JPH1078750A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JPH1078750A
JPH1078750A JP8233189A JP23318996A JPH1078750A JP H1078750 A JPH1078750 A JP H1078750A JP 8233189 A JP8233189 A JP 8233189A JP 23318996 A JP23318996 A JP 23318996A JP H1078750 A JPH1078750 A JP H1078750A
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karaoke
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Takahiro Tanaka
孝浩 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カラオケ歌唱者の歌唱の巧拙を正しく採点評価
することのできるカラオケ装置を提供する。 【解決手段】カラオケ歌唱の歌唱音声信号はマイク1を
介してA/Dコンバータ2に入力される。A/Dコンバ
ータ2はこの歌唱音声信号をディジタルデータに変換
し、データ抽出部3はこのディジタル化された歌唱音声
信号から音高データ,音量データを抽出する。抽出され
た音高データ,音量データ(歌唱音声)は比較部4に入
力される。シーケンサ7はカラオケ演奏用データと並行
してガイドメロディの音高・音量データ,歌唱技巧デー
タを読み出してこれを比較部4に入力する。比較部4で
は歌唱音声とガイドメロディの音高・音量データとを比
較して(機械的に)正確な歌唱とのずれを割り出し、こ
のずれと歌唱技巧データとの比較することにより、どの
程度この曲の特徴を捉えた歌い方をしているかを採点す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラオケ歌唱者
の歌唱音声信号から音高(ピッチ)データや音量データ
を抽出し、これらのデータを基準となるデータと比較す
ることによって該歌唱を採点するカラオケ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】再生または自動演奏される伴奏音に合わ
せて歌唱者が歌唱するカラオケ装置において、カラオケ
演奏が終了したとき、歌唱者の歌唱の巧拙を点数で表示
する採点機能を備えたものが実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のカ
ラオケ装置の採点機能は、再生または自動演奏される伴
奏音の音量レベルとマイクから入力される歌唱者の音量
レベルとを比較し、その一致の程度に基づいて得点を割
り出すのみの機能であり、実際の歌唱の巧拙とかけ離れ
た得点がでてしまうことがあり、全く信頼できるもので
はなかった。
【0004】この発明は、歌唱者の歌唱音声信号から抽
出された音高データや音量データなどのデータとカラオ
ケ曲の歌唱旋律の対応するデータとを比較することによ
り、歌唱の巧拙を正しく採点評価することのできるカラ
オケ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、カラオケ歌唱の音声信号を入力する音声信号入力
手段と、カラオケ曲の演奏を実行するためのカラオケ演
奏用データ,該カラオケ曲の歌唱旋律の音高データ・音
量データを含む比較用データ,および,該カラオケ曲の
歌唱の技巧を示す歌唱技巧データを記憶する曲データ記
憶手段と、前記カラオケ演奏用データを読み出してカラ
オケ演奏を実行するカラオケ演奏手段と、前記音声信号
入力手段より入力された音声信号から少なくとも音高デ
ータおよび音量データを抽出するとともに、前記カラオ
ケ演奏手段と同期して前記比較用データを読み出し、該
比較用データと前記抽出されたデータとの比較結果を前
記歌唱技巧データに基づいて採点する歌唱採点手段と、
を設けたことを特徴とする。
【0006】この出願の請求項2の発明は、前記歌唱技
巧データとして前記カラオケ演奏用データに含まれるビ
ブラートやエクスプレッションデータなどの効果付与デ
ータを用いたことを特徴とする。
【0007】この出願の請求項3の発明は、前記歌唱技
巧データが、音高や音長などで識別される歌唱旋律中の
特定の音符の音高や音量の変動量を表すルールデータで
あることを特徴とする。
【0008】上記構成により請求項1の発明は以下のよ
うに作用する。曲データ記憶手段は、カラオケ演奏用デ
ータ,比較用データ,歌唱技巧データを記憶している。
カラオケ演奏手段が、カラオケ演奏用データを読み出し
てカラオケ演奏を実行する。カラオケ演奏に合わせて歌
唱者が音声信号入力手段からカラオケ歌唱の音声信号を
入力する。そして、この音声信号を分析して音高データ
や音量データなどを抽出するとともに、このカラオケ演
奏と同期して該カラオケ曲の歌唱旋律のデータである比
較用データを読み出し、この比較データと上記抽出され
たデータとを比較する。この比較結果を前記歌唱技巧デ
ータに基づいて採点する。歌唱技巧データは、物理的に
正確な比較データに対して歌唱としての表情づけの方法
を示すデータであり、例えば、厳密には周波数ズレであ
るビブラートや音量のズレであるエクスプレッションな
どの技巧を示すデータである。これにより、前記比較結
果がこのような歌唱技巧データの特徴を備えていれば得
点を高くするなどの採点が可能になる。
【0009】請求項2の発明では、この歌唱技巧データ
として、カラオケ演奏用データに含まれる効果付与デー
タを用いた。カラオケ演奏用データ中には、演奏を多彩
なものにするために種々のデータが含まれており、これ
らの適当なものを選択して歌唱技巧データとすることが
できる。たとえば、ビブラートパラメータ,エクスプレ
ッションデータやピッチベンドデータなどがあり、ノー
トオンイベントデータであってもそのイベントタイミン
グを歌唱技巧データとして採用することも可能である。
これようにすることにより、歌唱技巧データを改めて準
備しなくても、既存のカラオケ演奏用データを用いて正
確な採点が可能になる。なお、比較用データそのもの
が、ガイドメロディデータのようにカラオケ演奏用デー
タに含まれていても問題はない。
【0010】また、請求項3の発明では、歌唱技巧デー
タを上記比較用データとは独立した特定の音符の音高や
音量の変動量を表すルールデータとした。たとえば、
「2分音符以上の長い音符であればその後半にビブラー
ト掛け、音量を徐々に上昇させる。」などのルールを定
めておき、前記歌唱音声信号から抽出したデータと比較
用データとの比較結果がこのルールにどの程度適合して
いるかでこの歌唱を採点する。このようなルールは、た
とえはオリジナル歌手の歌唱の特徴から抽出することも
でき、曲の特徴にあった採点が可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施形態である
カラオケ装置の概略構成図である。このカラオケ装置
は、カラオケ歌唱の音声信号をディジタル化して取り込
み、歌唱旋律であるガイドメロディと比較することによ
ってその歌唱の正確さを判定し、比較結果のズレが歌唱
の技巧(ビブラートなど)に一致していればより高いポ
イントを与えるという採点機能を備えている。歌唱者が
カラオケ歌唱の音声を入力するマイク1はアンプ9に接
続されるとともにA/Dコンバータ2に接続されてい
る。また、カラオケ演奏用データや比較用データである
ガイドメロディデータを含む楽曲データは、約1万曲分
がハードディスク装置5に記憶されており、そのうちカ
ラオケ歌唱者に選択された1曲分が実行メモリ6に読み
出される。実行メモリ6に読み出された楽曲データは、
シーケンサ7により順次読み出される。シーケンサ7に
よって読み出された演奏用データは楽音発生部8に入力
される。また、シーケンサ7によって読み出されたガイ
ドメロディデータおよび効果付与データは比較部4に入
力される。なお、この効果付与データは上記演奏用デー
タに含まれるビブラートデータやエスクプレッションデ
ータなどでよい。比較部4はこの効果付与データを歌唱
技巧データとして用いる。歌唱技巧データとは、このカ
ラオケ曲を上手く歌唱するための音量の抑揚(エクスプ
レッション)やビブラートなどの特徴を示すデータであ
る。楽音発生部8は入力されたカラオケ演奏用データに
基づいて該カラオケ曲の演奏音を発生し、アンプ9に入
力する。アンプ9はカラオケ演奏音およびマイク1から
入力された歌唱音声信号を増幅してスピーカ10に出力
する。これがカラオケ装置の基本機能である。
【0012】一方、A/Dコンバータ2に入力された歌
唱音声信号はディジタル信号に変換されたのち、データ
抽出部3に入力される。データ抽出部3は50ms毎に
このディジタル化された歌唱音声信号から音高および音
量を割り出し、音高データ,音量データとして比較部4
に入力する。比較部4では、データ抽出部3から入力さ
れるカラオケ歌唱者の歌唱音声信号の音高データ,音量
データとシーケンサ7から入力されるガイドメロディの
音高データ,音量データとをリアルタイムに比較する。
前記歌唱音声信号の音高データ,音量データがこの発明
の抽出されたデータに対応し、前記ガイドメロディの音
高データ,音量データがこの発明の比較用データに対応
する。なお、50msは120のメトロノームテンポで
32分音符に相当し、歌唱の特徴を抽出するために十分
の分解能である。
【0013】図2は前記比較部4の構成を示す図であ
る。データ抽出部3から入力される歌唱音声信号の音高
データおよび音量データ(以下、歌唱音声という)およ
びシーケンサ7から入力されるガイドメロディの音高デ
ータ,音量データ(以下、リファレンスという)は差分
算出部21に入力される。また、ビブラート,エクスプ
レッションなどの効果付与データ(以下、歌唱技巧デー
タという)は採点部23に入力される。差分算出部21
は、歌唱音声が入力されるタイミングに合わせて50m
s毎にこれらの差を算出する。これはリアルタイムの差
分データ(音高差分データ,音量差分データ)として出
力される。また、差分算出部21は、歌唱音声の音量の
立ち上がりタイミングとリファレンスの音量の立ち上が
りタイミングのずれを検出し、これをリズム差分データ
として出力する。
【0014】検出された差分データは採点部23に入力
される。採点部23は、この差分データとシーケンサ7
から入力される歌唱技巧データとを比較する。歌唱技巧
データはカラオケ演奏をするとき、機械的に正確な楽音
発生装置(音源装置)8の動作に微妙な変化を与えて単
調さをなくすとともに音楽的な表現を付与するためのデ
ータであるため、機械的に正確なガイドメロディと歌唱
音声とのずれを示すデータである差分データがこの歌唱
技巧データに近似していれば、この曲に合った歌唱をし
ていると考えることができるため、この類似度をポイン
トとして割り出す。このポイントは、音高,音量,リズ
ムの各音楽要素毎に求められる。そして曲が終了したと
き、このポイントを集計して得点を求める。この得点は
評価部24に入力される。評価部24では、各音楽要素
の得点に基づいて、良くできた点・注意すべき点などを
アドバイスする文言を生成し、得点とともに表示部25
に出力する。表示部25ではこの内容を図3に示すよう
な形態で表示する。
【0015】ここで、図4および図5を参照して、歌唱
音声,リファレンス,差分データについて説明する。図
4(A),(B)はリファレンスであるガイドメロディ
の例を示す図である。同図(A)はガイドメロディを五
線譜表示したものであり、同図(B)はこの五線譜の内
容を約80パーセントのゲートタイムで音高データ,音
量データ化したものであり、音量はmp→クレッシェン
ド→mpの指示に従って上下している。このように、一
般的なガイドメロディのデータは機械的に非常に正確な
ものである。これに対して、同図(C)はカラオケ歌唱
者の歌唱音声の例を示している。音高,音量ともリファ
レンスが示す値から上下に変動しており、各音の音量デ
ータの立ち上がりタイミングもリファレンスの音量デー
タの立ち上がりタイミングからずれている。
【0016】図5は、図4(B)のリファレンスと同図
(C)歌唱音声との差をとることによって求めた差分デ
ータを示す図である。音高差分データ,音量差分データ
はリファレンスが指示する値を基準として歌唱音声が基
準からどれだけ上下にずれているかで示される。また、
リズム差分データは、音符(スラーで連続しているもの
を除く)毎にリファレンスと歌唱音声との立ち上がりタ
イミングのずれとして求められる。なお、この図では音
高差分データ,音量差分データをともに連続値として示
しているが、複数段階の階層に量子化するようにしても
よい。
【0017】また、リファレンスでは発声すべき時間
(ノートオンステータス)であるのに歌唱音声が入力さ
れない(発声されていない)場合やリファレンスでは発
声しない時間(ノートオフステータス)であるのに歌唱
音声が入力されている場合があるが、この時間は、比較
する一方のデータが欠けている時間帯であるのでデータ
としては採用せず、両方のデータが揃っている時間帯の
みを有効データ区間として採用するようにしている。
【0018】図6は、採点部23に入力される歌唱技巧
データである効果付与データの例を示す図である。ここ
では、ビブラートデータおよびエクスプレッションデー
タの例を示す。この例では、付点4分音符や2分音符な
どの長いめの音符の後半にビブラートが掛かっている。
また、付点4分音符の後半にエクスプレッションが掛か
り、2分音符は音をゆっくり立ち上げているため前半部
にマイナスのエクスプレッションが掛かっている。この
ような抑揚を付けることで、カラオケ演奏は表情付けさ
れ、ガイドメロディのような単調さが解消されている。
【0019】このような歌唱技巧データに基づいて歌唱
音声を採点する場合、音量データに関しては、このエク
スプレッションデータと同じ態様の変化音量ずれをして
いるときにポイントを与え、音高データに関しては、ビ
ブラートのような周波数の周期的な変動波形を追従して
ポイントを与えてもよく、単に、ビブラートの区間では
周波数ずれがあったときポイントを与えるようにしても
よい。
【0020】図7は同カラオケ装置のハード構成を示す
ブロック図である。このカラオケ装置は、上記図1,図
2に示した機能部を主としてCPUおよびソフトウェア
で実現している。装置全体の動作を制御するCPU30
には、バスを介してROM31,RAM32,ハードデ
ィスク記憶装置(HDD)37,通信制御部36,リモ
コン受信部33,表示パネル34,パネルスイッチ3
5,音源装置38,音声データ処理部39,効果用DS
P40,文字表示部43,LDチェンジャ44,表示制
御部45および音声処理用DSP50が接続されてい
る。
【0021】ROM31この装置を起動するために必要
な起動プログラムなどが記憶されている。この装置の動
作を制御するシステムプログラム,アプリケーションプ
ログラムなどはHDD37に記憶されており、装置の電
源がオンされると上記起動プログラムによってRAM3
2に読み込まれる。RAM32には、このプログラム記
憶エリアのほか図8(A)に示すように種々の記憶エリ
アが設定されている。図8(A)において、RAM32
にはプログラムを記憶するプログラム記憶エリア32
4,カラオケ演奏する楽曲データを記憶する実行データ
記憶エリア323,読み出されたガイドメロディを一時
記憶するMIDIバッファ320,このガイドメロディ
から抽出されたリファレンスデータを記憶するリファレ
ンスデータレジスタ321,リファレンスと歌唱音声と
の差に基づいて求められたポイントを記憶するポイント
記憶エリア322が設けられている。リファレンスデー
タレジスタ321は音高データレジスタ321aおよび
音量データレジスタ321bからなっている。また、ポ
イント記憶エリア322は、音量ポイント記憶エリア3
22a,音量ポイント記憶エリア322bおよびリズム
ポイント記憶エリア322cからなっている。また、H
DD37には図8(B)に示すように、上記プログラム
記憶エリア373のほか約1万曲分の楽曲データを記憶
する楽曲データファイル370,歌唱から抽出された音
高データ,音量データや差分データを記憶する歌唱デー
タ記憶エリア371および歌唱の巧拙を評価したのち表
示するアドバイスメッセージを複数記憶したアドバイス
メッセージ記憶エリア372が設けられている。通信制
御部36は、ISDN回線を介してホストステーション
から楽曲データなどをダウンロードし、内蔵しているD
MA回路を用いてこの楽曲データをCPU30を介さず
に直接HDD37に書き込む。
【0022】リモコン受信部33はリモコン51から送
られてくる赤外線信号を受信してデータを復元する。リ
モコン51は選曲スイッチなどのコマンドスイッチやテ
ンキースイッチなどを備えており、利用者がこれらのス
イッチを操作するとその操作に応じたコードで変調され
た赤外線信号を送信する。表示パネル34はこのカラオ
ケ装置の前面に設けられており、現在演奏中の曲コード
や予約曲数などを表示するものである。パネルスイッチ
35はカラオケ装置の前面操作部に設けられており、曲
コード入力スイッチやキーチェンジスイッチなどを含ん
でいる。また、上記リモコン51を用いて採点機能をオ
ン/オフできるようにしてもよい。
【0023】音源装置38は、楽曲データの楽音トラッ
クのデータに基づいて楽音信号を形成する。楽曲データ
はカラオケ演奏時にCPU30によって読み出され、こ
の楽音トラックとともに比較用データであるガイドメロ
ディトラックも並行して読み出される。楽音トラックは
図8に示すように複数トラックで構成されており、音源
装置38はこのデータに基づいて複数パートの楽音信号
を同時に形成する。音声データ処理部39は、楽曲デー
タに含まれる音声データに基づき、指定された長さ,指
定された音高の音声信号を形成する。音声データは、バ
ックコーラスや模範歌唱音などの音源装置38で電子的
に発生しにくい信号波形をそのままADPCMデータ化
して記憶したものである。音源装置38が形成した楽音
信号および音声データ処理部39が形成した音声信号が
カラオケ演奏音であり、これらは効果用DSP40に入
力される。効果用DSP40は、このカラオケ演奏音に
対してリバーブやエコーなどの効果を付与する。効果を
付与されたカラオケ演奏音はD/Aコンバータ41によ
ってアナログ信号に変換されたのち外付け装置であるア
ンプスピーカ42に出力される。アンプスピーカ42は
入力されたカラオケ演奏音および後述の歌唱音声信号を
増幅し、且つ、歌唱音声信号にエコーなどの効果を付与
したのちスピーカから放音する。
【0024】一方、歌唱用のマイク47から入力された
歌唱音声信号はプリアンプ28で増幅されたのち、前記
アンプスピーカ42およびA/Dコンバータ49に入力
される。アンプスピーカ42に出力された信号はカラオ
ケ歌唱音として増幅出力される。A/Dコンバータ49
は、入力された歌唱音声信号をディジタル化し、これを
音声処理用DSP50に入力する。音声処理用DSP5
0は、入力された歌唱音声信号を50msずつのフレー
ムに区切り、各フレーム毎に周波数をカウントするとと
もに平均音量を算出する。この各フレーム毎の周波数カ
ウント値および平均音量値はCPU30によって50m
s毎に読み取られる。CPU30はこの周波数カウント
値および平均音量値に基づいて上述の音高データおよび
音量データを割り出す。
【0025】文字表示部43は入力される文字データに
基づいて、曲名や歌詞などの文字パターンを生成する。
また、外付け装置であるLDチェンジャ44は入力され
た映像選択データ(チャプタナンバ)に基づき、対応す
るLDの背景映像を再生する。映像選択データは当該カ
ラオケ曲のジャンルデータなどに基づいて決定される。
ジャンルデータは楽曲データのヘッダに書き込まれてお
り、カラオケ演奏スタート時にCPU30によって読み
出される。CPU30はジャンルデータに基づいてどの
背景映像を再生するかを決定し、その背景映像を指定す
る映像選択データをLDチェンジャ44に対して出力す
る。LDチェンジャ44には、5枚(120シーン)程
度のレーザディスクが内蔵されており約120シーンの
背景映像を再生することができる。映像選択データによ
ってこのなかから1つの背景映像が選択され、映像デー
タとして出力される。文字パターン,映像データは表示
制御部45に入力される。表示制御部45ではこれらの
データをスーパーインポーズで合成してモニタ46に表
示する。
【0026】次に、図9〜図11を参照して同カラオケ
装置においてカラオケ演奏に用いられる楽曲データの構
成について説明する。図9は楽曲データの構成を示す図
である。また、図10,図11は楽曲データの詳細な構
成を示す図である。
【0027】図9において、楽曲データは、ヘッダ,楽
音トラック,ガイドメロディトラック,歌詞トラック,
音声トラック,効果トラックおよび音声データ部からな
っている。ヘッダは、この楽曲データに関する種々のデ
ータが書き込まれる部分であり、曲名,ジャンル,発売
日,曲の演奏時間(長さ)などのデータが書き込まれて
いる。
【0028】楽音トラック〜効果トラックの各トラック
は図10,図11に示すように複数のイベントデータと
各イベントデータ間の時間間隔を示すデュレーションデ
ータΔtからなるシーケンスデータで構成されている。
CPU30は、カラオケ演奏時にシーケンスプログラム
に基づき全トラックのデータを並行して読み出す。シー
ケンスプログラムは、所定のテンポクロックでΔtをカ
ウントし、Δtをカウントアップしたときこれに続くイ
ベントデータを読み出し、所定の処理部へ出力するプロ
グラムである。
【0029】楽音トラックには、メロディトラック,リ
ズムトラックを初めとして種々のパートのトラックが形
成されている。ガイドメロディトラックには、このカラ
オケ曲の旋律すなわち歌唱者が歌うべき旋律のシーケン
スデータが書き込まれている。CPU30はこのデータ
に基づいてリファレンスの音高データ,音量データを生
成し、歌唱音声と比較する。
【0030】歌詞トラックは、モニタ46上に歌詞を表
示するためのシーケンスデータを記憶したトラックであ
る。このシーケンスデータは楽音データではないが、イ
ンプリメンテーションの統一をとり、作業工程を容易に
するためこのトラックもMIDIデータ形式で記述され
ている。データ種類は、システム・エクスクルーシブ・
メッセージである。歌詞トラックのデータ記述におい
て、通常は1行の歌詞を1つの歌詞表示データとして扱
っている。歌詞表示データは1行の歌詞の文字データ
(文字コードおよびその文字の表示座標)、この歌詞の
表示時間(通常は30秒前後)、および、ワイプシーケ
ンスデータからなっている。ワイプシーケンスデータと
は、曲の進行に合わせて歌詞の表示色を変更してゆくた
めのシーケンスデータであり、表示色を変更するタイミ
ング(この歌詞が表示されてからの時間)と変更位置
(座標)が1行分の長さにわたって順次記録されている
データである。
【0031】音声トラックは、音声データ部に記憶され
ている音声データn(n=1,2,3,‥‥)の発生タ
イミングなどを指定するシーケンストラックである。音
声データ部には、音源装置38で合成しにくいバックコ
ーラスやハーモニー歌唱などの人声が記憶されている。
音声トラックには、音声指定データと、音声指定データ
の読み出し間隔、すなわち、音声データを音声データ処
理部39に出力して音声信号形成するタイミングを指定
するデュレーションデータΔtが書き込まれている。音
声指定データは、音声データ番号,音程データおよび音
量データからなっている。音声データ番号は、音声デー
タ部に記録されている各音声データの識別番号nであ
る。音程データ,音量データは、形成すべき音声データ
の音程や音量を指示するデータである。すなわち、言葉
を伴わない「アー」や「ワワワワッ」などのバックコー
ラスは、音程や音量を変化させれば何度も利用できるた
め、基本的な音程,音量で1つ記憶しておき、このデー
タに基づいて音程や音量をシフトして繰り返し使用す
る。音声データ処理部39は音量データに基づいて出力
レベルを設定し、音程データに基づいて音声データの読
出間隔を変えることによって音声信号の音程を設定す
る。
【0032】効果トラックには、効果用DSP40を制
御するためのDSPコントロールデータが書き込まれて
いる。効果用DSP40は音源装置38,音声データ処
理部39から入力される信号に対してリバーブなどの残
響系の効果を付与する。DSPコントロールデータは、
このような効果の種類を指定するデータおよびその変化
量データなどからなっている。
【0033】上記歌唱技巧データは、効果用DSP40
を制御するDSPコントロールデータを用いてもよく、
音源装置38の楽音信号形成動作を制御するデータを用
いてもよい。音源装置38を制御するデータはイベント
データとして楽音トラックに書き込まれているものであ
り、たとえば、アフタータッチデータやピッチモジュレ
ーションのためのパラメータなどがあり、これらをエク
スプレッションデータやビブラートデータとして用いる
ことができる。また、ノートオンイベントデータの発生
タイミング(デュレーションデータの値)をリズムの歌
唱技巧データとして用いることもできる。
【0034】図12〜図14は同カラオケ装置の動作を
示すフローチャートである。これらの動作はカラオケ演
奏を実行するシーケンスプログラムと並行して実行さ
れ、シーケンスプログラムとのデータの交換も行われ
る。図12はデータの取込動作を示すフローチャートで
ある。同図(A)はA/Dコンバータ49および音声処
理用DSP50の動作を示している。マイク47から歌
唱音声信号が入力されると(s1)、A/Dコンバータ
49はこの音声信号をディジタルデータに変換する(s
2)。このディジタルデータは音声処理用DSP50に
入力される。音声処理用DSP50は、50msのフレ
ーム単位でこのディジタルデータの周波数のカウント
(s3)および平均音量の算出(s4)を行う。この周
波数カウント値および平均音量値は50ms毎にCPU
30によって読み取られる(同図(C)のデータ変換処
理参照)。
【0035】同図(B)はリファレンス入力処理を示す
フローチャートである。この動作はカラオケ演奏を実行
するシーケンスプログラムからガイドメロディトラック
のイベントデータが受け渡されたとき実行される。ま
ず、シーケンスプログラムから渡されたMIDIデータ
をMIDIバッファ320に取り込み(s5)、このデ
ータを音量データおよび音高データに変換する(s
6)。これは、MIDIフォーマットのノートオンデー
タのノートナンバやピッチベンドデータを音高データに
変換し、ノートオンデータのベロシティデータやアフタ
タッチ(キープレッシャ)データを音量データに変換す
る処理である。このようにして変換された音高データ,
音量データでRAM32のリファレンスデータレジスタ
321を更新する(s7)。したがって、リファレンス
データレジスタ321は新たなガイドメロディデータが
入力される毎に更新される。
【0036】なお、リファレンスデータがMIDIデー
タではなく音高データ,音量データとして記憶されてい
る場合には、この変換処理を行わずそのままリファレン
スデータレジスタ321に記憶すればよい。また、音高
データ,音量データの記述フォーマットをMIDIフォ
ーマットにすることもできる。この場合、これらをシス
テムエクスクルーシブメッセージで記述してもよく、汎
用のチャンネルメッセージ(たとえば、ノートオンデー
タ,ピッチベンドデータ,チャンネルキープレッシャデ
ータなど)で代用してもよい。
【0037】同図(C)はデータ変換処理動作を示すフ
ローチャートである。この動作は、音声処理用DSP5
0から歌唱音声信号の周波数カウント値および平均音量
値を取り込んで歌唱音声の音高データ,周波数データに
変換する処理であり、歌唱音声信号の1フレーム時間で
ある50ms毎に実行される。まず、音声処理用DSP
50から平均音量値を読み取り(s11)、その値が閾
値以上であるかを判断する(s12)。閾値以上であれ
ばこの平均音量値に基づいて音量データを生成する(s
13)。次に音声処理用DSP50から周波数カウント
値を読み取り(s14)、この周波数カウント値に基づ
いて音高データを生成する(s15)。こののち比較動
作に進む。一方、s12で平均音量値が閾値未満である
と判断された場合には、歌唱者が歌唱(発声)していな
いとして音量0データを生成して(s16)、音高デー
タを生成せずに比較動作に進む。
【0038】図13は比較動作を示すフローチャートで
ある。この動作は図12(C)のデータ変換動作で生成
された歌唱音声の音高データ,音量データと、同図
(B)のリファレンス入力動作で求められたリファレン
スの音高データ,音量データとを比較して差分データを
求める動作であり、上記データ変換処理動作に同期して
50ms毎に実行される。まず、リファレンスの音量デ
ータおよび歌唱音声の音量データの両方が閾値以上(発
音中)であるかを判断する(s20)。両方が発音中で
なければ比較しても無意味であるためs32以下の動作
に進む。両方が発音中の場合には、発音フラグがセット
しているか否かを判断する(s21)。発音フラグは両
方が立ち上がったとき(発音中になったとき)s22で
セットされるフラグである。したがって、立ち上がり時
にはまだリセットされたままであるためs21からs2
2に進む。s22では発音フラグをセットする。まず、
リファレンスおよび歌唱音声の立ち上がりタイミングの
差を算出する(s23)。このタイミング差を歌唱技巧
データと比較し(S24)、この一致度をポイントとし
てリズムポイント記憶エリア322cに蓄積記憶する
(s25)。ここで、このタイミングのズレを表す歌唱
技巧データとしては、楽音トラックのノートオンイベン
トデータを用いればよい。すなわち、ノートオンイベン
トデータの正確なビートタイミングのズレがこの曲を上
手く演奏するための技巧を表していると考えられるから
である。以上の処理ののちs26に進む。また、既に発
音中で発音フラグがセットされている場合もs21の判
断で直接s26に進む。
【0039】s26以下では次のような処理を実行す
る。まず、歌唱音声およびリファレンスの音量データを
比較してその差を算出し(s26)、この差を歌唱技巧
データ(たとえばエクスプレッションデータ)と比較し
てその一致度、すなわち、歌唱がこの技巧を有している
かを判断する(s27)。この一致度をポイントとして
RAM32の音量ポイント記憶エリア322bに蓄積記
憶する(s28)。次に、歌唱音声およびリファレンス
の音高データを比較してその差を算出し(s29)、こ
の差を歌唱技巧データ(たとえばビブラートデータやピ
ッチベンドデータ)と比較してその一致度を判断する
(s30)。この一致度を音高ポイントとしてRAM3
2の音高ポイント記憶エリア322cに蓄積記憶する
(s31)。
【0040】一方、両方が発音中と判断されなかった場
合にはs20からs32に進み、リファレンス,歌唱音
声の両方が消音しているか否かを判断する。s32で両
方が消音していると判断された場合には消音期間である
として発音フラグをリセットして(s33)リターンす
る。両方が消音中でない場合には、歌唱タイミングのず
れであるとしてそのままリターンする。以上の動作によ
り、図5に示した有効データ区間の音量ポイントデー
タ,音高ポイントデータおよびリズムポイントデータが
ポイントデータ記憶エリア322に蓄積記憶されてゆ
く。
【0041】図14は採点動作を示すフローチャートで
ある。この動作はカラオケ曲が終了したのち実行され
る。まず、カラオケ曲が演奏されている間蓄積記憶され
た音量ポイントを集計して音量得点を算出する(s4
0)。次に、蓄積記憶された音高ポイントを集計して音
高得点を算出する(s41)。さらに、蓄積記憶された
リズムポイントを集計してリズム得点を算出する(s4
2)。これら3つの音楽要素の得点を平均して総合得点
を算出する(s43)。そして、この総合得点と各音楽
要素の得点に基づいて適当なアドバイスメッセージを決
定し(s44)、HDD37のアドバイスメッセージ記
憶エリア372からこれを読み出して、総合得点ととも
に文字表示部43に出力する(s45)。文字表示部4
3はこれを文字パターンに展開して曲が終了したあとの
モニタ46に表示する。
【0042】この採点動作は曲が終了したのちに曲全体
の採点・評価を行っているが、フレーズ単位,音符単位
で基本評価を行い、曲終了後にそれを集計するようにし
てもよい。
【0043】また、リズム差分データは、歌唱音声のリ
ファレンスに対するタイミングのずれを示すデータであ
るが、突っ込んだ(先にずれた)のか遅れた(後にずれ
た)のかを正負の記号で記録するようにしてもよく、単
にずれた時間の絶対値を記録するようにしてもよい。
【0044】ここで、上記実施形態では、楽曲データの
楽音トラックや効果トラックに含まれるカラオケ演奏用
のデータを歌唱技巧データとして用いているが、歌唱技
巧をルールとして抽出したものを適用して歌唱を採点す
るようにしてもよい。すなわち、特定のカラオケ曲の歌
い方または該カラオケ曲を歌っているオリジナル歌手の
歌唱の特徴をルールとして抽出しておく。たとえば、
「4分音符を超える長い音符は後半ビブラートを深く掛
けてゆく。」 「フレーズの最後の伸ばし(後に休符がくる4分音符を
超える音符)は、小さい音量からスタートして徐々に音
量を上げてゆく。」 「5度を超える音程のジャンプはポルタメントをかけ
る。」などのルールを抽出し、このルールを楽曲データ
中にまたは楽曲データと別に記憶しておき、歌唱音声と
比較データとの差分データがこのルールに一致している
か否かでポイントを付与するようにすればよい。上記ル
ールを楽曲データと別に記憶する場合には、各ルールに
対応する曲のジャンルやオリジナル歌手などのヘッダを
設けておき、演奏される曲に応じてルールを適用するよ
うにすればよい。また、この場合、複数のルールをグル
ープ化して○○対応ルール(例えば、演歌対応ルール)
として記憶してもよく。ルールを1つずつ個別に記憶し
ておき、曲に応じてそれらを組み合わせて適用するよう
にしてもよい。
【0045】上記のような採点・評価動作を実行する場
合、曲終了から採点・評価を終了するまである程度の時
間が掛かるが、この間は『現在採点中』の表示とともに
何らかの映像・音声を上映するようにしてもよい。
【0046】また、図13の動作により、音量差分デー
タと音高差分データがリアルタイムに求められているた
め、これをモニタ46上にリアルタイムに表示するよう
にしてもよい。表示方式としては図15に示すようなメ
ータアイコン方式や数値表示方式などがある。メータア
イコン方式で表示する場合には、CPU30のパフォー
マンスを考慮し、針の表示分解能を3〜5段階程度に
し、表示切換間隔を1秒程度にする。
【0047】なお、上記採点機能はカラオケ演奏時に常
時機能するようにしてもよく、利用者(カラオケ歌唱
者)の選択によって機能するようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
カラオケの歌唱音声から抽出したデータを比較データと
比較した結果を、この歌唱の技巧を表す歌唱技巧データ
に基づいて評価・採点するようにしたことにより、この
歌唱の巧拙を正しく評価することができ、精度の高い採
点をすることができる。
【0049】また、請求項2の発明では、この歌唱技巧
データとしてビブラートやエクスプレッションデータな
どカラオケ演奏に用いられる効果付与データを用いるこ
とにより、新たなデータなしで従来よりカラオケ演奏に
用いられているデータを用いて歌唱を評価することがで
きる。
【0050】さらに、請求項3の発明によれば、当該カ
ラオケ曲またはそのカラオケ曲のオリジナル歌手の歌い
方の特徴を抽出したものを歌唱技巧データとして記憶し
ておくことにより、各カラオケ曲に合った歌唱をしてい
るか否かの評価を正しく判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるカラオケ装置の概略
構成図
【図2】同カラオケ装置の比較部の構成を示す図
【図3】同カラオケ装置の表示部の表示例を示す図
【図4】同カラオケ装置のガイドメロディに基づくリフ
ァレンス音高データ,音量データと歌唱音声の音高デー
タ,音量データの例を示す図
【図5】上記リファレンスおよび歌唱音声によって求め
られた差分データの例を示す図
【図6】歌手の歌唱から抽出された音高データおよび音
量データの例を示す図
【図7】同カラオケ装置のハード構成を示すブロック図
【図8】同カラオケ装置のメモリおよびHDDの構成図
【図9】同カラオケ装置で用いられる楽曲データの構成
を示す図
【図10】同楽曲データのトラック構成図
【図11】同楽曲データのトラック構成図
【図12】同カラオケ装置のデータ取込動作を示すフロ
ーチャート
【図13】同カラオケ装置の比較動作を示すフローチャ
ート
【図14】同カラオケ装置の採点動作を示すフローチャ
ート
【図15】同カラオケ装置のモニタ表示例を示す図
【符号の説明】
1…(カラオケ歌唱用の)マイク、2…A/Dコンバー
タ、3…データ抽出部、4…比較部、5…ハードディス
ク、6…実行メモリ、7…シーケンサ、8…楽音発生
部、9…アンプ、10…スピーカ、21…差分算出部、
22…記憶部、23…採点部、24…評価部、25…表
示部、30…CPU、32…RAM、37…ハードディ
スクドライブ、38…音源装置、39…音声データ処理
部、47…マイク、50…音声処理用DSP

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラオケ歌唱の音声信号を入力する音声
    信号入力手段と、 カラオケ曲の演奏を実行するためのカラオケ演奏用デー
    タ、該カラオケ曲の歌唱旋律の音高データ、音量データ
    を含む比較用データ、および、該カラオケ曲の歌唱の技
    巧を示す歌唱技巧データを記憶する曲データ記憶手段
    と、 前記カラオケ演奏用データを読み出してカラオケ演奏を
    実行するカラオケ演奏手段と、 前記音声信号入力手段より入力された音声信号から少な
    くとも音高データおよび音量データを抽出するととも
    に、前記カラオケ演奏手段と同期して前記比較用データ
    を読み出し、該比較用データと前記抽出されたデータと
    の比較結果を前記歌唱技巧データに基づいて採点する歌
    唱採点手段と、 を設けたことを特徴とするカラオケ装置。
  2. 【請求項2】 前記歌唱技巧データは、前記カラオケ演
    奏用データに含まれるビブラートやエクスプレッション
    データなどの効果付与データである請求項1に記載のカ
    ラオケ装置。
  3. 【請求項3】 前記歌唱技巧データは、音高や音長など
    で識別される歌唱旋律中の特定の音符の音高や音量の変
    動量を表すルールデータである請求項1に記載のカラオ
    ケ装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11249674A (ja) * 1998-03-02 1999-09-17 Daiichikosho Co Ltd カラオケ装置における歌唱採点方式
JP2008225114A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Yamaha Corp カラオケ装置、歌唱評価方法およびプログラム
JP2008268369A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Yamaha Corp ビブラート検出装置、ビブラート評価装置、ビブラート検出方法、ビブラート評価方法およびプログラム
JP2012008596A (ja) * 2011-09-02 2012-01-12 Yamaha Corp カラオケ装置
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