JP2014026213A - 楽音演奏装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】楽器が標準チューニングとは異なる状態となっていたとしても、利用者に、再生されるカラオケ楽曲と調和した演奏を可能とする。
【解決手段】カラオケ装置10は、カラオケ楽曲データを再生可能である。演奏者によるエレキギター4のチューニング音を入力し、チューニングによる移調状態を表す移調情報を取得し、取得された移調情報で示されるマイナス側又はプラス側の移調状態と相反するようにコード及び運指情報をプラス側又はマイナス側へシフトすることにより、新たな演奏支援音高情報を生成し、カラオケ楽曲データの再生に応じて、上記新たな演奏支援音高情報を表示するモニタ13,14に表示する。
【選択図】図5
【解決手段】カラオケ装置10は、カラオケ楽曲データを再生可能である。演奏者によるエレキギター4のチューニング音を入力し、チューニングによる移調状態を表す移調情報を取得し、取得された移調情報で示されるマイナス側又はプラス側の移調状態と相反するようにコード及び運指情報をプラス側又はマイナス側へシフトすることにより、新たな演奏支援音高情報を生成し、カラオケ楽曲データの再生に応じて、上記新たな演奏支援音高情報を表示するモニタ13,14に表示する。
【選択図】図5
Description
本発明は、カラオケ楽曲の再生と共に利用者が楽器を演奏できる楽音演奏装置に関する。
カラオケ楽曲を演奏する楽音演奏装置において、複数の楽器演奏パートを含むカラオケ楽曲データの再生の際、利用者に楽曲の歌詞を表示する画面に、併せて当該楽曲のコード進行を表示する技術が既に知られている(例えば特許文献1参照)。利用者は、表示されるコード進行を見ながら、再生されるカラオケ楽曲に合わせて楽器演奏パートを自ら演奏して、当該楽器の練習を行ったり、カラオケ楽曲全体のアンサンブルを楽しむことができる。
ところで、例えばギター等の移調可能な楽器においては、いわゆる「A=440Hz」基準のチューニング等、標準的な発音態様とするためのチューニング設定(以下適宜、「標準チューニング」という)が存在する。しかしながら、楽曲によっては、重低音感を増大させるため等の目的で、上記標準チューニングよりも例えば半音あるいは1音下げたチューニングにより演奏することが前提となっている楽曲がある。したがって、例えばこのような楽曲の演奏に対応して、利用者のギターが、上記標準チューニングよりも下げたチューニング設定(以下適宜、「下げチューニング」という)とされる場合がありうる。
上記従来技術においては、上記カラオケ楽曲データに対応したコード進行の表示は、上記標準チューニングが前提となっている。したがって、上記のような下げチューニングが行われている場合、例えばカラオケ楽曲のコードEに対応した部分の再生が行われ、表示手段にコードEが表示され、当該表示に応じて「E」のポジションで利用者が演奏を行うと、実際に利用者のギターから発せられる音は「E♭」となってしまい、楽曲と調和しなくなる。
また、上記の下げチューニング以外に、例えばカポタストを使用して開放弦の音高を高く設定し、実質的に上記標準チューニングよりも上げたチューニング設定(以下適宜、「上げチューニング」という)とした場合も、同様の不調和が生じうる。さらに、電子鍵盤楽器等においても、上記同様、電子的な設定により上記下げチューニング又は上げチューニングとされる場合があり、この場合も上記同様の不調和が生じうる。
本発明の目的は、楽器が標準チューニングとは異なる状態となっていたとしても、再生されるカラオケ楽曲と調和した演奏を利用者が確実に行うことができる、楽音演奏装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、移調可能なフレット付き弦楽器、若しくは、移調可能な鍵盤楽器、からなる移調可能楽器の演奏パートを含む複数の楽器演奏パートから構成されるとともに前記移調可能楽器の演奏パートの演奏支援音高情報が対応付けられたカラオケ楽曲データを、再生可能なカラオケ楽曲再生手段と、前記移調可能楽器の移調状態を表す移調情報を取得する移調情報取得手段と、前記移調情報取得手段により取得された前記移調情報で示されるマイナス側又はプラス側の移調状態と相反するように前記演奏支援音高情報をプラス側又はマイナス側へシフトすることにより、新たな演奏支援音高情報を生成する音高情報シフト手段と、前記カラオケ楽曲再生手段での前記カラオケ楽曲データの再生に応じて、前記音高情報シフト手段によりシフトされた前記新たな演奏支援音高情報を表示する、表示手段と、を有することを特徴とする。
本願第1発明においては、カラオケ楽曲再生手段により移調可能楽器(移調可能なフレット付き弦楽器、若しくは、移調可能な鍵盤楽器)の演奏パートを含むカラオケ楽曲データが演奏される。そのとき、カラオケ楽曲データに対し、予め当該移調可能楽器の演奏パートの演奏支援音高情報(例えば、コード名情報や、TAB譜情報や、運指情報等)が対応付けられており、当該カラオケ楽曲データの再生時には表示手段によって当該演奏支援音高情報が表示される。これにより、楽器演奏者である利用者は、再生されるカラオケ楽曲に合わせて上記移調可能楽器の楽器演奏パートを自ら演奏して、当該楽器の練習を行ったり、カラオケ楽曲全体のアンサンブルを楽しむことができる。またそのとき、表示手段に表示される上記演奏支援音高情報を活用して、演奏を容易に行うことができる。
そして、本願第1発明では、移調情報取得手段と音高情報シフト手段とが設けられる。移調可能楽器において上述の下げチューニングや上げチューニングが行われている場合には、移調情報取得手段により、当該下げチューニングや上げチューニングの移調状態(マイナス側に何音下げられているか又はプラス側に何音上げられているか)を表す移調情報が取得される。そして、音高情報シフト手段が、上記移調情報の表す移調状態と相反するように、上記演奏支援音高情報をシフトする。これにより、例えば半音下げの下げチューニングが行われているときには、演奏支援音高情報が半音上がるようにシフトされ、例えば1音上げの上げチューニングが行われているときには、演奏支援音高情報が1音下がるようにシフトされる。
そして、表示手段には、上記のようにシフトされた後の演奏音高情報が表示される。これにより、例えばカラオケ楽曲のコードEに対応した部分の再生が行われているとき、利用者の移調可能楽器において例えば半音下げの下げチューニングが行われているときには、表示手段にはコードEを半音上げたコードFに対応した演奏支援音高情報が表示される。利用者が当該表示に応じて「F」のポジションで演奏を行うことで、実際に利用者の移調可能楽器から発せられる音は「E」ポジションに対応した音となり、再生されるカラオケ楽曲と確実に調和させることができる。同様に、例えば利用者の移調可能楽器が1音上げの上げチューニングが行われているときには、表示手段にはコードEを1音下げたコードDに対応した演奏支援音高情報が表示される。利用者が当該表示に応じて「D」のポジションで演奏を行うことで、実際に利用者の移調可能楽器から発せられる音は「E」ポジションに対応した音となり、再生されるカラオケ楽曲と確実に調和させることができる。
以上のようにして、本願第1発明においては、移調可能な楽器が標準チューニングとは異なる移調状態となっていたとしても、利用者に対し当該移調状態に対応して相反するようにシフトさせた演奏支援音高情報が表示される。これにより、利用者は、再生されるカラオケ楽曲と調和した演奏を確実に行うことができる。
第2発明は、上記第1発明において、前記移調可能楽器から出力される演奏信号を入力する演奏信号入力手段をさらに有し、前記移調情報取得手段は、前記演奏信号入力手段により入力された前記演奏信号に含まれる所定の音を基準音高と比較することで、前記移調情報を自動取得することを特徴とする。
これにより、例えばカラオケ楽曲の再生前に利用者が移調可能楽器を装置に接続し所定の演奏(発音)を行うだけで、装置側で当該移調可能楽器の移調情報を自動取得することができる。この場合、利用者が、移調可能楽器の移調情報を別途操作入力する必要等がなく操作負担を低減できるので、さらに利便性を向上することができる。
第3発明は、上記第1又は第2発明において、前記表示手段は、前記演奏支援音高情報として、前記移調可能楽器の運指情報、及び、前記フレット付き弦楽器のTAB譜情報、のうち少なくとも1つを表示することを特徴とする。
移調可能楽器の運指情報(弦楽器や鍵盤楽器のどの位置をどのように押さえるか)や、フレット付き弦楽器である場合のTAB譜情報を、上述のようにシフトさせた状態で表示することにより、利用者の習熟度に応じて、(例えば利用者が初心者である場合であっても)再生されるカラオケ楽曲と調和した演奏を確実に行うことができる。
本発明によれば、楽器が標準チューニングとは異なる状態となっていたとしても、再生されるカラオケ楽曲と調和した演奏を利用者が確実に行うことができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、楽音演奏装置の一例としてのカラオケ装置に本発明を適用した場合を例にとって説明する。この例では、利用者がカラオケ装置の演奏と共に自らエレキギターを演奏する場合を説明する。
<主要構成>
図1は、本実施形態としてのカラオケ装置の主要構成を示す説明図である。図1に示すように、カラオケ装置10には、歌詞を示す歌詞テロップ、歌詞テロップの背景に表示する背景映像、選曲番号を示す映像などをCRTに表示するモニタテレビ(以下、モニタと略称する)13(表示手段に相当)と、歌唱者用のモニタ14(表示手段に相当)と、エレキギター4(移調可能楽器、移調可能なフレット付き弦楽器に相当)やエレキベースギター(移調可能楽器、移調可能なフレット付き弦楽器に相当)などの電子楽器を接続するための楽器接続ボード8と、複数の楽器の楽音により構成されるカラオケ用の楽曲(カラオケ楽曲。以下、適宜「曲」と略称する)の選曲、及び曲の再生の予約などの選曲制御、選曲された曲の送信要求を示すリクエスト信号のサーバーへの送信、及びリクエスト信号により示される曲に対応する曲データ(カラオケ楽曲データに相当)の受信などの通信制御、受信された曲データに含まれる楽音種類指定情報たるMIDIデータのうち楽器接続ボード8に接続された楽器と同じ種類の楽器の音源を指定する等の制御装置20とが備えられている。
図1は、本実施形態としてのカラオケ装置の主要構成を示す説明図である。図1に示すように、カラオケ装置10には、歌詞を示す歌詞テロップ、歌詞テロップの背景に表示する背景映像、選曲番号を示す映像などをCRTに表示するモニタテレビ(以下、モニタと略称する)13(表示手段に相当)と、歌唱者用のモニタ14(表示手段に相当)と、エレキギター4(移調可能楽器、移調可能なフレット付き弦楽器に相当)やエレキベースギター(移調可能楽器、移調可能なフレット付き弦楽器に相当)などの電子楽器を接続するための楽器接続ボード8と、複数の楽器の楽音により構成されるカラオケ用の楽曲(カラオケ楽曲。以下、適宜「曲」と略称する)の選曲、及び曲の再生の予約などの選曲制御、選曲された曲の送信要求を示すリクエスト信号のサーバーへの送信、及びリクエスト信号により示される曲に対応する曲データ(カラオケ楽曲データに相当)の受信などの通信制御、受信された曲データに含まれる楽音種類指定情報たるMIDIデータのうち楽器接続ボード8に接続された楽器と同じ種類の楽器の音源を指定する等の制御装置20とが備えられている。
さらに、カラオケ装置10には、この例では、楽器接続ボード8から入力される楽器の演奏信号、マイクロフォン17,18から入力される音声信号及び曲の再生信号のミキシング、音声と曲との音量バランス、エコー調整、ディレ移調整、ミキシング信号の増幅、再生される曲の音程制御(キーコントロール)、高音、低音の制御(トーンコントロール)などを行うアンプ16と、このアンプ16から出力される増幅信号を音として再生するフロアータイプの1組のスピーカ11,11と、天井吊下げ用の1組のスピーカ12,12と、制御装置20を遠隔操作するリモコン30とが備えられている。
楽器接続ボード8は、図示を省略するが、電子ドラム、キーボード、エレキベースギター、エレキギター4の出力端子を接続するそれぞれの入力端子と、各入力端子に入力される演奏信号をそれぞれ出力する出力端子と、楽器の音程をLED表示するチューニングメータ36の出力端子を接続するチューニングメータ入力端子と、が設けられている。そして、楽器接続ボード8は、各楽器の出力端子が接続されたことを検出するとともに、接続された楽器の1つの演奏信号を選択し、その選択された演奏信号を制御装置20の入力端子44(後述の図2参照)へ出力する役割をする。例えばエレキギター4から出力される演奏信号は、出力端子(フォンプラグ)4a(後述の図2参照)により楽器接続ボード8へ入力され、楽器接続ボード8の出力端子から出力される演奏信号は、制御装置20の入力端子44へ入力される。
<制御系>
上記制御装置20の制御系の構成について図2を参照して説明する。図2は、制御装置20の制御系の主要構成を示す機能ブロック図である。制御装置20は、装置筺体にLAN回線15を接続する通信端子40と、楽器接続ボード8の出力端子と接続される入力端子44と、アンプ16の音声入力端子と接続される音声出力端子41と、モニタ13の映像入力端子と接続される映像出力端子42と、モニタ14の映像入力端子と接続される映像出力端子43とを備えている。この制御装置20には、制御プログラムにしたがって各種制御を実行するCPU45が設けられている。CPU45には、リモコン30から送信されるデータ、選曲された曲の選曲番号を示す選曲番号データ、予約された曲の選曲番号データなどを一時保存するためのRAM46と、CPU45により実行されるプログラム及び必要なデータテーブルなどが記憶されたROM47とが接続されている。
上記制御装置20の制御系の構成について図2を参照して説明する。図2は、制御装置20の制御系の主要構成を示す機能ブロック図である。制御装置20は、装置筺体にLAN回線15を接続する通信端子40と、楽器接続ボード8の出力端子と接続される入力端子44と、アンプ16の音声入力端子と接続される音声出力端子41と、モニタ13の映像入力端子と接続される映像出力端子42と、モニタ14の映像入力端子と接続される映像出力端子43とを備えている。この制御装置20には、制御プログラムにしたがって各種制御を実行するCPU45が設けられている。CPU45には、リモコン30から送信されるデータ、選曲された曲の選曲番号を示す選曲番号データ、予約された曲の選曲番号データなどを一時保存するためのRAM46と、CPU45により実行されるプログラム及び必要なデータテーブルなどが記憶されたROM47とが接続されている。
また、CPU45には、モニタ13,14に歌詞テロップや各種メッセージ映像を表示するための文字映像データが記憶されたビデオRAM48と、サーバー58から送信される曲データを通信端子40を介して受信するためのLANボード50と、このLANボード50により受信された曲データを一時保存するためのRAM49とが接続されている
さらに、CPU45には、RAM49から読み出された曲データに含まれるMIDIデータを入力するとともに、その入力されたMIDIデータにより指定される音源から音源信号を出力するMIDI音源ボード51が接続されている。また、CPU45には、上記出力された音源信号を入力してアンプ16により増幅可能な信号に変換する音声制御回路52と、曲データに含まれるジャンルデータにより特定されるジャンルの背景映像を示す背景映像データを読み出すCD−ROMプレーヤ53とが接続されている。
また、CPU45には、CD−ROMプレーヤ53から読み出された背景映像データ、及びRAM49から読み出された曲データに含まれる歌詞テロップデータを入力し、モニタ13の表示画面に表示される背景映像中に歌詞テロップがスーパーインポーズされた映像を作成したり、曲の進行にしたがって歌詞テロップの色を変えたりする映像制御を行う映像制御回路54が接続されている。
さらに、CPU45には、制御装置20の受光部38により受光されたリモコン30からの光信号をデジタル信号に変換する変換回路55と、制御装置20の筺体に設けられた各種ボタン及びキー(テンキー、選曲ボタン等)を押したときに点灯するLEDへ表示信号を出力する表示回路56と、上記各種ボタン及びキーを押したときに発生するスイッチング信号を入力する入力回路57とが接続されている。
以上の基本構成のカラオケ装置10において、例えばエレキギター4の演奏パートを含むカラオケ楽曲データが演奏される。その演奏に合わせて利用者がエレキギター4を演奏すると、エレキギター4から出力される演奏信号は、楽器接続ボード8を介して制御装置20の入力端子44へ入力される。そして、音声制御回路52において、音源信号が音声出力端子41へ出力される。なお、いわゆるマイナスワン再生状態の場合には、音源信号のエレキギター4の楽曲パート一部をエレキギター4の演奏信号と置き置き換えて出力される。
このとき、本実施形態では、カラオケ楽曲データに対し、予め当該エレキギター4の演奏支援用の音高情報(この例ではコード名情報と運指情報。後述の図3、図4等を参照)が対応付けられており、当該カラオケ楽曲データの再生時にはモニタ13,14によって当該音高情報が表示される。これにより、演奏者である利用者は、再生されるカラオケ楽曲に合わせてエレキギター4の演奏パートを自ら演奏し、当該エレキギター4の練習を行ったり、カラオケ楽曲全体のアンサンブルを楽しむことができる。またそのとき、モニタ13,14に表示される上記演奏支援音高情報を見ながら、演奏を容易に行うことができる。
<下げチューニング設定>
ここで、エレキギター4等の移調可能な楽器では、いわゆる「A=440Hz」基準のチューニング等、標準的な発音態様とするためのチューニング設定(標準チューニング)が存在する。しかしながら、楽曲によっては、重低音感を増大させるため等の目的で、上記標準チューニングよりも例えば半音あるいは1音下げたチューニングにより演奏することが前提となっている楽曲がある。したがって、例えばこのような楽曲の演奏に対応して、利用者のエレキギター4が、上記標準チューニングよりも下げたチューニング設定(下げチューニング)とされている場合がある。
ここで、エレキギター4等の移調可能な楽器では、いわゆる「A=440Hz」基準のチューニング等、標準的な発音態様とするためのチューニング設定(標準チューニング)が存在する。しかしながら、楽曲によっては、重低音感を増大させるため等の目的で、上記標準チューニングよりも例えば半音あるいは1音下げたチューニングにより演奏することが前提となっている楽曲がある。したがって、例えばこのような楽曲の演奏に対応して、利用者のエレキギター4が、上記標準チューニングよりも下げたチューニング設定(下げチューニング)とされている場合がある。
しかしながら、通常は、前述のカラオケ楽曲データに対応した上記演奏支援音高情報は、上記標準チューニングを前提としている。したがって、上記のような例えば半音下げのチューニングが行われている場合、そのままでは、カラオケ楽曲の再生が行われ、モニタ13,14に表示された上記演奏支援音高情報に応じて利用者が演奏を行うと、実際に利用者のエレキギター4から発せられる音は半音下がったコードの音となってしまい、楽曲と調和しなくなる。また、上記の下げチューニング以外に、例えばカポタストを使用して開放弦の音高を高く設定し、実質的に上記標準チューニングよりも上げた、上げチューニング設定とした場合も、同様の不調和が生じうる。
<比較例>
上記のような不調和が生じる場合を、図3を用いて比較例として具体的に説明する。図3に、この比較例における、カラオケ楽曲再生時のモニタ13,14の表示画面34′の表示の一例を示す。表示画面34′には、再生される楽曲データに対応した歌詞とともに、エレキギター4の上記演奏支援音高情報として、楽曲データに対応したコード名及び運指情報(どの位置をどのように押さえるかのポジション情報)が、上記標準チューニングを前提とした状態で表示されている。
上記のような不調和が生じる場合を、図3を用いて比較例として具体的に説明する。図3に、この比較例における、カラオケ楽曲再生時のモニタ13,14の表示画面34′の表示の一例を示す。表示画面34′には、再生される楽曲データに対応した歌詞とともに、エレキギター4の上記演奏支援音高情報として、楽曲データに対応したコード名及び運指情報(どの位置をどのように押さえるかのポジション情報)が、上記標準チューニングを前提とした状態で表示されている。
具体的には、「我は」の歌詞部分に対しコード名「E」と運指情報が表示され、これに続く「来るー」の歌詞部分に対しコード名「Cm」と運指情報が表示される。コードEの運指情報は、1弦,2弦,3弦,4弦,5弦,6弦=0f(フレット。以下同様),0f,1f,2f,2f,0fのポジションである。コードCmの運指情報は、1弦,2弦,3弦,4弦,5弦,6弦=3f,4f,5f,5f,3f,3fのポジションである。
しかしながら、上述のようにエレキギター4が標準チューニングよりも半音下げのチューニングを行っていた場合には、この比較例では、演奏支援音高情報に従って利用者がエレキギター4を演奏すると、上記「我は」の歌詞部分をカラオケ楽曲がコードEの音で演奏しているのに、エレキギター4はコードE♭で発音することとなる。同様に、上記「来るー」の歌詞部分をカラオケ楽曲がコードCmの音で演奏しているのに、エレキギター4はコードBmで発音してしまう。このように、この比較例では、カラオケ楽曲の再生時に、楽曲全体について、モニタ13,14に表示される音高情報に従ってエレキギター4を演奏したのでは、楽曲全体が半音下がった音程で演奏されてしまい、エレキギター4で演奏する楽曲がカラオケ楽曲と調和しなくなる。
<本実施形態の特徴>
本実施形態では、上記のようにエレキギター4が下げチューニング(又は上げチューニングでもよい)で設定されている場合に、その下げチューニング(又は上げチューニング)であることを自動判定する。そして、その判定結果に応じて、カラオケ楽曲のコードに対応した演奏支援音高情報の表示にしたがって利用者が演奏を行っても、カラオケ楽曲と調和しなくなるのを防止する。その内容を図4を用いて説明する。
本実施形態では、上記のようにエレキギター4が下げチューニング(又は上げチューニングでもよい)で設定されている場合に、その下げチューニング(又は上げチューニング)であることを自動判定する。そして、その判定結果に応じて、カラオケ楽曲のコードに対応した演奏支援音高情報の表示にしたがって利用者が演奏を行っても、カラオケ楽曲と調和しなくなるのを防止する。その内容を図4を用いて説明する。
図4は、本実施形態におけるカラオケ楽曲再生時のモニタ13,14の表示画面34の表示の一例を示す説明図である。表示画面34には、上記比較例と同様、再生される楽曲データに対応した歌詞とともに、エレキギター4の演奏支援音高情報として、楽曲データに対応したコード名及び運指情報が表示される。この例では、例えばエレキギター4のチューニングが、標準よりも半音下げのチューニング設定である場合を例にとっている。まず、後述のように、その半音下げチューニング設定が自動的にカラオケ装置10側で検出される。そして、その検出結果に応じ、図4に示す表示が実行される。
すなわち、この場合、再生されるカラオケ楽曲では、「我は」の歌詞部分のコードはコードEであるので、モニタ13,14の表示画面34に、音高情報として、コードEを(上記半音下げチューニングに対応して)半音上げた新たなコード名「F」とその運指情報を表示している。また、これに続く「来るー」の歌詞部分のコードはコードCmであるので、これに対し、モニタ13,14の表示画面34に、コードCmを(上記半音下げチューニングに対応して)半音上げた新たなコード名「C#m」とその運指情報を表示している。コードFの運指情報は、コードEのポジション(1弦,2弦,3弦,4弦,5弦,6弦=0f,0f,1f,2f,2f,0f)を1フレット上げたポジション(1弦,2弦,3弦,4弦,5弦,6弦=1f,1f,2f,3f,3f,1f)であり、コードC#mの運指情報は、コードCmのポジション(1弦,2弦,3弦,4弦,5弦,6弦=3f,4f,5f,5f,3f,3f)を1フレット上げたポジション(1弦,2弦,3弦,4弦,5弦,6弦=4f,5f,6f,6f,4f,4f)である。
したがって、モニタ13,14に表示されたコード及び運指情報に従って、エレキギター4を演奏すると、「我は」の歌詞部分では、再生される楽曲データと同じコードEの音が発音され、「来るー」の歌詞部分では、再生される楽曲データと同じコードC#mの音が発音される。このように、カラオケ楽曲の再生時に、楽曲全体について、モニタ13,14にエレキギター4の演奏支援音高情報として、再生される楽曲のコードを半音上げた新たなコード名と運指情報を表示することにより、利用者は、表示された音高情報に従って、再生される楽曲と調和したエレキギター4の演奏をすることができる。
<制御手順>
上記のような本実施形態の手法を実現するために、カラオケ装置10の楽曲再生時にCPU45により実行される処理内容を、図5のフローチャートにより説明する。
上記のような本実施形態の手法を実現するために、カラオケ装置10の楽曲再生時にCPU45により実行される処理内容を、図5のフローチャートにより説明する。
図5において、このフローは、カラオケ装置10の利用者が、制御装置20の電源ボタンを押して制御装置20の電源を立ち上げると、開始される。制御装置20の電源の立ち上がりに連動して、アンプ16、楽器接続ボード8及びモニタ13,14の電源が立ち上がる。なお、前述したように、この例では、カラオケ装置10の利用者が、楽器接続ボード8にエレキギター4を接続して演奏する場合を例にとって説明する。利用者がエレキギター4のフォンプラグ4aを楽器接続ボード8の入力端子(フォンジャック)に接続すると、楽器接続ボード8はエレキギター4が接続されたことを検知する。
図5において、まず、ステップS10において、CPU45は、チューニング処理を実行する。このチューニング処理の手順を図6により説明する。図6において、まず、ステップS12において、CPU45は、モニタ13,14に制御信号を出力して、利用者に対しエレキギター4のチューニング音、例えば第6弦の開放弦(すなわち0フレット)状態の発音を促す発音表示を、モニタ13,14により表示させる。
ステップS14では、CPU45は、チューニング音の入力があるか否かを判定する。上記ステップS13でのモニタ13,14での表示に応じて、利用者がエレキギター4の第6弦の開放弦を弾くと、その演奏音が楽器接続ボード8を介して制御装置20に入力される。これにより、チューニング音の入力の判定が満たされ(ステップS14:YES)、ステップS16に移る。チューニング音の入力があるまで判定が満たされず(ステップS14:NO)、上記ステップS12に戻り、同様の手順を繰り返す。
ステップS16では、CPU45は、制御装置20に入力されたチューニング音を予め記憶された基準の音高と比較する。これにより、利用者によりエレキギター4に設定されたチューニングが、標準チューニング(音高シフト:0)であるか、あるいは、例えば標準チューニングよりも半音または1音下げる下げチューニング(音高シフト:−1/2、−1)であるか、あるいは、例えば標準チューニングよりも半音又は1音上げる上げチューニング(音高シフト:+1/2、+1)であるかどうか、等の移調状態を判定し、当該移調情報を取得する。その後、ステップS18に移る。
なお、上記の移調状態の判定の際、カラオケ装置1に接続したチューニングメータ36(あるいはカラオケ装置1内に適宜に設けてもよい)により、移調状態を表示することもできる。このチューニングメータ36の一例を図7に示す。図7において、このチューニングメータ36は、表示画面36aを有している。表示画面36aは、入力された信号と同調した音程で光るLED目盛りとして、上記A=440Hzの標準チューニングに対応した「0」の目盛りと、「0」の目盛りの一方側に設けられた(半音低いチューニングであることを表す)目盛り「♭1」及び(1音低いチューニングであることを表す)目盛り「♭2」と、「0」の目盛りの他方側に設けられた(半音高いチューニングであることを表す)目盛り「#1」及び(1音高いチューニングであることを表す)目盛り「#2」と、を備えている。
このチューニングメータ36を使用するには、チューニングメータ36の出力端子を楽器接続ボード8のチューニングメータ入力端子(図示省略)に接続し、チューニングメータ36を楽器接続ボード8を介して制御装置20に接続する。チューニングメータへの入力信号として、エレキギター4を弾いてチューニング音を楽器接続ボード8を介して制御装置20に入力すると、チューニング音に同調した上記音程のLED目盛りが光り、制御装置20側でチューニング音の移調情報を判定するとともに、判定結果である移調情報が自動的に制御装置20により取得される。
なお、上記は、利用者がエレキギター4において所定の発音(上記の例では6弦の開放弦の音)を行うことで、CPU45側で自動的に移調情報が取得されたが、これに限られない。すなわち、利用者自らが、例えば制御装置20に設置してあるチューニングボタンを手動操作することで、エレキギター4が標準チューニングであるか、上げチューニングであるか、下げチューニングであるか、等を設定してもよい。この場合、図6のステップS12及びステップS14が省略され、ステップS16では、上記手動操作により入力された移調情報をCPU45が取得する。
ステップS18では、CPU45は、上記ステップS16で得られた移調情報取得結果を例えばRAM49に記憶する。その後、図5に戻り、ステップS25に移行する。
以上のフローにおいて、上記ステップS14の手順が各請求項記載の演奏信号入力手段として機能し、ステップS16の手順が移調情報取得手段として機能する。
図5に戻り、ステップS25では、CPU45は、利用者による選曲が終了したか否かを判定する。選曲は、例えば、利用者がエレキギター4を演奏したい曲の選曲番号をリモコン30のテンキーにより入力し、選曲ボタンを押すと、選曲が終了する。選曲が終了するまではステップS25の判定が満たされず(ステップS25:NO)、ループ待機する。選曲が終了した場合はステップS25の判定が満たされ(ステップS25:YES)、ステップS30に移る。
ステップS30では、CPU45は、ステップS25での選曲結果に対応し、上記選曲番号を示す選曲番号データをRAM46に一時保存するとともに、LANボード50を介し、上記選曲番号に対応する曲データの送信を要求するリクエスト信号を、LAN回線15を介してサーバー58へ送信する。これにより、サーバー58は、図示しない記憶装置から、上記リクエスト信号に示される選曲番号に対応する曲データ(演奏支援音高情報に相当する、エレキギター4のコード情報及び運指情報を含む)を検索して読み出し、その読み出された曲データを、LAN回線15を介して制御装置20に送信する。ステップS30が終了したら、ステップS35に移る。
ステップS35では、CPU45は、LANボード50を介し、サーバー58からLAN回線15を介して送信された(コード情報及び運指情報を含む)曲データを受信する。その後、ステップS40に移る。
ステップS40では、CPU45は、上記ステップS40で受信した曲データをRAM49に一時保存させる。その後、ステップS45に移る。
ステップS45では、CPU45は、上記ステップS10のチューニング処理で取得したエレキギター4の移調情報が±0であるか(すなわち標準チューニングか)否か、を判定する。エレキギター4の移調情報判定が±0でない(すなわち下げチューニング又は上げチューニングである)場合は判定が満たされず(ステップS45:NO)、ステップS50に移る。エレキギター4の移調情報判定が±0であった(すなわち標準チューニングである)場合は判定が満たされ(ステップS45:YES)、後述のステップS55に移る。
ステップS50では、CPU45は、図6の上記ステップS15で取得した移調情報に応じて、上記ステップS35で取得しステップS40で保存された曲データに含まれる上記コード及び運指情報を、当該移調情報の表わす移調状態と相反するようにプラス側又はマイナス側にシフトする。すなわち、例えば上記ステップS15で取得された移調情報が半音下げであればコード及び運指情報を半音上げるようにシフトし、移調情報が1音下げであればコード及び運指情報を1音上げるようにシフトし、移調情報が半音上げであればコード及び運指情報を半音下げるようにシフトし、移調情報が1音上げであればコード及び運指情報を1音下げるようにシフトして、新たなコード及び運指情報を生成する。ステップS50が終了したら、ステップS55に移る。
ステップS55では、CPU45は、上記ステップS40でRAM49に記憶されているMIDIデータの読み出しを開始し、読み出されたMIDIデータをMIDI音源ボード51に書き込む。ステップS55が終了したら、ステップS60に移る。
ステップS60では、CPU45は、MIDI音源ボード51に制御信号を出力し、上記ステップS55で書き込んだMIDIデータに対応した音源信号を、MIDI音源ボード51から出力させる。MIDI音源ボード51から出力される音源信号は、音声制御回路52へ出力されるとともに、アンプ16により増幅可能な音楽信号に変換され、この変換された音楽信号は、音声出力端子41からアンプ16へ出力される。また、マイクロフォン17,18から入力された音声信号は、アンプ16に内蔵されたミキシング回路9において上記音楽信号とミキシングされる。このとき、エレキギター4の出力端子4aから出力された演奏信号は、楽器接続ボード8及び制御装置20を介してミキシング回路9に入力され、上記音声信号及び音楽信号とミキシングされる。そして、そのミキシングされたミキシング信号は、アンプ16に内蔵された図示しない増幅回路により増幅された後にスピーカ11及びスピーカ12へ出力され、両スピーカによって再生される。ステップS60が終了すると、ステップS65に移る。
ステップS65では、CPU45は、モニタ13,14に制御信号を出力し、ステップS50で生成された新たなコード情報及びその運指情報をモニタ13,14により表示させる。これにより、エレキギター4の演奏者である利用者は、モニタ13,14に表示されるコード情報及び運指情報にしたがってエレキギター4を演奏することにより、再生されるカラオケ楽曲と調和したエレキギター演奏パートの演奏をすることができる。つまり、エレキギター4に標準チューニングよりも例えば半音あるいは1音下げた下げチューニング設定、例えば半音あるいは1音上げた上げチューニング設定が行われている場合であっても、エレキギター4の演奏支援音高情報であるコード及び運指情報として、チューニングによる移調状態と相反するようにプラス側又はマイナス側にシフトした新たなコード及び運指情報がモニタ13,14によって表示される。その結果、利用者は、モニタ13,14に表示されるコード情報及びその運指情報にしたがってエレキギター4を演奏しても、再生されるカラオケ楽曲と不調和を生じることがない。その後、ステップS70に移る。
ステップS70では、CPU45は、曲データの再生が終了したか(言い換えれば、ステップS55でのMIDIデータの読み出しが曲データの最後のMIDIデータまで終了したか)否かを判定する。曲データの再生が終了していれば判定が満たされ(ステップS70:YES)、このフローを終了する。曲データの再生が終了するまでは判定が満たされず(ステップS70:NO)、上記ステップS55に戻り、上記ステップS55〜ステップS65の手順を繰り返す。
以上のフローにおいて、上記ステップS50の手順が各請求項記載の音高情報シフト手段として機能し、上記ステップS60の手順がカラオケ楽曲再生手段として機能する。
以上説明したように、本実施形態のカラオケ装置10においては、エレキギター4において上述の下げチューニングや上げチューニングが行われていた場合には、当該下げチューニングや上げチューニングの移調状態(何音下げられているか又は何音上げられているか)を表す移調情報がCPU45で取得される。そして上記移調情報の表す移調状態と相反するように、上記コード名情報や運指情報がシフトしてモニタ13,14によって表示される。この結果、利用者は、再生されるカラオケ楽曲と調和した演奏を確実に行うことができる。
また、本実施形態では特に、エレキギター4から入力された演奏信号に含まれる所定の音を基準音高と比較することで、移調情報が自動取得される(ステップS16参照)。すなわち、例えばカラオケ楽曲の再生前に利用者がエレキギター4をカラオケ装置10に接続し所定の演奏(発音)を行うだけで、カラオケ装置10側で当該エレキギター4の移調情報を自動取得することができる。この場合、利用者が、エレキギター4の移調情報を別途操作入力する必要等がなく操作負担を低減できるので、さらに利便性を向上することができる。
なお、以上においては、エレキギター4の演奏支援音高情報として、カラオケ楽曲に対応するコード名及び運指情報が用いられる場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、演奏支援音高情報としてTAB譜を用い、前述のようにしてシフトさせたTAB譜をモニタ13,14に表示してもよい。さらに、コード名、運指情報、及びTAB譜のうちの1つを単独で又は複数を組み合わせて使用することもできる。また、以上は、移調可能な楽器としてエレキギター4の場合を例にとって説明したが、これに限られず、他のフレット付き弦楽器(エレキベース、ピックアップ付きのアコースティックギター)等の演奏時に適用してもよい。さらには弦楽器にも限られず、キーボード32(図1参照)等の移調可能な電子式の鍵盤楽器の演奏時に適用してもよい。
なお、以上において、図5、図6に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
4 エレキギター(移調可能楽器、移調可能なフレット付き弦楽器)
10 カラオケ装置(楽音演奏装置)
13,14 モニタ(表示手段)
20 制御装置
32 キーボード(移調可能楽器、移調可能な鍵盤楽器)
34 表示画面
36 チューニングメータ
10 カラオケ装置(楽音演奏装置)
13,14 モニタ(表示手段)
20 制御装置
32 キーボード(移調可能楽器、移調可能な鍵盤楽器)
34 表示画面
36 チューニングメータ
Claims (3)
- 移調可能なフレット付き弦楽器、若しくは、移調可能な鍵盤楽器、からなる移調可能楽器の演奏パートを含む複数の楽器演奏パートから構成されるとともに前記移調可能楽器の演奏パートの演奏支援音高情報が対応付けられたカラオケ楽曲データを、再生可能なカラオケ楽曲再生手段と、
前記移調可能楽器の移調状態を表す移調情報を取得する移調情報取得手段と、
前記移調情報取得手段により取得された前記移調情報で示されるマイナス側又はプラス側の移調状態と相反するように前記演奏支援音高情報をプラス側又はマイナス側へシフトすることにより、新たな演奏支援音高情報を生成する音高情報シフト手段と、
前記カラオケ楽曲再生手段での前記カラオケ楽曲データの再生に応じて、前記音高情報シフト手段によりシフトされた前記新たな演奏支援音高情報を表示する、表示手段と、
を有することを特徴とする楽音演奏装置。 - 請求項1記載の楽音演奏装置において、
前記移調可能楽器から出力される演奏信号を入力する演奏信号入力手段をさらに有し、
前記移調情報取得手段は、
前記演奏信号入力手段により入力された前記演奏信号に含まれる所定の音を基準音高と比較することで、前記移調情報を自動取得する
ことを特徴とする楽音演奏装置。 - 請求項1又は請求項2記載の楽音演奏装置において、
前記表示手段は、
前記演奏支援音高情報として、前記移調可能楽器の運指情報、及び、前記フレット付き弦楽器のTAB譜情報、のうち少なくとも1つを表示する
ことを特徴とする楽音演奏装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012168296A JP2014026213A (ja) | 2012-07-30 | 2012-07-30 | 楽音演奏装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014026213A true JP2014026213A (ja) | 2014-02-06 |
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ID=50199872
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- 2012-07-30 JP JP2012168296A patent/JP2014026213A/ja active Pending
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