JP3178694B2 - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JP3178694B2
JP3178694B2 JP26726094A JP26726094A JP3178694B2 JP 3178694 B2 JP3178694 B2 JP 3178694B2 JP 26726094 A JP26726094 A JP 26726094A JP 26726094 A JP26726094 A JP 26726094A JP 3178694 B2 JP3178694 B2 JP 3178694B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の歌唱者が一緒
に歌唱するカラオケ曲、たとえば、デュエット曲を演奏
するカラオケ装置に関し、特に、パートナーがいない場
合でも一人でその曲を歌うことができるカラオケ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】カラオケ曲は、一人で歌唱するもの(ソ
ロ曲)のほか、いわゆるデュエット曲といわれる男女二
人で歌唱する曲も制作されている。このような曲を歌唱
する場合には、当然男女2人の歌唱者が必要となるが、
時には一方の歌唱者のみがいてパートナーとなる人がい
ない場合がある。
【0003】従来のカラオケソース、たとえば、カラオ
ケ用LDやCD−Iなどには、伴奏音トラックのほかに
男声の歌唱トラックと女声の歌唱トラックをそれぞれ別
個に設けておき、必要に応じて(パートナーがいない場
合に)、伴奏トラックに加えて男声または女声のトラッ
クも再生するようにして、パートナーの代わりの歌唱を
出力できるようにしたものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな装置では、デュエット曲本来の形態で歌唱する場合
には必要のない男声歌唱,女声歌唱をそれぞれ伴奏音と
は独立したトラックに記憶しておく必要があったため、
非常にデータが大きくなり、媒体の記憶容量が無駄にな
るという欠点があった。
【0005】この発明は、男性用歌唱,女性用歌唱を少
ない記憶容量で記憶し、それぞれ独立してオン/オフす
ることができるカラオケ装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、楽曲
データに基づいてカラオケ演奏を実行する演奏手段と、
複数のボーカルパートに対応しそれぞれ個別にオン・オ
フ可能な複数本のマイクと、を備えたカラオケ装置であ
って、楽曲データは、伴奏演奏データトラック、音声デ
ータ群、音声指定データトラックからなり、伴奏演奏デ
ータトラックは時系列に配列された複数の伴奏演奏デー
タからなり、音声データ群はディジタル記録された前記
複数のボーカルパートの区間音声データからなり、音声
指定データトラックは各区間音声データの再生タイミン
グを指示する複数の音声指定データからなり、演奏手段
は、シーケンス手段、楽音発生手段、音声再生手段から
なり、シーケンス手段は所定のクロックに基づいて伴奏
演奏データおよび指定データを読み出して伴奏演奏デー
タを楽音発生手段に入力するとともに指定データで指定
された区間音声データのうち、対応するボーカルパート
のマイクがオフされているもののみを音声再生手段に入
力し、楽音発生手段は入力された伴奏演奏データに基づ
いて楽音を発生して出力し、音声再生手段は入力された
区間音声データを再生して出力することを特徴とする。
【0007】
【作用】この発明では、伴奏演奏データの読み出しに応
じてカラオケ伴奏が実行され、さらに、バックコーラス
などの区間音声データも音声指定データで制御されるタ
イミングで発音される。区間音声データとしては、バッ
クコーラスのほかに、たとえば、男声歌唱音や女声歌唱
音などの音声データも含まれている。また、指定データ
または音声データにはその音声データの種類を示すデー
共に記憶することもできる。この種類を示すデータ
は、たとえば、バックコーラス,男声歌唱音,女声歌唱
音などの種類を示すデータである。例えば、デュエット
曲で男女の歌唱者が揃っているときには、男声歌唱音,
女声歌唱音の両方をキャンセルする。男声の歌唱者がい
るが女声の歌唱者がいないときには男声の歌唱音のみを
キャンセルする。これにより、シーケンストラックと音
声データの組み合わせメモリを節約しつつ、男女の歌
唱を別々にオン/オフすることができる。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の実施例であるカラオケ装置
のブロック図である。このカラオケ装置は、いわゆる通
信型の音源カラオケ装置である。音源カラオケ装置と
は、楽音データ(シーケンスデータ)で音源装置を駆動
することによりカラオケ演奏音を発生するものである。
男声・女声の模範歌唱音声は、休止部を除いた発声部の
みが抽出されADPCM化して記憶されており、その音
声の発生タイミングはシーケンスデータとして別に記憶
されている。また、通信型カラオケ装置とは、通信回線
を介してホストステーションと接続され、上記楽音デー
タを含む楽曲データをホストステーションからダウンロ
ードするカラオケ装置である。カラオケ装置に内蔵され
ているハードディスク装置15は楽曲データを数百〜数
千曲分記憶することができ、ダウンロードされた楽曲デ
ータはここに記憶される。
【0009】図1において、装置全体の動作を制御する
CPU10には、バスを介してROM11,RAM1
2,ハードディスク記憶装置(HDD)17,ISDN
コントローラ16,リモコン受信機13,表示パネル1
4,パネルスイッチ15,音源装置19,D/Aコンバ
ータ20,DSP21,文字表示部23,LDチェンジ
ャ24,表示制御部25およびスイッチインタフェース
29が接続されている。
【0010】ROM11には、システムプログラム,ア
プリケーションプログラム,ローダおよびフォントデー
タが記憶されている。システムプログラムは、この装置
の基本動作や周辺機器とのデータ送受を制御するプログ
ラムである。アプリケーションプログラムは周辺機器制
御プログラム,シーケンスプログラムなどである。シー
ケンスプログラムは、メインシーケンスプログラム,楽
音シーケンスプログラム,文字シーケンスプログラム,
音声シーケンスプログラムおよびDSPシーケンスプロ
グラムなどからなっている。カラオケ演奏時には各シー
ケンスプログラムがCPU10によって並列処理され、
楽曲データに基づいた楽音の発生,映像の再生が行われ
る。ローダは、ホストステーションから楽曲データをダ
ウンロードするためのプログラムである。フォントデー
タは、歌詞や曲名などを表示するためのものであり、明
朝体や丸ゴジック体などの複数種類の文字種のフォント
が記憶されている。また、RAM12には、ワークエリ
アが設定される。HDD17には楽曲データファイルが
設定される。
【0011】ISDNコントローラ16は、ISDN回
線を介してホストステーションと交信するためのコント
ローラである。ホストステーションからは楽曲データな
どがダウンロードされる。ISDNコントローラ16は
DMA回路を内蔵しており、ダウンロードされた楽曲デ
ータやアプリケーションプログラムをCPU10を介さ
ずに直接HDD17に書き込む。
【0012】リモコン受信機13はリモコン30から送
られてくる赤外線信号を受信してデータを復元する。リ
モコン30は選曲スイッチなどのコマンドスイッチやテ
ンキースイッチなどを備えており、利用者がこれらのス
イッチを操作するとその操作に応じたコードで変調され
た赤外線信号を送信する。表示パネル14はこのカラオ
ケ装置の前面に設けられており、現在演奏中の曲コード
や予約曲数などを表示するものである。パネルスイッチ
15はカラオケ装置の前面操作部に設けられており、曲
コード入力スイッチやキーチェンジスイッチなどを含ん
でいる。
【0013】音源装置19は、楽曲データに基づいて楽
音信号を形成する。D/Aコンバータ20は、ADPC
Mデータである音声データを入力して音声信号に変換す
る。音声データは、バックコーラスや模範歌唱音などの
音源装置19で電子的に発生しにくい信号波形をそのま
まディジタル化して記憶したものである。音源装置19
が生成した楽音信号およびD/Aコンバータ20が復元
した音声信号はDSP21に入力される。
【0014】また、DSP21には2本のマイク27,
28が接続されている。2本のマイク27,28は、通
常のカラオケ曲の場合には、どちらのマイクを使用して
歌唱することもできるが、いわゆる男女の歌唱者が一緒
に歌うデュエット曲の場合には男性がマイク27を使用
し、女性がマイク28を使用するものとする。また、こ
れらのマイク27,28にはそれぞれ手元スイッチ27
a,28aが設けられており、歌唱者が使用する場合に
はこの手元スイッチがオンされ、いない場合にはオフさ
れる。したがって、デュエット曲を演奏するときに両方
のマイク27,28の手元スイッチ27a,28aがオ
ンされている場合には男女の歌唱者が揃っている場合で
あり、マイク27の手元スイッチ27aのみがオンし、
マイク28の手元スイッチ28aがオフしている場合に
は男性の歌唱者はいるが女性の歌唱者がいない場合であ
り、逆にマイク28の手元スイッチ28aのみがオン
し、マイク27の手元スイッチ27aがオフしている場
合には女性の歌唱者はいるが男性の歌唱者がいない場合
である。この手元スイッチ27a,28aのオン/オフ
状態はスイッチインタフェース29を介してCPU10
によって読み取られる。この手元スイッチ27a,28
aのオン/オフ状態に応じて男声・女声の模範歌唱音が
オン/オフされる。
【0015】DSP21は、音源装置19,D/Aコン
バータ20およびマイク27,28から入力された楽音
信号,音声信号に対してリバーブ,エコーなどの効果を
付与する。DSP21が付与する効果の種類や程度は、
楽音データに含まれているDSPコントロールデータに
基づいて制御される。DSPコントロールデータはCP
U10が楽曲データから読み出してDSP21に入力す
る。効果が付与された楽音信号,音声信号はミキシング
されたのちアンプ・スピーカ22に出力される。アンプ
・スピーカ22はこの信号を増幅したのち放音する。
【0016】また、文字表示部23は入力される文字デ
ータに基づいて、曲名や歌詞などの文字パターンを生成
する。また、LDチェンジャ24は入力された映像選択
データ(チャプタナンバ)に基づき、対応するLDの背
景映像を再生する。映像選択データは当該カラオケ曲の
ジャンルデータなどに基づいて決定される。カラオケ演
奏スタート時、CPU10は楽曲データのヘッダから曲
のジャンルデータを読み取る。CPU10はジャンルデ
ータと背景映像の内容などに基づいてどの背景映像を再
生するかを決定し、映像選択データをLDチェンジャ2
4に出力する。LDチェンジャ24には、5枚(120
シーン)程度のレーザディスクが内蔵されており120
シーンの背景映像を再生することができる。映像選択デ
ータによってこのなかから1つの背景映像が選択され、
映像データとして出力される。文字パターン,映像デー
タは表示制御部25に入力される。表示制御部25では
これらのデータをスーパーインポーズで合成してモニタ
26に表示する。
【0017】図2は楽曲データの構成を示す図である。
また、図3は楽曲データの詳細な構成を示す図である。
図2において、1つの楽曲データは、ヘッダ,楽音トラ
ック,歌詞トラック,音声トラック,DSPコントロー
ルトラックおよび音声データ部からなっている。ヘッダ
は、この楽曲データに関する種々のデータが書き込まれ
る部分であり、曲名,ジャンル,ソロ曲/デュエット曲
の区別,発売日,曲の演奏時間(長さ)などのデータが
書き込まれている。CPU10は、メインシーケンスプ
ログラムの実行時にジャンルデータに基づいて背景映像
を決定し、LDチェンジャ24に対してその映像のチャ
プタナンバを送信する。背景映像の決定方式は、冬をテ
ーマにした演歌の場合には雪国の映像を選択し、ポップ
スの場合には外国の映像を選択するなどである。
【0018】図3において、楽音トラックには、メロデ
ィトラック,リズムトラックを初めとして種々のパート
のトラックが形成されている。各トラックには、イベン
トデータとデュレーションデータΔtからなるシーケン
スデータが書き込まれている。CPU10は、楽音シー
ケンスプログラムを実行することによってデュレーショ
ンデータΔtをカウントし、次のイベントデータの出力
タイミングになるとそのイベントデータを音源装置19
に出力する。音源装置19はそのイベントデータに含ま
れているチャンネル指定データに基づいて発音チャンネ
ルを選択し、その発音チャンネルについてそのイベント
を実行する。
【0019】歌詞トラックは、モニタ26上に歌詞を表
示するためのシーケンスデータを記憶したトラックであ
る。このシーケンスデータは楽音データではないが、イ
ンプリメンテーションの統一をとり、作業工程を容易に
するためこのトラックもMIDIデータ形式で記述され
ている。データ種類は、システム・エクスクルーシブ・
メッセージである。歌詞トラックのデータ記述におい
て、通常は1行の歌詞を1つの歌詞表示データとして扱
っている。歌詞表示データは1行の歌詞の文字データ
(文字コードおよびその文字の表示座標)、この歌詞の
表示時間(通常は30秒前後)、および、ワイプシーケ
ンスデータからなっている。ワイプシーケンスデータと
は、曲の進行に合わせて歌詞の表示色を変更してゆくた
めのシーケンスデータであり、表示色を変更するタイミ
ング(この歌詞が表示されてからの時間)と変更位置
(座標)が1行分の長さにわたって順次記録されている
データである。
【0020】音声トラックは、音声データ部に記憶され
ている音声データn(n=1,2,3,‥‥)の発生タ
イミングなどを指定するシーケンストラックである。音
声データ部には、音源装置19で合成しにくいバックコ
ーラス,ハーモニー歌唱や模範歌唱などの人声が記憶さ
れている。音声トラックには、音声指定データと音声指
定データの読み出し間隔、すなわち、音声データをD/
Aコンバータ20に出力してアナログの音声信号に変換
するタイミングを指定するデュレーションデータΔtが
書き込まれている。音声指定データは、音声データ番
号,音声種類データ,音程データおよび音量データから
なっている。
【0021】音声データ番号は、音声データ部に記録さ
れている各音声データの識別番号nである。音声種類デ
ータは、この音声データが模範歌唱であるか、バックコ
ーラスであるかハーモニー歌唱であるかを指示するデー
タであり、デュエット曲の場合には男性の模範歌唱であ
るか女性の模範歌唱であるかを識別するデータも含まれ
る。音程データ,音量データは、それぞれ読み出される
音声データの音程や音量を指示するデータであり、たと
えば、言葉を伴わない「アー」や「ワワワワッ」などの
バックコーラスは、音程や音量を変化させれば何度も利
用できるためこのデータに基づいて音程や音量をシフト
する。D/Aコンバータ20は音量データに基づいて出
力レベルを設定し、音程データに基づいてD/A変換時
のサンプリングクロックを変換し出力されるアナログ信
号の音程を設定する。
【0022】またDSPコンロールトラックには、音源
装置19およびD/Aコンバータ20の後段に接続され
ているDSP21の制御データが書き込まれている。D
SP21は主として楽音にリバーブなどの残響系の効果
を付与するためのものであり、DSPコントロールトラ
ックに記録されている効果の種類データと変化量データ
に基づいて、その効果が時間的に調整される。
【0023】図4,図5は、同カラオケ装置の動作を示
すフローチャートである。図4は、カラオケ演奏がスタ
ートするときの一部動作を示している。カラオケ演奏が
スタートすると、まず、楽曲データのヘッダを読み出
し、この曲がデュエット曲か否かを判断する(n1)。
デュエット曲であればn3以下の動作に進み、デュエッ
ト曲でない場合(ソロ曲の場合)には、n11以下の動
作に進む。
【0024】n3では、マイク27,28の手元スイッ
チ27a,28aのオン/オフ状態をスキャンする。こ
の結果男声用マイク27の手元スイッチ27aがオンし
ていた場合には(n4)、男性の歌唱者がいると判断で
きるため、男声の模範歌唱の発生を指示する男声フラグ
をリセットする(n5)。一方、手元スイッチ27aが
オフしている場合には、男性の歌唱者がおらずマイク2
7が使用されていないと判断されるため、楽曲データ中
の男声の模範歌唱の発生を指示する男声フラグをセット
する(n6)。
【0025】つぎに、女声用マイク28の手元スイッチ
28aがオンしていた場合には(n7)、女性の歌唱者
がいると判断できるため、女声の模範歌唱の発生を指示
する女声フラグをリセットする(n8)。一方、手元ス
イッチ28aがオフしている場合には、女性の歌唱者が
おらずマイク28が使用されていないと判断されるた
め、楽曲データ中の女声の模範歌唱の発生を指示する女
声フラグをセットする(n9)。
【0026】以上の動作を曲が終了するまで繰り返し実
行する(n10)。これにより、歌唱者が途中でマイク
をオン/オフすることによって模範歌唱をオンしたりオ
フしたりすることができる。また、通常のカラオケ歌唱
中にマイクをオン/オフする場合があるが、この場合の
マイクのオフは間奏など歌唱のない場面であるため、こ
れによって模範歌唱が出力されることはない。
【0027】また、デュエット曲でなくソロ曲の場合に
は、マイク27,28の手元スイッチ27a,28aの
うち何れか一方がオンしているか否かを判断する(n1
1)。何れか一方がオンしている場合には(n12)、
歌唱者がいると判断できるため、模範歌唱の発生を指示
する歌唱フラグをリセットする(138)。一方、手元
スイッチ27a,28aが両方ともオフしている場合に
は、歌唱者がいないまたは歌わないと判断されるため、
模範歌唱の発生を指示する歌唱フラグをセットする(n
15)。以上の動作を曲が終了するまで(n15)繰り
返す。これにより、マイクのオン/オフにより、模範歌
唱を途中でオン/オフすることができる。
【0028】図5はタイマ割込動作の一部を示す動作で
ある。上述したように各シーケンストラックには、デュ
レーションデータとイベントデータとが記憶されている
が、タイマ割込によってデュレーションデータのカウン
トが行われ、デュレーションデータのカウントが完了し
たとき続くイベントデータの読み出しが行われる。この
フローチャートに示す動作は、音声トラックのデュレー
ションデータをカウントアップしたときの動作を示して
いる。まず音声トラックの次のデータを読み出し(n2
0)、読み出されたデータが音声指定データであるか否
かを判断する(n21)。音声指定データの場合には、
さらにこのデータの音声種類が男声データであるか(n
22)、女声データであるか(n27)、歌唱データで
あるか(n30)を判断する。男声データであればデュ
エット曲であるため男声フラグがセットされているか否
かを判断する(n23)。男声フラグがセットされてい
ない場合には男声の歌唱者がマイク27で歌っているこ
とを示すため、男声の模範歌唱を出力しないで、すなわ
ち、このデータをキャンセルして(n24)、n20に
戻る。男声フラグがセットされている場合には男声の模
範歌唱を出力するためこの音声指定データが指定する音
声データを読み出し(n25)、このデータをD/Aコ
ンバータ20に出力して歌唱信号に復元する(n2
6)。
【0029】一方、音声指定データが女声データの場合
にも(n27)、同様の動作を行う。まず女声フラグが
セットされているか否かを判断する(n28)。女声フ
ラグがセットされていない場合にはこのデータをキャン
セルして(n29)n20に戻る。女声フラグがセット
されている場合には、n25に進んでこの女声の模範歌
唱の音声データを読み出して、D/Aコンバータ20に
出力する(n26)。さらに、ソロ曲の場合の歌唱デー
タが読み出された場合も同様に歌唱フラグがセットされ
ているか否かを判断し(n31)、歌唱フラグがセット
されていない場合には歌唱者がいるためデータをキャン
セルして(n32)、n20に戻り、歌唱フラグがセッ
トされている場合にはn25に進む。
【0030】なお、n20で読み出したデータがデュレ
ーションデータであればカウンタにこのデータをセット
して(n33)リターンする。
【0031】以上のような動作ににより、従来より楽曲
データに含まれている音声トラックおよび音声データ記
憶エリアを用いて模範歌唱をオン/オフすることがで
き、さらに、デュエット曲の場合にその何れか一方の歌
唱のみをオン/オフすることもできる。
【0032】ここで、デュエット曲は男女同時に歌唱す
る部分は一部であり男女が交互に歌唱する部分が多いた
め、上記のように歌唱の部分を音声データとして記憶し
その発声タイミングを音声トラックでシーケンスするよ
うにすることにより、男声・女声の歌唱を曲の最初から
最後までリアルタイムに記憶したトラックを別々に設け
るのに比べて、歌唱していないパートのトラックスペー
スを節約することができる。また、シーケンスデータに
同じデータを指定することにより、繰り返し部などで同
じ音声データを用いることもできる。
【0033】なお、上記実施例では男声歌唱,女声歌
唱,バックコーラス等を全部同一トラックでシーケンス
するようにしたが、これらをそれぞれ別シーケンストラ
ックに記憶し、各トラック単位でオン/オフするように
してもよい。また、上記実施例では音声トラックの音声
指定データに、男声,女声,バックコーラスなどのデー
タ種類を書き込むようにしているが、音声データそのも
のに男声,女声などのデータ種類を書き込んでおいても
よい。その場合には、音声データをアクセスしたときに
そのデータを再生するかキャンセルするかを判断するこ
とになる。
【0034】また、男声歌唱,女声歌唱のオン/オフを
マイクの手元スイッチのオン/オフで判断するようにし
たが、それ以外の判断方法、たとえば、別の設定スイッ
チを設けることや、マイクから歌唱音声が入力されたか
否かなどで行ってもよい。
【0035】なお、2本のマイク27,28がそれぞれ
男性用,女性用であることを分かりやすくするために、
ブルーとピンクなどの色分けをしておくとよい。
【0036】また、上記実施例ではD/Aコンバータを
1つ設けて、バックコーラスのディジタル信号と男声歌
唱,女声歌唱のディジタル信号とを加算したのち入力す
るようにしているが、それぞれ別のD/Aコンバータを
設けるようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば男声の
歌唱音,女声の歌唱音などの音声データを区間音声デー
タ化して記憶し、音声指定データによってその読み出し
タイミングを指示することにより、データ量を節約する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例であるカラオケ装置の構成を
示す図
【図2】同HDDに記憶されている楽曲データの構成を
示す図
【図3】同楽曲データの構成の詳細図
【図4】同カラオケ装置の動作を示すフローチャート
【図5】同カラオケ装置の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
27−男声用マイクロホン、28−女声用マイクロホン 27a,28a−手元スイッチ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−332481(JP,A) 特開 平6−266378(JP,A) 特開 平5−109187(JP,A) 特開 平4−238393(JP,A) 特開 平4−128796(JP,A) 実開 昭63−105959(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽曲データに基づいてカラオケ演奏を実
    行する演奏手段と、複数のボーカルパートに対応しそれ
    ぞれ個別にオン・オフ可能な複数本のマイクと、を備え
    たカラオケ装置であって、 楽曲データは、伴奏演奏データトラック、音声データ
    群、音声指定データトラックからなり、 伴奏演奏データトラックは、時系列に配列された複数の
    伴奏演奏データからなり、 音声データ群は、ディジタル記録された前記複数のボー
    カルパートの区間音声データからなり、 音声指定データトラックは、各区間音声データの再生タ
    イミングを指示する複数の音声指定データからなり、 演奏手段は、シーケンス手段、楽音発生手段、音声再生
    手段からなり、 シーケンス手段は、所定のクロックに基づいて伴奏演奏
    データおよび指定データを読み出し、伴奏演奏データを
    楽音発生手段に入力するとともに、指定データで指定さ
    れた区間音声データのうち、対応するボーカルパートの
    マイクがオフされているもののみを音声再生手段に入力
    し、 楽音発生手段は、入力された伴奏演奏データに基づいて
    楽音を発生して出力し、 音声再生手段は、入力された区間音声データを再生して
    出力するカラオケ装置。
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