JP5884992B2 - 楽音演奏装置及び楽音演奏処理プログラム - Google Patents

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本発明は、楽曲を演奏する楽音演奏装置及び楽音演奏処理プログラムに関する。
ユーザ(楽器演奏者)による楽器演奏に対し、採点を行う楽音演奏装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この従来技術では、ユーザが楽器(例えば鍵盤楽器)を演奏することで、その演奏に対する採点が行われる。すなわち、演奏される楽曲(練習曲)のデータにコード情報が対応づけられており、各コードごとに上記鍵盤楽器の目標音高データ(押さえ方情報)が生成されている。そして、上記ユーザの演奏により鍵盤楽器から電気的に出力された演奏信号(演奏情報)と上記目標音高データとの一致度に基づき、採点手段(演奏評価手段)によって上記採点が行われる。
特開2011−123239号公報
一方、上記のような鍵盤楽器ではなく、ユーザが弦楽器を演奏する場合も考えられる。この場合、弦楽器の演奏に対する採点を行うためには、弦楽器から出力された演奏信号の周波数成分を抽出し、公知のクロマベクトル処理を行う手法が考えられる。このクロマベクトル処理により、所定の時間区分ごとに上記演奏に対応した実音高データが生成されることで、当該実音高データと、対応する上記目標音高データとの一致度に基づき、上記採点を行うことができる。
しかしながら、上記のように周波数成分の抽出及びクロマベクトル処理により実音高データを生成する手法の場合、生成される実音高データの高精度化を図る観点からは、採点対象とする上記時間区分をなるべく長くとって演奏信号のサンプル数を多くするのが好ましい。しかしながら、上記時間区分が長くなるほど、当該時間区分に複数のコードが含まれる(言い換えれば当該時間区分の途中で1つのコードから別のコードに切り替わる)可能性が高くなる。この場合、そのままでは、生成された実音高データを、どのコードの目標音高データと比較するべきかの判別が難しく、適正な採点を実行することが難しくなる。
本発明の目的は、ユーザによる弦楽器の演奏に対し適正な採点を確実に行うことができる、楽音演奏装置及び楽音演奏処理プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、所定の弦楽器の演奏パートを含み、複数のコードの進行からなるコード情報が対応づけられたカラオケ楽曲データを記憶する楽曲データ記憶手段と、前記楽曲データ記憶手段に記憶された前記カラオケ楽曲データを読み出して再生する楽曲データ再生手段と、前記楽曲データ再生手段での前記カラオケ楽曲データの再生に応じて、対応する前記コード情報に含まれる各コードごとに、前記弦楽器における当該コードに対応した目標音高データを生成する目標データ生成手段と、前記楽曲データ再生手段による前記カラオケ楽曲データの再生にしたがって、楽器演奏者の前記弦楽器の演奏により当該弦楽器から出力される演奏信号を入力する演奏信号入力手段と、前記演奏信号入力手段から入力される前記演奏信号の周波数成分を抽出してクロマベクトル処理を行うことにより、所定の時間区分ごとの実音高データを生成する実データ生成手段と、前記時間区分ごとに、当該時間区分において前記実データ生成手段により生成された前記実音高データと対応する前記目標音高データとの一致度に応じた、前記楽器演奏者の前記演奏に対する採点を行う採点手段と、を有し、前記コード情報において特定の前記時間区分に複数の前記コードが含まれる場合には、前記目標データ生成手段は、それら複数のコードにそれぞれ対応する複数の前記目標音高データを生成し、前記採点手段は、前記特定の時間区分に関して前記目標データ生成手段により生成された前記複数の目標音高データのそれぞれを、当該特定の時間区分において前記実データ生成手段により生成された前記実音高データと比較するデータ比較手段と、前記データ比較手段における比較結果に基づき、前記複数の目標音高データのうち前記実音高データに対し最も高い一致度を与える目標音高データを決定するデータ決定手段と、を備え、前記データ決定手段により決定された前記目標音高データの前記最も高い一致度に基づき、前記採点を行うことを特徴とする。
本願発明の楽音演奏装置では、カラオケ楽曲データの再生とともにユーザ(楽器演奏者)が楽器を演奏することができる。すなわち、楽曲データ記憶手段に記憶されたカラオケ楽曲データは、楽曲データ再生手段によって読み出されて再生される。
このとき、本願発明では、この再生に合わせてユーザが弦楽器を演奏することで、その演奏に対する採点が行われる。すなわち、上記再生されるカラオケ楽曲データには、コード情報が対応づけられている。そして、当該カラオケ楽曲データの再生に応じて、目標データ生成手段により、上記コード情報に含まれる各コードごとに上記弦楽器の目標音高データが生成される。一方、上記ユーザの演奏により弦楽器から出力された演奏信号は演奏信号入力手段によって入力された後、実データ生成手段により、当該演奏信号の周波数成分が抽出されてクロマベクトル処理が行われ、これによって所定の時間区分ごとに実音高データが生成される。そして、この生成された実音高データと、対応する上記目標音高データとの一致度に基づき、採点手段によって上記採点が行われる。
ここで、上記のように周波数成分の抽出及びクロマベクトル処理により実音高データを生成する手法の場合、生成される実音高データの高精度化を図る観点からは、採点対象とする上記時間区分をなるべく長くとって演奏信号のサンプル数を多くするのが好ましい。しかしながら、上記時間区分が長くなるほど、当該時間区分に複数のコードが含まれる(言い換えれば当該時間区分の途中で1つのコードから別のコードに切り替わる)可能性が高くなる。この場合、そのままでは、生成された実音高データを、どのコードの目標音高データと比較するべきかの判別が難しく、適正な採点を実行することが難しくなる。
そこで本願発明においては、上記のように複数のコードが含まれるような特定の時間区分を採点対象とする場合には、それ以外の時間区分の採点とは異なる手法をとる。すなわち、目標データ生成手段が、上記複数のコードにそれぞれ対応する複数の目標音高データを生成する。そして、採点手段において、データ比較手段が、それら複数の目標音高データそれぞれを当該特定の時間区分において生成された上記実音高データと個別に比較し、データ決定手段が、それらのうち最も高い一致度を得られる目標音高データ(言い換えれば当該特定の時間区分において主として演奏されたコードに対応した音高データ)を決定する。そして、この決定された目標音高データに係わる上記最も高い一致度を用いて、採点が行われる。
以上の手法により、(上記周波数成分の抽出及びクロマベクトル処理による)演奏信号からの実音高データ生成を高精度に行うために採点対象となる時間区分を長くし、結果として当該時間区分に複数のコードが含まれたとしても、目標音高データとの比較による上記採点を適正に行うことができる。言い換えれば、高精度な実音高データの生成と、これに対応する目標音高データとの適正な比較と、の両立を図ることができる。このようにして弦楽器の演奏に対する適正な採点を確実に行える結果、ユーザの利便性を向上することができる。
第2の発明は、上記第1発明において、前記実データ生成手段は、前記クロマベクトル処理されたデータのうちレベルが所定のしきい値以下のものをカットするフィルタ手段と、前記複数のコードが含まれる前記特定の時間区分における前記しきい値を、1つのコードが含まれる他の時間区分における前記しきい値よりも大きくなるように可変に設定するしきい値設定手段と、を備えることを特徴とする。
本願発明では、演奏信号の周波数成分の抽出及びクロマベクトル処理を実行する上記実データ生成手段が、フィルタ手段を備えている。このフィルタ手段は、上記のようにクロマベクトル処理されたデータのうち所定のしきい値以下のレベルのものをカットする。これにより、上記カットによりノイズが除去されたデータに対しその後の処理を実行することができるので、より迅速かつ明瞭な態様で実音高データを生成することができる。
しかしながら、前述のように、採点対象となる時間区分に複数のコードが含まれる場合には、クロマベクトル処理されたデータにそれら複数のコードの和音が大小様々なレベルで混在している可能性がある。そのような場合に、上記フィルタ手段によるカットをそのまま実行すると、本来はノイズではない成分まで誤ってカットしてしまう可能性がある。
そこで、本願発明では、しきい値設定手段により、複数のコードが含まれるような特定の時間区分においては、上記しきい値を、(1つのコードのみが含まれる)他の時間区分よりも大きく設定する。これにより、上記のような誤ったカットが実行されるのを防止できるので、高精度な実音高データを確実に生成することができる。
上記目的を達成するために、第3の発明は、所定の弦楽器の演奏パートを含み、複数のコードの進行からなるコード情報が対応づけられたカラオケ楽曲データを記憶する楽曲データ記憶手段と、前記楽曲データ記憶手段に記憶された前記カラオケ楽曲データを読み出して再生する楽曲データ再生手段と、前記楽曲データ再生手段による前記カラオケ楽曲データの再生にしたがって、楽器演奏者の前記弦楽器の演奏により当該弦楽器から出力される演奏信号を入力する演奏信号入力手段と、を有する楽音演奏装置に備えられた演算手段に対し、前記楽曲データ再生手段での前記カラオケ楽曲データの再生に応じて、対応する前記コード情報に含まれる各コードごとに、前記弦楽器における当該コードに対応した目標音高データを生成する目標データ生成手順と、前記演奏信号入力手段から入力される前記演奏信号の周波数成分を抽出してクロマベクトル処理を行うことにより、所定の時間区分ごとの実音高データを生成する実データ生成手順と、前記時間区分ごとに、当該時間区分において前記実データ生成手順で生成された前記実音高データと対応する前記目標音高データとの一致度に応じた、前記楽器演奏者の前記演奏に対する採点を行う採点手順と、を実行させるための楽音演奏処理プログラムであって、前記コード情報において特定の前記時間区分に複数の前記コードが含まれる場合には、前記目標データ生成手順は、それら複数のコードにそれぞれ対応する複数の前記目標音高データを生成し、前記採点手順は、前記特定の時間区分に関して前記目標データ生成手順で生成された前記複数の目標音高データのそれぞれを、当該特定の時間区分において前記実データ生成手順で生成された前記実音高データと比較するデータ比較手順と、前記データ比較手順における比較結果に基づき、前記複数の目標音高データのうち前記実音高データに対し最も高い一致度を与える目標音高データを決定するデータ決定手順と、を備え、前記データ決定手順で決定された前記目標音高データの前記最も高い一致度に基づき、前記採点を行うことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザによる弦楽器の演奏に対し適正な採点を確実に行うことができる。
本発明の一実施形態のカラオケ装置の主要構成を示す説明図である。 カラオケ装置に備えられた制御装置の制御系の主要構成を示す機能ブロック図である。 楽曲データを含むサーバからの受信データのデータ構造の一例を示す説明図である。 歌唱パート及びギターパートを説明するための説明図である。 楽曲データの再生時にモニタに表示される表示内容の一例を示す説明図である。 CPUの詳細機能を表す機能ブロック図である。 複数の目標音高データを生成し、それぞれを特定の時間区分における実音高データと個別に比較する実施形態の手法を説明するための説明図である。 採点結果の表示例を説明するための説明図である。 カラオケ装置の楽曲再生時にCPUにより実行される処理内容を示すフローチャートである ステップS100の詳細手順を表すフローチャートである。 フィルタリングのしきい値を可変に設定する変形例を説明するための説明図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、ユーザがカラオケ楽曲の演奏と共に主として自らエレキギターを演奏する場合を説明する。
<主要構成>
図1は、本実施形態の楽音演奏装置であるカラオケ装置の主要構成を示す説明図である。図1に示すように、カラオケ装置10には、歌詞を示す歌詞テロップ、歌詞テロップの背景に表示する背景映像、選曲番号を示す映像などをCRTに表示するモニタテレビ(以下、モニタと略称する)13と、ユーザ用のモニタ14と、エレキギター4やエレキベースなどの電子楽器を接続するための楽器接続ボード8と、複数の楽器演奏パートにより構成されるカラオケ用の楽曲(カラオケ楽曲。以下、適宜「曲」と略称する)の選曲及び曲の再生の予約などの選曲制御や、選曲された曲の送信要求を示すリクエスト信号のサーバへの送信、及びリクエスト信号により示される曲に対応する楽曲データ(カラオケ楽曲データに相当)の受信などの通信制御や、受信された楽曲データに含まれる楽音種類指定情報たるMIDIデータのうち楽器接続ボード8に接続された楽器と同じ種類の楽器の音源を指定する等を行う制御装置20と、が備えられている。
さらに、カラオケ装置10には、この例では、楽器接続ボード8から入力される楽器の演奏信号とマイクロフォン17,18から入力される音声信号と曲の再生信号とのミキシング(後述の図2に示すミキシング回路9参照)や、音声と曲との音量バランス調整や、エコー調整や、ディレィ調整や、ミキシング信号の増幅や、再生される曲の音程制御(キーコントロール)や、高音・低音の制御(トーンコントロール)等を行うアンプ16と、このアンプ16から出力される増幅信号を音として再生するフロアータイプの1組のスピーカ11,11と、天井吊下げ用の1組のスピーカ12,12と、制御装置20を遠隔操作するリモコン30と、が備えられている。リモコン30には、各種の操作ボタン30a,30bが備えられている。
楽器接続ボード8は、図示を省略するが、電子ドラム、キーボード、エレキベース、エレキギター4の出力端子(フォンプラグ)を接続するそれぞれの入力端子(フォンジャック。演奏信号入力手段に相当)と、各入力端子に入力される演奏信号をそれぞれ出力する出力端子と、が設けられている。そして、楽器接続ボード8は、各楽器の出力端子を入力端子に接続することによって各楽器が接続されたこと及びその楽器の種類を自動検出するとともに、接続された楽器の1つの演奏信号を選択し、その選択された演奏信号を制御装置20の入力端子44(後述の図2参照)へ出力する役割をする。例えばエレキギター4から出力される演奏信号は、エレキギター4のフォンプラグを接続するフォンジャック4a(後述の図2参照)を介して楽器接続ボード8へ入力され、楽器接続ボード8の出力端子から出力される演奏信号は、制御装置20の入力端子44へ入力される。なお、上記のように楽器の接続及びその種類を自動検出するのに代え、ユーザが、既に接続済みの楽器に対応した設定等をリモコン30等において手動で行うようにしてもよい。またその場合、エレキギター4のような電子弦楽器ではなく、ガットギターやフォークギターのようなアコースティック発音のギターの音を、マイクロフォンで集音してフォンジャック4aへ入力してもよい。
<制御系>
上記制御装置20の制御系の構成について図2を参照して説明する。図2は、制御装置20の制御系の主要構成を示す機能ブロック図である。制御装置20は、装置筺体にLAN回線15を接続する通信端子40と、楽器接続ボード8の出力端子と接続される入力端子44と、アンプ16の音声入力端子と接続される音声出力端子41と、モニタ13の映像入力端子と接続される映像出力端子42と、モニタ14の映像入力端子と接続される映像出力端子43とを備えている。
また、制御装置20には、制御プログラムにしたがって各種制御を実行するCPU45(演算手段に相当)が設けられている。CPU45には、リモコン30から送信されるデータ、選曲された曲の選曲番号を示す選曲番号データ、予約された曲の選曲番号データなどを一時保存するためのRAM46と、CPU45により実行されるプログラム(図9、図10に示すフローを実行する楽音演奏処理プログラムを含む)及び必要なデータテーブルなどが記憶されたROM47とが接続されている。
また、CPU45には、モニタ13,14に歌詞テロップや各種メッセージ映像を表示するための文字映像データが記憶されたビデオRAM48と、サーバ58から送信される楽曲データやコード譜情報(詳細は後述)、歌詞データ、及び映像データを通信端子40を介して受信するためのLANボード50と、このLANボード50により受信される楽曲データ及び歌詞データ等を一時保存するためのRAM49(楽曲データ記憶手段に相当)とが接続されている。
さらに、CPU45には、RAM49から読み出された曲データに含まれるMIDIデータを入力するとともに、その入力されたMIDIデータにより指定される音源から音源信号を出力するMIDI音源ボード51が接続されている。また、CPU45には、上記出力された音源信号を入力してアンプ16により増幅可能な信号に変換する音声制御回路52と、一般的な背景映像を示す背景映像データを読み出すCD−ROMプレーヤ53とが接続されている。
また、CPU45には、CD−ROMプレーヤ53から読み出された一般的な背景映像データ、及びRAM49から読み出された曲固有の背景データや曲データに含まれる歌詞テロップデータ等を入力し、モニタ13の表示画面に表示される背景映像中に歌詞テロップがスーパーインポーズされた映像を作成したり、曲の進行にしたがって歌詞テロップの色を変えたりする映像制御を行う映像制御回路54が接続されている。
さらに、CPU45には、制御装置20の受光部38により受光されたリモコン30からの光信号をデジタル信号に変換する変換回路55と、制御装置20の筺体に設けられた各種ボタン及びキー(テンキー、選曲ボタン等)を押したときに点灯するLEDへ表示信号を出力する表示回路56と、上記各種ボタン及びキーを押したときに発生するスイッチング信号を入力する入力回路57とが接続されている。
<カラオケ装置の基本動作>
以上の基本構成のカラオケ装置10において、ユーザがリモコン30により例えばエレキギター4の演奏パートを含むカラオケ楽曲を選曲し、選曲に対応してサーバ58から送信された楽曲データを受信すると、楽曲データが演奏される。そのエレキギター4の演奏パートを含む楽曲データの演奏に合わせてユーザがエレキギター4を演奏すると、エレキギター4から出力される演奏信号は、楽器接続ボード8を介して制御装置20の入力端子44へ入力される。そして、音声制御回路52において、音源信号が音声出力端子41へ出力される。なお、いわゆるマイナスワン再生状態の場合には、音声制御回路52において、音源信号のエレキギターの楽曲パート一部をエレキギター4の演奏信号と置き換えたマイナスワン再生状態で、音声出力端子41へ出力される。
このとき、本実施形態では、サーバ58より歌詞データや映像データとともに受信した当該エレキギター4のギター演奏パートを含む楽曲データに対し、予め演奏支援用にコード譜情報(詳細は後述)が対応付けられており、当該楽曲データの再生時にはモニタ13,14によってコード譜情報が歌詞データや映像データと共に表示される。これにより、演奏者であるユーザは、モニタ13,14に表示されるコード譜情報を活用することで、再生されるカラオケ楽曲に合わせてエレキギター4の演奏パートを自ら容易に演奏して、当該エレキギター4の練習を行ったり、カラオケ楽曲全体のアンサンブルを楽しむことができる。
<データ構造>
図3は、本実施形態における、サーバ58より受信した楽曲データを含む受信データのデータ構造を示す説明図である。図3に示す例では、サーバから受信されるデータの、カラオケ楽曲の4小節分を示している。受信データは、4小節分の演奏の進行に対応した複数の楽器演奏パート(この例では、エレキギター4に対応するギターパート、ベースパート、ドラムパート)の楽曲データと、上記コード譜情報と、歌詞データ(歌詞テロップデータ)と、映像データと、を備えている。
楽曲データは、歌詞データ及び映像データとともに、図3に示すデータ中の1番目の小節(以下、単に「第1小節」等という)から再生され、時間の経過に従って第2小節、第3小節、第4小節へと再生が進行して行く。またその再生に対応して、歌詞データ及び映像データに基づく表示も進行していく。
<コード譜情報>
コード譜情報は、楽曲データに対応付けられており、この例では、図中の第1小節がコードEm、第2小節がコードEm,Bm,C、第3小節がコードC、第4小節がコードBmとなっている。この例では、図4に示すように、「あのことばさえ いわなかったならば〜」の歌詞となるメロディーに対応し、コード進行は、コードEm(図4中の第1小節)→コードEm,Bm,C(第2小節)→コードC(第3小節)→コードBm(第4小節)・・・の順となっている。そしてこれに対応するエレキギター4の演奏は、各小節とも当該コードのストローク奏法となっている。
なお、この例では、上記コード譜情報が楽曲データと同一ファイルにより構成されているが、これに限られず、コード譜情報が楽曲データと別ファイル(以下、コード譜情報ファイル)で構成され、同じ曲名で対応付けられていてもよい。
例えば、以下の構成と処理(1)〜(4)によって、コード譜情報が楽曲データと別ファイルであっても、コード譜情報が楽曲データと同一ファイルの場合と、同じ作用が得られる。
(1)コード譜情報ファイルとは、楽曲データの再生の時間進行に応じて出現するコード情報を、予め、楽曲の進行時間と対応付けたテーブルのファイルである。
テーブルは具体的には、(演奏時間t1:コードEm、t2:コードBm、・・・最後の演奏時間tX:最後のコード譜X)の情報が記録されている。
(2)前記コード情報ファイルを、楽曲データとともに、RAM49に記憶しておく。
(3)入力回路57から楽曲の再生が指定された場合に、CPU45は、楽曲データとともに、対応するコード譜情報ファイルもRAM49から読み出す。
(4)CPU45は、ROM47の実行プログラムに従い楽曲データを再生し、再生の進行時間に応じて、コード情報ファイルからコード譜情報を読み出す。
具体的には、楽曲データの再生の進行時間がt1(秒)に到達した場合には、コード情報ファイルからt1に対応するコードEmを読み出し、t2(秒)の到達で、t2に対応するコードBmを読み出す。以下同様に、楽曲データの再生終了(tX)迄、コード譜情報ファイルから進行時間に応じたコード譜を読み出し続ける。
図5は、楽曲データの再生時に上記コード譜情報に対応してモニタ13,14に表示される表示内容の一例を示す説明図である。この例では、上記図3に示した4小節分の楽曲データに対応した表示の例を示している。すなわち、モニタ13,14の表示内容は、上記4小節分の歌詞「あの言葉さえ言わなかったならば」と、歌詞の上側に添えられたコード譜(第1小節:Em、第2小節:Em,Bm,C、第3小節:C、第4小節:Bm)と、歌詞の下側に2小節分ずつ設けられた再生進行バーと、からなっている。再生進行バーは、楽曲データの再生の進行状態を帯状に延びる黒色部分によって示されている。エレキギター4のユーザは、楽曲データの再生時、モニタ13,14に表示される上記コード譜を見て、再生進行バーの延び状態に対応してコード進行順にエレキギター4のコードを押さえることで、カラオケ楽曲のエレキギターパートを容易に弾くことができる。
図5(a)は、第1小節(コードEm)の冒頭から始まった上記楽曲データの再生が第1小節の途中(歌詞「あの言葉」の「の」部分)まで進行している状態であり、1つ目の再生進行バーの黒色部分が、上記第1小節の途中まで延びている。図5(b)は、上記図5(a)の状態からさらに再生が進み、コードEmの第1小節が終了して、コードEm,Bm,Cの第2小節の途中の部分(歌詞「言葉さえ」の「葉」の部分)が再生されている状態であり、上記黒色部分が第2小節の途中まで延びている。図5(c)は、上記図5(b)の状態からさらに再生が進み、第2小節の終わりのコードCの部分(歌詞「言葉さえ言わ」の「わ」の部分)が再生されている状態であり、上記黒色部分が第2小節の終わりまで延びている。
<本実施形態の特徴>
ところで、カラオケ装置においてユーザの歌唱に対する採点を行う手法は既に広く行われている。ここで、上記のようにコード譜情報を用いてユーザが弦楽器(この例ではエレキギター4)の演奏を行うとき、その演奏に対する採点を行い採点結果を表示するようにすれば、ユーザにとっての楽しみをさらに増大させることができる。
そこで、本実施形態では、ユーザがエレキギター4を演奏することで出力された演奏信号の周波数成分が公知のFFT(高速フーリエ変換)の手法により抽出された後にクロマベクトル処理が行われることで、所定の時間区分ごとに、上記演奏に対応した実音高データ(詳細は後述)が生成される。その実音高データと、上記コード譜情報に基づき生成された目標音高データ(詳細は後述)との一致度に基づき、上記採点が行われる。以下、その詳細を図6〜図8を用いて説明する。
<CPUの詳細機能>
上記の採点を行うために、本実施形態の上記CPU45が備える機能的構成を、図6に示す。図示のように、CPU45は、FFT処理部45a、特徴パラメータ取得部45b、実データバッファ45c、目標データバッファ45e、マッチング処理部45d、及び、採点結果生成部45f等の各機能部を備えている。
前述のようにしてユーザのエレキギター4の演奏により出力され制御装置20に入力された演奏信号は、デジタルデータに変換された後にFFT処理部45a及び特徴パラメータ取得部45bに入力される。FFT処理部45aでは、入力されたサンプリングデータ列である演奏音声データを所定の時間区分(後述のように本実施形態では例えば186msecである)毎に分割して高速フーリエ変換する。このFFTによって得られた周波数スペクトルは、FFT処理部45aから特徴パラメータ取得部45bに入力される。
特徴パラメータ取得部45bは、上記演奏音声データが入力されるとともに、FFT処理部45aから、周波数領域の情報である周波数スペクトルが入力される。特徴パラメータ取得部45bは、上記演奏音声データ及びその周波数スペクトルから、演奏音声データの様々な特徴を示す複数の特徴パラメータを取得し、公知のクロマベクトル化の手法によりその取得結果に対応した実音高データ(上記演奏信号に含まれる和音の各音を表すデータ)を生成し出力する。この特徴パラメータの取得は、上記時間区分ごとのフレームで行われる。具体的には、特徴パラメータ取得部45bは、上記入力された演奏音声データから時間領域の特徴パラメータを割り出す時間領域情報取得部45baと、FFT処理部45aから入力された周波数スペクトルから周波数領域の特徴パラメータを割り出す周波数領域情報取得部45bbを備えている。
時間領域情報取得部45baは、入力された演奏音声データをFFT処理部45aと同期した上記時間区分ごとのフレームに分割し、各フレームごとに時間領域の特徴パラメータを取得する。領域情報取得部45baが取得する特徴パラメータの例としては、例えば、エネルギ、エネルギ変化度、持続時間等がある。周波数領域情報取得部45bbは、上記FFT処理部45aから入力された上記時間区分の長さの波形の周波数スペクトルから周波数領域の特徴パラメータを取得する。周波数領域情報取得部45bbが取得する特徴パラメータの例としては、例えば、ピッチ、倍音周波数、倍音レベル、倍音位相、等がある。
上記のようにして時間領域情報取得部45ba及び周波数領域情報取得部45bbで取得された特徴パラメータに基づき生成され出力された上記実音高データは、実データバッファ45cに入力される。実データバッファ45cは、入力された上記実音高データを時間情報(タイムスタンプ)を付して記憶する。
一方、目標データバッファ45eには、上記カラオケ楽曲データに同期した上記コード譜情報が入力され、当該コード譜情報に基づく目標音高データが記憶される。この目標音高データは、コード譜情報に含まれる各コードの和音を構成する複数の音に対応したデータであり、上記コード譜情報が目標データバッファ45eに入力されたときに、当該コード譜情報に基づいて生成され、目標データバッファ45eに記憶される。
マッチング処理部45dは、上述のようにして実データバッファ45cに記憶された実音高データと、これに対応する、目標データバッファ45eに記憶された上記目標音高データと、を公知の手法で比較し、一致度を算出する。算出された一致度は採点結果生成部45fへ出力される。
採点結果生成部45fは、マッチング処理部18から入力された上記一致度に基づいてユーザによる演奏(この例ではエレキギター4の演奏)を評価し、一致度が高いほど演奏に高い評価をつける。採点結果生成部45fは、この評価を例えば100点を満点とした得点として採点し、採点結果をモニタ13,14に入力する。モニタ13,14は、入力された採点結果を表示する。
<実音高データの高精度化時の問題>
ここで、上記のようにFFT処理による周波数成分の抽出及びクロマベクトル処理により実音高データを生成する手法の場合、生成される実音高データの高精度化を図る観点からは、採点対象とする上記時間区分をなるべく長くとって演奏信号のサンプル数を多くするのが好ましい。しかしながら、当該時間区分が長くなるほど、当該区分中に複数のコードが含まれる(言い換えれば当該区分の途中で1つのコードから別のコードに切り替わる)可能性が高くなる。この場合、そのままでは、生成された実音高データを、どのコードの目標音高データと比較するべきかの判別が難しく、適正な採点を実行することが難しくなる。
<複数の目標音高データとの比較>
そこで本実施形態においては、上記のように複数のコードが含まれるような特定の時間区分を採点対象とする場合には、それ以外の時間区分の採点とは異なる手法をとる。すなわち、当該特定の時間区分では、上記複数のコードにそれぞれ対応する複数の目標音高データが生成され、各目標音高データが、当該特定の時間区分において生成された上記実音高データと個別に比較される。この手法を図7を用いて説明する。
図7において、この例では、上記図3、図4、図5に示した楽曲データにおける、前述した、コードEm(第1小節)→コードEm,Bm,C(第2小節)→コードC(第3小節)→・・・の順のコード進行で楽曲が再生され、ユーザが当該再生に合わせてエレキギター4を演奏し、対応する演奏信号が上記時間区分ごとにデータサンプリング(この例では186msecごとに8192個のデータがサンプリング)された状態を示している。
上記演奏信号は、この例では、最初の186msecの区分(図中の「第1区分」)が概ね上記第1小節におけるユーザの演奏に対応(すなわちコードEmに対応)したものとなっている。また、その次の186msecの区分(図中の「第2区分」)が概ね上記第2小節におけるユーザの演奏に対応(すなわちコードEm,Bm,Cの少なくとも1つに対応)したものとなっている。さらに、その次の186msecの区分(図中の「第3区分」)が概ね上記第3小節におけるユーザの演奏に対応(すなわちコードCに対応)したものとなっている。
上記第1区分では、ユーザのエレキギター4の演奏による演奏信号に基づき、上述のようにしてFFT処理による周波数成分の抽出及びクロマベクトル処理が行われた結果、「C」「E」「G」の3音を含む、実音高データが生成されている。なお、棒グラフの横軸が各音の信号レベルの大きさを表している。この第1区分は上記のように第1小節に対応し、演奏すべきコードはコードEmであることから、目標音高データには、当該コードEmの和音を構成する「B」「E」「G」の3音が含まれている。この結果、上記「B」「E」「G」の3音を含む目標音高データと上記「C」「E」「G」の3音を含む実音高データとが比較され、目標音高データのうち「E」の音と「G」の音に対しては実音高データが一致しているが、「C」の音については実音高データが一致していない(すなわち一致度66.7%)。この一致度に対応して採点が行われことにより、この例では『60点』という採点結果となっている。
上記第1区分の次の第2区分では、上記同様、エレキギター4の演奏信号に基づき、「B」「D#」「F#」の3音を含む、実音高データが生成されている。このとき、この第2区分は上記のように第2小節に対応しており、上記第1区分と異なり、演奏すべきコードとしてコードEm、コードBm、コードCの3つがある(すなわちこの第2区分が前述の「特定の時間区分」に相当している)。そこで、目標音高データについても、コードEmに対応して当該コードEmの和音を構成する「B」「E」「G」の3音を含む目標音高データ(以下適宜、第1目標音高データという)と、コードBmに対応して当該コードBmの和音を構成する「B」「D」「F#」の3音を含む目標音高データ(以下適宜、第2目標音高データという)と、コードCに対応して当該コードCの和音を構成する「C」「E」「G」の3音を含む目標音高データ(以下適宜、第3目標音高データという)と、の3つが生成される。
そして、この第2区分では、上記第1区分と異なり、上記第1目標音高データ、上記第2目標音高データ、上記第3目標音高データに対し、上記演奏信号に基づく「B」「D#」「F#」の3音を含む実音高データがそれぞれ比較される。すなわち、上記第1目標音高データについては、「B」の音に対しては実音高データが一致しているが、「E」の音と「G」の音については実音高データが一致していない(すなわち一致度33.3%)。なお、この一致度に対応した点数は、この例では『30点』となる。また上記第2目標音高データについては、「B」の音と「F#」の音に対しては実音高データが一致しているが、「D」の音については実音高データが一致していない(すなわち一致度66.7%)。なお、この一致度に対応した点数は、この例では『60点』となる。また上記第3目標音高データについては、「C」の音、「E」の音、「G」の音いずれについても実音高データが一致していない(すなわち一致度0%)。なお、この一致度に対応した点数は、この例では『0点』となる。
以上のようにして、第1目標音高データについての一致度33.3%(対応する点数は『30点』)、第2目標音高データについての一致度66.7%(対応する点数は『60点』)、第3目標音高データについての一致度0%(対応する点数は『0点』)、が得られる。これにより、それらのうち最も高い一致度を得られる第2目標音高データが最終的な採点対象として決定され、この第2目標音高データに係わる上記一致度66.7%により採点が行われ、この第2区分における最終的な採点結果は『60点』となる。
上記第2区分の次の第3区分では、上記同様、エレキギター4の演奏信号に基づき、「C」「E」「G」の3音を含む、実音高データが生成されている。このとき、この第3区分は上記のように第3小節に対応し、上記1区分と同様、演奏すべきコードは、1つのコードCである。したがって目標音高データには、当該コードCの和音を構成する「C」「E」「G」の3音が含まれている。この結果、上記「C」「E」「G」の3音を含む目標音高データと上記「C」「E」「G」の3音を含む実音高データとが比較され、目標音高データの「C」の音と「E」の音と「G」の音すべてに対して実音高データが一致している(すなわち一致度100%)。この一致度に対応して採点が行われことで、この例では『100点』という採点結果となっている。
上記のような採点結果生成部45fによる採点結果に応じて、上記モニタ13,14に表示される表示例を表示する。図8(a)は採点結果が100点であった場合の例、図8(a)は採点結果が100点であった場合の例、図8(b)は採点結果が60点であった場合の例、図8(c)は採点結果が0点であった場合の例である。これ以外にも、楽曲データ再生の進行中の時間区分毎に、ユーザによるギター演奏の採点結果表示に加え、歌詞、コード譜も併せて表示するなど、各得点の値に応じて種々の表示態様が予め用意されている(図示省略)。
<制御手順>
上記のような本実施形態の手法を実現するために、カラオケ装置10の楽曲再生時にCPU45により実行される処理内容を、図9のフローチャートにより説明する。
図9において、このフローは、例えばカラオケ装置10のユーザが、制御装置20の電源ボタンを押して制御装置20の電源を立ち上げると、開始される。制御装置20の電源の立ち上がりに連動して、アンプ16、楽器接続ボード8及びモニタ13,14の電源が立ち上がる。なお、前述したように、この例では、カラオケ装置10のユーザが、楽器接続ボード8にエレキギター4を接続して演奏する場合を例にとって説明する。ユーザがエレキギター4のフォンプラグを楽器接続ボード8の入力端子(フォンジャック)4aに接続すると、楽器接続ボード8はエレキギター4が接続されたことを検知する。
図9において、まず、ステップS10において、CPU45は、ユーザによる選曲が終了したか否かを判定する。選曲は、例えば、ユーザがエレキギター4を演奏したい曲の選曲番号をリモコン30のテンキーにより入力し、選曲ボタンを押すと、選曲が終了する。選曲が終了するまではステップS10の判定が満たされず(ステップS10:NO)、ループ待機する。選曲が終了した場合はステップS10の判定が満たされ(ステップS10:YES)、ステップS15に移る。
ステップS15では、CPU45は、ステップS10での選曲結果に対応し、上記選曲番号を示す選曲番号データをRAM46に一時保存するとともに、LANボード50を介し、上記選曲番号に対応する曲データの送信を要求するリクエスト信号を、LAN回線15を介してサーバ58へ送信する。これにより、サーバ58は、図示しない記憶装置から、上記リクエスト信号に示される選曲番号に対応する楽曲データ及び上記コード譜情報と当該楽曲データに対応した歌詞データ及び映像データとを検索して読み出し、その読み出された曲データ等を、LAN回線15を介して制御装置20に送信する。ステップS15が終了したら、ステップS20に移る。
ステップS20では、CPU45は、LANボード50を介し、サーバ58からLAN回線15を介して送信された(コード譜情報を含む)楽曲データ等を受信する。その後、ステップS25に移る。
ステップS25では、CPU45は、上記ステップS20で受信した楽曲データ等をRAM49に一時保存する。その後、ステップS30に移る。
なお、ステップS15,ステップS20、ステップS25の処理として、選曲番号に対応付けられた、楽曲データ、及び、コード譜情報等は選曲毎にサーバ58からオンデマンドで取得する場合の処理を行う。他に、カラオケ装置10の制御装置20に、大容量の補助記憶手段(図示せず)を設けて、予め、楽曲データ等を、補助記憶手段に記憶し、選曲毎に、選曲番号に対応付けられた情報群を補助記憶手段から読み出して、目的とする情報を取得する処理としてもよい。
ステップS30では、CPU45は、上記ステップS25でRAM49に記憶されているMIDIデータの読み出しを開始し、読み出されたMIDIデータをMIDI音源ボード51に書き込む。ステップS30が終了したら、ステップS35に移る。
ステップS35では、CPU45は、MIDI音源ボード51に制御信号を出力し、上記ステップS30で書き込んだMIDIデータに対応した音源信号を、MIDI音源ボード51から出力させる。MIDI音源ボード51から出力される音源信号は、音声制御回路52へ出力されるとともに、アンプ16により増幅可能な音楽信号に変換され、この変換された音楽信号は、音声出力端子41からアンプ16へ出力される。また、マイクロフォン17,18から入力された音声信号は、アンプ16に内蔵されたミキシング回路9において上記音楽信号とミキシングされる。このとき、エレキギター4の出力端子から出力された演奏信号は、楽器接続ボード8及び制御装置20を介してミキシング回路9に入力され、上記音声信号及び音楽信号とミキシングされる。そして、そのミキシングされたミキシング信号は、アンプ16に内蔵された図示しない増幅回路により増幅された後にスピーカ11及びスピーカ12へ出力され、両スピーカによって再生される。なお、このステップS35の手順が各請求項記載の楽曲データ再生手段として機能する。ステップS35が終了すると、ステップS40に移る。
ステップS40では、CPU45は、モニタ13,14に制御信号を出力し、ステップS25で保存したコード譜情報及び歌詞等をモニタ13,14により表示させる(なお、後述のステップS100による採点結果についてもこのときに併せて表示される)。これにより、エレキギター4の演奏者であるユーザは、モニタ13,14に表示されるコード譜にしたがってエレキギター4を演奏することにより、再生されるカラオケ楽曲に合わせてエレキギター演奏パートを容易に演奏することができる。その後、ステップS50に移る。
ステップS50では、CPU45は、上記ユーザのエレキギター4の演奏により入力端子44から入力された演奏信号を演奏データとして例えば上記RAM49に蓄積する。その後、ステップS55に移る。
ステップS55では、CPU45は、前述のFFT(高速フーリエ変換)の処理単位に対応した1つの上記時間区分が終了したか否かを判定する。上記時間区分が終了していなければ判定が満たされず(S55:NO)、上記ステップS30に戻って同様の手順を繰り返す。上記時間区分が終了したら判定が満たされ(S55:YES)、ステップS100に移る。
ステップS100では、CPU45は、前述した手法による採点処理を行う。この採点処理の詳細を、図10に示す。
図10において、まずステップS110で、CPU45は、上記ステップS50で蓄積した(上記1つの区分に対応した)演奏データを読み出し、上記FFT処理部45aにより、公知のFFT(高速フーリエ変換)の手法により各周波数成分を抽出し解析する。その後、ステップS120に移る。
ステップS120では、CPU45は、上記特徴パラメータ取得部45bにより、上記ステップS110での解析結果を公知の手法によりクロマベクトル化することにより、前述の実音高データを生成する。なお、このステップS120の手順が各請求項記載の実データ生成手順に相当すると共に、実データ生成手段として機能する。その後、ステップS130に移る。
ステップS130では、CPU45は、上記マッチング処理部45dにより、上記ステップS20で取得されステップS40で表示されたコード譜情報に基づき、各コードごとに(すなわち前述の第2区分のように複数のコードが含まれる場合にはそれら複数のコードそれぞれに)上記目標音高データが生成され、上記目標データバッファ45eに記憶される。なお、このステップS130の手順が各請求項記載の目標データ生成手順に相当すると共に、目標データ生成手段として機能する。その後、ステップS140に移る。
ステップS140では、CPU45は、上記マッチング処理部45dにより、上記実音高データとの比較対象として、上記区分に対応した少なくとも1つの上記目標音高データうち1番目の目標音高データ(1つしかない場合は当該1つの目標音高データ)を指定する。その後、ステップS150に移る。
ステップS150では、CPU45は、上記マッチング処理部45dにより、上記ステップS140で指定された1つの目標音高データを、当該区分に対応した上記実音高データと比較し、一致度を算出する。その後、ステップS160に移る。
ステップS160では、CPU45は、上記マッチング処理部45dにより、上記実音高データを、当該区分におけるすべての目標音高データと比較し終わったか否かを判定する。まだ全目標音高データとの比較が終了していなければ判定が満たされず(S160:NO)、ステップS150に戻って次の順番の目標音高データとの比較による一致度の算出が行われる。すべての目標音高データとの比較が終了するまで、順番を1つずつ繰り下げながら、各目標音高データとの比較が上記同様にして繰り返される。すべての目標音高データとの比較が終了したら判定が満たされ(S160:YES)、ステップS170に移る。なお、上記ステップS140、ステップS150、及びステップS160の各手順が、各請求項記載のデータ比較手順に相当すると共に、データ比較手段として機能する。
ステップS170では、上記採点結果生成部45fにより、上記ステップS150でのすべての比較結果のうち、算出された一致度が最も高いもの(1つの比較結果しかない場合は当該1つの比較結果)を選択する。その後、ステップS180に移る。このステップS170の手順が、各請求項記載のデータ決定手順に相当すると共に、データ決定手段として機能する。
ステップS180では、上記ステップS170で選択された比較結果での上記一致度に基づき、適宜の手法により上記演奏データに対応した採点を行い、採点結果を例えば上記RAM49に出力して記憶させる。このステップS180が完了すると、このルーチンを終了する。なお、このステップS180と、上記ステップS140、ステップS150、ステップS160、及びステップS170とが、各請求項記載の採点手段として機能する。
図9に戻り、上記ステップS180が終了すると、CPU45は、ステップS65において、楽曲データの再生が終了したか(言い換えれば、ステップS30でのMIDIデータの読み出しが楽曲データの最後のMIDIデータまで終了したか)否かを判定する。楽曲データの再生が終了していれば判定が満たされ(ステップS65:YES)、このフローを終了する。楽曲データの再生が終了するまでは判定が満たされず(ステップS65:NO)、上記ステップS30に戻り、上記ステップS30〜ステップS65の手順を繰り返す。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態においては、楽曲の再生に応じてユーザがエレキギター4を演奏すると、その演奏信号の周波数成分がFFTの手法により抽出された後にクロマベクトル処理が行われ、これによって所定の時間区分ごとに、上記演奏に対応した実音高データが生成される。そして、その実音高データと、楽曲データに対応づけられたコード譜情報に基づき生成された目標音高データとの一致度に基づき、上記演奏に対する採点が行われる。
その際、採点対象とする時間区分に複数のコードが含まれる場合(図7の例では図中の「第2区分」)には、上記複数のコードにそれぞれ対応する複数の目標音高データが生成され(上記ステップS130参照)、それら複数の目標音高データそれぞれが当該時間区分で生成された上記実音高データと個別に比較される(上記ステップS140〜ステップS160参照)。そして、それらのうち最も高い一致度を得られる目標音高データ(図7の例では上記第2目標音高データ)が決定され(上記ステップS170参照)、この決定された目標音高データに係わる上記最も高い一致度を用いて、採点が行われる(上記ステップS180参照)。
以上の手法により、(上記周波数成分の抽出及びクロマベクトル処理による)演奏信号からの実音高データ生成を高精度に行うために採点対象となる上記時間区分を長くし、結果として当該時間区分に複数のコードが含まれたとしても、目標音高データとの比較による上記採点を適正に行うことができる。言い換えれば、高精度な実音高データの生成と、これに対応する目標音高データとの適正な比較と、の両立を図ることができる。このようにして弦楽器(上記の例ではエレキギター4)の演奏に対する適正な採点を確実に行える結果、ユーザの利便性を向上することができる。
なお、上記実音高データを生成する際、クロマベクトル化を行った後に、CPU45において公知の手法によりフィルタリングによるノイズ除去を行うようにしても良い。このような変形例を図11(a)〜(c)を用いて示す。この場合、上記FFT処理により抽出した周波数成分(図11(a)に一例を示す)のうち、レベルが所定のしきい値以下のものがカットされる(図11(b)及び図11(c)参照)。これにより、上記カットによりノイズが除去された周波数成分に対しその後の処理を実行することができるので、より迅速かつ明瞭な態様で実音高データを生成することができる。なお、CPU45において実行されるこの機能が、各請求項記載のフィルタ手段として機能する。
しかしながら、上述のように、採点対象となる時間区分に複数のコードが含まれる場合には、抽出された周波数成分にそれら複数のコードの和音が大小様々なレベルで混在している可能性がある。そのような場合に、上記のカットをそのまま実行すると、本来はノイズではない成分まで誤ってカットしてしまう可能性がある。
これに対応するためには、複数のコードが含まれるような特定の時間区分においては、上記しきい値を、(1つのコードのみが含まれる)他の時間区分よりも大きく設定すればよい。図11(b)は、このような特定の時間区分におけるしきい値の設定例を示しており、図11(c)に示す上記他の時間区分におけるしきい値よりも、大レベル側の設定となっている。このような、複数のコードが含まれる特定の時間区分におけるしきい値を、1つのコードが含まれる他の時間区分におけるしきい値よりも大きくなるように可変に設定するCPU45の機能が、各請求項記載のしきい値設定手段として機能する。これにより、上記のような誤ったカットが実行されるのを防止でき、高精度な実音高データを確実に生成できる効果がある。
なお、以上において、図6等の各図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図9、図10等に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
4 エレキギター(弦楽器)
10 カラオケ装置(楽音演奏装置)
49 RAM(楽曲データ記憶手段)

Claims (3)

  1. 所定の弦楽器の演奏パートを含み、複数のコードの進行からなるコード情報が対応づけられたカラオケ楽曲データを記憶する楽曲データ記憶手段と、
    前記楽曲データ記憶手段に記憶された前記カラオケ楽曲データを読み出して再生する楽曲データ再生手段と、
    前記楽曲データ再生手段での前記カラオケ楽曲データの再生に応じて、対応する前記コード情報に含まれる各コードごとに、前記弦楽器における当該コードに対応した目標音高データを生成する目標データ生成手段と、
    前記楽曲データ再生手段による前記カラオケ楽曲データの再生にしたがって、楽器演奏者の前記弦楽器の演奏により当該弦楽器から出力される演奏信号を入力する演奏信号入力手段と、
    前記演奏信号入力手段から入力される前記演奏信号の周波数成分を抽出してクロマベクトル処理を行うことにより、所定の時間区分ごとの実音高データを生成する実データ生成手段と、
    前記時間区分ごとに、当該時間区分において前記実データ生成手段により生成された前記実音高データと対応する前記目標音高データとの一致度に応じた、前記楽器演奏者の前記演奏に対する採点を行う採点手段と、
    を有し、
    前記コード情報において特定の前記時間区分に複数の前記コードが含まれる場合には、
    前記目標データ生成手段は、
    それら複数のコードにそれぞれ対応する複数の前記目標音高データを生成し、
    前記採点手段は、
    前記特定の時間区分に関して前記目標データ生成手段により生成された前記複数の目標音高データのそれぞれを、当該特定の時間区分において前記実データ生成手段により生成された前記実音高データと比較するデータ比較手段と、
    前記データ比較手段における比較結果に基づき、前記複数の目標音高データのうち前記実音高データに対し最も高い一致度を与える目標音高データを決定するデータ決定手段と、
    を備え、
    前記データ決定手段により決定された前記目標音高データの前記最も高い一致度に基づき、前記採点を行う
    ことを特徴とする楽音演奏装置。
  2. 請求項1記載の楽音演奏装置において、
    前記実データ生成手段は、
    前記クロマベクトル処理されたデータのうちレベルが所定のしきい値以下のものをカットするフィルタ手段と、
    前記複数のコードが含まれる前記特定の時間区分における前記しきい値を、1つのコードが含まれる他の時間区分における前記しきい値よりも大きくなるように可変に設定するしきい値設定手段と、
    を備えることを特徴とする楽音演奏装置。
  3. 所定の弦楽器の演奏パートを含み、複数のコードの進行からなるコード情報が対応づけられたカラオケ楽曲データを記憶する楽曲データ記憶手段と、前記楽曲データ記憶手段に記憶された前記カラオケ楽曲データを読み出して再生する楽曲データ再生手段と、前記楽曲データ再生手段による前記カラオケ楽曲データの再生にしたがって、楽器演奏者の前記弦楽器の演奏により当該弦楽器から出力される演奏信号を入力する演奏信号入力手段と、を有する楽音演奏装置に備えられた演算手段に対し、
    前記楽曲データ再生手段での前記カラオケ楽曲データの再生に応じて、対応する前記コード情報に含まれる各コードごとに、前記弦楽器における当該コードに対応した目標音高データを生成する目標データ生成手順と、
    前記演奏信号入力手段から入力される前記演奏信号の周波数成分を抽出してクロマベクトル処理を行うことにより、所定の時間区分ごとの実音高データを生成する実データ生成手順と、
    前記時間区分ごとに、当該時間区分において前記実データ生成手順で生成された前記実音高データと対応する前記目標音高データとの一致度に応じた、前記楽器演奏者の前記演奏に対する採点を行う採点手順と、
    を実行させるための楽音演奏処理プログラムであって、
    前記コード情報において特定の前記時間区分に複数の前記コードが含まれる場合には、
    前記目標データ生成手順は、
    それら複数のコードにそれぞれ対応する複数の前記目標音高データを生成し、
    前記採点手順は、
    前記特定の時間区分に関して前記目標データ生成手順で生成された前記複数の目標音高データのそれぞれを、当該特定の時間区分において前記実データ生成手順で生成された前記実音高データと比較するデータ比較手順と、前記データ比較手順における比較結果に基づき、前記複数の目標音高データのうち前記実音高データに対し最も高い一致度を与える目標音高データを決定するデータ決定手順と、を備え、前記データ決定手順で決定された前記目標音高データの前記最も高い一致度に基づき、前記採点を行う
    ことを特徴とする楽音演奏処理プログラム。
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