JP3901008B2 - 音声変換機能付カラオケ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、カラオケの歌唱者の音声を、オリジナル歌手の音声に変換して出力することのできる音声変換機能付カラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラオケ装置において、歌唱を楽しくするため、または、歌唱を上手く聞かせるために歌唱音声を種々に加工することのできるカラオケ装置が提案されている。たとえば、歌唱音声の質を大きく変えて変わった/面白い声にする装置や、歌唱音声のピッチをたとえば3度高くしてハーモニ音声を発生するカラオケ装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一方、カラオケ歌唱者の欲求としては、その曲を歌っているプロ歌手(オリジナル歌手)の声で歌いたいという欲求がある。しかし、従来の装置では、歌唱者の音声をオリジナル歌手の音色に変換することはできなかった。
【0004】
この発明は、歌唱者がオリジナル歌手の声でカラオケを歌うことができる音声変換機能付カラオケ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、楽音情報と楽音情報の進行に対応した特定歌唱音声記憶する記憶手段と、楽音情報を再生する音源手段と、カラオケ歌唱者の歌唱音声を入力する入力手段と、歌唱音声から音量を検出する音量検出手段と、楽音情報の進行に伴って特定歌唱音声を再生し、音量検出手段が検出した音量に近づくように該特定歌唱音声の音量を制御して出力する音声変換手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、音声変換手段は、特定歌唱音声の音量を、記歌唱音声の音量と前記特定歌唱音声の音量との差分音量に修正係数を乗じた分だけ修正する手段であることを特徴とする。
【0007】
請求項3の発明は、請求項1、2の発明において、音声変換手段が検出する前記歌唱音声の音量と前記特定歌唱音声の音量との差分音量を用いて歌唱を採点する採点手段を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項4の発明は、楽音情報と楽音情報の進行に対応した特定歌唱音声記憶する記憶手段と、楽音情報を再生する音源手段と、カラオケ歌唱者の歌唱音声を入力する入力手段と、歌唱音声から周波数を検出する周波数検出手段と、楽音情報の進行に伴って特定歌唱音声を再生し、周波数検出手段が検出した周波数に近づくように該特定歌唱音声の周波数を制御して出力する音声変換手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項5の発明は、請求項4の発明において、音声変換手段は、特定歌唱音声の周波数を、記歌唱音声の周波数と前記特定歌唱音声の周波数との差分周波数に修正係数を乗じた分だけ修正する手段であることを特徴とする。
【0010】
請求項6の発明は、請求項4、5の発明において、音声変換手段が検出する前記歌唱音声の周波数と前記特定歌唱音声の周波数との差分周波数を用いて歌唱を採点する採点手段を備えたことを特徴とする。
【0013】
この発明の音声変換機能付カラオケ装置では、記憶手段にカラオケ曲を演奏する楽音情報とともに、この楽音情報に進行に対応した特定歌唱音声情報を記憶している。カラオケ曲の演奏は楽音情報に基づいて行われるが、これに並行してこの特定歌唱音声情報の読み出しも行われる。カラオケ曲の演奏中には、マイク等を介してカラオケ歌唱者の歌唱音声信号(カラオケ歌唱音声信号)が入力される。カラオケ歌唱信号が入力されると、このカラオケ歌唱音声信号から少なくとも音量または周波数の情報を抽出し、カラオケ演奏と並行して読み出されている特定歌唱情報で特定歌唱音声を再生し、この音量または周波数を、この抽出された音量または周波数の情報を用いて修正し、あたかもカラオケ歌唱音声のように出力する。これにより、実際には前記オリジナル歌手等の特定人の歌唱音声であるが、カラオケ歌唱者の歌唱によってそれがコントロールされ、あたかもカラオケ歌唱者が特定人となって歌っているかのようなカラオケ歌唱音声の出力を得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図面を参照してこの発明の実施形態である音声変換機能を備えたカラオケ装置について説明する。この実施形態のカラオケ装置は、いわゆる音源カラオケ装置である。音源カラオケ装置とは、楽曲データで音源装置を駆動することによりカラオケ演奏音を発生するものである。また、このカラオケ装置は通信型カラオケ装置であり、通信回線を介してホストステーションと接続され、楽曲データをホストステーションからダウンロードしてハードディスク装置17(図1参照)に蓄える。ハードディスク装置17は、楽曲データを数百〜数千曲分記憶することができる。また、音声変換機能とは、マイク27から入力されるカラオケ歌唱者の歌唱音声信号をそのまま出力せず、カラオケ演奏に並行して読み出されるオリジナル歌手の歌唱音声信号をこのカラオケ歌唱音声信号で制御し、制御されたオリジナル歌唱音声信号をあたかもカラオケ歌唱音声信号かのように出力する機能であり、そのためオリジナル歌手の歌唱信号データが前記楽曲データの一部として、ハードディスク装置17に記憶されている。
【0015】
まず、図3〜図4を参照して同カラオケ装置のHDD17に記憶される楽曲データの構成について説明する。図3は楽曲データの構成を示す図である。また、図4は楽音トラックの詳細な構成を示す図である。
【0016】
図3において、1つの楽曲データは、ヘッダ,楽音トラック,歌詞トラック,音声トラック,DSPコントロールトラック,音声データ部およびオリジナル歌唱データ部からなっている。ヘッダは、この楽曲データに関する種々のデータが書き込まれる部分であり、曲名,ジャンル,発売日,曲の演奏時間(長さ)などのデータが書き込まれている。CPU10(図1参照:以下同様)は、シーケンスプログラムの実行時にジャンルデータに基づいてモニタ26に表示する背景映像を決定し、LDチェンジャ24に対してその映像のチャプタナンバを送信する。背景映像の決定方式は、冬をテーマにした演歌の場合には雪国の映像を選択し、ポップスの場合には外国の映像を選択するなどである。
【0017】
図4において、楽音トラックには、メロディトラック,リズムトラックを初めとして種々のパートのトラックが形成されている。これら複数のパートを並行して演奏することによってオーケストラやフルバンドなどの演奏音を出力することができる。各トラックは、音源装置18に対して発音や消音などを指示するイベントデータと、各イベントデータ間の時間間隔を示すデュレーションデータΔtを時系列に配置したシーケンスデータからなっている。CPU10は、シーケンスプログラムの実行により以下の動作を実行する。各トラックのデュレーションデータΔtを同一クロックに基づいて別々にカウントし、デュレーションデータΔtをカウントアップしたトラックについて、そのトラックの次のイベントデータを読み出して音源装置18に出力する。そのとき、そのイベントデータの送り先となる発音チャンネルを指定する。この動作を繰り返す。音源装置18はチャンネル指定データに基づいて発音チャンネルをアサインし、その発音チャンネルでそのイベントを実行する。
【0018】
また、歌詞トラック,音声トラック,DSPコントロールトラックは、楽音データではないが、インプリメンテーションの統一をとり、作業工程を容易にするためMIDIデータ形式で記述され、上記楽音トラックと同様にイベントデータとデュレーションデータからなっている。イベントデータは、システム・エクスクルーシブ・メッセージの形式で記述されている。
【0019】
歌詞トラックのイベントデータは、モニタ26に表示する歌詞の文字データ(文字コードおよびその文字の表示座標)、この歌詞の表示時間(通常は30秒前後)、および、ワイプシーケンスデータからなっている。このうち、ワイプシーケンスデータは、曲の進行に合わせて歌詞の表示色を変更してゆくためのシーケンスデータであり、表示色を変更するタイミング(この歌詞が表示されてからの時間)と変更位置(座標)を1行分の長さにわたって順次記録している。
【0020】
音声トラックのイベントデータは、音声指定データ,音程データ,音量データからなっている。音声指定データは、音声データ部に記憶されている複数の音声データn(n=1,2,3,‥‥)のうち、1つを指定するデータである。音程データ,音量データは、その音声データをどの音程でどれだけの音量で再生するかを指定するデータである。音声データ部には、音源装置19で合成しにくいバックコーラスやハーモニー歌唱などの人声が記憶されており、このうち、言葉を伴わない「アー」や「ワワワワッ」などのバックコーラスは、音程や音量を変化させれば何度も利用できるため、基本的な音程,音量で1つ記憶しておき、このデータに基づいて音程や音量をシフトして繰り返し使用する。音声データ処理部19は音量データに基づいて出力レベルを設定し、音程データに基づいて音声データの読出間隔を変えることによって音声信号の音程を設定する。
【0021】
DSPコンロールトラックのイベントデータは、音源装置18および音声データ処理部19の後段に接続されている効果用DSP20を制御するためのDSPコントロールデータである。効果用DSP20は主として楽音にリバーブなどの残響系の効果を付与するためのものであり、DSPコントロールデータは、これらの効果の種類とその程度を指示するデータからなっている。
【0022】
一方、オリジナル歌唱データは、このカラオケ曲のオリジナル歌手による歌唱をADPCM化して記憶したものであり、上記楽曲トラック等の読み出しに並行してCPU10によって読み出され、音声変換用DSP30に入力される。
【0023】
図1は同音声変換機能を備えたカラオケ装置のブロック図である。装置全体の動作を制御するCPU10には、バスを介してROM11,RAM12,ハードディスク記憶装置(HDD)17,ISDNコントローラ16,リモコン受信機13,表示パネル14,パネルスイッチ15,音源装置18,音声データ処理部19,効果用DSP20,文字表示部23,LDチェンジャ24,表示制御部25および音声変換用DSP30が接続されている。
【0024】
ROM11には、システムプログラム,アプリケーションプログラム,ローダおよびフォントデータが記憶されている。システムプログラムは、この装置の基本動作や周辺機器とのデータ送受を制御するプログラムである。アプリケーションプログラムは周辺機器制御プログラム,シーケンスプログラムなどである。
【0025】
シーケンスプログラムは、カラオケ演奏時に実行されるプログラムであり、上記各トラックのデュレーションデータをカウントして所定タイミングにイベントデータを読み出し、所定の動作部にそのデータを出力する動作や、このカラオケ曲の進行に応じてオリジナル歌唱データを読み出して音声変換用DSP30に入力する動作等を含んでいる。なお、カラオケ曲のキー(調性)の変更は、パネルスイッチ15のキーチェンジスイッチの操作に応じて楽音トラックのイベントデータの音高データを書き換えることによって行われる。
【0026】
ローダは、ホストステーションから楽曲データをダウンロードするためのプログラムである。フォントデータは、歌詞や曲名などを表示するためのものであり、明朝体やゴジック体などの複数種類の文字種のフォントが記憶されている。また、RAM12には、ワークエリアが設定される。HDD17には楽曲データファイルが設定される。
【0027】
ISDNコントローラ16は、ISDN回線を介してホストステーションと交信するためのコントローラである。ホストステーションからは楽曲データなどがダウンロードされる。ISDNコントローラ16はDMA回路を内蔵しており、ダウンロードされた楽曲データやアプリケーションプログラムをCPU10を介さずに直接HDD17に書き込む。
【0028】
リモコン受信機13はリモコン31から送られてくる赤外線信号を受信してデータを復元する。リモコン31は選曲スイッチなどのコマンドスイッチやテンキースイッチなどを備えており、利用者がこれらのスイッチを操作するとその操作に応じたコードで変調された赤外線信号を送信する。表示パネル14はこのカラオケ装置の前面に設けられており、現在演奏中の曲コードや予約曲数などを表示するものである。パネルスイッチ15はカラオケ装置の前面操作部に設けられており、曲コード入力スイッチやキーチェンジスイッチなどを含んでいる。
【0029】
音源装置18は、CPU10から入力される楽音データに基づいて楽音信号を形成する。音声データ処理部19は、音声データに基づき、指定された長さ,指定された音高の音声信号を形成する。音声データは、バックコーラスや模範歌唱音などの音源装置18で電子的に発生しにくい信号波形をそのままADPCM化して記憶したものであり、楽曲データの音声データ部に記憶されている。音源装置18が形成した楽音信号、音声データ処理部19が形成した音声信号および音声変換用DSP30から入力される歌唱音声信号は効果用DSP20に入力される。効果用DSP20は、これら入力された音声信号や楽音信号に対してリバーブやエコーなどの効果を付与する。効果用DSP20が付与する効果の種類や程度は、楽曲データに含まれているDSPコントロールデータに基づいて制御される。DSPコントロールデータはDSPコントロール用シーケンスプログラムに基づき、CPU10が所定のタイミングに効果用DSP20に入力する。効果が付与された楽音信号,音声信号はD/Aコンバータ21でアナログ信号に変換されたのちアンプ・スピーカ22に出力される。アンプ・スピーカ22はこの信号を増幅したのち放音する。
【0030】
一方、音声変換用DSP30にはから入力された歌唱の音声信号が歌唱用マイク27−プリアンプ28−A/Dコンバータ29を介してカラオケ歌唱音声信号が入力されるとともに、これに並行してCPU10からオリジナル歌唱音声信号が入力される。音声変換用DSP30はカラオケ歌唱音声信号の周波数情報および音量情報に基づいてオリジナル歌唱音声信号の周波数および音量を修正し、これをカラオケ歌唱音声信号として効果用DSP20に出力する。
【0031】
また、文字表示部23は入力される文字データに基づいて、曲名や歌詞などの文字パターンを生成する。また、LDチェンジャ24は入力された映像選択データ(チャプタナンバ)に基づき、対応するLDの背景映像を再生する。映像選択データは当該カラオケ曲のジャンルデータなどに基づいて決定される。カラオケ演奏スタート時、CPU10は楽曲データのヘッダから曲のジャンルデータを読み取る。CPU10はジャンルデータと背景映像の内容などに基づいてどの背景映像を再生するかを決定し、映像選択データをLDチェンジャ24に出力する。LDチェンジャ24には、5枚(120シーン)程度のレーザディスクが内蔵されており120シーンの背景映像を再生することができる。映像選択データによってこのなかから1つの背景映像が選択され、映像データとして出力される。文字パターン,映像データは表示制御部25に入力される。表示制御部25ではこれらのデータをスーパーインポーズで合成してモニタ26に表示する。
【0032】
図2は音声変換用DSPの構成を示す図である。音声変換用DSP30は、カラオケ演奏中に、A/Dコンバータ29からカラオケ歌唱者の歌唱音声信号を入力するとともに、CPU10の制御によってオリジナル歌唱音声信号を入力し、カラオケ歌唱音声信号でオリジナル歌唱音声信号を修正して、これを効果用DSP20に対して出力する装置である。オリジナル歌唱音声信号はオリジナル歌唱分析部40に入力される。オリジナル歌唱分析部40は、入力されたオリジナル歌唱音声信号の周波数および音量を分析し、周波数情報および音量情報を出力する。また、カラオケ歌唱音声信号はカラオケ歌唱分析部41に入力される。カラオケ歌唱分析部41は、このカラオケ歌唱音声信号の周波数および音量を分析し、周波数情報および音量情報を出力する。それぞれの周波数情報および音量情報は減算部42,43で減算され、その差分が算出される。この差分データがオリジナル歌唱音声信号の周波数(ピッチ)および音量を修正するためのデータとして用いられる。
【0033】
周波数情報の差分データは加算器46に入力される。加算器46には、場合に応じて±1オクターブ分の周波数値が入力される。これは、男性曲を女性が歌う場合や女性曲を男性が歌う場合等オリジナル歌唱とカラオケ歌唱者の歌唱とに1オクターブの差がある場合に、前記差分データにこれを加減算して修正対象から外すためであり、男性曲を女性が歌う場合には−1オクターブの周波数値が入力され、女性曲を男性が歌う場合には+1オクターブの周波数値が入力される。これにより、男性曲を女性が歌っても男性のオクターブで声が出力され、女性曲を男性が歌っても女性のオクターブで声が出力されることになる。加算器46から出力された差分データは乗算器48に入力される。乗算器48では、差分データに対して修正係数が乗算される。修正係数は修正係数発生部50が発生する数値であり、リモコン31等で設定可能な0と1の間の値である。すなわち、オリジナル歌唱音声信号をカラオケ歌唱音声信号に対して完全に修正してしまうのではなく、幾分オリジナル歌唱音声信号の周波数,音量を残しておくためにこの修正係数が乗じられる。修正係数が乗算された差分データがピッチ修正データとしてピッチ修正部44に入力される。ピッチ修正部44では、入力されたピッチ修正データに基づいてオリジナル歌唱音声信号のピッチ(周波数)を修正する。修正されたオリジナル歌唱音声信号は音量修正部45に入力される。
【0034】
一方、音量の差分データは乗算器49に入力される。乗算器49では、差分データに対して修正係数が乗算される。修正係数は上記と同じように修正係数発生部50が発生する0〜1の数値である。上記乗算器48に入力される修正係数と同様に修正の度合いを決定するための数値であるが、両者は同じ値のものであっても異なる値のものであってもよい。修正係数が乗算された差分データが音量修正データとして音量修正部45に入力される。音量修正部45では、音量修正データがオリジナル歌唱音声信号に対して乗算される。この歌唱音声信号が効果用DSP20に対して出力される。
【0035】
さらに、周波数および音量の差分データは、採点部51に入力される。採点部51は、これらの差分データを積算してゆき、カラオケ曲が終了した時点の積算値に基づいてそのカラオケ歌唱の採点を行う。この採点結果は、採点結果表示器33(図1参照)に表示される。
【0036】
音声変換DSP30の以上のような動作により、カラオケ歌唱者の歌唱によってオリジナル歌唱をコントロールし、このコントロールされたオリジナル歌唱をカラオケ歌唱として出力することができるため、カラオケ歌唱者がさもオリジナル歌唱者の声で歌っているようなカラオケ出力を得ることができる。
【0037】
なお、この実施形態では、オリジナル歌唱データを16bit,44.1kHzのディジタルデータでPCM化して全て記憶したが、記憶のしかたはこれに限定されない。すなわち、再生する曲の歌唱から抽出した子音・母音を音素データとして記憶し、カラオケ歌唱者の歌唱進行に応じて、これを読み出してオリジナル歌唱音声を合成するようにしてもよい。この場合には、カラオケ歌唱者の歌唱テンポが多少ずれてもこれに応じてオリジナル歌唱のテンポを合わせることができる。
【0038】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、カラオケ歌唱者の歌唱音声信号から抽出したデータに基づいてオリジナル歌唱音声信号の周波数または音量を調節し、この調節されたオリジナル歌唱音声信号をカラオケの歌唱音声として出力するようにしたことにより、歌唱者の歌唱によってオリジナル歌手の歌声を出力することができ、あたかもオリジナル歌手が歌っているかのようなカラオケを楽しむことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である音声変換カラオケ装置のブロック図
【図2】同音声変換カラオケ装置の音声変換用DSPの構成を示す図
【図3】同音声変換カラオケ装置に用いられる楽曲データの構成を示す図
【図4】同音声変換カラオケ装置に用いられる楽曲データの構成を示す図
【符号の説明】
30−音声変換用DSP、40−オリジナル歌唱分析部、
41−カラオケ歌唱分析部、44−ピッチ変換部、45−音量変換部

Claims (6)

  1. 楽音情報と楽音情報の進行に対応した特定歌唱音声を記憶する記憶手段と、
    楽音情報を再生する音源手段と、
    カラオケ歌唱者の歌唱音声を入力する入力手段と、
    歌唱音声から音量を検出する音量検出手段と、
    楽音情報の進行に伴って特定歌唱音声を再生し、音量検出手段が検出した音量に近づくように該特定歌唱音声の音量を制御して出力する音声変換手段と、
    を備えた音声変換機能付カラオケ装置。
  2. 音声変換手段は、特定歌唱音声の音量を、記歌唱音声の音量と前記特定歌唱音声の音量との差分音量に修正係数を乗じた分だけ修正する手段である請求項1に記載の音声変換機能付カラオケ装置。
  3. 音声変換手段が検出する前記歌唱音声の音量と前記特定歌唱音声の音量との差分音量を用いて歌唱を採点する採点手段を備えた請求項1または請求項2に記載の音声変換機能付カラオケ装置。
  4. 楽音情報と楽音情報の進行に対応した特定歌唱音声を記憶する記憶手段と、
    楽音情報を再生する音源手段と、
    カラオケ歌唱者の歌唱音声を入力する入力手段と、
    歌唱音声から周波数を検出する周波数検出手段と、
    楽音情報の進行に伴って特定歌唱音声を再生し、周波数検出手段が検出した周波数に近づくように該特定歌唱音声の周波数を制御して出力する音声変換手段と、
    を備えた音声変換機能付カラオケ装置。
  5. 音声変換手段は、特定歌唱音声の周波数を、記歌唱音声の周波数と前記特定歌唱音声の周波数との差分周波数に修正係数を乗じた分だけ修正する手段である請求項4に記載の音声変換機能付カラオケ装置。
  6. 音声変換手段が検出する前記歌唱音声の周波数と前記特定歌唱音声の周波数との差分周波数を用いて歌唱を採点する採点手段を備えた請求項4または請求項5に記載の音声変換機能付カラオケ装置。
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