JPH10161672A - 歌唱音声信号切換装置 - Google Patents

歌唱音声信号切換装置

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JPH10161672A
JPH10161672A JP8320221A JP32022196A JPH10161672A JP H10161672 A JPH10161672 A JP H10161672A JP 8320221 A JP8320221 A JP 8320221A JP 32022196 A JP32022196 A JP 32022196A JP H10161672 A JPH10161672 A JP H10161672A
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melody
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singing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のマイクのうちどのマイクから主旋律,ハ
ーモニ旋律の歌唱音声信号が入力されても、これを判定
して適切な処理部に入力することができる歌唱音声信号
切換装置を提供する。 【解決手段】2人の歌唱者は、それぞれ2本のマイク
2,3を使用して主旋律パートおよびハーモニ旋律パー
トを歌唱する。この歌唱音声信号は切換器4および判定
部5に入力される。判定部5にはリファレンスとして主
旋律のデータが入力されており、入力された2つの歌唱
音声信号のどちらがこの主旋律データによく一致してい
るかを判定する。よりよく一致しているほうの歌唱音声
信号を主旋律出力用のメイン端子6から出力し、一致し
ていないほうの歌唱音声信号をハーモニ旋律出力用のサ
ブ端子7から出力する。これにより、どのマイクを用い
て主旋律パート,ハーモニ旋律パートを歌唱しても、的
確な処理部へその歌唱音声信号を出力することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入力された複数
の歌唱音声信号のパートを判定して所定の出力部に振り
分けて出力する歌唱音声信号切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラオケ装置の普及により利用者の歌唱
能力が向上し、主旋律以外のパートを歌唱する要求が高
まっている。このため、主旋律パート以外にハーモニ旋
律パートなど複数の歌唱パートを有するカラオケ曲も増
加している。しかし、主旋律パート,ハーモニ旋律パー
トなど複数の歌唱パートを有するカラオケ曲の場合、主
旋律パートは覚えやすく旋律もやさしいため比較的歌唱
が容易であるが、ハーモニ旋律パートなど主旋律パート
以外のパートは覚えにくく旋律も難しい場合が多いため
歌唱が困難である。
【0003】そこで、ハーモニ旋律パートなど主旋律以
外のパートの歌唱に対しては、信号処理によって歌唱音
声信号のピッチを修正するなど、歌唱を補助することが
考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このためには、主旋律
パートの歌唱音声信号とハーモニ旋律パートなどの歌唱
音声信号を別々の回路で処理する必要があり、主旋律パ
ートを歌唱するためのメインボーカル用マイクとハーモ
ニ旋律パートなど主旋律パート以外のパートを歌唱する
ためのサブボーカル用マイクを別々に明確に区別して設
ける必要があった。しかし、カラオケ歌唱の場面におい
ては、どの歌唱者も手元にあったマイクを使用して歌っ
てしまうのが常であり、歌唱者に2本あるマイクのうち
どちらがメインボーカル用マイクでどちらがサブボーカ
ル用マイクであるかを区別して使い分けさせることは困
難である。
【0005】この発明は、主旋律パートの歌唱音声信号
やハーモニ旋律パートの歌唱音声信号がどのマイクから
入力されても、これを判定して適切な処理部に出力する
ことができる歌唱音声信号切換装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、歌唱音声信号が入力される複数の歌唱入力手段
と、前記歌唱音声信号を出力する複数の歌唱出力部と、
前記複数の歌唱入力手段から入力された複数の歌唱音声
信号の特定旋律に対する一致度を判定する判定手段と、
この判定の結果に基づいて前記複数の歌唱音声信号を前
記複数の歌唱出力部に振り分けて出力する切換手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0007】この出願の請求項2の発明は、前記判定手
段は、前記特定旋律の先頭の所定区間について前記一致
度を判定し、その後はこの判定結果を維持することを特
徴とする。
【0008】請求項1の歌唱音声信号切換装置は、複数
の歌唱入力手段および複数の歌唱出力部を備えている。
歌唱入力手段はたとえばマイクなどである。また、複数
の歌唱出力部はそれぞれ異なる音声信号処理部などに接
続されており、各歌唱出力部から出力する歌唱音声信号
はそれぞれ特定されるべきものとする。そこで、前記複
数の歌唱音声信号が特定旋律とどの程度一致しているか
を判定し、この一致度に基づいて各歌唱音声信号を複数
の歌唱出力部に振り分けて出力する。たとえば、歌唱音
声信号として主旋律およびハーモニ旋律の歌唱音声信号
が入力されており、特定旋律が主旋律の場合、該複数の
歌唱音声信号のうち主旋律に良く一致しているものを主
旋律出力用の歌唱出力部から出力し、他の歌唱音声信号
をハーモニ旋律出力用の歌唱出力部から出力する。これ
により、たとえばカラオケ装置において、複数の歌唱パ
ートを任意のマイクで歌唱した場合でも、各マイクから
入力される歌唱音声信号のパートを判定して、それぞれ
的確な処理部に出力することができる。
【0009】また、一部の歌唱出力部の出力ゲインを0
にしておくことにより、その出力部に切り換えられた歌
唱音声信号を出力しなくすることができる。すなわち、
この歌唱音声信号をカットすることができる。たとえ
ば、複数の歌唱者がそれぞれ主旋律の歌唱を歌唱入力手
段から入力し、そのうち最も上手な主旋律に近いものを
ゲインを有する歌唱出力部から出力し、他の歌唱音声信
号をゲイン0の歌唱出力部にきりかえることによって、
最も上手な歌唱だけが出力されるという競争性を持たせ
ることができる。
【0010】また請求項2では、特定旋律の最初の所定
区間(たとえば1フレーズ)で上記一致度の判定を行
い。以後はこの判定を維持する。これにより、判定結果
が途中で覆ることがなく、入力された複数の歌唱音声信
号の出力先が途中で反転するなどの混乱がなくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の歌唱音声信号切
換装置を説明する図である。この装置は、カラオケ装置
に適用されるものであり、歌唱入力手段である2本のマ
イクから入力された歌唱音声信号の周波数などを特定旋
律のデータである主旋律データと比較し、主旋律と判定
された歌唱音声信号を主旋律出力用のメイン端子から出
力し、他方の歌唱音声信号をサブ端子から出力する。こ
れらメイン端子,サブ端子が、この発明の歌唱出力部に
対応する。
【0012】2本のマイク2,3は、歌唱音声信号切換
装置1の切換器4および判定部5に接続されている。切
換器4は入力側に接続されているマイク2,マイク3を
出力側のメイン端子6またはサブ端子7のいずれかに振
り分けて接続する。メイン端子6は主旋律の歌唱音声信
号にエコーなどの効果を付与するメインボーカル用エフ
ェクタなどの装置に接続され、サブ端子7はハーモニ旋
律の歌唱音声信号のピッチを修正するピッチ修正装置な
どに接続される。切換器4の振り分け動作は判定部5が
制御する。まず、カラオケ演奏のスタート時、切換器4
はマイク2、マイク3の両方をメイン端子6に接続す
る。したがって、カラオケスタート時はマイク2,マイ
ク3から入力される歌唱音声信号は両方とも主旋律とし
て処理される。同時にこのときの両マイク2,3の歌唱
音声信号は判定部5に入力される。判定部5は、該カラ
オケ曲の主旋律がスタートして1フレーズが経過するま
での両歌唱音声信号を分析し、どちらが主旋律によく一
致しているかを判定する。そして、主旋律によく一致し
ていると判定された歌唱音声信号が入力されているマイ
クをメイン端子6側に維持し、反対側のマイクをサブ端
子7側に切り換えるよう切換器4に指示する。切換器4
はこの指示に応じてマイクを切り換える。
【0013】図2は前記判定部5の構成を示す図であ
る。2本のマイク2,3は、それぞれ、差分算出部1
1,12に接続されている。また、この差分算出部1
1,12にはリファレンスとして主旋律データが入力さ
れる。この主旋律データはカラオケ演奏用の楽曲データ
に含まれており、カラオケ演奏時に演奏に同期して読み
出される。
【0014】差分算出部11は、マイク2から入力され
た歌唱音声信号(以下、歌唱音声信号1という)と主旋
律データとの差分データを割り出す。差分算出部12
は、マイク3から入力された歌唱音声信号(以下、歌唱
音声信号2という)と主旋律データとの差分データを割
り出す。差分データは、主旋律データが指定する音高・
音量とマイクから入力された歌唱音声信号の音高・音量
との差や主旋律データが指示する発音タイミングと歌唱
音声信号の発声タイミングとの差などを定量化したもの
である。これらの差分データは採点部13,14に入力
される。採点部13,14は、カラオケ演奏の進行に従
って逐次入力される差分データを蓄積し、所定のタイミ
ングにこの蓄積された差分データに基づいて歌唱音声信
号1および歌唱音声信号2がそれぞれ主旋律データとど
の程度一致しているかの採点を行い、この一致度合いを
ポイント値として出力する。これらのポイント値は比較
部15に入力される。比較部15は、入力された歌唱音
声信号1のポイント値および歌唱音声信号2のポイント
値を比較し、どちらがより主旋律データに近いかを判断
する。そして、この主旋律データに近いと判断された歌
唱音声信号を入力しているマイクをメイン端子6側に接
続し、他のマイクをサブ端子7側に接続するように切換
器4に指示する。
【0015】上記構成において、採点部13は、歌唱音
声信号の主旋律データに対する一致度をポイント値とし
て出力するようになっているが、カラオケ曲の主旋律デ
ータは、楽曲データに含まれるいわゆるガイドメロディ
であって主旋律の音符を機械的にMIDIデータ化した
ものである。したがって、歌唱音声信号が主旋律データ
よく一致していても、これだけで単純に上手く歌ってい
ると判断できない場合がある。そこで、採点部に歌唱技
巧データを入力し、この歌唱技巧データを参照して採点
するようにしてもよい。ここで、歌唱技巧データとは、
ビブラートやスラーなどの歌唱技巧をデータ化したもの
である。この歌唱技巧データを用い、主旋律データに対
する微妙な周波数ゆらぎであるビブラートや周波数や音
量を滑らかに移行させるスラーの技巧による周波数差・
音量差は、減点要素とせず逆に加点要素とすることによ
って歌唱の巧拙を正しくポイント化することができる。
このリァレンスや歌唱技巧データなどに基づく採点につ
いては、本出願人の特願平8−225069号、特願平
8−233189号、特願平8−233190号に詳細
に記述されている。
【0016】図3〜図5は、上記歌唱音声信号切換装置
を適用したカラオケ装置の概略構成図である。図3は、
2本のマイク21,22から入力される歌唱音声信号を
歌唱音声信号切換装置(以下、切換装置という)1によ
り主旋律出力用のメイン端子6またはハーモニ旋律出力
用のサブ端子7に切り換えるカラオケ装置の概略構成図
である。切換装置1のメイン端子6はミキシング部24
に接続され、サブ端子7は修正部25に接続されてい
る。2本のマイク21,22のうちいずれか一方を主旋
律を歌う歌唱者が使用し、他方をハーモニ旋律を歌う歌
唱者が使用する。切換装置1は、カラオケ演奏部23か
らリファレンスとして主旋律データを入力しており、こ
の主旋律データに基づいてマイク21,22から入力さ
れた歌唱音声信号のうちどちらが主旋律であるかを判断
する。この判断は、カラオケ曲の演奏がスタートして1
フレーズの歌唱が終了したとき、この1フレーズ分の差
分データに基づいて行われる。切換装置1は、主旋律と
判断された歌唱音声信号をミキシング部24に入力し、
他方の歌唱音声信号を修正部25に入力する。修正部2
5は、この歌唱音声信号の周波数を正しいハーモニ旋律
の周波数に一致するように修正する。すなわち、ハーモ
ニ旋律はその旋律や歌いだしなどが難しいため、歌唱者
が正しくハーモニ旋律を歌っているつもりでもピッチが
外れたり歌えなかったりすることがしばしばある。この
ため、修正部25によって、ハーモニ旋律の歌唱音声信
号を正確にハーモニ旋律のピッチに合わせるようにして
いる。この修正は、ハーモニ旋律のMIDIデータであ
るハーモニ旋律データ26に基づいて行われる。このハ
ーモニ旋律データ26はカラオケ演奏用の楽曲データに
含まれており、カラオケ演奏部23のカラオケ演奏に同
期して読み出されるものである。修正部25で正確なハ
ーモニ旋律のピッチに修正された歌唱音声信号はミキシ
ング部24に入力される。
【0017】また、カラオケ演奏部23はカラオケ演奏
用の楽曲データを読み出すことによってカラオケ演奏音
を発生する。このカラオケ演奏音はミキシング部24に
入力される。ミキシング部24は、カラオケ演奏部23
から入力されるカラオケ演奏音信号,切換装置1から入
力される主旋律の歌唱音声信号および修正部25から入
力される修正されたハーモニ旋律の歌唱音声信号を所定
の利得比率で合成し、2チャンネルのステレオ信号とし
て出力する。このミキシング部24の後段にはオーディ
オアンプおよびスピーカが接続されており、このステレ
オ信号を増幅して放音する。
【0018】また、上記修正部25は、ハーモニ旋律の
歌唱音声信号を正確なハーモニ旋律のピッチに修正する
のみでなく、以下のような処理を行う。ハーモニ旋律
が、休符で歌わなくてもよいときにハーモニ旋律パート
の歌唱音声信号が入力された場合、すなわち、歌唱者が
間違ってハーモニ旋律のないところで歌った場合、主旋
律の邪魔にならないようにこの歌唱音声信号をミュート
する。また逆に、ハーモニ旋律があるところなのにハー
モニ旋律パートの歌唱音声信号が入力されない場合、す
わなち、歌唱者が間違って歌っていない場合には、主旋
律の歌唱音声信号を入力し、これを周波数変換してハー
モニ旋律の歌唱音声信号に加工する。
【0019】図4は2本のマイク31,32から入力さ
れる歌唱音声信号を切換装置1により主旋律出力用のメ
イン端子6またはバックコーラス出力用のサブ端子7に
切り換えるカラオケ装置の概略構成図である。切換装置
1のメイン端子6はミキシング部36に接続され、サブ
端子7は修正部37に接続されている。2本のマイク3
1,32のうちいずれか一方を主旋律の歌唱者が使用
し、他方をバックコーラスの歌唱者が使用する。切換装
置1は、カラオケ演奏部33からリファレンスとして主
旋律データを入力しており、この主旋律データに基づい
てマイク31,32から入力された歌唱音声信号のうち
どちらが主旋律であるかを判断する。この判断は、カラ
オケ曲の演奏がスタートして1フレーズの歌唱が終了し
たとき、この1フレーズ分の差分データに基づいて行わ
れる。切換装置1は、主旋律と判断した歌唱音声信号を
ミキシング部36に入力し、他方の歌唱音声信号を修正
部37に入力する。修正部37は、切換装置1から入力
された歌唱音声信号の周波数を正しいバックコーラスの
周波数に一致するように修正する。上記したようにサブ
歌唱者はバックコーラスを歌っているが、バックコーラ
スはその音高や歌いだしなどが難しいため、歌唱者が正
しく歌っているつもりでもピッチが外れたり歌えなかっ
たりすることがしばしばある。このため、修正部37に
おいて、この歌唱音声信号を正確にバックコーラスのピ
ッチに合わせるようにしている。この修正は、バックコ
ーラスのMIDIデータであるバックコーラスデータ3
9に基づいて行われる。このバックコーラスデータ39
はカラオケ演奏用の楽曲データに含まれているMIDI
データであり、カラオケ演奏部33のカラオケ演奏に同
期して読み出される。修正部37は、入力された歌唱音
声信号を正確なバックコーラスのピッチに修正したの
ち、内蔵のコーラス効果付与部38でこの歌唱音声信号
にコーラス効果を付与する。コーラス効果とは、微妙に
ピッチや位相がずれた音声信号を加算合成して多人数が
同時に歌っているように聞こえる効果である。修正部3
7により、ピッチが修正されコーラス効果が付与された
歌唱音声信号はミキシング部36に入力される。
【0020】一方、カラオケ演奏部33はカラオケ演奏
用の楽曲データを読み出すことによってカラオケ演奏音
を発生する。このカラオケ演奏部33は楽器演奏音を発
生する楽音発生部34およびバックコーラスなどの音声
を再生する音声再生部35からなっている。音声再生部
35は、実際のバックコーラスの音声信号をPCMデー
タ化した音声データを復調することによってバックコー
ラスを再生する。楽音発生部34が発生した楽器演奏音
および音声再生部35が再生したバックコーラスなどの
音声はミキシング部36に入力される。ミキシング部3
6は、カラオケ演奏部33から入力されるカラオケ曲の
楽器演奏音信号,音声信号,切換装置1から入力される
主旋律の歌唱音声信号および修正部37から入力される
バックコーラスの歌唱音声信号を所定の利得比率で合成
し、2チャンネルのステレオ信号として出力する。この
ミキシング部36の後段にはオーディオアンプおよびス
ピーカが接続されており、このステレオ信号を増幅して
放音する。
【0021】なお上記実施形態において、バックコーラ
スが、休符で歌わなくてもよいときにバックコーラスの
歌唱者が間違って歌ってしまった場合、修正部37は、
主旋律の邪魔にならないようにこの歌唱音声信号をミュ
ートする。また、カラオケ演奏部33の音声再生部35
はカラオケ演奏の一部としてバックコーラスを再生する
が、バックコーラスの歌唱者が歌う歌唱音声信号を目立
たせバックコーラスの音量バランスを保つため、ミキシ
ング部16は、修正部37からバックコーラスの歌唱音
声信号が入力されているときは、上記音声再生部35か
ら入力されるバックコーラスの再生音声信号をミュート
する。
【0022】図5は、2本のマイク41,42から入力
される歌唱音声信号を切換装置1により主旋律出力用の
メイン端子6またはバックコーラス出力用のサブ端子7
に切り換え、且つ、主旋律の歌唱音声信号からハーモニ
旋律の歌唱音声信号を生成するカラオケ装置の概略構成
図である。切換装置1のメイン端子6はミキシング部4
6に接続され、サブ端子7は修正部49に接続されてい
る。2本のマイク41,42のうちいずれか一方を主旋
律の歌唱者が使用し、他方をバックコーラスの歌唱者が
使用する。切換装置1は、カラオケ演奏部43からリフ
ァレンスとして主旋律データを入力しており、この主旋
律データに基づいてマイク41,42から入力された歌
唱音声信号のうちどちらが主旋律であるかを判断する。
この判断は、カラオケ曲の演奏がスタートして1フレー
ズの歌唱が終了したとき、この1フレーズ分の差分デー
タに基づいて行われる。切換装置1は、主旋律と判断し
た歌唱音声信号をミキシング部46およびハーモニ生成
部47に入力し、他方の歌唱音声信号を修正部49に入
力する。
【0023】ハーモニ生成部47は、主旋律の歌唱音声
信号を周波数変換することによってハーモニ旋律の歌唱
音声信号を生成する。この周波数変換は、ハーモニ旋律
のMIDIデータであるハーモニ旋律データ48に基づ
いて行われる。このハーモニ旋律データ48は前記カラ
オケ演奏用の楽曲データに含まれており、カラオケ演奏
部43のカラオケ演奏に同期して読み出されるものであ
る。なお、主旋律の歌唱音声信号を加工してハーモニパ
ートの歌唱音声信号を生成する技術については、特願平
7−41767号などに詳細に記載されている。ハーモ
ニ生成部47が生成したハーモニ旋律の歌唱音声信号は
ミキシング部46に入力される。
【0024】また、修正部49は、バックコーラスを歌
唱する歌唱音声信号の周波数を正しいバックコーラスの
周波数に一致するように修正する。この修正は、バック
コーラスのMIDIデータであるバックコーラスデータ
51に基づいて行われる。このバックコーラスデータ5
1はカラオケ演奏用の楽曲データに含まれるMIDIデ
ータであり、カラオケ演奏部43のカラオケ演奏に同期
して読み出される。修正部49は、入力された歌唱音声
信号を正確なバックコーラスのピッチに修正したのち、
内蔵のコーラス効果付与部50によってこの歌唱音声信
号にコーラス効果を付与する。修正部49により、ピッ
チが修正されコーラス効果が付与された歌唱音声信号は
ミキシング部46に入力される。
【0025】一方、カラオケ演奏部43はカラオケ演奏
用の楽曲データを読み出すことによってカラオケ演奏音
を発生する。このカラオケ演奏部43は楽器演奏音を発
生する楽音発生部44およびバックコーラスなどの音声
を再生する音声再生部45からなっている。音声再生部
45は、実際のバックコーラスの音声信号をPCMデー
タ化した音声データを復調することによってバックコー
ラスを再生する。楽音発生部44が発生した楽器演奏音
および音声再生部45が再生したバックコーラスなどの
音声はミキシング部46に入力される。
【0026】ミキシング部46は、カラオケ演奏部43
から入力されるカラオケ曲の楽器演奏音信号,バックコ
ーラスなどの音声信号、切換装置1から入力される主旋
律の歌唱音声信号,ハーモニ生成部47が生成したハー
モニ旋律の歌唱音声信号および修正部49から入力され
る修正されコーラス効果が付与されたバックコーラスの
歌唱音声信号を所定の利得比率で合成し、2チャンネル
のステレオ信号として出力する。このミキシング部46
の後段にはオーディオアンプおよびスピーカが接続され
ており、このステレオ信号を増幅して放音する。
【0027】上記実施形態において、ミキシング部26
は、修正部50からバックコーラスの歌唱音声信号が正
しく入力されているとき、この歌唱音声信号を目立たせ
且つバックコーラスの音量バランスを保つため、カラオ
ケ演奏部43の楽音再生部45から入力されるバックコ
ーラスの再生音声信号をミュートする。また、バックコ
ーラスが休符で歌わなくてもよいときに歌唱者が誤って
バックコーラスを歌ってしまった場合、修正部50は、
主旋律の邪魔にならないようにこの歌唱音声信号をミュ
ートする。
【0028】以上の実施形態の説明において、2本のマ
イクのうち一方のマイクから主旋律の歌唱音声信号が入
力され、他方のマイクからはハーモニ旋律またはバック
コーラスの歌唱音声信号が入力されることとしている
が、両方のマイクから主旋律が入力されるようにしても
よい。すなわち、2人の歌唱者が両方とも主旋律を歌っ
てもよい。この場合、切換装置1は1フレーズの終了時
点で、どちらの歌唱がより主旋律に一致しているかを判
断し、一致度の高いほう、すなわち、上手いほうを主旋
律の歌唱音声信号として出力し、一致度の低いほう、す
なわち、下手なほうをハーモニ旋律またはバックコーラ
スの歌唱音声信号として出力する。したがって、一致度
の低い歌唱音声信号は、主旋律を歌っていても、1フレ
ーズの終了後は修正部において強制的にハーモニ旋律ま
たはバックコーラスの周波数にピッチ変換されてしまう
ことになる。
【0029】上記実施形態のこのような機能を、2人の
歌唱者がメロディ(主旋律)を奪い合うという設定のゲ
ームに適用することができる。このゲームでは、カラオ
ケ演奏時に2人が別々のマイクで同時に主旋律を歌う。
最初はユニゾンでスピーカから出力されるが、1フレー
ズの終了時に、ゲームの勝者の音声はそのまま主旋律と
して出力され、ゲームの敗者の音声は強制的にハーモニ
旋律またはバックコーラスにピッチ変換されて出力され
る。
【0030】さらに、上記のカラオケ装置をゲームに用
いる場合、該カラオケ装置の修正部を機能させないよう
にしてもよい。または、上記カラオケ装置から修正部を
取り除いた構成にしてもよい。すなわち、切換装置1の
サブ端子7から出力された信号がならないようにしても
よい。このようにすることにより、2人の歌唱者が別々
のマイクで同時に主旋律を歌い、1フレーズが終了した
とき上手な歌唱音声信号のみが出力され、他の歌唱音声
信号はカットされてしまうという「マイク争奪ゲーム」
を実現することができる。
【0031】図6は、モード切り換えにより上記図1〜
図5機能を実行するカラオケ装置のブロックである。図
7は同カラオケ装置で用いられる楽曲データの構成を示
す図である。カラオケ装置は、2本のマイク61,6
2、カラオケ装置本体63、ミキシングアンプ60、映
像再生部64、モニタ65およびスピーカ66で構成さ
れている。カラオケ装置本体63の動作は制御部70に
よって制御される。制御部70には記憶装置73,音源
装置71,D/Aコンバータ72,表示制御部74,選
曲部75および通信制御部76が接続されている。記憶
装置73はハードディスク装置などで構成されており、
約1万曲の楽曲データが記憶されている。選曲部75は
図示しない赤外線リモコンから出力される選曲コードを
受光してその選曲コードを制御部70に入力する。制御
部70はこの選曲コードに対応する楽曲データを記憶装
置73から読み出し、この楽曲データをテンポに従って
順次実行することによってカラオケ演奏を行う。
【0032】図7の楽曲データの構成図において、楽曲
データは、ヘッダ,楽音トラック,主旋律トラック,ハ
ーモニ旋律トラック,バックコーラストラック,歌詞ト
ラック,音声制御トラックおよび音声データ部からなっ
ている。ヘッダは、この楽曲データに関する種々のデー
タが書き込まれる部分であり、この楽曲データの選曲コ
ード,曲のジャンルを示すジャンルコード,曲名,発売
日,曲の演奏時間などのデータが書き込まれている。制
御部70はジャンルコードに基づいてモニタ65に表示
する映像を選択し、その映像の再生を映像再生装置64
に指示する。映像再生装置64はたとえば、複数の映像
ディスクを再生するLDチェンジャで構成されており、
指示された映像を再生して表示制御部74に入力する。
【0033】楽音トラック〜音声制御トラックの各トラ
ックは、MIDIフォーマットで記述されており、複数
のイベントデータと各イベントデータ間の時間間隔を示
すデュレーションデータからなっている。楽音トラック
には、メロディトラック,リズムトラックを初めとして
種々のパートのトラックが形成されている。制御部70
はこの楽音トラックのイベントデータをデュレーション
データが指示するタイミングに音源装置71に入力す
る。音源装置71は入力されたイベントデータに基づい
て楽音信号を形成する。主旋律トラック,ハーモニ旋律
トラック,バックコーラストラックには、それぞれ主旋
律,ハーモニ旋律およびバックコーラスを表す主旋律デ
ータ,ハーモニ旋律データ,バックコーラスデータが書
き込まれている。ハーモニ旋律データ,バックコーラス
データは、上述したハーモニ旋律歌唱音声信号の修正ま
たは生成、バックコーラス歌唱音声信号の修正のために
ミキシングアンプ60に入力される。ミキシングアンプ
60においては、制御部80がこのデータを受け取り、
DSP81,82のうち対応するものにこのデータを入
力する。
【0034】歌詞トラックは、モニタ65に歌詞を表示
するための文字コードデータをイベントデータとして記
憶している。制御部70はこの歌詞トラックのイベント
データをデュレーションデータが指示するタイミングに
表示制御部74に入力する。表示制御部74は映像再生
装置64から入力された映像に制御部70から入力され
た歌詞データの文字パターンをスーパーインポーズで合
成し、モニタ65に表示する。
【0035】音声データ部は、複数の音声データからな
っている。音声データは、バックコーラスの歌唱音声信
号をPCM化したデータである。バックコーラスは全曲
を通じて歌唱されているものではないため、その歌唱部
分のみを切り出して複数のデータに分割されている。音
声制御トラックは、音声データ部に記憶されている各音
声データの発生を指示する音声指定データをイベントデ
ータとして記憶している。制御部70はデュレーション
データが指示するタイミングに音声指定データを読み出
すと、この音声指定データが指定する音声データをD/
Aコンバータ72に入力する。D/Aコンバータ72は
PCMデータである音声データをアナログの音声信号に
復調してミキシングアンプ60のミキサ83に入力す
る。
【0036】ミキシングアンプ60は、ミキサ83、D
SP81、DSP82およびアンプ84を備えており、
これらの動作は制御部80によって制御される。DSP
81およびDSP82にはそれぞれマイク61,62が
接続されている。マイク61,62のうち一方のマイク
からは主旋律の歌唱音声信号が入力され、他方のマイク
からはハーモニ旋律またはバックコーラスの歌唱音声信
号が入力されるが、DSP61,62は入力された歌唱
音声信号とリファレンスとの差分データを算出して制御
部80に入力する。制御部80は、この差分データに基
づいてどちらが主旋律または主旋律により近い歌唱音声
信号であるかを判断する。そして、主旋律または主旋律
により近い歌唱音声信号が入力されているDSPに対し
て主旋律を処理するための動作を指示し、他の歌唱音声
信号が入力されているDSPに対してハーモニ旋律また
はバックコーラスを処理するための動作を指示する。す
なわち、この実施形態では、マイク61,62の接続先
を切り換えるのではなく、それぞれの接続先であるDS
P81,82の機能を切り換えることで図1の歌唱音声
信号切換装置の機能を実現している。
【0037】ミキサ83には、音源装置71が形成した
楽音信号,D/Aコンバータ72が復調したバックコー
ラスの再生音声信号,DSP81およびDSP82が処
理した歌唱音声信号が入力される。また、マイク61,
マイク62から入力された生の歌唱音声信号もDSP8
1,82を介してミキサ83に入力される。ミキサ83
はこれらの信号を所定のゲイン比率でミキシングし、2
チャンネルステレオの信号として出力する。この信号は
アンプ84に入力され増幅されたのちスピーカ66から
出力される。
【0038】上記実施形態では、入力された歌唱音声信
号の周波数のみを修正または変換してハーモニ旋律やバ
ックコーラスの歌唱音声信号としているが、周波数のみ
ならず、音量や男声/女声などの音色を変換してよりハ
ーモニ旋律,バックコーラスらしく聞こえるようにして
もよい。
【0039】また、図3〜図6の実施形態においては、
マイク入力は2系統であったが、3本のマイクを接続
し、主旋律,ハーモニ旋律,バックコーラスをそれぞれ
別の歌唱者に開放するようにしてもよい。この場合の構
成を図8に示す。切換装置100には3本のマイク10
1,102,103が接続されている。また、切換装置
100の第1の出力端子はミキシング部107に接続さ
れ、第2の出力端子および第3の出力端子は、それぞれ
ハーモニ修正部108およびバックコーラス修正部11
0に接続されている。切換装置100は、リファレンス
として主旋律データおよびハーモニ旋律データを入力し
ており、3本のマイク101,102,103から入力
された歌唱音声信号のうち、最も主旋律に近いものを主
旋律の歌唱音声信号として第1の出力端子から出力し、
最もハーモニ旋律に近いものをハーモニ旋律の歌唱音声
信号として第2の出力端子から出力し、他の歌唱音声信
号をバックコーラスとして第3の出力端子から出力す
る。この判断は、カラオケ曲の演奏がスタートして1フ
レーズの歌唱が終了したとき、この1フレーズ分の差分
データに基づいて行われる。すなわち、この実施形態で
は特定旋律として主旋律およびハーモニ旋律の2つの旋
律が用いられている。
【0040】ハーモニ修正部108は、入力された主旋
律の歌唱音声信号の周波数を正しいハーモニ旋律の周波
数に一致するように修正する。この周波数を修正された
ハーモニ旋律の歌唱音声信号はミキシング部107に入
力される。また、バックコーラス修正部110は、入力
された歌唱音声信号の周波数を正しいバックコーラスの
周波数に一致するように修正するとともに、内蔵のコー
ラス効果付与部111によってこの歌唱音声信号にコー
ラス効果を付与する。バックコーラス修正部110によ
り、ピッチが修正されコーラス効果が付与された歌唱音
声信号はミキシング部107に入力される。
【0041】一方、カラオケ演奏部104はカラオケ演
奏用の楽曲データを読み出すことによってカラオケ演奏
音を発生する。このカラオケ演奏部104は楽器演奏音
を発生する楽音発生部105およびバックコーラスなど
の音声を再生する音声再生部106からなっている。楽
音発生部105が発生した楽器演奏音および音声再生部
106が再生したバックコーラスなどの音声はミキシン
グ部107に入力される。ミキシング部107は、カラ
オケ演奏部104から入力されるカラオケ曲の楽器演奏
音信号,バックコーラスなどの音声信号、切換装置10
0から入力される主旋律の歌唱音声信号,ハーモニ修正
部108から入力されるハーモニ旋律の歌唱音声信号お
よびバックコーラス修正部110から入力されるバック
コーラスの歌唱音声信号を所定の利得比率で合成し、2
チャンネルのステレオ信号として出力する。このミキシ
ング部107の後段にはオーディオアンプおよびスピー
カが接続されており、このステレオ信号を増幅して放音
する。
【0042】上記実施形態において、ハーモニ旋律のな
い部分で間違ってハーモニ旋律が歌われているとき、ハ
ーモニ修正部108は、主旋律の邪魔にならないように
この歌唱音声信号をミュートする。また、バックコーラ
スのない部分で間違ってバックコーラスが歌われている
とき、バックコーラス修正部110は、主旋律の邪魔に
ならないようにこの歌唱音声信号をミュートする。さら
に、バックコーラスが正しく歌われているとき、ミキシ
ング部107は、この歌唱を目立たせるためカラオケ演
奏部104の楽音再生部106から入力されるバックコ
ーラスの再生音声信号をミュートする。
【0043】このように、3本の任意のマイクから主旋
律,ハーモニ旋律,バックコーラスが入力された場合で
も、これらの歌唱音声信号を判断して的確に入力先を切
り換えることができるようにしたことにより、マイクの
選択を気にせずに多人数で一緒にカラオケを楽しめるよ
うになる。また、この場合において、1本または2本の
マイクから入力された複数の歌唱音声信号を装置内で分
離するようにしてもよい。この歌唱音声信号の分離に関
しては、特願平7−303046号、特願平7−303
047号などに記載されている。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、歌唱入力手段
から入力される複数の歌唱音声信号の特定旋律に対する
一致度に応じて複数の歌唱出力部に振り分けて出力する
ことにより、複数パートの歌唱音声信号が任意の歌唱入
力手段から入力された場合でも、各歌唱音声信号のパー
トを判別して的確な歌唱出力部に出力することができ
る。これにより、カラオケ装置において、複数の歌唱パ
ートを任意のマイクで歌唱した場合でも、各マイクから
入力される歌唱音声信号のパートを判定して、各パート
に最適な処理を施して出力することができる。また、一
部の歌唱出力部のゲインを0にしておくことにより、そ
の歌唱出力部に振り分けられた歌唱音声信号がカットさ
れて出力されなくなり、下手な歌唱はカットするという
ゲーム性を持たせることもできる。
【0045】請求項2の発明によれば、前記一致度の判
定を旋律データの先頭から所定区間について行うことに
より、歌唱のスタートからそれほど遅れることなく前記
振り分けが可能になり、また、途中で判定が変更されな
いため自分のパートが途中で変わってしまい歌唱者が混
乱することがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である音声信号切換装置の
構成図
【図2】同音声信号切換装置を用いたカラオケ装置の概
略構成図
【図3】同音声信号切換装置を用いたカラオケ装置の概
略構成図
【図4】同音声信号切換装置を用いたカラオケ装置の概
略構成図
【図5】同音声信号切換装置を用いたカラオケ装置の概
略構成図
【図6】同音声信号切換装置を用いたカラオケ装置のブ
ロック図
【図7】同カラオケ装置で用いられる楽曲データの構成
【図8】3系統の歌唱音声信号を切り換える音声信号切
換装置を備えたカラオケ装置の概略構成図
【符号の説明】
1,100…歌唱音声信号切換装置 2,3…マイク、4…切換器、5…判定部、6…メイン
端子、7…サブ端子、61,62…マイク、80…制御
部、81,82…DSP

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歌唱音声信号が入力される複数の歌唱入
    力手段と、 前記歌唱音声信号を出力する複数の歌唱出力部と、 前記複数の歌唱入力手段から入力された複数の歌唱音声
    信号の特定旋律に対する一致度を判定する判定手段と、 この判定の結果に基づいて前記複数の歌唱音声信号を前
    記複数の歌唱出力部に振り分けて出力する切換手段と、 を備えたことを特徴とする歌唱音声信号切換装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、前記特定旋律の先頭の
    所定区間について前記一致度を判定し、その後はこの判
    定結果を維持することを特徴とする請求項1に記載の歌
    唱音声信号切換装置。
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