速度センサを組み込んでおき、指揮入力部23は、指揮棒に組み込まれた加速度センサが検出した加速度に基づいて、指揮棒の動きを算出する。
指揮位置判定部24は、例えば、サーバ装置11に配置されている。指揮位置判定部24(位置判定部の一例)は、楽譜記憶部20が記憶した楽譜データによって表わされる楽譜のうち、現在演奏されているのがどの位置であるかを判定する。
例えば、指揮者端末装置12の指示入力部22(演奏開始位置入力部の一例。)が、演奏開始位置についての指示を入力した場合、指揮位置判定部24は、指示入力部22が入力した演奏開始位置が、現在演奏されている演奏位置であると判定する。
実際に演奏が開始されると、指揮入力部23が指揮者による指揮を入力する。指揮位置判定部24は、指揮入力部23が入力した指揮に基づいて、拍を数える。指揮位置判定部24は、楽譜記憶部20が記憶した楽譜データによって表わされる拍子にしたがって、現在演奏されている演奏位置を進めていく。指揮位置判定部24は、一拍数えるごとに、演奏位置を一拍分進める。
指揮位置判定部24が判定する演奏位置は、例えば、楽章番号、小節番号、繰り返し番号などによって表わされる。小節番号は、その楽章の最初の小節を「1」とした通し番号である。繰り返し番号は、同じ小節を何回か繰り返す場合に、その何回目であるかを表わす番号である。
曲が長い場合など、楽譜表示部21は、曲の最初から最後までの楽譜を一画面に表示することができない場合がある。その場合、楽譜表示部21は、指揮位置判定部24が判定した演奏位置に基づいて、演奏位置の周辺の楽譜を表示する。
楽譜の一部だけを表示する表示方式には、様々な方式があるが、演奏位置の進行に合わせて楽譜がスクロールしていく方式は、演奏者が演奏位置を見失う可能性がある。例えば、繰り返しなどにより演奏箇所が楽譜内で飛ぶ場合、演奏者は、ページ内での位置で次の演奏箇所を把握している場合が多い。したがって、紙の楽譜と同様、楽譜の表示位置が一定に定まっている表示方式が望ましい。
例えば、楽譜表示部21は、一画面に見開き2ページ分の楽譜を表示する。演奏位置が左側のページに含まれる場合、楽譜表示部21は、右側のページに、演奏位置を含むページの次のページを表示する。演奏位置が進んで右側のページに移った場合、楽譜表示部21は、左側のページを更新して、演奏位置を含むページの次のページを表示する。
ただし、楽譜に繰り返し演奏する箇所があり、繰り返しの範囲が複数のページにわたる場合、楽譜表示部21は、次のページではなく、次の演奏箇所を含むページを表示する。例えば、演奏位置が繰り返し箇所の最後に近づいた場合、楽譜表示部21は、もう一方のページに、繰り返し箇所の最初の部分を含むページを表示する。
なお、楽譜表示部21は、一つの繰り返し箇所が複数のページに分割されないよう、1ページに表示する楽譜の小節数を調整する構成であってもよい。例えば、楽譜表示部21は、あるページの下のほうの段に繰り返し箇所の最初の部分が表示され、次のページに繰り返し箇所がかかるのを避けるため、そのページに表示する楽譜の音符の間隔を広くするなどして小節数を減らし、次のページの一番上の段に繰り返し箇所の最初の部分を表示する。逆に、楽譜表示部21は、あるページからつながる繰り返し箇所の最後の部分が次のページの上のほうの段に表示されるのを避けるため、そのページに表示する楽譜の音符の間隔を詰めるなどして小節数を増やし、そのページの一番下の段に繰り返し箇所の最後の部分を表示する。
また、画像表示装置の表示領域が狭く、一画面に2ページ分の楽譜を表示できない場合、楽譜表示部21は、例えば、一画面に1ページ分の楽譜を表示する。演奏位置が進むにつれて、楽譜表示部21は、ワイプ効果などを用いて、楽譜の上のほうを徐々に更新して、次のページ(あるいは次の演奏箇所を含むページ)を表示する。
また、楽譜表示部21は、表示している楽譜に重ねて、指揮位置判定部24が判定した演奏位置を表示する構成であってもよい。これにより、演奏者が演奏位置を見失うのを防ぐことができる。
また、低音楽器や打楽器などパートによっては、何十小節などの長い休みがある場合がある。楽譜表示部21は、演奏位置が長い休みの間である場合に、休み明けの予告を表示する構成であってもよい。
例えば、演奏者端末装置13の楽譜表示部21は、演算装置95を用いて、楽譜記憶部20が記憶した楽譜データに基づいて、その演奏者のパートに、所定の長さ(例えば8小節など)以上の長い休みがあるか否かを判定する。長い休みがあると判定した場合、楽譜表示部21は、演算装置95を用いて、指揮位置判定部24が判定した演奏位置が、その長い休みのなかであるか否かを判定する。演奏位置が長い休みのなかであると判定した場合、楽譜表示部21は、演算装置95を用いて、楽譜記憶部20が記憶した楽譜データに基づいて、休み明けまでの小節数を算出する。楽譜表示部21は、表示している楽譜の演奏位置の近くに、算出した小節数を表示する。
休み明けまでのカウントダウンなど休み期間の終了予告を表示することにより、演奏者が、入り損ねるのを防ぐことができる。
楽譜記憶部20が記憶した楽譜データによって表わされる楽譜に歌詞が含まれる場合、独唱者や合唱者の演奏者端末装置13の楽譜表示部21は、歌詞を表示する。歌詞は、同じ楽譜の繰り返しでも、例えば、一回目(一番)と二回目(二番)とで異なる場合がある。楽譜表示部21は、指揮位置判定部24が判定した演奏位置に基づいて、何番の歌詞を表示するかを判定し、判定した歌詞を表示する。
また、楽譜表示部21は、表示している楽譜に並べて、指揮入力部23が入力した指揮や、指揮者の動きを撮影したリアルタイムの映像そのものを表示する構成であってもよい。速いパッセージなど難しい演奏をしている場合、演奏者は、演奏に集中するあまり、指揮者を見るのを忘れる場合がある。楽譜表示部21が指揮者の映像などを表示することにより、指揮者を見るのを忘れた演奏者が走ったり遅れたりするのを防ぐことができる。
演奏入力部25は、例えば、指揮者端末装置12やそれぞれの演奏者端末装置13に配置されている。演奏入力部25は、マイクなどの音声入力装置(入力装置92)を用いて、楽譜表示部21が表示した楽譜にしたがって演奏者が演奏した音楽を入力する。演奏入力部25は、入力した音楽を表わす演奏データを生成する。
演奏者端末装置13の演奏入力部25は、その演奏者の楽器からの音だけを入力する。例えば、演奏者端末装置13の音声入力装置には、楽器に直接取り付けて使用し、取り付けた楽器の音だけを拾うマイクを使用する。あるいは、演奏者端末装置13の音声入力装置には、ステレオマイクを使用し、演奏入力部25は、左右のマイクが拾った音を合成して、ステレオマイクの正面に位置する楽器からの音だけを抽出する。
指揮者端末装置12の演奏入力部25は、オーケストラ全体からの音を入力する。なお、指揮者端末装置12の音声入力装置には、ワイヤレスマイクなど、指揮者端末装置12から離れた位置に配置できるものを使用するのが望ましい。全体のバランスを見るなど、指揮者端末装置12から離れた位置で音を拾うべき場合があるからである。
演奏記憶部26は、例えば、サーバ装置11に配置されている。演奏記憶部26は、記憶装置94を用いて、演奏入力部25が生成した演奏データを記憶する。演奏記憶部26は、指揮位置判定部24が判定した演奏位置に演奏データを対応づけて記憶する。
例えば、演奏記憶部26は、指揮位置判定部24が判定した演奏位置に基づいて、演奏データを小節ごとに分割する。演奏記憶部26は、分割した演奏データを小節番号と対応づけて記憶する。
あるいは、演奏記憶部26は、指揮位置判定部24が判定した演奏位置に基づいて、演奏データ内における各小節の開始時刻を算出する。演奏記憶部26は、算出した開始時刻を表わすデータを小節番号と対応づけて記憶する。
演奏記憶部26は、サーバ装置11だけでなく、指揮者端末装置12や演奏者端末装置13にも配置される構成であってもよい。例えば、指揮者端末装置12や演奏者端末装置13の演奏入力部25は、生成した演奏データを、サーバ装置11の演奏記憶部26に対して送信する。サーバ装置11の演奏記憶部26は、指揮者端末装置12や演奏者端末装置13から受信したすべての演奏データを記憶するとともに、指揮者端末装置12や演奏者端末装置13の演奏記憶部26に対して送信する。指揮者端末装置12や演奏者端末装置13の演奏記憶部26は、サーバ装置11の演奏記憶部26から受信したすべての演奏データを記憶する。
演奏位置判定部27は、例えば、それぞれの演奏者端末装置13に配置されている。指揮位置判定部24と同様、演奏位置判定部27(位置判定部の一例。)は、演算装置95を用いて、演奏位置を判定する。ただし、指揮位置判定部24と異なり、演奏位置判定部27は、演奏入力部25が入力した音楽に基づいて、演奏位置を判定する。
例えば、それぞれの演奏者端末装置13の演奏位置判定部27は、楽譜記憶部20が記憶した楽譜データに基づいて、その演奏者端末装置13の演奏入力部25が入力した音楽が、どこを演奏したものであるかと判定する。
あるいは、それぞれの演奏者端末装置13の演奏位置判定部27は、指揮位置判定部24と同様、指示入力部22が演奏開始位置についての指示を入力した場合、演奏開始位置が演奏位置であると判定する。演奏位置判定部27は、その演奏者端末装置13の演奏入力部25が入力した音楽に基づいて、拍を数える。演奏位置判定部27は、楽譜記憶部20が記憶した楽譜データによって表わされる拍子にしたがって、演奏位置を進めていく。演奏位置判定部27は、一拍数えるごとに、演奏位置を一拍分進める。
なお、楽譜表示部21は、指揮位置判定部24が判定した演奏位置ではなく、演奏位置判定部27が判定した演奏位置に基づいて、表示する楽譜のページを切り換える構成であってもよい。その場合の演奏位置は、その演奏者端末装置13の演奏位置判定部27が判定した演奏者自身の演奏位置であってもよいし、指揮者端末装置12の演奏位置判定部27が判定したオーケストラ全体の演奏位置であってもよいし、すべての演奏者端末装置13の演奏位置判定部27が判定した演奏位置を平均した平均演奏位置であってもよい。
ずれ警告部28は、例えば、それぞれの演奏者端末装置13に配置されている。ずれ警告部28は、画像表示装置(出力装置93)を用いて、演奏者の演奏位置が他の演奏者とずれていることを警告する。
例えば、それぞれの演奏者端末装置13のずれ警告部28は、演算装置95を用いて、指揮位置判定部24が判定した演奏位置と、その演奏者端末装置13の演奏位置判定部27が判定した演奏位置とを比較して、差を算出する。ずれ警告部28は、算出した差が、あらかじめ定めた許容範囲(例えば、半拍、あるいは、0.3秒など)を超えた場合に、演奏がずれているとの警告を表示する。
あるいは、演奏者端末装置13のずれ警告部28は、すべての演奏者端末装置13の演奏位置判定部27が判定した演奏位置を平均して算出した平均演奏位置、あるいは、指揮者端末装置12の演奏位置判定部27が判定したオーケストラ全体の演奏位置と、その演奏者端末装置13の演奏位置判定部27が判定した演奏位置とを比較する構成であってもよい。
演奏再生部29は、例えば、指揮者端末装置12やそれぞれの演奏者端末装置13に設置されている。演奏再生部29は、音声出力装置(出力装置93)を用いて、演奏記憶部26が記憶した演奏データによって表わされる音楽を再生し、再生した音楽を出力する。
例えば、練習中に、直前の演奏を聞き直したい場合や、一回目の演奏と、二回目の演奏とを聞き比べたい場合などがある。このような場合、指示入力部22(再生開始位置入力部の一例。)は、指示者が演奏の再生を指示する演奏再生指示を入力する。演奏再生指示は、再生を開始する再生開始位置の指示を含む。例えば、指示者は、楽譜表示部21が楽譜を表示しているタッチパネル(操作入力装置)において、表示されている楽譜上の、再生を開始したい位置を指やタッチペンなどで触る。指示入力部22は、指示者が触った位置に表示されている楽譜内の位置を判定して、再生開始位置とする。
なお、合奏練習中に演奏者が誤って演奏の再生をしないようにするため、例えば、演奏者端末装置13の合奏練習中モードを設け、合奏練習中モードの間は、演奏者端末装置13の指示入力部22が入力できる指示を制限する構成であってもよい。例えば、指揮者端末装置12の指示入力部22が、指揮者による合奏練習中モードへの移行あるいは解除の指示を入力する。指揮者端末装置12の指示入力部22は、入力した指示を表わす指示データを、それぞれの演奏者端末装置13の指示入力部22に対して送信する。それぞれの演奏者端末装置13の指示入力部22は、指揮者端末装置12の指示入力部22が送信した指示データを受信して、指示データが表わす指示にしたがって、合奏練習モードに移行し、あるいは、合奏練習モードを解除する。
演奏再生部29は、指示入力部22が入力した再生開始位置に基づいて、演奏記憶部26が記憶した演奏データのなかから、再生開始位置に対応づけられた演奏データを抽出する。演奏再生部29は、抽出した演奏データを、再生開始位置から再生する。
このように、演奏データを演奏位置に対応づけることにより、任意の位置から演奏データを再生することができる。
なお、演奏再生部29が再生する音楽は、指揮者端末装置12の演奏入力部25が入力したオーケストラ全体による演奏であってもよいし、演奏者端末装置13の演奏入力部25が入力した単独の演奏者による演奏であってもよい。
また、演奏再生部29は、演奏者端末装置13の演奏入力部25が入力した単独の演奏者による演奏を複数合成することにより、一部の楽器や一部のパートだけの音楽を再生する構成であってもよい。
例えば、演奏者が自宅などで単独練習をする場合に、演奏者端末装置13の演奏再生部29は、前回の全体練習のときに録音した演奏データを使って、その演奏者の音だけを除いた音楽を再生する。これにより、曲全体の流れを見たり、入りのタイミングを練習したりすることができる。
また、演奏再生部29は、演奏記憶部26が記憶した演奏データを、あとから再生するだけでなく、リアルタイムでも再生できる構成であってもよい。この場合、演奏再生部29は、例えばヘッドホンなど、再生した音以外が聞こえない音声出力装置を用いて、再生した音楽を出力することが望ましい。そうすれば、演奏者は、例えば自分が属するパート内の音だけを聞きながら練習することができる。
例えば、午前中は、オーケストラ全体が集まって全体練習をし、午後は、パートごとに分かれてのパート練習をするような場合でも、部屋を分ける必要がなく、場所取りや移動の手間を省くことができる。
なお、サーバ装置11と、指揮者端末装置12や演奏者端末装置13との間は、インターネットなどを介して接続する構成であってもよい。例えば、練習のため同じ部屋に集まっている場合は、無線LANなどによって直接接続し、それ以外の場合は、インターネットなどを介して接続する。
例えば、練習を休んだ演奏者の演奏者端末装置13は、インターネットなどを介して、サーバ装置11に接続し、サーバ装置11の楽譜記憶部20が記憶した楽譜データなどをダウンロードする。
演奏者端末装置13の楽譜記憶部20は、ダウンロードした楽譜データと、記憶している楽譜データとを比較して、変更点を抽出する。演奏者端末装置13の楽譜記憶部20は、ダウンロードした楽譜データと、抽出した変更点とを記憶する。なお、演奏者端末装置13の楽譜記憶部20は、サーバ装置11の楽譜記憶部20が記憶した楽譜データの変更点をダウンロードし、ダウンロードした変更点に基づいて、記憶した楽譜データを更新する構成であってもよい。
演奏者端末装置13の楽譜表示部21は、楽譜記憶部20が記憶した楽譜データに基づいて、楽譜や指示を表示する際、楽譜記憶部20が記憶した変更点に該当する部分を、点滅させたり、色を変えたりするなどして強調表示する。演奏者が変更点を理解した旨の指示を指示入力部22が入力すると、楽譜記憶部20は、記憶した変更点から、その変更点を削除する。これにより、その変更点は、次回から強調表示されない。
これにより、練習を休んだ演奏者にも、楽譜の変更や新たな指示を、確実に伝達することができる。
なお、演奏者端末装置13からの要求に基づいてサーバ装置11から楽譜データなどをダウンロードする方式(プル型)ではなく、練習を休んだ演奏者の演奏者端末装置13に対して、サーバ装置11がメールなどにより楽譜データを送信する方式(プッシュ型)であってもよい。
合奏練習システム10は、デジタルデータに変換した楽譜データを保持するサーバ(サーバ装置11)と、指揮者、演奏者がそれぞれ閲覧すべき楽譜を表示するタブレット端末(指揮者端末装置12、演奏者端末装置13)とを無線LANで接続する。
指揮者の指示を手元の端末(12)から演奏者の端末(13)に配信することにより、指示の伝達をより確実なものとする。
タブレット端末に採音・分析機能を持たせることで、音楽の進行にあわせて譜面の切り替えを自動化する(指揮位置判定部24、演奏位置判定部27、楽譜表示部21)。さらに各演奏者の演奏速度のゆらぎを検知し、ある閾値を超えた時点で演奏者に警告を発する(ずれ警告部28)。
指揮者のタブレット端末(12)の録音機能(演奏入力部25)をデジタル音声レコーダ(演奏記憶部26)と接続することで、指揮者の指示する楽譜の部分の練習状況を再現できるようにする(演奏再生部29)。
指揮者の前に設置したビデオカメラで撮影した指揮者の上半身の動きを、演奏者のタブレット端末(13)に配信して、指示をより確実なものにする。
サーバ(11)には過去に演奏した楽譜データも保管されるため、練習時に過去の楽譜を参照することも可能である。さらにインターネットに接続することで、練習時に参考となる外部資料の参照も可能となる。
これにより、指揮者の指示を演奏者に確実に伝達することができ、練習効率が向上し、楽譜の管理労力を削減できる。
以上、各実施の形態で説明した構成は、一例であり、他の構成であってもよい。例えば、本質的でない部分の構成を、他の構成で置き換えた構成であってもよい。
以上説明した演奏練習支援システム(合奏練習システム10)は、楽譜記憶部(20)と、楽譜表示部(21)と、演奏入力部(25)と、位置判定部(指揮位置判定部24、演奏位置判定部27)と、演奏記憶部(26)と、再生開始位置入力部(指示入力部22)と、演奏再生部(29)とを有する。
上記楽譜記憶部は、楽譜を表わす楽譜データを記憶する。
上記楽譜表示部は、上記楽譜データ記憶部が記憶した楽譜データによって表わされる楽譜を表示する。
上記演奏入力部は、上記楽譜表示部が表示した楽譜にしたがって演奏された音楽を入力する。
上記位置判定部は、上記楽譜記憶部が記憶した楽譜データによって表わされる楽譜において、上記演奏入力部が入力した音楽が演奏されている演奏位置を判定する。
上記演奏記憶部は、上記演奏入力部が入力した音楽を表わす演奏データと、上記位置判定部が判定した演奏位置とを対応づけて記憶する。
上記再生開始位置入力部は、上記楽譜表示部が表示した楽譜のうち、再生を開始する再生開始位置の指示を入力する。
上記演奏再生部は、上記再生開始位置入力部が入力した指示による再生開始位置から、上記演奏記憶部が記憶した演奏データによって表わされる音楽を再生して出力する。
上記位置判定部(24、27)は、指揮者による指揮または上記演奏入力部(25)が入力した音楽に基づいて、拍を数えることにより、上記演奏位置を判定する。
上記演奏練習支援システム(10)は、更に、演奏開始位置入力部(指示入力部22)を有する。
上記演奏開始位置入力部は、上記楽譜記憶部(20)が記憶した楽譜データによって表わされる楽譜において、演奏を開始する演奏開始位置の指示を入力する。
上記位置判定部(24、27)は、上記演奏開始位置入力部が入力した指示による演奏開始位置に基づいて、上記演奏位置を判定する。
上記演奏練習支援システム(10)は、複数の演奏者端末装置(13)を有する。
それぞれの演奏者端末装置は、上記演奏入力部(25)と、ずれ警告部(28)とを有する。
上記それぞれの演奏者端末装置の演奏入力部は、上記演奏者端末装置を利用する演奏者が演奏した音楽を入力する。
上記位置判定部(27)は、上記それぞれの演奏者端末装置の演奏入力部が入力した音楽に基づいて、上記演奏者端末装置を利用する演奏者が演奏している演奏位置を判定する。
上記それぞれの演奏者端末装置のずれ警告部は、上記位置判定部が判定した演奏位置に基づいて、上記演奏者端末装置を利用する演奏者の演奏位置が、他の演奏者の演奏位置とずれているか否かを判定し、演奏位置がずれていると判定した場合に、上記演奏者端末装置を利用する演奏者に対して警告をする。
上記演奏練習支援システム(10)は、複数の演奏者端末装置(13)を有する。
それぞれの演奏者端末装置は、上記楽譜表示部(21)を有する。
上記それぞれの演奏者端末装置の楽譜表示部は、上記楽譜記憶部(20)が記憶した楽譜データによって表わされる楽譜のうち、上記演奏者端末装置を利用する演奏者が担当するパートのパート譜を表示する。
上記それぞれの演奏者端末装置(13)の楽譜表示部(21)は、上記演奏者端末装置を利用する演奏者が担当するパートに所定よりも長い休み期間があり、上記位置判定部(24、27)が判定した演奏位置が上記休み期間内である場合に、上記休み期間の終了予告を表示する。
10 合奏練習システム、11 サーバ装置、12 指揮者端末装置、13 演奏者端末装置、20 楽譜記憶部、21 楽譜表示部、22 指示入力部、23 指揮入力部、24 指揮位置判定部、25 演奏入力部、26 演奏記憶部、27 演奏位置判定部、28 ずれ警告部、29 演奏再生部、90 コンピュータ、91 制御装置、92 入力装置、93 出力装置、94 記憶装置、95 演算装置。

Claims (6)

  1. 楽譜記憶部と、楽譜表示部と、演奏入力部と、位置判定部と、演奏記憶部と、再生開始位置入力部と、演奏再生部とを有し、
    上記楽譜記憶部は、楽譜を表わす楽譜データを記憶し、
    上記楽譜表示部は、上記楽譜データ記憶部が記憶した楽譜データによって表わされる楽譜を表示し、
    上記演奏入力部は、上記楽譜表示部が表示した楽譜にしたがって演奏された音楽を入力し、
    上記位置判定部は、上記楽譜記憶部が記憶した楽譜データによって表わされる楽譜において、上記演奏入力部が入力した音楽が演奏されている演奏位置を判定し、
    上記演奏記憶部は、上記演奏入力部が入力した音楽を表わす演奏データと、上記位置判定部が判定した演奏位置とを対応づけて記憶し、
    上記再生開始位置入力部は、上記楽譜表示部が表示した楽譜のうち、再生を開始する再生開始位置の指示を入力し、
    上記演奏再生部は、上記再生開始位置入力部が入力した指示による再生開始位置から、上記演奏記憶部が記憶した演奏データによって表わされる音楽を再生して出力する
    ことを特徴とする演奏練習支援システム。
  2. 上記位置判定部は、指揮者による指揮または上記演奏入力部が入力した音楽に基づいて、拍を数えることにより、上記演奏位置を判定することを特徴とする請求項1に記載の演奏練習支援システム。
  3. 上記演奏練習支援システムは、更に、演奏開始位置入力部を有し、
    上記演奏開始位置入力部は、上記楽譜記憶部が記憶した楽譜データによって表わされる楽譜において、演奏を開始する演奏開始位置の指示を入力し、
    上記位置判定部は、上記演奏開始位置入力部が入力した指示による演奏開始位置に基づいて、上記演奏位置を判定することを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の演奏練習支援システム。
  4. 上記演奏練習支援システムは、複数の演奏者端末装置を有し、
    それぞれの演奏者端末装置は、上記演奏入力部と、ずれ警告部とを有し、
    上記それぞれの演奏者端末装置の演奏入力部は、上記演奏者端末装置を利用する演奏者が演奏した音楽を入力し、
    上記位置判定部は、上記それぞれの演奏者端末装置の演奏入力部が入力した音楽に基づいて、上記演奏者端末装置を利用する演奏者が演奏している演奏位置を判定し、
    上記それぞれの演奏者端末装置のずれ警告部は、上記位置判定部が判定した演奏位置に基づいて、上記演奏者端末装置を利用する演奏者の演奏位置が、他の演奏者の演奏位置とずれているか否かを判定し、演奏位置がずれていると判定した場合に、上記演奏者端末装置を利用する演奏者に対して警告をする
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の演奏練習支援システム。
  5. 上記演奏練習支援システムは、複数の演奏者端末装置を有し、
    それぞれの演奏者端末装置は、上記楽譜表示部を有し、
    上記それぞれの演奏者端末装置の楽譜表示部は、上記楽譜記憶部が記憶した楽譜データによって表わされる楽譜のうち、上記演奏者端末装置を利用する演奏者が担当するパートのパート譜を表示する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の演奏練習支援システム。
  6. 上記それぞれの演奏者端末装置の楽譜表示部は、上記演奏者端末装置を利用する演奏者が担当するパートに所定よりも長い休み期間があり、上記位置判定部が判定した演奏位置が上記休み期間内である場合に、上記休み期間の終了予告を表示する
    ことを特徴とする請求項5に記載の演奏練習支援システム。
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