JP2008187549A - 楽器演奏アシストシステム - Google Patents

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佳奈子 堀内
Shingo Yokoyama
新吾 横山
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Abstract

【課題】 複数の楽器パートからなる楽曲に合わせて楽器演奏を行う演奏者に対して、所望の楽器パートの演奏を強調して聴取させる。
【解決手段】 演奏者が演奏を行う特定の演奏エリアにのみ可聴音を到達させる指向性スピーカ11と、広範囲に可聴音を到達させる一般的なオーディオスピーカ12と、複数の演奏データの中から所望の楽器に対応した演奏データを選択する演奏データ選択手段13と、複数の演奏データに基づく演奏音のそれぞれの出音先スピーカの振分制御を行う出音制御手段14と、を備える。出音制御手段14は、選択された演奏データに基づく演奏音を指向性スピーカ11から出音させる制御を行う。また、出音制御手段14は、選択された演奏データに基づく演奏音が一般的なオーディオスピーカ12から出音されないように制御を行ってもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の楽器パートからなる楽曲に合わせて楽器演奏を行う演奏者に対して、所望の楽器パートの演奏を強調して聴取させることが可能な楽器演奏アシストシステムに関するものである。
近年、カラオケ装置で演奏可能な楽曲の多様化や高品位化等が進んでいる。例えば、近年のカラオケ装置で演奏される楽曲は、音源としてMIDI(登録商標)シンセサイザを用いて再生される。このMIDIシンセサイザでは、各楽曲データが複数のチャンネルから成り立っており、チャンネル毎にそれぞれ異なる楽器の演奏データが割り当てられている。そして、複数のスピーカから出音する際に、各チャンネルが使用するスピーカを指定したり、各スピーカの出力割合を調整したりすることができるようになっている。
このように、カラオケ装置で演奏可能な楽曲の多様化や高品位化等が進んだ結果、カラオケボックス等に設置されたカラオケ装置を利用して楽器演奏の練習を行う人が増加している。具体的には、カラオケボックスに所望の楽器を持参し、カラオケ装置で演奏される楽曲に合わせて自らが楽器を演奏し、他の楽器パートとの競演を楽しむというカラオケ装置の利用方法が普及し始めている。
このようなカラオケ装置の利用方法では、演奏が上達するまでの間、模範演奏を聴いて演奏方法を学んだり、模範演奏を聴きながら自ら持参した楽器を演奏したりする。この際、自らが持参した楽器の演奏音を強調して聴き取ることができれば、当該楽器の演奏態様を容易に把握することができる。
ところで、スピーカに関する技術として、出力する音を分散させずに所定の方向にのみ伝達する指向性スピーカがある。そして、この指向性スピーカを利用して歌唱指導を行うことができるカラオケ装置が開示されている(特許文献1参照)。この特許文献1に記載された技術は、カラオケ本体に設けた歌唱指導情報出力用端子に指向性スピーカを接続し、この指向性スピーカから模範歌唱を出音させるようにしたものである。
また、ビーム制御可能な指向性スピーカを用いて、複数のテーブル毎に聴き取ることができる音声を区別することが可能なカラオケ装置が開示されている(特許文献2参照)。この特許文献2に記載された技術は、指向性スピーカから出音される音声をビーム制御して、歌唱者の音声は、歌唱者及びそのグループのテーブルでのみ聴き取れるようにし、それ以外のテーブルでは伴奏音と共にガイドボーカルを聴くことができるようにしたものである。
特開平10−3292号公報 特開2005−173137号公報
上述したように、模範演奏を聴きながら自ら持参した楽器を演奏する際には、当該楽器の演奏音を強調して聴き取れるようにすることが好ましい。特定の楽器の演奏音を強調するための方法として、例えば、複数のチャンネルに割り当てられた楽器パートの演奏データの中から所望の演奏データを指定し、この演奏データに基づく演奏音の出力音量を他の演奏データに基づく演奏音の出力音量と比較して大きく設定することが考えられる。
しかし、複数の演奏者が同時に複数の楽器を演奏したい場合に、各演奏者が自らの楽器に対応する演奏データに基づく演奏音の出力音量を大きく設定すると、複数の楽器の演奏音が混在して、自らの楽器の演奏音を強調して聴き取るという当初の目的を達成することができない。
この点、指向性スピーカを用いて特定の者のみに所望の音声を聴き取らせる技術として、上述した特許文献1及び特許文献2に記載された技術がある。
しかし、上述した特許文献1に記載された技術は、歌唱者に模範歌唱を聴かせるための技術であり、複数の演奏データの中から所望の演奏データを選択し、当該演奏データを強調して演奏することはできない。また、上述した特許文献2に記載された技術は、特定のグループのみに歌唱音声を聴かせるための技術であり、複数の演奏データの中から所望の演奏データを選択し、当該演奏データを強調して演奏することはできない。
本発明は、上述した事情に鑑み提案されたもので、複数の楽器パートからなる楽曲に合わせて楽器演奏を行う演奏者に対して、所望の楽器パートの演奏を強調して聴取させることが可能な楽器演奏アシストシステムを提供することを目的とする。
本発明の楽器演奏アシストシステムは、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を備えている。
本発明の楽器演奏アシストシステムは、複数の楽器にそれぞれ対応した複数の演奏データに基づく演奏音を出音することにより楽曲の演奏を行うと共に、当該楽曲に合わせて所望の楽器演奏を行う演奏者を補助するための楽器演奏アシストシステムである。
この楽器演奏アシストシステムは、演奏者が演奏を行う特定の演奏エリアにのみ可聴音を到達させる指向性スピーカと、広範囲に可聴音を到達させる一般的なオーディオスピーカと、複数の演奏データの中から所望の楽器に対応した演奏データを選択する演奏データ選択手段と、複数の演奏データに基づく演奏音のそれぞれの出音先スピーカの振分制御を行う出音制御手段と、を備えている。そして、出音制御手段は、選択された演奏データに基づく演奏音を指向性スピーカから出音させる制御を行うことを特徴とするものである。
このような構成からなる楽器演奏アシストシステムでは、演奏者が所望の楽器パートを指定すると、この楽器パートに対応した演奏データに基づく演奏音が指向性スピーカから出音される。
また、出音制御手段は、選択された演奏データに基づく演奏音が一般的なオーディオスピーカから出音されないように制御を行うことが可能である。
このような構成からなる楽器演奏アシストシステムでは、演奏者が所望の楽器パートを指定すると、この楽器パートに対応した演奏データに基づく演奏音が指向性スピーカから出音されると共に、一般的なオーディオスピーカから当該楽器パートを除いた他の楽器パートの演奏データに基づく演奏音が出音される。
なお、本発明の楽器演奏アシストシステムにおいて、楽器パートに対応した演奏データの数、指向性スピーカ及び一般的なオーディオスピーカの数は特に限定されない。
本発明の楽器演奏アシストシステムによれば、演奏者が指定した楽器パートの演奏データに基づく演奏音が、当該演奏者が演奏を行う特定の演奏エリアにのみ可聴音を到達させる指向性スピーカから出音される。
したがって、複数の楽器パートからなる楽曲に合わせて楽器演奏を行う演奏者に対して、所望の楽器パートの演奏を強調して聴取させることが可能となる。
また、広範囲に可聴音を到達させる一般的なオーディオスピーカから、演奏者が指定した楽器パートの演奏データに基づく演奏音が出音されないような構成とすることにより、観客等の聴取者には、他の楽器パートの演奏データに基づく演奏音と共に生演奏が聞こえる。
したがって、観客等の聴取者には、演奏者が聴き取っている模範演奏は聞こえず、あたかも演奏者が他の楽器パートと競演しているような臨場感を与えることができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る楽器演奏アシストシステムの実施形態を説明する。本発明の実施形態に係る楽器演奏アシストシステムは、例えばカラオケ装置の一機能として構成することができる。
<第1の実施形態>
図1及び図2は、本発明の第1の実施形態に係る楽器演奏アシストシステムに関するもので、図1は楽器演奏アシストシステムの構成を示す機能ブロック図、図2は楽器演奏アシストシステムの使用状態を説明する模式図である。
本発明の第1の実施形態に係る楽器演奏アシストシステムは、複数の楽器にそれぞれ対応した複数の演奏データに基づく演奏音を出音することにより楽曲の演奏を行うと共に、当該楽曲に合わせて所望の楽器演奏を行う演奏者を補助するためのシステムである。
この楽器演奏アシストシステム10は、図1に示すように、指向性スピーカ11、一般的なオーディオスピーカ12、演奏データ選択手段13、及び出音制御手段14を備えている。また、出音制御手段14には、複数の楽器にそれぞれ対応した複数の演奏データを格納した演奏データ格納手段21が接続されている。
指向性スピーカ11は、演奏者が演奏を行う特定の演奏エリアにのみ可聴音を到達させることができるスピーカである。この指向性スピーカ11は、演奏者により選択された楽器パートに対応した演奏データのみを出音するようになっている。
指向性スピーカ11の指向角度は、特に限定されるものではなく、指向性スピーカ11を設置する部屋の収容人員、指向性スピーカ11及びその他の機器のレイアウト等に応じて適宜変更して設定することができる。また、指向性スピーカ11の数は特に限定されるものではなく、想定される演奏者の数に合わせて設置すればよい。
一般的なオーディオスピーカ12は、広範囲に可聴音を到達させることができるスピーカであり、例えば、ツイータ、スコーカ、ウーハ等からなる一般的な音声聴取用のスピーカのことである。すなわち、一般的なオーディオスピーカ12とは、上記指向性スピーカ11と比較して、可聴音が到達する範囲が広くなっているスピーカのことをいう。この一般的なオーディオスピーカ12は、複数の楽器にそれぞれ対応した複数の演奏データに基づく演奏音を出音するようになっている。
演奏データ選択手段13は、演奏データ格納手段21に格納された複数の演奏データの中から所望の楽器に対応した演奏データを選択するための手段である。演奏者が、所望の楽器に対応した演奏データを選択するには、例えばリモコン装置等を用いて、所望の楽器を指定すればよい。
出音制御手段14は、演奏データ選択手段13により選択された演奏データに基づく演奏音を指向性スピーカ11から出音する制御を行うための手段である。
上述した演奏データ選択手段13、出音制御手段14、及び演奏データ格納手段21は、コンピュータシステム及びその周辺機器により構成されるもので、コンピュータシステムの構成要素であるCPU等がアプリケーションプログラムに従って動作することにより、各手段としての機能を発揮することができる。
次に、図2を参照して、第1の実施形態に係る楽器演奏アシストシステムの具体的な構成例を説明する。第1の実施形態に係る楽器演奏アシストシステムは、例えば、カラオケ装置としてカラオケボックスに設置されるもので、図2に示すように、バイオリン演奏者用の演奏エリア22とフルート演奏者用の演奏エリア23とに向けて設置された合計2個の指向性スピーカ11と、演奏者を含めた聴取者に向けて設置された一般的なオーディオスピーカ12と、表示手段52とを備えている。
表示手段52は、例えばCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、液晶プロジェクタにより構成される手段であり、演奏される楽曲に合わせた背景映像や楽譜画像等が表示画面に表示される。
2つの指向性スピーカ11、一般的なオーディオスピーカ12、及び表示手段52は、装置本体51に接続されている。また、装置本体51には、選曲や指向性スピーカ11から出音させる楽器パートの選択操作を行うためのリモコン装置53が、無線通信により接続されている。
第1の実施形態に係る楽器演奏アシストシステムを用いて、楽曲演奏の補助を行うには、まず、リモコン装置53を操作して、所望の楽曲を選曲すると共に、指向性スピーカ11から出音させる楽器パートを選択する。そして、楽曲の演奏が開始すると、指向性スピーカ11から、演奏者により選択された楽器パートに対応した演奏音のみが出音される。すなわち、図2に示す例では、フルート演奏者用の演奏エリア23に向けて設置された指向性スピーカ11からフルートパートの模範演奏が出音され、バイオリン演奏者用の演奏エリア22に向けて設置された指向性スピーカ11からバイオリンパートの模範演奏が出音される。また、一般的なオーディオスピーカ12から、当該楽曲の全演奏データに基づく演奏音が出音される。さらに、表示手段52では演奏される楽曲に合わせた楽譜画像等が表示される。
第1の実施形態に係る楽器演奏アシストシステムでは、フルートを持参してフルートの演奏を行おうとする演奏者は、全パートの演奏音を聴取することができるだけではなく、フルートパートの模範演奏を明確に聴取することができる。同様に、バイオリンを持参してバイオリンの演奏を行おうとする演奏者は、全パートの演奏音を聴取することができるだけではなく、バイオリンパートの模範演奏を明確に聴取することができる。
したがって、演奏者は、模範演奏に合わせて持参した楽器の練習を行うことができ、またカラオケ装置で演奏された楽曲に合わせて自らが楽器を演奏し、他の楽器パートとの競演を楽しむことができる。
<第2の実施形態>
図3は、本発明の第2の実施形態に係る楽器演奏アシストシステムの使用状態を説明する模式図である。
本発明の第2の実施形態に係る楽器演奏アシストシステムは、上述した第1の実施形態に係る楽器演奏アシストシステムの構成とほぼ同様の構成となっているが、出音制御手段における制御が異なっている点に特徴がある。
以下、第2の実施形態に係る楽器演奏システムの特徴点である出音制御手段における制御について説明を行う。
第2の実施形態に係る楽器演奏システムの構成要素である出音制御手段は、選択された演奏データに基づく演奏音が一般的なオーディオスピーカから出音されないように制御するようになっている。
すなわち、第2の実施形態に係る楽器演奏システムは、例えば、カラオケ装置としてカラオケボックスに設置されるもので、図3に示すように、バイオリン演奏者用の演奏エリア22に向けて設置された指向性スピーカ11と、演奏者を含めた聴取者エリア24に向けて設置された一般的なオーディオスピーカ12と、表示手段52とを備えている。
指向性スピーカ11、一般的なオーディオスピーカ12、及び表示手段52は、装置本体51に接続されている。また、装置本体51には、選曲や指向性スピーカ11から出音させる楽器パートの選択操作を行うためのリモコン装置53が、無線通信により接続されている。
第2の実施形態に係る楽器演奏アシストシステムを用いて、楽曲演奏の補助を行うには、まず、リモコン装置53を操作して、所望の楽曲を選曲すると共に、指向性スピーカ11から出音させる楽器パートを選択する。そして、楽曲の演奏が開始すると、指向性スピーカ11から、演奏者により選択された楽器パートに対応した演奏音のみが出音される。すなわち、図3に示す例では、バイオリン演奏者用の演奏エリア22に向けて設置された指向性スピーカ11からバイオリンパートの模範演奏が出音される。また、一般的なオーディオスピーカ12から、当該楽曲について、バイオリンパートを除いた他の演奏データに基づく演奏音が出音される。さらに、表示手段52では演奏される楽曲に合わせた楽譜画像等が表示される。
第2の実施形態に係る楽器演奏アシストシステムでは、バイオリンを持参してバイオリンの演奏を行おうとする演奏者は、全パートの演奏音を聴取することができるだけではなく、バイオリンパートの模範演奏を明確に聴取することができる。
また、演奏者と同席した観衆である聴取者には、演奏者が聴き取っている模範演奏は聞こえないため、演奏者のみがバイオリンを演奏し、他の楽器パートと競演しているような臨場感ある演奏を聴取することができる。
<カラオケ装置の全体構成>
次に、図4を参照して、本発明の楽器演奏アシストシステムを適用するカラオケ装置の代表的な一例について説明する。図4は、本発明の楽器演奏アシストシステムを適用するカラオケ装置の一例を示すブロック図である。
本発明の楽器演奏アシストシステムを適用するカラオケ装置は、図4に示すように、バス54を介して相互に接続された制御手段55、ROM56、RAM57、記憶手段58、通信手段59、映像出力手段60、操作制御手段61、A/Dコンバータ62、音楽曲出力手段63、送受信手段64、採点手段69、指向性スピーカ11、一般的なオーディオスピーカ12、演奏データ選択手段13、及び出音制御手段14を備えている。
また、映像出力手段60には表示手段52が接続されており、音楽曲出力手段63にはミキシングアンプ65を介して指向性スピーカ11及び一般的なオーディオスピーカ12が接続されている。また、A/Dコンバータ62には、マイク66が接続されている。さらに、マイク66からのアナログ入力は、ミキシングアンプ65にも入力されるようになっている。なお、カラオケ装置を楽器演奏アシストシステムとして用いる場合には、マイク66を使用して歌唱を行わなくてもよい。
制御手段55は、カラオケ装置を総合的に制御するための手段であり、例えばCPU及びその周辺機器により構成されており、CPU等がROM等に記憶されたアプリケーションプログラムに従って動作することにより、制御機能を発揮することができるようになっている。
ROM56は、カラオケ装置を構成する各機器を制御するためのアプリケーションプログラムデータや数値データを記憶するための機器で、例えば半導体メモリ等で構成される。また、RAM57は、アプリケーションプログラムや種々のデータを一時的に読み込む一時記憶領域として機能するための機器で、例えば半導体メモリ等で構成される。
記憶手段58は、例えばハードディスク記憶装置等からなり、多数のカラオケ楽曲について、MIDIデータやMP3データからなる演奏データと、歌詞画像の生成起源となる歌詞描出データと、楽譜画像の生成起源となる楽譜描出データとを含むカラオケデータが記憶され、また、背景映像として再生される所定形式の動画データが記憶される。なお、楽譜描出データを用意せずに、演奏データに基づいて楽譜画像を表示してもよい。
さらに、図4に示す記憶手段58は、複数の楽器にそれぞれ対応した複数の演奏データを格納した演奏データ格納手段21(図1参照)としても機能する。記憶手段58に記憶されるMIDIデータやMP3データは、例えば、フルート、クラリネット、サキソフォン、バイオリン、ギター、ベース、ドラム、その他のパーカッション等の複数の楽器パートに分かれた演奏データを含んでいる。そして、複数の楽器パートに分かれた演奏データが、複数のチャンネルやデータトラックにそれぞれ割り当てられて、各チャンネルや各データトラックを個別に選択可能となっている。
音楽曲出力手段63は、MIDI音源やMP3デコーダからなり、記憶手段58に格納されたカラオケデータの中から選曲された楽曲の演奏データを再生する。そして、ミキシングアンプ65により、再生された演奏データとマイク66から入力される音声とをミキシングし、アンプ機能により増幅してスピーカ(例えば一般的なオーディオスピーカ12)から出力する。
また、楽器演奏アシストシステムとして利用する場合には、ミキシングアンプ65におけるミキシングを解除して、マイク66から入力される音声をA/Dコンバータ62のみに取り込むような構成とすることが好ましい。
映像出力手段60は、選曲された楽曲に基づき、制御手段55から順次転送される選択楽曲に対応する動画データを復号し、また、選曲された楽曲の歌詞描出データに基づき、伴奏音楽に同期して歌唱すべき箇所が色変わりする歌詞画像を、復号した動画映像にスーパーインポーズ処理して表示手段52に表示出力するための手段である。また、楽器演奏アシストシステムとして利用する場合には、楽曲の演奏進行に伴って、選択された楽器に対応する楽譜画像を表示するような構成とすることが好ましい。
操作制御手段61は、リモコン装置53等からの入力データを制御するための手段である。
送受信手段64は、リモコン装置53との間で有線あるいは無線によりデータの授受を行うための手段である。
リモコン装置53はGUI機能を有しており、例えば液晶ディスプレイとタッチセンサとを重畳したインタフェイスが搭載されている。カラオケ装置の利用者は、タッチセンサを用いて選曲や楽器の選択、その他のデータ入力を行うことができる。
通信手段59は、通信ネットワーク67上に配置されたセンターサーバ68との間で所定の通信プロトコルに従って通信を行うための手段である。センターサーバ68は、複数のカラオケ装置にネットワーク接続されており、各カラオケ装置に送信するための楽曲データを格納することを主たる機能とした装置である。
<採点手段>
採点手段69は、例えば採点テーブルを備えており、選択された楽曲データに基づいて音楽曲出力手段63で再生され、指向性スピーカ11から出音される演奏データの主旋律のピッチ基準条件と、マイク66より入力され、A/Dコンバータ62により変換された生音の演奏データから抽出した演奏ピッチとを、採点テーブルを参照して比較する。そして、例えば1小節等の区間毎の比較結果を得点化して平均することにより演奏採点結果を得るようになっている。
また、楽器演奏アシストシステムとして利用する場合には、一般的なオーディオマイクを使用するのではなく、高指向性マイクを使用して、演奏者が演奏する楽器の生音のみを採取できる構成とすることが好ましい。
なお、カラオケ装置を構成する機器や手段は上述したものに限定されず、カラオケ装置の設置場所や用途等に応じて、必要な機器や手段のみの構成としたり、適宜他の機器や手段を付加したりすることができる。
また、各手段をそれぞれ別個のものとして構成するのではなく、制御手段55の機能として構成できる手段であれば、制御手段55に当該手段の機能を含ませてもよいし、各機能を統合した手段として構成してもよい。
また、本発明の楽器演奏アシストシステムを適用するカラオケ装置は、通信カラオケ装置ではなく、スタンドアロン型のカラオケ装置であってもよい。さらに、楽器演奏アシストシステムをカラオケ装置の一機能として構成するのではなく、単独の装置として構成してもよい。
本発明の第1の実施形態に係る楽器演奏アシストシステムの構成を示す機能ブロック図。 本発明の第1の実施形態に係る楽器演奏アシストシステムの使用状態を説明する模式図。 本発明の第2の実施形態に係る楽器演奏アシストシステムの使用状態を説明する模式図。 本発明の楽器演奏アシストシステムを適用するカラオケ装置の一例を示すブロック図。
符号の説明
10 楽器演奏アシストシステム
11 指向性スピーカ
12 一般的なオーディオスピーカ
13 演奏データ選択手段
14 出音制御手段
21 演奏データ格納手段
22 バイオリン演奏者用の演奏エリア
23 フルート演奏者用の演奏エリア
24 聴取者エリア
51 装置本体
52 表示手段
53 リモコン装置
54 バス
55 制御手段
56 ROM
57 RAM
58 記憶手段
59 通信手段
60 映像出力手段
61 操作制御手段
62 A/Dコンバータ
63 音楽曲出力手段
64 送受信手段
65 ミキシングアンプ
66 マイク
67 通信ネットワーク
68 センターサーバ
69 採点手段

Claims (2)

  1. 複数の楽器にそれぞれ対応した複数の演奏データに基づく演奏音を出音することにより楽曲の演奏を行うと共に、当該楽曲に合わせて所望の楽器演奏を行う演奏者を補助するための楽器演奏アシストシステムであって、
    前記演奏者が演奏を行う特定の演奏エリアにのみ可聴音を到達させる指向性スピーカと、
    広範囲に可聴音を到達させる一般的なオーディオスピーカと、
    前記複数の演奏データの中から所望の楽器に対応した演奏データを選択する演奏データ選択手段と、
    前記複数の演奏データに基づく演奏音のそれぞれの出音先スピーカの振分制御を行う出音制御手段と、
    を備え、
    前記出音制御手段は、前記選択された演奏データに基づく演奏音を前記指向性スピーカから出音させる制御を行うことを特徴とする楽器演奏アシストシステム。
  2. 前記出音制御手段は、前記選択された演奏データに基づく演奏音が前記一般的なオーディオスピーカから出音されないように制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の楽器演奏アシストシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013057888A (ja) * 2011-09-09 2013-03-28 Xing Inc カラオケ装置
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JP2017181552A (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 株式会社河合楽器製作所 電子楽器

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