JP4123583B2 - カラオケ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、伴奏音に加えてボーカル音を発音することが可能なカラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近のカラオケ装置には、曲の伴奏音を発音するだけでなく、その曲のボーカル音を発音する機能を有するものがある。このようなカラオケ装置では、使用者が伴奏音に加えてボーカル音を流すかどうかを選択することができるようになっている。従って、例えば新しい曲などを演奏する場合には、使用者はボーカル音を発音するように選択すれば、その曲の歌い方などを学習できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述したようにボーカル音を発音するように選択した場合、使用者が歌える部分でも、ボーカル音が発音されてしまうので、邪魔に感じることがある。一方、ボーカル音を発音しないように選択した場合は、歌い方の分からない部分を学習することができない。
【0004】
本発明は、上記の事情を考慮してなされたものであり、曲における使用者の分からない部分だけ、伴奏音に加えてボーカル音を流すことが可能なカラオケ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に記載のカラオケ装置は、ボーカル音データが含まれる曲データに基づいて演奏を行うカラオケ装置において、前記ボーカル音データに基づいて、ボーカル音信号を前記演奏の進行に従って生成するボーカル音信号生成手段と、マイクロホンから入力される歌唱音信号、および前記ボーカル音信号生成手段により生成されるボーカル音信号のいずれかを出力する切換手段と、前記切換手段により出力される歌唱音信号、またはボーカル音信号に対応した音声を発する音声発生手段と、前記歌唱音声信号に対応した音声の音量を検知する音声量検知手段と、前記切換手段を制御する手段であって、前記音声量検知手段により検知された歌唱音信号のレベルが所定の閾値より大きい場合には、歌唱音信号を前記音声発生手段に出力するように前記切換手段を切り換え、前記音声量検知手段により検知された歌唱音信号のレベルが所定の閾値より小さい場合には、ボーカル音信号を前記音声発生手段に出力するように前記切換手段を切り換える制御手段とを具備し、前記所定の閾値は、前記ボーカル音信号生成手段により前記演奏の進行に従って生成されるボーカル音信号のレベルに基づいて決定されることを特徴としている。
【0006】
また、請求項2に記載のカラオケ装置は、請求項1に記載のカラオケ装置において、切り換え指示を入力する入力手段をさらに具備し、前記切換手段から歌唱音信号が出力されている場合に、前記入力手段から切り換え指示があったときには、前記制御手段は、前記切換手段を切り換えてボーカル音信号を出力し、前記切換手段からボーカル音信号が出力されている場合に、前記入力手段から切り換え指示があったときには、前記制御手段は、前記切換手段を切り換えて歌唱音信号を出力することを特徴としている。
【0007】
また、請求項3に記載のカラオケ装置は、請求項1または2に記載のカラオケ装置において、前記所定の閾値は、前記ボーカル音信号生成手段により前記演奏の進行に従って生成されるボーカル音信号のレベルと、所定の値とに基づいて決定されることを特徴としている。
【0008】
また、請求項4に記載のカラオケ装置は、ボーカル音データが含まれる曲データに基づいて演奏を行うカラオケ装置において、前記ボーカル音データに基づいて、ボーカル音信号を前記演奏の進行に従って生成するボーカル音信号生成手段と、マイクロホンから入力される歌唱音信号、および前記ボーカル音信号生成手段により生成されるボーカル音信号のいずれかを出力する切換手段と、前記切換手段により出力される歌唱音信号、またはボーカル音信号に対応した音声を発する音声発生手段と、前記歌唱音声信号に対応した音声の音量を検知する音声量検知手段と、前記切換手段を制御する手段であって、前記音声量検知手段により検知された歌唱音信号のレベルと前記ボーカル音信号のレベルの比が、所定の値より大きい場合には、歌唱音信号を前記音声発生手段に出力するように前記切換手段を切り換え、前記音声量検知手段により検知された歌唱音信号のレベルと前記ボーカル音信号のレベルの比が、所定の値より小さい場合には、ボーカル音信号を前記音声発生手段に出力するように前記切換手段を切り換える制御手段とを具備することを特徴としている。
【0009】
また、請求項5に記載のカラオケ装置は、請求項3または4に記載のカラオケ装置において、前記所定の値を設定する設定手段をさらに具備することを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
A.第1実施形態
A−1.構成
まず、図1は本発明の第1実施形態に係るカラオケ装置の構成を示すブロック図である。同図において、符号1は装置各部を制御するCPUを示す。このCPU1には、バス2を介してROM3、RAM4、ハードディスク装置(HDD)5、操作部6、音源装置7および音声再生部(ボーカル音信号生成手段)8が接続されている。
【0011】
ROM3には、当該カラオケ装置を起動するために必要な起動プログラムが記憶されている。装置の電源がオンされると、この起動プログラムが読み出され、ハードディスク装置5に記憶されたシステムプログラムおよびアプリケーションプログラムがRAM4にロードされる。HDD5には、これらのシステムプログラムおよびアプリケーションプログラムのほか、カラオケ演奏時に再生される多数の楽曲データが記憶されている。
【0012】
ここで、図2は、本実施形態に係るカラオケ装置で用いられる楽曲データの構成を示す。同図に示すように、楽曲曲データは、曲名、曲番号、および演奏時間などの曲データに関する情報を示すヘッダと、各種処理の内容を示すトラックデータとから構成されている。
【0013】
トラックデータは、伴奏音トラック、歌詞トラック、ボーカル音トラック……から構成されており、伴奏音発音処理などの演奏の具体的な処理を示す演奏イベントデータと、演奏イベントデータの実行タイミングを示すデュレーションデータとからなるシーケンスデータで構成されている。この演奏イベントデータには、楽音の発音や消音などを指示するノートイベントデータ(ノートオンイベントデータ、ノートオフイベントデータ)などが含まれている。
【0014】
歌詞トラックも、歌詞表示処理などの具体的な処理を示す歌詞表示データと、歌詞表示データの実行タイミングを示す時間情報データからなるシーケンスデータで構成されている。カラオケ演奏時には、図示せぬモニタに歌詞表示データに基づく歌詞が順次表示されるようになっている。ボーカル音トラックは、プロ歌手が歌唱したボーカル音をデータ化したものであり、例えばプロ歌手が歌うことにより生成された音声信号をADPCMデータ化したものなどが用いられる。このボーカル音トラックデータに基づいて、図1に示す音声再生部8がボーカル音信号を生成し、生成したボーカル音信号がアンプスピーカ11から放出されることにより、プロ歌手によるボーカル音が再生されるようになっている。
【0015】
CPU1は、カラオケ演奏時にシーケンスプログラム(カラオケ演奏のためのアプリケーションプログラム)によって各トラックのデータを並行して読み出すようになっている。各トラックのシーケンスデータを読み出す場合、所定のテンポクロックによりデュレーションデータに示される時間をカウントし、カウントを終了したときこれに続く演奏イベントデータおよび歌詞表示データ等を読み出す。
【0016】
RAM4には、上述したプログラムを読み出すエリア、楽曲データを読み出すエリア、および使用者が入力した曲番号を登録した予約リストを記憶する予約リストエリアなどが設定されている。
【0017】
操作部6は、テンキーやモード切換キーなどの各種のキースイッチを備えており、使用者がこれらのスイッチを操作して、予約するカラオケ曲の曲番号等を入力することができる。
【0018】
音源装置7は、例えばMIDI音源等であり、楽曲データにおける伴奏音トラックデータに基づいて楽音信号を生成し、生成した楽音信号をミキサ(合成手段)14に出力する。音声再生部8は、楽曲データにおけるボーカル音トラックデータを伸長してボーカル音信号を生成し、生成したボーカル音信号を音声レベル調整部(音声量検知手段、制御手段)10に出力する。
【0019】
音声レベル調整部10は、2つの増幅器40,41と、制御部42とを備えた構成となっている。増幅器40は、音声再生部8から入力されるボーカル音信号を増幅してミキサ14に出力する。増幅器41は、使用者が歌唱することによりマイク13から入力される歌唱音信号を増幅してミキサ14に出力する。制御部42は、マイク13から入力される歌唱音信号の振幅(以下、歌唱音信号レベルとする)値と、音声再生部8から入力されるボーカル音信号の振幅(以下、ボーカル音信号レベルとする)値とを検知し、検知したそれぞれの信号の振幅値を比較した結果に基づいて増幅器40,41の増幅率を調整する。つまり、それぞれの信号に対応した音声の音量を検知し、その検知結果に基づいて増幅率を調整している。
【0020】
ここで、図3は制御部42による増幅器40,41の増幅率の調整例を示す。同図において、実線は増幅器40の増幅率と歌唱音信号レベル/ボーカル音信号レベルとの関係を示し、破線は増幅器41の増幅率と歌唱音信号レベル/ボーカル音信号レベルとの関係を示す。図5に示すように、この調整例では、歌唱音信号レベル/ボーカル音信号レベルの値に基づいて、増幅器40,41の増幅率を決定しており、歌唱音信号レベル/ボーカル音信号レベルの値が小さくなると、増幅器40の増幅率を増加させ、歌唱音信号レベル/ボーカル音信号レベルの値が大きくなると、増幅器41の増幅率を増加させるようになっている。すなわち、歌唱のお手本であるボーカル音に対して歌唱者の発する音声の割合が小さくなると、ボーカル音信号の増幅率を増加させ、ボーカル音に対して歌唱者の発する音声の割合が大きくなると、歌唱音信号の増幅率を増加させている。
【0021】
ミキサ14は、音源装置7から入力される楽音信号と、音声レベル調整部10から入力されるボーカル音信号および歌唱音信号を適当な比率でミキシングし、アンプスピーカ(音声発生手段)11に出力する。アンプスピーカ11は、ミキサ14から入力される信号をアナログ信号に変換した後増幅して放出する。これにより楽曲データに対応した演奏がなされるとともに、歌唱音信号およびボーカル音信号に対応した発音がなされる。
【0022】
A−2.動作
次に、上述した構成のカラオケ装置の動作について説明する。まず、使用者は操作部6を介して曲番号を指定すると、CPU1によりハードディスク装置5から指定された曲番号に対応する楽曲データが読み出され、RAM4にロードされる。そして、RAM4から楽曲データが順次読み出され、楽曲データの伴奏音トラックデータが音源装置7に出力される。そして、RAM4から順次出力される伴奏音トラックデータに基づいて、音源装置7が楽音信号を生成し、ミキサ14に出力する。使用者に指定された曲がイントロを含む場合、イントロ部分においてはマイク13および音声再生部8からの信号はミキサ14に出力されないため、音源装置7により生成された楽音信号はミキサ14からアンプスピーカ11に出力され、増幅されて放出される。このようにして、使用者に指定された楽曲データに対応した伴奏音の演奏が開始される。
【0023】
このようにRAM4から伴奏音トラックデータが音源装置7に出力されるとともに、ボーカル音トラックデータもRAM4から音声再生部8に出力される。このボーカル音データに基づいて、音声再生部8がボーカル音信号を生成し、音声レベル調整部10に出力する。一方、歌唱者が歌唱した場合には、マイク13から歌唱音信号が音声レベル調整部10に出力される。
【0024】
ボーカル音信号と歌唱音信号が入力されると、音声レベル調整部10では、音声再生部8からのボーカル音信号とマイク13からの歌唱音信号の入力レベルとが比較され、この比較結果に基づいて増幅器40,41の増幅率が決定される。そして、増幅器40,41の各々に対して決定された増幅率でボーカル音信号および歌唱音信号がそれぞれ増幅され、ミキサ14に出力される。
【0025】
この後、ミキサ14において、音声レベル調整部10からのボーカル音信号および歌唱音信号と、音源装置7からの楽音信号とが適当な比率でミキシングされ、アンプスピーカ11に出力される。そして、ミキサ14から出力された信号がアナログ信号に変換されて増幅された後、アンプスピーカ11から放出される。これにより、曲データに対応した伴奏音と、プロ歌手によるボーカル音と、歌唱者による歌唱音とが発音される。
【0026】
本実施形態に係るカラオケ装置では、マイク13からの歌唱音信号および音声再生部8からのボーカル音信号が音声レベル調整部10によりそれぞれ増幅されて出力されている。上述したように各信号の増幅率は、歌唱音信号レベル/ボーカル音信号レベルの値で決定されており、歌唱のお手本であるボーカル音に対して歌唱者の発する音声の割合が小さくなると、ボーカル音信号の増幅率を増加させるようになっている。また、ボーカル音に対して歌唱者の発する音声の割合が大きくなると、歌唱音信号の増幅率を増加させるようになっている。
【0027】
例えば、歌唱者が曲を歌唱中に分からない部分があると、歌唱者はその部分を歌えなくなるため、歌唱音が本来発音すべきレベルより小さくなってしまうことがある。このカラオケ装置では、このように歌唱者の歌唱音の音量が小さくなったときに、自動的に歌唱のお手本であるボーカル音の音量を大きくして発音するようになっているため、歌唱者は分からない部分を学習がしやすくなる。一方、歌唱者が歌える部分では歌唱者が十分な音量で歌唱することができるため、ボーカル音の音量が小さくまたは消去されるため、歌唱者の歌唱の妨げとなることがない。
【0028】
また、このカラオケ装置では、ボーカル音信号レベルに対する歌唱音信号レベルの割合に基づいて増幅器40,41の増幅率を決定している。このため、歌唱音の音量が小さい場合にも、お手本であるボーカル音の音量が小さい時には、歌唱音信号の増幅率を大きくし、ボーカル音信号の増幅率が小さくなるようになっている。従って、歌唱者がお手本にしたがって発生音量を意図的に小さくした場合などに、マイク13からの歌唱音信号に対応する発音が小さくなってしまうことを低減することができる。
【0029】
B.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態に係るカラオケ装置について図4を用いて説明する。第2実施形態に係るカラオケ装置は、第1実施形態に係るカラオケ装置の音声レベル調整部10の代わりに、切り換えスイッチ(切換手段)61および制御部(音声量検知手段、制御手段)62を備えた構成となっている。
【0030】
切り換えスイッチ61は、音声再生部8から入力されるボーカル音信号と、マイク13から入力される歌唱音信号とのいずれかをミキサ14に出力するものである。切り換えスイッチ61は、カラオケ演奏開始時にはB点に接続されており、マイク13から入力された歌唱音信号がミキサ14に出力される。
【0031】
制御部62は、マイク13から入力される歌唱音信号と、音声再生部8から入力されるボーカル音信号とのレベルを検知し、検知したレベル値を比較した結果に基づいて、切り換えスイッチ61を制御する。本実施形態では、制御部62は、歌唱音信号レベル/ボーカル音信号レベルの値が所定の値より小さくなった時点で、切り換えスイッチ61をB点からA点に切り換えるようになっている。また、切り換えスイッチ61がA点に接続されている場合には、歌唱音信号レベル/ボーカル音信号レベルの値が所定の値より大きくなった時点で、切り換えスイッチ61をA点からB点に接続するようになっている。
【0032】
例えば、所定の値が0.5に設定されているとすると、歌唱者の発する音量がボーカル音データに示される音量、つまり本来歌うべき音量の半分以下になった時点で、切り換えスイッチ61がB点からA点に切り換えられ、プロ歌手によるボーカル音がアンプスピーカ11から発音される。この後、歌唱者の発する音量が本来歌うべき音量の半分以上になると、その時点で切り換えスイッチ61がA点からB点に切り換えられ、歌唱者の歌唱した音声がアンプスピーカ11から発音される。
【0033】
このように第2実施形態に係るカラオケ装置では、曲が分からなくなって歌唱者の発する歌唱音が小さくなると、自動的にプロ歌手によるボーカル音が発音され、歌唱者は曲の分からない部分を学習することができる。この後、歌唱者が十分な音量で歌唱できる、つまり曲の分かっている部分に演奏が進行すると、自動的にボーカル音が消去され、マイク13からの歌唱音のみが発音される。従って、プロ歌手によるボーカル音が歌唱者の歌唱の妨げとなることがない。
【0034】
C.変形例
本発明は、上述した第1および第2実施形態に限定されず、以下のような種々の変形が可能である。
【0035】
(1)上述した第1実施形態においては、音声レベル調整部10は、歌唱音信号レベル/ボーカル音信号レベルの値に基づいて、増幅器40,41の増幅率を決定するようにしていたが、これに限らず、例えば歌唱音信号レベルの値に基づいて、決定するようにしてもよい。この場合、マイク13から入力される歌唱音信号レベルが大きくなるにしたがって、増幅器41の増幅率、つまり歌唱音信号の増幅率を大きくし、増幅器40の増幅率を小さくするようにすればよい。
【0036】
(2)第1実施形態においては、音声再生部8からのボーカル音信号は音声レベル調整部10を介してミキサ14に出力するようにしていたが、図5に示すように音声レベル調整部10からボーカル音信号をイヤホン端子80に出力し、歌唱者がイヤホン81からプロ歌手によるボーカル音を聴取できるようにしてもよい。このようにすれば、歌唱者の歌唱音量が小さくなった時点でイヤホンからお手本となるボーカル音が流れ、この後、歌唱者はイヤホンから流れるボーカル音に合わせて歌唱することが可能となる。
【0037】
(3)上述した第2実施形態においては、制御部62は、歌唱音信号レベル/ボーカル音信号レベルの値に基づいて、制御部62を切り換えるようにしていたが、これに限らず、歌唱音信号レベルの値に基づいて、切り換えスイッチ61の切り換えを制御するようにしてもよい。この場合、マイク13から入力される歌唱音レベルが所定の値より小さくなった場合に、切り換えスイッチ61をA点に接続し、マイク13から入力される歌唱音レベルが所定の値より大きくなると切り換えスイッチ61をB点に接続するようにすればよい。
【0038】
(4)第2実施形態において、図6に示すように、マイク13にスイッチ70を設け、歌唱者がスイッチ70を操作することにより、切り換えスイッチ61を切り換え可能な構成としてもよい。
【0039】
(5)第2実施形態において、歌唱音信号レベル/ボーカル音信号レベルの値と比較される所定の値を操作部6を介して使用者が任意に設定できるようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、演奏中の曲の歌唱者が歌えない部分になると、伴奏音に加えてボーカル音を発音することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るカラオケ装置の構成を示すブロックである。
【図2】 前記カラオケ装置で用いられる楽曲データのデータフォーマットを示す図である。
【図3】 前記カラオケ装置の構成要素である音声レベル調整部によるボーカル音信号と歌唱音信号の増幅率の調整制御を説明するために図である。
【図4】 本発明の第2実施形態に係るカラオケ装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 第1実施形態に係るカラオケ装置の変形例を示すブロック図である。
【図6】 第2実施形態に係るカラオケ装置の変形例の構成要素であるマイクを示す図である。
【符号の説明】
1…CPU、2…バス、3…ROM、4…RAM、5…ハードディスク装置、6…操作部(入力手段)、7…音源装置、8…音声再生部(ボーカル音信号生成手段)、10…音声レベル調整部(音声量検知手段、制御手段)、11…アンプスピーカ(音声発生手段)、13…マイク、14…ミキサ(合成手段)、40,41…増幅器、42…制御部、61…切り換えスイッチ(切換手段)、62…制御部(音声量検知手段、制御手段)
Claims (5)
- ボーカル音データが含まれる曲データに基づいて演奏を行うカラオケ装置において、
前記ボーカル音データに基づいて、ボーカル音信号を前記演奏の進行に従って生成するボーカル音信号生成手段と、
マイクロホンから入力される歌唱音信号、および前記ボーカル音信号生成手段により生成されるボーカル音信号のいずれかを出力する切換手段と、
前記切換手段により出力される歌唱音信号、またはボーカル音信号に対応した音声を発する音声発生手段と、
前記歌唱音声信号に対応した音声の音量を検知する音声量検知手段と、
前記切換手段を制御する手段であって、前記音声量検知手段により検知された歌唱音信号のレベルが所定の閾値より大きい場合には、歌唱音信号を前記音声発生手段に出力するように前記切換手段を切り換え、前記音声量検知手段により検知された歌唱音信号のレベルが所定の閾値より小さい場合には、ボーカル音信号を前記音声発生手段に出力するように前記切換手段を切り換える制御手段と
を具備し、
前記所定の閾値は、前記ボーカル音信号生成手段により前記演奏の進行に従って生成されるボーカル音信号のレベルに基づいて決定される
ことを特徴とするカラオケ装置。 - 切り換え指示を入力する入力手段をさらに具備し、
前記切換手段から歌唱音信号が出力されている場合に、前記入力手段から切り換え指示があったときには、前記制御手段は、前記切換手段を切り換えてボーカル音信号を出力し、
前記切換手段からボーカル音信号が出力されている場合に、前記入力手段から切り換え指示があったときには、前記制御手段は、前記切換手段を切り換えて歌唱音信号を出力する
ことを特徴とする請求項1に記載のカラオケ装置。 - 前記所定の閾値は、
前記ボーカル音信号生成手段により前記演奏の進行に従って生成されるボーカル音信号のレベルと、所定の値とに基づいて決定される
ことを特徴とする請求項1または2に記載のカラオケ装置。 - ボーカル音データが含まれる曲データに基づいて演奏を行うカラオケ装置において、
前記ボーカル音データに基づいて、ボーカル音信号を前記演奏の進行に従って生成するボーカル音信号生成手段と、
マイクロホンから入力される歌唱音信号、および前記ボーカル音信号生成手段により生成されるボーカル音信号のいずれかを出力する切換手段と、
前記切換手段により出力される歌唱音信号、またはボーカル音信号に対応した音声を発する音声発生手段と、
前記歌唱音声信号に対応した音声の音量を検知する音声量検知手段と、
前記切換手段を制御する手段であって、前記音声量検知手段により検知された歌唱音信号のレベルと前記ボーカル音信号のレベルの比が、所定の値より大きい場合には、歌唱音信号を前記音声発生手段に出力するように前記切換手段を切り換え、前記音声量検知手段により検知された歌唱音信号のレベルと前記ボーカル音信号のレベルの比が、所定の値より小さい場合には、ボーカル音信号を前記音声発生手段に出力するように前記切換手段を切り換える制御手段と
を具備することを特徴とするカラオケ装置。 - 前記所定の値を設定する設定手段をさらに具備することを特徴とする請求項3または4に記載のカラオケ装置。
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