JP2013217953A - 音響処理装置および通信音響処理システム - Google Patents

音響処理装置および通信音響処理システム Download PDF

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    • G10H1/361Recording/reproducing of accompaniment for use with an external source, e.g. karaoke systems
    • G10H1/365Recording/reproducing of accompaniment for use with an external source, e.g. karaoke systems the accompaniment information being stored on a host computer and transmitted to a reproducing terminal by means of a network, e.g. public telephone lines

Abstract

【課題】他の拠点でのキーや信号処理を気にすることなく、各拠点において好みのキー設定や信号処理を施すことのできる通信カラオケシステムを提供する。
【解決手段】カラオケ装置10Aで指定したカラオケ曲の伴奏音データ(MI)のオリジナルキー(n)をキーコントローラー3Aで指定キー(n+p)に変更する。カラオケ装置10Bに送信するデータは、指定キー(n+p)に変更した伴奏音データ(MI)と、ユーザ30Aの歌唱データ(Vo.A)とのミックスデータとする。カラオケ装置10Bでは、指定キー(n+p)に変更した伴奏音データ(MI)と、ユーザ30Aの歌唱データ(Vo.A)のキー(n+p)を、カラオケ装置10Bで指定したキー(n+p+q)に変更して再生する。カラオケ装置10Aへのユーザ30Bの歌唱データ(Vo.B)の送信は、キーコントローラー3Bでキー(n+p+q)からキー(n+p)に変更した上で行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、相互に通信可能に接続された複数のカラオケ装置を含み、各カラオケ装置では同一の楽曲が同時に再生され、各カラオケ装置に入力された歌唱音に対して何等かの信号処理を行い、その信号処理を各カラオケ装置で独立に制御可能な通信カラオケシステムの技術に関する。
遠隔デュエットを目的として、多拠点間を通信網を介して接続し、映像や音声をやり取りするカラオケシステムが従来から提案されている(例えば特許文献1)。また、歌唱者のIDや歌唱希望の楽曲情報、あるいはパート情報、もしくはキーコントロール等の演奏情報をサーバに登録し、条件にマッチするデュエット希望者の応募を受け付けるシステムが提案されている(例えば特許文献2または特許文献3)。このシステムでは、デュエット相手が現れた場合には、その楽曲に限って遠隔デュエットを頼めるようにシステムと通信網の経路が制御されるようになっている。
特開2005−77485号公報 特許第4062328号 特許第4100424号
しかしながら、特許文献1〜3のシステムは、楽曲単位でエントリーを行ってデュエット相手を探し、歌唱するシステムであり、歌唱音のキーを変更したり、歌唱音に対して信号処理を行うという操作を、それぞれの拠点で独立に行うということはできない。
また、同一の空間においてカラオケのデュエットを行う場合には、互いの好みにあったカラオケのキーを設定することはできず、いずれかの歌唱者の好みのキーに合わせるしかない。また、同一の空間において、個々の歌唱音に別々の信号処理を施してしまうと、お互いに歌いにくくなってしまう。
以上の事情を考慮して、本発明は、他の拠点におけるキーや信号処理を気にすることなく、それぞれの拠点において好みのキー設定や信号処理を施すことのできる音響処理装置および通信音響処理システムを提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の音響処理装置は、第一入力音データを入力する入力手段と、前記第一入力音データと、他の音響処理装置に入力され当該他の音響処理装置から送信される第二入力音データとを再生する再生手段と、前記第一入力音データを前記他の音響処理装置に送信する送信手段と、前記第一入力音データまたは前記第二入力音データの少なくとも何れか一方の音高を変更する音高変更手段または前記第一入力音データまたは前記第二入力音データの少なくとも何れか一方の音色を加工する音色加工手段の少なくとも何れか一方とを備える。
以上の構成においては、一の音響処理装置で入力された第一入力音データは、他の音響処理装置から送信される第二入力音データと共に、再生手段によって再生される。また、第一入力音データは、送信手段によって他の音響処理装置に送信され、他の音響処理装置において、他の音響処理装置で入力された第二入力音データと共に、再生手段によって再生される。この際、第一入力音データまたは第二入力音データの少なくとも何れか一方の音高は、音高変更手段によって変更が可能となっている。あるいは、第一入力音データまたは第二入力音データの少なくとも何れか一方の音色は、音色加工手段によって加工が可能となっている。
従って、前記一の音響処理装置と他の音響処理装置のそれぞれにおいて独立して音高が変更された入力音データの再生が行われ、各拠点でどのような音高に変更したのかに拘わらず、またはどのような音色に加工したかに拘わらず、それぞれの拠点で所望の音高または音色による入力音データの再生を行えるという利点がある。
本発明の好適な第一の態様に係る音響処理装置において、前記音高変更手段は、前記送信手段によって送信される前記第一入力音データの音高を、前記他の音響処理装置で指定された第二の指定に従って変更すると共に、前記第二入力音データの音高を、当該音響処理装置で指定された第一の指定に従って変更する手段としてもよい。
このように構成することにより、一の音響処理装置においては、第二入力音データは、第一の指定に従って音高の変更が行われて、第一入力音データと共に当該一の音響処理装置で再生される。また、前記他の音響処理装置においては、第二の指定に従って音高が変更された第一入力音データの再生が行われ、この再生に合わせて入力される第二入力音データの再生が行われる。従って、前記一の音響処理装置と第二の音響処理装置のそれぞれにおいて、それぞれの指定に従った音高の変更が行われて再生が行われる。その結果、それぞれの指定に従った音高が異なる場合であっても、違和感なく再生が行われることになる。
本発明の好適な第二の態様に係る音響処理装置において、前記音高変更手段は、第一入力音データまたは第二入力音データの音高を、基準となるデータに対して一定の関係を有するように変更する手段としてもよい。
このように構成することにより、それぞれの音響処理装置において、入力音データの音高を適切に変更して相手方に送信することができ、また、相手方に知られずに相手方の入力音データの音高を適切に変更して楽しむことができるという利点がある。
本発明の好適な第三の態様に係る音響処理装置において、前記音高変更手段は、入力音データのキーを変更する手段、または、入力音データが基準となる音データに対してハーモニーを構成するように入力音データの音高を変更する手段、あるいは、入力音データの音高が基準となる音データの音高に対して所定の関係を有するように、入力音データの音高を変更する手段の少なくともいずれか一の手段としてもよい。
このように構成することにより、それぞれの音響処理装置において、相手方から送信される入力音データのキーを適切に変更したり、相手方から送信される入力音データをハーモニーを構成するように変更したり、あるいは、自分自身の装置における入力音データのピッチを適正に変更したりすることを、相手方に知られずに実行することができるという利点がある。
本発明の好適な第四の態様に係る音響処理装置において、前記再生手段を、前記第一入力音データおよび第二入力音データに加えて楽曲データを再生する手段とし、前記第一入力音データおよび第二入力音データを歌唱データとし、前記音高変更手段を、前記歌唱データまたは前記楽曲データの音高を変更する手段としてもよい。
このように構成することにより、それぞれの音響処理装置において、例えばカラオケなどの入力音データである歌唱データの音高を適切に変更して相手方に送信することができ、また、相手方に知られずに相手方の歌唱データや楽曲データの音高を適切に変更して楽しむことができるという利点がある。
本発明の好適な第五の態様に係る音響処理装置において、前記第二入力音データの音色を加工する音色加工手段をさらに備えるようにしてもよい。このように構成することにより、相手に知られずに相手の入力音データの音色を加工して楽しむことができる。
以上の課題を解決するために、本発明の通信音響処理システムは、相互に通信可能に接続された第一の音響処理装置と第二の音響処理装置とを少なくとも含み、各音響処理装置に入力された入力音が相互に通信されて再生される通信音響処理システムであって、前記第一の音響処理装置に設けられ、前記第一の音響処理装置に入力された第一入力音データと、前記第二の音響処理装置から送信される第二入力音データとを再生する第一再生手段と、前記第一入力音データを前記第二の音響処理装置に送信する第一送信手段と、前記第二の音響処理装置に設けられ、前記第二の音響処理装置に入力された第二入力音データと、前記第一の音響処理装置から送信される第一入力音データとを再生する第二再生手段と、前記第二入力音データを前記第一の音響処理装置に送信する第二送信手段と、前記第一の音響処理装置から送信される第一入力音データの音高を変更する第一音高変更手段、または、前記第一入力音データまたは前記第二入力音データの少なくとも何れか一方の音色を加工する第一音色加工手段の少なくとも何れか一方と、前記第二の音響処理装置から送信される第二入力音データの音高を変更する第二音高変更手段、または、前記第二入力音データまたは前記第一入力音データの少なくとも何れか一方の音色を加工する第二音色加工手段の少なくとも何れか一方とを備えたことを特徴とする。
以上の構成においては、第一の音響処理装置で入力された第一入力音データは、第二の音響処理装置から送信される第二入力音データと共に、第一の音響処理装置における第一再生手段によって再生される。また、第一入力音データは、第一送信手段によって第二の音響処理装置に送信され、第二の音響処理装置において、第二の音響処理装置で入力された第二入力音データと共に、第二再生手段によって再生される。この際、第一の音響処理装置から送信される第一入力音データの音高は、第一音高変更手段によって変更が可能となっている。また、第二の音響処理装置から送信される第二入力音データの音高も、第二音高変更手段によって変更が可能となっている。
従って、第一の音響処理装置と第二の音響処理装置のそれぞれにおいて独立して音高が変更された入力音データの再生が行われ、各拠点でどのような音高に変更したのかに拘わらずそれぞれの拠点で所望の音高による入力音データの再生を行えるという利点がある。
本発明の第1実施形態に係る通信カラオケシステムのブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る通信カラオケシステムのブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る通信カラオケシステムのブロック図である。 本発明の第4実施形態に係る通信カラオケシステムのブロック図である。
<A:第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る通信カラオケシステム100のブロック図である。図1に示すように、通信カラオケシステム100は、拠点Aに設置されたカラオケ装置10Aと、拠点Bに設置されたカラオケ装置10Bとを備える。カラオケ装置10Aとカラオケ装置10Bは、インターネットやLANなどのネットワーク20を介して互いに通信可能に接続されている。
カラオケ装置10Aは、ユーザインターフェース1A、CPU2A、キーコントローラー3A、通信インターフェース4A、曲データベース5A、ミキサー6A、アンプ7Aを備えている。
ユーザインターフェース1Aは、ユーザの操作に応じてカラオケ曲の曲目番号やタイトルを入力可能なインターフェースであり、例えば、拠点Aにいるユーザ30Aが、このユーザインターフェース1Aを操作して、所望のカラオケ曲を選択できるようになっている。また、後述するようなカラオケ曲のキーを変更する操作もこのユーザインターフェース1Aにより可能になっている。
CPU2Aは、カラオケ装置10A全体を制御する制御手段であり、カラオケ装置10Aを構成する要素と接続されている。
キーコントローラー3Aは、ユーザがユーザインターフェース1Aを操作することにより、所望のキーを設定した場合に、カラオケ曲の原曲のキーを、その設定されたキーに変更する信号処理手段である。詳しくは後述する。
通信インターフェース4Aは、カラオケ装置10Aとカラオケ装置10Bとの間のデータの送受信を行うためのインターフェースである。
曲データベース5Aは、カラオケ曲の曲データが記憶されたデータベースであり、ユーザがユーザインターフェース1Aを操作することにより選択したカラオケ曲をミキサー6Aに出力するようになっている。
ミキサー6Aは、拠点Aのユーザ30Aの歌唱音と、カラオケ曲の伴奏音と、カラオケ装置10Bから送信されてきたユーザ30Bの歌唱音とをミックスしてアンプ7Aに出力する手段である。また、後述するように、ユーザ30Aの歌唱音とカラオケ曲の伴奏音とをミックスして、通信インターフェース4Aに出力する。
アンプ7Aは、ミキサー6Aから出力されるユーザ30Aの歌唱音と、カラオケ曲の伴奏音と、カラオケ装置10Bから送信されてきたユーザ30Bの歌唱音とがミックスされた音を増幅し、このアンプ7Aに接続されたスピーカ8Aから出力する。
拠点Aにおいては、ユーザ30Aの歌唱音は、カラオケ装置10Aに接続されたマイク9Aにより収音され、ミキサー6Aに入力される。
一方、カラオケ装置10Bは、ユーザインターフェース1B、CPU2B、キーコントローラー3B、通信インターフェース4B、ミキサー6B、アンプ7Bを備えている。曲データベース5Aに相当するデータベースを備えていない点を除いては、カラオケ装置10Bと同様の構成になっている。
ユーザインターフェース1Bは、ユーザの操作に応じてカラオケ曲のキーを変更可能とするインターフェースである。
CPU2Bは、カラオケ装置10B全体を制御する制御手段であり、カラオケ装置10Bを構成する要素と接続されている。
キーコントローラー3Bは、ユーザがユーザインターフェース1Bを操作することにより、所望のキーを設定した場合に、カラオケ装置10Aから送信されてきたユーザ30Aの歌唱音とカラオケ曲のキーを、その設定したキーに変更する信号処理手段である。また、拠点Bのユーザ30Bの歌唱音をカラオケ装置10Aに送信する際には、ユーザ30Bの歌唱音のキーを、カラオケ装置10Aで設定されたキーに変更することも行う。詳しくは後述する。
通信インターフェース4Bは、カラオケ装置10Aとカラオケ装置10Bとの間のデータの送受信を行うためのインターフェースである。
ミキサー6Bは、拠点Bのユーザ30Bの歌唱音と、カラオケ装置10Aから送信されてきたカラオケ曲の伴奏音およびユーザ30Aの歌唱音とをミックスしてアンプ7Bに出力する手段である。また、後述するように、ユーザ30Bの歌唱音を通信インターフェース4Bに出力する。
アンプ7Bは、ミキサー6Bから出力されるユーザ30Bの歌唱音と、カラオケ曲の伴奏音と、ユーザ30Aの歌唱音とがミックスされた音を増幅し、このアンプ7Bに接続されたスピーカ8Bから出力する。
拠点Bにおいては、ユーザ30Bの歌唱音は、カラオケ装置10Bに接続されたマイク9Bにより収音され、ミキサー6Bに入力される。
[キーコントロール処理]
次に、本実施形態におけるカラオケ装置10Aとカラオケ装置10Bのそれぞれにおいて独立に行われるキーコントロール処理について説明する。
以下の例では、拠点Aのユーザ30Aがユーザインターフェース1Aを操作して、カラオケ装置10Aに備えられた曲データベース5Aの中から任意に選択したカラオケ曲で、拠点Bのユーザ30Bと遠隔地デュエットを行う場合について説明する。
拠点Aのユーザ30Aが、カラオケ曲を選択した後、ユーザインターフェース1Aを操作して、カラオケ曲のキーをオリジナルキー(n)を、このキーよりも高い指定キー(n+p)に変更したとする。
その結果、CPU2Aを介してキーコントローラー3Aが制御され、曲データベース5Aから出力されるカラオケ曲の伴奏音データ(MI)は、オリジナルキー(n)から指定キー(n+p)に変更される。
このように指定キー(n+p)にキーが変更されたカラオケ曲の伴奏音データ(MI)は、ミキサー6Aおよびアンプ7Aを介してスピーカ8Aから伴奏音として出力され、ユーザ30Aは、この出力された音を聞きながら、変更された指定キー(n+p)に合わせてマイク9Aを使用して歌唱する。
ユーザ30Aの歌唱データ(Vo.A)は、指定キー(n+p)にキーが変更されたカラオケ曲の伴奏音データ(MI)とミキサー6Aによってミックスされ、アンプ7Aを介してスピーカ8Aから歌唱音および伴奏音として出力される。また、ユーザ30Aの歌唱データ(Vo.A)と伴奏音データ(MI)がミックスされたデータ(Vo.A+MI)は、通信インターフェース4Aに出力され、通信インターフェース4AはCPU2Aによって制御されてこの歌唱データ(Vo.A)と伴奏音データ(MI)がミックスされたデータ(Vo.A+MI)をカラオケ装置10Bに送信する。
また、カラオケ装置10Bから送信されるユーザ30Bの歌唱データ(Vo.B’)は、カラオケ装置10Bにおいてキーが指定キー(n+p)に変更されている。この歌唱データ(Vo.B’)が通信インターフェース4Aを介してミキサー6Aに入力される。したがって、ユーザ30Aの歌唱データ(Vo.A)と、ユーザ30Bの指定キー(n+p)にキーが変更された歌唱データ(Vo.B’)と、指定キー(n+p)にキーが変更されたカラオケ曲の伴奏音データ(MI)は、ミキサー6Aにおいてミックスされ、アンプ7Aを介してスピーカ8Aから、それぞれの歌唱音とキーが変更されたカラオケ曲の伴奏音として出力されることになる。
一方、拠点Bにおいては、通信インターフェース4Bに入力されたユーザ30Aの歌唱データ(Vo.A)と伴奏音データ(MI)がミックスされたデータ(Vo.A+MI)は、通信インターフェース4BがCPU2Bに制御されることによって、カラオケ装置10Bに受信される。
カラオケ装置10Aから送信されてくるユーザ30Aの歌唱データ(Vo.A)と伴奏音データ(MI)がミックスされたデータ(Vo.A+MI)は、ユーザ30Aによって、そのキーがオリジナルキー(n)から、これよりも高い指定キー(n+p)に変更されている。ユーザ30Bは、この指定キー(n+p)が自分のキーに合わないと感じた場合には、ミックスされたデータ(Vo.A+MI)のキーを、この指定キー(n+p)よりも低いキー(n+p+q)に変更する。
この処理は、ユーザ30Bがユーザインターフェース1Bを操作することにより、低いキー(n+p+q)への指定を行うと、CPU2Bがキーコントローラ3Bを制御することにより実行される。
このようにして低いキー(n+p+q)に変更されたミックスされたデータ(Vo.A+MI)と、マイク9Bを介して収音されたユーザ30Bの歌唱データ(Vo.B)は、ミキサー6Bによってミックスされ、アンプ7Bを介してスピーカ8Bから、ユーザ30Aの歌唱音、カラオケ曲の伴奏音、そして、ユーザ30Bの歌唱音として出力される。
また、同時に、ユーザ30Bの歌唱データ(Vo.B)は、ミキサー6Bを介して通信インターフェース4Bに出力されるが、このユーザ30Bの歌唱データ(Vo.B)は、ユーザ30Aが変更した高い指定キー(n+p)よりも低いキー(n+p+q)に変更された伴奏データに合わせて歌唱した歌唱データなので、やはりそのキーは、ユーザ30Aが変更した高い指定キー(n+p)よりも低いキー(n+p+q)になっている。
そこで、カラオケ装置10BのCPU2Bが、キーコントローラ3Bを制御することにより、前記低いキー(n+p+q)になっているユーザ30Bの歌唱データ(Vo.B)のキーは、ユーザ30Aが変更した高い指定キー(n+p)の歌唱データ(Vo.B’)となるように変更される。
このように指定キー(n+p)にキーが変更されたユーザ30Bの歌唱データ(Vo.B’)は、カラオケ装置10Aの通信インターフェース4Aに入力され、カラオケ装置10Aに受信される。
したがって、拠点Aにおいては、カラオケ曲の伴奏音は、ユーザ30Aが指定した指定キー(n+p)で再生され、ユーザ30Aもこの指定キー(n+p)に合わせて歌唱する。そして、カラオケ装置10Bから送信されてくるユーザ30Bの歌唱音も、そのキーが指定キー(n+p)となるように変更されているので、ユーザ30Aは、同じ指定キー(n+p)でユーザ30Bとデュエットすることができる。
また、拠点Bにおいては、カラオケ装置10Aから送信されてくるユーザ30Aの歌唱音とカラオケ曲の伴奏音は、前記低いキー(n+p+q)に変更されるので、ユーザ30Bも自分に合ったキー(n+p+q)で、ユーザ30Aとデュエットすることができる。
なお、本実施形態では、ユーザ30Aの歌唱データ(Vo.A)とカラオケ曲の伴奏音データ(MI)とをミックスしてカラオケ装置10Aからカラオケ装置10Bに送信する例について説明したが、ユーザ30Aの歌唱データ(Vo.A)と、カラオケ曲の伴奏音データ(MI)とを別々のデータとして送信するようにしてもよい。
この場合、カラオケ装置10Aからカラオケ装置10Bに送信するカラオケ曲の伴奏音データ(MI)は、オリジナルのキー(n)のままでもよい。カラオケ装置10Bにおいては、カラオケ曲の伴奏音データ(MI)のキーを、オリジナルのキー(n)からユーザ30Bが指定したキー(n+p+q)に変更すると共に、ユーザ30Aの歌唱データのキー(n+p)を、ユーザ30Bが指定したキー(n+p+q)に変更すればよい。
また、カラオケ装置10B内で実行したキーの変更処理は、カラオケ装置10A内で実行するようにしてもよい。ユーザ30Bがユーザインターフェース1Bを操作することにより指定したキーの情報が、カラオケ装置10Bからカラオケ装置10Aに送信され、カラオケ装置10Aにおいてキーの変更処理が行われる。
さらに、カラオケ装置10B内で実行したキーの変更処理は、両拠点を接続するネットワーク20上の装置で実行するようにしてもよい。
つまり、カラオケ装置10Aにおいても、また、カラオケ装置10Bにおいても、アンプによって再生される直前に、それぞれの拠点で設定したキーへの変更処理が行われていればよく、その変更処理を行う場所は任意に決めることができる。
以上のように、本実施形態によれば、遠隔地デュエットを行う場合に、それぞれの拠点において、それぞれの好みのキーでデュエットを楽しむことができる。
<B:第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図2に基づいて説明する。なお、第1実施形態との共通個所には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態は、ハーモニー再生を自動的に実行する通信カラオケシステム200について説明する。なお、本実施形態のカラオケ装置10Aとカラオケ装置10Bは、それぞれハーモニーデータベース11Aとハーモニーデータベース11Bが備えられている点を除いては、第1実施形態のカラオケ装置10Aおよびカラオケ装置10Bと同じ構成である。
本実施形態においても、拠点Aのユーザ30Aがユーザインターフェース1Aを操作して、カラオケ装置10Aに備えられた曲データベース5Aの中から任意に選択したカラオケ曲で、拠点Bのユーザ30Bと遠隔地デュエットを行う場合について説明する。
本実施形態のカラオケ装置10Aとカラオケ装置10Bは、それぞれハーモニーデータベース11Aとハーモニーデータベース11Bを備えている。それぞれのハーモニーデータベースはハーモニー用の譜面データが記録されており、所定のキーに対してとのキーを選択すればハーモニーが構成されるかがわかるようになっている。
ユーザ30Aがユーザインターフェース1Aを操作することによって選択したカラオケ曲の伴奏音データと、ユーザ30Aの歌唱データは、ミキサー6Aによってミックスされ、アンプ7Aを介してスピーカ8Aから出力される。
また、カラオケ装置10Bからは、ユーザ30Bの歌唱データ(Vo.B)が送信されてくるが、このユーザ30Bの歌唱データ(Vo.B)は、カラオケ装置10Aにおいては、CPU2Aがキーコントローラ3Aを制御することにより、ハーモニーを構成するキーに自動的に変更される。
具体的には、キーコントローラ3Aは、カラオケ曲の伴奏音データの進行情報と、ハーモニーデータベース11Aに記録された譜面データとを照合し、受信したユーザ30Bの歌唱データ(Vo.B)を、ハーモニーを構成するキーの歌唱データ(Vo.B’)とするようにリアルタイムに信号処理を行う。
このハーモニーを構成するキーに変更されたユーザ30Bの歌唱データ(Vo.B’)は、ミキサー6Aによって、カラオケ曲の伴奏音データ(MI)と、ユーザ30Aの歌唱データ(Vo.A)とともにミックスされ、アンプ7Aを介してスピーカ8Aから出力される。
したがって、ユーザ30Bは通常のキーで歌唱しているにも拘わらず、拠点Aにおいては、ユーザ30Aの歌唱音とユーザ30Bの歌唱音がハーモニーを構成して再生されることになる。
一方、拠点Bにおいては、カラオケ装置10Aから、ユーザ30Aの歌唱データ(Vo.A)が送信されてくる。このユーザ30Aの歌唱データ(Vo.A)は、カラオケ装置10Bにおいては、CPU2Bがキーコントローラ3Bを制御することにより、ハーモニーを構成するキーに自動的に変更される。
具体的には、キーコントローラ3Bは、カラオケ曲の伴奏音データの進行情報と、ハーモニーデータベース11Bに記録された譜面データとを照合し、受信したユーザ30Aの歌唱データ(Vo.A)を、ハーモニーを構成するキーの歌唱データ(Vo.A’)とするようにリアルタイムに信号処理を行う。
このハーモニーを構成するキーに変更されたユーザ30Aの歌唱データ(Vo.A’)は、ミキサー6Bによって、カラオケ曲の伴奏音データ(MI)と、ユーザ30Bの歌唱データ(Vo.B)とともにミックスされ、アンプ7Bを介してスピーカ8Bから出力される。
したがって、ユーザ30Aは通常のキーで歌唱しているにも拘わらず、拠点Bにおいては、ユーザ30Bの歌唱音とユーザ30Aの歌唱音がハーモニーを構成して再生されることになる。
このように、本実施形態によれば、それぞれの拠点のユーザは普通のキーで歌唱しているにも拘わらず、他の拠点のユーザの歌唱音がハーモニーを構成するキーに変更されて再生されるので、それぞれの拠点において、ハーモニーを構成するデュエットを楽しむことができる。
なお、本実施形態においては、一方の拠点のカラオケ装置から送信されてくる歌唱データを、他方の拠点のカラオケ装置でハーモニーを構成するように信号処理を行ったが、一方の拠点のカラオケ装置から送信する前にこのような信号処理を行い、その信号処理を行った歌唱データを他方の拠点のカラオケ装置に送信するようにしてもよい。
このように送信前に信号処理を行う場合には、一方の拠点のカラオケ装置のユーザの歌唱データを信号処理したデータと、カラオケ用の伴奏音データとをミックスして他の拠点のカラオケ装置に送信するようにしてもよい。
また、ハーモニーを構成するように歌唱データを信号処理する工程は、カラオケ装置10Aとカラオケ装置10Bとを接続するネットワーク20上の装置において実行するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、各拠点では普通にカラオケ曲の伴奏音に合わせて歌唱しているにも拘わらず、他の拠点の歌唱をハーモニー効果のある歌唱として楽しむことができる。
<C:第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態を図3に基づいて説明する。第1実施形態との共通個所には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態は、歌唱データの音高を、選択した楽曲データのメインメロディーの音高に近づける補正を行う通信カラオケシステム300について説明する。なお、本実施形態のカラオケ装置10Aとカラオケ装置10Bは、それぞれピッチ補正手段12Aとピッチ補正手段12Bが備えられている点を除いては、第1実施形態のカラオケ装置10Aおよびカラオケ装置10Bと同じ構成である。
本実施形態においても、拠点Aのユーザ30Aがユーザインターフェース1Aを操作して、カラオケ装置10Aに備えられた曲データベース5Aの中から任意に選択したカラオケ曲で、拠点Bのユーザ30Bと遠隔地デュエットを行う場合について説明する。
ユーザ30Aがユーザインターフェース1Aを操作することによって、ピッチ補正を行うレベルを指定すると、ピッチ補正手段12Aは、マイク9Aによって入力されたユーザ30Aの歌唱データ(Vo.A)の音高を、選択した楽曲データのメインメロディーの音高に近づけるように補正し、補正歌唱データ(Vo.A’)を生成する。
このユーザ30Aの補正歌唱データ(Vo.A’)とカラオケ曲の伴奏音データ(MI)は、ミキサー6Aによってミックスされ、アンプ7Aを介してスピーカ8Aから出力される。
また、カラオケ装置10Bからは、ユーザ30Bの補正歌唱データ(Vo.B’)が送信されてくるが、このユーザ30Bの補正歌唱データ(Vo.B’)も、ユーザ30Aの補正歌唱データ(Vo.A’)とカラオケ曲の伴奏音データ(MI)とともに、ミキサー6Aによってミックスされ、アンプ7Aを介してスピーカ8Aから出力される。
さらに、ユーザ30Aの補正歌唱データ(Vo.A’)とカラオケ曲の伴奏音データ(MI)がミックスされたデータ(Vo.A’+MI)は、通信インターフェース4Aを介してカラオケ装置10Bに送信される。
一方、拠点Bにおいては、ユーザ30Bがユーザインターフェース1Bを操作することによって、ピッチ補正を行うレベルを指定すると、ピッチ補正手段12Bは、マイク9Bによって入力されたユーザ30Bの歌唱データ(Vo.B)の音高を、選択した楽曲データのメインメロディーの音高に近づけるように補正し、補正歌唱データ(Vo.B’)を生成する。
このユーザ30Bの補正歌唱データ(Vo.B’)はミキサー6Bに入力され、アンプ7Bを介してスピーカ8Bから出力される。
また、カラオケ装置10Aからは、ユーザ30Aの補正歌唱データ(Vo.A’)とカラオケ曲の伴奏データ(MI)がミックスされたデータ(Vo.A’+MI)が送信されてくるが、このデータもユーザ30Bの補正歌唱データ(Vo.B’)とともに、ミキサー6Aによってミックスされ、アンプ7Bを介してスピーカ8Bから出力される。
さらに、ユーザ30Bの補正歌唱データ(Vo.B’)は、通信インターフェース4Bを介してカラオケ装置10Aに送信される。
以上のように、本実施形態によれば、自分の歌唱の音高を、楽曲データのメインメロディの音高に近づけるように補正したうえで、他の拠点に送信することができる。
なお、本実施形態においては、カラオケ装置10Aから送信するデータを、補正歌唱データとカラオケ曲の伴奏音データとをミックスしたデータとしたが、これらは別々のデータとして送信するようにしてもよい。
カラオケ装置10Aで実行しているユーザ30Aの歌唱データに対するピッチ補正処理は、カラオケ装置10Bで実行するようにしてもよい。この場合、拠点Aにおいては、補正されていないユーザ30Aの歌唱を聞き、拠点Bにおいては、ピッチ補正されたユーザ30Aの歌唱を聞くことになる。
逆に、カラオケ装置10Bで実行しているユーザ30Bの歌唱データに対するピッチ補正処理は、カラオケ装置10Aで実行するようにしてもよい。この場合、拠点Bにおいては、補正されていないユーザ30Bの歌唱を聞き、拠点Aにおいては、ピッチ補正されたユーザ30Bの歌唱を聞くことになる。
このように、一方の拠点のカラオケ装置から送信されてきた歌唱データを、他方の拠点のカラオケ装置においてピッチ補正するようにしてもよいし、一方の拠点のカラオケ装置から送信されてきた補正歌唱データを、他方の拠点のカラオケ装置においてさらにピッチ補正するようにしてもよい
また、以上のようなピッチ補正の処理工程は、カラオケ装置10Aとカラオケ装置10Bとを接続するネットワーク20上の装置において実行するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、自分の歌唱の音高を、選択した楽曲データのメインメロディの音高に近づけるように補正した後に、相手の拠点のカラオケ装置に送信し、ピッチ補正された歌唱を相手に聞かせることができる。また、他の拠点から送信されてきた歌唱データを、相手に知られずに、ピッチ補正して聞くことができる。したがって、いずれかのユーザまたは両方のユーザの歌唱能力が劣る場合でも適正なピッチでのデュエットを楽しむことができる。
<D:第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態を図4に基づいて説明する。本実施形態は、相手の歌唱データに対してボイスチェンジ処理を行う通信カラオケシステム400について説明する。なお、本実施形態のカラオケ装置10Aとカラオケ装置10Bは、それぞれボイスチェンジ手段13Aとボイスチェンジ手段13Bが備えられている点を除いては、第1実施形態のカラオケ装置10Aおよびカラオケ装置10Bと同じ構成である。なお、ボイスチェンジとは、男性の声を女性の声に変えたり、電子的な声に変えたりすることをいう。
本実施形態においても、拠点Aのユーザ30Aがユーザインターフェース1Aを操作して、カラオケ装置10Aに備えられた曲データベース5Aの中から任意に選択したカラオケ曲で、拠点Bのユーザ30Bと遠隔地デュエットを行う場合について説明する。
ユーザ30Aがユーザインターフェース1Aを操作することによって、ボイスチェンジ処理を行うことを指定すると、ボイスチェンジ手段13Aは、マイク9Aによって入力されたユーザ30Aの歌唱データ(Vo.A)に対してボイスチェンジ処理を行い、ボイスチェンジ歌唱データ(Vo.A’)を生成する。
このユーザ30Aのボイスチェンジ歌唱データ(Vo.A’)とカラオケ曲の伴奏音データ(MI)は、ミキサー6Aによってミックスされ、アンプ7Aを介してスピーカ8Aから出力される。
また、カラオケ装置10Bからは、ユーザ30Bのボイスチェンジ歌唱データ(Vo.B’)が送信されてくるが、このユーザ30Bのボイスチェンジ歌唱データ(Vo.B’)も、ユーザ30Aのボイスチェンジ歌唱データ(Vo.A’)とカラオケ曲の伴奏音データ(MI)とともに、ミキサー6Aによってミックスされ、アンプ7Aを介してスピーカ8Aから出力される。
さらに、ユーザ30Aのボイスチェンジ歌唱データ(Vo.A’)とカラオケ曲の伴奏音データ(MI)がミックスされたデータ(Vo.A’+MI)は、通信インターフェース4Aを介してカラオケ装置10Bに送信される。
一方、拠点Bにおいては、ユーザ30Bがユーザインターフェース1Bを操作することによって、ボイスチェンジ処理を行うことを指定すると、ボイスチェンジ手段13Bは、マイク9Bによって入力されたユーザ30Bの歌唱データ(Vo.B)に対してボイスチェンジ処理を行い、ボイスチェンジ歌唱データ(Vo.B’)を生成する。
このユーザ30Bのボイスチェンジ歌唱データ(Vo.B’)はミキサー6Bに入力され、アンプ7Bを介してスピーカ8Bから出力される。
また、カラオケ装置10Aからは、ユーザ30Aのボイスチェンジ歌唱データ(Vo.A’)とカラオケ曲の伴奏データ(MI)がミックスされたデータ(Vo.A’+MI)が送信されてくるが、このデータもユーザ30Bのボイスチェンジ歌唱データ(Vo.B’)とともに、ミキサー6Aによってミックスされ、アンプ7Bを介してスピーカ8Bから出力される。
さらに、ユーザ30Bのボイスチェンジ歌唱データ(Vo.B’)は、通信インターフェース4Bを介してカラオケ装置10Aに送信される。
以上のように、本実施形態によれば、自分の歌唱をボイスチェンジして他拠点に聞かせて楽しむことができる。
なお、本実施形態においては、カラオケ装置10Aから送信するデータを、ボイスチェンジデータとカラオケ曲の伴奏音データとをミックスしたデータとしたが、これらは別々のデータとして送信するようにしてもよい。
カラオケ装置10Aで実行しているユーザ30Aの歌唱データに対するボイスチェンジ処理は、カラオケ装置10Bで実行するようにしてもよい。この場合、拠点Aにおいては、ボイスチェンジされていないユーザ30Aの歌唱を聞き、拠点Bにおいては、ユーザ30Aに知られることなく、ボイスチェンジされたユーザ30Aの歌唱を聞くことになる。
逆に、カラオケ装置10Bで実行しているユーザ30Bの歌唱データに対するボイスチェンジ処理は、カラオケ装置10Aで実行するようにしてもよい。この場合、拠点Bにおいては、ボイスチェンジされていないユーザ30Bの歌唱を聞き、拠点Aにおいては、ユーザ30Bに知られることなく、ボイスチェンジされたユーザ30Bの歌唱を聞くことになる。
また、以上のようなボイスチェンジの処理工程は、カラオケ装置10Aとカラオケ装置10Bとを接続するネットワーク20上の装置において実行するようにしてもよい。
さらに、第1実施形態、第2実施形態、および、第3実施形態の各カラオケ装置に、本実施形態のボイスチェンジ手段を備え、各実施形態におけるキーコントロール処理、ハーモニー処理、または、ピッチ補正処理と、ボイスチェンジ処理とを組み合わせるようにしてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、自分の歌唱をボイスチェンジして他拠点に聞かせて楽しむことができる。また、他の拠点の歌唱を相手に知られずにボイスチェンジして聞いて楽しむことができる。
<E:応用>
なお、上述した全ての実施形態においては、2つのカラオケ装置を接続した例について説明したが、2以上の複数のカラオケ装置を接続する場合にも適用可能である。また、各信号処理は、それぞれのカラオケ装置内で行う例について説明したが、カラオケ装置を接続するネットワーク上に制御用の装置を設置し、その装置で信号処理を行うようにしてもよい。このような構成にすれば、各拠点におけるカラオケ装置の処理負担を軽減することができる。
また、上述した全ての実施形態では、一つの拠点のカラオケ装置に装備された曲データベースからカラオケ曲の伴奏音データを出力する例について説明したが、カラオケ曲の伴奏音データを出力する装置を別の装置として、ネットワーク上に配置し、遠隔操作で制御するようにしてもよい。
上述した実施形態では、本発明を通信カラオケ装置に適用した例について説明したが、本発明はこのような例に限定されるものではない。例えば、互いに遠隔地にいながら、生演奏のセッションを行う場合にも適用可能である。セッションの場合には、それぞれの装置から、歌唱データの他に楽器の演奏をマイク等で入力すればよい。また、セッションに参加するメンバがそれぞれ自分で演奏するパートを抜いた残りの楽曲データである、いわゆるマイナスワン形式の伴奏データを用いるようにしてもよい。また、ピアノの生演奏で合唱を行う場合にも適用が可能である。この場合には、ピアノの生演奏と合唱の歌唱データをマイクで入力すればよい。さらには、互いに遠隔地にいながら、演奏なしのアカペラで合唱を行うような場合にも適用可能である。この場合には、それぞれのパートの歌唱データをマイクで入力すればよい。
100,200,300,400……通信カラオケシステム、1A,1B……ユーザインターフェース、2A,2B……CPU、3A,3B……キーコントローラー、4A,4B……通信インターフェース、5A……曲データベース、6A,6B……ミキサー、7A,7B……アンプ、8A,8B……スピーカ、9A,9B……マイク、10A,10B……カラオケ装置、20……ネットワーク。

Claims (6)

  1. 第一入力音データを入力する入力手段と、
    前記第一入力音データと、他の音響処理装置に入力され当該他の音響処理装置から送信される第二入力音データとを再生する再生手段と、
    前記第一入力音データを前記他の音響処理装置に送信する送信手段と、
    前記第一入力音データまたは前記第二入力音データの少なくとも何れか一方の音高を変更する音高変更手段または前記第一入力音データまたは前記第二入力音データの少なくとも何れか一方の音色を加工する音色加工手段の少なくとも何れか一方と、を備えた、
    ことを特徴とする音響処理装置。
  2. 前記音高変更手段は、前記送信手段によって送信される前記第一入力音データの音高を、前記他の音響処理装置で指定された第二の指定に従って変更すると共に、前記第二入力音データの音高を、当該音響処理装置で指定された第一の指定に従って変更する手段であることを特徴とする請求項1に記載の音響処理装置。
  3. 前記音高変更手段は、第一入力音データまたは第二入力音データの音高を、基準となるデータに対して一定の関係を有するように変更する手段であることを特徴とする請求項1に記載の音響処理装置。
  4. 前記音高変更手段は、入力音データのキーを変更する手段、または、入力音データが基準となる音データに対してハーモニーを構成するように入力音データの音高を変更する手段、あるいは、入力音データの音高が基準となる音データの音高に対して所定の関係を有するように、入力音データの音高を変更する手段の少なくともいずれか一の手段であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一に記載の音響処理装置。
  5. 前記再生手段は、前記第一入力音データおよび第二入力音データに加えて楽曲データを再生する手段であり、
    前記第一入力音データおよび第二入力音データは歌唱データであり、
    前記音高変更手段は、前記歌唱データまたは前記楽曲データの音高を変更する手段である、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一に記載の音響処理装置。
  6. 相互に通信可能に接続された第一の音響処理装置と第二の音響処理装置とを少なくとも含み、各音響処理装置に入力された入力音が相互に通信されて再生される通信音響処理システムであって、
    前記第一の音響処理装置に設けられ、前記第一の音響処理装置に入力された第一入力音データと前記第二の音響処理装置から送信される第二入力音データとを再生する第一再生手段と、
    前記第一入力音データを前記第二の音響処理装置に送信する第一送信手段と、
    前記第二の音響処理装置に設けられ、前記第二の音響処理装置に入力された第二入力音データと前記第一の音響処理装置から送信される第一入力音データとを再生する第二再生手段と、
    前記第二入力音データを前記第一の音響処理装置に送信する第二送信手段と、
    前記第一の音響処理装置から送信される第一入力音データの音高を変更する第一音高変更手段、または、前記第一入力音データまたは前記第二入力音データの少なくとも何れか一方の音色を加工する第一音色加工手段の少なくとも何れか一方と、
    前記第二の音響処理装置から送信される第二入力音データの音高を変更する第二音高変更手段、または、前記第二入力音データまたは前記第一入力音データの少なくとも何れか一方の音色を加工する第二音色加工手段の少なくとも何れか一方と、を備えた、
    ことを特徴とする通信音響処理システム。
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