JP2000122674A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JP2000122674A
JP2000122674A JP10292511A JP29251198A JP2000122674A JP 2000122674 A JP2000122674 A JP 2000122674A JP 10292511 A JP10292511 A JP 10292511A JP 29251198 A JP29251198 A JP 29251198A JP 2000122674 A JP2000122674 A JP 2000122674A
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singing
music
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JP10292511A
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Takahiro Kawashima
隆宏 川嶋
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Original Assignee
Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 楽曲の演奏中に歌唱がリアルタイムに評価さ
れ、その評価結果を音声によって再生することが可能な
カラオケ装置を提供する。 【解決手段】 ハードディスク装置5には、歌唱評価部
10による評価結果に基づいて再生される複数の評価コ
メントデータkが記憶されている。歌唱評価部10内の
コメント読出部24は、CPU1によってコメント再生
指示データが供給されるたびに、算出された各差分デー
タの平均値に基づいて上記評価コメントデータk読み出
す。コメント処理部25は、コメント読出部24によっ
て読み出された評価コメントデータk(k=1〜12)
を再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラオケ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、楽曲データに含まれる歌唱旋
律の音高および音量等を示す情報と、マイクロフォンか
ら入力される音声信号の音高および音量等とを比較し、
その差異に基づいて採点を行い、カラオケ演奏終了後に
当該採点結果をディスプレイ装置等に表示する、いわゆ
る採点機能を備えたカラオケ装置が広く普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来のカラオケ装置においては、演奏終了後に得点が
表示されるのみであるため、具体的に楽曲中のどの個所
の歌唱が悪かったのかを歌唱者が把握できないといった
問題があった。また、従来のカラオケ装置においては、
単に得点が表示されるのみであったため、採点の対象と
なる音高、音量等の音楽要素のうち、どの音楽要素が悪
かったのか等を歌唱者が把握することもできなかった。
このように、従来のカラオケ装置においては、歌唱中の
修正すべき部分を的確に把握することができなかったの
で、カラオケ歌唱の練習のために当該採点機能を用いた
としても、歌唱の上達に寄与することができないという
問題が生じていた。
【0004】これらの問題を解決する技術として、特開
平4−13176号公報に「音高差表示機能付きカラオ
ケ装置」が開示されている。これは、基準となる歌唱旋
律の音高と、マイクロフォンから入力される歌唱音声の
音高との差を、楽曲演奏中に随時、グラフ等の形式によ
ってディスプレイ装置に表示する機能を備えたカラオケ
装置である。
【0005】しかしながら、上記音高差表示機能付きカ
ラオケ装置においては、楽曲演奏中に歌詞表示と上記音
高差を示すグラフ等とが同時に表示されるため、歌詞表
示が見にくくなるといった問題があった。
【0006】また、歌唱の巧拙は、音高の如何によって
のみ決定されるものではなく、他の音楽要素、例えば音
量およびリズム等によって左右される場合も多い。これ
ら音高以外の種々の音楽要素についても、基準となる歌
唱旋律の音楽要素との差をグラフ等によって表示するこ
ととすれば、上記問題は一層深刻なものとなる。
【0007】本発明はこのような背景の下になされたも
ので、演奏終了後に歌唱の得点を表示するのではなく、
歌唱について詳細かつ具体的な評価を行い、その評価結
果を歌唱者に分かりやすい方法で伝えることができるカ
ラオケ装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載のカラオケ装置は、楽曲のカラ
オケ演奏を制御する演奏制御情報と、楽曲の歌唱旋律を
表す模範ボーカルデータとを含む楽曲データを記憶する
楽曲データ記憶手段と、歌唱の評価を表す少なくとも1
以上の評価コメントデータを記憶するコメント記憶手段
と、前記楽曲データ記憶手段に記憶された楽曲データを
読み出して出力する制御手段と、前記制御手段によって
読み出された楽曲データに含まれる前記演奏制御情報に
従って楽音信号を生成して出力する音源と、歌唱音声を
入力する音声入力手段と、前記音声入力手段から入力さ
れた歌唱音声と、前記制御手段によって読み出された楽
曲データに含まれる模範ボーカルデータとを比較し、前
記コメント記憶手段に記憶された前記評価コメントデー
タの中に該比較結果を反映した評価コメントデータがあ
る場合には当該評価コメントデータを読み出す歌唱評価
手段と、前記歌唱評価手段によって読み出された前記評
価コメントデータを出力するコメント出力手段とを具備
することを特徴としている。
【0009】また、請求項2に記載のカラオケ装置は、
請求項1に記載の構成において、前記楽曲データは、楽
曲を複数の区間に区切る区間指定情報を含み、前記歌唱
評価手段は、前記区間指定情報によって区切られた前記
楽曲の各区間について、前記音声入力手段から入力され
た歌唱音声と、前記制御手段によって読み出された楽曲
データに含まれる模範ボーカルデータとを比較し、前記
コメント記憶手段に記憶された前記評価コメントデータ
の中に該比較結果を反映した評価コメントデータがある
場合には当該評価コメントデータを読み出すことを特徴
としている。
【0010】また、請求項3に記載のカラオケ装置は、
請求項1または2に記載の構成において、前記コメント
出力手段は、前記歌唱評価手段によって読み出された評
価コメントデータに対し、前記歌唱評価手段による前記
比較の結果に関する情報を付加する手段を具備すること
を特徴としている。
【0011】また、請求項4に記載のカラオケ装置は、
請求項1から3のいずれか1の請求項に記載の構成にお
いて、前記評価コメントデータは、歌唱の評価を表す音
声に関する情報により構成され、前記コメント出力手段
は、前記歌唱評価手段によって読み出された前記評価コ
メントデータに従って、歌唱の評価を表す音声を出力す
ることを特徴としている。
【0012】また、請求項5に記載のカラオケ装置は、
請求項1から3のいずれか1の請求項に記載の構成にお
いて、表示手段を具備し、前記評価コメントデータは、
歌唱の評価を表す文字列により構成され、前記コメント
出力手段は、前記歌唱評価手段によって読み出された前
記評価コメントデータを前記表示手段に出力し、前記表
示手段は、前記コメント出力手段によって出力された前
記評価コメントデータに従って、歌唱の評価を表す文字
列を表示することを特徴としている。
【0013】また、請求項6に記載のカラオケ装置は、
請求項3から5のいずれか1の請求項に記載の構成にお
いて、前記コメント出力手段は、前記歌唱評価手段によ
って読み出された前記評価コメントデータを各々に対応
した楽曲の区間を示す情報とともに順次記憶する記憶手
段を有し、楽曲中の2以上の前記区間の演奏が終了した
後に前記記憶手段に記憶された1または2以上の評価コ
メントデータおよび各々に対応した楽曲の区間を示す情
報を出力することを特徴としている。
【0014】また、請求項7に記載のカラオケ装置は、
請求項3から5のいずれか1の請求項に記載の構成にお
いて、前記歌唱評価手段による前記比較の結果に基づ
き、歌詞表示の態様を変更する表示制御手段を具備する
ことを特徴としている。
【0015】また、請求項8に記載のカラオケ装置は、
請求項3から7のいずれか1の請求項に記載の構成にお
いて、前記制御手段は、ある区間における前記歌唱評価
手段による前記比較の結果が所定の条件を満たした場合
に、少なくとも当該区間の開始位置まで戻って、再度楽
曲データの読み出しを行う手段を具備することを特徴と
している。
【0016】また、請求項9に記載のカラオケ装置は、
請求項3から8のいずれか1の請求項において、楽曲を
構成する各区間のうちのいずれかを選択する区間選択手
段を具備し、前記制御手段は、楽曲を構成する各区間の
うち、前記区間選択手段によって選択された区間に対応
した楽曲データの部分を読み出して出力することを特徴
としている。
【0017】請求項10に記載のカラオケ装置は、楽曲
のカラオケ演奏を制御する演奏制御情報と、楽曲の歌唱
旋律を表す模範ボーカルデータとを含む楽曲データを記
憶する楽曲データ記憶手段と、前記楽曲データ記憶手段
に記憶された楽曲データを読み出して出力する制御手段
と、前記制御手段によって読み出された楽曲データに含
まれる前記演奏制御情報に従って楽音信号を生成して出
力する音源と、楽曲中の任意の区間を指定する評価区間
指定手段と、歌唱音声を入力する音声入力手段と、前記
評価区間指定手段によって指定された楽曲中の区間につ
いて、前記音声入力手段から入力された歌唱音声と、前
記制御手段によって読み出された楽曲データに含まれる
模範ボーカルデータとを比較することにより当該歌唱の
評価を行う歌唱評価手段と、前記歌唱評価手段による評
価結果を出力する出力手段とを具備することを特徴とし
ている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。かかる実施の形態は、本発
明の一形態を示すものであり、この発明を限定するもの
ではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である
【0019】A:第1の実施形態 A−1:第1の実施形態の構成 以下、図1を参照して、本発明の第1の実施形態である
カラオケ装置の全体の構成を説明する。本実施形態に係
るカラオケ装置は、楽曲演奏中の所定の区間、例えば楽
曲中の各フレーズごとに歌唱を評価し、当該評価の結果
に基づいたコメントを楽曲演奏中にリアルタイムに再生
する評価機能を備えている。図1に示すように、このカ
ラオケ装置は、CPU(中央処理装置)1、ROM(読
み出し専用メモリ)2、RAM(読み書き可能メモリ)
3、操作部4、ハードディスク装置(HDD)5、表示
制御部6、ディスプレイ装置(CRT)7、音源8、マ
イクロフォン(以下、「マイク」という)9、歌唱評価
部10およびミキサ11により構成されている。ここ
で、当該カラオケ装置全体の動作を制御するCPU1に
は、バスBUSを介してROM2、RAM3、操作部
4、ハードディスク装置5、表示制御部6、音源8およ
び歌唱評価部10がそれぞれ接続されている。
【0020】ROM2には、当該カラオケ装置を起動す
るために必要なイニシャルプログラムが記憶されてい
る。ユーザによりカラオケ装置の電源が投入されると、
このイニシャルプログラムに従ってハードディスク装置
5に記憶されたシステムプログラムおよびアプリケーシ
ョンプログラムがRAM3にロードされる。このRAM
3は、ロードされたシステムプログラムやアプリケーシ
ョンプログラムを記憶する記憶エリアの他、カラオケ演
奏を制御する楽曲データを記憶する記憶エリアを有して
いる。
【0021】操作部4は、曲番号を入力するためのテン
キーやカラオケ装置を操作するためのキーおよび摘み等
を備えており、カラオケ装置本体の前面等に設けられて
いる。ユーザは、この操作部4を操作することにより、
CPU1に対し、曲番号の入力、音量の調節およびキー
コントロール等の指示を与えることができる。なお、カ
ラオケ装置の操作は、図示しないリモートコントローラ
(以下、「リモコン」という)によっても可能である。
また、操作部4またはリモコンには、後述する評価機能
をオン/オフするスイッチ等を設けてもよい。
【0022】また、ハードディスク装置5には、上述し
たシステムプログラムやアプリケーションプログラムか
らなるプログラムファイルの他、評価コメントファイル
と、カラオケ演奏の制御に用いられる楽曲データからな
る楽曲データファイルとが記憶されている。
【0023】ここで、上記評価コメントファイルは、図
4に示すように、歌唱の評価に関する複数の評価コメン
トデータk(k=1〜12)により構成されており、こ
の評価コメントデータk(k=1〜12)は、例えばA
DPCM(Adaptive Differential Pulse Code Modulat
ion)データ圧縮技術によって圧縮されている。また、
図4に示すように、上記各評価コメントデータk(k=
1〜12)に対応して、差分データ範囲が付加されてい
る。なお、評価コメントデータk(k=1〜12)およ
び差分データ範囲の利用方法については後述する。
【0024】また、上記楽曲データは、図2(a)に示
すように、ヘッダと、これに続くMIDIデータ部によ
り構成されている。ヘッダには、当該楽曲に関する種々
の情報、例えば、曲名、ジャンルおよび発売日等を示す
情報が含まれている。また、MIDIデータ部は、図2
(a)に示すように、MIDI(Musical InstrumentDi
gital Interface)規格に準拠したカラオケ演奏を制御
するための複数のトラック、すなわち、楽音トラックお
よび歌詞トラック等により構成されている。これらの各
トラックは、図2(b)に示すように、複数のイベント
データと、各イベントデータを読み出すタイミングを各
イベントデータ間の時間間隔で示すデュレーションデー
タΔtとにより構成されるシーケンスデータである。
【0025】上述したMIDIデータ部中の楽音トラッ
クは、メロディトラックおよびガイドメロディトラック
を始めとする種々のパートのトラックにより構成されて
いる。これらの複数のパートを並行して演奏することに
より、オーケストラやフルバンド等の演奏音を出力する
ことができるのである。そして、楽音トラック中の各ト
ラックは、伴奏音等の楽音信号を生成するための演奏イ
ベントデータと、デュレーションデータΔtとにより構
成されるシーケンスデータである。
【0026】ここで、楽音トラック中の上記ガイドメロ
ディトラックには、当該楽曲のボーカルパートのメロデ
ィ、すなわち、歌唱者が歌うべきメロディの演奏イベン
トデータ(以下、「模範ボーカルデータ」という)が書
き込まれている。カラオケ演奏時、ユーザからの指示が
あった場合、この模範ボーカルデータは、CPU1によ
って音源8に送られ、これによりガイドメロディの演奏
が行われる。歌唱評価部10は、この模範ボーカルデー
タと、マイク9から入力されるボーカル音信号とを比較
することにより、歌唱を評価するのである。
【0027】また、楽音トラック中のメロディトラック
には、図2(c)に示すように、上述した演奏イベント
データおよびデュレーションデータΔtの他、コメント
再生指示データが含まれる。ここで、このコメント再生
指示データは、特許請求の範囲における「区間指定情
報」に相当し、歌唱評価部10に対して、歌唱の評価の
結果の出力を指示するデータである。各コメント再生指
示データによって区切られた区間が、各々歌唱評価部1
0による評価の対象となる。ここで、コメント再生指示
データは、例えば、楽曲中の各フレーズが切り変わる位
置や、楽曲中の各コーラスが切り変わる位置に配置され
る。このコメント再生指示データは、カラオケ演奏時、
CPU1によって読み出され、歌唱評価部10に出力さ
れる。これにより、楽曲中の各フレーズまたは各コーラ
スの演奏が終了するごとに、歌唱評価部10によって、
歌唱の評価が行われるとともに、評価コメントデータk
(k=1〜12)のうちのいずれかが再生されることと
なる。なお、上記コメント再生指示データは、メロディ
トラックに限らず、楽曲データ中のその他のトラックに
含まれる構成としてもよい。また、上記コメント再生指
示データと、当該コメント再生指示データを出力するタ
イミングを指定するデュレーションデータΔtにより構
成される独立のトラックを楽曲データ中に設ける構成と
してもよい。この場合、CPU1は、デュレーションデ
ータΔtによって指定されるタイミングでコメント再生
指示データを読み出し、当該コメント再生指示データを
歌唱評価部10に出力することとなる。
【0028】また、歌詞トラックは、演奏される楽曲の
歌詞をディスプレイ装置7上に表示するための歌詞表示
イベントデータと、デュレーションデータΔtとにより
構成されるシーケンスデータである。以上が本実施形態
であるカラオケ装置において用いられる楽曲データの詳
細な構成である。
【0029】また、図1において、CPU1は当該カラ
オケ装置の全体の動作を制御するための手段である。こ
のCPU1は、ユーザによって指定された曲番号に対応
する楽曲データをハードディスク装置5から読み出し、
RAM3内の所定の記憶エリアに書き込む。次に、CP
U1は、デュレーションデータΔtによって指定された
タイミングで各トラック中のイベントデータを並行して
読み出し、所定の処理部に出力する。
【0030】さらに詳述すると、CPU1は、楽音トラ
ック中の演奏イベントデータを読み出した際には、当該
演奏イベントデータを音源8に出力する。ここで、CP
U1は、楽音トラック中のガイドメロディトラックに含
まれる模範ボーカルデータを読み出した際には、上記音
源8ならびに歌唱評価部10に当該模範ボーカルデータ
を出力する。また、CPU1は、楽音トラック中のメロ
ディトラックに含まれるコメント再生指示データを読み
出した際には、当該コメント再生指示データを歌唱評価
部10に出力する。また、CPU1は、歌詞トラック中
の歌詞表示イベントデータを読み出した際には、当該歌
詞表示イベントデータを表示制御部6に出力する。
【0031】次に、表示制御部6は、CPU1によって
供給される歌詞トラック中の歌詞表示イベントデータに
従って、演奏される楽曲に対応する歌詞の文字列を生成
し、これをLD再生装置(図示略)から供給される背景
映像信号に合成してディスプレイ装置7に出力する。デ
ィスプレイ装置7は、表示制御部6によって供給される
情報を表示する。
【0032】また、音源8は、CPU1によって供給さ
れる楽音トラック中の演奏イベントデータに従って伴奏
音等の楽音信号を生成し、ミキサ11に出力する。マイ
ク9は、歌唱者が発する歌唱音声を電気信号(以下、
「ボーカル音信号」という)に変換して歌唱評価部10
およびミキサ11に出力する。
【0033】歌唱評価部10は、マイク9から供給され
るボーカル音信号と、CPU1によって供給されるガイ
ドメロディトラック中の模範ボーカルデータとを比較す
る。そして、上記コメント再生指示データが与えられる
ごとに、ハードディスク装置5に記憶された評価コメン
トデータk(k=1〜12)中から、その時点における
比較結果を反映した評価コメントデータk(k=1〜1
2)を読み出し、当該評価コメントデータを復号してコ
メント音声信号を生成した後、ミキサ11に出力する。
なお、この歌唱評価部10の詳細な構成および動作は後
述する。
【0034】ミキサ11は、音源8から供給される楽音
信号と、マイク9から供給されるボーカル音信号と、歌
唱評価部10から供給されるコメント音声信号とをミキ
シングして出力する。ミキサ11から出力された信号
は、アンプ(図示略)によって増幅され、スピーカ(図
示略)によって出力される。
【0035】次に、図3を参照して、歌唱評価部10の
詳細な構成を説明する。図3に示すように、歌唱評価部
10は、A/D(アナログ/ディジタル)変換器21、
データ抽出部22、比較部23、コメント読出部24お
よびコメント処理部25により構成されている。ここ
で、カラオケ演奏時、比較部23にはガイドメロディト
ラック中の模範ボーカルデータが、コメント読出部24
にはメロディトラック中のコメント再生指示データが、
CPU1によってそれぞれ供給される。また、A/D変
換器21には、マイク9からボーカル音信号が供給され
る。
【0036】図3において、A/D変換器21は、マイ
ク9から供給されるボーカル音信号(アナログ信号)を
ディジタル信号に変換する装置である。また、データ抽
出部22は、一定期間(例えば50ms)ごとに、上記
A/D変換器21によってディジタル化されたボーカル
音信号から音高および音量を抽出し(抽出された情報を
以下、「歌唱音高」および「歌唱音量」という)、ボー
カル音信号と当該歌唱音高と歌唱音量とを比較部23に
出力する。
【0037】比較部23は、データ抽出部22が上記ボ
ーカル音信号から歌唱音高および歌唱音量を抽出するタ
イミングと同一のタイミングで、CPU1によって供給
される模範ボーカルデータから音高および音量を抽出し
(抽出された情報を以下、「模範音高」および「模範音
量」という)、当該模範音高および模範音量を、データ
抽出部22から供給される歌唱音高および歌唱音量とそ
れぞれ比較し、音高差分データおよび音量差分データを
生成する。また、データ抽出部22によって供給される
ボーカル音信号の立ち上がりのタイミングと、CPU1
によって供給される模範ボーカルデータの立ち上がりの
タイミングのずれを検出して、リズム差分データを生成
する。そして、このようにして生成された音高差分デー
タ、音量差分データおよびリズム差分データは、コメン
ト読出部24に出力される。なお、ボーカル音信号と模
範ボーカル信号との音高、音量およびリズムについての
比較は、本出願人の先願である特開平10−69216
号公報にも詳細に記述されている。
【0038】ここで、上記各差分データは、模範ボーカ
ルデータから抽出される値を基準として、ボーカル音信
号から抽出される各情報がどれだけ上下にずれているか
を示すものであり、その絶対値が大きい程、基準となる
模範ボーカルデータとのずれが大きいことを示す。そし
て、本実施形態においては、模範ボーカルデータと比較
して、歌唱の音高が高い場合、音量が大きい場合および
歌唱のタイミング(リズム)が早い場合には正の符号が
各差分データに付される。他方、模範ボーカルデータと
比較して歌唱の音高が低い場合、音量が小さい場合およ
び歌唱のタイミングが遅い場合には負の符号が各差分デ
ータに付されることとなる。
【0039】コメント読出部24は、上記比較部23に
よって一定期間ごとに供給される各差分データ(音高差
分データ、音量差分データおよびリズム差分データ)を
各々内部の記憶装置(図示略)に順次記憶する。そし
て、CPU1によってコメント再生指示データが供給さ
れると、コメント読出部24は、前回コメント再生指示
データが供給された時点から、今回コメント再生指示デ
ータが供給された時点までに上記記憶装置に記憶された
各差分データの平均値を算出する。次に、コメント読出
部24は、算出された各差分データの平均値に基づい
て、ハードディスク装置5に記憶された評価コメントデ
ータk(k=1〜12)のうちのいずれかを読み出し
て、コメント処理部25に出力する。
【0040】また、コメント処理部25は、コメント読
出部24によって供給される評価コメントデータk(k
=1〜12)を復号することによりコメント音声信号を
生成し、ミキサ11に出力する。以上が歌唱評価部10
の詳細な構成である。
【0041】A−2:第1の実施形態の動作 次に、本実施形態であるカラオケ装置の動作を説明す
る。まず、ユーザが操作部4または図示しないリモコン
を操作することによって曲番号を入力すると、CPU1
は、当該曲番号に対応する楽曲データをハードディスク
装置5から読み出して、RAM3に書き込む。
【0042】次に、CPU1は、RAM3に格納された
楽曲データ中の各トラックのシーケンスデータを並行し
て読み出し、各シーケンスデータ中のイベントデータを
所定の処理部に出力する。
【0043】CPU1によって演奏イベントデータを供
給された音源8は、当該演奏イベントデータに従って伴
奏音等の楽音信号を生成し、ミキサ11に出力する。ミ
キサ11は、この楽音信号と、マイク9から入力される
ボーカル音信号と、歌唱評価部10から供給されるコメ
ント音声信号とをミキシングして出力する。また、CP
U1によって歌詞表示イベントデータを供給された表示
制御部6は、当該歌詞表示イベントデータに従って、演
奏される楽曲に対応する歌詞の文字列を生成し、これを
背景映像に合成してディスプレイ装置7に出力する。
【0044】次に、歌唱評価部10の詳細な動作を説明
する。
【0045】カラオケ演奏時、マイク9からボーカル音
信号が供給されると、A/D変換器21は、当該ボーカ
ル音信号をディジタル信号に変換して、データ抽出部2
2に出力する。ディジタル化されたボーカル音信号を供
給されたデータ抽出部22は、一定期間ごとに当該ボー
カル音信号から歌唱音高および歌唱音量を抽出し、これ
らの情報をボーカル音信号とともに比較部23に出力す
る。
【0046】比較部23は、データ抽出部22によって
供給されるボーカル音信号、歌唱音高および歌唱音量な
らびにCPU1によって供給されるガイドメロディトラ
ック中の模範ボーカルデータに関し、以下に示す動作を
行う。
【0047】a.音高差分データおよび音量差分データ
の算出 比較部23は、まず、CPU1によって供給される模範
ボーカルデータから、模範音高および模範音量を抽出す
る。この模範音高および模範音量の抽出は、データ抽出
部22による上記歌唱音高および歌唱音量の抽出と同一
のタイミングで行われる。
【0048】次に、比較部23は、歌唱音高と模範音高
とを比較し、音高差分データを生成してコメント読出部
24に出力する。同様に、比較部23は、歌唱音量と模
範音量とを比較し、音量差分データを生成してコメント
読出部24に出力する
【0049】b.リズム差分データの算出 比較部23は、データ抽出部22から供給されるボーカ
ル音信号を解析することにより、歌唱音声の立ち上がり
タイミングを検出する。そして、これをCPU1によっ
て供給される模範ボーカルデータによって特定される音
量の立ち上がりタイミングと比較することにより、それ
ぞれの音量の立ち上がりタイミングのずれを検出し、こ
れをリズム差分データとしてコメント読出部24に出力
する。
【0050】次に、コメント読出部24の詳細な動作を
説明する。 a.各差分データの記憶 まず、コメント読出部24は、一定期間毎に比較部23
によって供給される音高差分データ、音量差分データお
よびリズム差分データを、各々内部の記憶装置(図示
略)に順次記憶していく。この処理を、CPU1によっ
てコメント再生指示データが供給されるまで継続して行
う。
【0051】b.各差分データの平均値の算出 ここで、CPU1によってコメント再生指示データが供
給されると、コメント読出部24は、それまでに内部の
記憶装置に格納した音高差分データ、音量差分データお
よびリズム差分データを読み出し、各差分データについ
て、それぞれの平均値を求める。
【0052】c.評価コメントデータk(k=1〜1
2)の読み出し コメント読出部24は、算出した各差分データの平均値
が含まれる差分データ範囲に対応する評価コメントデー
タk(k=1〜12)を、ハードディスク装置5から読
み出し、当該評価コメントデータk(k=1〜12)
を、コメント処理部25に出力する。なお、各差分デー
タの平均値が差分データ範囲のうちのいずれの範囲にも
含まれない場合、すなわち、各差分データの平均値が
「−15」〜「+15」の範囲にある場合には、当該差
分データに対応する音楽要素については、当該歌唱に特
に修正すべき点がないものとして、評価コメントデータ
は再生されない。
【0053】ここで、コメント読出部24による上記a
およびbの処理の結果、音高差分データの平均値が「+
17」、音量差分データの平均値が「+36」、リズム
差分データの平均値が「+6」と算出された場合を例
に、上記cに示した評価コメントデータk(k=1〜1
2)の読み出しの処理の例を説明する。
【0054】まず、音高については、音高差分データの
平均値が「+17」であり、各差分データ範囲のうちの
「+15〜+30」に含まれるから、コメント読出部2
4は、当該差分データ範囲「+15〜+30」に対応す
る評価コメントデータ2「音高が少し高いです。もう少
し低い声で歌いましょう」を読み出して、コメント処理
部25に出力する。
【0055】また、音量については、音量差分データの
平均値が「+36」であり、差分データ範囲のうちの
「+30以上」に含まれるから、コメント読出部24
は、当該差分データ範囲「+30以上」に対応する評価
コメントデータ5「声が大きすぎます。もっと力を抜い
て歌いましょう」を読み出して、コメント処理部25に
出力する。
【0056】また、リズムについては、リズム差分デー
タの平均値が「+6」であり、差分データ範囲のうちの
いずれの範囲にも含まれないから、リズムについては何
ら評価コメントは再生されない。
【0057】以後、コメント読出部24は、CPU1に
よってコメント再生指示データが与えられるごとに、上
記a〜cの一連の処理を繰り返す。
【0058】コメント読出部24から評価コメントデー
タk(k=1〜12)を供給されたコメント処理部25
は、当該評価コメントデータk(k=1〜12)を復号
して、コメント音声信号としてミキサ11に出力する。
以上が本実施形態であるカラオケ装置における歌唱評価
部10の詳細な動作である。
【0059】以上示した動作により、楽曲演奏中の所定
のタイミングで、歌唱中の各音楽要素ごとの評価がなさ
れ、当該評価結果に基づいたコメントが再生されること
となる。
【0060】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、楽曲演奏中に音声によって歌唱が評価されるので、
歌唱中の直すべき部分を的確に把握することができる。
また、歌唱における音高および音量等の各要素のうち、
どの要素が不適切であるかを把握できるので、効果的に
歌唱の上達を図ることができる。
【0061】B:第2の実施形態 次に、本発明の第2の実施形態について説明する。上記
第1の実施形態においては、コメント処理部25は、コ
メント読出部24によって供給される評価コメントデー
タk(k=1〜12)をそのまま再生する構成とした。
これに対し、本実施形態においては、これよりもさらに
詳細な内容、例えば、基準となる模範ボーカルデータ
と、ボーカル音信号との相違の程度を表す数値が音声に
より再生される構成となっている。
【0062】なお、本実施形態であるカラオケ装置の構
成は、図1に示す第1の実施形態におけるカラオケ装置
の構成とほぼ同様である。従って、以下の説明において
は、上記第1の実施形態と共通する部分については同一
の符号を付し、その説明を省略する。
【0063】まず、本実施形態であるカラオケ装置内の
ハードディスク装置5に格納された評価コメントファイ
ルは、図5に示すように、上記第1の実施形態における
評価コメントファイルと同様に、複数の評価コメントデ
ータk(k=1〜12)と、各評価コメントデータk
(k=1〜12)に対応した各差分データ範囲とにより
構成されている。ただし、本実施形態における評価コメ
ントデータk(k=1〜12)には、上記第1の実施形
態における評価コメントデータとは異なり、音声が再生
されない部分(以下、「無声部分」という)が含まれて
いる。なお、図5においては、当該無声部分は、「…」
で示されている。
【0064】また、本実施形態においては、図6に示す
ように、歌唱評価部10内に音声合成部26が設けられ
ている。この音声合成部26は、人の声による「5」や
「10」等の数値の音声を合成する装置である。
【0065】以下、本実施形態の動作を説明する。上記
第1の実施形態と同様に、コメント読出部24は、各差
分データの平均値を算出すると、当該平均値に従ってハ
ードディスク装置5に格納された評価コメントデータk
(k=1〜12)のうちのいずれかを読み出してコメン
ト処理部25に出力するとともに、算出した各差分デー
タの平均値を音声合成部26に出力する。
【0066】各差分データの平均値を受け取った音声合
成部26は、当該平均値を示す音声に対応する合成音声
信号を生成し、コメント処理部25に出力する。
【0067】コメント処理部25は、コメント読出部2
4によって供給される評価コメントデータk(k=1〜
12)を復号してコメント音声信号を生成するととも
に、当該コメント音声信号を、音声合成部26によって
供給される合成音声信号と合成してミキサ11に出力す
る。ここで、コメント処理部25は、評価コメントデー
タk(k=1〜12)中の無声部分において上記合成音
声信号が再生されるように、上記コメント音声信号と合
成音声信号とを合成する。
【0068】すなわち、例えば、図5に示す評価コメン
トデータ1「音高が…度高いです」に再生に伴い、当該
評価コメントデータ1中の無声部分に合わせて、後述す
る音声合成部26によって合成された人の声による
「5」の音声(以下、「合成音声」という)が再生され
ることにより、「音高が『5』度高いです」という音声
が再生されるといった具合である。
【0069】歌唱評価部10から出力された音声信号
は、ミキサ11において、音源8から供給される楽音信
号およびマイク9から供給されるボーカル音信号とミキ
シングされて出力される。
【0070】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ユーザは、自分の歌唱が基準からどの程度ずれてい
るのかを把握できるので、基準からのずれが大きい部分
を重点的に練習するなど、より効率的な歌唱練習を実行
することができる。
【0071】C:第3の実施形態 C−1:第3の実施形態の構成 次に本実施形態の第3の実施形態であるカラオケ装置に
ついて説明する。本実施形態であるカラオケ装置におい
ては、上記第1の実施形態と同様に、歌唱処理部10に
よって算出された各差分データの平均値が所定の範囲
(上記第1の実施形態の例においては「−15」〜「+
15」の範囲)に含まれていない場合には、所定の評価
コメントデータk(k=1〜12)が再生される。さら
に本実施形態においては、評価の結果、評価再生データ
k(k=1〜12)が再生された場合には、当該評価の
対象となったフレーズが再び再生される構成となってい
る。このように、本実施形態であるカラオケ装置では、
ユーザは、評価コメントデータk(k=1〜12)が再
生されたフレーズ、すなわち、歌唱中に何らかの修正す
べき部分があったフレーズについて繰り返し歌唱するこ
とにより、楽曲中の歌唱が未熟な部分を重点的に練習す
ることができるのである。以下、本実施形態であるカラ
オケ装置について説明するが、上記第1の実施形態と共
通する部分については、説明を省略する。
【0072】本実施形態における楽曲データ中の各トラ
ックは、図7に示すように、複数のイベントデータおよ
びデュレーションデータΔtの他、複数のフレーズデー
タi(i=1〜m)により構成されている。ここで、上
記イベントデータおよびデュレーションデータΔtにつ
いては、上記第1の実施形態におけるものと同様なので
説明を省略する。
【0073】上記フレーズデータi(i=1〜m)は、
図7に示すように、各トラックのシーケンスデータ中の
フレーズの開始位置に相当する位置に配置されるデータ
であり、新たに始まるフレーズの番号i(i=1〜m)
を含んでいる。これらのフレーズデータi(i=1〜
m)は、フレーズの区切りを示す役割の他、歌唱評価部
10(図1参照)に対して、歌唱の評価結果の出力を指
示するデータ、すなわち、上記第1の実施形態における
コメント再生指示データとしての役割を担っている。な
お、このフレーズデータは、特許請求の範囲における
「区間指定情報」に相当するものである。
【0074】C−2:第3の実施形態の動作 次に、本実施形態であるカラオケ装置におけるカラオケ
演奏時の動作を説明する。
【0075】カラオケ演奏時、CPU1は、RAM3内
に格納された楽曲データ中の各トラックに含まれるイベ
ントデータを、デュレーションデータΔtによって指定
されるタイミングで読み出し、上述した所定の処理部に
出力する。また、CPU1は、各トラック中のフレーズ
データi(i=1〜m)を読み出した際には、当該フレ
ーズデータi(i=1〜m)を評価処理部10内のコメ
ント読出部24に出力するとともに、当該フレーズデー
タi(i=1〜m)が格納されたアドレスをRAM3内
のフレーズテーブルに書き込む。ここで、このフレーズ
テーブルは、図8に示すように、各トラック中のフレー
ズデータi(i=1〜m)のRAM3における格納先ア
ドレスを示すテーブルであり、例えば、図8に示すフレ
ーズテーブルにおいては、メロディトラック中のフレー
ズデータ1は、RAM3中のアドレスA1に、フレーズ
データ2はRAM3中のアドレスA2に、…それぞれ格
納されている。これらの各フレーズデータi(i=1〜
m)のアドレスが、各トラック毎に記憶されているので
ある。
【0076】なお、各トラック中のフレーズデータi
(i=1〜m)をRAM3中のフレーズテーブルに書き
込むのは、RAM3内に格納された楽曲データを読み出
す際に限らず、楽曲データをハードディスク装置5から
読み出して、RAM3に書き込む際であってもよい。
【0077】歌唱評価部10内のコメント読出部24
は、上記フレーズデータi(i=1〜m)を受け取る
と、上述した第1の実施形態と同様に、当該歌唱の評価
を行い、所定の場合(上記第1の実施形態の例において
は、各差分データの平均値のうちのいずれかが「−1
5」〜「+15」の範囲内に含まれない場合)にはハー
ドディスク装置6内に格納された評価コメントデータk
(k=1〜12)のうちのいずれかを読み出して、コメ
ント処理部25に出力する。すなわち、フレーズデータ
i(i=1〜m)によって指定される各フレーズごとに
歌唱の評価がなされ、当該評価に基づいて読み出された
評価コメントデータk(k=1〜12)が、当該フレー
ズの演奏終了直後に再生されるのである。ここで、評価
コメントデータk(k=1〜12)のうちのいずれかを
読み出して出力した場合には、コメント読出部24は、
評価コメントデータk(k=1〜12)が再生される旨
をCPU1に対して通知する(以下、この通知を「コメ
ント再生通知」という)。
【0078】上記コメント再生通知を受け取ったCPU
1は、当該評価の対象となったフレーズを再び演奏す
る。すなわち、例えば、楽曲中のフレーズ2についての
歌唱評価の結果、評価コメントデータk(k=1〜1
2)のうちのいずれかが再生され、コメント読出部25
からCPU1にコメント再生通知が送られたとすると、
CPU1は、RAM3内のフレーズテーブルを参照する
ことにより、各トラックのフレーズ2の開始位置に設け
られたフレーズデータi(i=1〜m)のアドレスA
2、B2、C2、…を検索する。そして、CPU1は、
RAM3に格納された楽曲データ中の各トラックのう
ち、上記アドレスA2、B2、C2、…の次のアドレス
から各トラックの読み出しを再開する。これにより、上
記評価コメントデータk(k=1〜12)が再生された
フレーズ2について、再び演奏が実行されることとな
る。
【0079】なお、ユーザからの指定により、評価コメ
ントデータが再生されたフレーズよりも、指定フレーズ
数だけ前のフレーズから演奏を再開するようにしてもよ
い。また、評価コメントデータの再生が行われた場合、
直ちに当該フレーズの再演奏が開始されるのではなく、
当該フレーズの後の所定の数のフレーズが演奏された後
に、評価コメントデータが再生されたフレーズが演奏さ
れる構成としてもよい。
【0080】このように、本実施形態によれば、評価コ
メントデータが再生されたフレーズ、すなわち、楽曲中
の歌唱が未熟なフレーズが繰り返し演奏されるので、当
該フレーズを重点的に練習することができるから、個々
のユーザに合った、効率的な歌唱練習を行うことができ
る。
【0081】なお、本実施形態においては、評価コメン
トが再生されたフレーズが繰り返し演奏される構成とし
たが、これに限らず、例えば、繰り返し演奏されるフレ
ーズをユーザが指定できる構成としてもよい。すなわ
ち、再生するフレーズを指定するためのキー等を操作部
4またはリモコン(区間選択手段)に設け、当該キーに
対して操作が行われた場合には、CPU1は、フレーズ
テーブルを参照して指定されたフレーズのイベントデー
タを読み出し、所定の処理部に出力する。このようにす
ることにより、ユーザがくり返し練習を行うフレーズを
任意に指定することができるので、さらに効率的な歌唱
練習を行うことができる。また、1つの楽曲の演奏が終
了した後に、当該楽曲の演奏中に最初に評価コメントデ
ータが再生されたフレーズから、最後に評価コメントデ
ータが再生されたフレーズまでを再生する構成としても
よい。すなわち、例えば、フレーズA、B、C、D、
E、FおよびGからなる楽曲において、フレーズB、D
およびFにおいて評価コメントデータが再生された場合
には、当該楽曲の演奏終了後に、フレーズB〜Fが再生
される構成としてもよい。
【0082】D:その他の実施形態 上記各実施形態は以下に示す構成としてもよい。 (1)上記各実施形態においては、歌唱評価部10によ
る評価の結果を音声によって再生する構成としたが、こ
れに限らず、評価の結果をディスプレイ装置7に表示す
る構成としてもよい。この場合、ハードディスク装置5
に格納された評価コメントデータk(k=1〜12)
は、評価結果である文字列を示すデータとし、歌唱評価
部10中のコメント読出部24がハードディスク装置5
からこの評価コメントデータk(k=1〜12)を読み
出し、これを表示制御部6がディスプレイ装置7に表示
するように構成すればよい。
【0083】(2)上記各実施形態において、歌唱評価
部10によって評価がなされ、評価コメントデータが再
生された場合には、表示制御部6の制御により、ディス
プレイ装置7に表示された歌詞表示のうち、当該評価コ
メントデータが再生されたフレーズに対応する歌詞表示
の態様を変更する構成としてもよい。すなわち、例え
ば、歌詞表示の色を変更したり、アンダーラインを付す
る等である。
【0084】ここで、図9を参照して、本実施形態にお
けるディスプレイ装置7の表示の態様を説明する。図9
(a)は、通常の態様による歌詞表示の例であり、フレ
ーズA、BおよびCに対応する歌詞が表示されている。
なお、同図中の「○」は、歌詞表示が白色によってなさ
れていることを示している。
【0085】ここで、歌唱評価部10によりフレーズB
について歌唱評価がなされた結果、評価コメントデータ
が再生された場合、本実施形態では、図9(b)に示す
ような表示とする。図9(b)において、「×」は、歌
詞表示が赤色によってなされていることを示している。
すなわち、フレーズBについて評価コメントデータが再
生されると、フレーズBに対応する歌詞の文字列の色は
白色から赤色に変化するのである。また、図9(b)に
示すように、評価コメントデータが再生されたフレーズ
に対応する歌詞に対しては、アンダーラインが付される
構成としてもよい。さらに、この場合に、上記(1)に
示したように、評価コメントデータを文字によりディス
プレイ装置7に表示することとすれば、ユーザは自分の
歌唱について、どの箇所がどのように悪かったのかを的
確に把握することができる。
【0086】(3)上記第1〜3の実施形態において
は、CPU1が楽曲データのメロディトラック中のコメ
ント再生指示データまたはフレーズデータを歌唱評価部
10に出力するタイミングで、歌唱評価部10による歌
唱の評価および評価コメントの再生が実行される構成と
したが、このタイミングをユーザが任意に指定できる構
成としてもよい。すなわち、ユーザが操作部4またはリ
モコン(評価区間指定手段)に対して所定の操作を行う
ごとに、CPU1は、歌唱評価部10に対して、歌唱の
評価および評価コメントの再生を実行すべき旨を通知す
る。歌唱評価部10は、CPU1からこの通知を受ける
たびに、歌唱の評価および評価コメントの再生を実行す
る。すなわち、ユーザによる指示が、上記第1の実施形
態におけるコメント再生指示データの歌唱評価部10へ
の供給と同様の役割を担うこととなる。従って、前回ユ
ーザによって上記指示が与えられてから今回指示が与え
られるまでの歌唱が評価の対象となる。以後の動作は、
上記第1の実施形態において示した動作と同様となる。
【0087】本実施形態によれば、ユーザが任意に評価
のタイミングを指定できるので、例えば、楽曲中の一部
分について重点的に評価を行うことができる。従って、
より個々のユーザに適した、効率的な歌唱の練習を行う
ことができる。
【0088】(4)上記第1〜3の実施形態において
は、音高、音量およびリズムの全ての音楽要素につい
て、各差分データの平均値に対応した評価コメントデー
タが読み出され、再生される構成としたが、コメント読
出部24は、上記音楽要素のうちの1の音楽要素を選択
し、選択された音楽要素の差分データの平均値に対応し
た評価コメントデータを読み出す構成としてもよい。例
えば、各差分データの平均値のうち、絶対値が最も大き
いもの、すなわち、基準となる模範ボーカルデータと比
較して最もずれが大きい音楽要素を選択して、当該音楽
要素の差分データの平均値に対応した評価コメントデー
タを読み出す構成としてもよい。
【0089】具体的な例をあげて説明すると、例えば、
音高差分データの平均値が「+17」、音量差分データ
の平均値が「+36」、リズム差分データの平均値が
「+6」である場合には、コメント読出部24は、各差
分データの平均値のうち絶対値が最も大きい音量差分デ
ータの平均値を選択する。そして、コメント読出部24
は、当該平均値に対応した評価コメントデータ5「声が
大きすぎます。もっと力を抜いて歌いましょう」を読み
出して、コメント処理部25に出力するのである。
【0090】本実施形態によれば、歌唱における音楽要
素のうち、最も基準からのずれが大きい音楽要素につい
てのみ評価コメントが再生される。従って、歌唱者は、
自分の歌唱のうちの最も修正すべき部分を把握すること
ができるので、より効果的な歌唱練習を行うことができ
る。
【0091】(5)上記各実施形態においては、評価コ
メントデータは、コメント再生指示データまたはフレー
ズデータが歌唱評価部10に供給されるごとに読み出さ
れて再生される構成としたが、例えば1コーラスが終了
した後、または楽曲の演奏が終了した後に、当該楽曲の
演奏中に読み出された評価コメントデータをまとめて再
生する構成としてもよい。すなわち、コメント処理部2
5に記憶装置を設け、コメント処理部25は、コメント
読出部24が読み出した評価コメントデータを供給され
るごとに、当該評価コメントデータおよび該当する区間
を示す情報(例えば、上記第3の実施形態におけるフレ
ーズデータ)を上記記憶装置に書き込む。そして、1コ
ーラスが終了した後に、コメント処理部25は、当該評
価コメントデータおよび該当する区間を示す情報を内部
の記憶装置から読み出して出力するのである。この場
合、再生される評価コメントデータに、音声合成部26
によって合成されたフレーズ番号を示す音声を付加する
構成としてもよい。すなわち、例えば、「フレーズ
『A』で、音高が高すぎます。もっと低い声で歌いまし
ょう」といった音声が再生されることとなる。
【0092】(6)上記第1および第2の実施形態にお
いては評価コメントファイルは、12種類の評価コメン
トデータを含む構成としたが、これに限らず、さらに多
数の評価コメントデータを含む構成としてもよい。
【0093】また、評価コメントファイルは、様々な声
質の音声を再生するための評価コメントデータを含む構
成としてもよい。すなわち、例えば、図4に示した評価
コメントデータの他に、歌手の声による評価コメントデ
ータや、アニメキャラクターの声による評価コメントデ
ータ、あるいは大阪弁による評価コメントデータ等をハ
ードディスク装置5に記憶する構成としてもよい。な
お、これらの複数の音質に関する評価コメントデータの
うち、いずれの音質の評価コメントデータを再生するの
かは、ユーザが指定できる構成としてもよいし、演奏さ
れる楽曲によって決定される構成としてもよい。例え
ば、演奏される楽曲の歌手の声で評価が再生されたり、
アニメソングが演奏される場合には、当該アニメに登場
するキャラクターの声で評価が再生されるといった具合
である。
【0094】(7)上記各実施形態においては、各差分
データの平均値が所定の範囲(「−15」〜「+1
5」)にある場合には、評価コメントデータは再生され
ない構成としたが、このようにするのではなく、当該歌
唱を誉めるコメント等を再生する構成としてもよい。す
なわち、評価コメントファイル中に、「いいぞ、その感
じだ」、「ばっちりOK」といった評価コメントデータ
を含ませ、各差分データの平均値が上記所定の範囲にあ
る場合には、これらの評価コメントデータを再生する構
成としてもよい。
【0095】(8)上記各実施形態において、評価コメ
ントデータが再生される際に、カラオケ演奏の音量を自
動的に小さくする構成としてもよい。このようにするこ
とにより、大音量でカラオケ歌唱を行っている場合であ
っても、評価コメントデータの再生を聞き逃すことをな
くすことができる。
【0096】(9)上記各実施形態においては、ガイド
メロディトラック中の模範ボーカルデータを基準として
歌唱の評価を行ったが、これに限らず、演奏される楽曲
の歌手による歌唱を基準として歌唱の評価を行う構成と
してもよい。この場合、演奏される楽曲の歌手による歌
唱を記録した歌唱データをハードディスク装置5に格納
しておく。そしてカラオケ演奏時、歌唱評価部10中の
比較部23は、当該データから模範音高および模範音量
を抽出することとなる。こうすることにより、音高や音
量を機械的にデータ化した情報を基準とする場合と比較
して、それぞれの歌手特有の歌いまわしや表現等をも評
価の対象とすることができる。
【0097】また、楽曲の演奏に並行して上記歌唱デー
タを再生することにより、上記歌手による歌唱を再生可
能な構成としてもよい。なお、上記歌唱データの再生音
や上述したガイドメロディトラック中の模範ボーカルデ
ータによって生成が指示される演奏音の出力は、ユーザ
が任意にオン/オフすることができることとしてもよい
し、また、これらの音量をユーザが任意に調節できる構
成としてもよい。
【0098】(10)上記各実施形態においては、音
高、音量およびリズムのみを評価の対象としたが、これ
に限らず、例えば、フォルマント、こぶしまたはビブラ
ート等を評価の対象としてもよい。また、これらを組み
合わせて評価の対象とすることにより、ものまねの度合
い等を評価の対象としてもよい。また、ユーザが、上記
種々の音楽要素のうちから評価の対象とする音楽要素を
任意に選択できる構成としてもよい。これにより、個々
のユーザにさらに合った歌唱練習を行うことができる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
楽曲演奏中に音声によって歌唱が評価されるので、楽曲
中の歌唱を修正すべき箇所を的確に把握することができ
る。また、歌唱における音高および音量等の各音楽要素
のうち、どの要素が不適切であるかを把握できるので、
効果的に歌唱の上達を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態であるカラオケ装置
の全体の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態であるカラオケ装置
において用いられる楽曲データの構成を示す図である。
【図3】 本発明の第1の実施形態であるカラオケ装置
内の歌唱評価部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の第1の実施形態であるカラオケ装置
内のハードディスク装置に記憶された評価コメントファ
イルの内容を示す図である。
【図5】 本発明の第2の実施形態であるカラオケ装置
内のハードディスク装置に記憶された評価コメントファ
イルの内容を示す図である。
【図6】 本発明の第2の実施形態であるカラオケ装置
内の歌唱評価部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明の第3の実施形態であるカラオケ装置
において用いられる楽曲データ中の各トラックの構成を
示す図である。
【図8】 本発明の第3の実施形態であるカラオケ装置
において作成されるフレーズテーブルの構成を示す図で
ある。
【図9】 本発明の変形例であるカラオケ装置における
歌詞表示の態様を示す図である。
【符号の説明】
1……CPU(制御手段)、2……ROM、3……RA
M、4……操作部(区間選択手段,評価区間指定手
段)、5……ハードディスク装置(楽曲データ記憶手
段、コメント記憶手段)、6……表示制御部(表示制御
手段)、7……ディスプレイ装置(表示手段)、8……
音源、9……マイク(音声入力手段)、10……歌唱評
価部(歌唱評価手段)、11……ミキサ、21……A/
D変換器、22……データ抽出部、23……比較部、2
4……コメント読出部、25……コメント処理部、26
……音声合成部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D108 BA04 BA11 BA24 BB03 BC13 BD02 BD12 BD14 BE06 BF20 5D378 BB02 MM24 MM34 MM35 MM37 MM38 MM39 MM47 MM52 MM53 MM55 MM72 MM97 TT08 TT22 TT24 TT26 TT35 XX05 XX22 XX30 XX43

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽曲のカラオケ演奏を制御する演奏制御
    情報と、楽曲の歌唱旋律を表す模範ボーカルデータとを
    含む楽曲データを記憶する楽曲データ記憶手段と、 歌唱の評価を表す少なくとも1以上の評価コメントデー
    タを記憶するコメント記憶手段と、 前記楽曲データ記憶手段に記憶された楽曲データを読み
    出して出力する制御手段と、 前記制御手段によって読み出された楽曲データに含まれ
    る前記演奏制御情報に従って楽音信号を生成して出力す
    る音源と、 歌唱音声を入力する音声入力手段と、 前記音声入力手段から入力された歌唱音声と、前記制御
    手段によって読み出された楽曲データに含まれる模範ボ
    ーカルデータとを比較し、前記コメント記憶手段に記憶
    された前記評価コメントデータの中に該比較結果を反映
    した評価コメントデータがある場合には当該評価コメン
    トデータを読み出す歌唱評価手段と、 前記歌唱評価手段によって読み出された前記評価コメン
    トデータを出力するコメント出力手段とを具備すること
    を特徴とするカラオケ装置。
  2. 【請求項2】 前記楽曲データは、楽曲を複数の区間に
    区切る区間指定情報を含み、 前記歌唱評価手段は、前記区間指定情報によって区切ら
    れた前記楽曲の各区間について、前記音声入力手段から
    入力された歌唱音声と、前記制御手段によって読み出さ
    れた楽曲データに含まれる模範ボーカルデータとを比較
    し、前記コメント記憶手段に記憶された前記評価コメン
    トデータの中に該比較結果を反映した評価コメントデー
    タがある場合には当該評価コメントデータを読み出すこ
    とを特徴とする請求項1に記載のカラオケ装置。
  3. 【請求項3】 前記コメント出力手段は、前記歌唱評価
    手段によって読み出された評価コメントデータに対し、
    前記歌唱評価手段による前記比較の結果に関する情報を
    付加する手段を具備することを特徴とする請求項1また
    は2に記載のカラオケ装置。
  4. 【請求項4】 前記評価コメントデータは、歌唱の評価
    を表す音声に関する情報により構成され、 前記コメント出力手段は、前記歌唱評価手段によって読
    み出された前記評価コメントデータに従って、歌唱の評
    価を表す音声を出力することを特徴とする請求項1から
    3のいずれか1の請求項に記載のカラオケ装置。
  5. 【請求項5】 表示手段を具備し、 前記評価コメントデータは、歌唱の評価を表す文字列に
    より構成され、 前記コメント出力手段は、前記歌唱評価手段によって読
    み出された前記評価コメントデータを前記表示手段に出
    力し、 前記表示手段は、前記コメント出力手段によって出力さ
    れた前記評価コメントデータに従って、歌唱の評価を表
    す文字列を表示することを特徴とする請求項1から3の
    いずれか1の請求項に記載のカラオケ装置。
  6. 【請求項6】 前記コメント出力手段は、前記歌唱評価
    手段によって読み出された前記評価コメントデータを各
    々に対応した楽曲の区間を示す情報とともに順次記憶す
    る記憶手段を有し、楽曲中の2以上の前記区間の演奏が
    終了した後に前記記憶手段に記憶された1または2以上
    の評価コメントデータおよび各々に対応した楽曲の区間
    を示す情報を出力することを特徴とする請求項3から5
    のいずれか1の請求項に記載のカラオケ装置。
  7. 【請求項7】 前記歌唱評価手段による前記比較の結果
    に基づき、歌詞表示の態様を変更する表示制御手段を具
    備することを特徴とする請求項3から5のいずれか1の
    請求項に記載のカラオケ装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、ある区間における前記
    歌唱評価手段による前記比較の結果が所定の条件を満た
    した場合に、少なくとも当該区間の開始位置まで戻っ
    て、再度楽曲データの読み出しを行う手段を具備するこ
    とを特徴とする請求項3から7のいずれか1の請求項に
    記載のカラオケ装置。
  9. 【請求項9】 楽曲を構成する各区間のうちのいずれか
    を選択する区間選択手段を具備し、 前記制御手段は、楽曲を構成する各区間のうち、前記区
    間選択手段によって選択された区間に対応した楽曲デー
    タの部分を読み出して出力することを特徴とする請求項
    3から8のいずれか1の請求項に記載のカラオケ装置。
  10. 【請求項10】 楽曲のカラオケ演奏を制御する演奏制
    御情報と、楽曲の歌唱旋律を表す模範ボーカルデータと
    を含む楽曲データを記憶する楽曲データ記憶手段と、 前記楽曲データ記憶手段に記憶された楽曲データを読み
    出して出力する制御手段と、 前記制御手段によって読み出された楽曲データに含まれ
    る前記演奏制御情報に従って楽音信号を生成して出力す
    る音源と、 楽曲中の任意の区間を指定する評価区間指定手段と、 歌唱音声を入力する音声入力手段と、 前記評価区間指定手段によって指定された楽曲中の区間
    について、前記音声入力手段から入力された歌唱音声
    と、前記制御手段によって読み出された楽曲データに含
    まれる模範ボーカルデータとを比較することにより当該
    歌唱の評価を行う歌唱評価手段と、 前記歌唱評価手段による評価結果を出力する出力手段と
    を具備することを特徴とするカラオケ装置。
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