JP3428410B2 - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JP3428410B2 JP35060397A JP35060397A JP3428410B2 JP 3428410 B2 JP3428410 B2 JP 3428410B2 JP 35060397 A JP35060397 A JP 35060397A JP 35060397 A JP35060397 A JP 35060397A JP 3428410 B2 JP3428410 B2 JP 3428410B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、歌詞テロップを
フェードイン、フェードアウトで表示、消去するカラオ
ケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般のカラオケ装置はCRTなどのモニ
タを備え、カラオケ曲の演奏と並行して、背景映像に該
カラオケ曲の歌詞をスーパーインポーズしてモニタに表
示する。楽曲データで音源を駆動する音源カラオケ装置
では、歌詞データも楽曲データに含まれ、カラオケ装置
のグラフィック回路がこの歌詞データで歌詞テロップの
映像信号を生成し、映像ミキサ回路がこの歌詞テロップ
をCD−ROMなどの背景映像にスーパーインポーズで
合成してモニタに表示する。通常は2〜4行の歌詞が同
時に表示され、曲の進行に合わせて1行〜2行ずつが次
の歌詞に切り換えられてゆく。歌詞の表示は、フェード
インで表示開始し、フェードアウトで消去すると自然で
見やすいものにすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のカラオ
ケ装置の映像ミキサ回路は、フェードイン・フェードア
ウトを画面の一部ですることができず、画面全体をフェ
ードすることしかできなかったため、たとえば歌詞が2
行表示されているとき、そのうち1行のみを消去する場
合にその1行のみをフェードアウトすることができず、
単純に突然消去するしか方法がなかった。また、歌詞が
1行表示されているとき、さらにもう1行を表示しよう
とする場合にもこの1行をフェードインで表示すること
ができず、単純な表示開始しかすることができなかっ
た。
【0004】このように、従来の映像ミキサ回路では、
歌詞テロップの切り換えをスムーズにできない欠点があ
ったため、画面から一部のエリアを区切り、そのエリア
のみフェードイン・フェードアウトできる映像ミキサ回
路が提案されている。この装置を用いれば歌詞が複数行
表示されているときでも行毎にフェードイン・フェード
アウトすることができる。
【0005】しかしながら、カラオケ装置に配信される
楽曲データは、従来の画面全体のフェード機能しか備え
ていないカラオケ装置で演奏可能なように、複数行の歌
詞テロップを表示しているときに一部の行のみフェード
をかけるようには記述されていない。したがって、上記
高機能の映像ミキサ回路を使用しても、一般の楽曲デー
タでカラオケ演奏した場合には上記一部エリアのフェー
ド機能が無駄になってしまうという問題点があった。
【0006】一方、歌詞テロップの一部の行のみをフェ
ードするように楽曲データを制作したのでは従来のカラ
オケ装置で演奏することができなくなるという問題点が
ある。また、従来のカラオケ装置と、一部フェード機能
を用いたカラオケ装置の両方で演奏できる楽曲データを
制作することは手間がかかり、データ量も大きくなると
いう問題点があった。
【0007】この発明は、従来のカラオケ装置用の楽曲
データを用いて、歌詞テロップを行毎にフェードイン・
フェードアウトすることのできるカラオケ装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、歌詞表示データを含む楽曲データを記憶した楽曲
データ記憶手段と、楽曲データを再生する再生手段と、
再生手段が再生した歌詞表示データに基づいて、複数行
の歌詞表示およびフェードイン、フェードアウトを行う
画面表示制御手段と、再生手段によって再生される楽曲
データの歌詞表示データに、歌詞の表示開始タイミング
に同期したフェードインデータおよび歌詞の消去タイミ
ングに同期したフェードアウトデータが存在するかを検
索し、存在しない場合には、表示開始タイミングに同期
したフェードインデータおよび消去タイミングに同期し
たフェードアウトデータを挿入したのち再生手段に再生
させる編集手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】この出願の請求項2の発明は、前記編集手
段は、再生手段による楽曲データの再生が開始する前に
当該楽曲データ全体について実行されることを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施形態である
カラオケ装置のブロック図である。このカラオケ装置
は、カラオケ演奏用の楽曲データで音源を駆動してカラ
オケ演奏音を発生するとともに、この楽曲データに含ま
れる歌詞表示データで歌詞テロップを生成して背景映像
とともにモニタ32に表示する。歌詞テロップはモニタ
に2行〜4行表示されるが、このカラオケ装置ではその
各行毎にフェードイン・フェードアウトで表示開始・消
去することができる。
【0011】図1において、このカラオケ装置は、演奏
音信号を形成する音源や音声データをデコードするPC
Mデコーダなどを含むカラオケ演奏部21を有し、この
カラオケ演奏部21が楽曲データに基づいてカラオケ演
奏音を発生する。また、このカラオケ演奏と同期して歌
詞や背景映像がモニタ32に表示される。カラオケ曲演
奏のための楽曲データは、ハードディスク17やCD−
ROMに記憶されている。
【0012】カラオケ装置全体を制御するCPU10に
は、ROM11、RAM12、ハードディスク17、通
信制御部16、コマンダ受信部13、操作部14、表示
部15、グラフィック回路18、映像ミキサ20、カラ
オケ演奏部21、および、CD−ROMチェンジャ31
が接続されている。
【0013】ROM11にはこのカラオケ装置を起動す
るためのプログラムなどが記憶されている。ハードディ
スク17には上記楽曲データ,映像データなどが記憶さ
れているほか、システムプログラム,カラオケ演奏プロ
グラム,ローダなどのプログラムおよび文字パターンデ
ータが記憶されている。システムプログラムは、この装
置の基本動作を制御するプログラムであり、カラオケ装
置の起動時にRAM12に読み込まれる。カラオケ演奏
プログラムは、楽曲データに基づいてカラオケ演奏部2
1を制御するためのプログラムである。ローダは配信セ
ンタから楽曲データや背景映像用の映像データをダウン
ロードするためのプログラムである。文字パターンデー
タはコード情報として与えられる歌詞,曲名などのテキ
スト情報などを文字パターンに展開するためのデータで
ある。RAM12には上記プログラムを読み込むエリア
や現在演奏中の楽曲データを読み出す実行データ記憶エ
リアが設定される。
【0014】通信制御部16は通信回線を介して配信セ
ンタと交信し、楽曲データなどをダウンロードするため
のコントローラである。通信制御部16はDMA回路を
内蔵しており、ダウンロードされた楽曲データや映像デ
ータをCPU10を介さずに直接ハードディスク17に
書き込むことができる。
【0015】コマンダ受信部13はコマンダ30から送
られてくる赤外線信号を受信してデータを復元する。コ
マンダ30は、曲番号を入力するためのテンキーや曲番
号をセットするためのセットキーなど複数のキースイッ
チを備えている。利用者がこれらのキースイッチを操作
すると、コマンダ30は操作されたキースイッチに対応
する赤外線のコード信号を送信する。コマンダ受信部1
3はこの赤外線のコード信号を受信してデータに復元
し、CPU10に入力する。CPU10はこのデータに
基づいてカラオケ曲の予約やキーチェンジなど種々の処
理を実行する。操作部14はカラオケ装置本体のフロン
トパネルに設けられており、上記コマンダ30と同様の
キースイッチを備えている。表示部15も上記操作部1
4と同様カラオケ装置本体のフロントパネルに設けられ
ており、現在演奏中の曲番号や予約曲数などを表示する
LEDマトリクス表示器を含んでいる。
【0016】カラオケ演奏部21は、楽曲データに基づ
いてカラオケ演奏音を発生する回路部であり、音源,P
CMデコーダ,効果用DSPなどを含んでいる。音源は
楽曲データ中の楽音トラックに基づいて楽音を発生し、
PCMデコーダは楽曲データの音声データに基づいてバ
ックコーラスなどの音声を再生する。効果用DSPは発
生された楽音や再生された音声に対してエコー・リバー
ブなどの効果を付与する。またカラオケ演奏部にはマイ
ク34が接続されており、このマイク34から入力され
る歌唱音声信号と前記カラオケ演奏音とをミキシングし
てスピーカ33から出力する。
【0017】一方、グラフィック回路18はVRAMを
有し、楽曲データの歌詞トラックから読み出された歌詞
表示データに基づいてVRAM上に文字パターンを展開
して映像信号化する。この文字パターンの映像信号は映
像ミキサ20に入力され、歌詞テロップとしてモニタ3
2に表示される。CD−ROMチェンジャ31は背景映
像が記録されたCD−ROMをドライブし、CPU10
の指示に応じて背景映像を再生する。CD−ROMの映
像データはMPEG圧縮されているがCD−ROMチェ
ンジャ31はこの映像データを伸長してコンポジットの
映像信号として映像ミキサ20に入力する。
【0018】映像ミキサ20はCD−ROMチェンジャ
31から入力された背景映像の映像信号のうえに歌詞テ
ロップの映像信号をスーパーインポーズしてモニタ32
に表示する。映像ミキサ20は、一部フェード機能を有
しており、背景映像上に表示される歌詞テロップをフェ
ードイン・フェードアウトすることができるとともに、
複数行の歌詞テロップが表示されるとき、その一部の行
のみをフェードインしたりフェードアウトしたりするこ
とができる。なお、フェードイン/フェードアウトされ
るのは、歌詞テロップのみであり、背景映像は常に表示
されたままである。のフェード機能は、CPU10か
ら入力されるミキシング制御データに基づいて制御され
る。ミキシング制御データは、歌詞トラックから読み出
されるフェードデータに基づいて生成される。
【0019】図2は同カラオケ装置で用いられる楽曲デ
ータの構成を示す図である。楽曲データは、ヘッダ、楽
音トラック、歌詞トラック、音声制御トラック、効果制
御トラックおよび音声データ部からなっている。ヘッダ
は、この楽曲データに関する種々のデータが書き込まれ
る部分であり、曲番号,曲名,ジャンル,発売日,曲の
演奏時間などのデータを含んでいる。各楽曲データは曲
番号で識別される。
【0020】楽音トラック,歌詞トラック,音声制御ト
ラック,効果制御トラックの各トラックは全てMIDI
フォーマットで記述されている。MIDIフォーマット
は、本来楽音トラックのような楽音制御用のデータを記
述するためのフォーマットであるが、全データを統一し
たフォーマットで記述し、インプリメントを容易にする
ため、楽音以外のトラックもMIDIフォーマットで記
述している。MIDIフォーマットのトラックは複数の
イベントデータと各イベントデータの読み出しタイミン
グを指示するタイミングデータからなっている。カラオ
ケ曲の演奏時には、上記複数のトラックが並行して読み
出される。各トラックにおいて、所定のテンポクロック
により前記タイミングデータの値をカウントし、この値
がカウントアップしたとき、該タイミングデータが指示
するイベントデータが読み出される。読み出されたイベ
ントデータは所定の動作部に出力され、該動作部におい
て対応する処理が実行される。
【0021】楽音トラックは、メロディトラック,リズ
ムトラックなど複数パートのトラックからなっている。
楽音トラックのイベントデータは楽音の発音を指示する
ノートオンイベントデータや楽音の消音を指示するノー
トオフイベントデータなどであり、これらのイベントデ
ータはカラオケ演奏部21の音源に出力される。
【0022】音声制御トラックのイベントデータは、音
声データ部の音声データを指示するデータであり、この
イベントデータが読み出されたとき、該データに指示さ
れる音声データがカラオケ演奏部21のPCMデコーダ
に入力される。音声データは、音源で合成しにくいバッ
クコーラスなどの人声をディジタル化したデータであ
る。
【0023】効果制御トラックのイベントデータは、カ
ラオケ演奏部21に含まれる効果用DSPの動作を制御
するためのデータであり、カラオケ演奏音やマイク34
から入力される歌唱音声信号に対して付与する効果の種
類や程度を指示するデータからなっている。このデータ
は効果用DSPに入力される。
【0024】歌詞トラックのデータ(歌詞表示データ)
は、図3(A)または同図(B)に示すような形式で記
述されている。同図(A)の歌詞表示データは、配信セ
ンタから配信されてきたままの従来のカラオケ装置で使
用可能なデータである。また、同図(B)はこのカラオ
ケ装置で一部フェード機能を使用するように書き換えら
れたデータである。
【0025】図3および図4を参照して、歌詞表示デー
タとモニタ上に表示される歌詞テロップについて詳細に
説明する。図3は、歌詞トラックの詳細図および該歌詞
トラックによる表示切り換えのタイミングチャートであ
る。図4は、上記歌詞トラックのデータによるモニタ3
2の表示態様を示す図である。
【0026】上記歌詞トラックのデータによればモニタ
32の表示が以下のように変化する。背景映像のみの画
面(図4(A))から2行の歌詞textstring
1,textstring2が同時に表示される(図4
(B))。t1経過後にtextstring1のみが
消去され(図4(C))、その後(T1経過後)同じz
one1にtextstring3が表示される(図4
(D))。この表示開始からt3経過後textstr
ing3およびtextstring2が同時に消去さ
れる(図4(E))。
【0027】なお、モニタ32の画面は、y方向(垂直
方向)が480のドットで構成されており(図4(B)
参照)、各ドット列が0〜479のy座標値で表され
る。一部フェード機能を有する映像ミキサ20は、画面
内の横帯状の一部エリア(zone)のみをフェードイ
ン/フェードアウトすることができる。zoneは、上
端のy座標値と下端のy座標値で指定され、その範囲は
任意である。たとえば、上端のy座標値を0とし、下端
のy座標値を479とすればモニタの全範囲が指定され
る。通常の日本語のカラオケ曲は歌詞テロップが2行表
示されるが、各歌詞テロップが表示されるy座標の範囲
をzone1、zone2とする。
【0028】一部フェード機能を有しないカラオケ装置
で使用可能な従来の歌詞トラックについて図3(A),
(C)を参照して説明する。図3(A)において、デュ
レーションデータdurationは、イベントデータ
とイベントデータとの時間的間隔を示すデータであり、
時間的間隔を示すパラメータTを伴う。また、フェード
イベントデータfadeは、歌詞テロップのフェードイ
ン,フェードアウトを指示するイベントデータであり、
フェードイン/フェードアウトのどちらであるかを示す
パラメータin/outおよびフェードに要する時間を
示す時間パラメータfを伴う。また、表示イベントデー
タdisplayは、歌詞テロップの表示を指示するイ
ベントデータであり、歌詞を表示する位置(x,y座標
値)、歌詞を表示する時間tおよび歌詞を表示すべき文
字列textstringのデータを伴う。なお、この
表示イベントデータに表示色や文字種などの表示態様を
指示するパラメータを含めてもよい。
【0029】図3(C)は図3(A)の歌詞表示データ
による歌詞表示の変化を時系列に示したものである。カ
ラオケ演奏中はモニタ32に常時背景映像が表示されて
いる。そして、デュレーションデータ101によってス
タートからT0の時間が経過すると、フェードインによ
ってtextstring1およびtextstrin
g2の歌詞が表示される。すなわち、フェードイベント
データ102が表示イベントデータ103,104と同
じタイミングに(デュレーションデータを挟まないで)
書き込まれているため、これらが同時に実行される。t
extstring1は時間t1だけ表示され、tex
tstring2は時間t2だけ表示される。図3
(C)に示すようにt2はt1よりも長いものとする。
なお、各textstringの表示位置は画面上にお
けるx,y座標(図4(B)参照)で表されるが、この
説明ではこれを簡略化してtextstring1が表
示されるエリアをzone1とし、textstrin
g2が表示されるエリアをzone2として説明する。
textstring1はt1が経過したとき消去され
るが、このときtextstring2は表示されたま
まである。したがって、ここにフェードイベントデータ
が書き込まれておらず、t1経過後textstrin
g1はそのまま突然消去される。そして、デュレーショ
ンデータ105によって前のイベント(textstr
ing1の表示スタートなど)からT1(>t1)が経
過したのち、textstring1が表示されていた
位置と同じzone1にtextstring3が表示
される(表示イベントデータ106、図4(D)参
照)。このtextstring3の表示開始は、te
xtstring2が表示されたままの状態で行われる
ためフェード機能を使えず、突然の表示になる。そし
て、このtextstring3とtextstrin
g2の消去タイミングが同じであるため、フェードアウ
トデータ108で同時にフェードアウトされる(図4
(E)参照)。
【0030】一方、一部フェード機能を使用するように
カラオケ装置が書き換えた歌詞トラックのデータとタイ
ミングチャートを図3(B)および同図(D)に示す。
この書き換えにより、フェードイベントデータfade
のパラメータとして、in/out、フェードタイムf
以外に、フェードをかけるエリアを指示するzoneパ
ラメータが追加されており、このzoneで指示された
エリアのみをフェードするように指示できるようになっ
ている。これを用いることにより、図4(B)→(C)
のようにtextstring2が表示されている状態
で、textstring1のみを消去する場面でもz
one1の一部フェード機能でtextstring1
をフェードアウトで消去することができ、その後の図4
(C)→(D)のtextstring3の表示開始時
においても、zone1の一部フェード機能を用いてt
extstring2を表示したままでtextstr
ing3のみをフェードインすることができる。
【0031】このようなフェードアウト,フェードイン
を実現するため、カラオケ装置は、図3(A)の歌詞ト
ラックを図3(B)のように加工する。まずフェードイ
ベントデータ102のフェードエリアをall(全体)
に指定する。最初のフェードインは全ての歌詞テロップ
(textstring1,textstring2)
を同時に表示するため全体を表示しておけば全ての歌詞
テロップがフェードインで表示開始される。そして、一
方の歌詞テロップtextstring2の消去タイミ
ングに合わせて、フェードアウトのエリアとしてzon
e1が指定されたフェードデータ202を挿入してい
る。上記消去タイミングに合わせるため表示イベントデ
ータ103とこのフェードデータとの間に時間Taのデ
ュレーションデータ201が挿入される。そして、歌詞
テロップtextstring3の表示タイミングを最
初と同じに制御するため、デュレーションデータ105
の時間パラメータをT1から前記Taを減算したT1−
Taに変更する。そして歌詞テロップtextstri
ng3の表示イベントデータと同じタイミングにフェー
ドイベントデータ203を挿入する。このフェードイベ
ントデータ203はフェードインを指示するデータであ
り、フェードエリアは歌詞テロップtextstrin
g3が表示されるzone1が指定されている。そし
て、最後のフェードデータ108は、歌詞テロップte
xtstring2とtextstring3が同時に
消去されるためフェードエリアとしてall(全体)を
指定する。
【0032】このように編集することにより、全ての歌
詞テロップをフェードイン/フェードアウトで表示する
ことが可能になる。
【0033】図5は同カラオケ装置の動作を示すフロー
チャートである。リクエストがあると(s1)、その楽
曲データの記憶アドレスを検索し(s2)、歌詞トラッ
ク以外の部分を読み出して(s3)、RAM12の実行
データ記憶エリアに書き込む(s4)。次に歌詞トラッ
クを順次読み出す(s5)。歌詞トラックの表示イベン
トデータdisplayが読み出されたとき、そのイベ
ントデータの表示開始タイミングおよび消去タイミング
に同期してフェードイベントデータfadeが存在して
いるかを検索する(s10,s12)。表示開始タイミ
ングに同期したフェードイベントデータがない場合には
(s10)、この表示イベントデータの前または後ろに
フェードインを指示するフェードイベントデータを挿入
する(s11)。また、消去タイミングに同期してフェ
ードイベントデータがない場合には消去タイミングに合
わせてフェードアウトが掛かるように、後続のデュレー
ションデータを分割し(s13)、分割点にフェードア
ウトを指示するフェードイベントデータを挿入する(s
14)。この挿入の方式は図3を参照して説明したとお
りである。上記処理をしたデータをRAM12の実行デ
ータ記憶エリアに書き込み(s7)、歌詞トラックのデ
ータが終了するまで上記処理を繰り返し行う(s8)。
この処理が終了するとカラオケ演奏をスタートする。
【0034】この書き換えられたデータは、カラオケ曲
の演奏が終了するとRAM12から消去され、ハードデ
ィスク17に記憶されているデータは常に汎用性のある
ダウンロードされたままの楽曲データである。
【0035】なお、上記説明では、歌詞テロップは同時
に2行まで表示され、そのうちの一方のみをフェードイ
ン/フェードアウトする場合について説明したが、前記
映像ミキサ20が1つの一部エリアのみフェードイン/
フェードアウトが可能なものである場合には、このよう
に複数エリアのフェードイベントが重ならないように処
理すればよい。もし、複数のフェードイベントが重なる
場合、たとえば、フェードイン同士またはフェードアウ
ト同士が重なる場合には、両方のタイミングが大きくず
れない範囲で一緒にフェードするように書き換えればよ
い。
【0036】また、前記映像ミキサ20が複数の一部エ
リアを同時にフェードする機能を備えているものであれ
ば、歌詞テロップを3行以上表示し、そのうち1行また
は2行を別々にフェードすることもできる。
【0037】また、上記実施形態では、フェードイベン
トのフェードタイムを全て同じf1としたが、これをそ
れぞれ異ならせてもよい。この場合において新たに挿入
されるフェードイベントデータのフェードタイムは、前
後のもともとあるフェードイベントデータのフェードタ
イムを平均したものにすればよい。
【0038】また、その楽曲データのジャンルなどの曲
の種類に応じてフェードタイムを決定するようにしても
よい。たとえば、演歌ならゆっくり(フェードタイムを
長く)、ポップスなら早く(フェードタイムを短く)な
どの方式が考えられる。
【0039】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、歌詞テ
ロップが複数表示される場合でも、行毎にフェードイ
ン、フェードアウトすることができるため、従来の装置
で演奏できるように制作されている楽曲データを使用し
てより見やすく歌詞を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるカラオケ装置のブロ
ック図
【図2】同カラオケ装置で使用される楽曲データの構成
【図3】前記楽曲データの歌詞トラックの内容を説明す
る図
【図4】同カラオケ装置のモニタの歌詞テロップの変化
を示す図
【図5】同カラオケ装置の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
18…グラフィック回路、20…映像ミキサ、32…モ
ニタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10K 15/04 302 G09G 5/00 510 G10H 1/00 G11B 27/34 H04N 5/262

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歌詞表示データを含む楽曲データを記憶
    した楽曲データ記憶手段と、 楽曲データを再生する再生手段と、 再生手段が再生した歌詞表示データに基づいて、複数行
    の歌詞表示およびフェードイン、フェードアウトを行う
    画面表示制御手段と、 再生手段によって再生される楽曲データの歌詞表示デー
    タに、歌詞の表示開始タイミングに同期したフェードイ
    ンデータおよび歌詞の消去タイミングに同期したフェー
    ドアウトデータが存在するかを検索し、存在しない場合
    には、表示開始タイミングに同期したフェードインデー
    タおよび消去タイミングに同期したフェードアウトデー
    タを挿入したのち再生手段に再生させる編集手段と、 を備えたカラオケ装置。
  2. 【請求項2】 前記編集手段は、再生手段による楽曲デ
    ータの再生が開始する前に当該楽曲データ全体について
    実行される請求項1に記載のカラオケ装置。
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