JP2006259401A - カラオケ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デュエット曲の採点においてデュエット曲らしさを判定することができるようにした採点機能付きのカラオケ装置を提供する。
【解決手段】一方の歌唱者から他方の歌唱者へ歌唱が受け渡される掛け合いの区間では、受け渡し前後の歌唱タイミング(リズム)の正確さをお手本と比較して採点する。一方、2人で一緒に歌唱するデュエット区間では、2人の歌唱タイミング(リズム)の一致度を採点する。このときお手本との一致度(正確さ)は問題としない。このように、デュエット曲で特徴的な掛け合いの箇所とデュエットの箇所をそれぞれ異なる方式で採点することにより、デュエット曲らしい採点が可能になる。
【選択図】 図4

Description

この発明は、歌唱採点機能を備えたカラオケ装置における採点精度の向上に関する。
従来よりカラオケ装置には、歌唱者の歌唱の巧拙を採点する採点機能を備えたものがあった。従来より実用化されている採点機能は、ガイドメロディなどのリファレンスから抽出した音高と歌唱音声から抽出した周波数とを比較するもの(たとえば特許文献1)などがあった。
特開平10−49183号公報
上記特許文献1のカラオケ装置は、1人の歌唱をリファレンスとの一致度によって採点するものである。
ところで、カラオケ曲のなかには、2人で歌唱するデュエット曲が多く存在するが、デュエット曲を上記カラオケ装置で採点すると、単に2人の歌唱を1つの歌唱とみなして1つの採点結果が得られるのみである。また、2人の歌唱(2本のマイクから入力された歌唱)を別々に採点したとしても、2人の点数が表示されるのみで、どちらの点数が高くなるかというゲームのようになるのみで、デュエットとしての歌唱の上手さ、たとえば息がぴったり合っているかなどを採点することはできなかった。
この発明は、デュエット曲の歌唱のを採点する場合において、デュエット曲らしさを判定することができるようにした採点機能付きのカラオケ装置を提供することを目的とする。
この発明は、複数の歌唱パートを有するカラオケ曲を演奏するとともに、この演奏と同期して前記複数の歌唱パートのお手本であるリファレンスデータを出力するカラオケ演奏部と、前記複数の歌唱パートの歌唱音声を入力する歌唱入力部と、前記複数の歌唱パートの歌唱音声および前記複数の歌唱パートのリファレンスデータを各々対応づけて比較することにより各歌唱音声の歌唱タイミングのずれを検出する歌唱ずれ検出手段と、各歌唱音声の歌唱タイミングのずれに基づいて各歌唱音声相互間の歌唱タイミングのずれを検出する相互ずれ検出部と、この各歌唱音声相互間の歌唱タイミングのずれに基づいて前記複数の歌唱パートの歌唱音声を採点する採点手段と、を有する歌唱採点部と、を備えたことを特徴とする。
この発明では、複数の歌唱者が一緒に歌唱する区間(デュエット区間)で、相互の歌唱タイミングのずれを検出することにより、歌唱者同士の息が合っている程度を採点する。
この発明は、複数の歌唱パートを有するカラオケ曲を演奏するとともに、この演奏と同期して前記複数の歌唱パートのお手本であるリファレンスデータを出力するカラオケ演奏部と、前記複数の歌唱パートの歌唱音声を入力する歌唱入力部と、前記複数の歌唱パートの歌唱音声および前記複数の歌唱パートのリファレンスデータを各々対応づけて比較することにより各歌唱音声の歌唱タイミングのずれを検出する歌唱ずれ検出手段と、この歌唱タイミングのずれに基づいて前記複数パートの歌唱の歌唱音声を採点する手段であって、ある歌唱パートから他の歌唱パートへ歌唱が受け渡されるとき、その前後の前記ある歌唱パートの歌唱音声および他の歌唱パートの歌唱音声の歌唱タイミングのずれの重みづけを大きくする歌唱採点手段と、を有する歌唱採点部と、を備えたことを特徴とする。
この発明では、ある歌唱パートから他の歌唱パートへ歌唱が受け渡される前後の歌唱タイミング(リズム)の正確さを重く採点することにより、歌唱を受け渡す掛け合いの区間の息の合いかたを採点する。
この発明は、上記発明において、前記歌唱採点部は、歌唱入力部から入力された複数の歌唱音声と前記複数の歌唱パートとの対応づけを検出するパート検出手段を含む。
複数歌唱パートのカラオケ曲の場合、どのマイクでどのパートが歌唱されるかが予め分からないため、入力された歌唱音声に基づいて各マイクで歌唱されているパートを判定する。これにより、上記採点を可能にする。
以上のようにこの発明によれば、複数の歌唱者が一緒に歌う区間(たとえばデュエット区間)は、相互の歌唱タイミングのずれ(一致度)に基づいて採点を行うことにより、または、歌唱がパート間で受け渡される掛け合いの区間では、受け渡し前後の歌唱タイミング(リズム)の正確さに基づいて採点を行うことにより、複数の歌唱者がどの程度息の合った歌唱をしているかを採点することができる。
図面を参照してこの発明の実施形態であるカラオケ装置について説明する。
カラオケ装置において、カラオケ曲の演奏はカラオケ曲の楽音を発生しながら背景映像・歌詞テロップをモニタに出力する動作であるが、採点モードを設定すると、このカラオケ曲の演奏に加えて、歌唱者の歌唱音声をリファレンスと比較することによって採点し、曲の終了後にその採点結果を表示する採点動作を実行する。
特に、この実施形態のカラオケ装置では、2人で歌唱するカラオケ曲(デュエット曲)について、2人の歌唱者がいかに息のあった歌唱をしているかを採点するデュエット採点機能を備えている。
図1は、同カラオケ装置のブロック図である。カラオケ装置は、装置全体の動作を制御するCPU10と、これに接続された各種機器で構成されている。CPU10には、ハードディスク11、RAM12、音源13、ミキサ(エフェクタ)14、ボーカルアダプタ19、MPEGデコーダ20、合成回路21、操作部23が接続されている。ハードディスク11は、カラオケ曲を演奏するための曲データやモニタに背景映像を表示するための映像データなどを記憶している。RAM12には、プログラムや曲データを読み出すエリア、および、採点モード時に採点結果等を記録する採点ログエリアなどが設定されている。
音源13は、CPU10が実行する曲シーケンサ31の処理によって入力された曲データ(ノートイベントデータ等)に応じて楽音信号を形成する。形成した楽音信号はミキサ14に入力される。ミキサ14は、音源13が発生した複数の楽音信号、および、マイク17a,b−A/Dコンバータ18a,bを介して入力された歌唱者の歌唱音声信号に対してエコーなどの効果を付与するとともに、これらの信号を適当なバランスでミキシングする。ミキシングされたデジタルの音声信号はサウンドシステム15に入力される。サウンドシステム15はD/Aコンバータおよびパワーアンプを備えており、入力されたデジタル信号をアナログ信号に変換して増幅し、スピーカ16から放音する。ミキサ14が各音声信号に付与する効果およびミキシングのバランスはCPU10によって制御される。
この、カラオケ装置には、デュエット歌唱ができるように、マイク17が2本(17a,17b)接続されている。各マイクロホン17a,17bは、それぞれA/Dコンバータ18a,18bに接続される。
A/Dコンバータ18a,bによってデジタル信号に変換された歌唱音声信号は、ミキサ14のほか、ボーカルアダプタ19にも入力される。ボーカルアダプタ19は、この入力された歌唱音声信号から歌唱周波数を割り出すとともに、CPU10の曲シーケンサ31から入力されたリファレンスの周波数を割り出す。そして、この歌唱周波数とリファレンス周波数を同期させて30ms毎にCPU10(採点モード処理34)に入力する。リファレンスとしては、曲データに含まれるガイドメロディデータが用いられる。また割り出した周波数は、C0からのセント値で表現される。
HDD11に記憶されている背景映像データ41は、MPEG2形式にエンコードされており、CPU10が実行する背景映像再生プログラム33は、これを読み出してMPEGデコーダ20に入力する。MPEGデコーダ20は、入力されたMPEGデータをNTSCの映像信号に変換して合成回路21に入力する。合成回路21は、この背景映像の映像信号の上に歌詞テロップや採点結果の表示などのOSDを合成する回路である。この合成された映像信号はモニタディスプレイ22に表示される。
操作部23は、パネルスイッチインタフェースやリモコン受信回路などからなっており、利用者によるパネルスイッチやリモコン装置の操作に応じた操作信号をCPU10に入力する。CPU10は、操作入力処理プログラム35によってこの操作信号を検出し、対応する処理を実行する。この操作入力処理プログラム35はシステムプログラムに含まれるものである。
パネルスイッチやリモコン装置は、曲番号を選択したり、採点モードなどのモードを選択するための種々のキースイッチを備えている。
パネルスイッチやリモコン装置で曲番号が入力されると、操作入力処理プログラム35がこれを検出し、カラオケ曲のリクエストであるとしてシーケンサ30に伝達する。シーケンサ30は、これに応じて、この曲番号で識別されるカラオケ曲の曲データをハードディスク11の曲データ記憶エリア40から読み出す。シーケンサ30は、曲シーケンサ31および歌詞シーケンサ32からなっており、歌詞シーケンサ32は、文字パターン作成プログラム32aを含んでいる。曲シーケンサ31は曲データ中の演奏データトラック、ガイドメロディトラックなどのトラックのデータを読み出し、このデータで音源13を制御することによってカラオケ曲の演奏音を発生させる。また、歌詞シーケンサ32は、曲データ中の歌詞トラックのデータを読み出し、このデータに基づいて歌詞テロップの画像パターンを作成して合成回路21に出力する。また、背景映像再生プログラム33は、シーケンサ30からの指示に応じて所定の背景映像データを読み出してMPEGデコーダ20に入力する。
ここで、図2を参照してハードディスク11に記憶されている曲データについて説明する。曲データは、同図(A)に示すように、カラオケ曲を演奏するための楽音トラック、ガイドメロディを発生するためのガイドメロディトラック、歌詞テロップを表示するための歌詞トラックなどからなっている。
この曲データは、デュエット曲を演奏するための曲データであるため、ガイドメロディトラックが(男性用,女性用の)2つ設けられている。なお、1つのガイドメロディトラックに男性,女性のガイドメロディをそれぞれ異なる音で発音するようにガイドメロディデータを記述するようにしてもよい。
なお、曲データは、これ以外にヘッダ、音声データ、音声データ制御トラックなどを有しているが説明を簡略化するためにこの図では省略する。
各トラックは、MIDIフォーマットに従って記述されている。たとえば、ガイドメロディトラックは、同図(B)に示すように、ノートオンイベントデータ、ノートオフイベントデータなどのイベントデータと各イベントデータの読み出しタイミングを示すタイミングデータからなっている。ノートオンイベントデータは音高データを含み、このノートオンによって発生する楽音(ガイドメロディ)の音高を指定する。この楽音は次のノートオフイベントデータが読み出されるまで継続する。また、プログラムチェンジイベントデータによってガイドメロディの音色が指定される。
タイミングデータは、各イベントデータ間の時間的間隔を示すデュレーションデータや曲のスタート時刻からの絶対時間を示す絶対時間データなどで構成することができる。
楽音トラック、ガイドメロディトラックのイベントデータは、上記のように楽音の音高、音量、オン/オフなどを示すノートイベントデータなどで構成され、このノートイベントデータを音源13に入力することにより、音源13はこのイベントデータに対応する楽音を発音したり消音したりする。楽音トラックは、多数の楽器の楽音を発生するために複数トラック(パート)で構成されており、ガイドメロディトラックは、歌唱旋律をガイドするための単旋律のMIDIデータで構成されている。
一方、歌詞トラックのイベントデータは、このカラオケ曲の歌詞テロップをシステムエクスクルーシブデータでインプリメントしたシーケンスデータであり、楽音トラックやガイドメロディトラックとは異なり、モニタ22に歌詞を表示して演奏と同期して色変えしていくためのイベントデータを有している。
通常モードのカラオケ曲の演奏では、シーケンサ30により上記のようなカラオケ演奏音の発生や歌詞テロップの表示処理動作が行われるが、採点モード時には、これに加えて採点モード処理プログラム34により、採点処理動作が実行される。
図3は、デュエット曲の歌唱形態の一例を示す図である。カラオケ曲は、前奏で始まり、後奏(エンディング)で終了する。この間に間奏を挟みながら歌唱区間が存在する。デュエット曲の場合、歌唱区間は、男性のみが歌唱する男性歌唱区間,女性のみが歌唱する女性歌唱区間,男女2人で歌唱するデュエット歌唱区間がある。そして、男性(女性)歌唱区間から女性(男性)歌唱区間へ受け渡される受け渡し点の前後一定区間を掛け合い区間とする。
なお、一方のパートの歌唱終了から他方のパートの歌唱開始まで若干の(4分音符程度)空白があっても受け渡しとみなして掛け合い区間を設定する。
また、一方のパートの歌唱に他方のパートが参加してデュエットになる場合、この図では掛け合いとしていないが、このデュエットになる点を受け渡しとみなして掛け合い区間を設定するようにしてもよい。
デュエット曲採点モードでは、音程や音量の適正さを採点する通常の歌唱の採点に加えて、デュエット歌唱区間では、2人の歌唱タイミングの一致度を検出し、男性歌唱区間から女性歌唱区間への切り換わり位置、および、女性歌唱区間から男性歌唱区間への切り換わり位置では、切り換わりのタイミングの一致度を検出し、このタイミングの一致度を点数化してデュエットの採点結果とする。
ここで、図4の機能ブロックを参照して、採点モード時の各部の処理について説明する。
マイク17aおよびマイク17bから入力された男性,女性の歌唱音声信号は、A/Dコンバータ18a,18bでそれぞれデジタル音声信号に変換される。このデジタル音声信号は、ボーカルアダプタ19に入力される(同時にミキサ14にも入力されるがここでは採点モードの動作のみについて説明する)。ボーカルアダプタ19は、このデジタル音声信号を歌唱周波数検出部101,102に入力して、各音声信号の歌唱周波数(セント値)を検出する。この歌唱周波数値は、CPU10が実行する採点モード処理プログラム34に入力される。
一方、曲シーケンサ31は、カラオケ曲の演奏と同期してガイドメロディトラックのノートオン/オフイベントデータをリファレンスデータとして、採点モード処理プログラム34に入力する。
採点モード処理プログラム34は、ノートオン/オフイベントデータの入力タイミングに基づいて、歌唱者が歌唱すべきタイミングを知る。また、入力されたノートオンイベントデータから音高番号(ノートナンバ)を読み出して、上記歌唱周波数と比較する。比較は、ノートナンバを周波数値に変換して比較してもよく、歌唱周波数をノートナンバにクオンタイズして比較してもよい。
歌唱周波数検出部101,102による歌唱周波数の検出は、30ms毎に同期して実行され、その検出結果が30ms毎に採点モード処理プログラム34に入力される。リファレンスとなるガイドメロディの周波数もこの歌唱周波数の検出と同期して行われる。
採点モード処理プログラム34は、入力された歌唱周波数をリファレンス周波数であるガイドメロディの周波数と比較する。この比較は、男性歌唱,女性歌唱別々に行う。
ガイドメロディトラックは、男性歌唱のガイド用,女性歌唱のガイド用のデータが区別して記憶されている。歌唱周波数検出部101,102から入力された歌唱周波数値は、どちらが男性歌唱でどちらが女性歌唱を予め知ることはできないが、歌いだしのタイミングや入力された歌唱周波数に基づいて、この採点モード処理プログラム34が、どちらが男性でどちらが女性かを判定する。
以下、図5,図6を参照してデュエット歌唱の採点方法について説明する。図5は男性,女性が2人で歌唱するデュエット部分、図6は、男性(女性)から女性(男性)に歌唱を受け渡しする掛け合いの部分を示している。
男性の歌唱と女性の歌唱の歌唱タイミングの一致度(どの程度息が合っているか)を検出するために、まず、男性・女性の歌唱周波数の変化をそれぞれの手本であるリファレンス周波数の変化と比較することによって、音の開始点(歌唱タイミングまたは音変わり点)を検出する。音変わりの点は、レガート歌唱などで複数のノート(音符)が連続している場合には、歌唱周波数が発音タイミングの付近で予め定めた一定範囲以内に接近したタイミングを歌唱タイミング(音変わり点)とする。また、歌唱者が前のノートから今回のノートに移行しようとし始めたタイミングをとらえて歌唱タイミングとしてもよい。
また、音が切れた箇所では、新たにノートを歌唱するために発声を開始したタイミングを歌唱タイミングとして認識すればよい。この場合、歌唱周波数検出部101,102から歌唱周波数が入力されたタイミングを歌唱タイミングとする。
図5は、男性と女性が一緒に歌唱するデュエット区間の一致度の検出方式を示している。デュエット区間では、通常男性と女性が同じ長さの音符を歌唱するため、リファレンスの音変わりのタイミングは同じである。上記の方式で検出した男性の音変わり点と女性の音変わり点を各ノートで比較し、それぞれのノートについてその相互時間差を検出する。この相互時間差の総和あるいは平均値が、このデュエット歌唱区間における評価値となる。
一方、図6に示す掛け合いの箇所では、男性(女性)から女性(男性)に歌唱が受け渡される受け渡し点の前後一定ノート(たとえば5音符程度)の歌唱タイミングをリファレンスと比較し、それぞれのノートについてリファレンスとの時間差を検出する。その時間差の総和あるいは平均値が、この掛け合い区間における評価値となる。
そして、カラオケ曲が終了したときに、全てのデュエット歌唱区間および掛け合い区間の評価値を総合してデュエット歌唱の採点結果を決定し、その点数をモニタ22に表示する。
図7のフロー図を参照して採点モード処理プログラム34の処理について説明する。
周波数検出部101,102から入力された2つの歌唱周波数データ63,64は、2つの周波数比較部51,52に入力されるとともに、歌唱者判定部50に入力される。歌唱者判定部50には、シーケンサ31から2パートのガイドメロディデータ61,62も入力される。歌唱者判定部50は、歌唱周波数データ63,64をガイドメロディデータ61,62と比較することによって、2つの歌唱周波数のうち、どちらが男性のものでありどちらが女性のものであるかを判定する。一方のパートのみの歌唱区間の場合も入力された歌唱周波数データとガイドメロディデータとを比較してこのパートの歌唱であるか否かを判定するようにしてもよい。歌唱者判定部50は、男性の歌唱であると判定した側の周波数比較部に男性パートのガイドメロディデータを入力し、女性の歌唱であると判定した側の周波数比較部に女性パートのガイドメロディデータを入力する。
周波数比較部51,52は、手本(リファレンス)であるガイドメロディデータが指示する音高(手本)と、入力された歌唱周波数とを比較して、歌唱タイミング(音変わり点)を検出し、この歌唱タイミングとガイドメロディデータとのずれを検出する。このずれデータ65,66は、それぞれ重みづけ部54,55に別々に入力されるとともに、共に相互ずれ検出部56に入力される。
相互ずれ検出部56は、男性の歌唱(歌唱周波数)と女性の歌唱(歌唱周波数)の相互間の歌唱タイミングのずれを検出する機能部である。相互ずれ検出部56が検出した相互ずれデータは、採点部57に入力される。これにより、男女が一緒に歌うデュエット区間での息の合いかたを判定することができる。
また、重みづけ部54,55は、周波数比較部51,52からそれぞれ出力された男性歌唱および女性歌唱のずれデータを重みづけして採点部57に出力する。この重みづけは、デュエット区間は小さく(たとえば0.2)、単独歌唱区間は、0.5程度に、単独歌唱区間が受け渡される掛け合いの歌唱区間(男性(女性)から女性(男性)への歌唱の受け渡しタイミングの前後の一定音符(たとえば前後5音程度))は、大きく(たとえば1.0)に設定される。これにより、掛け合い部分の息の合いかたを判定することができ、デュエット区間は、上記相互に息の合っている度合いを重点的に判定することができる。
カラオケ曲の演奏にしたがって、現在どのような歌唱区間であるかは、歌唱区間判定部53が判定する。歌唱区間判定部53は、曲データのガイドメロディデータを先読みして男性歌唱区間,女性歌唱区間,デュエット区間および掛け合い区間を検出し、重みづけ部54,55および相互ずれ判定部56に通知する。重みづけ部54,55は、通知された歌唱区間に応じて重みづけ係数を設定し、相互ずれ判定部56は、デュエット区間であると通知された区間のみ動作する。
採点部57は、重みづけ部55,56および相互ずれ判定部56から入力されたずれデータの値を集計してデュエット得点(息ぴったり度)を算出する。
算出の方式は、ずれデータ値を合計または平均してこれを満点(たとえば100点)から減算する方式、ずれデータの合計値または平均値とデュエット得点を対応づけたテーブルを記憶しておき、このテーブルを検索して特定を割り出す方式等種々の方式を採用することができる。
図7のフロー図では、MIDI(ノートナンバ)で表されているガイドメロディデータを周波数値に変換し、この周波数値をリファレンスとして歌唱周波数と比較することにより、歌唱周波数の音変わり点およびタイミングずれを検出しているが、歌唱周波数を平均律の音階にクォンタイズしてノートナンバに変換し、このノートナンバをガイドメロディデータのノートナンバと比較することにより、発音タイミングのずれを検出するようにしてもよい。
また、歌唱周波数をリファレンスと比較する方式以外に、歌唱レベルをリファレンスであるガイドメロディデータと比較することによって、歌唱タイミングのずれを検出するようにしてもよい(たとえば、本出願人の先行特許である特許第3299890号参照)。また、歌唱周波数および歌唱レベルの両方をガイドメロディデータと比較して歌唱タイミング(およびそのズレ)を検出するようにしてもよい。
なお、重みづけ部55,56の重みづけ設定は、上記の掛け合い区間=1.0、単独歌唱区間=0.5、デュエット区間=0.2に限定されない。また、掛け合い区間のみ重みづけを1とし、その他の区間を0としてもよい。
なお、この実施形態では、2パートの歌唱パートを有するデュエット曲を例にあげて説明したが、歌唱パートは2つに限定されず、3パート以上であってもよい。この場合において、2人以上の歌唱パートが歌唱するパートは、相互のずれ(たとえば最大ずれ)を相互ずれデータとすればよく、いずれかのパート間で歌唱が受け渡しされる区間では、掛け合い区間の重みづけで採点すればよい。
また、デュエット曲のパートは、男性パート+女性パートに限定されず、男性同士または女性同士のデュエットであってもよい。この場合でも、ガイドメロディに基づいて歌唱者(歌唱パート)を判定することは可能である。
上記のように、この実施形態では、一方の歌唱者から他方の歌唱者へ歌唱が受け渡される掛け合いの区間では、受け渡し前後の歌唱タイミング(リズム)の正確さをお手本と比較して採点する。一方、2人で一緒に歌唱するデュエット区間では、2人の歌唱タイミング(リズム)の一致度を採点する。このときお手本との一致度(正確さ)は問題としない。このように、デュエット曲で特徴的な掛け合いの箇所とデュエットの箇所をそれぞれ異なる方式で採点することにより、デュエット曲らしい採点が可能になる。
この発明の実施形態であるカラオケ装置のブロック図 同カラオケ装置で用いられる曲データの構成例を示す図 デュエット曲の歌唱区間の一例を示す図 同カラオケ装置の採点機能部のブロック図 デュエット区間における歌唱タイミングの相互ずれを説明する図 請け合い区間の歌唱タイミングのずれを説明する図 同カラオケ装置の採点プログラムの機能を説明する図
符号の説明
10…CPU、11…ハードディスク、12…RAM、13…音源、14…ミキサ、15…サウンドシステム、16…スピーカ、17a,17b…マイク、18a,18b…A/Dコンバータ、19…ボーカルアダプタ、20…MPEGデコーダ、21…合成回路、22…モニタ、23…操作部、
30…シーケンサ、31…曲シーケンサ、32…歌詞シーケンサ、32a…文字パターン作成プログラム、33…背景映像再生プログラム、34…採点モード処理プログラム、35…操作入力処理プログラム、
40…曲データ記憶エリア、41…背景映像記憶エリア、43…採点ログ、
50…歌唱者判定部、51,52…周波数比較部、53…歌唱区間判定部、54,55…重みづけ部、56…相互ずれ判定部、57…採点部、
60…演奏(トラックの)データ、61,62…ガイドメロディデータ、63,64…歌唱周波数データ、65,66…(歌唱タイミングの)ずれデータ
101,102…歌唱周波数検出部

Claims (3)

  1. 複数の歌唱パートを有するカラオケ曲を演奏するとともに、この演奏と同期して前記複数の歌唱パートのお手本であるリファレンスデータを出力するカラオケ演奏部と、
    前記複数の歌唱パートの歌唱音声を入力する歌唱入力部と、
    前記複数の歌唱パートの歌唱音声および前記複数の歌唱パートのリファレンスデータを各々対応づけて比較することにより各歌唱音声の歌唱タイミングのずれを検出する歌唱ずれ検出手段と、各歌唱音声の歌唱タイミングのずれに基づいて各歌唱音声相互間の歌唱タイミングのずれを検出する相互ずれ検出部と、この各歌唱音声相互間の歌唱タイミングのずれに基づいて前記複数の歌唱パートの歌唱音声を採点する採点手段と、を有する歌唱採点部と、
    を備えたことを特徴とするカラオケ装置。
  2. 複数の歌唱パートを有するカラオケ曲を演奏するとともに、この演奏と同期して前記複数の歌唱パートのお手本であるリファレンスデータを出力するカラオケ演奏部と、
    前記複数の歌唱パートの歌唱音声を入力する歌唱入力部と、
    前記複数の歌唱パートの歌唱音声および前記複数の歌唱パートのリファレンスデータを各々対応づけて比較することにより各歌唱音声の歌唱タイミングのずれを検出する歌唱ずれ検出手段と、この歌唱タイミングのずれに基づいて前記複数パートの歌唱の歌唱音声を採点する手段であって、ある歌唱パートから他の歌唱パートへ歌唱が受け渡されるとき、その前後の前記ある歌唱パートの歌唱音声および他の歌唱パートの歌唱音声の歌唱タイミングのずれの重みづけを大きくする歌唱採点手段と、を有する歌唱採点部と、
    を備えたことを特徴とするカラオケ装置。
  3. 前記歌唱採点部は、歌唱入力部から入力された複数の歌唱音声と前記複数の歌唱パートとの対応づけを検出するパート検出手段を含む請求項1または請求項2に記載のカラオケ装置。
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