JP2838977B2 - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JP2838977B2
JP2838977B2 JP7004849A JP484995A JP2838977B2 JP 2838977 B2 JP2838977 B2 JP 2838977B2 JP 7004849 A JP7004849 A JP 7004849A JP 484995 A JP484995 A JP 484995A JP 2838977 B2 JP2838977 B2 JP 2838977B2
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    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H5/00Instruments in which the tones are generated by means of electronic generators
    • G10H5/005Voice controlled instruments
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/36Accompaniment arrangements
    • G10H1/361Recording/reproducing of accompaniment for use with an external source, e.g. karaoke systems
    • G10H1/366Recording/reproducing of accompaniment for use with an external source, e.g. karaoke systems with means for modifying or correcting the external signal, e.g. pitch correction, reverberation, changing a singer's voice
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2220/00Input/output interfacing specifically adapted for electrophonic musical tools or instruments
    • G10H2220/005Non-interactive screen display of musical or status data
    • G10H2220/011Lyrics displays, e.g. for karaoke applications

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラオケの歌唱者の
音声を、たとえばオリジナル歌手の音声に似せて出力す
ることのできるカラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラオケ装置において、歌唱を楽しくす
るため、または、歌唱を上手く聞かせるために歌唱音声
を種々に加工することのできるカラオケ装置が提案され
ている。たとえば、歌唱音声の質を大きく変えて変わっ
た/面白い声にする装置や、歌唱音声のピッチをたとえ
ば3度高くしてハーモニ音声を発生するカラオケ装置が
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、カラオケ歌唱者
の欲求としては、その曲を歌っているプロ歌手(オリジ
ナル歌手)と同じように歌いたいという欲求がある。し
かし、従来の装置では、歌唱者の音声をオリジナル歌手
の音色に変換することはできなかった。
【0004】この発明は、歌唱者がオリジナル歌手のよ
うな声でカラオケを歌うことができるカラオケ装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、少なくとも楽音情報と楽音情報の進行に対応した
波形データを記憶する記憶手段と、楽音情報を再生する
音源手段と、カラオケ歌唱者の歌唱音声を入力する入力
手段と、歌唱音声を母音と子音に分離する分離手段と、
楽音情報の進行に伴って波形データを読み出し、この波
形データから母音波形を合成する母音合成手段と、子音
と母音波形を連接して出力する連接合成手段とを有する
ことを特徴とする。
【0006】この出願の請求項2の発明は、少なくとも
楽音情報と楽音情報の進行に対応した波形データを記憶
する記憶手段と、楽音情報を再生する音源手段と、カラ
オケ歌唱者の歌唱音声を入力する入力手段と、唱音声
母音と子音分離する分離手段と、音からピッチ情
レベル情報を検出する検出手段と、楽音情報の進行
に伴って波形データを読み出し、ピッチ情報、レベル情
報および読み出した波形データに基づいて母音波形を合
する母音合成手段と、子音と母音波形を連接して出力
する連接合成手段とを有することを特徴とする。
【0007】この出願の請求項3の発明は、請求項1ま
たは請求項2の発明において、記憶手段は、楽音情報の
進行に対応した歌詞情報を記憶することを特徴とする。
【0008】
【0009】
【作用】この発明のカラオケ装置では、記憶手段に(た
とえばカラオケ曲のオリジナル歌手)の音声の特徴を表
す波形データを記憶している。入力手段からカラオケ歌
唱者の歌唱音声が入力されると、この歌唱音声を母音と
子音に分離し、母音を前記形データから合成した母音
波形に置き換えた音声を合成する。この音声を歌唱者の
歌唱信号として出力することにより、歌唱者がたとえば
オリジナル歌手あるかのようなカラオケ歌唱をするこ
とができる。
【0010】また、この発明のカラオケ装置では、
オケ歌唱者の歌唱音声が入力されたとき、この歌唱音声
の子音と母音とを分離し、分離された母音からピッチ情
報およびレベル情報を検出してこのピッチ情報、レベル
情報と形データに基づいて母音波形合成する。この
母音を前記分離されたカラオケ歌唱者の子音と連接する
ことにより歌唱の音声を合成する。この歌唱音声信号
は、子音によってカラオケ歌唱者の歌い方の特徴が維持
され、且つ、母音によって特定人(オリジナル歌手)の
音色が特徴づけられている。これにより、あたかも歌唱
者が特定人の声を備えているかのようなカラオケ歌唱を
することができる。
【0011】
【0012】
【実施例】図面を参照してこの発明の実施例である音声
変換機能を備えたカラオケ装置について説明する。この
実施例のカラオケ装置は、いわゆる音源カラオケ装置で
ある。音源カラオケ装置とは、楽曲データで音源装置を
駆動することによりカラオケ演奏音を発生するものであ
る。また、このカラオケ装置は通信型カラオケ装置であ
り、通信回線を介してホストステーションと接続され、
楽曲データをホストステーションからダウンロードして
ハードディスク装置17(図1参照)に蓄える。ハード
ディスク装置17は、楽曲データを数百〜数千曲分記憶
することができる。また、上記音声変換機能とは、カラ
オケの歌唱者の歌唱音声をそのまま出力するのではな
く、オリジナル歌手など他者の音色に変換して出力する
機能であり、そのための特別情報も前記楽曲データに付
随して、ハードディスク装置17に記憶されている。
【0013】まず、図3〜図6を参照して同カラオケ装
置がカラオケ演奏に用いる楽曲データの構成について説
明する。図3は楽曲データの構成を示す図である。ま
た、図4,図5は楽曲データの詳細な構成を示す図であ
る。さらに、図6は楽曲データに含まれる音素データの
構成を説明する図である。
【0014】図3において、1つの楽曲データは、ヘッ
ダ,楽音トラック,歌詞トラック,音声トラック,DS
Pコントロールトラック,音素トラックおよび音声デー
タ部からなっている。ヘッダは、この楽曲データに関す
る種々のデータが書き込まれる部分であり、曲名,ジャ
ンル,発売日,曲の演奏時間(長さ)などのデータが書
き込まれている。CPU10(図1参照:以下同様)
は、メインシーケンスプログラムの実行時にジャンルデ
ータに基づいてモニタ26に表示する背景映像を決定
し、LDチェンジャ24に対してその映像のチャプタナ
ンバを送信する。背景映像の決定方式は、冬をテーマに
した演歌の場合には雪国の映像を選択し、ポップスの場
合には外国の映像を選択するなどである。
【0015】図4,図5において、楽音トラックには、
メロディトラック,リズムトラックを初めとして種々の
パートのトラックが形成されている。各トラックには、
イベントデータとデュレーションデータΔtからなるシ
ーケンスデータが書き込まれている。CPU10は、楽
音シーケンスプログラムを実行することによってデュレ
ーションデータΔtをカウントし、次のイベントデータ
の出力タイミングになるとそのイベントデータを音源装
置18に出力する。音源装置18はそのイベントデータ
に含まれているチャンネル指定データに基づいて発音チ
ャンネルを選択し、その発音チャンネルについてそのイ
ベントを実行する。
【0016】歌詞トラックは、モニタ26上に歌詞を表
示するためのシーケンスデータを記憶したトラックであ
る。このシーケンスデータは楽音データではないが、イ
ンプリメンテーションの統一をとり、作業工程を容易に
するためこのトラックもMIDIデータ形式で記述され
ている。データ種類は、システム・エクスクルーシブ・
メッセージである。歌詞トラックのデータ記述におい
て、通常は1行の歌詞を1つの歌詞表示データとして扱
っている。歌詞表示データは1行の歌詞の文字データ
(文字コードおよびその文字の表示座標)、この歌詞の
表示時間(通常は30秒前後)、および、ワイプシーケ
ンスデータからなっている。ワイプシーケンスデータと
は、曲の進行に合わせて歌詞の表示色を変更してゆくた
めのシーケンスデータであり、表示色を変更するタイミ
ング(この歌詞が表示されてからの時間)と変更位置
(座標)が1行分の長さにわたって順次記録されている
データである。
【0017】音声トラックは、音声データ部に記憶され
ている音声データn(n=1,2,3,‥‥)の発生タ
イミングなどを指定するシーケンストラックである。音
声データ部には、音源装置19で合成しにくいバックコ
ーラスやハーモニー歌唱などの人声が記憶されている。
音声トラックには、音声指定データと音声指定データの
読み出し間隔、すなわち、音声データを音声データ処理
部19に出力して音声信号形成するタイミングを指定す
るデュレーションデータΔtが書き込まれている。音声
指定データは、音声データ番号,音程データおよび音量
データからなっている。音声データ番号は、音声データ
部に記録されている各音声データの識別番号nである。
音程データ,音量データは、形成すべき音声データの音
程や音量を指示するデータである。すなわち、言葉を伴
わない「アー」や「ワワワワッ」などのバックコーラス
は、音程や音量を変化させれば何度も利用できるため、
基本的な音程,音量で1つ記憶しておき、このデータに
基づいて音程や音量をシフトして繰り返し使用する。音
声データ処理部19は音量データに基づいて出力レベル
を設定し、音程データに基づいて音声データの読出間隔
を変えることによって音声信号の音程を設定する。
【0018】DSPコンロールトラックには、音源装置
19およびD/Aコンバータ20の後段に接続されてい
るDSP21の制御データが書き込まれている。DSP
21は主として楽音にリバーブなどの残響系の効果を付
与するためのものであり、DSPコントロールトラック
に記録されている効果の種類データと変化量データに基
づいて、その効果が時間的に調整される。
【0019】一方、音素トラックは、図6に示す音素デ
ータs1,s2,‥‥を時系列に記憶し、各音素データ
の間に各音素の属する音節の長さを表すデュレーション
データe1,e2,‥‥を記憶している。当該楽曲デー
タ(カラオケ曲)の演奏開始時に上記楽音トラック〜D
SPコントロールトラックはHDD17からRAM12
に読み込まれCPU10によって読み出されるが、この
音素トラックはHDD17から直接音声変換DSP30
内のRAMに読み込まれ、音声変換DSP30によって
他のデータと同期をとって逐次読み出される。
【0020】図6において、歌詞「あかしやの」は、そ
れぞれ「あ」「か」「し」「や」「の」の5個の音節か
らなっており、音素データs1,s2,‥‥は、各音節
の母音“a”,“a”,“i”,“a”,“o”の特徴
を抽出したものである。音素データとしては、母音の波
形をコード化したサンプルデータ,平均のアンプリチュ
ード(振幅),ビブラートの周波数,ビブラートの深さ
(振幅)および付加音ノイズ特性である。ここで、付加
音ノイズ特性とは、母音に混じっている非周期的なノイ
ズの特徴を示すデータである。
【0021】図1は同音声変換機能を備えたカラオケ装
置のブロック図である。装置全体の動作を制御するCP
U10には、バスを介してROM11,RAM12,ハ
ードディスク記憶装置(HDD)17,ISDNコント
ローラ16,リモコン受信機13,表示パネル14,パ
ネルスイッチ15,音源装置18,音声データ処理部1
9,効果用DSP20,文字表示部23,LDチェンジ
ャ24,表示制御部25および音声変換用DSP30が
接続されている。
【0022】ROM11には、システムプログラム,ア
プリケーションプログラム,ローダおよびフォントデー
タが記憶されている。システムプログラムは、この装置
の基本動作や周辺機器とのデータ送受を制御するプログ
ラムである。アプリケーションプログラムは周辺機器制
御プログラム,シーケンスプログラムなどである。シー
ケンスプログラムは、メインシーケンスプログラム,楽
音シーケンスプログラム,文字シーケンスプログラム,
音声シーケンスプログラムおよびDSPシーケンスプロ
グラムなどからなっている。カラオケ演奏時には各シー
ケンスプログラムがCPU10によって並列処理され、
楽曲データに基づいた楽音の発生,映像の再生が行われ
る。ローダは、ホストステーションから楽曲データをダ
ウンロードするためのプログラムである。フォントデー
タは、歌詞や曲名などを表示するためのものであり、明
朝体やゴジック体などの複数種類の文字種のフォントが
記憶されている。また、RAM12には、ワークエリア
が設定される。HDD17には楽曲データファイルが設
定される。
【0023】ISDNコントローラ16は、ISDN回
線を介してホストステーションと交信するためのコント
ローラである。ホストステーションからは楽曲データな
どがダウンロードされる。ISDNコントローラ16は
DMA回路を内蔵しており、ダウンロードされた楽曲デ
ータやアプリケーションプログラムをCPU10を介さ
ずに直接HDD17に書き込む。
【0024】リモコン受信機13はリモコン31から送
られてくる赤外線信号を受信してデータを復元する。リ
モコン31は選曲スイッチなどのコマンドスイッチやテ
ンキースイッチなどを備えており、利用者がこれらのス
イッチを操作するとその操作に応じたコードで変調され
た赤外線信号を送信する。表示パネル14はこのカラオ
ケ装置の前面に設けられており、現在演奏中の曲コード
や予約曲数などを表示するものである。パネルスイッチ
15はカラオケ装置の前面操作部に設けられており、曲
コード入力スイッチやキーチェンジスイッチなどを含ん
でいる。
【0025】音源装置18は、楽曲データに基づいて楽
音信号を形成する。音声データ処理部19は、楽曲デー
タに含まれるADPCMデータである音声データに基づ
き、指定された長さ,指定された音高の音声信号を形成
する。音声データは、バックコーラスや模範歌唱音など
の音源装置18で電子的に発生しにくい信号波形をその
ままディジタル化して記憶したものである。音源装置1
8が形成した楽音信号、音声データ処理部19が形成し
た音声信号および音声変換用DSP30から入力される
歌唱音声信号は効果用DSP20に入力される。効果用
DSP20は、これら入力された音声信号や楽音信号に
対してリバーブやエコーなどの効果を付与する。効果用
DSP20が付与する効果の種類や程度は、楽曲データ
に含まれているDSPコントロールデータに基づいて制
御される。DSPコントロールデータはDSPコントロ
ール用シーケンスプログラムに基づき、CPU10が所
定のタイミングに効果用DSP20に入力する。効果が
付与された楽音信号,音声信号はD/Aコンバータ21
でアナログ信号に変換されたのちアンプ・スピーカ22
に出力される。アンプ・スピーカ22はこの信号を増幅
したのち放音する。
【0026】音声変換用DSP30には歌唱用のマイク
27から入力された歌唱の音声信号がプリアンプ28,
A/Dコンバータ29を介して入力される。DSP30
はこの音声信号の母音をオリジナル歌手等の他者が発声
する母音波形に変換して効果用DSP20に出力する。
【0027】また、文字表示部23は入力される文字デ
ータに基づいて、曲名や歌詞などの文字パターンを生成
する。また、LDチェンジャ24は入力された映像選択
データ(チャプタナンバ)に基づき、対応するLDの背
景映像を再生する。映像選択データは当該カラオケ曲の
ジャンルデータなどに基づいて決定される。カラオケ演
奏スタート時、CPU10は楽曲データのヘッダから曲
のジャンルデータを読み取る。CPU10はジャンルデ
ータと背景映像の内容などに基づいてどの背景映像を再
生するかを決定し、映像選択データをLDチェンジャ2
4に出力する。LDチェンジャ24には、5枚(120
シーン)程度のレーザディスクが内蔵されており120
シーンの背景映像を再生することができる。映像選択デ
ータによってこのなかから1つの背景映像が選択され、
映像データとして出力される。文字パターン,映像デー
タは表示制御部25に入力される。表示制御部25では
これらのデータをスーパーインポーズで合成してモニタ
26に表示する。
【0028】図2は前記音声変換用DSP30の構成を
示す図である。HDD17からロードされる音素トラッ
クのデータは音素データレジスタ48および音素ポイン
タ生成部46に入力される。音素データトラックのデー
タのうち音素データs1,s2,‥‥はその配列順に音
素データレジスタ48に入力され、デュレーションデー
タe1,e2,‥‥は音素ポインタ生成部46に入力さ
れる。カラオケの自動演奏が開始されると音素ポインタ
生成部46には曲の進行を制御するビート情報が入力さ
れる。音素ポインタ生成部46はこのビート情報に基づ
いてデュレーションデータをカウントしてゆき、今どの
音素(歌詞の音節)が歌われるべきかを判断して、その
音素データを指すポインタ(その音素データが記憶され
ているレジスタナンバ)を生成する。このポインタは音
素ポインタレジスタ47に記憶される。後述の母音信号
形成部42が音素レジスタ48をアクセスしたとき、音
素ポインタが指示しているレジスタの音素データが読み
出されることになる。
【0029】一方、歌唱用マイク27−プリアンプ28
−A/Dコンバータ29を介して入力されたディジタル
の歌唱音声信号は子音分離部40に入力される。子音分
離部40はこのディジタル歌唱音声信号を分析して子音
部と母音部とに分離し、子音部をディレイ44に入力
し、母音部をピッチ・レベル検出部41に入力する。子
音と母音の分離は、たとえば基本周波数の高低や波形形
状などで区別すればよい。ピッチ・レベル検出部41
は、入力された母音部からそのピッチ(周波数)および
レベルを検出する。この検出はリアルタイムに行われ、
検出されたピッチおよびレベルの刻々の変化がそのまま
母音信号形成部42およびエンベロープ付与部43に入
力される。母音信号形成部42は、曲の進行に一致した
(音素ポインタが指示する)音素データを音素データレ
ジスタ48から入力しており、この音素データに基づく
母音信号をピッチ・レベル検出部41から入力されたピ
ッチで形成する。母音信号形成部42が形成した母音信
号はエンベロープ付与部43にに入力される。エンベロ
ープ付与部43には上述の母音部のレベル情報がリアル
タイムに入力されており、母音信号形成部42から入力
された母音信号のレベルがこのレベル情報に応じて制御
される。レベル情報によりエンベロープが付加された母
音信号は加算器45に入力される。
【0030】一方、子音分離部40からディレイ44に
入力された信号部の信号は、母音部のピッチ・レベル検
出部41−母音信号形成部42−エンベロープ付与部4
3による処理時間だけ遅延されたのち加算器45に入力
される。加算器45は、歌唱者の歌唱音声信号から分離
された子音部と、歌唱者の母音部から抽出された母音情
報(ピッチ情報,レベル情報)に基づいて形成されたお
よびオリジナル歌手の母音信号とを連結合成する。これ
により、子音,ピッチ情報およびレベル情報によって歌
唱者の歌唱の特徴を維持し、且つ、母音によってオリジ
ナル歌手の音色を備えた歌唱音声信号が形成される。こ
の歌唱音声信号が効果用DSP20に出力される。
【0031】音声変換DSP30の以上のような動作に
より、歌唱者の歌い方が子音によってそのまま維持さ
れ、且つ、オリジナル歌手ような声で歌うことができ
る。
【0032】なお、エンベロープ付与部43は、歌唱音
声信号の母音部のレベルに基づいて母音信号のレベルを
制御しているが、予め決定されたエンベロープを付与す
るようにしてもよい。
【0033】なお、この実施例では、再生する曲の歌唱
から抽出した母音を音素データとして記憶したが、音素
データとしてはこれに限定されない。すなわち、一般的
な50音の発音等を記憶しておき、歌唱者の歌唱音声を
音声認識して、対応する音素を割り出して母音合成する
ようにしてもよい。
【0034】以上のようにこの発明によれば、歌唱者の
歌唱音声の特徴を表す母音をオリジナル歌手等の特定人
母音波形に置き換えた音声を合成出力することによ
り、歌唱者の歌唱によってオリジナル歌手の音声を出力
することができ、あたかもオリジナル歌手が歌っている
かのようなカラオケを楽しむことが可能になる。
【0035】また、歌唱者の子音とオリジナル歌手(特
定人)の母音とを合成して歌唱音声信号を再構成するこ
とにより、歌唱者の歌い方をそのまま維持することがで
き、あたかも歌唱者の音色がオリジナル歌手の音色にな
ったような効果をだすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である音声変換カラオケ装置
のブロック図
【図2】同音声変換カラオケ装置の音声変換用DSPの
構成を示す図
【図3】同音声変換カラオケ装置に用いられる楽曲デー
タの構成を示す図
【図4】同音声変換カラオケ装置に用いられる楽曲デー
タの構成を示す図
【図5】同音声変換カラオケ装置に用いられる楽曲デー
タの構成を示す図
【図6】同楽曲データに含まれる音素データの構成を示
す図
【符号の説明】
30−音声変換用DSP、40−子音分離部、41−ピ
ッチ・レベル検出部 42−母音信号形成部、43−エンベロープ付与部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−147300(JP,A) 特開 昭63−63100(JP,A) 特開 平3−29999(JP,A) 特開 平5−40499(JP,A) 特開 昭63−231495(JP,A) 特開 平1−93796(JP,A) 特開 昭59−82608(JP,A) 特開 平5−257494(JP,A) 特開 平1−97997(JP,A) 実開 平4−107298(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G10L 5/04 G10K 15/04 302 G10L 3/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも楽音情報と楽音情報の進行に
    対応した波形データを記憶する記憶手段と、楽音情報を再生する音源手段と、 カラオケ歌唱者の歌唱音声を入力する入力手段と、歌唱音声を母音と子音に分離する分離手段と、 楽音情報の進行に伴って波形データを読み出し、この波
    形データから母音波形を合成する母音合成手段と、 子音と母音波形を連接して出力する連接合成手段と を有
    する カラオケ装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも楽音情報と楽音情報の進行に
    対応した波形データを記憶する記憶手段と、楽音情報を再生する音源手段と、 カラオケ歌唱者の歌唱音声を入力する入力手段と、 唱音声母音と子音分離する分離手段と、 音からピッチ情報レベル情報を検出する検出手段
    と、楽音情報の進行に伴って波形データを読み出し、 ピッチ
    情報、レベル情報および読み出した波形データに基づい
    て母音波形を合成する母音合成手段と、子音と母音波形を連接して出力する連接 合成手段とを有
    するカラオケ装置。
  3. 【請求項3】 記憶手段は、楽音情報の進行に対応した
    歌詞情報を記憶する請求項1または請求項2に記載のカ
    ラオケ装置。
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EP96100541A EP0723256B1 (en) 1995-01-17 1996-01-16 Karaoke apparatus modifying live singing voice by model voice
US08/587,543 US5955693A (en) 1995-01-17 1996-01-17 Karaoke apparatus modifying live singing voice by model voice
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